◇青少年育成活動
武道を通じて青少年の
心身をたくましく
◇更生保護事業
保護観察対象者を心正しき社会人に
◇難民救済運動
世界各地の難民に物心両面の愛の手を
財団法人
   日本武道振興会
理事長 川上道大


高松刑務所の移転を進めよう

 収容者の生活を良くし、教育
効果を高めるため、高松市内
にある高松刑務所を、自然豊
かな環境の良い土地へ移転し
、近代的な建物を新築してくだ
さい。
 跡地は、高松市勢の活性化
を図るために活用させていただ
きます。

 高松刑務所の移転推進会
 事務所・四国タイムズ社内




プロポリスをのみましょう

協同組合
香川県健全企業振興会

〒760-0017
   高松市番町1−9−8
    電話087-822-3336
     FAX087-845-6090

財団法人日本武道振興会



協同組合
香川県健全企業振興会

 不透明時代の水先案内人
 をつとめさせていただきます。
 当社が提供するノウハウを
 ご活用ください。




不動産のことなら・・・

 
香 川 興 産 (株)

丸亀・土器
TEL(代)0877-25-5551












         平成14年7月5日 (金曜日)  第4819号 (5・15・25合併)

発行所  四国タイムズ社
〒761-0104 香川県高松市高松町944-4 
電話087-845-6141
編集発行人 川上道大
郵便振替 01650−6−25335        

訂正のお知らせ

 本紙六月五日号四面の「予算がないのに物品購入」のなかに公聴広報課・石原課長とあるのは誤りでした。正しくは情報政策課長です。訂正してお詫びいたします。なお、在宅医療機器は民生部予算、木村イツ子課長が担当です。


■ どこへ消えたのか、日本ハムの選挙資金3千万
■ 検察の本丸は農水省・牛肉買取制度の悪用か
■ 談合組織のさぬき市建設業協会が発足
■ 勝手連の光永会長が来高
■ 知事、園児死亡事故に謝罪せず
■ 大島青松園でも選挙パフォーマンス
■ 豊島産廃の総事業費、四百億円以上にも
■ さぬき市議と市の課長が癒着か
■ 三菱マテリアル、ひとりもうけ
■ 県・野田出納長選挙違反の疑いも
■ またも、県関係の裏金が出た
■ 知事選立候補表明者が条例違反

讃岐路あちこち

四国の景気は下げ止まりか、底ばいか
「サン・オリーブ」がオープン
歌舞伎を楽しむ  坂出市PTA
コンサート開く  琴平のグループ
四国が一番  紹介冊子発行
戦前の古い田植風景を再現 
日本一の満濃池、ゆる抜き 
真鍋知事は北方支援問題にかかわっていたのか



