『へらこい県民性会議』
浜田恵造会長に香川県知事をやめてもらいましょう
小川和彦氏に県人事委員をやめてもらいましょう
水本勝規氏に県会議員をやめてもらいましょう
西川昭吾氏に県会議員をやめてもらいましょう
自殺と放射能に着目 前現両知事逮捕で香川に夜明けを
新年明けましておめでとうございます。
お陰さまで、本紙も今月号で創刊21年を迎えました。
本紙の前現両知事追及も14年余りで、やっと悪徳知事の一掃が果たせそうです。
2010年の初当選以来、物議をかもし続けている、浜田恵造香川県知事氏。
得意の税金知識を巧みに操って、様々な団体や関係者に、ある指南≠していたことは、本紙でも明らかになっている。
そして、この現首長のいわば師匠にあたる、前首長である真鍋武紀氏。
この人は、本紙を舞台に絶えず話題を撒き散らしてきた。毀誉褒貶、話題に事欠かない人物として、その存在感は歴代の前民主党首相以上であろう。
真鍋氏の1998年の初当選以来、我が讃岐は、実に14年以上にわたってこの両首長にいわば蹂躙されてきた歴史≠ェある。
そんな両氏、いや、この暗黒の14年間に、なんとも忌まわしい話が地元外からの発信でささやかれている。
これは、いわば首長として相応しくないことを示す決定的な話であることをまず最初にお伝えしておかなければなるまい。
本紙が渾身を込めて発掘したこの話はつまり、この数年の間両氏の追及を絶えず行ってきた本紙だからこそ、伝えられるものということを記しておこう。
さて、その忌まわしい話の中身とは―。
「前首長、プラス現首長の時代、香川の暗黒とも言える時代、実は、県の関係者で都合8人(!)の自殺者を出しているのです」。
こんな衝撃的というに十分な証言をするのは、四国某県出身の大臣経験者の元秘書で、その経歴から今でも香川県政のみならず四国四県の県政にコミットし続ける人物A氏である。
「そしてそのほとんどは、自殺という事実を伏せられ、単なる死亡、ということで発表されているケースもあれば、まったくねぐられている(隠蔽されている)ということだってあるのです」(同)。
これが衝撃的でなくして何が衝撃的といえようか!
まさしく忌まわしく、ただならぬ事態である。
「なかでも有名なのは、(香川)県庁商工部の労働関係の課長の自殺ですね。
あれは、3年前のことですよ。首長は、いきなり中国に行く、行かないなどと騒ぎになったことがあったのです。これはどうも2人の首長が諮ったことだったようですがね。
(自殺は)まさに、そのときのことでした。
自殺した商工部労働関係ディビジョンの課長は、実は前首長からの特命を受けて、台湾の高官との会談を秘密裏にセッティングしていたのです。とんでもない熾烈な業務だったと聞いていります。想像するだけでもそう思いますよ。
あのときは、やっぱり今のように、尖閣を中心に領土問題から、中国における反日デモが頻々と起きていた。そんなころですからね。
そういう時期だっただけに、前並びに現首長はその台湾との連携を秘密裏に行う作戦に出ようとしていたのです。
これは、かなり大胆で実現至難な作戦ですが、その作戦の秘密工作に自殺したベテラン課長を起用したのです、ええ、だから特命でね。
ところがですよ、そんなときに一旦、中国側から一方的にキャンセルしてきた首長2人に対する(中国)本国へのの招待を、どういうわけか中国側は掌を返して、
“やっぱり招待いたします”、
と言ってきた。
そのとき同時並行で、自殺してしまった課長は台湾との連携工作を進め、ついに高官との会談の具体的スケジュールまで取り決めるに至っていたのです(!)。
それは誰から見ても非の打ち所のない見事な工作だったのでした。
しかし2人の首長は雁首揃えて、掌を返した中国の招待をあっさり受けてしまったのです(!)、そのことはご存じですか?
一部筋では有名な話ですが、これはまずいと首長側は、すっかり隠蔽してしまったのです!
