浜田恵造氏に香川県知事をやめてもらいましょう
即・真鍋武紀氏に暴力追放センター会長をやめてもらいましょう
木村義雄は衆議院議員も落選しました
小川和彦氏に県人事委員をやめてもらいましょう
水本勝規氏に県会議員をやめてもらいましょう
即・石原収氏に三木町長をやめてもらいましょう
真鍋知事の逮捕 香川の再生はオペレーションから
香川知事選が風雲急を告げ、
オリーブ・オペレーションの最終兵器が、その一端を見せた。
「首長のガラ(身柄)はもらった!」
先月一七日付朝日新聞に掲載された、真鍋武紀知事のインタビュー記事。香川県知事、一二年間を振り返った、いわば総括的なインタビュー記事である。同記事のタイトルは、『変化の12年行革に自負』、というものである。
そのなかで少々気になる箇所が見られた。
これは実はオリーブ・オペレーションの方でも、同様に気に掛けていた点だったことがわかった。その部分を、ここに紹介しておこう。
《――3期12年を振り返りどのような感想を抱いていますか?
日本経済が長期低迷し、少子高齢化も進み、大きな変化の時代だったと思う。ことでん(高松琴平電気鉄道)、穴吹工務店など香川県を代表する企業が相次いで破綻したのは残念だが、関係者が努力して生き残っている状況だと思う。行政は説明責任が求められる時代になった。就任した当初はしょっちゅう頭を下げていたが、3期目は職員のみなさんが責任感を持って透明性の高い行政をしてくれるようになった。
香川県は社会資本整備がかなり進んでいたが、任期中は選択と集中を徹底した。サンポート高松のシンボルタワーは私になってから着工し、高速道路は100%開通した。》
まずは、この言葉のなかにおける、サンポート高松のシンボルタワー≠ニ高速道路≠ニいうキーワードである。この二つのキーワードは、やはり、大いに気になるところである。
「確かにそうですね、具体的な事例を(真鍋知事は)紐解いておられるが、この事例を12年間の総括的なインタビューであえて言ったというのは、なかなか象徴的なことではありますね」。
こういう分析をするのは、警察首脳である。むろん、オペレーションの采配を振る人物である。
「この首長には、やはり公共工事、さらに言うならば、出身の農水利権、あるいは、道路などに象徴されるインフラ利権というのが、常につきまとっています。このインタビュー記事で、そのあたりの具体的な事案名を自ら言っているのは、確かにシンボリックなことではあるのです。
こういうことは今までにもありましたよ、最後につい、気になる事案を具体的に言ってしまう、というような例がね」。
首脳はそう言って静かに笑った。
気になるインタビュー記事は、続く。もう一箇所だけ、引用しておく。
《――そのサンポート高松が財政の足かせとの指摘があります。どう考えますか?
シンボルタワーは民間もお金を出し、ことでんの立体交差事業は止めた。私になってからあまりお金を入れ込んだつもりはない。サンポートができ、「全国豊かな海づくり大会」など全国大会を結構やった。サンポートによって拠点性ができた。
新知事には、地方分権を進めてもらい、地域経済を活性化させてほしい。知事になってこんなに24時間土日もないとは思わなかった。いつ何が起きるか分からず、台風、地震など危機管理に常に備えておかねばならない。引退後は高松に住み、1人の私人として行動したい。》
サンポートのことについて、ここで述べている。
「新聞媒体の行数の限られたインタビュー記事ですから、端折られた部分もあるかもしれませんし、これだけでそのニュアンス全部を捕捉することはできませんが、それでも少々いいわけじみたところがなきにしもあらず、というところですね(笑)。
このサンポートのシンボルタワーについては、首長自身はかなり、気にしているはずなんです。それはこの先、追って皆さんにもお判りいただけるところですから、今はあえて申しません。(笑)しかし、(本紙社主)川上(道大)氏ならば、すべて把握なさっていらっしゃるでしょうから、ヒントはそちらでお聞きになるという手もありますよ(笑)。いや、つまり、川上氏とわたしたちはそういう意味では常に意識の供用がなされている、ということです。讃岐のサムライとの目に見えぬ絆、といったところです。ただ、サムライは、あくまで口が固い。まあ、極意はお話しなさらないでしょう。
それでも、わたしたちの目指しているところの一端はこのように開示しているつもりです。
