即・真鍋武紀氏に香川県知事をやめてもらいましょう
真鍋武紀氏に暴力追放センター会長をやめてもらいましょう
木村義雄氏に衆議院議員ををやめてもらいましょう
小川和彦氏に県人事委員をやめてもらいましょう
水本勝規氏に県会議員をやめてもらいましょう
石原収氏に三木町長をやめてもらいましょう
香川の再生を目指せ 捜査の足音は嵐の前の静けさ
自民党総裁選では、予想通り、麻生太郎氏が選出されたわけだが、目下、着実に進行している、『オリーブ・オペレーション』は、そのような政治の動きによって、右顧左眄するものではない。
その中で、すでに、オペレーションの網の中に入っているのが、本紙既報の通り、
@香川銀行、A真鍋武紀香川県知事、そして、B地元、近隣の警察並びに暴力団、なのである。
「オペレーションの進行度は、それこそ、『四国タイムズが詳しい』(笑)、といったところでしょう。それに、すでにオペレーションがなにを最終目的として、どのような道筋で行われていくか、つまり、スケジュールといったところですね、このあたりは、やはり(四国)タイムズの読者の方々の方が詳しいのではないかと(笑)。
実際、オペレーションは、すでに最終の踏切板を無事に越え、ホップからステップをクリア、目下、ジャンプから着地、といったところまで来ています。柱は、むろん、三点セットです。(注・前述した@からB)」。
おさらい、という形で、警察庁の首脳が言う。
まず、@についてであるが、すでに本紙がさきがけて報じている通り、かなり膨大なる情実、並びに不正融資が行われており、それをターゲットにした摘発が行われる模様なのである。
「ここで驚かれるのは、香川銀行が絡んだ情実や不正融資の総額は、数十億円にも上るのではないか、と見られることです。その相手は、ズバリ若林組。この資金の流れは実に複雑で、ひとつひとつの線の解明には確かに時間がかかってしまいました。それでもほぼ全容といったものを紐解くことが出来ました」。
れっきとした銀行による情実や不正融資の額が、いくら長年にわたる、延べとはいっても数十億円にも上るというのは、驚きを禁じ得ないが、その複雑で絡み合った線を一本一本解き明かしたということもまた、同じ位の驚きが伴う。
「情実融資などというものは、ご存じのように、ただ単に一本の線で金が動くものではありません。要するに、AからBに融資するというような単純な形式のものではない、ということです。
特に、香川銀行と若林組の間で行われた(と思われる)融資は、複雑怪奇を絵に描いたようなもので、一本の線を追っていったらすぐに切れてしまったり、あるいは、もう少しのところまで迫ったものの、若林組の直前でその線が掻き消えてしまったりするような、実にややこしい有り体だったのです。これは金融業務に長けた人でもなかなか解き明かせないもので、そこに暴力団の勢力図であるとか、あるいは、融資の使途先を読める人間が加わらないと、解明が出来ませんでした。
このようなことを言ってしまうと、如何にも言い訳のように聞こえるかもしれませんが、それほど銀行側は奸智に長けたやり方をしていたのです。金融の世界というものは、全く端で見るとなんというか如何にも清潔そうに見えますが、私たちから言わせると、魔窟ですね。相互に儲けることが出来れば、それこそ、なんでもあり、という世界ですよ。可哀想に、そこで一番割を食っているのが、ひたすら銀行を信じ切って、虎の子を預けている善良なる預金者達ですよ。これはわたしも含めてのことですがね。そういう預金者の上に成り立っているくせに、彼らは、自分達の私利私欲のために、あざとい策を弄してカネを貪っている。
ダミー会社や傍系会社、あるいは、親密会社などのトンネルをいくつも使って、完全に暴力団臭を消し、返済義務のほとんどないカネを融資する、あるいはさせる。このような例はいくつもあるのです。摘発まではそのような実態について、私たちの方から固有名詞を露呈させることは出来ませんが、そうした形態、あるいは性質を有した会社群や個人はいくつも存在するのです。それは、なにも香川県内に留まりません。
隣県である、徳島や愛媛、あるいは、大阪や兵庫と言った関西の中心部まで点在するのです。あるダミー会社などは東京に本店登記しているものもありましたよ。その会社は、香川銀行東京支店がいわゆるメーン(バンク)で、昨年まで約八年間に渡って、数億円の融資をしていました。融資を受けていた会社は、一見なんでもない卸会社でしたが、幾重にも分かれた枝を辿っていって、最後には若林組という幹に辿り着きそうなのですよ。いやはや、私たちの汗と涙の結晶としてこの探索は褒めてもらいたいくらいです(爆笑)。