 
■どこへ消えたのか、日本ハムの選挙資金3千万

     真鍋知事の収支報告に記載なし川上本紙社長、高松地検に告発

 六月十九日、東京地検特捜部は斡旋収賄容疑で鈴木宗男衆議院議員を逮捕。
政界では面倒見がいいことで知られ、業界や省庁との異常な関係も取りざたされていた。業界からの集金力と、官僚への影響力を武器に、政界での地域を築いていった政治家の転落は、従来型政治手法では通用しない時代が来たことを明示する。今回の逮捕は、四国タイムズが前号に掲載した「遂に鈴木宗男代議し逮捕なるか真鍋知事へ資金提供した日本ハムは」が迫ってきた事を意味するのではなかろうか。東京地検特捜部は五月二十三日、鈴木氏の政治団体「北海道開発研究会」(平成十三年二月解散)が、政治資金収支報告書に収入をほとんど記載していなかった疑いが強まり、公設秘書・宮野被告(会計責任者)に対する政治資金規正法違反(収支報告書虚偽記入)の容疑で鈴木氏の自宅や事務所を家宅捜索した。やまりんは平成九年にも、役員やグループ会社名義で計六百万円を鈴木氏の資金管理団体「21世紀政策研究会」に献金。鈴木氏側は平成十年の約五百万円について、やまりんからの献金を批判する新聞報道があった直後の同十二月三十日に全額を銀行振込で返却したという。鈴木議員の資金管理団体「21世紀政策研究会」と、代表を務めていた「自民党北海道第13選挙区支部」の政治資金収支報告書によると、平成八年から平成十二年までの間に、やまりん本社とグループ会社や役員から献金があった。やまりん本社だけ調べると、資金管理団体に対して平成八年に十二万円、支部に百万円、平成九年に四十八万円、平成十年以降にはゼロ。鈴木議員側に渡った金は、過去五年間で総額約千五百万円になり、年間三百万円。大騒ぎしているわりには、日本ハムから真鍋知事に資金提供した額からすれば少ない。というのも、平成十年に行われた香川県知事選挙に、日本ハムの大社義則会長から選挙の立ち上がりに,三千万円の資金が真鍋陣営に提供されていたからである。前回の知事選挙では自民党は候補者選びからギクシャクしていた。木村嘉巳県議が主導権を握り、都村氏を上意下達式に知事候補と決めたことから、若手議員が反発。現に自民党県議会が執行部と若手に割れたとき、大野代議士が若手にも理解を示し、上意下達式に決め付けてかかることに対して注意したところ、若手に大野が付いたととられたようだ。そのような状況下に真鍋が選挙活動を始めたものだから、世間では大野代議士が真鍋を担ぎ出したと誤解したようだ。都村氏は温厚な人物で、現役県議を辞任してまでの立候補であったのに、自民党を割るわけにはいかず断念、代わりの候補者に藤本孝雄農林大臣が打診されていた。
 自民党内のもう一方では、同じ飯山町出身ということで大西末広県議らが、農水省事務次官で退官し、農林漁業金融公庫総裁の鶴岡俊彦氏に知事候補を求めていたところ、鶴岡氏が自分の代わりに真鍋武紀氏を推薦した。真鍋氏は三木町出身で高松高校から東大法学部を卒業し農林省に就職。バブルが弾けた頃には経済局長で、住専問題では農協に六千億円からの負担がかかるところを、国会で念書などを持ち出して答弁し、負担を銀行側に押し付けた実績があり、知事選挙ともなれば選挙運動員は農水省の縦割り指示システムで、香川県農協、県組織やOBを利用。選挙資金は日本ハムの大社会長が同じ畜産業の増田稔県会議員などに協力させ提供することを約束し、選挙の当面の立ち上がりとして三千万円を提供したという。真鍋陣営はこの資金を元に即スタートしたようだ。真鍋推薦も連合香川が最初で民社、公明と次々推薦を取り付けていった。慌てたのは県議会自民党議員会。若手の話では、都村候補に決めていくプロセスが問題で、若手の意見も聞かずに木村県議主導で上位下達式に都村知事候補者と決め付けてきた事に対する反発で、人物的には温厚で県行政を知り尽くし、商工連合会会長として経済に明るいので適任であったようだ。ただ都村氏が知事になれば後ろに木村県議が付いているというアレルギーが若手の議員の反発を招いたようだ。知事選挙後の平成十一年の統一選挙に、木村氏が県議に立候補しないことを約束すれば、すんなりと都村知事が誕生していたのではあるまいか。このような裏事情の後、自民党は真鍋武紀候補を最終的に推薦した。本紙は六月二十一日、政治資金規正法の収支報告書を取り寄せた。真鍋武紀知事の資金管理団体は、真鍋たけき後援会、21世紀の香川を考える会、讃志たけき会、真鍋たけきと21世紀の会の四つ。会計責任者は細川頴也氏。讃志たけき会代表は塚本県議。真鍋武紀、塚本修、細川頴也氏は高高時代の同級生。収支報告書を見ると、増田稔県議が平成十年、真鍋たけき後援会に百万円、平成十一年、十二年に真鍋たけきと21世紀の会に各百万円が個人で寄付され、増田県議からの寄付は計三百万円である。増田氏が後援会の飲み会で、「知事に頼む事があったらこの増田に言ってくれ、選挙資金一億円提供しているから何でも聞いてくれる」からすれば少なすぎる。さて、日本ハムの大社義則会長からの三千万円は、どこにも記載がない、大社義則名の寄付は知事選挙中の八月十七日、協同食品(株)からの三十万円一件のみである。四国タイムズは、「郷土香川を愛するが故にあえて苦言を呈する」という立場から、真鍋知事を政治資金規正法違反(収支報告書虚偽記入)で七月二日、高松地検に告発した。