そう、つまりサンポートのシンボルタワーのことにしても、首長は、民間に資金を拠出させたし、公金はさほど出していないことを強調されていますが、ここは実際問題、意識のズレがあるようですね。このズレは、首長にとっての禍根を残すことになるはずです。首長はインタビューのなかで、思わず、カネを入れ込んだ≠ニいう言葉を使いましたが、この言葉は実に意味深です。この入れ込む≠ニいう言葉は滅多に使いません。予算に食い入っているものだけが、使う独特の言葉です。
わたしはこの言葉を良く中央省庁の高級官僚から聞かされるのですが、たとえば、旧大蔵省の主計局の職員はこの言葉を多用していました。別省庁でも、その主計局に予算を分けてもらう側の窓口の人などは、入れ込んでもらいに行く≠ニいう言い方をしていましたね。いや、それは今でもしているはずです。おお、そういえば、この首長はかつて農林水産省にいた時分は、この予算の担当者だったではありませんか?まあ、そういうときの意識は一生染みついてしまいます。大事なのはその行動そのものも、染みついてしまうのです」。
「話を戻しましょう。サンポートのシンボルタワーだけでなく、この首長の任期中に、入れ込んだカネ≠キなわち公金というのは、他にもある。これは事実です。
さて、それが、近く明かされることになります。それはある意味われわれの捜査のゴールの一つ、と言い換えても差し支えないことなのです。
カネを入れ込んだ℃幕ニのツケはやはり大きい。逆にこれは首長も述べていますが、ことでんの立体交差などには入れ込んで≠「ない。と胸を張っておられる。
こういうのは、つまり言ってみれば、利権外の後回し、あるいは今後手がつけられることのない案件となってしまうのです。
首長の実績はある意味単純です。目に見える部分、それも派手であれば、それは残され、語られていく。しかしそこに、県民や市民の意向は反映されることはあまりない。
今後、目立つ形で残っていさえすればいいのです。だから財政の足を引っ張ると揶揄されても、いや、そうではない≠ニいう市民不在の答えを強調することになるのです。
それはここだけの話ですが(苦笑)、われわれのゴールを垣間見る、ということになるのですよ」。
そう、すなわち、オペレーションの奥義の一端というわけである。
翻って、入れ込まれなかった@ァ体交差などは、いまだに市民の悩みを引きずったままである。
首長の高松市内の自宅 〜そこにゴールが見える〜
「それともう一点実に気になることを、この首長は、インタビューでさらっと言っていますね。その部分お判りですか?前々号のわが(四国)タイムズでわたしはちらと言っていることですが。
そうです。東京の西郊に結構なご自宅をお持ちと言われている首長ですが、首長退任後はそこにいらっしゃるとまで言われていましたが、讃岐は高松に暮らしていく、と仰っている。
引退後は高松に住み、1人の私人として行動したい。
この部分ですね。実際に、タイムズでもその新築物件は、掲載されていますが。この物件はある意味、注目すべきものですね。あくまで予想ですが、引退後は、都下に住むだろうと言われていた首長が、その大方の予想を覆して、今度は高松に終の棲家を構えたいと仰る。これはまたまた意味深な発言ですね。この言葉を分析すると、心理上、なんとも面白いことがわかってきませんか?」。
首脳はいつもの謎かけのようなこと言う。この謎かけがあとになって、ああ、あのときに言っていたことはこれだったのか≠ニ肯かさせられることは少なくない。
「その大きな要因は、実はふたつあって、ひとつは、たとえば今、進行中のなにかの行方を近くで見守りたい、というところにあるのではないか。もって回したような言い方になって申し訳ありませんが、これ以上はわれわれも慎まなければなりませんね。これもタイムズでは明確なことではありますが。皆、何もかもタイムズに振ってしまうのは、無責任の誹りを免れませんね(苦笑)。
一般論で言いますとね、身に迫るなにかの気配があったとしますと、やはり人はその近くにいなければ落ち着かない、この心理ですね。こう言えば賢明なるタイムズの読者の方々はもうお判りでしょう。
それともうひとつ」。
ここで首脳は言葉を切る。大事なことを言うときのこの人の癖である。緊張が走る。
「これは大事なことですが、次期首長との関係です。この関係性があるからこそ、都下での余生ではなく高松に腰を据える、ということにしたのではありませんかね?
