浜田恵造氏に香川県知事をやめてもらいましょう
即・真鍋武紀氏に暴力追放センター会長をやめてもらいましょう
木村義雄は衆議院議員も落選しました
小川和彦氏に県人事委員をやめてもらいましょう
水本勝規氏に県会議員をやめてもらいましょう
即・石原収氏に三木町長をやめてもらいましょう
異常な日本の元凶は香川 疑惑知事ポストが真鍋から浜田に
注目の知事選は終わった―。次の展開に向けてすべては動き始めている。
オペレーションが狙っているものは、揺らいでいない。
本紙はあえて新知事に問う!
『これまでの香川行政の瑕疵が見逃されることはない!』と。
新知事が県庁に初登庁し、我が香川は一見、刷新されたかに見える。
しかし、実際はなにも変わっちゃいないのだ。
「ええ、変わってなどいませんよ。選挙のたびに、リセット≠ウれたら、選挙民がたまらない。とくにこれまでの経緯を見知っている、(四国)タイムズ読者にしてみれば、この選挙では変わるどころか、いわば事態は逆行しているとしか見えないのではないでしょうか」。
こう言うのは、オリーブ・オペレーションの実行隊長である。
実際、状況としては、同氏が言うように、逆行≠オているように見えるかもしれない。いや、そうしか見えないというのが、実情であろう。
浜田・香川知事初登庁簡素な行政システムに
(2010年9月7日産経新聞配信記事より抜粋引用)
香川県知事選で初当選を果たした浜田恵造知事(58)が6日、初登庁した。多くの職員の拍手と花束で出迎えられ、「新しい香川の発展のため、知恵と工夫、選択と集中を合言葉にした行政を行いたい」と呼びかけた。
真鍋武紀前知事から県政の重点事項について引き継ぎを受けた後、初の定例会見に臨んだ。当面の課題として、独自の奨学金制度の導入や企業誘致、観光振興、県民の意見を聞く場の設置などを挙げ、「歳出・歳入両面から施策の点検を行い、県民本位の簡素な行政システムにしたい」と述べた。
初登庁において、このような報道、並びに、弁(論)。これで新しい香川が生まれたという方が無理があろう。
「いいですか、前知事に対する数々の疑惑はいまのところ一切、晴れていません。知事職を下りたからといって、それらの疑惑は直ちに雲散霧消≠キるなどというようなことはないのです。
たとえば、の話をいたしましょう。
ある人が殺された、その事件の捜査態勢がある時、変わった、あるいは裁判所を含む司法当局が一斉に替わった、だから、その起こった殺人事件はなくなってしまう、ということは絶対にないでしょう?疑惑≠ナあってもそれは同じですよ。いや、疑惑≠アそ、最後まで追及されなければならないはずです。
疑惑=B今ここにある、疑惑≠アそ、近いうちに必ずや、事実≠ニなって、明らかにされてくるでしょう」。
実行隊長、すなわち、捜査幹部は、淡々と語る。
ここでいわれている疑惑≠ェ、一体どこから派生するものなのか、わが、(四国)タイムズの読者ならば直ちにお判りいただけるであろう。
そう、この疑惑≠ヘ、新知事の後見人≠ノも等しい、真鍋武紀前知事に関わるものであることは、もうここでくどくどと説明の余地はないであろう。
「前知事である、真鍋氏が、新知事の強力なるバックボーンであることは、ここで説明の余地はないでしょう。たしか(四国)タイムズの取材で、新知事は、前知事のことを御尊敬申し上げている≠ニいうような発言をしていましたね。その発言は、いわば決定的な意味合いをもっているのです。前知事の路線どころか、すべてを踏襲、継承していくことをすでに新知事は、タイムズの紙面上で明らかにしたわけですからね。
この意志の置き所が最も意味深いものであるのです」(同)。
結局、多くの疑惑≠セけを抱えて、新知事に道を譲った前知事だが、この人が抱える疑惑≠ヘ、かつて『疑惑の総合商社』であるとか、『疑惑のデパート』などといわれた奇しくも同じ時期にこちらは有罪確定となった鈴木宗男元衆議院議員と同じくらいあるのだ。いや、それ以上かもしれない。
そんな前知事が敷いた道を歩もうという新知事だが、それで、この讃岐が変わっていく、とでもいうのであろうか。
本紙が曝いてきた数々の疑惑≠ェ、捜査幹部曰く、事実≠ノ昇華していこうというこの時期に、あるいはその時になって新知事は、どのような対処をしていこうというのか?
