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平成16年4月5日 (月曜日)  第4840号 第3種郵便物認可 (昭和22年8月22日)
発行所  四国タイムズ社
〒761-0104 香川県高松市高松町944-4
電話087-845-6141
編集発行人 川上道大(みちお)
郵便振替 01650-6-25335  

News Index    News Index    News Index    News Index
麻生大臣秘書官と本紙への相似な銃撃
JFEの地元対策費を巡るトラブルか
香川県警・津島警視らの関与に注目
東京・徳島、香川の発砲 事件の同一性
JFEゴミ処理場建設疑惑は第二の川上事件だった!
香川県警の腐敗は連続した事件を
引き起こしていた!

香川県警、暴力団若林組との決別にチャンス到来
組織改編・人事刷新で、腐敗構造を一掃
香川銀行小川常務の策謀と暗躍(その3)
本紙へ発砲、香川銀行・小川常務への配慮からか
中坊氏に懲戒相当の議決
それなら、小早川弁護士も
石川銀行元頭取に有罪
香川銀行元頭取はどうなる



麻生大臣秘書官と本紙への相似な銃撃
    JFEの地元対策費を巡るトラブルか 香川県警・津島警視らの関与に注目

        川上社主襲撃事件と麻生総務相秘書官宅銃撃事件は繋がっていた!

 〜香川県から発せられた黒い連携〜

 前回報じた『徳島吉野町ゴミ処理施設建設問題』は、非常に広範囲から多くの問い合わせが寄せられることとなった。 この問題は、目下、司直が内偵しており、さらに大型涜職事件に発展しそうな雲行きだけに〜確かに本邦初の報道であったわけだが〜、その関心度は想像を上回るものであった。   

 

 
東京・徳島、香川の発砲 事件の同一性

しかし、この問題は、まさしく意外なところまでその触手を拡大させていた。

 そのひとつが、先般起きた、麻生太郎総務大臣秘書官宅への銃撃事件である。 この事件はいまだ犯人が捕まっていない。捜査の第一期(事件発生二週間)が経過して、早、お宮入りの様相を濃厚化させてきている。まずはこの事件の第一報を紐解き、概要をおさらいしてみよう。


     

 1日午前7時25分ごろ、東京都豊島区高田1、麻生太郎総務相の秘書官、村松一郎さん(48)から「自宅の玄関ドアが拳銃で撃たれた」と110番があった。 警視庁目白署で調べたところ、ドアに銃弾4発が貫通した跡があった。けが人はなかった。同署は計画的な犯行とみて銃刀法違反容疑で捜査する一方、村松さん周辺にトラブルがなかったか調べている。

 調べでは、村松さん方は3階建てで、先月1日午前1時45分ごろ、3階で寝ていた村松さんが「パン、パン」という音を聞いたという。 午前7時20分ごろ、妻(52)が新聞を取りに行った際、玄関ドアに穴が開いているのに気づいた。ドアはアルミ製で、撃ち込まれた4発はドアを貫通して室内の壁にのめり込んでいた。 薬きょうは見つかっておらず、拳銃は回転式とみられる。 当時、村松さん方には長男(22)を含め3人がいた。


 村松さんは86年から麻生氏の秘書を務め、94年から政策秘書。昨年9月、麻生氏の総務相就任にともない、総務相秘書官になった。 麻生事務所は「村松秘書本人と連絡が取れず、詳細が分からない。何が背景にあるのか分からず、驚いている」と話している。


 現場は住宅密集地で、村松さん方の向かいに住むアパート経営の女性(65)は「寝ていたら『バーン』という大きな音がした。 朝、警察が来るまで事件とは気づかなかった」と驚いていた。
(毎日新聞2004年3月1日付夕刊)

 この事件の概要をこのように覗いてみるとき、ここ高松で起きたある事件が彷彿とされてくる。そして、それに気付いた読者は多いと思われる。

 そう、本紙川上社主に起きた例の銃撃事件である。手口から影響までほとんど同じではないか。

 警察庁のさる幹部がいう。

 「このほとんど同じ手口の事件、目的は異なっても下手人のアイデンティティーは同一と見ていい。こういうのを事件の類似性といってそれなりの捜査の仕方があるのだが、それはさておき、この同じ手口というのは非常に意味のあるインスピレーションなんです。 結論から先にいうと、これは暴力団による所業と断定出来ます。 決して、素人の為すところではない、ということです。 すると、被害者に拮抗する暴力団が下手人としての最右翼として浮かび上がってきます。川上氏の時に浮かび上がってきた香川銀行の手先として働いていた若林組というようにね。すると、この時期に村松秘書官に拮抗していた暴力団というのは誰か、あるいはどこか、ということになってくる。そうなると、どうしても浮かび上がらざるを得ない組織が出てくるのです…」。



  JFEゴミ処理場建設疑惑は第二の川上事件だった!


