四国タイムズ  
ライフさん
木村義雄氏に衆議院議員ををやめてもらいましょう
即・真鍋武紀氏に香川県知事をやめてもらいましょう
水本勝規氏に県会議員をやめてもらいましょう
即・増田昌三氏に高松市長をやめてもらいましょう
中村栄治氏に高松市助役をやめてもらいましょう
大林一友氏に香川銀行名誉顧問をやめてもらいましょう
財団法人 日本武道振興会
青少年育成活動・更生保護事業・難民救済活動
もう一度その芽をのばすやさしい目
ふれあいと対話が築く明るい社会
協同組合香川県健全企業振興会
株式会社 郷水工業
もうひとつふるさと見つけた森と湖
地球環境の保全をみんなで考えよう

捜査の執念続行中 福島、和歌山、宮崎、そして香川

改革の嵐 香川に始まり香川で閉める

文字通り、八面六臂の活躍と言っていいであろう。

日本ハムファイターズのことではない。我が国の誇るべき捜査当局のことである。

大見出しでも綴ったが、このところ、捜査当局の思い切った踏み込みが、複数の首長のそれこそクビを狩っている。まさしく、狩る、という表現がピッタリな猛攻である。

これまでこれだけ短い期間に県単位の首長といわれる人を逮捕したことがあったであろうか?

「まず、ありませんね」。

こう断言するのは、警察庁のある首脳である。警察庁でありながら、このたびの一連の首長逮捕においては、実行役である検察とスクラム組んで事件に対処しているのだ。だからこそ、その実態を極めて端的に指摘することが出来るのである。

「逮捕の実行役は各地検の特捜部が行ったりしていますが、その実情の裏付けは、われわれ警察がこなしています。地元の細かい実情はやはり地元の警察しか把握できないのです。手前味噌ですが、われわれの実情に対する裏付け捜査がなければこれだけの事件を次から次に立てることは出来ませんでした」。

自慢気な言い回しはひとつもしないものの、そこには事件に対する自信というものが飄然と漂って、一種の風格すらそこには垣間見える。

それはそうであろう。これだけの事件を次々に仕上げるのに、その下支えをやったのだから。むろん、その下支えがなければ事件など到底立てられるはずはなかったのだ。

四国タイムズへの評価が捜査当局の精神的支柱に!

「談合という極めて局地的というか地域性の濃い犯罪行為から、その仕切役として、その地域の首長まで犯行の裏付けを昇華させる、というのは、それこそ、大変な労力が必要なのです。それを今回は、それぞれの県警が力を出し切ってやってくれた。文字通り、快挙、です」。

その全体的な指示が、言うまでもなく警察庁のこの首脳のラインから出されていることは説明の要はなかろう。

「まあ、そればかりではありません」。

盛んに照れを見せる。が、そのさらに奥には確かな自信があった。

「ただ、これだけはキチンと言っておかなければなりません。この一連の首長逮捕について、それは確かにわれわれの警察、という組織が力を振り絞った結果であることは、事実です。しかし、それは事実のひとつで、すべてではない」。

ここでこの首脳は言葉を切った。そして決然とした表情でこう続けている。

「その他の要素、それもその最も大きな要素、というのが、四国タイムズの社主である川上氏にあることはここにハッキリさせておかなければいけないことなのです。
私たちはこれまでに一度の接触もまた一度の打ち合わせも致しておりません。しかし、ついに、われわれの目にも見えない、また声にも出していない強固なるスクラムはここまで来ました。私は全く感慨無量です」。

四国タイムズの川上社主が、これら一連の首長逮捕の大きな後押しをした、という。しかもその際、一度の目配せもまたひとつの言葉も発せられていない、という。これこそ驚愕の事態ではあるまいか。

「確かに言葉だけを追ってみれば驚愕の事態ではありましょう(笑)。しかし、われわれ当事者にとってみれば全然見当違いなのです。驚愕でも何でもありません。むしろ、いわば必然、なんですね。