われわれはその時の対処を注視しておかなければならない。
「それはいうまでもないことです。わたしたちもこれまで讃岐における首長の疑惑≠追いかけ、固めてきた。その結果を今出すときであることは、承知しています」(同)。
それと同時に、新知事に関わる、大手ゼネコンとの関係性。この件については、
「前首長の疑惑≠ヨの決着と同時に、こちらもきちんと解明していくことでしょう」(同)
という。これらの追及はこれから早期に急展開されていくはずである。
本紙は、この疑惑への追及を独自に一瞬でも途絶えさせることなく続けていく。むろん、オペレーションとの連動は、今後も阿吽の呼吸でなされていく。
真の意味での新しい讃岐の創成のために。本紙は、川上(道大)社主の下、いつも転がり続けていく。
締切直前にビッグニュース 郵便不正・押収資料改竄の真相
本稿締切直前に、次のような驚くべき報道が飛び出してきた。
そして本紙は、この驚くべき疑惑の背景に、瞠目すべき実情が隠されていることを察知したのである。
まずは、その驚くべき報道の第一報を次に引用しておこう。
検事、押収資料改ざんか 捜査見立て通りに郵便不正
郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で、大阪地検特捜部が証拠品として押収したフロッピーディスク(FD)が改ざんされた疑いがあることが朝日新聞の取材でわかった。取材を受けた地検側が事件の捜査現場を指揮した主任検事(43)から事情を聴いたところ、「誤って書き換えてしまった」と説明したという。しかし、検察関係者は取材に対し「主任検事が一部同僚に『捜査の見立てに合うようにデータを変えた』と話した」としている。検察当局は21日以降、本格調査に乗り出す。
〜中略〜
特捜部は捜査の過程で、上村被告の捜査段階の供述などを根拠に「村木氏による上村被告への証明書発行の指示は『6月上旬』」とみていた。だが、証明書の文書データが入ったFD内の最終更新日時が6月1日未明と判明。村木氏の指示が5月31日以前でなければ同氏の関与が裏付けられず、最終更新日時が6月8日であれば上村被告の供述とつじつまが合う状況だった。
朝日新聞の取材に応じた検察関係者は「主任検事から今年2月ごろ、『村木から上村への指示が6月上旬との見立てに合うよう、インターネット上から専用のソフトをダウンロードして最終更新日時を改ざんした』と聞いた」と説明。FDの解析結果とほぼ一致する証言をしている。(朝日新聞9月21日付記事より抜粋引用)
厚労省の現役女性局長が逮捕されたが、結局、無罪となった、大事件がいわゆるこの『郵便不正』事件である。
当の村木元局長は、ここで無罪が明らかになったわけだが、それではこの大事件の真相というものはどこにいってしまったのか。今では検察側の大失態と歪んだ在り方、それに村木氏の無罪だけが明らかになっただけだが、この『郵便不正』事件というものの真相はどこにいってしまったのか、いまだに明らかにはなっていない。
そこでこの検察のあり得べからざる、改竄疑惑。この疑惑が、『検察のエース』と呼ばれていた若手検事の衝撃的逮捕となったことは、もう、ご承知のことである。そのことについては、ここにくだくだしく記さない。ただ、本稿ではコトの真相を述べなければならないのだ。
本紙だけはすべてを知っている。
この『郵便不正』事件の真相は、いや、敢えて書く、その真犯人≠ヘ――。
ズバリ、先般、小豆島町長に就任した、塩田幸雄氏、並びに塩田氏が最も懇意にしていた『大物議員』、木村義雄元代議士なのである。
この二人の癒着♀ヨ係については、もうここでくだくだしく記す要はなかろう。
「いわゆる『村木事件』は、完全にシロとなりました。しかし、事件が消えたわけではありません。近く事件の再構築をしますが、それを一任されているのが、実は我がオペレーションなのです。
その結論が、塩田氏と木村元代議士にあることは、こう言わずもがなでしょう」。
そのくだりはこれまでの本紙をまたじっくりと眺め直して欲しい。
新知事の初登庁に始まり(これはつまり前知事の院政の始まりなのだ。それは、事件≠サのものなのである、『郵便不正』事件の急展開と、これまで本紙が徹底的に追及してきた事件が、ついにその真相≠露わにしてきた。もう後は前を向いて驀進するだけ。結果は――。すべて本紙が書いてきている。