 
確かにこの村松秘書官宅銃撃事件は、川上銃撃事件と全てが類似している。川上事件は、すでに犯人が特定され、後は検挙を待つばかりなのだが、そこに村松事件解明への手掛かりがあるはずである。 そして、この足跡を追っていくうちに驚くべき情報にぶつかった。

     

 村松秘書官は、昨年来、本紙が初報道したJFEによるゴミ処理場建設問題に密かに首を突っ込んでいた。これは、全く知られていないことであるが、この問題のさる関係者がソッと証す。

 「村松秘書官には、在京のある元代議士を通じて、事態の収拾を依頼しました。事態の収拾というのは、裏金を運んだ(※前号を参照)人物がその後のケア(※裏金を運ぶ見返りにJFE側からもたらされる表向きの仕事のこと)を実行されなかったために、JFE側を告発する動きを見せたため、それを押さえるために私たちは動いたのです。 それの一翼を村松秘書官に担ってもらうために要請に動いたのです。それが結局、遠因となって今回の村松秘書官銃撃事件になったのです」。

 裏金をもらって地元の調整を図ったのは、前号でも記したように地元有力暴力団だった。この暴力団が今回の村松秘書官銃撃事件に関与している可能性は大いにあるのだ。 この点でも、川上銃撃事件との繋がり、あるいは相似性は見られる。それだけではない。 この二つの銃撃事件は、その底辺部では繋がっていたことが判ってきたのだ。

 「二つの銃撃事件の下手人は、いずれも広域暴力団の直参団体が行ったものです。 ひとつは香川銀行という金融機関をバックに、ひとつは、JFEという日本を代表する製鉄会社をバックにその潤沢な資金を以てことに及んだことはほぼ判っている。ただ、誰にも知られていないのは、この事件の下手人同士が情報交換をしながらコトを起こした、ということです! つまり、川上事件を起こした暴力団は村松事件の下手人に対して、ある種の示唆を施したのです」。

 これだけでも驚きである。つまり、(※ここである程度飛躍した言い方になることをご容赦して頂きたい。ただ、本紙の読者諸兄であるならばこの言い方も速やかに理解出来ると思う)香川銀行不正融資事件とJFEゴミ処理場建設問題とは全く同軸の仲で行われた、ということをこの関係者は述べているのである。邪魔者は消せ、とばかりに裏の仕事を行う暴力団。 その手口はまさしく同じである。



  香川県警の腐敗は連続した事件を引き起こしていた!


 この大いなる疑惑を掘り下げていくとさらなる驚きが現れた。

 「そう、もうご想像しているかも知れませんが、JFE事件においては香川県警の幹部が関与していました。それも川上氏襲撃事件の下手人を紹介する、ということでの関与です」。

 驚きである。 やはり両事件は裏で繋がっていた!! しかもその幹部とは、津島利夫警視ということがここに来て判ってきたのだ。

前号でも紹介したようにJFE事件では水面上の部分では真鍋知事までが根回しに参画していたことが判っている。今度はやはり、香川県警、である。 この驚くべき事実はさらなる意外な発展を起こしていく可能性が十分なのだ。

 本紙の追及はさらに加速度を増して展開していく。


■ 香川県警、暴力団若林組との決別にチャンス到来
    組織改編・人事刷新で、腐敗構造を一掃

 
 香川県警は、三月二十五日の発令で第一次異動を行い、県警本部刑事部長に小藤銀一主席監察官が着任した。

     