冗談はさておき、そのようなまるで八幡の藪知らずのような迷路に隠れて、浅ましい融資が行われているわけですよ。それは今でも同じように行われているといって全く差し支えありません。
香川銀行の大阪、あるいは、岡山の支店では、同じような例がいくつか散見できました。これらは最終的に詰めて、確定できれば、直ちに検挙をしていくつもりなのです」。
香川銀行の今後 地元暴力団との疑惑が事件化
これはまた、凄まじいばかりのインフォメーションである。この中にはむろんこれまでに、露見した上で、マスコミの俎上に載った件もあるだろう。しかし、それ以外の案件もどうやらあるようだ。しかもそれらは、その額も、またその疑惑の規模もこれまでに表出したものより大きそうなのである。
ある金融関係者は、
「当局がそういう事案を一斉に摘発すれば、いかに香川銀行でも持ちますまい。一件だけで屋台骨を揺るがすような事案でしょうから、それが複数飛び出して来るとなると…。考えただけでも恐ろしい話です。しかし、地方銀行が、地元の暴力団と切っても切れない縁でそれが発展してズブズブの関係に陥ってしまうことは往々にしてあるのです。そして、やがてそれらは事件化してしまうわけですが」、という。
従前から本紙が重ね重ね報じている、電算機(メインフレーム)のメーカー全交替など融資事案以外にもたくさんの疑惑を持つ香川銀行。
「むろん、川上氏襲撃事件にしても、今もって捜査は進行させています。その根源に香川銀行という歴とした銀行があるというのは、なんともいえない恐怖と言っていいのかもしれませんね…」。
首脳はこう呟いた。
農水官僚の人脈を悪用 利権の中核で我田引水を陣頭指揮
次に、真鍋武紀知事に関わる事案である。
「真鍋知事に関しては、これまた、タイムズ読者の方が、微を穿ち細に渡ってご存じでしょう(笑)。そうでなくとも、私たちの方から、これこれこんな疑惑がある、ということは指摘できません。ただ、タイムズが指摘してきたいくつかの事案については、皆、深いところまで調査をしています。我々は、いずれも高い関心を抱いているのです」。
真鍋知事に関わる疑惑は、同氏出身地である三木町に絡んだものから、県内のいくつかの問題案件、さらには、本紙が独走追及している、『寺島問題』にいたるまで、それこそ輻輳的に存在する。
「これらはひとつひとつ皆バラバラのように見えて、決してそういうことではないのです。いいですか、真鍋知事のこれまでの履歴をもう一度見直してみて下さい。そこにひとつの答えが見えては来ませんでしょうか」。
こう言うのは、別の捜査関係者である。
インターネット上の百科事典、ウイキペディアによると、真鍋知事の項目ではこう書かれている。
真鍋 武紀(まなべ たけき、1940年4月3日 - )は、日本の政治家、香川県知事。
来歴
香川県木田郡下高岡村(現・三木町)出身。香川県立高松高等学校、東京大学法学部卒業。農林省に入省、環境庁水質保全局長、農林水産審議官、国際協力事業団副総裁を経て、1998年香川県知事選に当選。現在3期目。
読者はすでに熟知しているところであろうが、真鍋知事は、パーフェクトなる農水人脈である。それも同氏は中心に位置している。これまでは幾人もの、ドン≠ェ、真鍋知事の上にいたが、今や同氏は農水人脈の核にあると言っても過言ではあるまい。
「そういうことです。真鍋知事は、農水人脈を最大限にバックにつけて、今やそれら人脈の上に立って、利権を香川に持ち込んでは、疑惑の形成をもたらせています。振り返ってみてみるとよくわかります。三木町にしても、あるいは、坂出市の事案などなど、結局、農水利権をほしいままにしている人物が絡んでいるとして思えないような疑惑の在り方です。その人物とは、ズバリ、真鍋知事しかあり得ないではありませんか。
四文字熟語ではありませんが、まさしく真鍋知事のやり方は、我田引水そのもの。農水利権だけによりこの言葉が端的に理解できます」。
知事の立場にあって、我田引水を体現しているというのは、これは実に由々しき問題としか言いようがない。
