■県警幹部と暴力団との癒着の実態
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被害者の救済の窓口はどこに
容疑者のアリバイも警察官がつくる
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香川県警の一部幹部らが、日本最大の広域暴力団直参で、我が香川県全域に勢力を張っている若林組とのあり得べからざる癒着については、これまで本紙が幾たびも追及してきている。 しかし、ここにきてその癒着の実態を明確に示す驚愕の証言が飛び出した。 その証拠とは如何なるものか。 いわんや、この証言こそ香川県警の腐食の構造をそのまま現したものであるのだ。
ある警察庁OBはこういうのだ。
「警察官の不祥事は、それこそ星の数ほどあるが、この件は、あなた(注・・本紙記者のこと)にとって最大の関心事でしょう。 それと同時に、警察官としてやってはいけないという点でいえば、これは最も悪質なものであるはずです。 少なくとも私の知っている限りの不祥事のなかでは最も質がよくない。 警察官のなかでも最も悪達者がやることです」。
このように断じながら、同OBは、さらに、続ける。
「四国タイムズの社長である川上氏の家族が、数人の暴漢に突然襲撃される、という事件が起きたのは、平成十二年一月のことでした。 今回の不祥事は、この事件に直接関わるものなのです。 先程、あなたにとって最大の関心事と言ったのは、まさにこの意味です。 この事件は、表向き未だに実行犯は検挙されていません。 つまり未解決なのです。 しかし、この実行犯は、香川県警の最高幹部他、担当課や所轄署の間ではすでに決定されているのです。 決定というのは、それこそ犯人が判っている、ということです。 しかし、表向き、この事件は未だに未解決なのです。 この意味がわかりますか?事実、私は、現在このような立場にあっても、この「事実」を知り得ているのです。 香川県警の最高幹部からの極々秘せられた伝達によって知り得たのです。 警察庁や警察関係者のなかで私のようにこの伝達を受けた人は幾人かいるはずです。 伝達を受け、それは同時に相談、という形を取ってその「事実」は、表になるか裏になるか意図的に、もしくは恣意的に決定されるのです。 この伝達は、幾重にも分離しながら、相談され、そしてその後、裏に入り込んだ。 これは、なんというべきか、意識的に創造された迷宮、などといえるでしょう・・・」。
このように警察側の都合が優先され、迷宮を創造されては、事件の被害者は堪ったものではない。 実質的な被害を受けたばかりか、加害者が社会的に見出されもせずに事件が風化していくなどということになるということなのだ。 これが蔓延でもした日にはこの国に正義などというものは一切無くなってしまう。
「そうなのです。 しかし、そこにもし、あってはならない警察官と暴力団との恒常的な癒着の構造があったとしたら。 そして、その「事件」を表にしたとき(筆者注:これはあくまでも、加害者を逮捕、検挙したとき、と言い換えられる)、その構造が自動的に表沙汰になるようなときがあったとしたら。 その時の優先順位は、残念ですが、今の警察では、その「事件」を裏にすることが、正義を上回るのです・・・。 このことは、警察ばかりでなく、検察や裁判所のような司直では横行しています・・・」。
失われた正義
心当たりはある。 これまで本紙は特に検察に関するこの手の実態を剔抉してきたのだ。 三井事件然り、前々号から指摘している山健組桑田組長に関わる一件、若林組近藤副組長の事件も然りである。 しかし、今回の香川県警幹部による不祥事はことのほか、甚大な被害を被っている。 なにしろ、これは、川上社長襲撃事件に関わることなのだから。 そして話は、核心に迫って来た。
「いいですか。 これは事実です。 川上氏一家を襲った暴漢らは、実は、同じ時に別の賭博開帳図利事件を起こしていて身柄を拘留されていました。 高松南署です。 県警はその拘留者のなかに、襲撃の暴漢らが入っていたということは、内々に知っていました。 知っていて、拘留をさせていました。但し、別件での逮捕は現状ではしにくいので、わざと賭博事件の関係者ということにしておいたのです。 そこで、実際に川上氏一家に、その襲撃事件容疑者を面通しさせ、そこで、指さされたその者だけを、襲撃事件の本人として改めて逮捕させる形を採ったのです。 ここまでは、まあ、常識的に進行していました。 ところが、その当該者と見られる人物だけ、その面通しの直前にアッサリ外に出されて(筆者注:つまり、拘留を解かれて娑婆に出されていた、ということ)いたのです。 どういうことか判りますか? その者にはアリバイがあったのです。 襲撃事件時には確固たるアリバイがあった! そのアリバイは、警察官が造った。 自分の暴力団との不正な癒着が明るみに出ないように、その警察官が手を回して、アリバイを造ったのです!」。
驚くべき証言はここで飛び出した。 警察官が重要事件の犯人の逮捕を避けるために、被害者側の面通しを避けるために、アリバイを造ってやった!この驚愕の事実は、誰をもの心も揺さぶるに違いない。
一枚の切符と創造されたアリバイ
「アリバイの実証は、JR特急の指定席券でした・・・」。
正確にいうと、高松と岡山を本四連絡橋で結ぶ特急マリンライナーの指定席券、ということなのだ。 この券一枚が、凶暴なる犯人をまったく圏外に置いてしまうほどの威力を示すのである!