また、組織改編に伴い今まで警察庁からのキャリア、いわゆる出向組の定席であった捜査二課長に、初めて地元から坂口良三琴平署長が着任。

さらに四月一日の発令で、第二次異動を行い、組織犯罪対策課長に村井忠昭高瀬署長、課長補佐に改編前の捜査二課暴力団対策室長補佐の岡村良幸警部が着任した。

組織犯罪対策課は、銃器や薬物などの事件に深く関与する犯罪組織撲滅を目指し、生活保安課銃器・薬物対策課と捜査二課暴力団対策室・捜査一課国際捜査係の二室一係を統合し、体制は三十人からである。

また先月二十九日には、四国管区警察局で警察本部長会議を行い、組織犯罪の抑止対策などについて意見交換した。

大和田優局長は、

「社会情勢の変化に応じ、さまざまな形で暗躍する組織犯罪を根絶してほしい」

また香川県警であった不祥事について、「国民のための警察の確立という原点に返り、防止策に全力を傾注してほしい」と、檄を飛ばした。

いよいよ腐敗警官と暴力団若林組広沢(こと黄津一)幹部の癒着を断ち切るチャンス到来ではないか。

平成六年九月号で、「大林頭取・香川銀行は伏魔殿」と見出しして大林頭取の批判記事を掲載し始め、今年で十年が経った。そこから見えてきたのは、

▼香川県警腐敗組(津島利夫、横田武ら…)、

▼香川銀行腐敗組(大林一友頭取・県選挙管理委員長、小川常務)、

▼暴力団若林組広沢幹部。

以上三つのトライアングル、それに行政や政治の一部が香川県の健全捜査を蝕んでいたのである。この六年秋には、香川県警本部神谷刑事部長が本紙川上を逮捕しようと画策していたことからすれば香川県警は改革が始まっていることだけは間違いない。

警察庁が大変な苦労をしたことが目に浮かぶ。

というのも先月までは、香川県警本部の捜査二課に知能犯と暴力団対策室が含まれていたことである。

収賄側の腐敗警官を扱うのも、暴力団若林組を扱うのも捜査二課であったからだ。それも捜査二課畑の津島警視、暴力団対策の専門警察官である横田警部が捜査二課に所属となれば、捜査をする警察官が、自ら収賄した右手に左手で手錠を掛け、贈賄した犯人に手錠を掛ける左手に、自ら右手で手錠を掛けろと、なにがなんだか分からない組織編制であったことが原因で、本紙への襲撃を引き起こしたり、若林組が香川県政にまで深く影響力を持つようになった。

暴力団若林組から発砲や、鉄パイプ襲撃された本紙川上家族からすれば、頼もしい香川県警の体制がやっと整ったので、事件解決にむけ、国民の義務を果たす捜査協力を精一杯したい。


■ 香川銀行小川常務の策謀と暗躍(その3)
      本紙へ発砲、香川銀行・小川常務への配慮からか
 
 
前号より続く

T歯科T先生より一億千万円。

(手形額面六千万・期日平成十年四月十五日・一枚、同五千万・同四月十九日・一枚)

滝川の友人Aより二千万。

(期日平成十年四月十五日)

滝川の友人Bより二千万。

(期日平成十年四月十九日)

ということである。

滝川は小川に電話をいれ、受け渡しを完了したことを伝えた。 小川は「滝川さんには本当にお世話をかけました。井坪の三月分の必要資金は約三千万円と聞いております、これは香川銀行が出すことになっております。 それまでに許可も下りるだろうし、やりやすくなります」と言っておった。

平成十年二月二十五日頃、小川から滝川に電話が入った。

急いで頼みたいことがあるので会って欲しいということであった。滝川は、時間の都合をつけていつものホテルの喫茶店で小川の話を聞いた。

小川の話は井坪の志度町における開発申請の件で、進入路に関連してパチンコ店金剛の社長さんの土地を寄付してもらうことになっており、朴さんの印鑑証明が必要だ。 しかし朴さんは井坪に印鑑証明を渡してくれない、これがあれば許可申請に必要な書類は全部そろう。朴さんから理由を聞いて何とか解決して頂きたい、是非ともお願いしたい、ということであった。

朴さんと滝川は長年のゴルフ仲間であり親しい間柄であることを小川は井坪より聞いておったようだ。滝川はこのことで朴さんに電話したところ、朴さんは滝川に会って話すからと言い滝川の事務所へ部下の杉本氏とともに来た。