立場をなくしたのはその課長ですよ。当然ですね。
コツコツ仕上げてきたその特命は、誰でもない、ほかでもない首長側からから出されたものなのですからね。
(元課長は)2人の首長が中国側からの招待を受け入れたその翌日、自宅裏の納戸の中で首をくくりました。
なんとも悲劇的な話ですが、そんな話が、実は、2人の県政下において、8件もあるのです」。
嗚呼、無情、という言葉があるが、まさしくそれである。
むろん、そのいわれる8件すべては、すでに自殺と断定されているわけで、言うまでもないことだが、前並びに現の2人の首長が直接手を下したわけでもなければ、本人に自殺を命じたわけでもないであろう。
しかし、いずれの場合も、つきつめると先の商工部の労働ディビジョンの課長の話のように、知事による指令が、結果的に自殺に追い込んだ、と指摘されても仕方ないようなケースばかりだという。
「なかには県庁職員だけでなく、香川県警の警察官もいますし、外郭団体の幹部という人もいます。
ところが、奇妙なことにそのいずれも、そのとき、2人の首長から、誰が見ても重要だ、といわれる使命を担っていた、いや好むと好まざるにかかわらず担わされていたことは確かなのです(!)。
業務が過酷なのか、あるいは度しがたく理不尽なのか、そうでもなければこの8人という人数が自殺するというのは、ちょっと考えられませんよね」(同)。
むろん、この人数はそのほとんどが表沙汰になっていない。しかし、このまさしく驚くべき事実は、かのオリーブ・オペレーションもしっかりと掴んでいるのである!
しかし、この証言が紛れもなく事実であるならば、香川県警や外郭団体の職員にまで当時、いや、現在も、2人の首長の隠然たる勢力は及んでいたことの証左となる。
それは、大変な権勢というしかない。
こんな都道府県がかつてあったろうか?また、こんな首長など、かつていただろうか?政治家として、それは褒めらるべきことなのか否か。その答えは、もはやいうまでもないことである。
いわば、これは、万死に値する=Aというべきことではないのか。
先日、総選挙は終わった。ひとつの方向性がこの国に見えてきている。
このような忌まわしい逸話≠ェ、さらに飛び出してくるようかもしれない。しかし、自殺者8人というのは、尋常ではないことくらいは、もう誰もが認めなくてはいけない。
もちろん、ここ讃岐の県政の異常性も、である。
(第二部)
ここにある一通の内部告発文書を見ると、思わず目を剥かざるを得ない。なんともつたない文書ではあるが、それ故に現場≠ゥらの声としての迫真が伝わってくる。
『4月、トラック一台分のエアフィルターが段ボールに入れてこっそり運ばれてきた、それを屋内に一ヶ月ぐらい放置し放射線の数値が下がるまで待ってからほかのゴミとパッカー車で混ぜて最終処分場に送った』。
その文書の一項目にはこんなことが記されている。
文書は、県内産業廃棄物処理業者大手の一角を占める業者の内部からもたらされたものである。
引用した文書の一部に書かれているパッカー車だの最終処分場だのという文言でそれは判る。
さて、問題の核心部分だが、それは、ひとつは、エアフィルター=A放射能=Aそしてもう一つは屋内に放置=Aほかのゴミと混ぜて送った=Aというくだりであろう。
この二つの核心部分を知れば、これはもう驚くな、と言う方が無理、ということを否応なしに知ることとなる。
エアフィルター、というのは、防護マスクに装填する十五センチ四方ほどの薄板状の化成品である。掃除機などに取り付ける紙フィルターのようなものと思っていただいていい。
福島第一原発事故以来、防護マスクというものは、誰の目にも見慣れたものになった。原発事故処理作業員や事故後視察に来た担当大臣らが被っているあの白いマスクである。
あのマスクは使用するたびに、フィルター(濾過器)を付け替える。そのフィルターを、くだんの文書では、エアフィルターといっている。
文書によると、4月にトラック一台分のエアフィルターが運ばれてきた、としている。一個のエアフィルターのかさを考えると、トラック一台分というのは、大量である。その大量のエアフィルターを使用するようなマスクを使わなければならない場所は、誰が考えても、事故を起こした原発並びにその周辺での作業としか考えられない。
その証左として、文書にも、放射能の数値が下がるまで≠ニいうくだりがある。
