オペレーションの仕上げ 断末魔の悪あがき許さず!
川上社主襲撃の真相が明らかに讃岐の病巣≠押さえ込め!
これまで本紙が報じてきた警察当局による、乾坤一擲の一大作戦、名付けて、『オリーブオペレーション』が、すでに佳境を迎えていることは、本紙読者が最も知るところであろう。
そう、我が香川県の県木をタイトルに戴いたこのオペレーションは、確かにこれまで行われたことのない規模で、且つまた、緻密を極めたものであり、そしてそれは非常に順調に進行している。しかし、それでも、このオペレーションの対象者たちは最後の最後まで意味のない足掻きを続けているようである。
スムーズな進行、陰で蠢く最後の足掻き『全く無意味な抵抗です』、警察幹部
「ここまで来たら、このオペレーションはすでに仕上げの段階を残すのみ、と言っていいわけですが、それでも、なかには最後の抵抗を試みようとしている勢力もあるようです」。
こういうのは、警察庁のさる最高クラスの幹部氏である。言うまでもなくオリーブ・オペレーションの采配を振るう一人である。この幹部氏は、こう言いながらそれでも余裕の表情は崩していない。これまでも本紙で報じてきたように、オペレーションの進行状況がスムーズという証左である。
「余裕、などといわれると困りますがね(笑)。それでも、思った以上に順調に着実にことが進捗していることは否定しません。ただね、敵も然る者、などということは言いたくありませんが、やはり抵抗はあります。それがいろいろな形で出てきていますね。もっとも、そういう点も我々はいわゆる織り込み済みのところもあるのですが、オペレーションによって叩き潰される可能性があるところ、あるいはそれを自覚しているところは、やはり抵抗をしてきますね」。
なるほど、その勢力はある程度想像できる。その筆頭として挙げられるのが、まず、若林組であろう。彼らは、このオペレーションの深く静かなる進行にまんまと絡みとられてしまっており、今や文字通り瀕死の状況に追い込まれていると言っても過言ではないのである。
「そうですね、従前から比較すると、この組織(※若林組のこと。さすがに警察庁幹部ともなれば、個々の暴力団組織の固有名詞は取材において口に出さない)は、その力はたいそうなる規模の収縮となっています。半減どころか、もはや全盛時の十分の一以下になっているといっても言い過ぎではないでしょう。
ただ、それは、このオペレーションだけのおかげではありません。四国タイムズ社主、川上氏のこれまでの努力、尽力があって初めてここまで来たものです。これは(四国)タイムズにおいて敢えて強調する必要のないことでしたね(苦笑)。これまで通り、私たちのオペレーションは、まず川上氏を襲った奇禍を十分確認したところが発端となっています。お互いに日常の打ち合わせは一切ありませんが、それでもここまで来たのは、相互のたゆまぬ努力といったところでその呼吸が合って、ここまで来ることが出来たのです。そういう根底がある上で、私たちのオペレーションは着実なる進行を遂げてきた。そして、あの暴力団組織にも壊滅的ダメージを与えることとなったのです。それでも、あの組織は、最後の足掻きを模索しているようですがね…」。
本紙川上社主が、若林組から受けた理不尽きわまりない襲撃は、法治国家においてあってはならないことである。だからこそ、警察当局の渾身のオペレーションが起ち上がったのだ。
そしてその成果がもはや目に見えるところまできちんと出てきている。その最前線が、若林組の勢力大低下となっている、というのだ。
全盛時の十分の一以下、若林組の勢力 香川県警腐敗組も同様に壊滅状態