そうそう、よく阿吽の呼吸、ということがいわれるでしょう? 私たちの連絡はまさしくこの阿吽の呼吸で結ばれているといっていいでしょう」。

禅問答ではないが、この言葉にはいくつもの含みがあるわけである。その含みについてもう少々の解説が必要であろう。

「まず、今起きている一連の首長逮捕は、今、私たちが手掛けている最初にして最大の事案である、オリーブ・オペレーションの一環だと言うことを理解してもらわなければなりません。このオペレーションについてはどうやら、四国タイムズの記者さんやあるいはもちろん読者の方々の方がより詳しいのではありせんか?(笑)冗談はともかく、このオペレーションの計画があって、目下、それはすでに実行に移されていますが、その先陣として他県の首長の実情、もっと言えば悪行が炙り出された、というわけです。即ち、このオペレーションの相乗効果が、ここに表われた、ということになるかもしれませんね。別の言葉で言えば、オペレーションがもたらしてくれた大いなるオマケ、という言葉に言い換えてもいいかもしれません」。

オリーブ・オペレーションの実行は、我が香川で起きつつある様々なる事態から、すでに体感できるが、それが他県にまで影響を及ぼしていた、というのは、やはり大いなる驚きを感じさせよう。

13年前の白鳥談合事件 すべての始まりはそれだった!

「そう驚くことではありません。香川における実情は実は他県のそれよりも強く、色濃いのです。香川で起きている事実を踏まえてそれをすべての都道府県単位に透視してみれば、ほとんどその犯罪行為が見えてくるのです。

いいですか、このたびの一連の逮捕劇はみんな談合を軸としています。これが大いなるキーワードとなっている。思い出してください。この談合による大規模なる捜査を行い、根こそぎ事件を挙げたのは、平成五年の香川の案件が基礎となっているのです。全てにおいて基礎となっている。談合の在り方も、それに連なる人の動きも、また、利権漁りの構造も、そして、なによりこの談合という犯罪行為に対する摘発、捜査、そして検挙の仕方も皆、香川の今から遡ること十数年前の談合事件が基礎となっているのです。

この非常に重要なる事件の告発者が川上氏であることはそれこそ、タイムズの読者が一番知っていることではありませんか。実は、そのことは読者の方々だけではなくてそれ以上にわれわれ捜査当局のものが知っていたのですよ。時間をかけて研究した、といってもいい。だから、読者の方々と主にわれわれもあの談合事件のすべてについて第一人者を自称しているのですよ、密かにですけれどね(笑)。

すべてはあの談合事件から始まった。それは私たちにとって厳然たる事実なのです。あれから十数年、といったところですが、われわれの執念はここに結実しようとしています。川上氏への敬意と感謝の意味もそこに込められる。

だからこそ、これらは、オリーブ・オペレーションの一環だと申しているのです」。

なるほど、としかいいようがない。まさしく目から鱗が落ちる思いである。なぜ、オリーブ・オペレーションの一環だというのか、そのルーツは平成五年のあの白鳥談合事件にあったのだ!

「つまり最初から最後まで、オペレーションの網の中で一連の首長逮捕劇が演じられているのです。これは実に重要なるインスピレーションといって差し支えないでしょう。

この認識を持って事件を俯瞰する、そしてこの先、本命香川に起きることを少々想定してみてください。その方向性はかなりのところで絞られ、見えてくるはずです」。

この当局の実行を見るとやはり、ひとつのターゲットは、首長ということになってくる。

「それはまず認識しておかなければならないことですね。周辺をよく眺めてみてください。そして、もう一度タイムズが指摘してきたことを見つめ直してください。自ずとその答えは見つかるはずです」。

真鍋知事から県警、若林組 捜査の投網、すでに手を離れる

現真鍋知事にはいくつかの疑惑がこれまでにも渦巻いている。そのなかで最も大きいのは、かつて知事がいた農林水産省に関わる事案であろう。

「その分野でも、いわゆる談合、というものが指摘し始められているでしょう? 輸入豚肉とか。オペレーションはそこを見つめていますよ」。

オペレーションの枠は想像以上に大きかった。

「香川銀行をめぐる一連の不正についてはこの先かなり思い切った措置を施していくこととなるでしょう。川上氏への身辺への直接的恐怖をもたらせたのも香川銀行の絡みですからね。これは実に重いわけです。