朴さんは、井坪はケシカラン、大分前に貸した五千万円、支払期日を何度も引き伸ばして、いまだに払わん。この支払いが済まないと印鑑証明は渡せない。と言い、井坪振り出しの額面五千万円の手形を見せた。 小川の話では朴さんの印鑑証明がないと許可が下りないとのことであったので、その場から滝川は小川に電話した。

小川は許可が下りたら朴さんの五千万円は香川銀行が必ず払うから何とか頼んでくれと言い、滝川はその旨朴さんに伝えた。朴さんは小川の言質だけではあてにならん、滝川氏が井坪の手形に裏書保証をし、小川氏と香川銀行が支払う旨の確認が取れたら了承すると言った。 滝川は小川に電話をし、井坪の手形に滝川が裏書保証する件、香川銀行が支払保証する件を伝えた。 小川は必ず実行すると約束した。朴さんも電話に出て小川に確認した。滝川は朴さんの持っていた井坪の手形に裏書保証をし、朴さんの印鑑証明を受け取った。 朴さんの部下の杉本氏は金と引き換えでないと印鑑証明は渡すべきでないとぼやいていた。

滝川氏は井坪とともに香川銀行に行き、小川にこの印鑑証明を見せて、確認の件を改めて念押しをした。

平成十年三月四日、井坪に対し、志度町における大規模開発の許可が下りた。新聞紙上でもこのことが発表され、井坪も小川も大喜びしていた。

滝川も協力の甲斐があったことを喜び、これで万事解決すると思った。

許可書は香川銀行の斉藤と井坪が県へ出向き受領した。

小川は工事人について、福井興業には許可の段階からいろいろ世話になっている、又急いだときには無理な資金協力も頼んだ、工事費は香川銀行が出すから工事は福井興業に発注するよう、井坪に条件をつけていた。


■ 中坊氏に懲戒相当の議決
    それなら、小早川弁護士も

 
整理回収機構の不適切な回収を巡り、弁護士廃業を申し出た元同機構初代社長の中坊公平氏に対し、先月二十二日、大阪弁護士会の綱紀委員会が「懲戒相当」と議決していた。

今後、懲戒委員会が退会命令、業務停止、戒告などの処分にするか審査するという。

一方、昨年八月二十八日、近藤秀三郎、本紙が小早川龍司弁護士の懲戒請求を香川県弁護士会に提出していたのに対し、綱紀委員会は懲戒しないという決定を下した。 懲戒請求をした理由は、同弁護士が弁護士として当然果たさねばならない任務を故意に怠って被告に不利益を与えたため。

なお、懲戒請求人は日本弁護士会連合会に異議を申し出る予定である。


■ 石川銀行元頭取に有罪
    香川銀行元頭取はどうなる

 
01年末に破綻した旧石川銀行の不正融資で、銀行に損害を与えたとして特別背任罪に問われた元頭取川口被告に対し、先月十七日、金沢地裁は懲役三年執行猶予五年の判決を言い渡した。

伊藤裁判長は「経営責任を回避するため不正な融資をして…不良債権の表面化を避けるため、回収の見込みがないのに、千葉県のゴルフ場会社に五十七億円の融資をし、同行に損害を与えた」と述べた。

一方、香川銀行大林会長は、井坪建設に対して、すでに限度額を超える破綻状態であったにもかかわらず、回収の見込みがない計約二十七億円を融資。うち約二十六億円が回収不能となった。

実質的な無担保融資で注意義務違反にあたる。

本紙、株主代表訴訟を検討

平成十年、回収の見込みがない不正な融資を井坪建設にしたことから、銀行に約二十六億円からの損害を与えたことに対して、当時の大林頭取、小川常務を相手に株主代表訴訟を検討する。

融資時の担保は、井坪建設の自宅や事務所、それに志度の進入路のない農協や県信がすでに抵当権者であった山林。  結局回収不能になった二十六億円は、実質無担保状態で融資したことになる。

なお、小川常務の口利きで井坪建設に貸し付けた一億五千万円の返還請求を、上記の滝川氏は高松地裁に提訴した。


■ 香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(13)
    腐敗警官、若林組への賄賂要求は常態化

 
本シリーズも、一年を越す13回目を迎えた。 ここに来て捜査に携わった警察官や、暴力団幹部、それも大阪や東京、中には刑務所に収監されている暴力団関係者までもが、本紙への発砲、鉄パイプ襲撃事件の犯人グループのことを口にしだした。 