この内部告発文から読み取れるのは、事故を起こした原発がらみでの労働に伴う(どのような労働か、事故処理なのか、周辺でのがれき処理なのか、それはうかがい知れない)防護マスクの使い捨てエアフィルターを、大手業者がまとめて受け入れている、という事実である。
産業廃棄物業者であるから、そのような特殊なしろものの処理も行うのであろう。
しかし、その処理の仕方が、大きな問題となってクローズアップされてくる。なにしろ、文書には、屋内に一ヶ月くらい放置し、放射線の数値が下がるまで待ってから=Aと記されているのだ。そのうえ、ほかのゴミとパッカー車に¥謔ケて、最終処分場に運んでしまっているのだ。
これをまっとうな処理ということができるのか。
放射能が濃厚に付着しているフィルター(そもそも放射能を濾すためのものなのだから、それの付着が濃厚なのは言うまでもない)を、屋内に放置しているのである。さらにほかのゴミと混ぜて、運び去る、素人が丹念に聞いても、この処理が杜撰であろう、ということくらいは、理解できる。
すると次には、この処理≠している場所というのが、俄然、問題となってくる。
筆者は、この内部文書の出処元の一人(内部告発はグループによって行われていた)に会うことができた。その人物を仮にX氏としておこう。
「その処理をしている場所ですか?うち(大手産廃業者)のあるリサイクルセンターです。うちは大規模なリサイクルセンターを四国のなかに数か所持っていますが、そのうちでも比較的大きな施設ですね。
ええ、そこで、そのエアフィルターを、(文書のごとく)取り扱っているのですがね」(X氏)。
淡々と語るが、そうなると、放射能にまみれたエアフィルターは、県内のリサイクルセンターに約一ヶ月も放置していたというのであろうか。
「そういうことです、放射能の線量値が多少落ちるまでですが」(同)。
そしてそれをほかの廃棄物と混合したところで、パッカー車で最終処分場に搬出していくのである。これは異常な状態といわざるを得ない。
実は内部告発文書はさらに綴っている。
『5月、トラック一台分のエアフィルターが運ばれてきて、屋内と野外の二カ所に分けて一週間くらい放置した。その間中、野外のブルーシートに覆われた方は雨ざらしになっていた。その後、数値をはかり少しずつパッカー車で最終処分場に送った』。
『7月、ゴミと一緒に段ボール十個くらいのエアフィルターが運ばれてきた。数値をはかり、数値が下がる様子も見ずに、次の日に(!)パッカー車でほかのゴミと混ぜて最終処分場に送った』。
処理の仕方が徐々に杜撰になってく様子が綴られている。あたかも放射能への恐怖も麻痺してしまっているようである。
これは実に問題であろう。
恐怖は、X氏のような従業員だけではない。わが讃岐だけでなく、四国に住む住民に直接関わってきている。
実はこの大手業者のこの蛮行(まさしく蛮行であろう)、やはり2人の前現両首長が仕組んだ信じられない利権だったのである。
なにをか況んや、8人の自殺者だけにとどまらず、2人の首長はまさしく四国全体を蹂躙しているといえよう。
もう、声を大にしていわなければなるまい。
「そんな首長は直ちに退場せよ!」、と。
本紙は、あきらめず、ずっとこれをいってきた。そしてこれからも旗を掲げる。
「知事は謙虚に人の話を聞け!」
再発防止策が機能せずの再発は誰の責任か
本紙川上は大学卒業後、郷土香川に帰り父の会社に籍を置いたのが昭和48年の4月。県政の裏面に精通していた父の仕事に携わりながら、本紙川上も香川県政の中枢裏面を知ることとなった。
つまり、金子正則(6期24年)香川県知事当時から40年間も香川県行政にまつわる実態を知り尽くしているということである。もちろん、香川県警や裏社会の実態もである。
要するに本紙川上が言いたいのは、「なぜ、これらの歴史的情報を香川県政のために活かさないのか!」だ。
それはそうであろう。真鍋前知事も浜田現知事も高校卒業後に上京し、郷土香川の長年に亘る「歪な実態」を知る機会もなかったはずだ。
本紙川上が残念でならないのはこの光景だ。
時は平成22年8月の知事選挙前の6月13日午後1時、場所は観音寺グランドホテルのコーヒーラウンジ。
《10年余りも真鍋武紀知事の不正を追及してきた本紙の情報を、説明していたところ、浜田恵造知事候補は本紙川上にこう言うのだ。
「友人には検察や警察、国税局の同僚がいますから、あなたからの情報はいりません。情報は同僚からとります」
