四国タイムズ  
ライフさん
即・真鍋武紀氏に香川県知事をやめてもらいましょう
真鍋武紀氏に暴力追放センター会長をやめてもらいましょう
木村義雄氏に衆議院議員ををやめてもらいましょう
小川和彦氏に県人事委員をやめてもらいましょう
水本勝規氏に県会議員をやめてもらいましょう
草薙功三氏に高松市総務部長をやめてもらいましょう
財団法人 日本武道振興会
青少年育成活動・更生保護事業・難民救済活動
もう一度その芽をのばすやさしい目
ふれあいと対話が築く明るい社会
協同組合香川県健全企業振興会
株式会社 郷水工業
もうひとつふるさと見つけた森と湖
地球環境の保全をみんなで考えよう

捜査対象が射程圏内に

『K2HN』包囲網が雄姿を現す

香川銀行が刑事告訴した本紙我が香川県を取り巻く改革の嵐は最後の猛煙をあげている。名付けて、オリーブ・オペレーション。本紙においてはもはや説明の要はない用語であろう。これまでオペレーションの主役は、中央の警察庁であった。それは何より、香川県警の腐敗がオペレーション発動の契機となったからである。警察の問題は、すべて、中央の警察庁に吸い上げられ、そして、キチンとした対応と措置が採られる。

「四国タイムズ社主である川上道大氏に対する憎むべき襲撃事件から明るみになった香川県警幹部達の腐敗構造。まず、私たちはここから着手しました。そのときは、まだまだ今のような大規模なオペレーションの体を成してはいなかったのです。まずは、香川県警の腐敗を徹底的に撲滅していこう、これが私たちの最初の使命でした」。

こう語るのは、警察庁のさる幹部。同幹部氏が語るところは、いうまでもなくこれまでのおさらいである。しかし、このおさらい、というのが大切なのだ。原点に帰る、という言葉があるが、今、その原点に回帰する最高の機会だからである。

前代未聞の襲撃事件を思い起こせ そして、原点に帰れ!

「そう、常に原点を見直す、これが一番の重要事、ということを今回のオペレーションを通じて実感しています。こともあろうに警察と暴力団が組んで、新聞社の社主の命を狙う、その原因や動機はともあれ、こういうことは現実問題あってはならないことです。民主主義を貫く我が国において、まさしく前代未聞の不祥事だった、といってもこれは差し支えないでしょう。その前代未聞の不祥事があって、そこでそれでは、というところで前代未聞のオペレーション体制を敷こうと」。

このプロセスはきわめて自然である。必然的な流れ、といっても差し支えない。このような流れが、いつでもどのような場合でも形作られれば、それは、やはり理想的な民主国家の形成の礎になるであろう。

「ただ、川上氏の事件に対する対応は、自慢できるほどの迅速性がありませんでした。これは現在でも最も残念で、なおかつ忸怩たるものがある点なんですがね。この対応の若干のずれが、第二、第三、それ以降の川上氏への襲撃事件を生んでしまったという事実は消え去ることはできません。そういう意味では多くの反省点もあるのです」。

確かに組織だったオペレーションのような態勢は、第一事件発生後にすぐに立ち上がらなかった。その理由はいくつか挙げられるが、やはり第一の理由は、オペレーション体制を敷くだけの各方面への意思の統一化が図られなかったことであろう。

「まさしく、そうなんです、この点を今は絶対的に解消しなければならない、という思いが全体に定着しています。横断的な意思の統一が図れなかった。これは、思いのほか実行が難しいことでした。もっとも、このオペレーションを行わなければ、そういう基本的事項は判らなかったのですがね。怪我の功名とでもいうべきでしょうか。

それと、その後の川上氏の強靱な意志というものが、我々の立ち上がりの遅さを大いにカバーしてくれました。川上氏への第一襲撃事件が起きて、我々も動かなければいけない、という気持ちがはやった。しかしですね、まずどのように動くべきか、その前例がなかった。そのぶん、やはり立ち後れてしまいました。その間に、香川県警と地元暴力団(若林組)の希代の悪徳連合軍は、第二、第三の川上氏襲撃事件を起こしてしまったのです。もう許してはおけない。気持ちははやったのですが、やはり横断的態勢は図れない。焦る、焦る、そして空回りする、この連続でした。

それでも川上氏は、ジッと構えておられた。これが私たちのオペレーションへの体制固めを促進させました。川上氏に対する襲撃事件は、警察、暴力団に始まって、銀行や行政にまでそれこそ横断的に繋がっていました。我々当局においてこれらの対象は、実は、すべて異なるディヴィジョンが扱う案件でした。しかし、従来のように別々に扱うと、事件の解決どころか、事件を少々囓るだけで皆うっちゃってしまうこととなってしまいます。みんな中途半端になってしまうわけです。これでは根本的な解決など絶対にできない。

民間外交的に書くディビジョンの幹部が膝を交えました。そして、オペレーションの基礎的な提案を考案しました。

この過程を今もう一度反芻しなければならないのです。これこそ原点に帰る、ということ。初心忘れるべからず、ということです。初心の時に抱いた緊張感を今も保たなければならないのです。これはつまり、この初めてのオペレーションの最終章を迎える、ということなんです」。