さらにこの金主を大いに利用していた暴力団、若林組への対処はそれこそ容赦がなくなります。実行部隊若林組を操ってきた香川県警の腐敗部分、これはすでに手をつけていますがこの先もっと大がかりな一掃を図ります。多くの人がアッというような抜本的改革が行われることとなる。

香川銀行においては、もうひとつ、国政に関わる重要人物への指摘もしていくことになります。首長をこれだけ逮捕していく中で、国政に関わる重要ポストの人物だって例外ではなくなってきているのです。同和問題なども含めてこれまでのタブーはすべて覆されていくことになります」。

無色、無音の連絡波 阿吽の呼吸という改革の命綱

オリーブ・オペレーションにおける自信を大いに語る同首脳によると、 無音で無色である連絡波のすべてが川上社主に届いていることを実感している、そして、それが大いなる自信の裏付けとなっている、ともいうのだ。

これこそが究極の改革パターンであろう。

「当然です。オリーブ・オペレーションこそ、川上氏へのエールなんですからね、その根底は。

この先、香川を取り巻く愛媛人脈そして徳島人脈まで切り込みます。もうこの波は押さえられない」。

私たちはこの波の影響に期待するのみである。

ただ、タイムズの邁進は何にも影響されない。王道を粛々と歩いて行くのみである。

真鍋知事のエイズ放置

公的職場の不倫・金銭感覚に悪影響

12月1日の「世界エイズデー」を控え、国連合同エイズ計画(UNAIDS)と世界保健機構(WHO)は、世界のHIV感染者(エイズ患者を含む)の2006の推計総数を発表した。エイズの原因となるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染している人は3950万人で、2年前に比べて260万人増加し、年間の新規感染者は40万人増の430万人、エイズによる死者数は20万人増の290万人と推計、後20年ほど経った03年には、心筋梗塞、脳卒中、エイズが死因の上位3位を占めるという。深刻ではないか。

ところが、世界の常識は深刻であるが、エイズ問題を放置したままの真鍋香川県知事にとっては深刻ではないようだ。これはなんだろう。

東京のある人からこんな話を聞いたことがある。

「議員は別だけど、首長というのはね、子供を育てたとか、親の面倒を見た経験がないと務まらないね…」

噛み締めると分かるような気もする。ところで真鍋知事には子供がいないのだっけ。

真剣に改革望む職員の声 職場環境を整えるのはトップの責務

香川銀行のHIV(エイズ)に感染した女性行員への対処で、遠山香川銀行頭取や真鍋香川県知事に警鐘を乱打し続け1年になるが、いまだにその対応は伝わってこない。

今夏、真鍋武紀氏は香川県の舵取り役の知事に三度目の当選を果たした。このまま放置すれば真鍋知事が今後、香川県の運営を四年近くも続けることになる。県民が真鍋知事グループの巧妙に張り巡らせた仕組み・腐敗構造の中で弄ばれても、おっとどっこい、本紙川上は真鍋知事グループに騙されたりはしない。

なぜなら、日本男児として、香川県の治外法権を許すわけにはいかないではないか。

さて、本紙も冷静に当面の小さな努力を積み重ねてみよう。

「県下の大多数の公務員は、健全な組織運営を切望している」「職業に貴賤はない」

いまさら本紙が、敢えてこれを書かなければならないにも訳がある。

一面でも分かるように日本の国は、いま、地殻変動とも言えるほどに大改革が断行されている。まず改革に着手する優先順位からすれば、当然公務に携わる者からというのは必然であろう。

