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真鍋前知事の逮捕 香川県警の正常化には不可欠

ゴールのテープを切る前に、片付けておかなければならないことがある!
それは、香川県警の正常化なのだ!

さすがに緩やかな地盤の政局では、司法におけるスケジュールは完璧にこなせない。

「特に滞りがあるわけではありません。また、予定が狂ったわけでもありません。

ひとつだけあるとすれば、予期せぬ政権交代だったということだけですね。政権交代は、やはり、首長に対するアプローチに、ある意味ストップをかけます。ただ、それは捜査上のものとか、根本的な意味ではありません。単なる事務手続き上のことです。

固い握手の真鍋知事と浜田知事ただひとつハッキリさせておかなければならないことは、われわれ、つまり、(オリーブ)オペレーションとプラスアルファ、すなわち讃岐のサムライの最終の目的は、何も首長の逮捕であるとか、首長のクビのすげ替え、というところに留まってるわけではないのです。これが最終ゴールではない、ということです。

サムライが、最後までサムライであり続けるために、サムライの矜持をこの先、未来永劫持ってもらうために、われわれが立ち上がり、この讃岐の大改革を成し遂げようとしているのです。

そのために、まるで押し寄せる波のようにやって来る、解決すべき問題をこなしながら、最終目的を完遂させなければならないのです。

この夏にはひとつの仕上げを予定していました。もう明かしてもいいと思いますが、前首長へのアプローチは実は完了しています。周辺の固めやあるいは本人への任意での聴取などはすでに終え、あらゆる矛盾点をもう導き出しているのです。

さらにそのことは、現行政へにしても対処しているのです(!)。

これは、何もいきなり出てきたことではなく、讃岐が連綿と抱え込んでいた、大きな大きな問題≠ネのです。

その追及をこれまでずっとずっとサムライが続けてきた。それを妨害し、既得権益を握りしめて手放そうとしなかったところに、われわれが乗り出すキッカケとなったサムライへの許されざる襲撃やあるいは、数々の讃岐の不祥事となって表面化しているわけです。そう、豊島問題など、ついには国際的環境問題にまで発展してきている問題だってあるのです。

この連綿たる悪の因習を絶対に断ち切らねばならない。

その象徴が、首長だったり、あるいは、地元の暴力団だったり、あるいは、司法だったりしているわけです。悪の因習はそのように実は、全部繋がってきていた。

われわれは丹念にその複雑な糸の絡まりを解いてきました。見えないところで解いてきました。その間にも、サムライは、一人、独自にその糸を解いてきていました。

そこでわれわれとの強固な信頼感が生まれたのです。(四国)タイムズという、正義の紙面を通じて、われわれとの信頼関係は強まっていました。

だから、心配することはない。心配は必要ないのです。

捜査上のスケジュールにいささかの曇りも変更もない。ひとつあるとすれば、それは、前倒しの予定です。

繰り返しますが、首長へのアプローチはあとは、逮捕という、司法上の手続きがあるのみです。

その準備は、すでに出来ている。

前倒しのスケジュールというのは、つまるところひとつ、ここに、完了された捜査の最後の手続きを行う前にしなければならない予定が、まるで疾風のように素早く出てきた、ということです。

それは、香川県警に対する仕上げなのです。サムライを苦しめた県警へのアプローチを急遽、進行させなくてはならなくなった。そのキッカケだけは、企業秘密(笑)でして、まあ、サムライだけには、水面下でお知らせしておくとしましょう(笑)。

すべては根っこでみんな繋がっていると言うことはお話しした通りです。

ひとつだけを突っ走って遂げるわけにはいかない局面もある。今回などはその典型かもしれません。

ここに、あるリストを持ってきました。

記されていることはすべて表になったことですが、最後のこの数行だけは、誰も、どこも知らないものです。何故、県警へのアプローチが首長へのそれと同時に行わなければならなくなったのか、ここに書かれていることで斟酌できましょう」。

長い長いモノローグは、ここで一旦中断した。

もはや、サムライに説明の要はないであろう。川上本紙社主!そして、オペレーションとの強固な信頼関係!それは一本の太い手綱である。

そして、一冊のファイルが、机上に置かれた。

そこには、次のようなことが記載されていた。少々長いが、記録のためにすべて引用させてもらうこととした。(記事中の略は筆者による)

●【其の一】

県警交通指導課は19日、丸亀署が多度津町葛原の国道11号で、制限速度が時速60キロにもかかわらず同50キロで取り締まりを行い、ドライバー7人に誤って違反切符を交付するなどしていたと発表した。