「要は、この指定席一枚でもって、川上氏一家襲撃事件のその日、その時に、その実行犯と見られていた人物、つまり、面通しをあえて回避された人物は、マリンライナーに乗車していた、ということにしてしまえるわけです。 あたかも偶然を装って、その襲撃犯から「事件当日その時間には、岡山から高松に戻る最中でした。 事件発生の時間に私が乗っていた特急列車は、確か児島を出て坂出に向かう途中でしたよ」などと言わせたのです。 これでもって、実行犯であるK・E(筆者注:この警察庁OBは実行犯の名前を知っている)は、川上氏からの面通しからアッサリ免れることができたのです。 もちろん、その知恵を働かせて、実行犯に実行に移させたのは、県警の捜査官です。 若林組との腐敗の構造の中心点に立っている警察官なんです・・・」。
偽アリバイを創造し、さらにそれを実行に移させたのが、現役の警察官だった!
この余りにも想像を絶する事実が今、ここに明らかになってきたのだ。 確かに、犯行時間に現場からある一定の距離にいることが立証できればそれは揺るぎないアリバイとなる。 それは、しかも、特急列車内といういわば隔離された空間ともなれば、そのアリバイは崩せるはずもない。 知恵を付けた警察官の奸智はここで頂点を極める。 JR四国、鉄道警察隊を通じてその時刻のマリンライナーの指定席券(筆者注:それは犯行時、走行中のマリンライナーで、ご丁寧にグリーン車の座席指定席券だった)を予め手に入れ、密かに川上氏襲撃の実行犯に渡す。
それはもちろん面通しを避けるため、不正に娑婆に出した後のことである。 面通しへの回避を責められたら、この指定席券を実行犯から提出させることとしたのだという。 そして、それは実際に警察内で提出された。 そして、アリバイは間違いなく成立したのである!!