 また、元若林組の関係者であった安西氏や市田組員を鉄パイプで襲撃したのも若林組森組の仕業であると言い始めた。果たして本当だろうか。

本紙は被害者の立場から、腐敗警察官を紙面告発し、捜査に協力したい。



  横田警部らを加重収賄で告発


[刑法第百九十七条の三A加重収賄罪]

公務員又は仲裁人が、その職務上不正な行為をしたこと又は相当の行為をしなかったことに関し、賄賂を収受し、若しくはその要求若しくは約束をし、又は第三者にこれを供与させ、若しくはその供与の要求若しくは約束をしたときも、前項と同様とする。

すなわち、その職務上不正な行為をした、とは冤罪捜査のことで、近藤秀三郎氏を刑務所に送り込んだ事がこれにあたる。

また、相当な行為をしなかったこと、とは、もちろん、平成九年に起きた本紙川上宅への発砲事件や十二年の家族同乗の車を襲撃し、鉄パイプで本紙川上を殺害しようとした事件を捜査放棄したことである。

本紙川上は、拳銃発砲、鉄パイプ襲撃時の恐怖を再び思い起こしながら、同じような恐怖を味わった被害者のためにも、敢えて紙面告発をする。

     

いままでに、本紙の記事を見て、次々入ってきていた情報を基にまとめてみた。

要はこの件につて、すでに裏社会では誰でも知っているということだ。警察やヤクザ関係者だけにとどまらず、夜飲みに出る人たちの間でも、衆知の事実である。若林組長自身がむしろ、自慢話のように扱っていた節もある。「香川県中の権力をカネと脅しで操れる、政治家でも現役の警察官でもカネさえ握らせば、言うことを聞く」と、本紙川上にも話していた。いま本紙に集まってくる情報はそういう状況下から発せられた情報であるから、信憑性があるではないか。

平成七年、香西本町の若林組長寝室ベットの下に置いていた千数百万円の現金が無くなった。疑いを掛けられたのが組長の運転手をしていた、加藤、田中、中原の三人。田中にはアリバイがあった。

加藤は「疑いを掛けられるなら体に聞いてくれ」と身の潔白を主張した。疑いを掛けられたことで、自棄酒を飲み、救急車で中央病院へ運び込まれたというから、よっぽど悔しかったのではないか。

このことで、加藤は破門になった。

中原の場合は広沢の指示もあってか、夜中、西宝町の峰山に車で連れ出され、拳銃を発射され、盗ってもいないカネの返還を迫られたという。拳銃を発射したのは、親和会への報復襲撃で逮捕され、刑期を終えて間もなかった篠原幹部と、清水幹部であったから、中原も恐怖で小便を漏らしたという。

しかし、やってないものは、いくら脅されても白状のしようがない。その後、この事件は中原の家族に知られることとなった。家族は、息子に代わって高松北署に告訴した。その告訴を受付けたのが、よりによって横田武警部補であったというから、なんとも世の中恐ろしいものである。

この時横田は、若林組長を逮捕、釈放したしたときカネを掴まされ、言わば、癒着がすでに始まっていたのである。

若林組長から、

「もし銭がいるようになったら、よその組から絶対取るな、俺が用立てする」

と言われていたことを思い出したのだろう。

横田警部補は、中原からの告訴を受けて、さっそく、御坊町のビジネス企画事務所にいた若林組長を訪ねた。

「会長、天下の一大事。こんな告訴がきましたぜ。拳銃がらみでウチ(警察)としたらこんなおいしい話はない。どう扱ったら、えんかいな…」

横田が賄賂を要求した瞬間である。

ここからが広沢の出番、腕の見せ所。

「兄貴、まかしてくれますか…」。カネで拳銃発砲事件をもみ消したことは言うまでもない。そのもみ消し料の捻出方法が広沢らしい。若林ワ組長が広沢を組長秘書役として重宝がったのは、広沢の金集めの上手さにあったと言っても間違いないだろう。

広沢は、よりによって、疑いを掛けた中原が、若林組東原幹部の舎弟であったことから、兄の東原が、無くなった組長のカネを払うべきであると言いがかりをつけ、東原幹部から六百万も弁償させた。

