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世界各地の難民に物心両面の愛の手を
財団法人
   日本武道振興会
理事長 川上道大


高松刑務所の移転を進めよう

 収容者の生活を良くし、教育
効果を高めるため、高松市内
にある高松刑務所を、自然豊
かな環境の良い土地へ移転し
、近代的な建物を新築してくだ
さい。
 跡地は、高松市勢の活性化
を図るために活用させていただ
きます。

 高松刑務所の移転推進会
 事務所・四国タイムズ社内




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協同組合
香川県健全企業振興会

〒760-0017
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協同組合
香川県健全企業振興会

 不透明時代の水先案内人
 をつとめさせていただきます。
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香 川 興 産 (株)

丸亀・土器
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特報
平成16年3月5日 (金曜日)   第3種郵便物認可 (昭和22年8月22日)
発行所  四国タイムズ社   〒761-0104 香川県高松市高松町944-4電話087-845-6141
編集発行人 川上道大(みちお) 郵便振替 01650-6-25335  
■ 大阪から東京へ能勢のダイオキシンを品川へ搬入か
    事業主役は潟NボタJRコンテナで輸送計画
     
 
 
環境問題が全国的に最大の関心ごとになっているなか、びっくり仰天するような大問題が持ち上がってきた。

 
 
大阪府能勢町にある豊能郡環境施設組合(管理者・日下纓子)は、ダイオキシン類を一次的に処理した膨大なダイオキシン高濃度汚染物質を、最終処分するためにJRコンテナを使って、大阪駅から東京の品川駅に輸送しようと計画。

豊能郡環境施設組合の日下管理者は、独断専行が多く、組合を支える議員の正論や提言には耳を傾けようともしないという。今度の東京都品川区への輸送計画については、まず、クボタありきが透けて見えるではないか。

その経過を追ってみよう。


     


▼平成15年11月20日付けで東京都の高橋久二・品川区長から大阪府の豊能郡環境施設組合・日下纓子管理者に送られた回答書を紹介する。

「豊能郡美化センターに係わるダイオキシン類汚染物の品川区内での処理について(回答)

平成一五年一〇月三〇日付豊能環第二七〇号で協議のありました標記の件について、下記のとおり回答いたします。

    記

 豊能郡美化センター焼却施設に関するダイオキシン汚染は、高濃度汚染、広範囲、従業員の体内ダイオキシン汚染など、当時全国に衝撃を与え、マスコミ等を通じた注目度、話題性も大変大きなものであったと認識しております。

貴組合の処理計画事業によれば、今後品川区内の施設による処理計画が示唆されていますが、このようなダイオキシン高濃度汚染物質について、多くの住民が生活している品川区内で処理することは、区民の生命、健康を守る立場から受け入れは大変困難な状況と判断しています。

こうした品川区の事情も十分考慮され、慎重に検討されることを強く要請いたします」

 ▼また、これより前の、平成一五年九月九日、豊能郡環境施設組合の常識派の組合議員から日下管理者に態度表明書が提出されている。

 「今回のダイオキシン類処理技術について、組合議員として、その選定過程において、疑問点が多数あります。

下記の疑問点が解けない限りダイオキシン類の処理に関する議案等はすべて否決の態度を表明します。

(1)ダイオキシン類の処理技術募集要綱に基づき、応募した一四の企業は、その内容をすべてクリアしているにもかかわらず、なぜ大阪府の処理技術専門部会に諮問しなければならないのか。

(2)…昨今の経済情勢の中で経済的に安く処理することも必要であるにもかかわらず、なぜ処理金額及び処理に必要な面積も含めて諮問しないのか。

(3)募集要綱の中に七種類の処理技術が示されている。その中では、実績等から技術の優劣があるのが当然であるにもかかわらず、わざわざ七種類の処理技術から選ぶ必要があるのか。

(4)処理技術の選定が重要であるとするならば、専門部会の開催日程が少なすぎる。

(5)専門部会の先生方は、どの企業がどの処理技術で応募したのかわかっているはずであると思われるので、わざわざ記号で示す必要がないのではないか。

(6)専門部会において、なぜ三社のみが優れていて他社は優れているとは言えないという判断を下されたのか。

(7)処理技術を選定した全責任は施設管理者にある。ならば専門部会の技術評価においては、一四の企業の優劣順番をつけていただいて、その後施設組合で経済性、社会性を含めて選定するのがあたりまえではない。

(8)…。

▼以上のような反対意見が出されているにも係わらず平成一六年一月二一日に作成された、豊能郡環境施設組合全員協議会次第によると、

豊能郡美化センターの焼却施設内汚染物無害化処理技術について、大阪府専門部会において、処理の確実性・安全性・周辺環境対策等を視点として次の技術が「優れている」と評価され、施設組合が処理技術を選定するにあたり、地元の意見を反映するため住民・学識経験者等で構成する「無害化処理技術検討委員会」を平成一五年一〇月に設置し会議を開いた。

一回目、一一月六日

二回目、一一月一〇日

三回目、一二月一四日

四回目会議の、本年一月一八日に行ったクボタの技術について「潟Nボタの提案技術が、最も安心でき、この地域に最もふさわしい。」と結論付けている。


     