確かにそうである。この警察庁幹部氏は、いみじくも、『川上社主との共同歩調からの産物』、という言い方をした。これも事実である。この両者の努力がなければ、我が讃岐はいまだに、暗黒の世界に落ち込んだままだったかもしれないのだ。若林組、あるいはこの悪の組織とがっちりスクラム組んでいた香川県警の、腐敗一派≠ェいまもって、この郷土を牛耳っていたに違いないのだ。
そんな大勢力が、今や風前の灯火になっている。ここで警察庁幹部が言う、最後の足掻きを見せ始めているというのも、無理からぬところなのであろう。以前舐めた蜜の味が忘れられない、といったところであろう。だから、ここに来て最後の足掻きを見せ始めているのだ。
「そういうことなんですね。こう言うのが暴発するとどういうことをやらかしてくるのか判りません。しかしですね、我々は、共同歩調者である川上氏に対しては、一指も触れさせませんよ。それだけは、ここに宣言しておきます。四国タイムズで宣言してしまえば、もう、この先我々も四の五の言い訳できないでしょうからね(笑)」。
緊張を柔らかいユーモアで包むような言い方に徹した。しかし、その内容は、実に力強い言葉である。事実、その口調も実に力強いものである。
「そのところは力強くお伝えすることが出来ますが、問題はその最後の悪あがきの一節ですね。私たちは、対象者に対しては、オペレーション開始前から、常時定点観測を行ってきましたが、このところの動きとしては、たとえば、香川県警のOB、もちろんそのなかには、今回のオペレーションでその職を追われたものも含まれるわけですが、そういう連中と、風前の灯火の暴力団勢力(若林組のことである。念のため)との結託、といったところにそれが現れているようです。もう、その正確なところを当方は掴んでいますがね。
きちんと手を打ってはいますし、その足掻きが暴発することは、まず120%(!)あり得ません。ただ、私どもはそこまで目を見据えておかないといけない、ということです」。
今、その観点から、オペレーション上最も注目しているのが、先月号でも報じた、若林組の武器庫、だという。銃器による暴力事件が後を絶たなくなった我が国において、この注目はまさしく的確なものであろう。
「その武器庫は、近いうちに一斉にガサを入れます。さて、どれだけのブツが出てくるか、楽しみですね」。
確かに楽しみである。
襲撃事件の真相が明らかに!真の法治国家にすべては始動する
「それにここで絶対に付け加えておかなければならないことがあります。これからのオペレーションの肝の一つとして捉えて頂けると、間違いのない筋なのですがね…」。
こう言って、その幹部氏は声のトーンを少々落とした。いよいよ核心に迫ったようである。
「実は、ここに来て、このオペレーションのきっかけとなった、当の川上氏に対する数々の襲撃事件の真相が現れてきているのです。私たちは、これまでの川上氏襲撃事件の洗い直しをしてきました。この複数の事件こそ、すべての根源だからです。そしてこの事件の数々にこそ、香川、いや、我が国の暗部を照らし出すヒントが隠されていると確信しているのです。つまりは、それほど重要な事件だったわけです。もっとも、だからこそ、これらの事件が前代未聞のオペレーション発動の契機となったわけですがね…」。
ここで一呼吸入れた幹部氏は、あとは一気に核心を話し出した。
「川上氏襲撃事件は、複数回に渡っているわけですが、その度におざなりな捜査をしてきていました。それはかなりひどいものです。今その洗い出しを綿密に行っていますが、特に(香川)県警の腐敗部隊と地元暴力団との癒着は、数々の事実の歪曲をしています。それは非常に驚くべきことで、この法治国家にあって裁判上ですらゆがんだ事実が事実として定着せられた、という事態まで起きているのです。一つ一つの事件に関する詳細なる報告はこれからしていきますが、ことによると、再審も十分に行われるでしょう」。
