◇青少年育成活動
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心身をたくましく
◇更生保護事業
保護観察対象者を心正しき社会人に
◇難民救済運動
世界各地の難民に物心両面の愛の手を
財団法人
   日本武道振興会
理事長 川上道大


高松刑務所の移転を進めよう

 収容者の生活を良くし、教育
効果を高めるため、高松市内
にある高松刑務所を、自然豊
かな環境の良い土地へ移転し
、近代的な建物を新築してくだ
さい。
 跡地は、高松市勢の活性化
を図るために活用させていただ
きます。

 高松刑務所の移転推進会
 事務所・四国タイムズ社内




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香川県健全企業振興会

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 をつとめさせていただきます。
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香 川 興 産 (株)

丸亀・土器
TEL(代)0877-25-5551













  平成15年4月5日 (土曜日)  第4828号 第3種郵便物認可 (昭和22年8月22日)
発行所  四国タイムズ社
〒761-0104 香川県高松市高松町944-4
電話087-845-6141
編集発行人 川上道大(みちお)
    郵便振替 01650-6-25335    
 




「想像を絶する」検察の口封じ作戦
    検察危機打開を後藤田元副総理に期待
     検察の正義はどこに消えたのか

 本紙前号において、検察という「我が国最高の司直」に起きている常軌を逸脱したとしか思われない歪みを指摘した。そして、それは奇しくも本紙が最初からその動向を報じてきた三井環前大阪高検公安部長が約一年ぶりに渡った拘留を一時的に解かれ、保釈せられた日に発刊され、購読者の下に配信されたのだった。
 検察内部から腐敗の構造を白目の下に曝そうとして、無実の罪状を突きつけられ逮捕、起訴、拘留されていた三井氏の保釈が遂行された三月十二日に、本紙が発刊され、新たな検察機構の腐乱を克明に記した記事が出たことの意味は限りなく大きい。 その三井氏は、保釈後、多くのマスメディアに堂々たる面もちで登場し、我が身の無実を定着させつつある。 それは裏を返せば、そのまま検察機構の失地を多くの人に認識させることになっているのだ。本紙は、そこに平行して、まさに刮目すべき検察の腐敗した状況を掴んだのである。

 開始された裏面工作

 前号において、山口組中最大の組織である山建組組長、桑田兼吉氏の不当逮捕に関わる一連の経緯を記した。 桑田組長に対する違法逮捕は明らかでこれは検察庁、警察庁、そして裁判所がスクラム組んだ、「見せしめ」に他ならない。
 この点についてはもはや説明の余地はなかろう。 
しかしながら裁判は、すでに二審を終了し、最高裁まで上告され、現在はその結審を待つばかりなのである。 求刑は、一審、二審ともほとんどろくな審議が為されないままズルズルと進行し、銃刀法違反では満額の七年のままである。 三審でもこの求刑が支持されるとの見方が強い。 現状である。

 この余りにも異常たる求刑に山建組は対抗した。 対抗しなければならなかった。 これを容赦してしまえば、全て暴力団幹部は、司直のスクラムによって娑婆から放り出されてしまう。 山建組関係者がいう。 「そこにきちんとした罪があり、きちんとした法制度の下で捜査され、そして起訴され、そのうえできちんとした裁判が行われた結果、その罪状の「満額」が呈示されたときは、たとえ組長であろうとも娑婆への恋慕は捨てなければなりません。 しかし、そのきちんとした姿勢が一ヵ所でも抜けていたなら、そこに慴伏することは出来ません。 これはもはや暴力団だとか極道だとか、そこでのメンツだとか、そういうレベルの話ではないのです、反社会的存在だから、いくつかある関門のひとつくらいきちんと遂行しなくとも構わない、ということあってはならない。 ましてや司直の権力者達がスクラム組んでバカバカしい冤罪で暴力団の大幹部に「犯罪者」のレッテルを易々と貼ること自体、狂気の沙汰ではありませんか?実際、それが行われているのです。 しかも、桑田組長においてその狂気は、徹頭徹尾、最初の捜査から三審の審議に至るまで一貫しているのです・・・」。