そして、日下管理者は本年一月二六日、議会に次の工事請負契約の締結を提出した。

契約の方法・随意契約

契約額・一三億九千六五〇万円(約一四億円)

契約社・潟Nボタ

このダイオキシンの請負を、随意契約で予算いっぱい取りきったのは、昨年、脱税で摘発されたクボタ。

東京に持ち込まれるのは、ドラム缶で一七〇二缶。

なお、クボタのやり方には許せないものがある。

クボタは、香川県直島町に設けた豊島産廃処理施設が小爆発を起こして、再開のめども立っていないなどの失敗を繰り返しているのに、さも順調に進行しているかのように装って、能勢のダイオキシン処理事業を競争なしの随意契約している。

クボタに決めたのは豊能郡環境施設組合の日下纓子管理者と技術検討委員会の謀議によるものと考えられ、多額のカネが動いたのではないか。

また、環境問題に厳しく、都民の支持を得ている石原都知事が、こんな大事なことを黙って見逃すはずはないではないか。

どちらにしても、世界から注目を浴びている豊島産廃処理の一五〇億円からの受注を、実績として悪用しているとはなんということか。

豊島産廃問題を、処理過程も含めて、今後の教訓としたいものである。


■ クボタ製造の産廃溶融炉は欠陥施設か
    予算満額の随意契約は脱税の温床

 
県は、豊島に不法投棄された五十万dにも及ぶ大量の産廃を、隣に浮かぶ直島町に海上輸送し、この島に建設された産廃中間施設で向こう十年間溶融処理するという。

またそこから排出される年間三万dのスラグを、コンクリートや舗装用の骨材として有効利用するという計画を立てて県民に示した。

 
昨年九月18日以降、香川県は本格的に産廃処理をスタートさせ、県外からの視察や見学も受け入れ、真鍋知事は、県の失政を逆手にとって環境先進県を大いにアピールしていた。 本年一月には小泉首相も豊島を訪れ、不法投棄現場では、掘り出されたドラム缶や鉄骨などを五分間ほど見学した。首相は特定産廃支障除去特別設置法に基づいて十年間の産廃処理費用約二百八十億円の六割程度を国が助成することも決めていたので「ゴミの問題は小泉内閣の最重要課題。 実際に見て、環境保護を大事にする気持ちが強まった」と上機嫌であった。


    

付き添っていた真鍋知事も「国の援助も決まって、これからが頑張る時。首相に見てもらってこれからの対策もやりやすくなる」と満足げであった。

豊島不法投棄事件を引き起こした原因者である香川県が喜んでもらっては県民が困る。環境問題で香川県の豊島や直島が全国から注目されるようになったので真鍋知事はスター気分にでもなっているのだろうか。

五分ほどの見学を終え、小泉首相は豊島を後にした。

小泉首相が豊島を訪れてから、二週間ほど経った一月二十四日、その見学した豊島の産廃を無害化処理するため直島町に作られた焼却・溶融施設の溶融炉内で小爆発事故が発生した。

溶融プラント製造を請け負ったのが、昨年脱税で摘発された潟Nボタである。この脱税した利益の中に、豊島産廃処理のための溶融炉建設も含まれていたのだろうか。


一月二十七日付四国新聞

「直島・豊島産廃中間処理施設の小爆発」

「作業再開のめど立たず」

「コンベヤー設備も変形」

 県によると事故があったのは、溶融炉二基のうち二号溶融炉(高さ二十四b)二十四日午前十一時四十分頃、産廃処理中に炉内で爆発があり、緊急停止した。 けが人はなかったが、炉上部の鉄製ふたが変形、約六十a浮き上がった。二十五日以降の調査ではコンベヤーを覆う鉄製カバーも二ヵ所で変形していたことが新たに判明。コンベヤー点検口の扉も爆発の影響で数ヵ所が開いた状態になっていた。

また事故当時、作業員が三度の爆発音を聞いている。

 二号炉では昨年八月にも、緊急作動試験中にガス排出弁が閉じたままになり、爆発が発生。 しかし、今回この弁は正常に作動。 事故が起こるまで主燃焼室内の温度、圧力とも異常なく、突然爆発したとみられる。 溶融炉を製造したクボタは「これまで製造した回転式溶融炉でこうした(事故の)例はない」と話している。現在は、炉は二基とも停止中。


一月二十九日付産経新聞

 県廃棄物対策課のこれまでの調査では、溶融炉内に水素ガスがたまり爆発した可能性が考えられており、産廃が直島に搬入されてから溶融炉に投入されるまでの過程と同様の条件で、水素が発生するのか、発生するならどれくらいの量か、などを調べることにした。

実験では、密閉した容器内で、産廃の溶融を促進する炭酸カルシウムの混合割合や実験時間など、条件をいくつか変えながら、約二週間かけて結果を出すという。


一月三十一日付毎日新聞

「復旧には施設改修が必要」

「安全性解析など抜本的対策も」

…この日、専門家でつくる豊島廃棄物等技術委員会の永田勝也委員長ら3委員が、県の説明を受けながら、同施設内の事故現場を中心に視察。 爆発の影響で最大約60aも浮き上がり変形した2号溶融炉上部の鉄製のふた(直径11b、厚さ約6_)や、産廃を炉の運ぶコンベヤーの鉄製カバー(厚さ3_)の損傷状況などを見て回った。