これはまさしく瞠目すべき指摘であろう。川上社主にかかる事件は、やはり、関係者らによって歪められていた!その相違はさらに、今後再審まで発展する可能性を秘めているというのである。
これは徹底的に洗い出し、そして、必要にして充分なる審議を再開させてもらいたい。
本紙は腰を据えて、それを監視していくこととする。
若林組の発砲、謎深まる
久米池から弾入り拳銃を発見
「拳銃を見つけたぁー」
県道、いわゆる新田街道から久米池に投げ捨てたという犯人の証言を基に、拳銃の捜索をしていた香川県警のスキュウバーダイビングの一人が、石積み洗堤近くでこう叫んだ。
捜査員10人ほど、うち潜水3人が捜索を始めてから二日目の発見である。
「弾が入っとるが」
県道で待機していた捜査員が、発見されたばかりの拳銃を手渡されつぶやいた。
本紙川上はこの話を、久米池水利組合のMさんから先月初めて聞いた。
Mさんによると、昨年(平成18)3月7日夜、本紙川上が若林組の森から発砲された後10日ぐらい経った出来事だという。犯人が拳銃を久米池に投げ捨てたと証言、そこで香川県警が池を捜索するので立ち会いを引き受けたそうだ。
出頭した森以外にも襲撃に関与した若林組関係者がいたのは間違いないようだ。
香川銀行崩壊の危機H
愛人ゲシュタポの暗躍で本田常務が専務に
先月29日朝10時、香川銀行の第101回目の定時株主総会が香川銀行本店で開かれた。
本紙川上の発言を香川銀行の頭取はどう捉え改革に活かしてくれるのだろうと期待して株主総会に臨んだが、またしても裏切られる結果となった。
その株主総会の様子を記してみよう。
香川銀行頭取である遠山議長が株主に発言を求めたので、株主の本紙川上は、間髪入れずに手を挙げた。遠山議長、仕方なさそうに「番号と名前を言ってからどうぞ」。
香川銀行の行員強権管理術 隠蔽・緘口令・情報の裏収集活動
《私は、職業が四国タイムズを発行しており、香川銀行の株主の1人でもある川上道大です。
先月(5月)15日、香川銀行の元観音寺支店、支店長代理であった小玉泉被告の控訴審判決があって、懲役1年2ヵ月、執行猶予4年が言い渡されました。
また、同じく先月28日には、香川銀行の空港口支店の元支店長代理であった横山和泰被告が、高松地裁から懲役2年、執行猶予4年が言い渡されました。
これら二つの事件は、事件前に、私が発行している四国タイムズにも掲載していた内容で、先の、観音寺支店の小玉泉・元支店長代理の事件については、私が香川県警本部長あてに告発したことから刑事(詐欺)事件に発展した経緯があります。
そういう過去の経緯からしても、今日は、1年に1回の株主総会ですから、香川銀行の執行部は、真摯に株主の発言に耳を傾けてください。
では、本題にはいります。
組織を動かすのは、人です。
だれが、香川銀行という組織を動かすポジションに座るかが、非常に重要な点で、株主の利益を考えれば、だれが、この重要な人事権を握っているのかに注目せざるを得ません。
そこで質問ですが、香川銀行では銀行内の情報、特に各支店の人事情報を得るのに、スパイ、
@、いわゆる、執行部に不都合な人事情報を得るために、香川銀行外から、ゲシュタポを香川銀行内に送り込ませている事実を、頭取である遠山議長はご存じでしょうか?
A、香川興産の高畑有美子さんという非常に優秀な営業部員の存在を、遠山議長はご存じでしょうか?
B、近々専務になる、本田常務が、この高畑さんを利用して、香川銀行内の人事情報を集めていることを、遠山議長はご存じでしょうか?
C、遠山議長は、本田常務と高畑さんが愛人関係にあることをご存じでしょうか?
