■ 県内初のパークアンドライドがお目見え
多度津町が駅の東側に設置
クルマが増加の一途をたどり、渋滞がひどくなっているので、それを緩和する対策の一つとして、クルマを駅近くに駐車させて電車などの交通機関に乗り換えて通勤するというパークアンドライドの設置が全国的に進められている。県内においても、西讃の交通のかなめの町、宇多津町が、一番手に駅の東側にパークアンドライドを設置した。五月一日にオープンする。
駐車場はアスファルト舗装の五千百平方メートル。百九十八台が収容できる。駐車料金は月四千円。また、自転車の駐輪場も併設され、百二十台が置ける。こちらは無料。総事業費は三千六百万円。そのうち千七百万円は県が補助した。パークアンドライドを、コトデン沿線主要駅近くに設置すれば、電車利用者の増加にもつながる。
■ビジターセンターがオープン
坂出市王越町・五色台
環境省が、四国で初めてのビジターセンターを五色台に建設。四月二十四日、現地において記念式典が行われた。これは、五色台を中心とする自然環境や付近の歴史、文化などを学ぶことができる施設である。木造一部鉄筋、地上一階、地下一階。延べ約千百十平方メートル。木材をふんだんに使ってあるから親しみやすい。一階は、資料展示を中心にビジターホールなど。屋上には太陽発電の設備がある。
展示は六つのゾーンで構成。また、天窓からは自然採光を取り入れているので明るい。入館料は無料。このセンターは、環境省と高松、坂出市、国分寺町でつくる五色台運営協議会が運営するとか。また、活動プログラムは、環境省が養成したパークボランティアが実施する。
■源平屋島まつり 高松市屋島
四月七日、美しい風景と源平の古戦場で知られる高松市の屋島で「源平屋島まつり」が賑やかにくり広げられた。台地上の屋島山上を主な会場にして、源平合同慰霊祭、ミニオリエンテーリングも多彩。なかでも人気を呼んだのが「弓うち」。これは、源平の昔、那須与一が船上の扇の的を射ぬいたという故事にちなんだもの。子どもも挑戦し、歓声をあげていた。また、屋島武者会のメンバーが、よろい、かぶとを身につけて練り歩く姿には大きな喝采。この日の来場者は約三万人。
■新入社激励大会 東讃地区
四月十八日、社会人一年生たちの就職を祝福し、激励する「東讃地区就職者激励大会」が大内町内のホテルで行われた。これには、東讃地区にある二十六企業に今年就職した七十九人が参加。このような会は、新規学校卒業者の地元定着に役立つのであるまいか。
■H後援会が本紙に抗議
さぬき市長選挙候補者、H・S町長の「H後援会だより」に「高松の某新聞四月五日号の記事は選挙妨害を目的としたものです」と書いてある。
某新聞とは四国タイムズを指す。また記事とは「H・S町長の特命発注はカラクリ」と見出しし、H前町長が、国保のシステム工事を東京にある(株)ナサ・コーポレーションという業者に特命で発注し、市長選の資金を捻出したのでないか」というもの。五月三日、本紙が事情を聞くためにH後援会事務所に出向いたところ、藤田後援会長が「あの記事は事実無根である」と激しく抗議してきた。それなら、止むを得ない。
あとの疑惑も明らかにしておこう。三月、H元町長は、国保の在宅医療器具・一億円分を前回と同じように(株)ナサ・コーポレーションに随意契約で発注して購入し、製品は元のS庁舎内に保管しているとか。これによって捻出したカネはH候補者のマネージャといわれる古瀬幸司氏や藤田後援会長らが取り仕切り、堀・さぬき市議会議員にも渡ったようだ。
■「自然生態園」がオープン 国営まんのう公園
お役所にしては珍しいほどユニークな企画を次つぎに実施して好評の国営まんのう公園が、大型連休を控えた四月二十日、同園の中央部に「自然生態園」をオープンさせた。これは、人が動植物に親しみ、楽しくふれあうことを目的にしたもの。広さは十五・六ヘクタールもある。子どもにとって人気が高いのが「小動物と遊ぶコーナー」。ここでは赤い目をした白うさぎやニワトリをだきかかえることもできる。展示館では、里山の生態系が説明されている。生態園は、子どもばかりか大人にとっても環境学習の場になりそうだ。
■うそかえ神事、賑わう 綾南町・滝宮天満宮
四月二十四日、さぬきの国司であった菅原道直公をまつる滝宮天満宮で恒例のうそかえ神事が行われた。これは、参拝者が神社から受け取ったうそ鳥をお互いにとりかえることによって悪運をうそにし、無病息災の良運に変えようというもの。この日も「変えましょう」「変えましょう」と言いながら、お互いのうそ鳥を交換しあうユニークな風景がくりひろげられていた。うそ鳥は、高さ約十一センチ、直径約三・五センチの木製。滝宮天満宮のうそかえ神事は昔からよく知られ、有名な行事。
■山口組五代目渡辺組長にお願い
四月十一日、若林彰組長が引退したと聞いております。私は、若林前組長の指示でないかと思われる襲撃を四回も受けました。一回目は、平成九年十一月二十九日夜、私宅に四発の銃弾が撃ち込まれ、私や家族が生命の危機にさらされました。十、十一年には、若林組舎弟から暴力行為を受けました。さらに、平成十二年一月、私と家族が同乗したクルマが目出し帽の若い男に車を衝突され鉄パイプで襲われました。
私宅襲撃事件と鉄パイプ事件は、いまだに犯人が逮捕されておりません。もしも、犯人について何か、お心当たりがございましたら、犯人を説得していただいて自首させるよう、心からお願い申し上げます。
渡辺五代目組長様 川上 道大 拝
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