 まさしく司法の狂気。 そのなかで検察に対する裏面工作は行われていた。
山建組は、検察の幹部と通じている者をリストアップし、直ちに行動に走らせる。
昨年初頭。 軍資金の総額は、2億円。 そのとき、その裏面工作を行うにおいて最高の人物いた。
 昨年十一月、東京駅八重洲口付近で暴力団幹部を射殺した亀谷直人である。 亀谷は、最初から検察の「枝」だった。 三井(元大阪高検公安部長)事件において、亀谷は、検察の言いなりになって、実質部下格にあった渡真利を三井氏逮捕の駒にさせたのである。 三井氏に無実の罪を創り上げ、逮捕させる。
 その一連の検察演出の創作舞台の一部始終を亀谷は知っていた。 亀谷は、つまり、一方では、検察の言いなりとなって、渡真利などを提供して検察の恥部を把握しており、一方では検察のデッチアゲという最も汚い部分を凝視していたのである。 亀谷の存在は、検察にとっても暴力団にとってもまさしく両刃の剣だったのである。 使いようによっては正確に相手を刺す武器となる。 最初にこの剣の柄を握ったのは、山建組の方だった。 そこで2億円を準備した。 亀谷は速やかに行動に移る。 その亀谷にいわば監視役として常に寄り添っていたのが、のちに亀谷に射殺されてしまう鶴城、そして、重田、といういずれも山建組の幹部であった。 亀谷による裏面工作は、流暢に進行していた。


 流れ出たホットマネー


 
「検察は三井を陥れるために亀谷を使って落とし穴を造っていた。言ってみれば落とし穴の穴掘り人だ。穴掘り人の現場監督は当然いるだろう。 それが、当時、大阪地検、そして高検にいて、三井放擲に尽力した面々だ。 そこに、亀谷を通じて裏面工作を仕掛けていった。 その裏面工作を彼ら検察は遮断することは出来ない。 そのようなことをすれば、亀谷の口を通じて、三井が全くのデッチアゲで逮捕されようとしていることを叫ばすことになるからだ。 そのあたりの計算は速い。 そして検察は、亀谷が仕掛けた裏工作に乗らざるを得なくなったわけだ。 用意された軍資金は、まず、その時拠出された・・・」(同)
 当時、三井氏逮捕に躍起になっていたメンバーのうち、数人がこの対象者として指折り数えられた。 佐々木茂夫、大塚清治、荒川洋二。 うち、一人に3,000万円、一人に1,500万円。 まさしくホットマネー。 触ると火傷どころではない灼熱のカネ。 山建サイドは、亀谷という両刃の剣を見事に操った。万事搦め手で検察の容喙を図ったのだ。 この裏面工作はさらなる発展を続けた。 これは別の事情通がいう。 「大阪検察幹部だけではなく、東京の検察幹部も同時に攻略することを亀谷に指示させたのです。 桑田組長の事案は、確かに大阪だけではなく、東京まで攻略させなければ覚束ない状況になっていました。 ただ、そこに、おおきな計算違いがあったことは、当事者はまだ気がついていませんでした・・・」。
 毒を喰らわば皿まで、とう洒落た台詞がある。 工作を図った大阪側の検察幹部はまさにその台詞を地で行くことを決心したのであろう。 だからこそ、軍資金として用意された現金を受領し、亀谷の工作内容を了解したのだ。 そして、その後の、行動も異常である。 皿まで喰らったところで、今度は亀谷や監視役の暴力団員らと検察幹部との話をするために、法務省の迎賓館と呼ばれる都内赤坂にある、ある寮の一室までセットした。 そこで亀谷は、最後の手段として「非常抗告」を力説した。その話の対象者は、まさしく検事総長。 非常抗告の告知は検事総長しか出来得ない。 同時に三井氏逮捕の時期は刻々と迫ってきていた。 そこで裏面工作は、一時的に座礁している。 三井事件を検察側が自ら起こしたからである。 山建組への対応は、その後、ということになったのだ。 先の事情通の話の中に折り込まれた、「計算違い」はこのときから徐々に始まっていたのだ。 