そして、その金の一部・三百万円をなんと、告訴した中原の家族に無理やり受け取らせ、告訴取り下げと、口封じをやってのけたのである。

本紙は、公務員の腐敗は国の衰亡にかかわる問題であるから、ここに横田武らを刑法百九十七条三の二項、加重収賄罪で告発する。時効十年。

▼平成十二年の賭博容疑者で逮捕令状を発していた篠原、宮川らの執行を放棄した。

▼平成十四年、木太町の借家に女性を監禁した事件でも、借家主の黒川らの捜査を放棄した。



  警察作成の告訴が不起訴に

高松地検から、三月三十一日

付の処分通知書が本紙に届いた。内容は、

貴殿から平成十五年七月十五日付けで告訴のあった次の被疑事件は、下記のとおり処分したので通知します。

一、被疑者@川井則之

A西岡誠二B木村重利

二、罪名:殺人未遂・・

五、処分区分:不起訴

若林組広沢からの賄賂が効いたのか津島警視や横田警部らが描いたシナリオは、一応成功した。収賄した金は返還する必要はないのである。

腐敗警官の手口は、平成十二年一月十九日に発生した鉄パイプ襲撃、本来殺人未遂として扱うはずの事件を、三年で時効が成立する暴力行為で扱っていた。 巧妙なのは、殺人未遂罪を目こぼしするために、窃盗罪でこと済まそうとする念の入り方であった。

しかし、世の中を甘く見てはいけない、正義は活きているのである。

というのは今回の高松地検からの処分は、あくまで腐敗警官らが考え出した筋書き通りの告訴に対してであるからだ。


■ 平成四年、若林組長を逮捕したのに なぜ、すぐ釈放したのか
 
引田町引田を中心とした大規模リゾート開発計画に広域暴力団山口組の直系組長が介在していた事件を内定していた県警本部捜査二課と高松北、大内両署の合同捜査班は三十一日、地権者との売買仮契約などを担当していた高松市内の山林業者を脅迫した強要未遂の疑いで、高松市香西本町、五代目山口組舎弟で若林組組長の若林ワ容疑者(66)を逮捕した。

調べでは、若林容疑者は徳島の土地開発業者がゴルフ場やミニ八十八ヵ所霊場の建設計画したのを請け負った山林業者が平成二年五月頃から地権者との売買仮契約を進めているのを察知。仮契約済みの十数人の地権者と約八十万平方bの山林を売買仮契約(いわゆる二重契約)し、「虫食い地」としたうえで、同年十二月ごろから数回にわたり、山林業者を同容疑者の関係する会社事務所に呼び出し「うちは山口組の直系ぞ。 物件の一部を買え、それがいやなら引田の山から手を引け」などと強要した疑い。山林業者が要求に応じなかったため、未遂に終わった。

 合同捜査班は昨年八月、若林組が山林売買に介入しているとの情報を入手。 ことし五月、山林業者から被害を受け、六月三十日、若林容疑者の自宅など十一ヵ所を家宅捜索するとともに逮捕令状をとり、行方を追っていた。同日、同容疑者が高松北署に出頭してきたため逮捕した。

(平成四年八月一日付四国新聞)

この若林組長を逮捕させるシナリオ描いたのが、他ならぬ広沢であったというから驚きである。 広沢の動機は、当時若林組を破門されていたので、若林組に復帰するため、腐敗警官と手を組んで推し進めたのがこの逮捕劇である。
 それも、この若林組長の取調べを担当したのが、まだ汚染されていなかった横田武(警部補)であったというから、なんとも根が深い。

六月三十日、若林組長の自宅など十一ヵ所を家宅捜索するとともに逮捕礼状を取り、逮捕する予定であったが、広沢と癒着していた警官からの情報漏洩によってすでに逃げていた。 若林組長は、お付の組員と共に一ヵ月ほど東京のヒルトンホテルなどを転々としていたが、いつまでも逃げていたのでは香川県警のほうも困るということになった。

七月半ばから下旬にかけて、若林組の金庫番であった滝川氏が佐長弁護士に五百万円の着手金を持参したことから進展を見せた。 佐長弁護士は、民暴対策委員会の初代会長を務めていた手前、三原、植木弁護士を立てた。それでも心もとないと判断したのか、県警の顧問弁護士的立場であった吉田弁護士も追加依頼した。 吉田弁護士も最初断っていたが最終的に受任した。