キーワードは、後白河法皇です(笑)。屋島のある高松において非常にわかりやすいヒントではありませんか?次期首長とのこの関係が、これから大きくクローズアップされるはずです。
そこにわれわれの意図の一端があるはずです」。
あえて記そう。後白河法皇は二回も院政≠敷く。この言葉はまさしくこの法王のためにあるような言葉であろう。そして、それがキーワードであるとすると…。
「具体的連繋だけをお伝えしておきましょうか。
首長の新築物件と今後の政治的立場(つまり後白河法皇ということである)、そして、次期知事候補のバックボーン、これらは皆ひとつに繋がっています。ゼネコンというキーワードもその中に入れておきます。
ただし、彼らの政治的な野望は、この先、ない、ということはさりげなく付け加えておきましょう」。
次期知事候補の資金的背景などもそろそろ問われだした。
ひとつの信念を貫徹させることは至難の業であろう。オペレーションもまた本紙もそれを貫き通す。そこに違(たが)いはない。
真鍋知事の引退はタイムズから(\)
連合香川の支配下に「相乗り」政党
香川県知事選挙が8月12日に告示された。立候補者は浜田、渡辺、松原の3名。
本紙川上は、7月17日の浜田恵造事務所開きに続き、今回も9時半から始まった福岡町の出陣式にも参加した。もちろん真鍋知事から浜田氏に禅譲されるセレモニーの現場を撮影するためである。
「なんだ、これは?」
事務所前の駐車場に埋め尽くされた支援者の頭には、連合のシンボルカラーであるブルーのハチマキがしっかりと結ばれているではないか。
民主党、自民党、公明党、社民党の関係者も、国会議員や県会議員、それに、各市町の首長までもが。
日の丸に必勝のハチマキはどこにもない。「相乗り」政党の関係者もが、連合香川の象徴である青のハチマキだ。
これを異常と言わずになんと言う。まるで北朝鮮の一国一色ではないか。
民主主義の相乗りとは、自民党は自民党らしく、民主党は民主党らしく、公明党は公明党らしく、社民党は社民党らしくで、それぞれの違った色の関係者が協力するからこそ値打ちがあるはずだ。
それも、県民を意識して汗をかく、要は「相乗り」ではなく「相担ぎ」にこそ意味があるということだ。
老獪タヌキの本多英信元出納長の策謀を、本紙川上が読み解いてみよう。
真鍋知事の後釜に浜田知事を据えて、県庁職員労働組合の手中に浜田知事を乗せてから院政を敷く。そのために、連合のハチマキを「頭か首」に締めさせる。分かりやすく言えば孫悟空の頭の金輪か犬の首輪ということか。
院政は、真鍋裏知事・本多裏副知事という態勢で、浜田氏は傀儡知事ということだ。
行政改革は頓挫か 浜田知事の連合香川が県庁を牛耳る
まず、8月14日付朝日新聞
に載った真鍋知事インタビューを押さえてほしい。
《U取り組んできた行財政改革について自身ではどう評価しますか?