 ひとつは、裁判まで持ち込まれている案件を検察のたとえ幹部といえども工作する効果はない、ということ。 もうひとつは、監視役につけられた鶴城他一名とのカネを巡ってのトラブルが予期せぬ形で勃発したことだ。 ただこの裏面工作は、検察において払拭しがたい汚点を落としている。 この汚点は、おそらく検察の根幹を揺るがすものとなり得るであろう。 即ち、亀谷が行った裏面工作のなかですでに、毒だけではない、皿まで食った大阪検察幹部のことである。 今、亀谷は殺人容疑で拘留中だが、その下の渡真利は、三井事件の最後の公判を受けている最中だ。 その渡真利は、保釈中も自宅に帰らず、検察の庇護の下にあるのである。 これはまさしく驚愕の裏面工作を裏付ける「状況証拠」なのである。


 検事総長は捜査畑の実務派から

 「想像を絶する」とは、昨年四月二十二日三井大阪高検前公安部長が逮捕された時に原田明夫検事総長が記者会見の時に発言した言葉である。 三井環前公安部長のデッチアゲ逮捕は、私が三井氏の分身としてうごいたことから誰よりも肌身に感じた。 平成四年九月、検察は、金丸信代議士に佐川急便から五億の献金があった事件を政治資金規正法違反として、上申書を提出させ、東京簡易裁判所に略式起訴し、罰金二十万円で決着した。 この不公平な捜査に不満を抱いた国民が検察に抗議して検察庁の看板にペンキを投げるなどの事件があった。
 国民の不満が頂点に達したと感じ取った後藤田正晴副総理が、本来なら広島高検検事長から大阪高検検事長で退任するはずの吉永祐介氏を検事総長に抜擢した。 吉永氏は捜査畑の実務派。 見事な裁定である。

 現在の原田検事総長は、検事ではあるが、外交官などを歴任した法務畑のいわゆる事務派。 三井逮捕後、「新潮45」でビートたけしを検事総長の椅子に座らせ対談をしている。 刑務所の受刑者死傷事件に対する法務省の対応で、矯正行政のあり方を論議する法務省の有識者懇談会「行政改革会議」が三十一日に発足し相談役に後藤田正晴元副総理を迎えた。

@ 加納駿亮検事正を検事長にするため、虚偽の不起訴処分を指示した。
A 三井口封じ工作に暴力団を関与させた。
B 刑務所問題の監督責任、以上の理由で原田検事総長以下、松尾、但木、古田等を一掃して
   国民から信頼される検察の改革を断行してもらいたい

いま、日本の司直の危機を救うのは、ある意味で後藤田正晴元副総理以外、適任者はいない、というのが本紙の主張である。
「マスコミには嘘もいえないが、本当のことも言えない」という時代から、マスコミに「本当のことが言える時代」を早く迎えたいものである。 再び後藤田元副総理の登場を切に望む。