永田委員長は「写真で見る以上に被害は大きかった。 爆発はかなり広範囲で、小爆発の連続が3カ所であったのだろう」と感想を語った。

 事故原因や再発防止対策については、「(炉内に滞留した)可燃性ガスは、今のところ水素の可能性が高いが、原因の特定までは1週間から2週間程度かかるだろう。 対策では、施設の改善が必要。 改造によりガスの希釈などを図ることもできる。処理再開までに数カ月かかるような大規模な施設改造は必要ないと思う」と話した。

また、「今までに産廃処理施設ではやったことはないが、全体のリスクや安全性の解析をしなければならない。(処理計画の見直しなど)抜本的な対策が必要だ」との考えを示した。


二月十六日付読売新聞

「直島産廃施設爆発・原因は水素ガス」

「県、防止策に濃度測定検討」

…県は「原因は炉の上部にたまった水素ガスに、静電気などにより引火した可能性が高い」と報告した。今後、再発防止策の具体的な検討を進めるが、復旧の見通しは立っておらず、事業計画の大幅な遅れが心配されている。


二月二十五日付朝日新聞

「直島・中間処理施設事故から1カ月」

「処理再開めどたたず」

…本格処理が始まった昨年9月18日から今年1月末までの処理量は1万777dで、同時期の処理計画量の41lでしかない。

試験運転中の昨年八月二十六日にも、安全弁の誤作動で炉内の気圧が高くなって小爆発を起こしたのである。

そもそもクボタが受注する段階から不透明な疑惑が付きまとっている。予算・百五十億円の随意契約からしておかしいではないか。


      







平成16年3月5日 (金曜日)  第4839号 第3種郵便物認可 (昭和22年8月22日)
発行所  四国タイムズ社
〒761-0104 香川県高松市高松町944-4
電話087-845-6141
編集発行人 川上道大(みちお)
郵便振替 01650-6-25335  




■ 真鍋知事への根回し、汚職事件に発展か
    豊島のクボタ、徳島のJFE産廃処理で同根か

 
ここに来て、香川県を台風の目とした非常に重大な事件が勃発してきた。この問題は、これまで本紙川上が弛まざる努力で追及してきた真鍋知事へ直接的に関わる問題をも内包しているのだ。

 この事件については、これまで大小問わずマスコミからの報道は一切ない。本紙が文字通り本邦初として報じるのだ。しかし本紙がその任をあえて果たすのには、良識ある司直からの思いが反映されていることをここに記しておかなければなるまい。

それは本紙川上が生命の危険を冒してまでも踏み込んだ、香川の暗部を剔抉してきたことに対して芽生えた使命なのである。


  大型疑獄事件の一部始終

 鉄鋼メーカー業界二番手のJFEホールディングス(本社・東京都千代田区、下河内洋一社長、昨年九月NKKと川崎製鉄が事業統合して発足)が、徳島県における公共工事にからみ、工事代金の中から地元対策費の名目で六億八千万円を用意し、それを暴力団幹部に渡していたことが、関係者の証言や資料などから判明した。

暴力団に流れた巨額資金を、JFE側が税金から捻出しているだけにこの問題は、今後、大きな波紋を呼ぶことになることは必至だ。


  徳島での汚職事件〜大型涜職事件に発展か?

 問題が出ているのは、徳島プロジェクトといわれる高性能ゴミ処理施設の建設事業。この事業は、国が発注して一昨年、事業統合前の旧川崎製鉄が落札して建設を進行させてきているものである。 焼却場の建設に伴う土木工事は西松建設(本社・東京都港区、國澤幹雄社長)、焼却場は徳島市の北西に位置する吉野町に建設を予定している。総工費は九十億円。焼却場建設の規模としては大型に属する。

     

 関係者の話によると、この事業を推進していく上で最も難題は、地元住民への誘致承諾だったという。産業廃棄物を含めた処理場建設には常に地元住民からの大きな反発が伴う。この徳島プロジェクトも例外ではなかった。

 JFEは旧川崎製鉄の幹部を中心に、昨年夏過ぎから地元への対策について協議、検討を重ねた。その結果、工作の対象者として、「徳島中央広域環境施設組合」・「産業廃棄物対策委員会」並びに建設予定地周辺の「八ヶ町村」が中心となることが判明、早速対策を始めることとした。

 この地元工作の推進役として、地元地域に隠然たる力を持っている現役の暴力団組長に白羽の矢が立てられた。 JFEが検討に検討を重ねて、その組長を選択したのである。この検討は、旧川崎製鉄の担当部長や西松建設四国支店の部長、並びに建設推進のコーディネーターと称する民間人が中心となっていた。重ねられた協議、検討によって、名指しされた暴力団組長というのは、山口組直系の有力幹部。