一部上場企業である香川銀行の株主である川上は、全行員の人事面の全てを統括している本田典孝常務が、香川銀行の代表権ある専務に昇格することには反対します》
本紙川上が発言している最中、議長である遠山頭取は、「本会の目的でない発言は控えてください。退場を命じますよ。言い渡しますよ」と、何回か、発言を断念させようとした。しかし、用意した原稿を全部読み上げ、
「この問題は、本会の目的でないことはない。代表権のある本田専務が誕生することは、株主にとって重要な問題でしょう」と、大声で訴えた。
愛人と仕事の見境を糺す 本田専務のタブー無き出世欲
香川銀行の改革を進めるには、そもそも組織の体質を変えてしまわなければならないほど深刻である。それは香川銀行が、香川相互銀行と呼ばれていた当時のトップであった川井顕三郎・顕作親子、その後を継いだ大林一友頭取のDNAをソックリ替えなければ香川銀行の刷新は不可能だということである。
その悪しき香川銀行のDNAとは、ずばり「オンナ」。それを持ち合わせ、悪用して香川銀行の専務にまで登りつめた本田典孝氏の最近の事例を紹介する。
今春、坂出支店の三木洋一支店長が本部へ左遷された。理由は部下の女子行員に手を付け、愛の巣まで構えて不倫を続けていたからである。その女子行員も、同時に国分寺支店に転勤となったが二人の関係はいまだに続いている。
この不倫関係をいち早く情報収集して暴きだしたのが本田常務だった。もちろん本田常務が付き合っている香川興産の高畑さんがいなければできる芸当ではない。
香川銀行の本田専務誕生の裏に、「オンナ」の貢献が潜んでいたとは、株主の一人としても看過できないことではないか。「顧客のリスク情報」や「行員の個人情報」はどうなるのか。
旧ドイツ軍のゲシュタポ採用で組織管理はすべきでない。
ホンダカーズ四国の悪行を糺す
金本社長、受託「封印」で不法行為
先月、本紙の6月号を、本田技研の福井社長に5部送付した。本紙川上が尊敬している本田宗一郎氏が創立した本田技研の改革に役立ててもらいたいからである。2、3日して福井社長に電話すると、留守で、代わりに三浦さんという女性が応対してくれた。
本紙川上「四国の金本社長らが、ホンダに相応しくない動きをしているので四国タイムズに掲載しました。送付しましたから是非とも社長に読むように伝えてください…」
三浦さん「すでに新聞は社長に手渡してます。ありがとう御座います…」
三浦さんの応対が非常にすがすがしく好感が持てたので、気をよくしていたところ、週刊ポストの7月6日号を見つけた。
〈驚天の骨肉騒動〉ホンダ自殺社員の両親が「ビンタ妻」「パワハラ上司」を訴えた!
…訴状によれば〈長時間労働及び精神的重圧によって、心身ともに疲労困憊し、うつ状態にあった〉が目に留まった。この週刊ポストの内容からすればホンダ技研内の現状は、ホンダカーズ四国に留まらず全社的なものなのだろうかと、つい思えてくる。
さて、本紙のホームグランドである四国に戻ろう。
自動車には後部ナンバープレートを車体に取り付けるボルトに「封印」が被されているのを読者はご存知だろうか。
この「封印」は国土交通省から許可された企業だけが扱える代物で、ホンダカーズ四国は四国4県に事業所があるから、4県の陸運支局の封印権を受託していることになる。
この4県の封印権を扱えることに目を付けた金本社長が、その立場を悪用して不法行為に走っている事実を本紙は突き止めた。愛媛県で登録した車輌を、高知や徳島、香川の事業所に配送し、愛媛のナンバープレートと封印を他県の事業所で取り付けしているのである。法律は守ろうよ!