さいわい、平成の大合併にあわせたように、日本の将来を憂う公務員が勇気ある動きを示し始めたことは心強い。

白川晴司理事長の賢明な対処

使命感を持つ職員に健全な職場の提供を

「香川県国民健康保険団体連合会服務規程」の第五条に、

職員はその職の信用を傷つけ又はその職全体の不名誉となるような行為をしてはならない、とある。

職場の混乱を知った連合会の白川理事長は、いち早く改革に着手した。一手は、次の通知。危機管理意識を持った対応はさすがと言わざるを得ない。

18年11月 職員各位
香川県国民健康保険団体連合会 理事長白川晴司
職員の綱紀の保持と服務規律の保持について

国保連合会職員は、服務規程第3条で「職員は、常に会の使命を体し誠実を旨とし、職務の遂行に当っては、全力を挙げてこれに専念しなければならない」とされています。

つきましては、年末年始を控えている時期でもあり、改めて、職員は国保連合会職員として一層の自覚を持ち、特に、次の事項を遵守して行動されますよう通知します。

1、管理監督者は、率先して姿勢を正し、職員の模範となるよう努めること。

2、職員は勤務時間を厳守し、勤務時間中一時所定の場所を離れるときは、行先、用件及び所要時間を上司に届け出てその承認を受けること。

3、職員は、職務遂行の場合だけでなく、私的な生活においても、その職の信用を傷つけ又は、その職全体の不名誉となるような行為をしてはならない。

4、年末年始は、特に交通事故の原因となる条件が重なる時期でもあるので、交通事故根絶のため、職員は率先して交通法規を遵守するとともに交通マナーの向上に努めること。

なお、交通事故にあったときは、加害、被害に関わらず速やかに上司に報告すること。

二手は、なにか。
事務決裁規則にこうある。
(理事長決裁)
第二条四、職員の身分、進退及び処罰に関すること。

「職業に貴賤はない」

平成4年1月から、15年近く四国タイムズを発行して気付いたことは、この言葉である。個人が決める職業の選択は自由で、公務員だけが仕事ではなく、自分にあった職業を選択することがその人の幸せに近づく最良の方法である。

ただ、公務員の場合は、堅苦しい法律やマスコミによる洗礼を受けなければならないという立場であることを承知しておかなければならない。

白川理事長の二手の断行に期待する。国は、甘えた公務員に付き合う余裕はない。

香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その44)

本紙の代理人を卑劣な手口で封殺か

今年3月7日、若林組の森裕之に殺害を目的に発砲されたが、本紙川上は天の助けで命を拾った。
この命、香川を腐らせている腐敗組を一掃するため捧げる覚悟である。

さいわい、日本の健全な、
「捜査機関、日弁連、任侠道ヤクザ」に支えられ腐敗組が立て篭もる外堀が埋まった気がしてならない。

というのは、本紙川上の殺害に失敗した腐敗組が、最後の足掻きで抵抗しているからである。

その抵抗とは、本紙川上に向けていた矛先を、切羽詰って代理人である生田弁護士に向け始めたからである。

若林組の使用者責任を問う裁判に抵抗するには、それしかなくなったということか。

本紙は、本丸に踏み込む。

恣意的に懲戒処分を悪用か 日弁連が見抜いた生田弁護士の立場

10月12日、香川県弁護士会は生田暉雄弁護士を、弁護士法に基づき「品位を失うべき非行」があったとして、業務停止3ヵ月の懲戒処分とした。これまでで最も重い処分で、生田弁護士は来年1月12日まで弁護士業を行えなくなる。

この業務停止3ヵ月で、最も痛手を被るのは、何を隠そう本紙川上の「若林組への使用者責任を問う裁判」なのである。なぜなら、本紙川上の法廷代理人は生田弁護士だったからである。

山口組若林組と死闘を繰り広げている本紙川上を封じ込むには、法廷戦力の生田弁護士を業務停止で追い込むしか道がないと考えたのであろう。

もちろん、若林組の陰には腐敗警官と腐敗弁護士がいることは明白である。

仮に、生田弁護士に「品位を失うべき非行」があって、これまで最も重い処分であるなら、佐長弁護士が、赤松弁護士の器物損壊逮捕をもみ消し釈放させた事実や、弁護士同士の賭けマージャン、弁護士の覚せい剤使用、児童買春、若林ワ組長の逮捕潰し、若林組広沢から依頼されて腐敗警官に近藤秀三郎副長を冤罪逮捕させた事実などは、一体どうなるのだろう。