なおも本紙川上が、真鍋前知事を不出馬に追い込んだ本紙数カ月分を手渡そうとしたところ、当時の浜田知事候補は「真鍋知事を御尊敬申し上げております」と、右手を顔の前で左右に振りながら言ったのである》
再発防止は謙虚さ一番
香川改革は浜田知事の退任から
本紙は繰り返しこの光景を掲載して香川の現状を訴えていきたい。なぜなら、香川県内の新聞をにぎわす不祥事や事故は「へらこい県民性会議」の会長を浜田知事が務めているので、香川県民が「歪な香川の現状」を理解しやすいからである。
さて、「歪な香川の現状」を知る記事を一つ紹介する。
先(12)月22日付の四国新聞「高松空港交信トラブル主幹管制官実は居眠りもう1人は夕食買い出し」から。
《同省の鈴木昌智管制課長は「モラル低下に驚き、情けない思いだ。緊張感の欠如から各方面に迷惑をかけ、深くお詫びする」と話した。高松空港事務所は「事実であるならば大変申し訳ない。早急に確認したい」としている…》
この記事から香川県の浜田県政は何を学び今後に活かすのか、を考えてみよう。
国土交通省の鈴木管制課長は「モラル低下に驚き、情けない思いだ」とあり、高松空港事務所は「事実であるならば…早急に確認したい」とある。
この取材の時点で「事実であるならば…早急に確認したい」とは以ての外。想像力の欠如は危機管理意識の放棄と言わざるを得ない。飛行機事故を想像できないのか、とつい怒鳴りたくもなる。
真鍋前知事も浜田現知事も南海トラフの地震が懸念されるなか、なぜ、よりによって新中央病院建設を朝日町の埋め立て地に決めたのか。謎は深まるばかりだ。
危機管理なき「へらこい県民性」の香川県は、交通死亡事故が人口比率でワースト1位。浜田知事はその会長さん。
そこで、本紙川上が浜田知事の朋子夫人のパーキンソン病に触れたのも危機管理を必要とする地震の想定を想像してイメージしたからである。
ここで本紙先(12)月号「賽銭泥棒」呼ばわりに激怒 浜田知事が議会開始直前に「ご乱心」、を思い出して欲しい。
11月県議会定例会が始まる直前のハプニング。
《…しばらくして(9時35分)本紙川上が、自民党県議の控室に入っていくと、丁度、部屋から出て行こうとしていた知事とまた出くわした。
すかさず、「知事は、謙虚に人の話を聞くべし…」などと本紙川上が繰り返した。
すると、自民党から隣の社民党に移動していた知事が、「嘘八百書いて、家族のことを書いて、よく調べてから書け、女房とは一緒に住んでいる、コンフォート高松には住んでいない。身体障害の女房のことを書いて、関係ないやろう」とわめき立てた。
本紙川上、「女房と一緒に住んだのは本紙が書いたからでしょう。地震が起きれば、24時間、県民のために飛び出すのが知事の役でしょう…」
浜田知事が図らずも言った、
「身体障害の女房のことを書いて、関係ないやろう」に注目してほしい。関係ないことはないのである。
日本列島が「地震の巣の上」にあると揶揄される昨今、南海トラフ地震が発生した時を想像してほしい。
浜田知事は当然、公的職務の香川県民をほっといて、間違いなく私的感情で身体障害の朋子夫人を守る努力をするであろう。
本紙川上が、あえて朋子夫人を記事化するのは知事の職責を問わなければならない報道者としての使命を担っているからだ。
要するに、近々歴史的な大地震に遭遇する可能性があるこの時期、知事として職責を担う人物は要介護の夫人同伴では務まらないということ。
三重県の北川正恭知事は、要介護の夫人のために知事2期務め引退したとも聞く。浜田知事には24時間、県民の安全を守る覚悟があるのか疑わしい限りだ。
それにしても、失業対策で知事を狙うとは大した男だ。
法の網を小手先で封じるな
小川淳也氏の比例区当選後のお礼状
年の瀬押し迫った先(12)月16日投開票の衆議院総選挙は、自民党の圧勝で終わった。
本紙の12月号四面の「女癖の悪さで被害女性二人が告発」「香川2区・瀬戸隆一氏が略歴詐称か」も影響があったようだ。
四国の小選挙区では自民党全員の候補者が当選かとの中で、唯一、香川2区の民主党玉木雄一郎候補者が自民党公認の瀬戸隆一氏を破って当選した。
もっとも瀬戸隆一氏は自民党比例区で当選。自民党も候補者の選定を誤ったので後々自民党自身が泣くことになるのではあるまいか。
さて、本紙にも抗議らしき話と、一枚のハガキのファックスが舞い込んだ。