郵便不正の実態は贈収賄
木村元副大臣と塩田元部長の逮捕は不可欠
「まずは、村木さん、無罪確定、職務の復帰、おめでとうございます!」
さて、ここで村木厚子氏の犠牲を無駄に終わらすわけにはいかないではないか。
まずはこれ、9月23日付朝日新聞の社説にこうある。
《きのう復職した村木さんは、あしざまに言ってもおかしくない検察に対し、
「抱える問題が修正されるきっかけになればいい。検証を厳しく、温かく見守る役割を果たしたい」
と述べた。人間の真の強さを感じさせる。…》
また、9月24日付産経新聞にはこうある。
《地に墜ちた信頼を取り戻すには、データー改竄の経緯や組織としての対応の是非を総括し、国民にすべてを説明することが必要だ。
その上で、かつて東京地検特捜部長を務め、政界汚職事件を手掛けた宗像紀夫弁護士は、検察の再生に向けてこう提言した。
「社会が納得する事件を暴き出す本来の職責を果たすことで、信頼回復に努めるしか残された道はない」》
さらに、1年前に遡って平成21年10月号の本紙は。
「全精社協」&「凛の会」は同根 「口利きコンビ」木村元副大臣と塩田元部長
《…、事件の本質に迫るには、心を研ぎ澄まして声なき声に耳を傾けてみよう。必ずやその声は聞こえるはずである。
「塩田幸雄塩田幸雄塩田幸雄…男として、上司として、これほど最低な唾棄すべき男を見たことがない」
インターネットでこれを見つけた。
女性だ。よっぽど悔しい思いをした人に間違いない。塩田幸雄を憎んでいる人に違いあるまい。
この女性の恨み節をたどって当時の上司、厚労省の塩田幸雄(58)元障害保健福祉部長に迫り、そしてそこから木村義雄・厚労省元副大臣の「補助金・口利き請託事件の真相解明を目指していこう。
検察の信頼回復は全容解明 塩田元部長の逮捕が村木氏への償い
検察の信頼回復には、村木氏が言うように検証を厳しく、また、宗像弁護士が言うように、社会が納得する事件を暴き出す本来の職責を果たすしか残された道はない。検察の甘えは許されないのである。
検証を厳しく、事件を暴き出す本来の職責を、本紙も、もう一度かみしめ、真剣に考え全容解明に力を注ごう。
惑わされてはいけない。検察における現状のゴタゴタをほくそ笑んで嵐が過ぎ去るのを待っているのは、他でもない、真犯人の木村義雄元副大臣と塩田幸雄元部長だ。ましてや塩田幸雄元部長は、現在、小豆島町の町長に就任しているのだから、このまま見逃すわけにはいかないではないか。
さてそれでは、過去の活字を総動員して真相に迫る。
検察の描いた偽証明書作成にいたるシナリオは、民主党副代表であった石井一代議士のルートであった。
すなわち、倉沢邦夫→石井一→塩田幸雄→村木厚子→上村勉。大阪地検特捜部が描いたこのルートは、完全に破たんし、特捜部主任の前田恒彦検事が逮捕され今に至っている。要するに大阪地検特捜部は、ボタンを掛け違えて、倉沢邦夫氏が石井一代議士の私設秘書であったことをいいことに、石井一のルートに事件の構図を押し込んだということだ。
それでは、事実はどうであったのか。詳細を除けばこうなる。
倉沢邦夫→木村義雄→塩田幸雄→上村勉。
要は、石井一の替わりに木村義雄を、そして村木厚子を除けば、虚偽有印公文書作成ではなく贈収賄罪として立件できるということだ。
そのためには、大阪地裁で採用された一部の倉沢邦夫と上村勉の供述調書を整理し、その上で、塩田幸雄の供述調書を精査し直せば、事件の構図が贈収賄事件として浮かび上がってくるはずだ。それを固めて、石井一に求めていた役割分担を木村義雄に置き換えれば見事に事件の全容解明になるはず。
もちろん、「全精社協」の事件で押収した資料や木村義雄元副大臣の供述調書なども大いに郵便不正事件に活用するべき。なにしろ不正なカネや商品券、酒などの贈答品が、塩田幸雄元部長や木村義雄元副大臣に流れているのが分かっているのだから。
村木厚子元局長への償いは、上村勉の独断犯ではなく、この木村義雄と塩田幸雄の贈収賄事件を成立させることでしか応えようはあるまい。