「首長の疑惑は、すでに、お隣の円藤元徳島県知事の事件の時を見てもお判りの通り、中央からのメスが入りますからね。確か、円藤元知事も中央省庁(旧運輸省)上がりでしたな。いろいろと接点というか共通点があるようですな。これも、やっぱり、タイムズ紙上にすでにきっちり指摘してありましたね。ひとこと、炯眼の至りです」(首脳)。
香川銀行崩壊の危機N
遠山頭取が穴吹工務店に見返り融資
本紙の指摘通り、穴吹工務店グループに異変があった。
それは、売掛金流動ビジネスの潟tィデック(東京)から、穴吹工務店の協力会社に9月10日付の案内書が届いて発覚した。
「…さて、突然ではございますが各協力会社様にご利用頂いております、弊社提供の穴吹ミサワホーム様向け支払代行および債権買取りによる代金先払いサービスを、弊社側の事情により中止せざるを得なくなりました…」
要は、穴吹グループの手形割引はしないということだ。
さて、遠山頭取と穴吹社長を取り巻く金融環境の近況を記して、香川銀行の改革の糸口を探してみよう。
まず、8月15日付の朝日。
《「貸出10億円回収不能も
アーバンコーポ倒産」
香川銀行は、東京地裁に民事再生法の適用を申請した不動産開発会社「アーバンコーポレイション」(東証1部、広島市)への貸出金12億5千万円のうち、担保などで保全されていない10億3700万円の回収が不能に…》
次に8月16日付。
《「開発中止 地銀に傷
アーバンコーポ倒産波紋」
新興不動産会社、アーバンコーポレイションの民事再生法申請の影響が広がっている。各地の開発計画は見通しがたっておらず、金融機関の損失が拡大する可能性がある。有力な融資先として同社の急成長を支えてきた地方銀行の業績にも影を落とし始めた…》
世界規模で金融機関と不動産業界は、「破綻ドミノ」に陥ったようだ。
香川銀行と穴吹工務店 頭取の土地売買は背任行為
それでは、前述した二つの記事を注意深く読み解きながら、香川銀行の改革に繋げてみよう。
まず、本紙の既報から。
▽本年6月号本紙。
遠山頭取が所有していた錦町の個人の土地53坪を、香川銀行の融資先である穴吹工務店社長に買取らせた。
▽香川銀行には、福家、井上の2名の常勤監査役がいるが、今回の頭取の土地売買の事実を知っていながら、黙認、放置した。
▽香川銀行の就業規則、役職員行動規範では「自己の利益のために銀行の取引関係のある者、および、その関係者と金銭、物品の貸借または保証行為をしてはならない」とあるが、今回の穴吹工務店と頭取の土地売買は特例なのか。
▽6月23日に開催された穴吹工務店の株主総会で、香川銀行の渡邉芳郎(遠山頭取があおぞら銀行から引き抜く)・事業サポート部長が社外監査役に就任しているが、それは許されるのか?
次に、遠山頭取と穴吹社長の許されざる問題点を指摘してみよう。
今年3月20日付四国新聞。
《「穴吹工務店に総額35億円の協調融資―香川銀」
香川銀行は、穴吹工務店(香川県高松市)に、総額35億円を随時融資するコミットメントライン(融資枠)形式のシンジケートローン(協調融資)を組成したと発表した。香川銀行が単独で主幹事を務めるのは初めて。
次に9月27日付四国新聞。
《「穴吹ハウジングに17億円を協調融資―香川銀」
香川銀行は、マンション管理の穴吹ハウジングサービス(高松市)対して総額17億円のシンジケートローン…》
わずか6ヵ月間で穴吹グループに52億円の協調融資を香川銀行がしたことになる。
要はこういうことだ。
穴吹工務店は、平成18年6月に製紙業から撤退した常磐ティシュ(高松市)から、高松市室新町の製紙工場跡地と隣接する複合商業施設「アニマート」の敷地など計約1万坪を約56億円で買取った。利用方法は大型マンションを中心に商業店舗などを併設した複合施設の開発を進めるというふれ込みである。
ところが、マンション業界は全国的に頭打ちで、この常盤ティシュの土地購入が穴吹工務店にとっては重荷になってきた。穴吹工務店社長の見栄で土地を購入したものの、56億円の投入資金は寝かせたままで、融資を受けた金利もバカにならなくなってきた。
マンション業界は飽和状態で、顧客の見込みのない状況では建築融資も受けられない。まさに、穴吹工務店は四面楚歌に陥ったといえよう。
これらを押さえて、摩訶不思議な紐を解いてみる。
平成19年3月、遠山頭取が所有する個人の土地を穴吹不動産センターに買取らせたのは、赤字の穴吹工務店に協調融資の見返りではないのか。
謎は、協調融資52億円だ!