四国タイムズには香川県弁護士会の腐敗した部分が多数寄せられているが、それらの証拠写真やテープなどはどう扱えばいいのだろう。

どうか、香川県弁護士会の健全な弁護士先生方にお願いしたい。弁護士会も改革を。

本紙は本気で、香川県の改革に取り組んでいるのであるから、邪魔する者は蹴散らしてでも前に進むことを知っておいて貰いたい。

なお、腐敗した警官、弁護士のテープや証拠写真は、複製して本紙川上が信頼する東京のジャーナリストなどに数ヵ所分散して保管、さらに、
万が一を考え、大手テレビ局に証人を多数録画していることもお忘れなく。3度も命を狙われ、家族までもが巻き込まれたとなれば、人間はバカでも成長するものである。

さて、香川県弁護士会が生田弁護士に3ヵ月の業務停止という懲戒処分をしたことで、本紙川上は、平成18年10月27日付けで日本弁護士連合会宛に上申書を提出した。

その概要は、本紙川上が、山口組若林組関係者から、

@、平成9年、自宅で家族団欒中の部屋に向け4発銃弾を撃ち込まれた。
A、平成12年、家族が同乗して運転していた車を覆面した組員に鉄パイプで襲撃された。
B、平成18年、使用者責任を問う裁判の進行中、3発の銃弾が発射された。

そして、これらの襲撃の背後には、若林組と癒着している腐敗警官、腐敗弁護士らの陰があり、法廷で真相解明するため、法廷代理人を生田暉雄弁護士に依頼していたことなどである。

さすが、日本弁護士連合会。11月14日付の決定、「香川県弁護士会が平成18年10月12日申し立て人に対してなした処分(業務停止3月)の効力は、本件審査請求の裁決に至るまで、その効力を停止する」

当面、本紙川上の山口組若林組との裁判は、生田弁護士が続行することになった。

それにしても、香川県の腐敗の度合いは深刻であったが、なにより国の機関がそれに気付いてくれたのが嬉しい。

【冤罪捜査の餌食】若林組・腐敗警官・腐敗弁護士が連携

「香川県警の捜査放棄と冤罪捜査」シリーズも44回を迎え、職種を超えた腐敗構造の仕組みの中で、このありえない現状がほぼ姿を現しだした。間もなく日本国の捜査機関の底力を見ることとなろうが、これらから学んだことは実に多かった。任侠道ヤクザからも何か学べるはず(余分なことはいらない)。

山口組の近藤秀三郎氏が餌食になったこの冤罪捜査の太網を、本紙はなんとか食い破りたかったが、力およばず、近藤氏は最高裁で懲役3年余りの刑が確定した。

懲役刑が決まったあと、近藤氏は本紙川上にこう言った。
「山口組のヤクザに恥じないよう、迎えに来る前にこちらから行って来る…3年余りやけど身を清めてくるわ…」
任侠道をもう一度見直そうではないか。(下欄に平成17年12月号、関連記事を掲載)

高松地裁に若林組関係者を提訴

使用者責任、原告からの釈明書A

本紙の情報公開請求に香川県警から非公開とされた理由で、一部誤って掲載した箇所がありましたのでお詫びして訂正します。

高松地検の高橋勝刑事部長と香川県警の高橋邦雄刑事部長が仲違いしていたのは平成2年。この不協和音で香川県警刑事部長の高橋邦雄氏は、管区警察学校の教務部長に左遷。その後任に神谷氏が刑事部長に就いた。高橋邦雄氏の高松地検に対する不満が、そのまま神谷刑事部長に引き継がれたことは容易に察しが付く。そういう状況下の平成4年度末、本紙川上が白鳥談合容疑を高松地検に告発した。

平成5年4月に三井環氏が高松地検の次席に就任したとき、高松地検の刑事部長は高橋勝氏ではなく福嶋氏で、香川県警の刑事部長が桑島氏、高松北署長は神谷智氏である。

(前号から続く)

これら高松地検の捜査手法が、後に「中小検察の独自捜査」として検察組織に新風を吹き込んだのです。

なぜ、この説明をしなければならないかというと、私が香川県警の一部腐敗警官から睨まれる立場に陥ったからです。もちろん、この一部腐敗警官とは、私を3回にも亘って襲撃した山口組若林組と癒着関係にあった人たちを指すことは言うまでもありません。

すなわち香川県警抜きで、検察だけの捜査員によって白鳥談合事件を成功させたのは、私(四国タイムズの川上)が、香川県警の頭越しに情報を高松地検に持ち込んだからだ、川上は香川県警の面子を潰した、と解釈し思い込んだようです。