■検察の本丸は農水省・牛肉買取制度の悪用か

 鈴木宗男という代議士を逮捕したというより、宗男流の政治スタイルを犯罪とみなした方がこれからの時代にはあうらしい。業者からの依頼を受けて、それを役所に通すのは政治家の務め。その見返りに献金を受け取っても政治資金収支報告書に記載していれば何の問題もないというのが鈴木氏の言い分。この理屈でいけばいつまでたっても金で行政を動かそうとする業者と政治家の関係を断ち切ることができない。
 このレベルを脱皮するため、今回、特捜部はたとえ報告された献金でも賄賂と判断したようだ。この指揮は、伊藤鉄男特捜部長のもと、特殊直告第一班の佐々木善三副部長と四十名の捜査検事が総力で進めているというから、外務省の国後島での汚職事件の先で、農水省のBSE問題に絡む、牛肉買取制度の悪用、詐欺疑惑に捜査が浮上するのではあるまいか。どちらにしても鈴木宗男、鶴岡俊彦、大社義則、真鍋武紀氏らの面々で大きな山場を迎える事になるのではなかろうか、なんとしても香川県の被害を最小限に食い止めたいものだ。

■談合組織のさぬき市建設業協会が発足

       富田会長、川上・本紙社長に挑戦か

 さぬき市の発足にあわせて、さぬき市建設業協会という新しい談合組織が結成され、六月十八日、長尾地区建設会館(長尾町)において発足会が行われた。新組織といっても、実質的には従来の古い組織そのままである。旧態依然として、少しの刷新もなく、進歩も全く見られない。発足会の案内状には談合や不正工事などでのしあがってきた悪名高き面々が発起人として名前を連らねている。そのなかでも、きびしく叩かれながらも図々しく、いまなお、県建設業会会長のポストにしがみつく富田文男・富田組社長と、最近、とくに悪名を売った山本仁・山本建設社長の二人が目立つ。
 山本社長は、安全対策工事を怠って通行人を転落死させたり、三木町広野の採石場を放置して危険な状態におくなど、やりたいほう題。面白い話がある。発足会に川上・本紙社長が出向いたところ、富田会長が隣の席に招いて、「最近、オラのことを四国タイムズに載せてくれんので、さびしいがな。どうなっているんじゃろうか」川上社長は苦笑しながら、「検事総長の罷免などいろいろなことが重なって、スペースをとれなかった。近いうちに、ご要望にこたえて、また、書かせてもらいます」と切り返した。これは、富田会長の川上社長に対する挑戦状のつもりか。どちらにしても、香川県建設業界の質の低さが目立つ。


■勝手連の光永会長が来高

    多田羅譲治氏と話し合う

 知事選に出馬する多田羅譲治氏は七月三日、高松市内ホテルで勝手連の光永会長と選挙のあり方について熱く語りあい親交を深めた。「勝手連」は、いわば候補者の応援団である。また、選挙には実にいろいろなルールが決められているのでそうした様々な決まり事、ルールの他に、細かく選挙に勝つ方法、道筋を教えて、選挙活動にかかわり候補者を政治の世界に送り込むべく努力を重ねている。光永会長は、かかわった人たちが少しでも増えていくことが、この国を良くし、政治を良くし、多くの人が幸せに暮らせることにつながっていくと熱く語っていた。
 今の真鍋県政に不満を抱くだけに終わらず、光永会長が提案している「選挙へ行こう!棄権は危険!」「一票一揆で選挙革命」「世の中カエル!自分をカエル!全てをカエル」ぐらいの気持ちで選挙に臨まなければならない。何もせずに愚痴るのだけはもうよそう。


■知事、園児死亡事故に謝罪せず

    最終責任は知事にあると断定したい

 香川町にある無認可保育所「小鳩保育所」の園児が、あろうことか、谷園長の暴行によって死亡させられたのは前代未聞の大事件。人命尊重の傾向が高まるさなか、絶対に見逃すことができない。同時に、関係者の責任を追及するのも当然である。園児が死亡した直後、両親が高松南署に出向いて、暴行による死亡でないかと訴えたが、病死として取り上げてくれなかったようだ。次に、保育所を管理する県健康福祉部の子育て支援課にも連絡したが、「急に来られても対応できない」という冷たい返事が返ってきた。
 その後も、高松南署も、県も消極的な姿勢に終始。たまりかねた両親が、谷園長を県警に殺人容疑で告訴し、世論も大きく後押ししたので、県警も、ようやく、殺人容疑事件として捜査に熱を入れたというのが真相のようだ。この経緯からも、両親が知事の謝罪を求めたのも、当然のことであるまいか。また、知事は、保育所を管理する最終責任があるともいえよう。それにもかかわらず、真鍋知事は会いたいと言う両親にも会おうとせず「お気毒なことをしました」と、まるで他人ごとのように話して、謝罪しない。両親が、知事の対応に立腹し、「こんな香川には住みたくない」と発言した気持がよく分る。とにかく、県の不作為で一歳二カ月の愛児を失った両親の胸中は察するにも余りある。