対象者は『追い込み、泳がす』
暴力団と県警の癒着を全て摘出せよ!
さて、最後に、若林組と香川県警、この癒着問題である。
「この問題が発起点となって、やがては香川銀行や知事を始めとした行政疑惑に繋がっていくわけですから、その持つ意味は実に大きいわけです。確か以前の号でも少々お話しさせてもらいましたが、この癒着問題については、それなりの手を打って、すでに網上げの状況にまで、追い込んでいます。追い込んでいるなどという言葉は、少々乱暴というか、まるで暴力団のお株を奪うような表現ですが(笑)、状況はまさしくこの言葉が一番言い当てていますね。
そう、特に香川県警の方は、目星をつけた数人は、その行動を睨みながら、泳がせて≠「ます。むろん、それが誰か、ということは、申し上げることは出来ませんが…。ただ一言、狙っている視線は、今や、タイムズとの一致を見たようですね…」。
なぞのような言葉を残す首脳であるが、要は、狙っている方向性は、本紙もオペレーションも全く変わらない、その線は二重線になって、狙ったターゲットに突き刺さっている、ということである。
これから先、時間を置かずして、オペレーションは動く。火山で言えば、いよいよ噴火する、といってもいいであろう。
本紙は、これまでも、これからも、全く変わらず、今のまま、進むべき道を驀進するだけだ。
最後に首脳の一言。
「人事を尽くして天命を待つ。まさしく今の心境に他ならない。それはタイムズの進み方も同じでしょう」。
香川銀行の融資先から高級車
遠山頭取と大一電気の疑惑を洗え
本年5月19日、本紙に告発のファクスが届いた。発信者は、現職香川銀行行員よりとある。
《中新町事務センター建築工事の請負契約に絡み遠山頭取は株主に対して、多大な損害をあたえた。公平な入札をせず、香川銀行経営陣と清水建設との密約によって、JVの名のもとに日栄建設、大一電気、徳寿工業を保護し、優先させ、競争入札をとらず、一般の競争入札からすれば割高な請負契約となり、株主・社員・社会に対する背任行為であり、決して許されるものではない》
19年度の香川銀行は赤字である。年棒3千万円もの給料を懐に入れている遠山頭取が、香川銀行に損失を与えてまでも私利私欲に走るとは以ての外である。
株主でもある本紙川上は、このまま遠山頭取を看過できない。反省なき香川銀行の頭取に、さらなる新事実を突き付けて改革を促そう。
香川銀行の頭取を支える親衛隊は、穴吹工務店・徳寿工業・日栄建設・大一電気と、昔からほぼ同じ顔ぶれ。
妾の世話、マスコミからの防波堤、不祥事への対応などを引き受け、その代償に頭取から便宜を与えてもらうという図式。もちろん賄賂もある。
さて今回は、香川銀行の「事務センター新築・屋島支店新築」の電気工事を随意契約で受注した「大一電気工業梶vに話を絞ろう。
社長は長瀬範昭氏で、香川県電気工事業協会の会長さん。
この大一電気、平成19年4月23日に四国地方整備局から行政処分を受けた。処分の原因となった事実は、
「本社の専任技術者は、本社に常勤して専らその職務に従事すべきところ、一定期間、専任していると認めがたい状態であった」とある。
昨今、三笠フーズなどの虚偽事件に関する報道がにぎやかであるが、笑ってすますわけにはいかない。
というのは、平成18年6月5日、この大一電気から遠山頭取が高級車の日産シーマを受け取っていたからだ。
香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その66)
香川の元凶、池田長義の正体を暴け!