同課によると、現場の管轄は丸亀署だったが、周辺区間を管轄する善通寺署が7月27日に、取り締まり現場を含む約1・9キロ区間について、50キロから60キロに規制を緩和する手続きをとっていた。しかし、丸亀署交通課の警部補ら担当者5人は、8月10日に誤った速度で取り締まりを実施。30キロ以上超過として3人に交通切符(赤切符)を、30キロ未満超過として4人に交通反則切符(青切符)を交付した。現場の標識表示は改められていたが、警部補らは確認していなかったという。

17日に偶然、運転免許センターから丸亀署に規制見直しと検挙状況の問い合わせがあり発覚。見直し後の制限速度では、赤切符1人、青切符2人だけだった。丸亀署は取り締まりを受けた7人に説明し、謝罪をしたという。

●【其の二】

香川県警高松東署は16日、盗撮のビデオカメラを設置するため、コンビニのトイレに侵入したとして、建造物侵入の疑いで、同署交通課巡査長(36)を逮捕した。

逮捕容疑は15日午後2時55分ごろ、同県三木町にあるコンビニエンスストアの男女兼用のトイレに、盗撮目的でビデオカメラを設置するため侵入した疑い。

県警によると、ビデオカメラは縦10センチ、横6・5センチの小型のもので、むき出しのままトイレの奥に設置してあった。店内の防犯ビデオなどから巡査長が浮上、取り調べたところ「盗撮する目的でやった。ビデオは通販で買った」と供述している。

巡査長は15日は宿直明けで、同日の午後2時ごろに署を出た。日ごろの勤務態度に問題はなかったという。

県警の横井宗雄首席監察官は「警察官としてあるまじき行為であり、被害者の方、県民の方に深くおわびします。今後は再発防止に努めます」とコメントした。

●【其の三】

香川県警高松南署の男性巡査長が勤務時間外に警察手帳を携行し、盗まれていたことが8日、警察関係者への取材でわかった。県警は巡査長に事情を聴き、処分を検討している。

関係者によると、巡査長は地域課所属。5月下旬の夜、高松市内の書店にバイクで立ち寄った際、警察手帳の入ったカバンをバイクに置いたまま離れた。戻ったときにはカバンごと盗まれていたという。

勤務時間外に警察手帳などの備品を持ち出すことは原則として禁止されているが、仕事上必要で上司らの許可がある場合は認められる場合もある。県警は巡査長がどのような経緯で警察手帳を持ち出していたのかも詳しく調べている。

○【其の四】

昨年11月、勤務中にオートバイで自転車の女性に衝突し重傷を負わせたまま逃げたとして、道交法違反(ひき逃げ)などの罪に問われた高松北署地域課の元弦打駐在所巡査部長、白川一夫被告(58)の初公判が2日、高松地裁(大野洋裁判官)であり、同被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。この日は論告求刑も行われ、検察側は白川被告に懲役1年2月を求刑、即日結審した。判決は9日に言い渡される。

検察側は論告で「市民の安全を守るべき立場にありながら、救護せずに逃走しており悪質」と指摘。弁護側は最終弁論で「懲戒処分を受けて退職するなど十分な制裁を受けており、罰金刑が相当」と主張した。

起訴状によると、白川被告は昨年11月15日午後6時45分ごろ、同市春日町のガソリンスタンドから国道11号に出ようとオートバイで歩道に出た際、横から来た同市内の看護助手女性(54)の自転車と衝突。女性を転倒させて2カ月の重傷を負わたまま逃げたとしている。

○【其の五】

10日午後6時15分ごろ、香川県丸亀市土器町北2丁目の丸亀署土器交番で、同署地域課の男性巡査長(24)=同市田村町=が、頭から血を流して倒れているのを同僚(29)が発見した。巡査長は病院に運ばれたが意識不明の重体。右手付近に拳銃が落ちており、県警は巡査長が自殺を図ったとみて、詳しく調べている。

香川県警の警察官が拳銃自殺を図ったのは、1981年と90年に同署田村派出所で起きて以来、3例目。

香川県警によると、巡査長は交番1階奥の控え室で、頭から血を流して仰向けに倒れていた。弾は頭を貫通し、控え室の天井から見つかった。拳銃は貸与されている回転式で、撃ったのは1発とみられる。遺書は見つかっていない。

この日、巡査長は同僚と2人で、10日午前8時半から24時間の当番勤務中だった。当時、同僚は同交番2階での休憩を終え、1階に降りて控え室のドアを開けると、巡査長が倒れていたという。発砲音は聞いていないと話している。