これは、推理小説のなかの物語ではない。 現実に起こったことなのである。 それは、全て相談され、今や蓋をされる寸前となっていた。 勇気ある証言が出てきたことで、初めて明るみになったのである。 そして、この一連の手練手管の総指揮を務めたのが、何を隠そう、現香川県警警視、元同県警本部捜査二課次長の津島利夫氏であることをここに明らかにしておかならければならない。 本紙はここで改めて言うまでもなく、当の津島を過去に公務員法違反行為をはじめとするいくつかの罪状を以って告発している。
県警のまともな捜査員が呟く。
本稿はこの象徴的な言葉を最後に締めくくることとしよう。 「津島は、川上氏の不撓不屈の精神を最も憎み、四国タイムズの記事をいつもいつも畏れていた・・・」。 本紙の姿勢はこれまでのように、これからさきも、揺るがない。
後藤田元副総理に助けを求める
報道は、第四の権力。 民主主義の根幹は三権分立。 司法、立法、行政、つい、最近加わったのが報道。 まだ未熟で、「本当のことも言えないが、嘘も言えない」 これが今の報道の実力。
しかし、成熟するためには三つの権力の助けが要る。
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■新生香川、検察の正義に期待する
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香川の歴史に新たな節目を
大林選管委員長と真鍋知事、増田県議の一掃を |
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平成十五年四月、統一選挙の前半も後半も終わり香川県の新しい態勢が出揃った、といえようか。
大林選管委員長の下での投票率の悪さは歴史上最低で、ワースト一位も二位も記録している。
香川県の活性と落ち着きを取り戻すために「辞めてもらいたい三人」を掲げる。
大林一友氏の場合
大林選管委員長が平成四年三月二十五日に就任していらい、来年で、三期、十二年がくる。
本紙は大林一友氏が選挙管理委員長にふさわしくないと追求してきた。
理由は、香川銀行頭取として君臨していたときから、公私人としての分別がつかないからである。 ふり返れば、川上社長が香川銀行と関係を持ったのは、平成六年の夏、高松市内の伊達病院に入院していた浜谷博美氏と出会ってからである。 浜谷氏は、勤めていた香川相互銀行の経営が川井親子で牛耳られていた頃、あまりに公私混同がひどすぎるので、浜谷氏を筆頭に愛社精神に燃えた行員が銀行の改革に立ち上がった。
血判状まで作ったというからその意思は本物だったようだ。
しかし、浜谷氏の取り組みはクーデターということにされて計画は失敗に終わった。(浜谷潰しに当時の植田専務を若林前組長が脅していた) 生き延びた川井社長の公私ともに茶坊主役をしていたのが大林一友氏であったようだ。
ところが悪運が強いのか、川井社長の急死で大林頭取(当時は社長)が誕生した。
ベッドに座った浜谷氏が
「川上さん、あんたに会わなかったら死ぬに死にきれない。香川銀行にとって、今の大林頭取は、前社長の川井氏よりもっと悪くなった。女、カネ、…老獪なだけに始末におえない。どうか四国タイムズの正義のペンで香川銀行を救ってください。少ししんどい、横になっていいですか」
浜谷さんとはこれが最期であった。
浜谷さん指摘の、女、カネ、特に許せないのは、反社会的勢力である、悪い方の暴力団若林組前組長側に、香川銀行の常務会の反対を押し切り不正融資をした。これは銀行への特別背任に当たる。
また、それを調査・報道しようとしていた四国タイムズ社長家族に向け、不正融資された側の若林組長が発砲の指示をした。
五月二日、ボディガードの組員による短銃所持の共犯に問われた山健組長が最高裁で被告側の上告を棄却された。
決定理由で横尾和子裁判長は「直接の指示がなくても、組員らが警護のために自発的に銃を持っていることを被告は当然のこととして受けいれていた」「被告と組員の間には黙示的に意思の連絡があり、実質的には被告が組員に銃を持たせていたといえる。共謀共同正犯が成立する」と指摘。 この解釈からすれば、不正融資した側、された側、本紙が、した側である大林頭取を追及すれば、当然不正融資をされた側の暴力団が、追及している四国タイムズを攻撃する。
大林一友・香川銀行会長は共謀共同正犯が成立するのではなかろうか。
平成九年十一月二十九日、四国タイムズ社長宅、発砲事件前後の若林ワ組長身辺の出来事
・広沢組長秘書と川原組員
「川上とこを下見してきました。家はプレハブで門扉の横には大きな黒い犬がいました」と