香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その51)
山口組本部を陥れる直参若林組の暴走
「組織犯罪 厳正に対処したい」
検察の使命は事案の真相を解明し、真相に即した適切な処理を行うこと。暴力団などによる組織犯罪など市民生活を脅かす事件に適正に対処したい。
これは、高松地検の松浦由記夫検事正が、先月28日に着任会見したときの抱負の記事である(6月29日付産経新聞)。松浦検事正は石川県能登町の出身で、金沢大学文学部卒業後に司法試験に合格したという。本紙川上は、文学部を専攻していた松浦検事正に期待したい。
というのは、若林組が本紙川上を襲撃した三つの未解決事件は、文学を専攻してなければ理解できないようなフイックションのようなノンフイックションだからである。
香川県警・若林組内腐敗組の警官組員が、山口組直参若林組の組員とで手分けをして襲撃していたのだから。
若林組本部長の供述と証言 本家を巻き込み生き残りを画策
先月28日、若林組広沢こと黄津一が仕掛けた、でっち上げ冤罪捜査で逮捕され、高松刑務所に収監されていた近藤秀三郎氏が、3年の満期を3ヵ月残して出所した。
香川県警の捜査放棄と冤罪捜査シリーズのうち、舞台が冤罪捜査の方の主役が近藤秀三郎氏ということになる。
本シリーズで本紙が本気で訴えようとしているのは、「香川県警から腐敗警官を排除しよう」である。
健全警官の中に紛れ込んだ腐敗警官を判別するには、任侠道ヤクザの中に紛れ込んだ似非ヤクザと共同作業した事実に網を投げ、一網打尽にたぐし寄せるしか方法がないではないか。
まず、左の「破門状」と「絶縁再通知」を見て欲しい。
これらは、平成18年3月7日、本紙川上を殺害する前提に、腐敗元警官と六代目山口組二代目若林組が綿密に打ち合わせをして発送された節がある。
ヤクザの世界では不始末を仕出かした者に出される掟の内で、破門状は組への出入りを禁ずるという処罰であるが1年も経てば復帰することも可能。しかし絶縁状とは、一度絶縁されればヤクザ稼業には二度と復帰できない非常に厳しい掟であるようだ。
「破門状」は平成18年2月6日付けで、二代目若林組組長秘書の森裕之に出されたもの。ちなみに、二代目若林組篠原組長の息子は森裕之の養子。
「絶縁再通知」は平成18年1月に、近藤秀三郎氏に出されたもので、既に「絶縁」と致しておりますが念の為再度御通知申し上げます、と、おまけに但し書きまである。
これらが、六代目山口組二代目若林組組長・篠原重則の名で出されたことの意味は、非常に大きい。
なぜなら、2月6日付で破門された森裕之が、丁度1ヵ月後の3月7日夜7時20分、帰宅した本紙川上を殺害する目的で拳銃を3発発射したからである。本紙川上の殺害さえ遂げれば、腐敗警官の筋書き通り数ヵ月で釈放となっていたようだ。本紙川上が拳銃を取り出したので、もみ合っているうちに、その拳銃で森が川上を誤って撃ってしまったと、調書作成すれば正当防衛になってしまうではないか。
一方の近藤秀三郎氏に出された「絶縁再通知」の意味も大きい。本来、近藤氏は高松刑務所に収監されていたのであるから、改めてこの時期に「絶縁再通知」を出す必要もない。ましてや、近藤氏は六代目山口組二代目若林組の篠原重則組長とは盃を交わした仲でもないではないか。
要は、森の「破門状」は本紙川上の使用者責任を問う裁判から逃れるためになされたもので、近藤氏の「絶縁再通知」は、森の破門状のカムフラージュと冤罪捜査を仕組んだ広沢こと黄津一らが近藤氏の出所後の動きを恐れたためであろう。
さて、本紙川上がどうしても腑に落ちないことがある。
それは、六代目山口組の脇の甘さ。一般人である本紙川上からすれば子分は親分を命を張ってかばうというのがヤクザの世界だと思っていた。ところが、六代目山口組二代目若林組に関しては特別な扱いをしなければならない事情があるのかと思いたくもなる。
次の例は、直参組織の者なら口が裂けても言えない内容ではないのか。