■大島青松園でも選挙パフォーマンス

 六月二十六日、真鍋知事が庵治町の大島青松園を訪問した。国立療養所に入所する人たちを激励するためである。知事は入所者を前にして、「昨年の訪問時、行政の一員として国のハンセン病政策について謝罪したことが心に深く刻み込まれている」とあいさつした。島から帰るとき、知事は、島の小学生が清掃作業をしているのを見て、小学生を集めて仲よく記念撮影。いつになく上機嫌だった。これも選挙向けのパフォーマンスか。


■豊島産廃の総事業費、四百億円以上にも

        処理開始も遅れる見通し

 真鍋知事は、六月定例議会において、「豊島の産廃を、お隣の直島で処理するランニングコストは、産廃が同一の品質でないので処理費を算出するのは難かしい」としながらも、「いまの段階では、年間二十億余りを要するという計算になる」と公表した。その理由として、人件費や施設の維持補修費が増加したなどをあげている。全部の産廃を処理するには十年間もかかるので、最初発表した百億円の二倍の二百億円を超えることになる。この発表に驚いた県民も多かったのであるまいか。というのは、県はこれまで産廃処理費用は年間十億円前後、十年間でも百億円程度になると発表していたのに、一挙に二倍以上にふくれあがったからである。この二百億円に施設整備費の二百十億円を合計すると、なんと豊島産廃の総事業費は四百数十億円にもふくれあがる。この巨額の出費が、きびしい県財政を圧迫することは必至。
 しかも、平成十五年四月に予定されていた産廃処理作業の開始が二ヵ月も遅れて六月以降になる見通しとか。これは、豊島の投棄現場に近い西海岸の造成工事に談合の疑いがあったので、入札を大幅に遅らせたためである。これも、明らかに県側の不手際が原因といえよう。知事さん、あなたの任期も、あと一ヶ月余り。再び、大きなミスをおこさずに、有終の美を飾ってください。


■さぬき市議と市の課長が癒着か

 先日、前寒川町長・広瀬正美氏から四国タイムズ購読断りの手紙を受け取った。四国タイムズの役割は、公的立場の人々に批判を加えることによって、批判された立場の人々が反省し改善するか、公的立場から身を引くことを期待して取り組んでいる。広瀬氏の場合、さぬき市長選挙に落選することによってその目的が達したようだ。さて疑惑のナサコーポレーション野崎社長から「大変すばらしく頼りになる議員」と絶賛されたさぬき市議会の谷本晃市議を見てみよう。
 この人は、前身の寒川町議から数えると七期目。寒川町が合併してさぬき市が発足したので、そのまま、市議に昇格した。さぬき市議会の常任委員会は六つ。そのうち、二つの委員長を共産党が占め、谷本市議は民生常任委員会の委員長である。
 一方、さぬき市の保健福祉事務所・健康づくり推進課は木村イツ子氏が課長。谷本市議と木村課長は旧寒川町において家が隣同士。二人は近所づきあい以上に仕事を通じても親しいようだ。合併前の寒川町においては、広瀬町長が、東京にあるナサ・コーポレーションの野崎社長と癒着し、町長特命で在宅医療機器・ウララを約五千八百万円で納入させた。しかも、その見返りのカネで広瀬町長がさぬき市長選挙の選挙資金を捻出したと言われるから驚かされるではないか。この広瀬町長に異常に肩入れしているのが谷本市議とか。


■三菱マテリアル、ひとりもうけ

豊島産廃の救済側として登場し事業投資(設備)を決定した。豊島産廃を処理した後、県の設備を生かし、特殊金属(レァーメタル)を生産し、この金属は三菱マテリアルの丸儲け。豊島以外の規制を厳しくし、豊島のみで県外産廃受け入れる構図を作れば、三菱マテリアルからすれば、産廃は金を生む宝の山。せめて県は特殊金属からの儲けは県にも納めてもらうべきではなかろうか。


■県・野田出納長選挙違反の疑いも

七月五日、野田・県出納長が共産党に足を運び樫県議に、「真鍋武紀知事は八日の昼、民主党と政策協定に調印するが、共産党はどうされるのですか」と暗に真鍋知事を推薦してくれと頼みに来たようだ。現職の出納長が、公然と知事選挙に登場するとは恐れ入る。本紙は公務員法違反で野田出納長にイエローカードを出したい。公務員の選挙活動は法律で禁止されているはずである。