 金融庁の英断に期待したい
    香川銀行はどうなるのか
    他行と合併か、解体か
 「最後の処理をしなければならない。解体か、合併か。いずれにしても反社会的勢力との癒着、そのウラは取れている。 決算後に実行しなければなるまい・・・」。
 こういうのは、金融庁のさる幹部である。金融庁は、いま、全国の銀行の監査を終了し、最後の決算に取りかかっている。
東京相和銀行、新潟中央銀行、なみはや銀行、幸福銀行、石川銀行、そして中部銀行等々。 いずれも杜選な融資を続け、不良債権を膨張化させたこれら「不良銀行」は金融庁の裁断によって消滅していった。 これらの銀行はやがては破綻処理において外資に売られ、あるいは、他行に吸収させりしている。 なかには、背任行為で告発されて、逮捕された銀行経営者までいるのだ。 そして、金融庁は、ここに来て最後の裁断を行う時期に来ているというのである。
 平成六年から本紙は、地元第二地銀である香川銀行の経営に疑義あらばそれを摘示してきた。 本紙川上社長は、同行の株主としても同様の指摘を続けてきた。 地元香川のためならばこその一連の苦言提起である。 それが平成十年一月五日号の記事について香川銀行大林頭取(当時)から名誉毀損の刑事告訴を起こされ、それは、平成十四年十月、最高裁によって結審された。 その間に香川銀行において経営陣による不正が明るみになっていった。 川上社長の審理は本来はこの不正が明らかになることと平行して行わなければならなかったはずである。 審理のみが先行して行われていったことで、「結審ありきの裁判」(金融庁幹部)が進行していった。 この金融庁の司法に対する忌憚なき「意見」なのである。これはいみじくも本紙に共同した足並みを践もうとしていた金融庁の断腸の言葉である。 「そうです。 そこに銀行としては絶対におかしてはならない金融行為があった。 それを四国タイムズはいくつもの障害をかき分けながらそれでも挫けずに摘示、報道していったのです。 それはとりもなおさず、われわれとの共同歩調でした。 報道が先行することは私達としても大賛成だったのです。 その意味で共同歩調のつもりでいた。 ところが、このたび最高裁の結審でその出鼻を挫かれるような事態となった。だから断腸であり、われわれとしては忸怩たる思いだということなんです」(同)。
 まさしくこれは本音であろう。 しかし、事実は徐々に且つ正確に積み上げられていったのだ。 それは金融庁の監査によっていくつも裏付けられていった。 反社会的勢力との癒着。 膨大な不良債権の肩代わり=井坪建設、地元警察との暴力団を挟んだ連携、大林一族の偏向経営・・・。 そして、香川銀行に対して金融庁は最後の判断を下す時期にきたというのだ。
 その判断こそ、冒頭に記したさる幹部の言葉なのである。 「先般は石川銀行の経営陣を逮捕するところまで来ました。 香川銀行に同様の不正融資があったことは裏付けられている。 だから最後の決断なんです。 私達は、まず業務改善命令を出し、刑事事件があれば告発します。 その後、銀行の経営自体に手を入れていくのです・・・」(同)。
 その最後の帰結が冒頭の言葉にもあるように、解体か、あるいは合併か。香川銀行の行く末に注目が集まる。


 小川専務、二億円も借金 
 大林会長の責任逃れに充てるのか

 
香川銀行の内部情報により、小川専務個人が若林組金融部門のG社から二億円も借りていたことが明らかになった。 本紙が香川銀行大林頭取の井坪建設への不正融資を追求していた平成九年頃、小川専務が岡山の大本組や県内の福井興業に井坪建設への事業継承の交渉をしていたことがあった。 いま考えると、当時の小川専務が井坪建設の融資の予定金額が十億以上なので常務会の承認を試みたが失敗、再度、大林頭取からトップダウンで井坪建設への不正融資が決まった。 その後本紙の追及に会い、井坪建設への不正融資の発覚をおそれるため、つじつまあわせののために二億円をよういしたのだろうか。 これなどは、銀行法で決められた報告義務違反にあてはまるのでないか。

報告すべき不祥事(銀行施行規制第三十五条第六項)