さて、償いへのゴールは定まった。あとは国民の信頼回復のために捜査関係者がその気になるだけだ。
この事件の全容解明には、どうしても事前に把握していなければならない人物像がある。それは、木村義雄氏と塩田幸雄氏の過去における数多の疑惑(犯罪行為)が常習的に長年に亘って続けられてきたということ。本紙は10年以上も木村義雄元副大臣の有料口利き疑惑を追及し続けてきたので、捜査関係者は是非それを四国タイムズのバックナンバーから押さえてほしい。
話を次に進めよう。
昨年6月14日に村木氏が逮捕された3カ月余り後、郵便不正事件を扱った同じ大阪地検特捜部が「全精社協」の高野修次会長ら3人を逮捕した。
その時の産経新聞平成21年9月23日付。
「政治家4人に計1千万円裏献金」全精社協の元職員証言自民元幹事長も
《補助金の不正流用疑惑が浮上している社会福祉法人「全国精神障害者社会復帰施設協会」(全精社協、東京)の会長らが平成19年以降、複数回にわたり、厚生労働副大臣を務めたことがある元衆院議員ら自民党の国会議員4人に計約1千万円の裏献金をした可能性があることが22日、分かった。全精社協の幹部が産経新聞の取材に証言した。裏献金の原資は国の補助金から捻出した裏金とみられる。
経理担当の元職員(58)も取材に、幹部が証言した4人のうち2人の実名を挙げ、裏献金の手法について詳細に説明。さらに「違法献金であることは知っていた。2人の他にもいる」などと話した。》
この記事の元厚生労働副大臣を務めたことがある元衆議員が、木村義雄氏であることは疑う余地もない。
さらに、9月26日付朝日新聞には、「全精社協向け補助金木村元副大臣、交付を促す電話厚労幹部に別の審査で復活」。
そして、10月16日付朝日新聞には、「木村元副大臣へ120万円全精社協不正元次長、地検に供述」。
本紙がこれらの記事をここであえて載せたのも理由がある。それは、大阪地検特捜部が「凛の会」と「全精社協」の事件は、2人の人物が、ともに二つの事件に関与して登場しているので、真相解明には理解しやすいと考え活用してほしかったからだ。
本紙川上が不思議に思えてならないのは、ちょうどこの頃、自民党の麻生総理が衆議院を解散し総選挙に突入していた8月に影響を与える時期であったということだ。大阪地検特捜部が自民党に配慮して、民主党の石井一副代表を逮捕しようと描いたシナリオなら大阪地検特捜部はまさに自殺行為ではないか。
本紙が木村義雄元副大臣を取材し追及する過程においても、検察が恣意的に木村義雄を見逃しているとしか取れない場面に何度も出くわした。今や、木村が所属する山崎拓自民党元副総裁も政界を引退したので、検察もここらで木村に気遣いする必要性はまったくない。検察の信頼回復と村木氏への償い、ぜひ頑張ってもらいたいものだ。
木村義雄元副大臣と塩田幸雄元部長は、同じ穴のムジナ。
逮捕の村木氏は無罪で復職
塩田元部長の逮捕で正義を貫け!
この原稿を書く今月1日夜、大阪地検特捜部の大坪部長と佐賀副部長が逮捕された。特捜部のトップからナンバー3までが逮捕されたことになる。
まさに本紙連載の「捜査放棄と冤罪捜査」に当てはまる検察版の事件ということだ。
捜査機関の事件を恣意的に「潰す、でっちあげる」という構図が、今回、村木氏の逮捕から明らかになった。ここで注意しなければならないのは、大阪地検特捜部のこの最悪の下地は、大阪高検元公安部長・三井環氏の逮捕時に出来上がったということだ。ということは、三井環逮捕に関わった当時の検事が、今回も主導して村木厚子逮捕に関わったということだ。
犠牲となった三井環氏や村木厚子氏への償いは、検察組織の再生と事件の全容解明しかない。検察のあるべき姿、原点に立ち返ろう!
さて、郵便不正の全容解明に戻ろう。
先月、今西憲之氏と週刊朝日取材班が著作した「私は無実です」を読んだ。
その中で、裁判官の質問に答えた塩田幸雄氏の証言を引用する。
《▽国会議員からお金をもらった、と証言されましたけど、正当なものですか?
▼「(正当なものだと)思っています。いろいろな原稿の下書きをしたりいろいろお手伝いしています。社会的には批判されるべきですが、問題ないと思っています」
▽その差がわからないのですが、どういうふうに批判されるんですか?