■またも、県関係の裏金が出た

     こんどは県補助の二十八団体

 県警や県教委を含む県庁における裏金問題は、関係職員二千人という前代未聞の処分も終って、ようやく結着したと思ったら、こんどは、県と関係の深い団体の裏金問題が浮上した。
その数、二十八団体。裏金総額は三千三百万円。しかも、そのうち補助金額は二千四百万円とか。これは、県が、県の補助金が二十五%以上を占める団体について調査し、分ったもの。団体の県補助金に関するチェックは県が行ってきた。しかし、自らが裏金問題をおこした県職員にはチェックする資格がないともいえよう。県は、補助金を出している団体に対し、今後は適切に処理するように改めて要望したという。とにかく、県の裏金にしても、団体の裏金にしても、県民が汗して納めた税金が無駄に使われていたことに問題がある。再び、裏金という言葉を耳にしたくないものだ。


■知事選立候補表明者が条例違反

 ●●市●●町の●●●●氏が、無所属で知事選に立候補する旨を表明した直後の六月十九日、高松港に砂を陸揚げしようとしたところ、県が条例違反として、護岸の一部を鉄パイプで囲って作業を停止させた。さらに、高松地裁が●●●氏が経営する建材用川砂輸入会社に対し、六月二十五日までに船の係留設備の撤去などを命じた仮処分を決めた。しかし、これに●●●氏が応じなかったので、二十五日、係留設備などを強制撤去。
 ●●●氏は、前回の知事選に、自ら立候補を表明し、告示直前に断念した●●●●●氏の●●。今回の立候補表明には、●の●●氏が動いたことは間違いあるまい。今後の選挙運動についても、本人が何もできないので●●氏が中心になって動くだろう。しかし、果たして立候補するのか、どうか。立候補できないと見る人が多い。

■ 讃岐路あちこち ■
■四国の景気は下げ止まりか、底ばいか

    依然として苦しいというのが本音

 四国財務局の四月から六月までの景気予測調査によると、景気動向指数はマイナス二十四・〇。これは、前回の一月から三月に比べると四・七%上ってやや回復したので財務局は「下げ止まりの動きが見られる」とした。一方、四国経済連合会の同じ期間の景気動向調査によると、「下降している」と答えた企業が九%、「低迷しており底ばい状態」としたものが八六%。反対に「回復に向かいつつある」と答えた企業はわずかに五%、「回復し、拡大しつつある」とした企業はゼロ。また、国の月例経済報告は三ヵ月連続して「景気は依然厳しい状態にあるが、底入りしている」と発表している。我々の庶民感覚からすると、倒産やリストラが増えているので、「景気は、苦しくなってきたのでないか」と見る人も少なくない。「やり切れない」というのが本音のようだ。


■「サン・オリーブ」がオープン

    県の健康と生きがいの中核施設

 六月七日、内海町西村のオリーブ公園に隣り合う丘の上に建った「サン・オリーブ」がオープンした。これは、六つの広域市町村圏に一つずつ建設する県の健康生きがい中核施設の一つで、さぬき市の「ツインパルながお」、宇多津町の「ユープラザうたづ」、詫間町の「マリンウェーブル」に続いて四番目。施設は鉄筋三階建て。延べ床面積は約四千九百平方メートル。一階には五百人が収容できる多目的目的と会議室など、二階には八十畳の和室にレストランも。
 三階は浴場施設で、ここが「サン・オリーブ」の目玉とか。大浴場と天然温泉の露天ぶろがある。浴室から波静かな内海湾の眺望をゆっくり楽しむことができよう。入浴料金は大人七百円、子ども四百円。少し高いのでないか。値下げを考えてほしい。


■歌舞伎を楽しむ

       坂出市PTA

 坂出市PTA連絡協議会(浜田英徳会長)は、香川町にある農村歌舞伎一座「祇園座」を招いて、東部小学校の体育館で鑑賞会を開いた。親子連れが多かった見物客は、舞台でくりひろげられる歌舞伎を見つめて、日本独特の雰囲気を楽しんでいたようだ。江戸時代から続いてきた伝統の農村芸能、また、楽しからずやである。なお、祇園座は、県無形民族文化財。