この組長に工作費を渡し、反対住民の声を抑えることとなった。

 今年一月十七日、旧川崎製鉄の担当部長の下にある人物が参じた。 場所は、銀座八丁目にあるシティーホテルの会議室。部長に呼ばれたその人物とは、JFEが十分な検分をして選んだ工作費の運び屋≠セった。運び屋は、JFEと西松建設から用意された工作費をその場で渡され、速やかに、工作推進役の暴力団組長の下に持って行くこととなった。


  四国に運び込まれたトランク

 
大型の旅行用スーツケース計四個。 中身は、6億8千万円もの現金。この4つのスーツケースを持って、運び屋は一路、空路で徳島に向かった。 関係者がいう。

 「カネは鐚一文欠けずに無事、組長のところへ行った。その後、徳島プロジェクトは地元住民の強硬な反対もなく、円滑に進行している」。

 JFEは、公共事業において、巨額の地元工作費を工事代金から捻出し、それを現役の暴力団組長に渡したのである。大きな公共事業において日本経済の中枢にある企業があり得べからざる大変な便宜供与をしたのである。

 この工事代金は、いうまでもなく国民の血税である。工事を請け負うJFEと西松建設は決して腹が痛まない。余りにひどいモラルハザード。この問題を本紙は連載で追及していく。


  舞台はやはり高松だった


この“事件”は、今後、「確実に大型疑獄事件に繋がっていく」(検察幹部)、という。 そのなかでもっとも注目されるのは、他でもない、本紙が間断なく追及してきた真鍋知事にからむある種の根回しについてである。 この事件の中心は、処理場建設の場所こそ徳島県にあるが、蠢く企業群や行政領域は香川にある。 JFE、西松建設、東亜建設工業、さらに、安藤建設などはこの事件に連なる企業群であるが、これらの支店は徳島にはない。

いうまでもなく高松にあるのだ。

それもいずれも四国支店という名を冠している。この名を見てもお判りの通り、高松にあるこれら支店は四国を代表する権限を一任されている、ということになる。故に、この大型事件は、ここ高松にその中心を置くことになるのだ。

 そのなかでもっとも問題視されるのが、真鍋知事に対する徳島側からのある種の根回し、ということである。 さらには、これもこれまで本紙が追及してきた地元直参暴力団、若林組が末端ではあるが荷担していることである。

 若林組は、本紙の追及を最大の要因として今やその勢力は激減している。 しかし、本県だけでなく隣接県にはほんの少々ながらいまだに勢力を残存していることもまた事実なのである。

先に紹介したJFE事件では、山口組の直参団体が中心的働きをしている。

そこに連なる形で若林組の残党 (※筆者注:あえてこのような表現をさせてもらう。これは、それだけ若林組の勢力が衰退していることを意味するものである) が蠢く。そのうえで、徳島県警が動いたところに、平行した形で香川県警が動いていく。水面下での動きだけに非常に捉えにくいがこの動きはこれまでの川上事件などに見られる、警察と暴力団の癒着関係から出た動きと全く異口同音である。

 本紙はこの疑惑をこれまで通り粛々と追及していく。


■ カネで「叙勲に推薦」本当か
 
 数万円で「叙勲に推薦します」「内閣府 自粛要請」という見出しで、

…内閣府賞勲局によると、複数の地方自治体から昨年九月頃、「『一般推薦制度で推薦する』と言って金を取ろうとする団体がある」と連絡があった。 同局が一般推薦制度による候補者約八十人を点検したところ、うち十数人の推薦者が都内の同じ任意団体のメンバーであることが判明した。…(三月二日付読売)

叙勲、金、推薦、増田稔、真鍋知事、知事選挙、統一選挙…。 どこかで読んだことがある記事ではないか。早速四国タイムズのバックナンバーを繰ってみた。昨年七月号に「増田稔氏、受章祝賀会・北島三郎の花輪を飾る」という見出しで、昨年、増田稔氏の自治功労・藍綬褒章祝賀会の壇上に北島三郎の花輪が飾られていた。


本紙は選挙のたびに後援会の人たちを、サヌキ畜産加工のマイクロバスで塩江温泉郷などに案内して票集めをしている光景を何度か見たことがある。
 酒を飲んだ増田氏が
「真鍋知事に頼むことがあれば何でも言ってくれ、一億円の選挙資金を出しているから何でも聞いてくれる」とある。まさか真鍋知事への選挙資金が「叙勲に推薦」に化けたのではないだろうね。

なお、増田稔氏は十六年度の香川県議会議長になる人物である。もうそろそろ、一年毎の持ち回り議長は、止めにしたいものである。


■ 本紙への発砲H9・11・29、重要な許可の直前
      動機は不法計画の崩壊を恐れてか

 
 本紙への発砲後、二ヵ月ほどの四国新聞平成十年二月十四日付けに、「志度の住宅用地・開発許可を答申・県森林審部会」と見出しで、県森林審議会の森林転用調整部会(部会長・高橋良平県自然環境保全審議会長)は十三日、志度町における分譲住宅、共同住宅の用地造成に絡み、高松市内の建設会社(井坪建設)から申請のあった森林開発について、申請通り開発を許可するよう平井知事に答申した。県は近く開発を許可する方針、と掲載されていた。