▼「特定の政治家と、そういう関係は好ましくないと」
▽では、なぜ、そんなことをされたのですか?
▼「その先生とは、非常に長い間、ご指導いただいて、一心同体というかお父さまの代から政策を実行するうえでいろんな形でサポートしていただきました。今は許されないと思っていますが、大いに反省しています」》
国会議員、その先生とは、木村義雄元副大臣のことだ。
香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その90)
逮捕権持つ腐敗警官の犯人見逃しは隠避罪
このシリーズ「捜査放棄と冤罪捜査」を始めて、今回で90回目を迎えた。7年半も毎月欠かさず連載してきたということか。
連載を始める動機・原因は、平成9年11月29日夜、暴力団若林組の川原豪組員によって家族団欒の居間に向け拳銃を4発も発射された事件。
そう、この事件を厳格・適正に処理していれば、実行犯の川原豪らを逮捕していれば、そもそもこのシリーズはなかったということだ。
「国滅びるとも正義は行うべし」
これは、平成15年2月、高松高検の宗像紀夫検事長が高松の地を去る時に残した言葉。
正義を行っていれば国は滅びることはない、と本紙川上は解釈し座右の銘としている。
「あるべき姿」がこれほどまでに求められる時代はかつてなかったのではないだろうか。次から次へと噴き出す事件は、この「あるべき姿」に目覚めた人たちの旗揚げの声であると本紙はみた。
本紙連載は、「捜査放棄と冤罪捜査」という切り口で「あるべき姿」を求め、似非と本物を振るいに掛ける役割を担うということだ。
逮捕権持つ捜査官の犯人隠避 検察官は逮捕、ならば警察官は?
時の検事総長の伊藤栄樹氏が言った「巨悪を眠らせない」ためにも事実を粘っこく色あせることなく追及し続けていこう。時間の洗礼さえ受ければ事実は浮かび上がってくるものだ。
平成9年11月29日の殺人未遂事件は、来月29日で13年目を迎える。当時の拳銃の弾で壊れた窓やブラインド、天井の穴はそのままだ。
本紙川上が事件発生時に心で決めたことは、拳銃発砲犯人が逮捕されるまでは修理しないと。実行犯の若林組川原豪本部長補佐や、それを手伝った腐敗警官らが逮捕されなければ、拳銃で壊された窓ガラスや天井は修理しないと。
当然に修理代は、実行犯の川原豪や命令した若林組組長、それに腐敗警官らにも請求するつもりだ。
さて、時代は確実に変わってきている。殺人事件などの公訴時効廃止を盛り込んだ改正刑事訴訟法、改正刑法が成立し、今年の4月27日から施行された。県内で未解決のままの殺人事件は3件。悔しい思いを抱いていた遺族に、香川県警が無念を晴らすと誓ったのは本紙川上にとってもうれしい限りだ。
また、今回の大阪地検特捜部大坪前特捜部長らの逮捕で、
「犯人隠避罪は刑法103条で規定され、犯人に逃走資金を用意したり、身代わり犯を立てたりする行為で、同罪適用の前提として『罪を犯した者』であることを認識していなければならない。真犯人だけでなく容疑者も含まれる」など犯人隠避罪の法律知識を本紙川上は得た。
その上、「逮捕権を持つ検察官や警察官は犯人を見逃しただけで犯人隠避罪が成立する」というのだ。
なるほど、よく分かった。
13年も拳銃発砲やその後の鉄パイプ襲撃事件を諦めずに真相解明を追い求めてきた甲斐があったということだ。
さて、巨悪を眠らせないためにも当時の状況を思いだしてみよう。
平成9年11月29日午後10時30分、屋島カントリー内にある本紙川上の私宅に5発の銃弾が発射された。2発は小さな電気が点いていた子供部屋に、続けて家族4人がジャッキーチェーンのテレビを楽しんでいた居間に2発。明らかに人の気配がある方に向けての発砲ではないか。後で分かったことであるが、さらに5発目を発射した拳銃トカレフが暴発し、実行犯は右の肘腕を負傷したようだ。
人の存在を確認し、明らかに人の気配に向けて拳銃を執拗に発射する。拳銃は人を殺す道具であると考えれば「殺人未遂容疑」以外なにものでもない。人の位置を確認して、当らないように意識して発射すれば脅しとも解釈できるが、人の気配に向けて人殺しの道具を使用すれば、当るかも分からない、当れば死ぬかも、拳銃は人殺しの道具であるから死ぬ、となるはずだ。