「四国タイムズは民主党の広報誌なのか?民主党の小川議員が当選後に出したお礼状は選挙違反ではないのか」
ハガキにはこうある。
《お世話になっております皆様へ(前略)…大きな志と強い意志をもって精一杯頑張ります。どうか厳しく、温かく見守って下さい。寒さもつのります。どうかご自愛を、そして良い年をお迎えください。》
12月21日の日付の後に、衆議院議員小川淳也拝とあり、最後にこうある。
《法律により選挙のお礼を申し上げることができません。何卒お許しください》
ウゥーン、これはおかしい。
この文面からすれば、選挙違反を認識した悪質なお礼状ではないか。
ハッキリ言っておこう。四国タイムズはどこの広報紙でもない。日本を愛する新聞だ。
香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その117)
山口組六代目共謀の捜査は「上善如水」で
今月29日で、二代目若林組山中敏勝若頭補佐が本紙川上を鉄パイプ襲撃した事件から13年が経つ。すなわち、13年前の1月29日夜、家族同乗の本紙川上が運転の車を当時の山中敏勝組員が目出し帽で覆面して本紙川上を襲撃したということである。
この事件も平成9年の拳銃発砲事件同様に、香川県警腐敗組が暴力団若林組と共謀し共同で襲撃を企て実行した。
要するに、平成9年の拳銃発砲も平成12年の鉄パイプ襲撃も、暴力団五代目山口組系2次団体である若林組と香川県警腐敗組が共謀共同正犯として事件に関与していたということだ。
もっとも、平成12年の事件は「替え玉犯」で捜査を進め一件落着を謀ったのであるから香川県警腐敗組も異常なまでに悪質と言わざるを得ない。この異常さは、「皆で渡れば怖くない」式の捜査と言えなくもない。
行政、警察、暴力団、金融、それに司法関係者までもがスクラム組んで本紙川上を陥れようとしていた構図が浮かび上がってくる。
さらに平成18年3月7日夜の発砲事件には、六代目山口組司忍組長も二代目若林組篠原重則組長と香川県警腐敗組(OB含む)と共に本紙川上を殺害するために共謀していたという事実も徐々にではあるが明らかになりつつある。
さて、この連載の目的である事件の全容解明に移ろう。連載回数も117回を数えるのであるからかなり真相に迫っているはず。事実は、どこかに記録(心理状況を含む)として残っているはずだ。
週刊実話から真相を探ろう 山口組事始めなぜ篠原が司会なのか
まずは、1月3日号週刊実話から。
と言うのも、山口組の内情を取材し記事化できる数少ない媒体で、この週刊誌を読み解くことで組の現状や今後の方針、特に組長名や写真が掲載されるということで山口組内での重要視のされ方が確認できるからである。
《来年度の組指針が発表されるなど、各方面から注目を集める山口組の「事始式」が12月13日に総本部で執り行われた。司六代目と高山若頭が揃って列席するのは、六代目体制発足後初めてのこと。盛大に執り行われた儀式の一部始終を誌上再現する。》
これがリード文である。
ここからも、「事始式」が山口組にとっていかに重要な儀式であるかが窺える。
本紙川上が注目したのはこの「平成25年度組指針は『上善水の如し』」である。
関連記事を記そう。
《全組員の前に立った大原宏延若頭補佐の口から発せられた平成25年度の組指針は、〈上善水の如し〉という言葉だった。
「善い行いをすれば水が流れるように良い方向に向かう、という意味だそうだ。今年の『心機を転ず』は組指針として初めて四字熟語から…」》
本紙川上は、六代目山口組の組指針を事件の全容解明の重要な手掛かりとして捉えている。なぜなら、司忍六代目組長の心の内を垣間見ることもできるからだ。
さて、早速にインターネットを駆使してみた。老荘思想(老子・荘氏)入門編『上善は水の如し』
《…もう少し違う角度から老子は「善」ということについて述べています。よいことをするのはいい事(あたり前)ですが、実はこの善というのも相対的なものですから、「これが正しい」とこだわると、また問題が出てきます。よく間違えるのが、独善・偽善・小善というものでしょう。独善というのは、簡単にいえば一人よがりですね。周りはそれを有り難くは思ってないのに、小さな親切よけいなお世話をする人がいますが、悪意はないのだけど少し迷惑です。
また、これが少し大きな規模で集団とか組織ぐるみで行なわれると場合によっては非常に危険です。》
なるほど、そういうことか。