また、匿名で次のような投書もあった。

…つぶれかけの会社(井坪建設)がなぜ志度で大規模な開発ができるのか、死にたいの会社で開発の力がないのに、なぜ県が開発の許可を出すのか不思議であるとのうわさが流れています。 多額の開発費用をどこで調達するのかまったく解らない…。

一説では銀行(香川銀行)が多額の融資をして、その貸した金を回収するために無理やりに許可を取り付けているとのうわさもあります。もし許可が出なければただの山林で二束三文、多額の焦げ付きができるからでしょう。…

 さらに、発砲直前の本紙の平成九年十一月号によると、「大内町に大量の産業廃棄物」「佐川急便の責任を問う」「県は開発許可で隠蔽に加担か」「県は、なぜ、開発を許可したのか」と見だしし、開発許可条件に違反している、隣接所有者の同意なしで手続きを進めている。 県は、豊島問題という大きな負い目を持つ。 これだけで頭を抱えているのに、さらに、別の産廃問題が持ち上がると、もう大変。それなら、騒がれないうちに隠すために許可してしまえ、…とある。

発砲前後の、香川銀行、井坪建設・若林組、香川県など、どのしがらみからしても、なんとか四国タイムズの追及を止めなければ、大林頭取が井坪に不正融資していることが発覚して責任問題になる。

まして、県選挙管理委員長であるから県も困るということで、当時の本多出納長が尽力したというのが真相ではなかろうか。
 
要は、報道される前に発砲して食い止めようとしたのである。

それを裏付けるように、発砲後、追及を止めない本紙川上と県との間で次のような会話があった。

平成十年三月四日午前十時、本紙川上が県森林保全対策室の谷川氏と電話で話した内容、

「井坪建設が志度で大規模開発申請しているが、許可しましたか」

「まだしていません」

「許可するには、資金の裏付けがないとダメでしょう。もう一度点検してください」

上司と相談しているのか、長い時間受話器を押さえたままであった。

同月十日、森林保全対策室の茶本氏、

「三月四日に井坪に許可しました」。

午前中の本紙からの電話に驚いた県が、急いで許可を出さなければ、本紙が騒ぎ出し、許可を出すタイミングを逸することになるので慌てふためいて午後に急遽許可した様子が手に取るように分かる。


■ 香川銀行小川常務の策謀と暗躍(その2)
    大林頭取の腹心が、発砲グループからカネを融通

 
小川の話は、井坪建設の平成十年二月の資金繰りについて滝川に協力してほしいという内容であった。
小川によると、大林頭取が旅行に行くので常務会の決済を取ることができない。

遅れると井坪建設が困るので、井坪建設に対して一億五千万円を用立ててもらえないか。

支払いは香川銀行が責任を持つ。

 いつも、このような場合には、福井興業の福井社長に頼むのであるが、今回は福井が都合悪いと言っているので滝川さんに是非とも協力をお願いしたいと申し出た。

滝川は、井坪建設より、小川の口利きで急ぎの金は福井から借りていたことや、志度町内の開発申請について福井が工事人として関係していることなどを聞いていたので小川の話は理解したが、バブル崩壊後で資金回転が十分でない。 すぐに一億五千万円も用立てる余裕がなかった。 その旨小川に伝えると、小川は、「何とか滝川さんの顔で調達してもらえないか」と泣きついた。

滝川は、友人、知人らに頼むことにして小川に条件などについて聞いてみた。

小川が示した条件は

1、余裕をみて支払い期日は二ヵ月後とし、井坪建設の手形を差し入れる。

2、支払いについては香川銀行が全責任を持つ。

3、必要な金額は、平成十年二月十六日に約八千万円、同二月十九日に約七千万円である。

4、利息などについては井坪建設と話し合って決めてほしいとのこと。

滝川は、以前より友人であるT歯科医院のT先生から、短い期間であれば融資してもよいとの話を聞いていたので相談に出向いた。

 小川から聞いた話を説明したところ、T先生は「マンション建設のために用意した金がある。 六ヵ月後には支払う必要がある。それまでであれば一億程度融資してもよい」と言ってくれたので、一億円の融資の話ができた。

滝川は、さらに友人二人に話して、それぞれ二千万円出して貰うことになり、合計一億五千万円用意したのである。

滝川は、平成十年二月八日、小川に資金調達のメドがついたことを電話で伝えたところ、小川は二月十一日に会いたいと答えたので、休日であったが午前十一時、高松空港グランドホテル喫茶室で会うことになった。

 小川は先着しており、滝川と二人はくつろいだ様子で酒を飲んだ。

小川は滝川に対して「二月七日に約束したことは責任を持って実行します。滝川さん、さすがですね。ご苦労をおかけしました」と滝川氏の労をほめあげて、条件を確認した。 小川は、許可がおりたら香川銀行の担当として、町役場、地元、利害関係人などとの会合にも必ず出席し、完成後の販売まで協力していくので、滝川さんにも許可取得についてのご協力をお願いしたいと頼み込んだ。