香川県警人事課によると、巡査長は2007年4月に県警に入り、同年9月から同交番に勤務。悩みについては特に具体的な報告は受けていないという。

横井宗雄警務部参事官は「公務のため貸与された拳銃が使用され職員が重傷を負ったことは誠に遺憾。原因など調査の上、再発防止に努めたい」としている。

現場はJR丸亀駅北東約1・7キロの市道沿い。

●【其の六】

2003年8月中旬、高松南署刑事課に勤務していた男性巡査部長(52)が窃盗事件の証拠品を紛失した問題で、香川県警は10日、巡査部長を減給10分の1、1カ月の懲戒処分にするとともに、上司だった当時の刑事課長を警務部長注意とした。

退任式の真鍋前知事香川県警監察課によると、巡査部長は03年4月上旬、高松市内の娯楽施設で発生した窃盗事件を担当。8月中旬に被害者の店側から、元店員が犯行を認めて書いた謝罪メモと、被害弁償の一部に当たる5000円を預かった。しかし数日後に紛失し、上司に報告しないまま04年に異動していた。

巡査部長は着服はしていないといい、事情聴取に対し「処分されると思い、紛失を報告しなかった。捜査が遅れて申し訳ない」と反省しているという。

窃盗事件については香川県警が10日、元店員を高松区検に書類送検した。

同課は「事件管理に関する業務指導と事件指揮を徹底し、再発防止に努めたい」としている。

●【其の七】

20日午後4時15分ごろ、香川県坂出市文京町の同市立病院で、県警坂出署が窃盗容疑で逮捕した住所不定、無職の少年(17)に逃走されて、同署が行方を捜していることが明らかになった。

同署によると、少年は1日夜にオートバイ1台を盗んだとして、20日逮捕されたもので、署で留置手続きをしていたところ、腹痛を訴えたため、警官3人で病院に護送し、診療後、院内の男子便所に入った後、逃走されたという。

豊島問題で謝罪少年は片手の手錠を外されて便所の個室に入り、少年のもう片方の手首にかけた手錠とつながるひもを腰のベルトに掛けた警官1人がドアの外で待っていた。すると、少年が手錠から手を抜いて個室内のパイプにかけて警官が動けないようにし、目の前でドアを開けて逃走したという。

当初、外の廊下にも警官が1人いたが、少年が長時間出てこないため、応援を求めに表の車内で待機していたもう1人の警官を呼びにいって一時的に不在だったという。(※新聞記事からの引用は四国新聞、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、産経新聞、共同、時事。但し、独自資料からの引用だけにここの新聞名はここにまとめさせて戴きました)

[注釈]其の四並びに其の五を除いた事案についての追跡から不明。

「この七つの事件、すべてオペレーション発動後に起きています。ご記憶の方も多いようですから、あえて時期は記していません。問題は、最後の注釈部分です。県警の処分が明確でないところが多い事案なんです。これ、どういうことか分かりますか?われわれの目をくぐって、言葉は悪いが、うやむやにした可能性があるという、極めて注目すべき事案なんです。

このことは結局、最後、地下ではなんでも繋がっている、行政も暴力団も、というところに結びついていくのです。この意味を噛み締めて下さい。だから、予定の中に急遽、県警案件を取り入れなければならない事態ともなったのです」。

これは実に恐ろしい話である。県警の存亡の危機と言ってもいいはずだ。喫緊に手をつけなければいけない事案には違いない。

「そういうことについてはもうひとつ、今度は、前首長の件です。こういうファイルがあります。まあ、読んでみて下さい。県警と同じことが繰り広げられているのですよ」。

【其の二八の五項】知事について

県農協など一連の不祥事への対応について

幹事社:県は、今月10日、不祥事が相次ぐ県農協に対して、業務改善命令を発令した。県農協では、これまで不祥事が続いていたが、その組織や管理体制など特に問題と思われる点は何か。今後いかに業務改善を進めていくべきと思われるかを伺いたい。

カワイ問題で謝罪また、県警でも警察官が飲酒後に車を運転し当て逃げ事件を起こしたことが判明した。事件をどう受け止めておられるのか伺いたい。

知事:香川県農協については、不祥事が多数発生しており、今年に入ってからも相次いで発覚している状況です。何とか早めに手を打ち、しっかりと対応してもらいたいということで、先般、業務改善命令を発令しました。