若林ワ組長に報告。
・若林ワ組長
「おまえ行って来い」と別の幹部に指示。
・別の幹部
「はい、分かりました」と、いとも簡単に引き受けた。
・若林組某幹部
「親分、撃った若い者を自首させたらどうな。犯人が判らんようでは、若林が脅しとんのが、判らんですが」
・若林ワ組長
「それは出来ん。若い者を自首させたら、刑務所いっとる間、カネのめんどうみないかん。
第一、若い者に借りができるが」
大林一友氏に香川銀行会長と香川県選挙管理委員長を辞めてもらいましょう。
真鍋武紀氏の場合
まず、第一に、大林一友氏を香川県選挙管理委員長に推薦して、再選させている。
第二に、四国タイムズが何度となく、知事公舎に入居するように勧めるが、副知事公舎に入居したままで、「郷土香川に骨を埋める」という気概・覚悟が伝わってこない。 県民は公私ともに知事の行政に取り組む姿をみている。 官僚時代からカネや子育ての苦労もなく、ただ酒を飲んで農水省の同僚や県人会から「赤鼻の真鍋さん」と言われたり、日本ハムの大社会長との癒着や、香川県農協に組織ぐるみで選挙の世話になった。 その弊害が、続いている。
香川県農協不動産部長から高松南部の大規模開発計画に際して地権者に「ジャスコは全国どこでも、調整区域であっても許可を取ってきた、邪魔しても小泉内閣を動かしても許可を取る」と言わした背景には平成十年の日本ハムからの選挙資金の提供、農協組織あげての選挙支援があるのだろうか。
真鍋知事はカネを払わない、いわゆる「へんど酒」と言われるように金銭感覚にルーズである。
言い換えれば本紙が平成九年から指摘している県の裏金プール金問題は真鍋知事の下では解決しない。
香川県民は猫や犬と戯れるだけのやさしさよりも、必死で香川の将来を憂い、希望を与えてくれる知事を求めている、それには知事公舎に入居して、「郷土香川に骨を埋める覚悟」がどうしても必要である。
知事一期目の中ごろ、心配した大野代議士が本紙社長との会談を勧めたが拒否した。
増田 稔氏の場合
四国タイムズの四月号を発送した直後、増田稔氏が理事長をしている、さぬき畜産加工協同組合から今までの新聞を受け取り拒絶とし、さかのぼって送り返してきた。 それもわざわざ朱肉付きの理事長印が押されていた。
本紙のデータによると、拒絶の理由は、癒着や不祥事などの疑惑隠しや、都合が悪くなった人達にありがちだ。 中には平井庵治元町長のように公印を押して拒絶した者も多くいる。 その挙句の果ては逮捕された。
一方、批判記事を掲載されても本紙に連絡があり、「叩かれて痛かった、今後の私を見てほしい」とわざわざ電話があったり、訪ねてきた人もいる。
香川再生のためには、逞しく批判記事を受け入れる人物でなければならないような気がしてならない。
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■香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その2)
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真部廣司(建設業協会元長尾支部長)、暴力団より悪質
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四月二十一日、警視庁、広島県警など五県警の合同捜査本部が指定暴力団山口組系二代目陣内組本部長・上良泰介容疑者を再逮捕。上良容疑者らは昨年六月から九月の間、都内の貸金業・アームズで、広島の客ら七人に約百二十万円を貸し付け、一日当たりの法定利息(0・08パーセント)の合計約一万三千を大幅に超える九十八万七千円を利息として受け取った疑い。
また、二十八日、おなじく出資法違反(高金利)容疑で、ヤミ金融アトラスサービスの実質経営者相沢昭夫容疑者らを再逮捕した。
一方、真部廣司真部組社長は、香川県建設業協会長尾支部長当時、友人の滝川誠一氏をダミーに使い、裏で高利貸を営み、月に三分とか六分、多い時には十日に一割も金利を取っていたというから恐ろしい。 法の前には、みな平等。 国民が汗水たらして納めた税金が使われる公共事業に携わる者は、当然適格性が求められる。
真部社長は本社横に建てた賭けマージャン専用の部屋で、富田組富田文雄社長、松尾総合土木川北社長、菊地組菊地実社長、貸金業グレイスの滝川誠一社長らと賭けマージャン、サイコロを使うチンチロリンを楽しんでいた。
真部社長らが貸し金業に原資提供をしていたということからすれば、滝川氏はヤミ金融業のダミーでもある。 すなわち、公共工事受注業者であるから表に出るわけにいかず、滝川社長に談合で得た金を投資していた事になる。