翌二月十二日、滝川の事務所に井坪がやってきた。

井坪は、「香川銀行の小川さんから、金の受け渡しなどについて相談してこいと言われました。よろしくお願いします」と頭を下げた。

滝川は、二月十六日の受け渡しについて井坪に手形は六千万円一枚、二千万円一枚、期日は平成十年四月十五日とし、正午に事務所に来るように指示した。

二月十六日正午、井坪は滝川の事務所にやってきた。

 滝川は別の友人から調達した二千万円の預り証を入れて、それを持って井坪と一緒にT歯科医院に出向いた。T先生はすでに現金を用意して待っておった。 井坪の手形に滝川が裏書して提示した。(額面六千万円、支払期日平成十年四月十五日)。滝川はその場から香川銀行小川常務に電話を入れ、これから受け渡しする旨を伝えた。T先生も電話に出て、香川銀行が責任を持つことを確認した。 小川が金は井坪に渡してくれというので利息を差し引いて井坪に渡した。

二月十九日も、T先生に額面五千万円(支払期日平成十年四月十九日)の手形を換金し、滝川が別に調達した二千万円とあわせて井坪に手渡した。こうして、一億五千万円の融資は完了したのである。


■ 香川県警の冤罪捜査と捜査放棄(12)
    県立病院田村副院長、カネで若林組長の偽診断書
 
 
香川医大の学生が名義貸しの問題で大きく取り上げられた。一月二十四日付朝日新聞の、県「病院立ち入り検査も」という見出しが特に目を引く。

 県医務国保課は同日午前、大学側へ電話で事実関係を照会。 午後には、保健所の担当者を(香川)県庁に集め、病院への立ち入り検査の手順などを説明した。…その上で「内容次第では、名義貸しを受けた病院に立ち入り検査をし、不正があれば改善を指導する。 
 
 診療報酬の事務所を所管する香川社会保険事務局と連携して、調査を進めたい」と話した。 中讃地区の病院の事務長は「一般論として、名義貸しは組織ぐるみでないとできないはず。大きな病院では難しいように思うのだが…」と言葉少なだった。また三十日付にも、「県が病院など調査を着手、院生の勤務実態把握」病院に立ち入り検査をして、出勤簿や給与明細などの書類を確認、病院から事情を聴くという。

はたして香川県が院生の勤務実態や病院などの調査をできるのだろうか。民間病院を調査する前に、まず、県立中央病院の実態を調査すべきではないのか。

昨年の本紙十二月号で「田村・県立中央病院副院長の実像、若林組長保釈に虚偽の診断書」という見出しで掲載したことがある。それによると、平成七月末から八月にかけて起こった事件。

 ゴルフ場用地を巡って、若林逮捕という情報が一週間前から漏れ、組長は中央病院へ緊急入院した。

高松北署へ任意出頭しそのまま逮捕された。

この時、若林組長の取調べを担当したのが横田武警部補である。 さっそく逮捕されたその日のうちに、田村・内科主任部長は若林組長を釈放させるため高松北署の留置場に出向いた。 

そして筋書き通り、
「医療設備が整った中央病院へ明日の朝一番によこしてください、そうしなければ命の保障はできませんよ…」など言って帰ったのである。 
すべて順調にことが進んだ。田村内科主任部長が作成した診断書には、『余命数ヶ月であるから、警察の取調べには耐えられる状況ではない』という虚偽の内容であったことは疑う余地がない…とある。

 田村氏は県立中央病院副院長という香川県の医療界ではお手本を示さなければならない立場ではないか。 一方、香川県は、若林組広沢幹部がカネで田村内科主任部長に偽診断書を作成させ、逮捕された若林組先代組長の保釈理由に悪用したのでないか、と報じたのであるから、実態調査をする必要がある。

念のため今月三日、県立病院・施設経営課三木課長に問い合わせたところ、

「田村副院長は四国タイムズに掲載されているような事実はない、と言ってました」という返事であった。

本紙は県立中央病院の副院長である田村氏が、暴力団若林組広沢元幹部の力を背景に居直っているのか、反省する気配が感じられないのでさらに調査を進めてみる。

なぜ本紙が、田村副院長が作成した偽診断書にこだわるのか。 本シリーズである、香川県警の捜査放棄と冤罪捜査も、警察に不正な協力者がいなければ成り立たないこともわかってきたからである。 それぞれの機関があるべき姿を保ちながら使命を真っ当すれば、捜査放棄や冤罪捜査が少なくなることだけは間違いない。

 田村副院長と若林組広沢幹部との癒着が、なぜ始まったのか。

裏社会に詳しい関係者の話によると、若林組関係の女性とトラブルを起こして、広沢津一幹部の実兄に弱みを握られてからだという。 他にも、入院していた女性患者、看護婦さん、とにかく女性に関しては病気でないかと言い切る。

さらに、若林組長の実兄である大日本公正会若林幸雄総裁がガン手術をする前、執刀医である中川外科部長に百万円、田村内科部長に五十万円を組長が手渡したという。 この賄賂が効いているのか、退院した若林総裁の事務所兼自宅に看護婦を連れて、内科部長が直々に点滴を打ちに往診していたというから開いた口がふさがらない。