【川井本部長の供述調書】
五代目山口組というのは、神戸氏灘区に総本部事務所を構え、全国にその傘下組織を抱えている、日本最大の極道組織。若林組というのは、今説明した五代目山口組の下部組織(二次団体)で、高松市東浜に本部事務所を構え、香川県下に傘下組織を抱えている、香川県下最大の極道組織。
…ですから組員の立場は、私の組で例えるなら、枝組組員でも、大きくは「山口組組員」、そして「若林組組員」であり、正確には「枝組(森組等)組員」となる。
若林組の出世頭を洗え
襲撃の功績は昇格で応える
二代目若林組の重要なポストに昇格したのは、本紙川上を襲撃した若林組の関係者である。
平成9年11月に発砲襲撃した川原豪は、いま本部長補佐。
平成12年1月に鉄パイプ襲撃を指揮した川井則之は、いま本部長である。
そして、平成15年6月に日本士道会前会長の安西氏を鉄パイプ襲撃させた松下浩文は、いま二代目若林組の舎弟頭補佐の地位にあり、舎弟頭が不在なので実質的に舎弟トップということになる。
また面白いのは、松下が日本士道会の会長になってから入会してきた新人である三野英司が、前会長襲撃事件があった後、ナンバー2の会長秘書に昇格していることだ。
若林組関係の組織で、不自然に分不相応に昇格した男が襲撃実行関係者ということになるのであろう。
ところで、次々と真相が解明される状況を察知した二代目若林組の松下浩文舎弟頭補佐と川原豪本部長補佐は、今後の身の振り方を模索し始めたようだ。
二代目若林組の森裕之幹部が、昨年3月7日本紙川上に拳銃を発射した後の3月26日深夜、古馬場のクラブで、
川原:「おじき、もうウチの組、もてまへんで、わしらどうなりますんや」
松下:「このまま行ったら、組はもう終わりや。お前も先のこと考えないかんで。わしは、もう考えてるわ」
川原:「えっ、それどういうこと事でっか」
松下:「わしは、よその組に兄弟分がおるから、ちゃんとレース組んでるわ」
川原:「おじき、わしも頼んまっさ」
松下:「おう、考えんこともないけど、しかし、要らん事言うたら、わしゃ知らんで」
ヤクザの原点・任侠道を見直そう
[三回目]五代目の訴訟取り下げ時に本紙川上が提言
次に記すのは、若林組の広沢こと黄津一と、香川県警の腐敗警官が現実に仕組んだ話で、若林組籐正組の近藤組長と六車若頭が陥れられた出来事である。本紙川上への三度の襲撃と捜査放棄も同じ。
◇◇◇
誰かにこんな話を聞いたことがある。
「ワシは『ヤクザ』であるが、暴力団ではない」
本紙川上は、このこだわりのある心意気が好きである。
人生、どの生き方を選択しょうとも自由であるが、やってはならないことは絶対にある。
本紙川上にヤクザの世界を語る資格はないが、業種は別にして人間としての資格で触れさせてもらいたい。
「冤罪捜査が自殺にまで発展日本の精神文化を取り戻せば犯罪は減る」
捜査放棄と冤罪捜査シリーズで登場する人物に、三代目山口組二代目梶原組の元若頭であった近藤秀三郎氏がいる。
近藤氏は、十六才でヤクザの道を選んだ。いわゆる任侠道ヤクザを志した人である。
その近藤氏が組長をしている籐正組に、六車・通称「ロクさん」という、若頭がいた。平成四年、事情があって近藤氏は若林組副長で迎えられた。もちろんロクさんも若林組の幹部に座った。悲劇はここから始まったようだ。
本紙川上が、平成六年、ロクさんと国際ホテルで最初にあった時、「あんたがロクさん、地元では、なかなかええ男や、と聞いてますよ」であった。そのロクさんは、平成十年八月、神戸三宮で電車に飛び込んで自殺した。
自殺する直前、香川県警から指名手配を受けて逃走していた近藤氏にロクさんから電話が入った、
「親分、なんでワシに隠し事するん、ワシが指名手配を打たれてたのを、どうして教えてくれんの、篠原(現二代目若林組長)がワシに言いよった『あんたの親分、どうしてあんたに指名手配が出てるのを、知っとって教えんのかいな、冷たいのとちゃうか』、こない言われたら、親分のこと信じられんようになった」「アホ、なに言いよんじゃ、俺がそれ知っとって、おまえに教えんはずないがー…、おまえは疲れとるけん、俺が明日、迎えに行くけん、酒でものんで寝てしまえ…」