知事公舎や東京の学生寮など「不要財産」をこんなに手放した知事はいないんじゃないか。県の職員も就任当初から24%削減した。給与も国家公務員の給与水準と比較した「ラスパイレ指数」は知事就任当初は全国ベスト10に入っていたが、後半はワースト10に。職員には申し訳なかったが状況を理解してくれた。》
「よく言うよ!厚顔無恥とはこの人のことだよ…」
本紙読者の県庁職員がこう言う、それも何人もが。
健全な県庁職員の声に、さらに耳を傾けてみよう。
「知事公舎を手放したのも、切っ掛けは四国タイムズさんが真鍋知事を叩いたからでしょ。県の職員を24%削減したといっても、まともな職員にしわ寄せされてはかないませんよ…」
本紙川上も同感である。
職務に専念する県庁職員の実態を把握せずに、就任した当初から24%も削減した、職員は状況を理解してくれた、と一人真鍋知事が悦に入っている姿を思い浮かべるだけで腹立たしく感じるではないか。
3期12年、香川県庁は組織替えに続く組織替えなど人事を頻繁に入れ替えしたので、県職員は職務に専念できない状況ではなかったのかと気の毒にさえ感じる。
いま静かに振り返ってみると、この頻繁な組織替えや人事異動さえ、真鍋知事の疑惑隠しのためではなかったのかとさえ思えてならない。
さて、香川県の次期知事に話を戻そう。
はっきり言って、香川県政は暗雲に突入する。
それはそうであろう。浜田知事を真下から支えているのが、労働組合の連合香川である事実からすれば行政改革どころか県政運営にも支障が出るのではあるまいか。
浜田知事候補の出陣式に駆けつけた本紙川上が目にしたのは、連合香川のシンボルカラーであるブルーのハチマキを身につけた、民主党・自民党・公明党・社民党の政治関係者らの姿であったからだ。
冷静に考えてほしい。
浜田知事の背骨が、筋金入りの連合香川で固まってしまっている状況からすれば、議会制民主主義を求めるほうが無理というものだ。
ここで、これらの仕掛けを企てた実質的な首謀者を白日の下に曝してみよう。
真鍋前知事と本多元出納長のコンビが実体ということ。
院政体制に持ち込むための最初の一手が、「浜田けいぞう」推薦11人の立ち上げだ。11人の内で連合香川から会長の小川俊氏、顧問の池田實氏と二人を引き入れた。経済界からは、東京三田の讃岐会館で県と随意契約を交わしている三矢昌洋氏(花樹海社長)、それに「ことでん立体交差事業」で県が公金を注ぎ込んだ「ことでん社長」妻の真鍋洋子氏。二人とも本多元出納長から頼まれれば断れない立場で、まして「ことでん」には円藤元徳島県知事が顧問でいるとなればなおさらだ。
さて、本紙川上に化けの皮をはがされた真鍋知事らが撮影できたので見てほしい。本紙8月号の事務所開きで実態を暴かれた関係者らが、出陣式には正体を現したというのが実情のようだ。
それにしても、浜田氏が本紙川上に「真鍋知事を御尊敬申し上げております」とは看過できないではないか。
真鍋知事のゼネコン癒着は浜田氏に
大成建設が単身赴任高級宿舎を提供
浜田氏の出身は財務省で旧大蔵省、真鍋前知事の出身は農水省だ。
浜田氏の経歴に目を通すと、大蔵省主計局時代には農水省の担当で予算を組む仕事、前知事の真鍋氏は農水省で予算に関わる経済局長などを歴任している。
要は、公金を提供する側と公金を受け取る側に従事していたということだ。
世論をにぎわせた住専問題のときには、真鍋氏は農水省の経済局長として農協債務を銀行側に押し付けて国会答弁を切り抜けた。真鍋氏が香川の知事選挙に出馬した時、香川県農協が資金面や選挙運動を組織的に展開したのはその借りを返したとも言えるのではなかろうか。
また、真鍋氏が農水省時代から癒着していた日本ハムの大社(おおこそ)会長に、選挙資金3000万円の提供を受けて選挙をスタートさせたことは本紙既報の通りで、知事当選後もサンポートのシンボルタワー、国の合同庁舎、それに渇水対策の宝山湖建設では「大成建設」との疑惑記事についても本紙既報の通り。
さて、本題の浜田氏の話に移ろう。
本紙川上が気になるのは、浜田恵造氏の高松の宿舎だ。
高松市図書館の真北に、「コンフォート高松」という有楽土地鰍ェ運営する高級マンションがある。玄関前の看板にこう書いている。
「法人向単身赴任者用・高級賃貸マンション」
カラクリを記そう。有楽土地鰍ヘ、大成建設が全株保有する子会社。浜田氏夫人がパーキンソン病なので、単身赴任の浜田知事に大成建設が幹部高級宿舎を提供した。
これって便宜供与なの?