     

念の為ゼンリンで確認したら、大日本公正会・公正興業とあった。


■ 「カネと引き換えに、近藤と川上を亡き者に…」広沢語る
 
平成十年八月二十七日、長尾署の津島利夫次長の老獪な不当逮捕によって近藤氏は、三木町にある高松東署に勾留された。もちろん若林組広沢津一幹部が香川県警の津島や横田らと謀議して描いたシナリオに沿ってである。

     

高松東警察署の留置場でなにがあったのか。

ある朝、近藤氏は歯を磨いていてそのまま倒れてしまった。 掛かり付けの主治医は田原内科。 しかし津島次長の指示で、香川医大精神科の中村医師の下に送られた。 なぜ内科のT主治医に診察させないのかとの抗議にも、津島は主治医であれば親しいだろうから近藤を逃亡させる恐れがある、だから指定した精神科以外は認めないという。香川医大の医師は、すぐに入院させるようにと指示したが、津島の命令で東署の留置場に引き戻された。 警察からの医師への説明は、凶暴でいつ脱走するかわからないからという理由であった。病状は悪化する一方で、その都度、精神科に連れて行かれ、薬だけはたくさん持ち返された。

 留置法を無視して越権行為で命令を出してくる津島の言動を見かねた関係者が、近藤に「薬はトイレに捨てて、体を直そうと思って薬を飲むと、あんたは死ぬよ」この一言で近藤は命を拾ったようなものである。

刑務所に送られる日が迫ったある日、やっと香川医大の内科医の診察を受けた。「なんでもっと早く連れてこないのか。死んでしまうぞ。次回の予約をするように」。

同年十一月五日、予約していた前日、高松東警察署から高松刑務所に移送された。

若林組広沢幹部から利益供与を受けた津島次長、横田警部らが、近藤を亡き者にするという便宜供与をしたのである。

広沢・津島・横田らは近藤の人権を蹂躙したというような生易しいものではない。

近藤を死に追いやる殺人未遂ではないか。

平成十年八月二十七日、不当逮捕で収監され、家族との接見禁止も言い渡され、冤罪裁判を強いられた。

近藤が受けた精神的苦痛は計り知れないものである。収監中、近藤は吐血、下血を繰り返した。

このままでは死んでも死に切れない。

近藤の想いが天に聞こえたのか、やっと主治医の鬼無大林病院で検査ができた。

精密検査の結果、近藤の腸内にできていた三個ほどのポリープが裂けていたのである。

平成十一年十二月二十七日、近藤は病気保釈になった。それから三週間後の平成十二年一月十九日、家族同乗の本紙川上が運転する車を、目出し帽で覆面した若林組Y組員に鉄パイプで襲撃されたのである。

その後一週間ほどして近藤を見舞いに来た山口組の関係者が、
「オジキ、保釈時期が悪かったんと違いますか。前の発砲も、今度の川上襲撃もオジキがさせたと香川県警は言ってまっせ」。


■ ケァハウス「吉祥」に補助金水増し疑惑
      口利きは、木村義雄代議士か(元厚生副大臣)

 
     

 四国労働金庫は、昨年の二億からの裏金プルー問題に続いて、新たに男性職員がオンライン端末を不正に操作して同労金から二億近いカネを横領していたことが分かった。

不法に送金した先は、知人の昭和工業(市内西宝町)・新池省三社長で、横領した金は事業資金に使われていたようだ。

労働金庫の元職員は、新池社長が借りた約三千万円の連帯保証になっていて「知人の会社が倒産すれば自分が債務を背負うことになるから」と動機を語った。

十三日の緊急記者会見に、四国労金の福原教夫専務は

「利用者の皆さまの信頼を失墜させることになり、責任を痛感している」と形だけの謝罪をした。

なぜ形だけの謝罪と決め付けたのか。

先に、本紙が香川銀行坂出支店で起きた不祥事の記事を掲載したところ、金融庁が四国で初めての業務改善命令を香川銀行に出した。 しかし、その後の株主総会の席で、株主でもある本紙川上が「批判記事を掲載する新聞の扱いについて…銀行はどう対応するのか」という質問に、香川銀行の遠山頭取は「…誹謗中傷する新聞は相手にしません…」と答えた。

四国労働金庫の本紙への「受け取り拒絶」は、香川銀行の体質と非常に似通ったものがある。

失敗を繰り返す、不祥事を繰り返す、不祥事を伝播するということである。

 四国労働金庫から詐取した金は昭和工業の新池社長の元に振り込まれた。 

金が振り込まれたにも関わらず、なぜ昭和工業は倒産したのか。新池社長は倒産を逃れるため、他にも詐取を働きかけたのではないだろうか。

やはり、あった。

電気設備業界で大掛かりに営業展開する場合、政治力を悪用することが考えられる。

 政治力を金の捻出に悪用する国会議員といえば、木村義雄代議士。 木村義雄代議士の事務長や選挙対策本部長を務めるのが議会での重鎮・木村嘉巳県議である。 木村嘉巳県議といえば、建設業協会高松支部で村上博支部長の補佐を務めた平賀博文副支部長がいた。 平賀氏は土木業・瀬戸内コムテックの社長を平成十三年まで務めていたが、土木会社を息子に譲り、なぜか、同年八月一日、社会福祉法人「吉祥」の認可申請を増田高松市長に申請、約二ヵ月後の十月十九日に福祉法人の認可が決定されている。