六代目山口組司忍組長が、今年度の組指針に選んだ「上善水の如し」の意味とは場合によっては非常に危険ということなのか。
まさか、本紙川上をもう一度殺害する計画ということではないでしょうね。今度実行すれば、五代目山口組時に2回、六代目山口組時に2回目ということになる。計4回だ。ここに至っては、意地や面子で報道人である本紙川上を殺害するのは山口組のためにならないということである。
平成16年晩夏、盛力健児会長に託した本紙川上肉声の録音テープをいま思い出す。
「私を襲撃させた二代目若林組の篠原重則組長は、山口組直参には相応しくない。襲撃に共謀していた香川県警腐敗警官を抱いて自首させて下さい…」
8年余り前から本紙は何度も繰り返すが、そう、真相の事件解決まで繰り返すが、六代目山口組司忍組長の方針は間違っている。なぜなら、いまだに山口組直参に相応しくない二代目若林組篠原重則組長を重要視し、慶弔委員にまた再任しているではないか。
次にこの箇所。
《…恒例のカラオケタイムが始まった。各ブロックの代表者や執行部代表らが次々とマイクを握り、盛り上がりは最高潮に。司会も、途中からは篠原重則・二代目若林組組長に交代したという。》
山口組にとって年に一度の最重要な「事始式」で、全国から集まった親分さんを前にして篠原組長が司会を務めるような器ではない。なぜ六代目司忍組長は篠原組長をここまでかばい重要視するのか。真相はここら当たりに秘められているのではあるまいか。
やはり共謀共同正犯なのか。
加野被告の灯油と川原豪の拳銃は相似
「オモチャみたいな拳銃を使わせやがって」
昨年は驚くほどの警察不祥事の関連事件が表に噴き出した。これは警察庁が警察の改革を本気で取り組み推し進めている表れであると本紙川上はみた。本紙川上絡みの腐敗警察官を炙り出す捜査は、着々と進んでいるのではないかと期待感が増す。
もちろん、本紙川上絡みの事件といえば、平成9年11月29日夜に発生した当時の五代目山口組若林組川原豪幹部(現在は二代目若林組本部長補佐で偽装除籍中)が実行犯の拳銃トカレフの発砲事件もその一つである。
まず、今(1)月1日付読売新聞から。
《富山市のマンションで2010年4月、会社役員福田三郎さん(当時79)夫婦が殺害され、自宅が放火された事件で、殺人と現住建造物等放火などの疑いで再逮捕された富山県警警部補の加野猛被告(54)が、放火に使用した灯油を自宅の大型灯油タンクから持ち出していたことが、捜査関係者への取材でわかった。
県警は計画的な犯行とみて、詳しい殺害の手段や動機を追及している。…》
加野容疑者が放火に使用した灯油は、当時の加野警部補が自宅から持ち出した。一方の川原豪実行犯は、香川県警腐敗警官から拳銃トカレフを提供された。この拳銃を使用したものの、5発目に暴発し実行犯川原豪(左利き)の右手首が損傷。今も傷跡あり。
事件発生の3日後、若林組長は側近にこう言ったのだ。
「あんなオモチャみたいな拳銃(警察が)使わせやがって、暴発したちゅうやないか…」
四国時報号外パート11の意味
六代目山口組・飯田会長の命令なのか
本紙が一昨年12月号で、「山口組直参の倭和会が香川に」を掲載して1年余りが経った。
直後の平成24年1月25日、発行元の四国時報の木下俊明編集発行人が四国タイムズを観音寺簡易裁判所に提訴した。四国時報の木下が原告で、四国タイムズの川上が被告だ。
同時に本紙川上を批判する号外を毎月発行し、今やパート11を数える。
11回を数える号外を精査したところ、やはり六代目山口組の重大な役割を担っているのではないかと思われる内容の記事が目立ちだした。
平成16年夏に二代目若林組篠原組長は、五代目山口組岸本総本部長にこう言っていたのだ。
「川上が拳銃や鉄パイプでウチ(若林組)に襲撃されたとわめいていますが、あれは自作自演…。香川県警本部が川上は被害妄想病であると言っていました…」
これは、本紙川上が山口組五代目渡辺組長を使用者責任で神戸地裁に提訴した時、篠原組長が岸本総本部長や野上副本部長に言い訳の説明をしていたセリフ(言葉)である。
ここを押さえて、四国時報の木下俊明編集発行人が発行の号外パート11を見てほしい。
まるで六代目山口組二代目若林組の篠原重則組長が、当時の五代目山口組岸本総本部長に説明していたセリフと同じではないか。