富田社長も、百十四銀行富田支店(前寒川町長の広瀬正美支店長)から融資を受けその金をヤミ金融業の原資に提供していた。
また、真部社長は四国大川農協の平見金融部長からの便宜で、安い金利の融資を受け、その金も提供していたのである。
平見金融部長は農協の立場を利用して、真部組や、多和のM社長に不正融資をしていたのがばれたのか首になったという。その責任を感じたのか、不正の弱みで脅かされたのかは分からないが、寒川町で営んでいる平見氏の不動産業は真部氏が裏のスポンサーとまでいわている。
賭けマージャンは真部廣司、富田文雄、川北寿夫、スーパー・ムーミンの村上社長、滝川誠一。それも何百万単位というから、遊びの域を越えている。ときどき小松重機も営業に行っていたというから業界では有名な話。
一方、賭けゴルフは真部廣司、T社M社長、富田文雄、川北社長、特に川北社長は真部社長のカモにされていたようだ。一ラウンドで四、五百万円もの金が賭けられていたというから驚きだ。
あるとき、三木町のグランドカントリーで賭けゴルフをし、川北社長は真部社長に六百五十万円も負けたという。もっとも、大政建設の佐藤社長が二百万円に減額させ、今後多額な賭けはしないように、と約束させたという。 元ヤクザの親分に真部社長が言い聞かされたというから、なんともおかしな話である。 それも、場所が、長尾町の喫茶「なにわ」で、真部社長が、佐藤社長の後継者である近藤秀三郎組長を、罠に入れた店でもあるから二度びっくりである。
特に真部社長のヤミ金融は度を越していた。
本紙も追及していた、東部農協事件の西友開発三沢社長、軽油免税脱税事件を引き起こした関西オイル森社長にも、カネを貸してぼろ儲けしたという。 普通は、月に六分で客に貸して、三分が滝川氏の取り分、残りの半分が資金提供者である真部社長の懐に入る算段。逼迫していた業者には月に一割、ひどいときには十日に一割も取っていたというから、暴力団も顔負けである。
以上を考慮すれば出資法違反、脱税は避けられない。
平成十二年、贈収賄で逮捕され、二年間の指名停止を受けたため資金が不足してきた。なんと、そこで取った行動は、滝川社長に提供していた八千万円を回収するのに、山口組健竜会三島組相談役の大原功幹部に依頼したという。 今年一月末、指名停止解除の直後、喫茶「志度ガーデン」で頼んだというから最近のことでないか。 大原功幹部は真部社長に「わしは山口組健竜会相談役の大原やから滝川からの八千万円も取り戻してもやるし、お前が警察に協力して刑務所に放りこんだ近藤に替わって暴力団がきても、このオレが全部話を付けたる…任しとけ」
そして、滝川社長に電話。
「山口組三島組の大原じゃ、真部が貸している八千万円を返さんか…追い込むぞ」と凄んだという。
※工事請負契約に係る競争参加者の指名基準の運用基準について
通達(この通達は平成十一年十月一日から施行する)
一の(三)警察当局から…
暴力団が実質的に経営を支配する建設業者又はこれに準ずるものとして、公共工事から排除要請があり、当核状態が継続している場合など明らかに請負者として不適当であると認められること。
発注行政と信頼関係を損なう行為。さて、真部組は。
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■木村副大臣の解任を求める
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四月十八日、香川県選出の木村厚生労働副大臣が、厚生省主催の「臨床研修制度と地域医療に関する懇談会」に出席し、「医療をネタにして稼ごうとする非常におかしな人がどんどん増えてくると予想される」と、発言をした。 これは、医療訴訟に取り組む弁護士に対する反発である。
要は、このような発言が後を断たないのは医療業界で口利きをして稼ぐには、医療関係者の機嫌を取っていなければならず、医療訴訟をされたのでは口利き料を取りにくいのではなかろうか。
医療事故にあった患者や遺族が医師を相手取って訴訟をおこすのは当然の権利で、訴訟することによって、我が国の医療技術が進歩、向上していく。
木村副大臣の発言に対して、すぐに全国から反発と抗議の声が巻き起こった。医療問題弁護団、埼玉医大被害者の会や個人でも厚生労働大臣に木村副大臣の解任要求を突きつけた。木村副副大臣の地元からは、本紙が解任を求める。
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■第二の業際研事件に発展か