未必の故意か。
さて、時効が近い平成9年11月29日の川原豪が発砲した事件について整理してみる。
@、広沢が川原と共に現場を下見し、襲撃方法を検討。
A、犬にかこつけ下見で敷地内に立ち入った女性連れの川原に、本紙川上は敷地に入らないようにと注意をした。
B、平成9年11月29日夜10時半、銃弾4発が自宅家族方向に発射された。
C、事件発生の翌30日、本紙川上の前で香川県警鑑識課が拳銃の暴発した鉄片を発見。(暴発した5発目の痕跡)
D、事件発生2日後の12月1日、ビジネス企画事務所内で、若林ワ組長が実弟の石井氏、舎弟の広沢らを前に、「あんなボロの拳銃を使わせやがって、暴発したちゅうやないか」と口走った。
発砲事件直後、若林組の川原豪組員が、右腕を石膏で固定した状態で高松市民病院に2、3日入院し、その後、功績人事で二代目若林組本部長補佐に昇格した。
厚労省の助成金をピンハネ
元高松市消防局員が雇用保険を悪用
《…香川県の女性職員が、職務中、同僚に化粧品を売りさばき、利益を上げていたことが問題となった。公務員の兼業禁止に触れたからである。
それでは、塩津政春消防局長に監督責任がある、赤松正彦消防士の場合はどうなるのだろう。市民の生命、財産を守るはずの高松市消防士が高松市から給与を受けながら、兼業の会社経営を長年行っていたとなれば。
【高松市職員・赤松正彦】
高松市の南消防署・香川分署(香川町)に消防士として在籍。
また、職務中の傍ら「有限会社ファンドゥリィ赤松」を実態的に経営。(実母を会社の代表に登記し、偽装工作)
ファンドゥリィ赤松は、高松市香川町に所在し、鋳造品の加工をしている会社。
香川県内での取引先は、有限会社香川メタルスや、朝日スチール工業株式会社、県外では高知県の株式会社トミナガなどである。
本紙が許せないのは、高松市職員労働組合を隠れ蓑にして、健全な職員組合の組合員を裏切っていることである》
これは平成19年1月号の本紙で、文中の赤松氏はその後、高松消防局を辞職した。
さて、いま最も世間を騒がせている省庁と言えば、厚生労働省と検察庁であろう。
その厚労省を食いものにする大胆不敵な男、その名は、本紙にも取り上げた赤松正彦元消防士。
手口はこうだ。
社会保険事務所に従業員の給料を、実際支給している額より低く申請することにより会社の負担額を減額して不正な利益を得る。また、中小企業緊急雇用安定助成金の不正受給。さらに、中国人の不正労働で利益を得る。
もしや、木村義雄厚労省副大臣が裏で指南しているのではあるまいね。
霊園事業乗っ取り強要事件G
被害者の濱西、実は加害者なのか?
本紙川上が、二代目若林組篠原重則組長を香川県警に告発受理されたのが4月20日。
すでに5ヵ月余りが経つが、いまだ被害者濱西英徳氏の被害者届けの提出はない。
捜査関係者の話によれば、濱西英徳氏は篠原組長から脅かされた事実はないということらしい。被害者の濱西が暴力団篠原組長から脅かされた事実がないということになれば、一体、本紙川上の告発はどうなるのだろう。
さてここで、事実関係を整理してみよう。まずこれ。
【告発の内容】
被告発人篠原重則は、指定広域暴力団山口組二代目若林組組長であるが、平成21年10月初旬頃、香川県丸亀市の○○寺事務局長濱西英徳に架電し、かねて同人に霊園乗っ取りを企てる吉原栄子の息子吉原龍生に霊園経営を任せるよう要求していた藤田将英が暴力団の企業舎弟であり、藤田将英の要求を断ることは若林組と喧嘩することである、などと述べて暴力団の威勢をかりて、その言うことを聞かなければいかなる危害を加えられるかわからないと恐怖を与え、同人を脅迫したものである。
濱西英徳氏が、篠原組長から脅しの架電される前にはこんな事実があった。
【場面一】昨年9月初め、寺事務局長の濱西、霊園関係者の岩崎、中原、前田が、篠原組長や藤田会長らが待ち受ける若林組本部横のホテルオークラの2階南会議室に呼び出された。多数の若い衆がたむろする状況下。ただし、濱西は遅れて会場に来た。