表示の問題については、改善してきており、さらに一層徹底することが大事だと思っています。

職員の不祥事については、改善をしなければいけないと思っています。法令遵守という点で不十分だったのではないかと思います。一人ひとりの職員にしっかりと徹底していかなければならないと思っています。職員の自覚と同時にチェック体制が十分に機能していなかった可能性もあるのではないかと思います。農協は、従来からそれぞれの地域の人が採用されているということで、信頼関係が大切です。しかし、時代も変わってきており、不祥事が起こってくるということもあります。特に小さな店舗では、きちんとした管理やチェック体制が必ずしも十分でなかったのではないかと思っている状況です。

また、内部検査についての専任の職員が減っているという体制の問題もあったのではないかと感じています。

そのようなことを踏まえて、どのようにすればチェックができるか、銀行などでいろいろなことが実施されていますので、そういう外部の知識や経験をよく勉強し、導入できるものは導入していくことが大事だと思います。

内部けん制については、小さな店舗は統合したり、チェック体制は1人だけに任せるのではなく、2人以上の職員が関与するというシステムを確立をしてもらいたいと思います。内部検査体制についても、しっかりと充実強化してもらいたいと思っています。

そのようなことで、農協に対して業務改善計画の提出を求めており、適切な計画ができているか、また適切に実行されるかなどについて、県としても今後もしっかりと指導し、徹底をしていきたいと思います。

もう1点の警察官の飲酒運転の関係ですが、警察官である県の職員が、率先して交通ルールを守るのは当然であり、とりわけ特に問題になっている飲酒運転は、してはいけないことだと強く肝に銘じてもらいたいと思います。このようなことがあったということは、非常に残念なことです。

公務員は、自ら飲酒運転はしないということはもちろんのこと飲酒運転になることを知りながら同乗したり飲酒を勧めることも無いように、あらゆる機会を通じて指導の徹底に努めたいと思っています。(※引用、先に同じ)

「このやりとりは単なる定例記者会見の模様です。なんてことはありません。

しかし、ここで言ったことと、実際に展開されていることに大きなギャップがあれば、これは、大変なことです。何度も読んでみて下さい。

私たちはこの有言に、今の県警と同じものを見い出しました。すなわち、その後の曖昧なる対処、ということです。特に県警や農協というのは、前首長の牙城ですね。農協などは農水出身の前首長の一番の砦じゃないですか。

最後にハッキリ申し上げます。私たちは、この一件でも告発準備を進めているのです!」

驚くべき結論をここに聞いた!

オリーブ・オペレーション、恐るべし!
今や、最大の山場を迎えたようだ。

香川の産廃行政は不法地帯

県と県議と業者が許可を巡り互に便宜

「真鍋知事を御尊敬申し上げております」

昨年夏の知事選挙前に、浜田恵造氏が本紙川上にこう言い放った。地元香川の情報は、東京の検察、警察、国税局の同僚から取るので、本紙川上からは必要ないと言っているのだ。

平成13年7月号本紙先(9)月13日付四国新聞で、無礼な浜田知事の今を見てみよう。
《産廃の残存量が想定より大幅に増え、処理期間の延長が避けられない状況となった豊島産廃処理事業について、浜田恵造香川県知事は12日の9月定例香川県議会本会議で「県民に対し、誠に申し訳ない」とあらためて謝罪した上で、県政の最重要課題として事業の完遂に全力を挙げる考えを示した》

真鍋前知事を御尊敬申し上げている浜田知事が、県立中央病院や豊島産廃の問題で謝罪を繰り返している。リストラ2回で失業中であった浜田知事からすれば、真鍋前知事の不始末で謝罪するのは織り込み済みであったということなのか。

さて、本題に入ろう。なぜ香川県は、繰り返し不祥事を引きずりながら問題を解決できないのかという話にだ。

本紙の平成13年7月号・「豊島問題の元凶が環境大臣表彰」「県の環境行政に長らく君臨山下元部長…」。
《県庁職員による電話通報と本紙の調査によって面白いことが浮かび上がってきた。

不当な金儲けを狙って不法産廃を受け入れた松浦・豊島総合観光社長が、山下元部長や井口を魚釣りにさそい、自分の船に乗せて、一緒に魚釣りを楽しんだということである。もちろん、酒食のもてなしもあったのに違いあるまい。

山下元部長が受彰される六月四日の朝、現職の県庁職員と名乗る男から本紙川上に電話がかかってきた。
「今日、山下元部長が東京で表彰されますが、あなたは四国タイムズの社長として、いかがお考えですか。