「親分、そうやろな、親分がワシの指名手配知っとって、教えんわけない…、……」
これが籐正組近藤秀三郎組長と六車若頭の最期の会話であった。親分子分で、こんなに残酷で悲しい場面はない。
高松市の財政圧迫の原因
ネコババ3億・増田市政の体質を断て
「行政組織全般を高松市は見直しへ」
高松市の大西秀人市長は、08年度以降「市民の声を反映しやすい体制づくり」を念頭に、市の行政組織全般を見直していく方針を明らかにした。
それに伴い、岡内須美子副市長の健康福祉部長職の兼任を解くという。
さて、ここで、本紙の本年5月号を見て欲しい。
増田市長退任前の人事に異議あり 塩津消防局長・草薙総務部長のポスト」
…昨年の9月議会で退任を表明した増田市長は、任期までわずか6ヵ月という市長の職務期間中、職権を悪用して矢継ぎ早に市組織の再編、副市長1人制、それに人事権のある総務部長などの人事を断行した。動機は捜査からの回避を目論んだ悪あがきである。
特にここでは、ドサクサに紛れた異常な奇策の中から、本紙既報の塩津消防局長と、草薙総務部長がそのポストに不適任であるかを記す…
本紙の指摘は間違っていなかったのである。
それにしても、就任2カ月余りで大西市長がそこに気付いたのは、さすがである。
大西市長の改革の一歩 増田前市長の人事一掃から始まる
それでは、大西市長が効率よく短時間で改革を進めていけるように、本紙も意識してまとめてみよう。
大西市長は、自民党市議会同志会の三笠輝彦会長の言葉を鵜呑みにせず、まず高松市政の現状から把握すべきである。なぜなら三笠会長の安請け合いには裏付けがなく、当てにすれば土壇場で大西市長が窮地に落とされ、結果として市民が迷惑を被るからだ。
【岡内・高松副市長】
まず、岡内須美子氏は、高松市の副市長には相応しくない。
昨年2月22日、増田市長の生みの親である井竿助役が逮捕された、宮武市議も。本紙川上が検察に告発して、本紙にも書き立てたので、いくらか高松市政の改革にお役に立ったのではないかと自負している。事件後は、井竿元助役や宮武元市議とも飲食を共にする機会もあるので、非常に高松市民のためになる話も直接に拝聴できる。大西市長も一度会食を共にしたらどうだろう。飲食代は割り勘であるから気使いは無用で、現状の高松市政が手に取るように分かるので、是非、大西市長には勧めたい。
ところで、増田高松前市長が関わった、今も不発弾を抱えている高松市政の地雷源は、健康福祉部。そこで、大西市長は、平成13年、14年、15年度の特別養護老人施設の補助金交付の認可当時の健康福祉部長に注目して欲しい。
「一宮の里」「高松さんさん荘」の認可当時の福祉部長は、今の横田教育長。それに当時の増田市長から「あかね荘」の認可を直接指示されたのが今の岡内須美子副市長なのである。
井竿元助役と宮武元市議が当時を語った。
「『あかね荘』に関しては、増田市長が直接、岡内健康福祉部長に指示して認可を与えた」「あれについては、増田市長は、誰にも会わず、話にも応ぜず、異常であった」
【塩津・高松市消防局長】
緊急! 大西市長に告げる。
市民の生命、財産を守るはずの高松市消防局が、今後予測される南海地震などの危機に直面した時、組織が機能不全に陥る可能性が大である。消防隊員の塩津消防局長に対する信頼は皆無と言っても過言ではない。
塩津消防局長に関しては。いまさら本紙が声を大にして言うこともなかろう、公金不正使用は今に始まったわけではないからだ。
平成17年3月号の本紙。
…本紙は2月10日付で「平成17年11月以降で課長・部長級の『タクシーチケット券利用状況に関して名前が判る資料』」を情報公開請求した。
これが元で塩津教育部長の不正が発覚。それが、なんと、その不正を行った人物が、増田前市長の配慮で高松市消防局長に栄転したのである。