【場面二】前回と同じ状況下で、藤田会長と共に加藤が加わった。ここで、篠原組長が霊園関係者の中原に対して、暴力団特有の脅し(カマシ)を徹底的に行った。
【場面三】藤田会長らが、濱西の案内で寺の住職に会い、霊園事業経営の委任状への署名押印を寺の住職に迫った。
住職は拒否した。
【場面四】霊園事業経営の委任状に署名押印を拒否した寺の住職に、濱西から電話があり、寺の事務局長を濱西が下りる旨を告げられた。
【場面五】住職は事務局長の濱西が下りることになれば、今度は、若林組が直接に委任状の署名押印を迫ってくる恐怖を覚え、行政書士の徳弘氏と共に香川県暴力追放センターに駆け込んだ。
三木町は高松市と合併を[21]
泉氏の出馬は石原町長の汚職隠し
破れかぶれとは、まさに三木町の石原町長のことを指すのだろう。
無理もない、本紙の石原町長を追及する連載は今回で21回を数え、捜査の手がいつ及ぶのか恐怖で生きた心地がしないのだから。
その破れかぶれの一つが、石原町長の妹婿・泉浩二氏が三木町長選挙に出馬という態勢に現れた。要は、後釜が泉浩二氏ということだ。
もう一つは、三木町の顧問である渡辺光夫弁護士に選挙画策で加担させたという疑いだ。渡辺弁護士は県の選挙管理委員の委員長職務代理であるから、反石原町長派の立候補者を分断させるのはお安い御用。
現に、町長選挙に出馬するため県議を辞めた筒井氏への選挙対応に渡辺県選挙管理委員の影響力がいかんなく発揮された。
というのは、反石原派の力を分断させるため、町長選と県議補選を別日付の選挙日にしてしまったのだ。反石原派の候補者を一本に絞らさずに、町長選と県議補選の投票日をずらして別投票日にしたということだ。
どちらにしても、石原町長派が最後の悪足掻きをしているのは、ほぼ間違いなかろう。
捜査の気配に怯える 下水道疑惑のゴールは補助金返還
渡辺光夫選挙管理委員の問題に触れてみよう。
まず、先月16日付朝日新聞。
《兄が関係者なので、憲法判断には加わりませんU。
昨年8月の衆院選で「1票の格差」が憲法に違反するかが争われた訴訟で、最高裁大法廷が審理する9件のうち1件について、裁判長を務めるはずの竹崎博充長官が審理を外れることになった。
4歳上の兄竹崎克彦氏は百十四銀行の会長で、高松高裁に起こされた訴訟の被告となった香川県選挙管理委員会の委員長。公平な判断をするため、竹崎長官が自ら審理から外れることを申し立てたという。》
どうであろう。
公平な判断をするために自ら審理から外れる。この姿勢があってこそ司法に携わる責任ある県選挙管理委員の立場ではないのか。
石原町長や、泉浩二・元県出納長は、権力の影響力を行使して、三木町の顧問弁護士である渡辺光夫県選挙管理委員に、自らに都合が悪い同日選挙を避けるよう渡辺顧問弁護士に働きかけたのではないかという疑いが残る。
現に、町長選と県議補選は、一旦決まっていた同日の投開票日が2週間も分断され、町長選が10月5日、県議補選は24日と渡辺光夫県選管委員長によって画策されたのだ。
さて、このシリーズの本題に戻ろう。連載21回目を迎えた、「三木町は高松市と合併を」に。
平成20年6月号本紙。
「知事選挙前の汚れた認可 農水省の予算を喰らうハイエナたち」
《最近、読者からよくこんな事を言われる。
「四国タイムズさんに書いてる通りや。本管を繋いだら河川に下水道水を流し込むこともないし…、いったい真鍋知事や石原町長はなにを考えてるのやろね」
この素朴な疑念に答えよう。
税金を喰う、『裏ガネづくりシステム』を構築するためである、と。
さて、真鍋知事と石原町長が、道州制に移り変わる隙間を縫って、すなわちドサクサに紛れて進めていた実態を暴いてみようではないか。
まず三木町の、集落排水事業の認可が下りた平成17年10月当時の登場人物から。
真鍋知事は、石原町長と同じ三木町下高岡の出身。そして、農水官僚で野中広務(当時自民党幹事長)氏とも面識。
野中広務氏の実弟である野中一二三(かずみ)氏は、京都府園部町の町長や「全国市町村土壌浄化法連絡協議会」の会長をしていた。
石原町長と石井元議長は、三木町の土地改良区を牛耳り、石井元議長が議会工作を担当する相棒である。