実は昔、山下元部長が井口さんと一緒に、松浦・豊島総合観光社長の招待で、社長の所有するぜいたくな船に乗って魚釣りを楽しんだと言われております。

もしも、これが事実なら、便宜供与になるのではないでしょうか。

さきに、業者から便宜供与を受けた古市技監は罪になりましたが、山下元部長は処分を受けるどころか、こんどは表彰です。…》

どうであろう、これは10年前の四国タイムズ。産廃許可当時の議長は、鎌田道海県議で、副議長は近本幸治県議。

看過できないのは、鎌田議長経営のボーリング場「パークレーン」に豊島総合観光の看板(家賃50万)。近本県議経営の「香川ドック」に産廃運搬船の修理代(1億)。

要するに豊島問題は、県・県議・業者の不適切な関係があったということだ。

香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その102)

弘道会の日本皇民党が謎解きの鍵

いよいよ平成23年度も、上半期から下半期に移った。旧態依然の生き方は、3・11の東日本大震災を境に通用しなくなった事だけは間違いない。

遡ること平成16年秋、五代目山口組渡辺組長の使用者責任を取り下げる交渉で、当時の盛力健児会長に本紙川上はこう言った。
「報道に携わる本紙川上を襲撃するような若林組篠原組長に、山口組の直参を与えれば、
本家や山口組の代紋を本気で支える本物ヤクザに迷惑がかかるのではないですか」

横田武の名刺 黒川元刑事部長 川元元刑事部長7年前のこのセリフが、まさにその通りになったようだ。

全国の都道府県で「暴力団排除条例」が制定・施行され、いよいよ真打登場を迎えた。

具体的には、警視庁の樋口建史警視総監が「東京都暴力団排除条例の施行」を10月1日から運用するということなのである。
「捜査放棄と冤罪捜査」はなぜ可能なのか。

それを説明すれば、例えは悪いが一言でいえばこうなる。
「蛇と蛞蝓と蛙の同居」

いわゆる、「三すくみ」が仲良く手を結ぶということ。

今この時期、三すくみが同居の巣窟に暴力団排除条例という網が仕掛けられた。

要は、どの分野でも「在るべき姿」を取り戻そうということ。香川県が、その三すくみ同居の縮図ということだ。

小沢事件は暴力団の問題 天の声は政治とカネの永遠のテーマ

「小沢氏元秘書3人有罪」「報告書虚偽記入」「『裏献金』1億円認定」「ゼネコン裏金認定」

先(9)月27日付の各大手新聞は、一面大見出しで一斉に報じた。

陸山会事件の元秘書3人判決理由。

二代目若林組篠原組長 高山六代目山口組若頭 六代目山口組司忍組長【西松建設関係】
《…東北地方では、公共工事の受注業者を鹿島の担当者を仕切り役とする談合により決めていたが、岩手県や秋田県では本命業者の選定に関して小沢事務所の意向が決定的な影響力を持っていた。受注を希望するゼネコンは、小沢事務所の担当秘書に対し、談合で本命業者になることの了解を与えてほしい旨の陳情に赴き、了解が得られると、仕切り役が意向に沿った談合を取りまとめていた。…》

【4億円問題】
《…当時の水谷建設社長は法廷で「胆沢ダム(岩手県)の工事に参入したいと大久保に陳情していたところ、04年9月ごろ、議員会館の小沢事務所で大久保被告から『本体工事のゼネコンが決まった後に5千万円、岩石採集工事のゼネコンが決まった後に5千万円を納めていただきたい』という要求があり、その場で了承した。…」

東京都暴力団排除条例本紙川上からすれば、東京地裁は、いや東京地検特捜部は、平成15年当時には鹿島に天の声を聞かせていたのは民主党の小沢一郎氏ではなく、自民党の三塚博氏であったというところまで遡って背景を浮かび上がらせて欲しかった。

なぜなら、被告たちも素直に容疑を認めやすいし、なにより国民も納得しやすいではないか。

要するに、小沢事件の西松建設や4億円の問題を扱う場合には、本紙の連載である「捜査放棄と冤罪捜査」に重ね合わせながら事件を追えば真相が浮かび上がるということである。

判決は、「小沢事務所の意向が決定的な影響力を持っていた」ではなく、「三塚事務所の意向が決定的な影響力を持っていたので」まで遡って理由を述べるべきではあるまいか。

なぜなら、水谷建設を工事に参入させるためには三塚事務所から小沢事務所に影響力を移し換える必要がある。

そこで登場したのが、弘道会系の日本皇民党。平成15年当時、岩手県の胆沢ダム周辺で三塚と鹿島の癒着を追及する街宣活動が繰り広げられ、その結果10月、宮城県選出の三塚博は政界を引退した。