@銀行の業務を遂行するに際して詐欺、横領、背任その他の行為。
A、B、C、
Dその他の銀行の業務の健全かつ適切な運営に支障来たす行為又はそのおそれ・・・・・


香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その1)
    近藤秀三郎氏を、なぜ逮捕したのか

 平成九年十一月二十九日、本紙川上社長宅に拳銃発砲から五年五ヵ月。 平成十二年一月十九日の鉄パイプ襲撃事件から三年がすでに過ぎた。 犯人はいまだに逮捕されていない。
 香川県警では若林ワ元若林組組長が襲撃を指示した事件で犯人は事件発生直後から特定できていたのでないか。 一方、近藤秀三郎元若林組副は平成十年六月七日に起きた冨田文男建設業協会会長宅に三発の拳銃発砲事件で犯人に仕立てられ、入札妨害罪で十月、恐喝罪で二年六月、高裁で合計懲役三年四月の有罪判決。 現在、最高裁に上告中。
 検察・警察の捜査機関は正義という使命感と事実に基ずる捜査を展開すべきで、恣意的な取調べが許されるはずない。 香川県警に期待する者として、一部の腐敗した警察官を浮かびあがらせ、県民の負託に応える健全な警察官と区別することによって、組織の改革に着手してもらいたい。

 真部社長と近藤組長が兄弟の杯

大政組の副組長をしていた松元組長が組の二代目として松元組を襲名。 真部組の真部廣司社長は松元組長の杯を受け、綾南町の松元組長の自宅に真部組綾南営業所を開設していた。 その後、真部廣司社長は松元組三代目を継いだ近藤秀三郎・藤成組組長とも兄弟分の杯を交わした。 真部社長は杯のやりとりを最大限に利用し、談合を優位に進め、建設業での足固めをしたようだ。 杯の効果はこんなところにもあった。
 十四、五年前、真部組の慰安旅行で草津温泉に出かけた。 真部社長と何人かの従業員がスナックで飲んでいたとき、地元の暴力団と喧嘩になり従業員が酒の勢いか暴力団を殴り怪我をさせた。 そのことで、真部組の社長ともども従業員らが暴力団の組事務所に監禁されてしまった。 困り果てた真部廣司社長は兄弟分であった近藤組長に電話で助けを求めた。 ちょうどその時、長尾の喫茶「なにわ」にいた近藤組長が相手の暴力団組長と話をつけ、無事解放してくれたという。 真部社長はお礼に草津温泉饅頭を渡したという話がある。
 こんな話もある。 バブル真っ盛りの平成元年頃、綾上ゴルフ場開発のため大手の間組が香川県に大規模開発の申請をした。開発許可申請には、周辺住民や開発で影響を受ける淡水漁民などの同意書が当然必要である。 間組にはこの時期、香川県から工事の中止命令を受けていた。 真部組は工事の下請け会社であり、仕事がない時期でもあったので、兄弟分の近藤氏に話しをつけてもらうことによって間組に恩を売り、これからの仕事の確保も考えたようだ。 さっそく、近藤氏と長尾の喫茶「なにわ」で」会って頼み込んだ。 真部廣司が、「間組がゴルフ場開発工事を請け負っているが、元W組で今、淡水魚をしているT氏が県にうるさく言って来ているから、淡水組合の話がつくまでは、県から間組に中止命令がでた。 何とか話をしてもえんやろか。 ウチも、いまの時期、仕事がないし」と頼むと近藤秀三郎は、「分かった。 しかし、お前が困っているのは分かるけど、話をつけたら顔もしらん間組が儲けるだけで、おまえになんぼ出せと言えんし、俺にとっては面白ないが」 真部廣司は、間組の所長が言うとった、二、三十億の工事予算があるから礼はさせる。 ウチも正式な名義人ではないが、これを仕上げたら名義人になってこれからの仕事も取れる。 兄弟の顔を立てて欲しい」という話合いがあって、謝礼千万円でゴルフ場がオープンしたら縁故会員権三口という約束ができた。 さっそく、近藤氏はT氏との交渉に入り話をつけた。 県の工事中止命令も解除された。
 