先月12日、平成20年9月県議会の開会が朝10時からあった。本紙川上も傍聴に駆けつけたのは言うまでもない。
傍聴席から向って左側に真鍋武紀知事の顔が見えた。いつもより落ち着かない様子である。
一方、右側に目を向けると、新任の永井達也県警本部長の姿が見えた。穏やかに悠然と座っているではないか。
着任の挨拶。
「県民が安心するよう、治安を回復する」
ゆっくりと、言葉数少なく挨拶した。静かではあるが隠された力強さを感じた。
平成9年11月から三度、若林組から命を狙われた本紙川上からすれば、感無量で感動せざるを得ないではないか。
香川県の、前川忠夫知事の時代から築かれた欠陥的な癒着構造にメスをいれ、香川の再生を切に願う。
三度も拾った命、香川再生に活かせてもらえば本望だ。
初心を省みて捜査に協力を 呪縛を絶ち腐敗警官よ目を覚ませ
香川県警の一部警官を腐らせたのは、大きく分けて二つのルートがある。
一つは、広沢こと黄津一、もう一つは、現在、香川県土地改良事業団体連合会会長の池田長義である。
広沢のルートは、広沢が若林組憂尚会の副会長であったときに暴力担当の刑事を飼い馴らしてしまっていた。
その手口は、若林組憂尚会組事務所(現若林組)の隣にあるオークラホテルの喫茶室で、担当刑事のポケットにカネを突っ込みながら、
「これ持っとけ」
中には断る刑事がいると、
「俺のカネが取れんと言うのか。お前の先輩も、俺には恥をかかさず受け取ったんぞ。これを取れんのやったら、次から来るな」
と、こんな感じであったという。また、広沢は、トルコかぐや姫≠煬o営していたから、酒、オンナ、カネで香川県警の若かりし暴力担当刑事をガンジ絡めにして、腐敗警官を意のままに動かしたのであろう。許せない。
ここで、この際、広沢の術中に落ちたと名前が挙がった担当刑事を、聞いたままに紹介しよう。
《暴力:臼杵・山田・岩崎・土草・大島、覚醒:多田》。
そして、広沢が働きかけたが術中に落ちなかった刑事はといえば、《空田・萱原・上杉・岡村》と聞いた。
ところが実に残念なことがある。それは、平成15年6月24日、当時の暴力団対策課の岡村課長補佐が、香川県警の元刑事部長であった川元から鉄パイプ襲撃の替え玉でっち上げ捜査を依頼され、渋々、良心の呵責に苛まれつつも引き受けたということである。
広沢からの術中には落ちなかったが、元上司からの依頼には断り切れなかったというのが実情であろう。
今年の4月、当時の岡村課長補佐は川元と入れ替わりに全日空クレメントホテルの部長になったと聞くからまんざら的外れでもなかろう。
さて、ここまでくれば、山口組の危機管理能力を疑うしかない。
というのは、本紙川上には、どうしても分からない。
五代目の裁判を取り下げした当初、三代目山口組の田岡一雄組長の山口組綱領を本紙川上が信じていたからだ。それはそうであろう、そこには、
「侠道精神に則り国家社会の興隆に貢献せんことを期す」とある。
口幅ったいが本紙川上も、「国家社会の興隆に貢献せんことを期す」を胸に四国タイムズを発行し続けている。
まして、田岡一雄組長の実子である満氏は、本紙川上が慕う武道家の小西康裕・神道自然流初代宗家の同門でもある。
さらに、山口組の五代目、六代目組長の代理人である原田紀敏弁護士は、広沢こと黄津一に陥れられた近藤秀三郎・元若林組副組長の代理人弁護士でもなかったのか。
本紙川上が、三代目山口組二代目梶原組の近藤若頭が不当逮捕された件で、いかに尽力したかは、原田紀敏弁護士は知り尽くしているはずではないのか。
五代目の裁判を本紙川上が筋を通して取り下げしたのに、六代目になって本紙川上を襲撃するとは、山口組綱領に反すると本紙川上は言いたい。
使用者責任・高松地裁10人訴訟
篠原組長、法廷で偽証を連発
先月22日午後2時、二代目若林組の篠原重則組長が被告として証言台に立った。
「嘘、偽りは申しません」と宣誓し、署名押印したにも関わらずの偽証連発である。
一時間半を予定していた公判も、被告代理人の前半30分ほどの質問で、実質、不発に終わってしまったようだ。