《…家族や会社の人間に裏切られただのといったことで、へこたれたりしない。烈火のごとく怒り、そして、ただひたすら報復を考えるだけである。うじうじ悩んだりしないものだ。…被告川上自身は、暴言・妄言・放言の限りをしておきながら、正当に反論・反撃・抗議を受けるや「やれ脅かしか」等と臆面もなく報じる最低な奴である。毎号に県の前・現知事が逮捕されるとか放言し放題で実現しない以前にも記したが、奴は狼オッサン(少年)の似類人種だ。…》四国時報・号外パート11から引用。
全文を紹介できずに残念ではあるが、山口組六代目司忍組長を擁護するために直参倭和会の飯田倫功会長が、四国時報の木下編集発行人(企業舎弟)に命じて本紙川上の追及を封じる戦法を仕掛けたともとれる文面ではないか。
真鍋前知事や浜田現知事にまで絡まって本紙を妨害するとは看過できない。
香川西高・北井校長の学則に疑惑
欠課補充の水増し単位で補助金詐取か
大津中2年の「いじめ」自殺から端を発した教育事情は、警察行政や教育委員会に警鐘を鳴らしながら教育行政に大きな転換期を迎える切っ掛けとなったようだ。
まず、昨年12月21日付朝日新聞「滋賀県教委、県立高再編計画を決定準備室設置へ」から。
《滋賀県教育委員会は20日、長浜と長浜北、彦根西と彦根翔陽の統合などを含む県立高校の再編計画を決定した。今後、学校の統廃合に必要な条例改正案を2月県議会に提案する予定。
再編計画は、20日朝の臨時教育委員会で議決された。河原恵教育長は、会議後の取材に「時間はかかったが、多くの意見を頂くことができた。生徒や保護者に希望を持って学校生活を過ごしてもらえるように準備を進めたい」と話した》
どうであろう。滋賀県は着々と教育改革に取り組み県立高校の統廃合に着手したようだ。
片や香川県の香川西高校は、実態は四国学院附属高校でありながら補助金を香川県から受け取るために学校法人の瀬戸内学院を存続させている。
甘えは許されない。早急に統廃合を進め、四国学院附属香川西高校を実現させるべきである。
さて、香川西高校の改革を促すために現状の問題点、「学則の認可権は都道府県知事・履修不正と県知事との関係」をまとめてみよう。
【香川西高校の学則は、香川県の正式な手続きで認可を受けたのか?】。ここに着目して問題点を検証する。
《香川はグレーゾーン撤廃など貸金業規制強化を求める請願や陳情について、過去に二度続けて議会が否決した県だ。他の都道府県では許されないようなことが香川県ではまかり通る。本紙が追及している香川西高校の履修不正問題もこうした状況の現れといえよう。そしてこの不正を許しているのが香川県知事なのである。
学校教育法施行規則第3条第4号及び第4条第5号には、「高等学校にあっては、学習の評価及び課程修了の認定に関する事項を学則として定め、都道府県知事に提出し、認可を受けなければならない」と定められている。
I、進級条件の出席日数。
U、単位認定の履修と修得について大半の全日制高校、単位制高校の学則。
Iでは、出席すべき日数の3分の1以上を満たすこと。
Uでは、各科目について欠席は3分の1以内で履修成立、40点以上の成績で修得成立、
のような形で認可を受けている。
なお通信制高校などでは基準が異なり、出席を単位認定の条件にしていない。
これが香川西高校の学則では
T、出席すべき日数の2分の1以上を満たすこと。
U、各科目について欠席が1単位時間あたり11時間以内で履修成立、30点以上の成績で修得成立
となっている。これを認可したのは香川県知事である。
T、の出席日数の条件が香川西高校では他の全日制高校に例のない2分の1である。
U、の30点も他の高校の例はほとんどないようで基準が甘い。一方、Uの履修成立条件は表現に違いはあるものの他の高校と大差はない。つまり最終的には他の全日制高校とほぼ同等の出席(オーバー分は欠課補充の補習を実施)を満たさなければ単位認定にならないはずなのだ。
この基準では欠席日数が25日(5週)を超えた辺りから欠課補充の補習が必要となり、さらに増えれば補習時間が膨大となって物理的に不可能になる。香川西高校のIの学則を好意的に解釈すれば「欠席が多くても手を尽くして救済します」ととれるが、実態はそうではない。これまで本紙が明らかにしてきたように補助金・授業料収入確保だけしか考えない北井校長の方針で、年間欠席が70?100日、3年間で200日にも達するような生徒がいとも簡単に進級し、全日制高校の卒業証書を入手している。