■コンサート開く

      琴平のグループ

 六月九日、こんぴらコーラスグループが琴平文化会館において「あすなろコンサート」を開いた。公演は昼と夜の二回。今回で十回目になる。このコーラスグループは、昭和五十二年(一九七七)に結成されたアマチュア合唱団。最近では毎年のように「あすなろコンサート」を開いて美しい歌声を信仰と歴史と文化の街に流していた。団員は男女あわせて四十五人とか。今回のコンサートは二部制。第一部は「美しき青きドナウ」などの歌曲が中心。第二部は歌劇なども。いずれも本格的で上出来。さらに大きくなってほしい。


■四国が一番

      紹介冊子発行

 四国経済産業局と四国四県の商工会議所連合会が、「四国が一番」と題した冊子を発行した。これは、生産高が日本一か、世界一という地場製品と、その企業をカラー写真で紹介したもの。香川では、手打うどんの乾麺の部で日本一の生産高を誇る香南町の石丸製麺や水族館用大型アクリルパネルの生産高が、なんと世界一という三木町の日プラなど二十九の企業が掲載されていた。これを見て驚いた人も多かったのであるまいか。


■戦前の古い田植風景を再現

      主基斎田お田植まつり

 六月二十三日、綾上町の主基斎田においてお田植まつりが行われた。主基斎田とは、大正四年(一九一五)、大正天皇のご即位に当たって大嘗祭(だいじょうさい)にお供えする新米を栽培した水田である。大嘗祭は、天皇の世代に一回だけ行れるから、大変な光栄であったといえようか。この日、紺と赤の色鮮かな衣裳に身を包んだ早乙女二十人が、昔の田植えを再現し、見物客の注目をあびた。お田植まつりを主催したは主基斎田保存会。大正四年の新米献上を記念し、毎年一回、当時の田植風景を再現しているという。いつまでも長く続けてほしい。

■日本一の満濃池、ゆる抜き

      田園都市香川の風物詩

 日本最大のため池である満濃池で、六月十三日、恒例のゆる抜きが行われた。ゆる抜き式には真鍋知事や満濃池土地改良区の久元理事長らが出席し、近くにある神野神社と神野寺で今年の豊作を祈願したあと、正午、打ち上げ花火を合図に水門が開かれた。
 放水口から、豊かな水が勢いよく流れ出すと三千人に余る見物客から、どっと歓声がわいた。この水は、地元の満濃町をはじめ丸亀市、善通寺市、琴平町、多度津町に広がる三千ヘクタールの農地のかんがい用水となる。満濃池のゆる抜き風景は、香川の夏の風物詩。


■真鍋知事は北方支援問題にかかわっていたのか

 北方四島の支援について支援委員会は平成十年六月〜七月、国際協力事業団(JICA)に依頼して二度にわたり三島の電力事情の予備調査を実施。さらにコンサルタント会社が同年九月〜十一月に本格的な事前調査を行った。この結果、色丹、択捉、両島の発電施設建設が決まったが、国後島に付いてはコンサル会社が「発電機増設の必要はない」と報告。改修費として約三億三千万円と試算した。しかし、三島の発電施設について、平成十年十二月に成立した補正予算で「ディゼル発電機の供与」として四十億七千万円の拠出が決まった。日本政府は平成十年四月の日露首脳会談の際、北方四島のインフラ整備の予算を補正予算に盛り込む方針を表明し、平成十年度予算で支援委員への拠出金は六億九千九百九十万円。同年度補正予算の拠出金は一気に総額百二十億七千八百万円に膨れ上がった。一方で、外務省関係者は「積算をはじき出した根拠の書類すらないこんないいかげんな文書で、なぜ予算が出たのか不思議だ」という。香川県真鍋知事は、農水省審議官を最後に農水省を去り、今回鈴木宗男逮捕のきっかけになった国際協力事業団の副総裁になり、平成八年から香川県知事になるまでその職にとどまった。情報通によれば、鈴木宗男代議士と、鶴岡俊彦・農林漁業金融公庫総裁が畑違いの外務省筋の国際協力事業団副総裁を世話したという話もある。どちらにしても、外務省の三島発電施設、農林省の牛肉買取制度の悪用で、真鍋知事は検察に事情を聴かれる立場ではなかろうか。鈴木宗男、鶴岡俊彦、大社義則、真鍋武紀氏は同じ土俵に居たことはほぼ間違いあるまい。


          Copyright (c) 2002 shikoku times. All rights reserved.