香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その89)
未解決事件の鍵は佐長弁護士の死去から
香川県を中枢で支えていた腐敗的構造の柱の一角が崩れた。
先月10日午前2時過ぎ、佐長彰一・元日弁連副会長が高松市内K病院で亡くなった。84歳。昭和54年4月から香川県弁護士会会長、四国弁護士連合会理事長、日弁連副会長に就任。
昭和55年3月から日弁連民事介入暴力対策委員会の初代委員長、昭和57年7月から平成11年11月までは県人事委員会委員長を17年間も務めた人物である。平成8年には勲三等瑞宝章を受章した。
過去に本紙川上は、佐長弁護士を「百地三太夫」と揶揄したことがある。
《表面上は伊賀一帯を仕切る土豪だったが、裏では伊賀忍者の上忍で、伊賀忍者を統括する3人組の一人》というキャラクターが、佐長弁護士にピッタリだったからである。
それはそうであろう。
表面上は、香川県一帯を仕切る香川県弁護士会会長・県人事委員会委員長だったが、いや失礼、民事介入暴力対策委員会の初代委員長ともなれば、日本一帯を仕切る弁護士だったと言い換えるべきかな、そして裏では山口組若林組の指南役で、香川県警の人事を統括する一人となれば…。
(死者に鞭打つ記事は本来控えるべきですが、香川再生のため、あえてこの機会に真相を掲載することをご容赦ください。)
県警人事に絶大なる影響 警備畑の川元・黒川氏が刑事部長に
「日弁連民事介入暴力対策委員会の初代委員長」と「香川県の人事委員会委員長」の二つのポストを佐長彰一弁護士が務めたことの意味は大きい。それも昭和57年7月から平成11年11月まで県人事委員会委員長を、佐長弁護士が17年間も務めたことが、香川を歪めることを可能にした原因ではないかと本紙は分析する。
【香川弁護士会を牛耳る】
暴追センターへの委託弁護士の数を、佐長弁護士の力で通常4人のところを14人も香川県に認めさせた。この実績によって佐長弁護士は香川県弁護士会に君臨する。
【香川県警を牛耳る】
マージャン好きの警察幹部で、佐長弁護士と意を通じた川元・黒川氏らが警備畑であるにも拘らず、あえて畑違いの刑事部長に人事委員長の影響力で据えた。
【山口組若林組を牛耳る】
若林ワ組長が香川県警に指名手配された事件を、平成4年7月末に佐長弁護士が裏手配して事件そのものを潰した。
ちなみに、若林ワ組長夫人は現金300万円を楠上町の佐長弁護士宅に持参した。
弁護士会を牛耳り、県警を牛耳り、山口組若林組を牛耳り、県人事委員長として香川県政を牛耳る。佐長弁護士の影響力は、高松地検や裁判所までにも及んだと言うことだ。
現に、本紙川上の法廷代理人の生田弁護士を丸亀警察署で逮捕させようとしたり、香川県弁護士会の懲戒委員会では生田弁護士を弁護活動ができなくなる営業停止処分を下したことがある。もっとも、この処分は、本紙川上が日弁連に上申書を書いたことによって日弁連が実情を理解し、即刻、生田弁護士の営業停止は無効となったのだ。
またこんなことも。
本紙川上が国保連合会を追及していたとき、国保連合会の顧問であった佐長弁護士は表に出ず影響下の弁護士に対応させたという珍現象も起きていた。本紙川上からすれば堪ったものではない。高松地検特捜部の捜査で、四国タイムズはあわや廃刊の危機に立たされたのだ。もっとも、こと時は、状況を正しく掌握していた関係者の適切な対処で本紙川上も助かった。
これらの経緯から見えてくる香川の異常な状況は、佐長弁護士というポジションとの組み合わせですべての謎(未解決事件)が紐解けてくるはずだ。
平成18年3月7日の本紙川上拳銃殺害未遂事件も、黒川県警元刑事部長が天下り先である大成建設に在職中。
大成建設といえば、サンポートのシンボルタワー、国の合同庁舎、香川用水調整池の宝山湖などはすべて真鍋知事が関わっている疑惑工事だ。
また、ここにきて本紙川上がもっとも気に掛かるのは、真鍋知事を御尊敬申し上げますと言った浜田新知事の高松市扇町宿舎が、大成建設の幹部社員寮であるということだ。