泉(当時県出納長)氏は、石原町長の実妹の夫で、真鍋知事の後釜として副知事が約束されていた。
次に要点を箇条書きする。
汚水処理システムに、「ニイミシステム」がある。
この工法は、「毛管浄化システム梶v(木村弘子社長)しか扱うことはできない。
三木町には現在、農水省の予算である「三木東地区」の集落排水下水道と、国交省予算の公共下水道事業とがある。
当時、野中会長と石原町長は、両方の下水道事業に「ニイミシステム」を導入しようと画策したが、国交省の扇千景大臣に反対され、農林省予算の集落排水下水道だけに「ニイミシステム」が採用された。
農水省・国交省の合計予算は約3百億で、一度このシステムを導入すれば、半永久的に、毎年度、多額の維持管理費が費消される。
しかも、「毛管浄化システム梶vの独占工法であるから、一旦、このシステムが取り入れられれば、自動的に税金が流れ込む仕掛けになっている。
建設業者には、入会すれば競争抜きの随契が約束される「土壌浄化法事業推進連合会」も立ち上げられ、三木町の土木建設会社も数百万の会費を収め入会したとも聞く。
真鍋知事が、平成17年度に集落排水事業を認可する前、石原町長に裏工作の資金が流れたとも聞くので、疑惑プンプンは間違いなかろう。
ちなみに石原町長は、全国の連絡協議会の副会長である》
この記事は2年4カ月前の
本紙である。
時代は移り変わり、税金を喰らうという政治的な動きはもはや通用しないのである。
三木町の町民も、現実にしっかりと目を向け覚醒してほしいものだ。
瀬戸内学院の迷走P
清水理事長の職員クビ切り謀略は続く
連載を続けている瀬戸内学院問題であるが、廃止が決まっている瀬戸内総合学院歯科衛生学科に関わる人物から、この9月初めに清水理事長の無能ぶりを暴露する一通の文書を見せられた。
その通達文書には、題名こそ、「学校法人瀬戸内学院のこれからを考える『意見・提言書』の提出について(平成22年9月8日理事長通達)」となっているが、その内容は、清水理事長が経営者としてやるべきことが分からず、その答えを職員に教えを請う内容というものである。
その一部を紹介する。
まず前文には、「瀬戸内総合学院は経営面から見ると、収支バランスが極端に偏った状態にあって、早急に抜本的対策を講ずる必要があります。(中略)民事再生計画で示された再生計画の履行義務を果すためには、多くの問題を克服していかなければなりません。(中略)理事会の健全な指導力と教職員の協力によって、それらを解決することです。即ち経営改革は教職員の意識改革なくして成り立ちません。そこで、教職員から『意見・提言書』の提出を求める」となっている。
清水理事長自身が考えるべきことを、自らの頭では良いアイデアが浮かばないので苦肉の策に出たようだ。
教職員から見れば、寝耳に水。これまで清水理事長は就任以来、「過去のことは関係ない。過去のことを言って、前を向いて仕事をしない者は辞めて行け」、と言いながら多くの者を退職に追い込んだにもかかわらずの今回の通達。
更に、具体的な書き方の指定まである。
「あなたの考える
ア)この学校が経営破たんに至った理由
イ)この学校の最も大きな課題
ウ)この学校の望ましいあり方
を書いて9月17日(金)までに、封緘して理事長あてに提出して下さい」と。
本紙川上はこの通達のことを、最初は経営能力のない清水理事長が職員から知恵を拝借するのかと安易に考えていたが、本題のア〜ウの内容を見て、「これはキリシタンの踏み絵である」と直感した。
すなわち、誰が事実関係を知っているのかを調べ、その職員を辞職させる手段に使うのだと。
これまでも三豊市の市議会議員たちを騙し、市民の血税を投入させて親しい関係の建設業者に媚を売り、自らの再就職先を根回しした清水理事長だ。教職員を踊らせることくらいは朝飯前である。
退職金流用問題や前校長の裁判で出てきた内容について、真実を知っている職員は次々と辞め、いや、真相は辞めさせたのかな。
要は、清水理事長が四国学院関係者にその事実を知られるのを恐れて、辞職するように仕向けた謀略ということだ。