平成17年9月11日に執行された第44回の衆議院議員総選挙では、六代目山口組本部から「民主党を応援」という通達が直系組長に出回ったというから小沢事務所と弘道会との仲は容易に察しがつく。

この辺りの経過を判決理由に盛り込めば、小沢元3秘書は控訴せずにすんだのではあるまいか。とにかく、今の日本の混乱を収めるためには、一歩も二歩も踏み込んだ事実で手抜きなく固めるしかあるまい。

さて本題に入る。

どうも、山口組の組長が五代目から六代目に代わったのは、本紙川上が神戸地裁に提訴していた五代目への使用者責任取り下げに原因があるようだ。

要は、「山口組の組長が、子である直参組長をかばわずに、我がの保身で使用者責任の取り下げを求めるとはどういうことか」というのが六代目司忍組長の考えであったようだ。

となれば、平成18年3月7日夜の本紙川上殺害未遂事件も頷ける。司忍六代目組長がかばったのは、二代目若林組篠原重則組長ということか。

本紙川上の殺害依頼者の末路

池田元県議の豪邸に裁判所が強制執行

丸亀地裁の執行官が先月、池田長義元県会議長(前香川県土地改良連合会会長)宅の差し押さえ物件(動産)を競売するために訪れた。いわゆる、強制執行である。

若林ワ組長 池田長義元議長暴力団若林組の企業舎弟であった当時の県会議長の面影はすでにない。真鍋知事や県農協、それに香川県警腐敗組を裏で操った池田長義元県会議長の末路は、哀れと言うかやはりというか、一言で言うなら、「天は見ている」だ。

それはそうであろう。平成12年の鉄パイプ襲撃は、池田県議が直接、若林組長に殺人依頼をしたのだから。

それにしても、池田元県議と真鍋知事とは運命共同体と言われるほどに結束が強かったようだ。

後ろ姿が池田長義元議長本紙の平成22年1月号
「四国タイムズ連載の追及
真鍋知事と池田会長の辞任に発展」
《先月の本紙12月号を発刊した後、1週間も経たない内に真鍋知事が引退表明したのには本紙川上も驚いた。

15日の議会最終日に真鍋知事が引退を表明した後、自民党県議の重鎮がこう言った。「2、3日前に、真鍋知事が突然に辞めると言い出し慰留したが頑としてきかない」

さらに驚いたのは、香川県土地改良団体連合会の池田長義会長が先月21日の理事会で辞任したということだ。それも、任期を残して、「一身上の都合」という理由で。…》

水産庁の見解「行政代執行は不当」

漁具の撤去には裁判所の決定か漁業補償

いま、確かな手ごたえで香川が変わろうとしている。
溜まりにたまった汚職まじりの土砂が、いま一気に、裁量権というダムを決壊して、逸脱した汚泥とともに流れだそうとしているのである。

故・西岡健明氏 本多英信元次長ここで、香川の歪な姿が凝縮された「大束川の漁具撤去行政代執行」に注目してもらいたい。

なぜなら、法の解釈や運用で歪められた香川の現状を直視することが、今後の香川再生に役立つからである。

本紙の平成13年2月号に目を通してみよう。

「西岡健明(坂出綾歌淡水漁協組合長)逝く 最後まで田代弁護士と対立」
《平成13年1月6日、正統派の西岡健明氏が逝った。享年75歳。惜しみても余りある。

漁具撤去の代執行この人が中讃の1市6町に大きく貢献したあたりから書いて遺徳を偲びたい。

昭和51年に入ると坂出市と周辺6町は、活気とあわただしさを加えてきた。

坂出港の改修工事が完成し、宇多津町には「新宇多津都市開発事務所」が開設。さらに、待ちに待った世紀の大事業である瀬戸大橋ルートが公表された。

そんな中、坂出市と宇多津町が生活近代化の柱となる広域事業のし尿処理場を建設したが、川に放流することができない。これを放流するのには淡水魚民の承諾のハンをもらうことが必要。これは、当時の県の統一見解になっていた。ところが、淡水魚民には同和関係者が多く、反対も強かった。1市6町の職員では、どうすることもできない。