 長尾町の喫茶「ハーモニー」で近藤氏は兄弟分の真部氏から約束どおり千万円のお礼をもらった。 それ以後真部組は間組に喜ばれ正式な名義人なり工事を独占したことは言うまでもない。 警察は当初、近藤氏を逮捕する口実に、真部社長から受け取ったこのカネを恐喝のタネに考えていたが、あきらめたようだ。 なお、兄弟分の杯事は、高松市古馬場のスナック「ホーレスト」で、立会人・佐藤勝、見届け人・赤沢磯吉元支部長によって正式なヤクザの式で行われたが、未だに杯は返されていない。 ところで、真部善美県会議長も真部組の役員であったというから悪用されただけですんだのかどうか。
 なお、四月三日午前八時四十一分、若林ワ前組長が中央病院で死亡。ご冥福を祈る。


 藤田町長、父と組んで不法にカネもうけ
    菅組、齋賀設計とやりたい放題

 藤田町長が父と組んだ手口は次のようなものである。

 まず、藤田町長が権力を不法に行使したり、談合させて、公共事業を菅組に元請させたり、大手を隠れみのに下請けさせたりして実質的に菅組に受注させる。
 当初、父の藤田淳一郎氏が社長を務める「富士建材」(建設資材販売業)を使っていたが、経営者が町長の父親でるから、余りにも露骨過ぎる。そこで登場したのが観音寺市に本社を置く、三宅産業。経営するのは藤田町長の母親の弟に当たるから、三親等内の受注禁止条例にも触れない。 しかも三宅産業の三宅昭三社長は共産党三豊地区の大型スポンサーというわれていつから、誰も表立って文句をつけるものもいないとか。 さらに藤田町長は設計業者については観音寺市の斎賀設計を使っていたが、これも両者については癒着が知られてしまったので、表面的には昭和設計(大阪市)を隠れみのに使うようになったという。
 なお、町長の息子が何度も警察にお世話になる暴走族というわれているのに、なんと、一千万円もするようなクルマを買い与えたとか。 また、父の藤田淳一郎・前町議

は、川上本紙社長に「オレの後ろには奈良のヤクザや右翼がついている・・・」などと脅しをかけてきたこともある。 

最近の疑惑工事名
 ・財田町の「たからだの里」熊谷組、菅組
 ・善通寺市の四国学院大学 
 ・仁尾町の仁尾総合文化会館。


 真鍋知事告発は不起訴
 
去年七月二日付けで、本紙が真鍋武紀知事を政治資金規正法違反で告発した事件は、平成十五年三月二十四日、不起訴処分となった。


 増田高松市長、漁業捕償費のほかに裁量権逸脱か
    食肉事業共同組合へ多額の管理委託費


 高松市が高松食肉センターの漁業補償で予定していた金額は当初、二億円であったのに、どうして、五億五千万円にもなったのか、これは直接交渉した増田市長しか分からないと市職員の間ではヒソヒソ話。 ここで本紙から提案をこころみよう。高裁の判決で、五億五千万円を増田市長に払わすといっても、無理であるから、差額の三億五千万円、裁量権の幅を考慮に入れ三億円を高松市に返還させるというのはどうだろうか。 ところで、食肉センターのうさんくさい問題は、漁業補償だけではなかったのである。食肉センター運営費の増大もおかしい。 高松市花ノ宮町にあった旧と殺場時代の管理委託し、その委託費は年間約六千三百円程度。

 ところが、旧と殺場が近代的な設備が整った郷東町の高松食肉センターに移転してから、なんと、委託管理費が四倍近く、平成十四年度は、二億三千万円を超えた。 効率化したので、むしろ、管理費下がって当然ではないか。 これも、増田市長の人気取りの一つか。その反面、公費の浪費につながる。平成七年の高松市長選挙の際、若林組前組長が買って出たのかどうかわからないが、増田市長が鹿島氏の市長選立候補の取りやめを組長に依頼したという話が持ち上がっている。 そういえば、当時、鹿島氏が若林組事務所やオークラホテルに連れ込まれ高松市長立候補の断念を迫られたとも。 さらに、増田市長は失業率の多い就職難時代であるから市営駐車場の職員は一般公募で受け入れる方針。ところが、おひざ元の井竿助役は弟が勤めていたお菓子屋が倒産し、弟も失業したので、まず、駐車場のアルバイトに採用し、四月から正式な市職員にするとか。息子は本紙既報によりホテル「テルサ」に採用済み。