理由は、原告代理人が二回目の鉄パイプ襲撃事件のカラクリをあぶりだそうと篠原組長に質問したが、被告代理人がそれを封じ込んでしまったからだ。
要は、一、二回目の襲撃についての質問は、神戸地裁で決着しているという戦法。
最後に原告川上が、二代目若林組篠原組長に質問した。
「神戸地裁で、私が五代目山口組渡辺組長だけの裁判を取り下げたとき、被告は、山口組本部の誰に事情説明しましたか?」
「『一、二回目の襲撃は自作自演で川上は被害妄想の病気である』と香川県警の警察官が教えてくれたと、岸本総本部長に説明したのですか?」
篠原組長は、原告川上の方を見たが何も答えられなかった。ここで、被告代理人が裁判長に質問を中止するよう要請した。
原告川上は続けた。
「私は、被告を相手に喧嘩しているのではない。公務員である警察官が腐れば、日本の国が滅びる…腐敗警官を相手に真相を解明しようと…」
結審、次は12月23日午後3時に判決。
裁判所での偽証は理解できるが、山口組本部にもウソの説明とは恐れ入る。
三木町は高松市と合併をL
公共下水道に巣喰うハイエナ
本紙川上は先月18日、香川県知事の問題で上京。翌19日には、その足で農水省と国交省にも押し掛けた。
もちろん、農水省は三木町の農村集落排水事業の件で、国交省には、やはり三木町の公共下水道の件で、である。
奇しくも、19日の午前10時前に農林水産省・農村整備課を訪れた本紙川上は、太田誠一大臣の辞任で報道陣が駆け付けていた場面に遭遇した。
3階で太田大臣の辞任記者会見。5階では本紙川上が、香川県の真鍋知事と三木町の石原町長を追及するという図式である。
さて、対応してくれたのは農村振興局整備部の小林祐一・農村整備官と、糸賀信之・整備官補佐である。
三木町の関連記事をマーカーで記し、こう説明した。
「最終的には処理場の土地は確保できません。認可条件のそろわない事業計画に、真鍋知事が石原町長の申し出にそって、裁量権を逸脱して認可したようです。野中広務・全国土地改良の会長も絡んで、浄化システムの業者からもカネが動いていますから、要注意です」
只今、無駄ゼロ運動実施中。
石原町長と溝渕町議の相似点 倒産から補助金を喰らう人生に変身
農水省の次は、国交省だ。
対応してくれたのは、都市・地域整備局下水道部の田辺義貴・下水道企画課長である。ここでは、本紙川上はこう言った。
「いま国が予算を注ぎ込んでいる三木町の公共下水道は、最終的には仕上がりませんよ。
処分場の土地の一部は取得できないし、処理水の放流先である「新川」へは放流ささないと、流域土地改良区の四つが反対の要望書を…。
でも心配はいりません。隣接の高松市に下水道本管を2,5qだけ繋いでもらったらすべて解決するのですから…」
さて、この三木町の完成する見込みのない公共下水道を推進している人物は誰なのか。今回は、その井上南部工区推進協議会の会長さんにスポットを当ててみよう。
その名もパチンコ業界では有名な溝渕清美(77才)さん、三木町の町会議員8期の最古参で、議長も経験した現役バリバリのパチンコのプロである。
「パチンコのプロですよ、プロ。
もっともパチンコにはカネを注ぎ込むだけで、稼ぐわけではないのですが。
プロともなれば午前中はもちろんパチンコ三昧ですが、お昼からの、月、水、金曜日には、高松市の百石病院で決まって透析します。
あとの残った時間は、パチンコで使うカネを稼ぐために、町会議員の仕事とか、カネを捻出するために二ツ池土地改良区の理事長の仕事もやっていますよ」
溝渕町議の代弁を本紙がすればこうなる。
要は、溝渕町議は三木町民のために役に立たないどころか、弊害であるということだ。
それでは、再度、溝渕町議に関する告発メールを紹介する。
《現職の三木町議会議員であります溝渕清美議員は、地元集落(三木町井上)にある二ツ池水利組合の代表を長年続けている。
その水利組合には、これまで近隣の高松ファクトリーパーク建設時の水利費用など、多額の収入があるはずだが、会計報告など一切行われず、他の組合役員には、資金の流れが全く知らされていない。