困った坂出市と宇多津町は、かつて、県内最大の暴力団の組長として鳴らしていたが、昭和43年、自主的に組を解散し、生業についた勇気のある西岡健明氏に頼みこんでハンを取ってもらうより他に手がないと判断し、西岡氏にワラをもつかむ気で泣きついた。西岡氏は「それほどお困りなら」と引き受け、三文判を押して淡水魚民が同意したことにした。

こうして、し尿処理場は稼働を開始したのである。》

どうであろう。西岡健明氏は香川県の恩人である。
この恩人の生業である淡水魚具を、香川県は大束川から不法に行政代執行で撤去した。

法を歪めた当時の本多土木部次長や田代健弁護士の責任は重大である。

マルナカの暴力団支援は腐れ縁

若林組の企業舎弟が内部情報を漏洩

真鍋武紀知事の後継者である浜田恵造知事が、県との信頼を繰り返し損ねたマルナカと不適切な関係に陥ったようだ。よりによって、マルナカの総会に招かれ飲み食いを共にするとは以ての外だ。

広沢こと黄津一 中山芳彦社長 若林ワ組長 平成19年6月12日付四国新聞に目を通してみよう。
《香川県が提案型の事業コンペで売却した大的場健康体育センター跡地(香川県高松市浜ノ町)で、複合商業施設の整備を断念したマルナカ(同市円座町)と売買契約を解除したことについて、真鍋知事は11日、「今回のような契約不履行などが繰り返されないよう、次のコンペなどでは辞退者を排除するような対応策を検討したい」と述べ、ペナルティー制度を導入(中略)

知事は、これまでの同社の対応について、「契約不履行や自ら提案しながら取り下げるようなことが続けばお互いの信頼関係を損なう。マルナカに限らずこういう事態は好ましくない」と説明。対応策として「辞退者は次のコンペなどでは遠慮してもらう」》

どうであろう。浜田知事はペナルティ業者と飲み食いしているのだ。

マルナカ辺見部長の存在 盆暮れ2千万円は若林組の甘い蜜

プレイボーイの中山社長昨年9月に誕生した浜田恵造知事が、副知事にとこだわった当時の山下県政策部長にも触れてみよう。(※実は真鍋知事のこだわり)
《香川県が売却した大的場健康体育センター跡地(香川県高松市浜ノ町)への複合型商業施設整備をマルナカが断念した問題で、山下県政策部長は10日、「募集を実施しているサンポート高松B2街区の事業提案コンペに参加させないなどの対応が必要ではないか」と言及。同社の契約不履行を重く受け止め、今後のコンペへの参加拒否などを検討する方針を明らかにした。》

これらは平成19年の四国新聞に掲載された議会での答弁であるから、真鍋武紀知事や山下幸男県政策部長の発言は県の統一見解である。

日本士道会の街宣車真鍋知事を御尊敬申し上げている浜田知事、山下前県政策部長を副知事にとこだわった浜田知事が、まさかのペナルティ業者マルナカの総会に出席するとは看過できない。

それも、暴力団の山口組若林組に盆暮れ2千万円も支援するマルナカの総会に駆け付け飲み食いするとは以ての外。

さて、マルナカと暴力団若林組との関係に、先月号からさらに一歩踏み込んでみよう。時代が移り変わる時に、曖昧な対応ですませば、マルナカのためにならず香川県民のためにもならないということだ。

若林組が若林ワ組長の当時、マルナカには辺見部長がいた。辺見部長は、若林組の若林組長から自宅購入のローンで資金提供を受けていたので企業舎弟ということなのか。ローンには金利がいる。その金利稼ぎのためにマルナカの内部情報を若林組に提供していたということだ。

辺見部長の若林組の担当は、もちろん組長秘書役の広沢こと黄津一。日本士道会が、マルナカ本部の社長室に向かって街宣活動できたのも辺見部長の手引きがあったからこそとは容易に察しがつく。

右翼が街宣のマルナカ本部中山社長夫人がいる社長室に向かって、従業員の女子事務員との不倫問題で、海外旅行の同伴や隠しマンションまで街宣されたら、さすがの中山芳彦社長も堪ったものではない。夫人が怒ってタクシーでマルナカ本部を飛び出したというから中山社長の慌てふためきの姿が想像できるというものだ。