また、香川県警が、川上憎しとなった理由は他にもあったようです。事件前の状況、すなわち平成2年当時は、香川県警刑事部長は高橋氏で、高松地検刑事部長も同じ姓の高橋氏であったようで、関係者は「高松地検の高橋刑事部長と香川県警の高橋刑事部長の仲違い」、と揶揄していたありさまです。この仲違いの香川県警高橋刑事部長の後を継いだのが桑島氏、神谷氏で、白鳥談合事件の舞台となった白鳥町の梁木町会議長が神谷氏と三本松高校で同級生であったことからも、さらに川上憎しとなったようです。

なお香川県警刑事部長のポストは、退職後、大成建設の営業部長が天下り先で、白鳥談合事件当時すでに大成建設に天下っていたのは香川県警の松本刑事部長、続けて高橋刑事部長、そして現在が、黒川俊雄刑事部長です。

これらの背景を押さえて、私への若林組からの襲撃事件を紐解けば、全容が見えてくるはずです。

さいわい、警察庁や検察庁が事件の深刻さを理解し、金融庁と共に捜査を進めているので、近々、真相が解明されるのではないでしょうか。
捜査機関(警察庁・検察庁)が捜査を進展させるのに、被害者である私が、この裁判を進めることによってなんらかのお役に立っていると自負しております。(次号に続く)

ヤクザの原点・任侠道を見直そう

二回目 代紋を支える人、ぶら下がる者

誰かにこんな話を聞いたことがある。

「ワシは『ヤクザ』であるが、暴力団ではない」

本紙川上は、このこだわりのある心意気が好きである。
人生、どの生き方を選択しょうとも自由であるが、やってはならないことは絶対にある。
本紙川上にヤクザの世界を語る資格はないが、業種は別にして人間としての資格で触れさせてもらいたい。

「冤罪捜査が自殺にまで発展
日本の精神文化を取り戻せば犯罪は減る」

捜査放棄と冤罪捜査シリーズで登場する人物に、山口組二代目梶原組の元若頭していた近藤秀三郎氏がいる。

近藤氏は、十六才でヤクザの道を選んだ。いわゆる任侠道ヤクザを志した人である。

その近藤氏が組長をしている籐正組に、六車・通称「ロクさん」という、若頭がいた。平成四年、事情があって近藤氏は若林組副長で迎えられた。もちろんロクさんも若林組の幹部に座った。悲劇はここから始まったようだ。

本紙川上が、平成六年、ロクさんと国際ホテルで最初にあった時、「あんたがロクさん、地元では、なかなかええ男や、と聞いてますよ」であった。そのロクさんは、平成十年八月、神戸三宮で電車に飛び込んで自殺した。

自殺する直前、香川県警から指名手配を受けて逃走していた近藤氏にロクさんから電話が入った、

「親分、なんでワシに隠し事するん、ワシが指名手配を打たれてたのを、どうして教えてくれんの、篠原(現二代目若林組長)がワシに言いよった『あんたの親分、どうしてあんたに指名手配が出てるのを、知っとって教えんのかいな、冷たいのとちゃうか』、こない言われたら、親分のこと信じられんようになった」
「アホ、なに言いよんじゃ、俺がそれ知っとって、おまえに教えんはずないがー…、おまえは疲れとるけん、俺が明日、迎えに行くけん、酒でものんで寝てしまえ…」
「親分、そうやろな、親分がワシの指名手配知っとって、教えんわけない…、……」

これが籐正組近藤秀三郎組長と六車若頭の最期の会話であった。親分子分で、こんなに残酷で悲しい場面はない。

増田昌三・高松市長に辞職を勧告

山口組直参組長、高松市長室で談笑

本紙川上は、いまだ市長室に入ったことがない。いまだにである。

平成17年の正月明け、市長室に通じる秘書課に一歩足を踏み込んだところ、当時の秘書課長が録音のためテープコーダを持って飛び出して来た。
入り口横のソファーに本紙川上を座らせ、テーブルで録音を始めるではないか。