これらも高松市長としての裁量権になるのだろうか。 それとも、市長は知っていながら見ないふりをしているのだろうか。一考を促したい。



 外形標準課税反対運動に岡内・綾南商工会長が水増し署名
    中村・綾風会長も恥知らずの行為

 外形標準課税とは、一定以上の規模を持つ企業に対し、収益を上げているか、いないかに係わらず課税するというもの。 これに対して自民党が反発し、全国の商工会議所や商工会、さらに中小企業団体中央会を通じて導入反対署名を集めている。 県内では、都村連合会会長の琴平商工会は千二百社のうち千人ほどの署名を集めた。 綾南商工会は、会員が三百五十社に過ぎないのに、なんと、署名をしたのが九百人にも上がっていた。 これは、岡内会長自らが会員名簿を元の虚偽の水増し署名をしたり、職員に改ざんを強要したことによる。

 しかし、国の財源確保の手段で導入が検討されたという意味合いは、企業に趣旨の理解を説明して署名であって、改ざんしてまでの署名を強要したのではない。 このほかにも大きな問題がある。 綾南町は、中国の新楽市と姉妹縁組を結んで、日中交流の一つとして綾南町は地元企業に新楽市の労働力を受け入れている。 その受け入れているのは岡内綾南商工会会長の下、会員八社で構成された「綾風会」という組織。

その会長は中村猛聖氏。 この中村会長が曲者である。平成十四年、新楽市を岡内会長らが訪れたとき、宴会の席で市の幹部に中村会長が酒に酔った勢いか「女の世話をしろ」と強要し目的を果たしたというから驚くほかない。これには前例もある。 池田長義県議が、弘法大師も学んだことがある中国の古都・西安市に友好親善のために訪れたとき、西安市の幹部に女の世話をさせたという。 あきれて物も言えない。まさに日本人の恥さらしでないか。 
 どちらにしても、中国は日本にとっては大切な国先輩達が築いた友好関係を個人のみだらな欲望でだいなしにする訳にはいけない。




 木村代議士、 またも黒星
    果たして副大臣が務めるのか


 三月十七日、香川県選出の木村義雄・厚生労働副大臣が参議院予算委員会において、必死に答弁中、木村副大臣が背広のポケットにしのばせていた携帯電話の「着メロ」がけたたましく鳴り出し、張りつめていた雰囲気が、一瞬に、破られた。木村副大臣はあわてふためいて音を切ったが、委員席から失笑とどよめきが吹き出したという。 さきには「失言」で問題化したのに、またも、黒星を重ねたようだ。県民として恥ずかしくてならない。 なお、十九日には、平成十一年に経営破たんした幸福銀行の頴川徳助・元社長と、弟の勉二・元副社長に対し、大阪地裁が特別背任罪などで、本社長に懲役四年六月、副社長に懲役三年、執行猶予四年の判決をくだした。 

 幸福銀行は、本県選出・木村義雄代議士の妻の実家が経営していたので、木村代議士が権力を不法行使して、破綻を阻止するために強く動いたこともある。 この人は選出してくれた香川のために尽くさず、カネを出してくれた「そごう百貨店」と「幸福銀行」のために東奔西走してつくしてきたのである。


 これでも「観光香川」か
    JRの小さなできごと

 三月十九日、岡山発高松行きのマリンライナーグリーン車において、暖房が切れていたのか、寒気きびしく、ふるえていた乗客が多かった。 そのなかの赤ん坊を抱っこしていた母親が車掌に文句を言ったところ「今、温度を上げてます」と答えた。しかし、高松に到着するまでにも暖房がつかなかった。念のため降り際に二両目に行ったところ暖房が効いていたという。

こういうことだけでは観光香川は口先だけとかいう気がしてならない。



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