その後すぐ中山社長は、仲を取り持つ辺見部長の手配で若林組分室であるビジネス企画に出向き土下座したという。

それも、広沢に襟首を掴まれ宙づりにされたとも聞くので、恐ろしさの余り、盆暮れ2千万円を支払うとの約束は頷ける。これが腐れ縁なのか。

マルナカの産地偽装の疑惑

若林組のミネラル大量購入の謎

《山口組本家に属する各直系組長たちは無役のヒラで月八〇万円、役付きで月一一〇万円を本家に収める。ほかに月の積立金三〇万円があり、またペットボトル入りの水など日用品の半強制的な購入が最低でも月五〇万円はある。直系組長を続けるためには、なんやかや月二〇〇万円前後が必要になる》溝口敦氏の講談社α文庫にこれを見つけた。

二代目若林組篠原重則組長は、六代目山口組の慶弔委員の役付き直系組長であるからなんやかやで月二〇〇万円なのか。いや、篠原組長の場合は、全国の親分から「ミネラルウオーターで風呂でも入るんかいな」と言われるくらいに山口組本家からペットボトルを購入しているので月二〇〇万円ではすまないはずだ。

いや待てよ。ミネラルウオーターで風呂を沸かすぐらい大量に毎月購入するとなれば、その水はどこに消えるのか。高松の夜の街では暴力団排除条例の関係もあって売買の付き合いは拒否されるはずだ。

まして、2年ほど前に愛媛県警が山口組系木村会の会長らを、ミネラルウォーターの販売絡みで逮捕したのでなおさらだ。

二代目若林組篠原組長が、毎月山口組本家から購入しているミネラルウォーターは何処に消えるのか、謎は深まる。

分かった。謎が解けた。マルナカだ!マルナカならペットボトルの産地偽装も考えられるではないか。それに、日本士道会の松下浩文会長がミネラルウオーターの担当となればなおさらマルナカは引き取りを断われるはずもない。

平成20年7月4日付四国新聞を引用してみよう。
《中国産ウナギの産地偽装で、社長を兼務する子会社の大洋水産が、徳島、兵庫両県警合同捜査本部の家宅捜索を受けた地場スーパーのマルナカの中山芳彦社長が、…(中略)

中国産ウナギかば焼きの産地偽装事件で、水産卸売会社の魚秀(大阪市)側が、箱の詰め替えなどを請け負った高松市の水産卸売会社元専務に約一億円を渡していたことが3日、関係者の話で分かった。偽装作業の報酬とみられる》

藤井学園寒川の拝金と暴力

教育理念「真の人間教育」から逸脱

川田千秋校長 藤井睦子理事長本紙は、今年1月号に「藤井学園寒川高校の隠蔽体質宮武学・野球部監督の強要疑惑を糺す」、2月号に「教育香川の原点を取り戻そう高校野球に巣喰う宮武学監督の正体」との見出しで、私立高校の在り方としての問題点を提起し改善を促してきた。

そこに、香川大学の相次ぐ不祥事に答えた香川大・一井真比古学長のコメントを朝日新聞から引用もした。
《犯罪の芽はできるだけ早い時期に摘み取った方がいい。学生を指導する立場の教員の価値観が、これから日本を背負っていく子供たちに悪影響を与えてしまっては子供たちのためにもならない。カネがすべて、勝者になればなにをやっても許されるという価値観を子供たちに植え付けていいはずはない》

学校評議員の会議さて、本紙が取り上げた
【野球部員複数名による、組織的集団犯罪・盗撮】【野球部指導者の不祥事】【野球部監督・宮武学の金銭要求、受け取り問題】【野球特待生制度の違反に関する問題】

などの本紙記事を、藤井学園寒川高校は改善の取り組みに役立ててくれたのだろうか。

検証すると、否と言わざるを得ない。

今度は、野球部ではなくソフトテニス部の暴力事件。それも、7月中旬から寒川高校2年生(OA)ら4名により1年生5名を毎日のように、腹や顔を殴る蹴るといった暴力行為が行われていたようだ。

9月12日には、被害生徒が診断書を添えてさぬき署に告訴し受理されたので本紙川上も深く関わり解決を促したい。

さぬき署の赤崎署長。
「事実の裏付けに努力し、それが事実なら厳しく対処します」

どうも、本紙記事は藤井学園には活かされていないようだ。創設者藤井和市翁の「学校は真の人間教育をするところ」の建学精神は何処へ行ったのかと本紙川上は言いたい。

寒川高校の現場をあずかる、川田千秋校長の取り組みの姿勢を学校案内から見てみよう。
『生徒の笑顔と個性が輝く寒川高校』
《…(3)生徒一人ひとりが自己を大切にし、また他人の立場をも思いやることのできるような心を育成し、楽しい「学びの場」作りに努める》
虚偽の教育方針なのか!






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