明らかに増田市長から指示された嫌がらせであろう。

この時、本紙川上が増田市長に面会を申し込んだ目的は、高松市に余りにも多い不正の改善を迫るためであったのだ。

ところが、「不当要求」する者に対するマニュアルを本紙川上に当てはめたようだ。

さて、これらの状況を押さえて次の話に目を通して欲しい。

平成9年11月29日、本紙川上宅に、翌10年6月には冨田建設協会会長宅に、若林組が銃弾を撃ち込んだ。

その2カ月も経たない夏、発砲を指示した山口組直参若林組の若林ワ組長が、組長舎弟の右翼・日本士道会安西前会長と共に、高松市長室で2時間余りも増田市長と談笑。

話の内容は、玉藻城の天守閣復元についてで、この事業に掛かる費用を若林ワ組長が経済界から資金集めするから、市長もそれを認めろという交渉であった。要は市長のお墨付きを、資金集めの道具に使いたかったのである。

増田市長は市長職を、なんと心得ているのか。本紙川上は増田市長に、市民の代弁者として辞職を勧告する。

増田市長の「東京カラ出張」市長会議の欠席理由は、移動日

11月6日、大西秀人氏が高松市役所内にある記者クラブで、次期高松市長選に出馬すると発表した。実質、大西秀人、新高松市長の誕生である。

4階にある市長室で増田市長は、どんな気持ちで大西氏の高松市長選の出馬記者会見を受け入れたのだろう。

本紙の追及にも無視と決め付けていた増田市長であるから、ヘラヘラと薄ら笑いを浮かべて市長席に座ったままであったのだろうか。

いや、現実はそうではなかった。本紙が「厚顔無恥の増田市長」と見出しを付けたこともあるが、意外にも増田氏の小心な一面を垣間見ることとなったのである。

というのは、大西氏の市長選出馬表明となったこの6日、増田市長は東京に逃げ出していたからである。増田市長の妙なプライドと小心さから、市長室にじっと座ってはおれなかったのであろう。

もし、増田氏が市長の任期満願を希望するなら、大西氏の市長選出馬の記者会見に同席して、増田氏自身が大西氏を紹介するぐらいの度量を示すべきではなかったのか。

市政の混乱を招いた責任を市民に詫び、次期市長候補を紹介して市長職を勇退する。なんと「かっこいい市長」だろう。これから求められる市長とは、こんな大人の姿ではあるまいか。

さて、現実に返って、増田市長の行動を、6、7日の情報公開資料から追ってみよう。

【出張期間】11月6日から11月7日まで2日間。

【用務】第88回東京香川県人会定期総会(6日夕方)。

【用務地】東京都都千代田区。

この資料から何が読み取れるのか、さらに踏み込むと、増田市長のとんでもない実態が浮かび上がってきた。

この7日は、午後2時30分から県内7市長の市長が、県知事や県議会に要望書を手渡す高松市民にとっては重要な日。夕方に放映されたニュースには、増田市長や中村助役の顔は見えず、決裁権のない氏部収入役が代理出席しているではないか。

財源不足の高松市にとって、県知事への要望は、市長の職務からすれば不可欠。市長も助役も、欠席しなければならないほどの重要な用務が他にあったのだろうか。

秘書課の森田さんに、本紙が、「6日の夕方、市長が県人会に出席して酒を酌み交わしていたのは分かったが、7日の市長会欠席はなんなのか」と聞くと、「7日は、増田市長が一日中掛けて、(東京から高松)移動していた日です」と答えた。「移動日」と「市長会」の重要性さえ判断できないなら、即刻、市長を辞職すべきである。