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四月二十七日、さぬき市合併後、初めて市会議員選挙があった。旧寒川町議からの候補者である三人は、全員落選した。この結果を一番恐れたのが、旧寒川町長、広瀬正美氏ではなかろうか。
なぜなら、自らが町長時代不法に予算執行していたからである。その不正の発覚を捜査当局から逃れるため、さぬき市合併直後の初市長選挙に出馬したともいわれていたが落選。あと頼るのは、共産党である谷本元寒川町会議員と不法に予算執行に協力させた担当課長の木村伊都子氏しかいない。
広瀬元町長や関係者の困惑ぶりが頂点に達しているのではなかろうか。
本紙既報によると、平成十四年四月号に「広瀬・寒川町長の特命発注はカラクリ、さぬき市長選挙の資金捻出か」、五月号、六月号「予算がないのに物品購入、旧寒川町長のでたらめぶり」と見出しにある。
内容は、「四月一日に合併して、さぬき市となった旧寒川町の広瀬正美氏による最後の大型発注ともなった国保の健康管理システム工事を、地元どころか、県内の業者まで押しのけて、なんと、町長特命で東京都台東区にある(株)ナサ・コーポレーション(野崎正弘代表)に発注」。 いま、この野崎氏周辺が騒がしくなってきそうである。
九州、沖縄、中部、東北、など広範囲に広瀬正美氏のような立場にある自治体と組み、不正に社会福祉を食い物にしていたようだ。建設業を食い物にした業際研の尾崎に酷似している。
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■三井公判の真相はヤミのなか
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一部検察の不可解な動き
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三月七日の証言を終えた渡真利は、検察庁の庇護下にあったという。 捜査情報を漏らした見返りに暴力団渡真利から接待を受けたとして収賄罪になどに問われている三井大阪高検元公安部長の公判が四月四日、大阪地検で開かれた。
贈賄罪で逮捕された渡真利と検察に不可解な動きが目について仕方がない。
渡真利の最終
尋問が、予定されていた大阪地裁の地下にある喫茶店の横を通って、大仲検事の事務官である豊田氏が、渡真利をエレベーターで二階の法廷まで引率するようにして案内した。 尋問を終えた渡真利は、再び、地下の駐車場から大仲検事、豊田事務官の同乗する車で大阪地検がある庁舎に戻った。その後、渡真利の姿を見たものは誰もない。
四月十日、突然、北新地の食堂に渡真利が一人で現れた。 検察内部の職員の間では、どうも渡真利は、大阪検察庁舎内で匿っているのでないか、と噂が出始めたようだ。
いよいよ三井裁判も後半に移り、検察側に沿った証言をすると思われる舞台から、事実を述べる場合、すなわち回り舞台のようになっていくのではなかろうか。 渡真利の運転手である玉井氏の証言がそれを物語る。
渡真利のこれまでの証言から検察側の主張は、三井氏が大阪高検公安部長当時、昼の職務中、検察を抜け出し、渡真利が用意したデート嬢とモーテルにしけ込んだ、という筋書き。
今回の玉井氏の証人申請は検察、弁護側の双方からなされている。
玉井氏は渡真利の運転手として三井氏をモーテルまで乗せたというから非常に重要な証言者である。 その玉井の証言「その時間帯は、元暴力団幹部は神戸市内にいなかった」要は、検察が主張している状況ではない、と言っているのである。 また、検察側に沿った証言をするはずの渡真利の元運転手玉井は(三井氏は)「検事であることを誇示したことはない」「公私混同しない人だと思った」「渡真利が車内で元部長に事業への出資を求め、出資者を探して欲しい頼んでいたこともあった」と述べ、この日の元運転手は、捜査はでっちあげとする被告・弁護側の証言に沿った発言をし、検察側に否定的な証言をした。
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■仲南町長の選挙違反
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四月二十七日、仲南町長に千葉宗和氏が再選された。選挙前、追上自治区の補助整備事業が完成した記念に、裏に町長の三万円の文字がある石碑が建てられた。寄付行為の禁止。
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■遠藤高松地検検事正に期待