「新光開発」に群がる事件師の暗躍B
改革は悪質ブローカーの一掃から
最近、他県の捜査関係者からこんな話を聞く。
「とにかく香川県の捜査は、他から見たら考えられない。
宇多津の町長を逮捕した事件でも、指名手配中の城中を北海道で見失ってしまったし、その城中から現役の西川県議が数億円も借金してるんだからね。殺された曽根組の組長姐さんからも(西川は)1億円の借金もしてるし…」
確かにそうである。どこかが狂っているとしか言いようがない。香川県警の押収物に西川県議の1億円の借用書があったというから信じられない。もっとも西川県議は、殺された曽根組組長夫人の岸江さんに返済したと言うが、死人に口なしで頭から頬被りして逃げ切ろうとしているのではあるまいか。
しかし相手は本物のヤクザ。金利なしの元金1億円を返せと迫られたら、警察も入れない。さぁ、どうする西川県議。
どちらにしても、香川県の場合、事件が事件として事件化しないのであるから、香川県は法治国家外の特別な県かと言われても反論できない。
それはそうであろう。
真鍋武紀氏が香川県の知事に就任した平成10年9月から半年も経たない平成11年1月に、西川県議の兄貴分の城中氏が主催する厄払いのパーティーに出席していたのであるから何をか況やだ。
平成14年、牟礼の揚一族の土地絡みで、井本・大原・井上の3人が不動産の二重売買詐欺事件で逮捕された記事は本紙が何度も掲載した。
詐欺の舞台が不動産から産廃業界に移って、いまなお同じ手口で二重売買、三重売買を繰り返しているのが実情だ。
日本が法治国家であるなら、香川県警も大原や井本を特別扱いせずに更生を期待して塀の中に入ってもらうべきだ。
現状のままなら、善良な被害者も堪ったものではない。
霊園事業乗っ取り強要事件F
窮地に立った中村史人弁護士に助っ人
本紙川上が二代目若林組篠原重則組長を香川県警に告発、正式に受理されたのは4月20日であるから、すでに4ヵ月半が経ったことになる。
香川県警としても山口組の直参組長の逮捕を目指して熱心に捜査を進め、傍証はほぼ固まったようだ。
しかし残念なことに、篠原組長から直接に脅かされた肝心の濱西氏が警察の捜査に協力しないのである。いや、しないというより、篠原組長の脅しが効きすぎて被害届を出せないのが実情のようだ。
また、濱西氏の息子は丸亀市の市会議員でもあるから、丸亀市に本部を置く二代目若林組森孝若頭からも相当な脅しが入っているはずである。
どちらにしても濱西氏は、
暴力団若林組篠原組長から脅かされたので霊園事業の事務局長を辞めたいと住職に泣きついた経過があり、住職も余りにも濱西の恐怖に陥っている姿に影響され、住職自身も暴力追放センターに駆け込み相談した。
これらの傍証事実からしても、二代目若林組篠原重則組長が濱西石材の濱西社長を脅かしたのは動かしようのない事実として定着している。
本紙川上は、濱西氏に言いたい。
この機会に、事実を警察に供述しなければ、脅しを直接受けた浜西氏自身が若林組から口封じされるのですよ、と。
現実に、勝仁連合の会長は坂出駅南のS・M病院で自殺に見せかけて口封じされたし、若林組の元組員の市田も口封じのために鉄パイプ襲撃されたではないか。
口封じを避ける秘訣は、一時も早く、警察に供述調書を取ってもらうことだ。さいわい、過去の香川県警とは違い濱西氏が心配するような若林組との癒着はすでに断ち切れている。
霊園事業乗っ取りの原因である、月3lの高金利「トキワ金融」の金融絡め手を指南した中村史人弁護士には、是非、次の8月26日付産経新聞を読んでもらいたい。
《法定を超える金利で金を貸し付ける契約を結んだとして、大阪府警生活経済課と大正署は25日、出資法違反(高金利)の疑いで、大阪市平野区喜連西、貸金業従業員、浜弘容疑者(69)ら2人を逮捕したと発表した。
府警によると、「グレーゾーン金利」撤廃のため上限金利を年29・2%から年20%に引き下げた改正出資法(今年6月施行)を全国で初めて適用した。》