7市長会長の新井丸亀市長に一般論で聞いてみたら、「東京なら日帰り、仮に一泊しても、朝一の飛行機で帰ります」「移動日が一日中、それはカラ出張です」

要は、増田市長からすれば、増田昌三後援会もすでに解散、次期市長も大西氏に決まった、老人ホーム「あかね荘」の疑惑もバレたし…、と、すべてを放り出したのではないか。

なお、市長の代理である中村助役は、岐阜の会に出席。

「勉強します」で納得

次期高松市長・大西氏と本紙川上の約束

10月19日、突然、総務省の関係者から電話があった。

「川上さん、知ってる? 
あんたが嫌ってる木村義雄と平井卓也が、ウチの大西秀人を高松市長に出馬させたいからと、大臣とこまで行ったのを…」。さぁー大変。

本紙が長年、高松市政の改革を願って汗をかき、助役3人や脇市長の首を撥ね、やっと増田市長を辞任に追い込もうとしている矢先ではないか。

平成の大合併で誕生した新高松市の初代市長に、木村義雄代議士が手を引いて登場する大西秀人氏を座らせるわけにはいかないではないか。

新高松市の市長が、市民のための市政を行うためには、まず、今時点の高松市の実態や、そこに至る経緯を知るべきである。それを怠り選挙の票集めだけで、安易に人の話に飛び付くと、本紙の苦労がまた始まる。新高松市長の誕生には、最初から悪い虫を付けさすわけにはいかないではないか。

10月25日朝10時、本紙川上は総務省の11階にある情報通信政策局を訪ねた。

もちろん高松市長候補として名が挙がった大西秀人氏に会うためである。突然訪ねる無礼を省みず、本紙川上はズカズカと大西秀人・地域放送課長の席に足を運んだ。

名刺交換をして、課長席の横テーブルに座り、増田市長の「あかね荘」補助金交付疑惑や、すでに逮捕されていた寒川町の広瀬元町長の記事などをそのテーブルに並べた。

間を置かず本紙川上は、「木村義雄代議士の声掛りで、出馬するそうですが、同じ登場の仕方でも、木村代議士に手を引かれて登場するのだけは止めて欲しい…」。

それに答えて大西課長は、
「ネットで四国タイムズは見ています。勉強します」。

今、本紙は言うことはない。

塩津局長の公金横領が新たに発覚

教育部長当時、タクシーチケットを悪用

増田市長の晩節は、最悪の様相を呈してきた。なぜそうなってきたのか本紙なりに分析してみよう。

ずばり、人事。

要は人を見る目がなかったということに尽きる。

さて、具体例で増田市長の人事選択眼を点検する。

塩津政春氏のポストは、三つほど前に遡れば、高松市総務部次長から教育委員会教育部長、そして、現在の高松市消防局局長である。

総務部次長の主な仕事は、市職員の人事を決める立場で、それこそ人の能力や性格を見抜かなければならず、自らが職員のお手本を示す立場でもある。

教育部長は、名のごとく高松市、いや日本の将来を担う子供たちを教育する現場、すなわち学校を統括する最も人の手本を示さなければならない立場ではないか。

そして、現在の塩津高松市消防局長は、高松市民の財産や生命を守る自覚が最も求められる立場ではないか。

さて、増田市長が塩津正春氏を、総務部次長、教育部長、消防局長に昇格させた人事選択眼に、本紙が不信感を抱かずにはおれない事実、@【タクシーチケット】、A【セクハラといじめ】を2回連載であげてみよう。

@【タクシーチケット】

今年の2月、塩津氏が教育部長当時、本紙の情報公開請求からタクシーチケットの不正使用が6カ月分発覚した。

公金横領である。

塩津教育部長のこの不正事実で、右翼の街宣車が連日、増田市長や塩津教育部長を攻め立てた。
増田市長は堪らず、春の人事異動で、よりによって問題の塩津教育部長を、右翼の街宣車のスピーカー音が、高松市長室に届かない高松消防局長に栄転させたのである。

しかし、栄転どころか、塩津教育部長のタクシーチケット不正使用が、この度、本紙の2年間に遡って情報公開請求した資料から、新たに発覚した。つまり、塩津教育部長は、発覚した金額だけ市に返還し、バレなかった不正使用金額は、黙ってポッポにしまいこんでいたことになり、教育部長というポストからすれば、金額の多少に関わらず塩津氏は、公金横領したことになるのではなかろうか。

さらに本紙が塩津氏の不正使用したタクシーの利用目的を調べてみた。ここで新たな市幹部として相応しくない実態が浮かび上がってきた。

それは、部長職以上は、市の幹部として非常時にそなえ市内に寝泊りしなければならないという慣習法を無視して、高松町の料亭「はちすか」から丸亀の自宅に帰るために高松駅までタクシーを不正使用していたのである。






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