適切な指導を行うどころか学則を悪用し、欠課補充の水増しで単位を認定。中退しそうな生徒を囲い込み、補助金詐取をはたらいているのである。
瀬戸内学院は4年前の不正経理、退職金不正流用で補助金返還を求められ、民事再生法適用による経営再建中である。いっそうのコンプライアンスが求められる状況にありながら、本紙が明らかにしたように成績会議資料の欠席や点数は北井校長に気に入られるよう粉飾され、北井校長は合格点を出していない教員を会議で叱責するなど学則もコンプライアンスも眼中にない。
加えてここ数年、労働関係法令にも抵触する行為(ブラック企業の実態)から衛生看護科を中心に退職者が相次ぎ、教員に欠員すら生じている。
このような再び学校を危うくするような運営を行っている状況は首謀者の北井校長のみならず、瀬戸内学院の理事会にも自浄能力がないことを露呈している。このような運営を行っている学校法人に、不正の温床になるような学則を香川県知事は認可してしまったのだ。
全日制で出席日数2分の1以内の条項は他の学校に例が見当たらず、膨大な欠席への対処・責任について精査されていれば認可に至らないはずだが…おそらく十分な審査を行わず、学校側の言い分通りに安易に認可したのではないだろうか。
さらに履修不正問題は香川県内の一私立高校の問題だけで済まされない。出席基準を満たせないことによる中退・進路変更者は、その予備軍まで含めると全国では膨大な数に上る。香川西高校だけが出席しなくても単位認定されるような状況は、他校で引き合いに出されて指導を困難にしかねない。周囲の教育にまで与える影響の大きさを深刻に受け止めるべきだ。
香川県知事の認可した学則が香川西高校の履修不正の温床である以上、県知事は速やかに認可の過ちを認め、学則改正あるいは全日制の認可取り消しを迫るべきだ。現状放置は、県知事も北井校長以下瀬戸内学院理事会の補助金詐取に加担しているということである》
どうであろう。これが香川西高校の実態である。
サッカーでも、野球でもゴルフでも、生徒たちは大活躍だ。生徒には誇りを持って香川西高校を卒業してもらいたいものである。
神をも恐れぬ東かがわ市の副市長
節分祭・白鳥神社で無礼千万裸豆まき
平成4年1月に創刊した四国タイムズのデビュー戦といえば、香川県東部の引田・白鳥・大内町であろう。白鳥は田中豊市町長、引田は三谷町長、大内は中條町長らの首を、口幅ったいながら本紙四国タイムズが打ち取ったと言っても過言ではあるまい。
特に白鳥町談合疑惑は本紙川上の告発から始まり、平成5年4月に三井環氏が高松地検次席に着任した時に町職員を巻き込んで事件化し、その火の粉は日本のゼネコン談合事件や首長汚職事件へと類焼した。
ちなみに、東京地検特捜部長としてゼネコン汚職を手掛けたのは当時の宗像紀夫氏で、後に高松高検検事長に就任。そして、昨年12月の総選挙で圧勝した自民党の安倍晋三内閣では内閣官房参事に就任したのである。
今一度、四国タイムズを読み直し再確認してもらいたいものだ。
さて、その香川県東部の東かがわ市(藤井秀城市長)について、気になる記事を見つけたので紹介する。
《東かがわ市議で元議長の田中孝博氏(60)が26日、田中貞男市議会議長に同日付の議員辞職願を提出、受理された。
田中孝博氏は、12月定例議会で否決された新統合庁舎建設の是非を問う住民投票条例の制定を直接請求した市民グループとともに活動しており、四国新聞の取材に対し、「民意を反映できない議会であることが分かり、議会の一員として将来の責任が負えない」と辞職を決めた理由を述…》(02年12月27日付四国新聞)
この記事を目にして、東かがわ市を熟知した本紙川上は事件の臭いを察知。早速、取材を開始した。
やはり、問題の根源があった。なんのことはない、本紙の追及で事件化した後、当時の行政役人が腐敗構造だけを引き継ぎ悪用して東かがわ市を牛耳っていたようだ。元凶には上村求副市長の存在が浮かび上がった。
「きゃー、大丈夫ですか」
昨年2月26日、白鳥神社・節分祭の出来事である。
神殿での神事の後、上村求副市長が、突然、裃を脱ぎ上半身裸になって市民に向かって豆まきしたのである。司会をしていた女性が驚き、呆れるのも無理はない。
神をも恐れぬ、無礼千万な上村求副市長の公共工事に絡めての民主主義システムを崩壊させた不法行為を、本紙川上が白日の下に曝そうではないか。藤井市長の副市長任命責任は免れるはずもない。