いよいよ田村内科部長の出番である。かねてより広沢と打ち合わせていた通り、三十日夜、若林組長は中央病院で一泊、保釈のための小道具である偽診断書も作成した。


翌日、容疑者の若林組長は高松北署に出頭し、一夜を留置場で過ごして保釈になった。田村内科部長が用意した偽診断書を悪用したことは言うまでもない。


■ 真鍋知事に「新税」提案の資格なし
    本紙、機熟すまで反対の陣頭に立つ

 
三月十七日の二月定例議会で、県が独自に打ち出した「産業廃棄物税」水環境保全税]の二つの新税に対する集中審議があった。

 県は、今県議会で二つの新税試案を提示したが、議員からは「行財政改革の成果を見せる事が先決」「新税でなくとも一般財源で十分やっていける」などの理由で新税導入は、「時期尚早」と猛反対の意見がほとんどであった。

(定例議会二ヵ月前の四国新聞記事)

県独自に検討をしている、「水環境保全税」「産業廃棄物税」について、真鍋知事と県民が意見交換する「みんなで新税を語ろう会」が一月二十七日宇多津のホテルであった。参加者はおおむね導入に賛成の意思を示し、…


(定例議会一ヵ月前の四国タイムズの記事)

…四国タイムズは新税導入について、時期尚早といいたい。

理由、豊島産廃の原因者である香川県が、二度と失敗を繰り返さないという反省の認識が本紙の目からして感じられない。そもそもなぜ増税が必要なのか。 県新庁舎、サンポート、コトデン、豊島産廃処理などへの必要以上の無駄遣いともいえる予算執行で、反省が本物でない。

今月二日、知事が緊急庁内放送で職員に訴えた、減給の協力要請にしても全く筋違いである。知事の失政のツケを職員にまで押し付けるとは言語道断ではないか。…

県が財源確保のために検討している二新税について、四国新聞は増税への段取りを手伝い、露払いの役割をしている。


■ 大林農場の豚汚物が府中湖に
    坂出市民の上水道が危機

 
平成十三年八月号の本紙一面に、次のような見出しで、記事にした事がある。

「豚の汚物が水道源の府中湖に流れ込むか」

陵南町の山のふもとに「大林農場」という、かなりの規模を持つ養豚場がある。飼育頭数は約千二百五十とう。経営者は、同町に住む大林社長。

問題は畜産汚泥の処理である。

すぐ横には「濁上池」という大きな溜池が広がっている。この池に畜産汚物を処理したようにしてパイプを通じ、たれ流していたようだ。

川上・本紙社長が調査に出向いたときには、大林農場に隣り合う「濁上池」の表面がうす汚くにごって、気味が悪いような泡がぶくぶくと盛り上がっていた。

大林農場から出された畜産汚物は「濁上池」から、すぐ下にある「濁池」を通って府中ダムに流れ込む。府中ダムの水は、坂出市民などの飲用水になる。…

また、同じく一面の囲み記事で、「香川の水対策はどうなるのか」「とくに、環境が大切になってきた」

府中ダムに流れ込む山間部に池田長義県議が実質経者の潟uルージャパンの産業廃棄物処分場もある。産廃処分場の不備や不法投棄で有害物質が流れ出し、ダム湖や井戸に流れ込むなど考えると、この際慎重に調査する必要があるのであるまいか。 なにしろ浄水場の取水口近くで気になるところだ。

この記事を、四国タイムズは三年前に掲載していたのである。その後、県がこの情報を活かし、改善に取り組んだという話は聞いた事が無い。

真鍋知事は官僚特有の妙な小細工はやめ、「新税」提案の前に、もっと積極的に本紙を活用したらどうだろう。

池田県議親子が経営していた潟uルージャパンはすでに倒産した。息子の純一社長は、いま、若林組の組員であるから、ブルージャパンが受け入れた産廃の今後が気になる。



■ 石原都知事・真鍋香川県知事
    共にクボタで致命傷か

 
本紙先月号の特報が予期しなかった波紋を広げ、今後の政局にも影響を与えそうな様相を呈してきた。


その震源地は、やはり日本の首都・東京であった。

 先月二十五日東京都議会で、大阪・能勢のダイオキシン汚染物が品川駅構内にある焼却処理施設に持ち込まれる問題を、曽根はじめ都議が石原都知事に質問した。

石原都知事といえば、東京都から排気ガスをばら撒くディーゼルトラックを締め出そうという、環境問題に手厳しく取り組んでいるその人ではないか。しかし、石原都知事が答弁に窮するほどの質問であったのである。