中村弁護士と篠原組長がタッグを組んだ事件に、楠瀬正司弁護士が加勢するとは香川県弁護士会の異常さが浮き彫りになったとしか言いようがないのではあるまいか。
三木町は高松市と合併をS
泥舟に真鍋知事・泉元出納長の姿が
なんともまぁー、説明の仕様がないほど、もつれにもつれた状態が露になってきたとしか言いようがない。
香川県知事選挙と来月5日告示、10日投開票の三木町の町長選挙のことである。
先月29日の知事選挙では、当初、真鍋知事が描いていたシナリオからは程遠い浜田恵造氏が当選した。いや、真鍋知事とすれば、泉浩二氏を後釜に据えたかったのであるが、本紙にその計画を潰されたのでいたし方なく浜田恵造知事誕生に力を入れざるを得なかったというのが実情ではなかろうか。
さて、事件の本質をつかむために本紙の平成19年12月号「石原町長の夢、幻と消えた泉副知事」にも目を通してみよう。
《「四国タイムズさんが、高木副知事を誕生させたという話、ほんとうなの?」
この質問に答えよう。
正確には、真鍋知事が泉出納長を副知事にしたいとこだわり続けたが、四国タイムズが泉出納長の副知事人事に反対したので自民党議員会が同意せず、泉副知事の実現は幻に終わったということ。
結局、真鍋知事は泉出納長を断念し、高木議会事務局長を副知事に選んだのである。
さてここで、本紙が泉副知事の実現に大反対した理由を述べてみよう。
それは、三木町の石原収・町長と石井定夫・前町会議長が、裏で泉出納長を香川県の副知事にさせようと真鍋知事に発破をかけていたからである。今後の香川県は、三木町出身の真鍋香川県知事・石原三木町町長・石井三木町議会議長が取り仕切るという愚かな野望を描いていたのだ。それには石原町長の妹婿である泉出納長をなんとしても副知事に就任させ、次期香川県知事には、泉知事を誕生させたいと密かに構想を練っていたからである。》
三木町が真鍋県政の歪みの源 下水補助金に群がるハイエナの末路
3年前の本紙記事を読み返し、香川県の現状の問題点がこの記事の中に潜んでいたと気が付いた。本紙の記事は、確かに間違っていなかったのだ。
現状の問題点とは、三木町と県・農水省予算の「集落排水事業」、それに町・国交省予算の「公共下水事業」だ。
これら二つの事業は、平成18年夏の真鍋知事3期目の知事選挙直前である平成17年10月に認可された。供与の開始は、平成22年4月の5年計画事業。まさに、この事業こそ本紙から追及される破目になった住民そっちのけの疑惑中の疑惑認可事業なのである。
【集落排水下水事業】
県が認可した事業計画の最終処分場用地は、石原町長の実妹である川原氏が80%も所有する八戸地区であった。
ところが、最終処分場用地の周辺住民には肝心の最終地を知らせずに管の埋設工事だけを強引に進めた。管の埋設工事がいよいよ最終地に近づいてきたときに、隣接住民らは初めて最終地を知らされたというわけだ。
これらの推移を分析した本紙は、限りなく行政犯罪に近いと判断し、「三木町は高松市と合併を」との見出しでシリーズ化したのである。ズバリ、この見立ては的を射ていたようだ。
石原三木町政は迷走を始めた。石原町長が操縦する飛行機はきりもみ状態で操縦不能、泉パイロット(妹婿)に操縦桿を任せなければ確実に墜落だ。(墜落とは事件の意味)
石原三木町長は捜査の手が伸びることを恐れて、八戸地区から中屋地区に逃げた。中屋地区とはウオーキングセンター地区のことで、この地区の住民も反対運動を展開し、現在は提訴中。
焦った石原町長は、今度は最終処分地を高松市側に位置する新開地区の都市計画区域内に逃げ込んだ。
要するに、ウオーキングセンターで反対運動に出くわし、わずらわしい周辺同意を必要とする都市計画区域外から、それを必要としない都市計画区域内に逃げ込んだということだ。
ところが、ここでも周辺同意は必要なくても、隣接の3人の同意は必要。切羽詰まった石原町長一派の行政経験豊富な究極の悪知恵が炸裂した。
まず、三木町土地開発公社が、1回目の理事会で事件絡みの土地、6400uを坪5万円の9573万円で購入。