法人の認可が決定されると同時に、平成十三年度高松市社会福祉施設等施設整備費等補助金を平成十四年一月三十日に申請している。二ヵ月後の三月二十九日に補助金交付が決定。

これほど見事に段取りよく、国の補助金を引っ張り込んだのは聞いたことがない。

補助金受給の段取りは順調に進んだがここで予定通り進まない事態に陥った。 国や高松市からの補助金受け入れ先である、社会福祉法人「吉祥」は設立できたものの、請負業者がなかなか見つからなかったのである。不況で建築業者が受注に努力しているとき、なぜ業者がなかなか決まらなかったのか。

失敗や不祥事を繰り返さないために、過去の不祥事を紐解いてみたい。

香川県が作成したホームページを参照する。

 社会福祉法人「花園福祉会」の国村綾子理事は、工事請負業者である日産建設と共謀し、特別養護老人ホーム「はなぞの園」等の設備に当たり、同理事の自己負担となる合計八千二百六十五万円相当を負担せずに済ますために、その分を日産建設の工事請負代金に水増しさせておいて、「花園福祉会」が支払うべき各種備品代金等を日産建設が代払いする方法などにより、当該水増し分を同理事に還流させていた。 

また、補助金については、上記のように備品代金等相当額を工事請負代金に水増しさせて、施設設備費補助金を不正受給するとともに、日産建設に代払いさせた備品代金についても、「花園福祉会」自らが代金を支払ったかのように偽装して、設備整備費補助金を請求し、不正受給した。

「花園福祉会」と社会福祉法人「吉祥」。日産建設と新名工務店、及び昭和工業。

昭和工業の新池社長は、吉祥の平賀理事長と組んで当初三億円を環流させる計画であったが、引き受け手がなく、新名工務店はババを引いたような観がある。

事業予算八億四千万、国の補助・四億三千万、高松市の単独補助・八千五百万。

「口利き屋」木村義雄代議士の存在が気になる。


■ 長川高松北署長、本部長に抵抗の発言
    署長公舎に女性の影も

 警察は、国民の生命や財産を守り、平和な社会と生活を維持していくのが任務。そのために、警察官は身分を保証され、やや高い給料を得ている。 ところが、最近、全国的に警察官の不祥事が頻発して国民の信頼を欠くばかりか、不安に陥っているのである。

 とくに、香川県警においては「てんやわんやの大騒ぎ」と言いたいほど、いろいろな不祥事が続発し、県民を驚かせてきた。本紙は、これらの不祥事は起きるべきして、起きていると断言したい。

やる気のある若手が本紙に期待していることがせめてもの救いである。

まず、香川県警上層部の不適格な人事が挙げられる。

 先月二十六日の県議会本会議で、岩瀬県警本部長は「県警挙げて信頼回復に取り組んでいる最中の不祥事。県民の皆様に大変申し訳ない」とアタマを下げて、「今後、再発防止に全力で取り組んでいきたい」と発言した。当然である。
 ところが、高松北署の長川伸署長は公式の場で「人間である以上、不祥事はなくなるものではない」とうそぶいたという。これは上司である県警本部長の謝罪発言に水を注ぐものであるまいか。

 若林組広沢幹部の愛人である高木の娘が起こした駐車違反もみ消し。北署内で同僚の笠原と楠原の不倫。

坂出や高松北署長公舎に女性を連れ込んでいるという話も耳にする。

上司の姿を部下は真似る。


■ 新年度に要望したい二題

 四月一日は、平成十五年度が終わって、平成十六年度がスタートする日である。
新年度には、ぜひとも、実現させたい大きな問題が二つある。次に並べてみよう。

  大林県選管委員長の退任を求める

大林香川銀行会長は、人格、識見などから見ても、県選管委員長にはふさわしくない人物である。

     

 それにもかかわらず、三期十二年間、委員長のポストにしがみついて現在に至っている。

しかし、十五年度末は委員長更新の年である。チャンスでないか。絶対に再任させるようなことがあってはならない。
本紙・四国タイムズは大林一友氏の委員長退任を強く提唱し、県民にも辞任運動を呼びかけ、すでに十年が経つ。
このあたりで退任を実現させたいものだ。


  増田県議を議長に選んではならぬ

県会議長は自民党県議団から選んで、一年交替である。しかも、早くから順番が決まっている。

     

 平成十六年度は増田稔県議が議長になる順番。

しかし、増田県議は本紙でも取り上げたように問題が多く、議長適任とは評価しにくい人物。 そこで、本紙は関係者や県民にも呼びかけて、増田県議の議長就任には断固、反対していく。

本来、県議長は、きわめて重要なポストであるから、持ち回りなどやめて、人物本位とか能力によって選ぶべきでないのか。そうすることが県や県民のためにもなる。

それに一年の任期も短すぎる。




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