当然支出の証明に必要な、領収書など一切公表せず、というより無いから見せられないだけであるが、代表である溝渕議員の懐に組合の資金がながれているようである》
ここで、ハタッと気付いた。
それは、溝渕清美町議と石原収町長の人生がダブって見えることだ。石原町長は養豚業で、片や溝渕町議は印刷業(アルス)で破綻した経験を持つ。公的資金の補助金で食い繋ぐとこまでソックリとは恐れ入る。
カナックは青葉工業の替え玉
真鍋知事は7千万円を返還せよ
この8月29日、りんかい日産建設は東京地裁へ会社更生法の適用を申請した。
りんかい日産といえば、本紙が昨年12月と本年3月号で、香川県に警告した会社だ。
《「県の発注に巧妙なカラクリか」「カナック企業体がトンネルを落札」
…トンネル工事の入札参加業者は、本紙既報の「りんかい日産・カナック」「ピーエス三菱・真鍋組」の2企業体のみ。もっとも、大手ゼネコンの鹿島が入札参加したくても指名停止中なので参加できない事情はあった。(中略)
さて、本紙が入手した入札結果表から、真鍋知事の巧妙なカラクリを燻し出してみる。「ピーエス三菱・真鍋組」の札は、11億8千万円。
「りんかい日産・カナック」の札は、12億5千万円。
2企業体の差額は7千万円。
「?????」
「ピーエス三菱・真鍋組」が、「りんかい日産・カナック」より、7千万円も安いではないか。なぜ、高いカナックの企業体に落札させたのか。
まして「カナック」は下水道など管工事が専門でトンネル工事の実績はない》
その後の取材で分かってきた。談合で指名停止中の青葉工業が、トンネルの入札に参加できないのでカナックを替え玉に立てたということ。
真鍋知事を引っ張りこめば、倒産前の「りんかい日産」だろうが、実績のない「カナック」だろうが問題はない。
真鍋知事は、損失額の7千万円を県に返還せよ!
県中央病院の移転で知事が暗躍
JTの土地売買や設計業者の選定も
県立中央病院の移転に絡んで、いま、水面下で醜い利権争いが繰り広げられている。
「日建設計」を担ぐ、真鍋知事を中心とする木村代議士や霞ヶ関の厚生族。
「佐藤総合建築設計」を担ぐのは、平川病院管理者や審査委員でもある森下医師会会長、それに岡山大学医学部の人脈(三豊総合病院・元院長)。
さらに、本紙9月号が影響したのかもう一つ加わった。
それは、「横河建築設計事務所」である。
さて、設計業者の選定で、ことを複雑にしている原因を探ってみる。
《さぬき市民病院のプロポーザルで、学識経験者の仮面を被った悪徳学者達の姿がある。浦良一・明治大学名誉教授の一門。ところが、いま仲間割れが起こってきたようだ。
「日建設計」派と、「佐藤総合建築設計」派に分かれてバトルが始まったのだ。
これは、本紙9月号の、
「県立中央病院&シンボルタワー」「真鍋知事が『日建設計』に天の声」がかなり影響したようだ。
さぬき市選出の厚生族を自認する白井県議が、自分の行動を本紙に見抜かれたと気付いた途端に「佐藤総合建築設計」を見限ったことからも分かるではないか。
ところが、なんと、白井県議は「横河建築設計事務所」に鞍替えしたではないか。
「横河建築設計」と言えば、高松日赤病院を設計した事務所で、医療業界では有名な存在である。
この「横河建築設計」は、さぬき市民病院を受注した「共同建築設計事務所」ら数社とともに白井県議を支える支援組織に加入している。もちろん裏組織ではあるが。
さて話は深いが、さぬき市民病院の一次審査に合格したのは「横河建築設計」だけであった。ところが、一次審査にも通らなかった「共同建築設計」が、なぜか、さぬき市民病院を設計受注したのである。
ここからは推測。
白井県議や浦良一教授らが、さぬき市民病院で借りがあった「横河建築設計事務所」に恩返しをこの際するということではないのだろうか。
どちらにしても、プロポザールの審査担当である病院事務局には、圧力を排除する監視の目が必要ではある。