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四月十七日、高松地検において長野地検検事正から高松地検検事正に着任した遠藤英嗣氏が記者会見。 「検察も変命が必要である。また、国民に理解してもらうためにも平易な文章、分かりやすい説明にも心がけたい」などと抱負を語った。
遠藤検事正は宮城県出身の五十七歳、日本大学法学部卒、川上本紙社長の先輩になる。
正義感の強い有能な検事ときいている。今後の活躍を心から期待したい。
香川県の筋目としてすばらしい功績を上げて欲しいものだ。
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■三和興業が尽誠学園教諭と結託
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「甚之丞の丘」建設に虚偽申請
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先月、財田町で特別養護老人ホーム「甚之丞の丘」の落成式があった。県から老人ホームの建築許可を取るのに善通寺市の藤田病院との間で、競い合いがあったから難産であったことは間違いない。 そのことを考えると一番喜んだのは三和興業の田口社長と尽誠学園で国語や書道を担当している高嶋秀和教諭であろう。しかし、三和興業は県に提出する入札参加に必要な申請書類を不正に虚偽(架空実績の水増し)の書類を提出している。実権者である大久保小琴さんを高嶋教諭にそそのかさせ、ダミーである管組に請け負わせているから悪質である。三和興業田口社長の手口がこれまた込み入っている。
現在、尽誠学園の実権は現理事長が病弱の理由もあり小琴さんがしっかりと握っているので現理事長婦人もこの人には逆らえない。さらに、同系列にある社会福祉法人・尽誠福祉会の実権も小琴さんにある。 高嶋教諭は、担当している書道の関係からか、書道家である先代理事長夫人・大久保小琴さんと親しく、小琴さんから息子のようにかわいがられている。しかし問題は、頻繁に高齢な小琴さん宅を訪れ、衣服などを贈るなどして巧みに取り入り、学園の運営にも口出しすることである。
田口社長の息子は高嶋教諭の生徒であった関係で二人の交友が始ったようだ。
今回、尽誠福祉会が特別養護老人ホームを新設したが、悪知恵の働く田口社長が、大久保小琴さんと高嶋教諭との関係を悪用して、小琴さんをそそのかし仕事を確保したようだ。すなわち、大型建設工事受注のため、なんと高嶋教諭に介入させ、三和興業に不当な利益がころがり込んでくるように工作したという。その利益の一部は高嶋教諭のふところに入る。 特別養護老人ホームの建設には、国や県の補助金が交付されるから、建設費のピンはねは公金の詐欺または横領になるのであるまいか。また、高嶋教諭は三和興業に自家用車二台と、そのガソリン代を提供させているとも聞く。 これが事実なら、役所と業者の贈収賄と同じでないか。
こんなケタはずれのダメ男を神聖であるべき学園でこれ以上、のさばらしてはならぬ。
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■ジャスコの高松南部進出を許すな
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農地と地元商店を守ろう
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高松市南部に三万坪に余る農地が広がっている。市街化調整区域である。一昨年の秋、ここに目をつけた大手スーパーのジャスコが多数の地権者から農地を貸借し、大型店を新設、オープンさせようとして、準備を進めている。 その手助けをしているのが、なんと、県農協であるから驚かされるでないか。本来、農協には農地を守り、農家の利益を図るという使命がある。 当初、地権者を集めた説明会において、ジャスコ側は、「我が社は内閣を動かしてもオープンさせて見せる」と大見得を切ったとか。 もしも、ジャスコが進出してきたら、不況にあえぐ地元スーパーや小売店が圧迫されるばかりでない。高松市の中心部にある丸亀町商店街や兵庫町商店街までも影響を受けるのは必死。
断じて、ジャスコの高松南部進出を許してはならない。
真鍋知事にも、再選されたばかりの増田市長にも、十二分に検討を重ねて対処してほしいと願っている。
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