大西市長は、高松市民の負託に応える人事を断行して欲しい。
高松市消防局の団員結束、組織強化のため、塩津消防局長の配置転換ができるかできないかを、本紙は、大西市長の危機管理意識があるかないかの試金石としたい。
広瀬・旧寒川元町長の逮捕
収賄金は、賄賂か株の売買か
昨年10月11日、高松地検は、旧寒川町(現さぬき市)の健康管理機器の導入を巡る虚偽の工事請負契約書作成事件で元町長の広瀬正美ら3人を逮捕、続けて広瀬被告を事後収賄の疑いでも再逮捕した。
実に残念である。
というのは、広瀬元町長が出馬した「さぬき市長選挙」の時、これらの事実を掲載した平成14年4月号本紙を選挙事務所に届けていたから、広瀬元町長はこうなることはある程度予測できたはずだ。
野崎社長からの賄賂の入金は選挙後の8月で、平成10年に広瀬被告が出資していた、且s町村ネットワークの株の買い戻し金に形を変えての2百万円という事後収賄である。
本人不在の弁護士の誤った助言は、事態を深刻化させ人生の集大成を狂わせる。
ところで先月、この事件の公判が高松地裁であったので本紙川上も傍聴に出かけた。
法廷は、右の弁護士側席には、前列の堀井茂弁護士ら3人と後列に田代健弁護士が1人座っていた。左側席には1人の検事。
公判の大筋はどうなのか。
広瀬被告は、現役町長時代には傲慢であったが、意外と素直な単純な性格も持ち合わせていたというのが本紙川上の印象である。しかし今、目の前にいる広瀬被告は素直さに欠け抵抗していた。
それはそうであろう。弁護士が「頑張れ、署名をするな」と、拘置所で2、3日おきに計21回も逮捕された広瀬被告に発破をかけていたのだ。
田代健弁護士に言いたい。
「広瀬被告のための真の幸せを願った弁護を頼む」と。
大西高松市長の告発義務
横田教育長の職務放棄に問題あり
先月10日の日曜日、太鼓の催し物が、午後2時から4時にかけてサンポートであった。
本来、この催し物の挨拶は、高松市からは横田教育長がするべき立場であったが、不都合を理由に文化部長が代わりに挨拶を務めた。
ところが、不都合を理由に挨拶を断ったはずの横田教育長が、会場で太鼓の演奏を楽しんでいたというから職務放棄も甚だしい。
しかも、大西高松市長からの緊急な呼び出しにも連絡が通じなかったとなれば何をかいわんやである。
大西市長の緊急な呼び出しとは何か。
それは翌日の月曜日の16時から記者会見が予定されたからである。就任したばかりの大西市長からすれば、高松美術館の不正経理については横田教育長に事情説明を求めるしかないではないか。
6月12日付四国新聞。
「高松市美術館で不正経理 60万円を業者にプール」
…同館は「業者から備品を購入するためにプールしていた。私的流用はない。これ以外のプール金もない」…
6月27日付四国新聞。
…高松市教委は26日、市美術館のプール金について、新たに…プール金の疑いがある残預金があった…」
11日の高松市長記者会見の後、本紙川上は横田教育長にこう言った。
「不正経理はまだ多くある。その都度、何度も頭を下げずに、不正を全部いっぺんに公表して、頭を一度だけ下げて終わらせたらどうですか」
さて、高松市美術館美術課の住谷晃一郎・課長補佐の話しに入ろう。
「イサムノグチ展」は、横浜市立美術館・滋賀県立美術館・高松市立美術館の共同開催で、返還金の60万円を「桜製作所」に裏金プール。
住谷課長補佐の釈明は、
「次回には、人間国宝の漆芸家・太田儔展を予定する。
いいものであるから、陳列もそれに相応しい陳列をしなければならない。そのため、この60万円は陳列を担当する『桜製作所』に保管させた」。
「ロートレック展」は、サントリー美術館から借り受け展示、予算は千万円であったが、サントリーからの請求は9百万円なので、返還金は桜製作所に。「ミューシャ展」「中国の漆器展」と、住谷課長補佐の釈明はまだまだ続く。
いずれにしても、筆頭学芸員20年以上は長過ぎる。
大西市長は告発の義務あり。