なぜ石原都知事が、曽根議員の質問に窮したのか。それは六年前、猛毒の高濃度ダイオキシンで有名になった汚染物そのものであったからだ。

石原都知事の答弁、「要は、安全性が保てるかどうかでしょう」。

さて、環境省の見解は、「高濃度なダイオキシンを大量に長距離輸送は、二次汚染も心配される」。

香川県は、東京都の議会でのやり取りを対岸の火事と受け止めず、積極的に情報を収集して豊島産廃処理のために活かすべきである。

情報のポイントを挙げてみると。

@福島県・原町で産廃処理業をしていた旧高和が東京になぜか進出し、社名を「シンシア」に変更した。社長はNECからの出向、また株も大半はNECが所有している。株主にはクボタやJRも名を連ね、シンシアの焼却溶融施設はクボタ製造である。

A大阪府・能勢町のダイオキシン無害化処理を請け負ったのは、溶融炉製造会社「クボタ」である。請け負ったものの、大阪能勢で無害化処理しないダイオキシン汚染物・ドラム缶一七〇二本は、JRコンテナ輸送で、品川駅構内にあるシンシアに持ち込み、焼却溶融炉で最終処分する計画である。

B香川県・直島町の焼却溶融炉の製造・運転・管理は「クボタ」である。昨年九月に本格始動する前の試運転でも小爆発を起していた。本年一月二十四日小爆発、それも三度も小爆発を起しているのだ。

@、A、Bともクボタ製造の焼却溶融炉である。ABの受注はなぜか競争相手なしの随意契約である。


■ 鹿児島県で転落死訴訟に賠償命令
    山本建設の転落死問題、県の責任を問う

 
伊集院町の町道で平成十三年、町内の男性が工事現場の穴に落ちて死亡したのは「転落防止の注意義務などを怠ったため」として、遺族が町と工事会社に総額約四千二百の損害賠償を求めた訴訟の判決が鹿児島地裁であった。

和田裁判長は「会社は現場への接近を防止する義務を、町は会社を管理指導する義務を怠った」として、両者に総額約千六百八十万円の支払いを命じた。 ……死亡した男性は車で帰宅中、道路にカラーコーンが置かれて通れなかったため、降りて現場に近づいた。会社側は「危険防止のため万全の措置を講じていた」、町側は「工事は県発注。道路は町の管理下になかった」などと主張していた。

判決で和田裁判長は「会社は通行人の接近、転落を予想し、防護さくなどで、より強く立ち入りを抑制する必要があった。工事は町の承認のもとに行われ、町には管理責任があった」と認めた。…

(本年二月二十八日付鹿児島新聞)。この判決は鹿児島県で起きた死亡事故についてである。


一方、香川県でこれより三年前の平成十年に発生した死亡事故と比較してみる。

本紙の平成十四年十一月号に、

「山本建設の業務上過失致死、真相を解明せよ」という見出しで、橋の架け替えのため古い橋をこわして撤去した場合には、業者が直ちに、危険防止用の防護柵を設置するのは常識である。

 
 ところが、平成十年中旬、山本建設(本社・長尾町)は、橋がなくなっているのに台風が近いという理由で、防護柵を設置せず、現場に資材を放置していた。十月十九日の早朝、近くに住む八木さんが、防護柵がなかったため堤防から川に転落して死亡した…。

鹿児島県の場合、業者が、道路にカラーコーンを設置していたので通れなかったため、死亡事故者が車から降りて現場に近づき、転落したという。会社側は「危険防止のため万全の措置を講じていた」、町側は「工事は県発注。道路は町の管理下になかった」などと主張していたが、鹿児島地裁の判決は賠償命令である。

香川県の場合、橋付け替え工事で、橋を撤去した状況下での死亡事故。それも、台風接近に備えての対策も一切なく、カラーコーンどころかロープの一本も無かったのである。 台風が去った早朝、近所の八木さんが普段どおり、自転車で通行した時の事故であった。

香川県は「行政の在り方」をいま一度見直すべきではないのか。工事を請け負っていた山本建設に、いまだ死亡事故に対しての指名停止すらない。




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