そして、隣接同意を必要とする3名のうち、反対者2名については、購入した土地を分筆して都市公園とし、最終処分場が反対者の隣接にならないように用途変更する。
ここまでくれば、正常な自治体というより、知能犯罪集団が三木町を乗っ取ったという方が判りやすい。
今現在でも、香川県が平成17年10月に認可した三木町東部集落排水下水道の最終処分場の計画地は、石原町長の実妹の川原氏が所有する土地である八戸地区だ。
【公共下水事業】
石原三木町長の町政運営の姿勢はここでも同じ。詳しくは本紙のバックナンバーで確認してほしい。
現状は、二つの下水道事業とも最終処分場建設の目途はまったく立っていない。最終処分場の位置が決まらず、下水道管を埋設するバカがどこにいるのか。
男井間池の同意が取れず、当初の新川放流計画を断念。
次なるカラクリはこうだ。
最終処理水を男井間池の東に位置する女井間池へ一旦ポンプアップし、その後、なんと池の余水ばけを通じて新川へ放流する計画。池の水があふれて新川へ流れるのは「自然の理」という理屈だ。これも隣接団地の反対で断念。
次もこうだ。女井間池への放流協定を破棄して、110メートル新川上流に下水道処理水をポンプアップして放流。
真鍋知事と石原町長の運命がいかに進むのか注目だ。
瀬戸内学院の迷走O
香川西高の再生には改革の本質に迫れ
先月8月8日、瀬戸内学院元理事長の渡辺影喜氏が逝去した。上戸学園時代から20年以上も理事として財務面で学校を支えた人物であるが、晩年は自らの経営する会社の倒産や学校法人理事長辞任によりさぞかし悔しい思いをしたであろう。本紙川上も高瀬町の町長選に立候補した経緯から生前に面識があり、この場でご冥福を祈りたい。
さて理事長を辞任した渡辺氏から、本紙の報道を裏付ける情報を入手したので弔いの意味を込めてここに紹介する。
本紙3月号でも掲載したが、司直の場である裁判所に提出した書類の偽装強要を香川西高校の北井校長が関係職員におこなったという件。今年5月末まで瀬戸内総合学院の学院長を務めていた石川文雄氏が深く係わっていたようだ。
時は平成20年8月19日。
長谷川前校長の解雇無効の仮処分に対する異議申し立ての反論書作成ため、当時の生徒指導担当教諭、石川文雄学院長、藤田博由教頭の三名が塚本理事長に呼ばれた。もちろん、学校法人の顧問弁護士である吉田茂弁護士との打ち合わせのためである。
その時の状況を、亡くなった渡辺氏が生々しく語っていたので再現してみよう。(※当時、渡辺前理事長は関係者から一部始終報告を受けた)
《石川文雄学院長は、弁護士のところに行くことをすでに知っていたが、他の二人は理事長室ではじめて聞かされた。二人は断ることができない状況になり、法人本部の職員の運転する車で高松の吉田茂弁護士事務所まで連れて行かれた。弁護士との打ち合わせは16 時30 分頃から話が始まり、終わったのは21 時を過ぎていたようだ。
弁護士と打ち合わせを始めたところ、すでに文書は作成されており、間違っていなければ署名・押印をするようにと指示された。
しかし、その文書には事実と異なる内容が多く、間違っていることへの説明や訂正に何時間もの時間を費やした。
そのやりとりの中で弁護士は、「それは聞いていた話と違う、それでは長谷川校長は何も悪いことをしていないではないか」と言い出す始末。
「不合格者が補欠入学になっていたという事実があるなら、なぜ元に戻して不合格にしなかったのか」と吉田弁護士が質問すれば、生徒指導担当教諭が、「この子たちには、不合格にする理由はありませんでした」と答えたりしたから吉田弁護士が首をひねるのは無理もない。最終決定日には、長谷川校長が不在ならなおさらだ。
とうとう、吉田茂弁護士は「あなた方は長谷川校長の下で働きたいのですか」と困惑しながら藤田教頭に漏らしていたようだ。》
結局、長谷川前校長の解雇理由を無理やりでっち上げた異議申し立ては裁判所から却下され、吉田茂弁護士は顧問を解雇された。これは見方によれば、吉田茂弁護士が正統派弁護士である証に違いない。