セクショナリズムに陥る愚を断て鹿児島や富山の事件はオペレーションの布石

蕩々と語られるオペレーションの原点=Bこれが語られるようになったら、担当者の間でオペレーションの最終章が始まってきた、ということだという。非常に象徴的な話であるが、なるほど、原点に帰る、という言葉は、最後の締めを迎える為には絶対に必要なことであろう。竜頭蛇尾にさせないためにも。

「その意味では、川上氏には長きに渡って辛酸を強いることとなってしまいました。これは一方では我々の責でもあるでしょう。セクショナリズムに拘ってしまって、肝心の民主主義の貫徹のための仕事をしなかったわけですから。

この弱点に川上氏襲撃事件は図らずも気付かせてくれた、ということです。これこそ、原点の見つめ直しではないでしょうか。川上氏は、常日頃から国家のために、という精神で何事にも立ち向かっている。このことは私たちも手に取るように判っております。私たちの根本もそこにあります。ただ、日頃この根本を失念している瞬間がない、といえば嘘になる。それは、川上氏襲撃事件の際に、セクショナリズムに拘った、という行為ひとつとっても自明の理です。時として慢性は根本、つまり原点を忘れさす。恐ろしいことです。私たちもその陥穽に陥る寸前でした。しかし、その間にも川上氏は命を狙われ、それでも顔色ひとつ変えずに国家を憂う思いを貫き続けていた。

この一連の事態はくどいようですが、我々の原点なんです。この原点を今思い起こさなければならない。これこそつまり、今やっているオペレーションの最初から最後まで貫徹する根本の精神的支柱なんです」。

力が籠もったこの話は、裏を返すと、近く起きるオペレーションのクライマックスを示唆しているのだ。

「実は、このオペレーションがもたらせた相乗効果はいくつもあるのです。それは、ひとつは、鹿児島県警の調書ねつ造事件(志布志事件)、もう一つは、富山県警のえん罪事件でこの両方の不祥事に対する対応なんです。このことは今まで余り知られていませんでしたが、捜査態勢への見直し、という観点は、実は、オリーブ・オペレーションのもたらせたものなんです。これ、やはり極秘情報ですね(笑)」。

ここで挙げられた両事件は、近頃のことなので、誰もが覚えているに違いない。

基本事項を改めて記しておこう。オペレーションの参考になることである。

☆志布志事件(しぶしじけん)は、03年4月13日投開票の鹿児島県議会議員選挙(統一地方選挙)・曽於郡選挙区(当時、改選数3)に当選した中山信一県議会議員の陣営が曽於郡志布志町(現・志布志市)の集落で住民11名に焼酎や現金百91万円を配ったとして中山やその家族、現金を受け取ったとされた集落の住民らが公職選挙法違反容疑で逮捕された事件を巡る捜査で、鹿児島県警察が自白の強要や数ヶ月から1年以上にわたる異例の長期勾留など違法な取り調べを行ったとされる事件の通称。

☆富山連続婦女暴行冤罪事件(とやまれんぞくふじょぼうこうえんざいじけん)とは、02年4月15日に婦女暴行未遂容疑で逮捕された男性が、他の女性も暴行していたとして再逮捕され、裁判で懲役3年に処され刑に服した後に真犯人が見つかった事件である。(フリー百科事典『ウィキペディア』より引用)

K2HN包囲網 げに凄きオペレーションの核心

結果として、この両事件は警察その他いくつもの分野に対する浄化に繋がった。これは今までのような一分野だけが動いてできあがったものではなかった。幹部氏が言うように、いくつかの分野が横断的に動いて初めて、いい方向に動いた事件なのである。これらの事件に対する方向性は、すべて、オリーブ・オペレーション、つまり川上社主襲撃事件にある、というのだ。これこそ、民主主義国家の貫徹の礎ではあるまいか。

「そしてオペレーションは最後の段階を迎えます。そのうえで横断的な組織系統ができあがりました。これまでにない前代未聞の大型オーガニゼーション(組織)です。鹿児島や富山をいわば超越してね。

それを、K2HN包囲網、と密かに名付けております。その意味は…」。

ここで声を潜めた。そして耳打ちするように次のように解説した。

「警察庁、金融庁、これがK2、Kがふたつという意味です。Hは、法務省、そしてNは、内閣府(行政担当)、という意味ですよ。皆、各省庁の頭文字です。それだけ横断的という意味を強調している、ということです」。

ついに明かされた、『K2HN包囲網』。これがオペレーションのある意味巨大な正体ともいえよう。

原点に帰れ、そして初心忘れるべからず。本紙はいつもその精神でことに臨んでいる。包囲網と、無言の連動を図りながら。

養豚業界からの賄賂

真鍋知事の「目こぼし」は便宜供与

大社日本ハム会長 増田稔県議 真鍋香川県知事本紙が、10・11月号「豚の糞尿をため池に放流 真鍋知事が隠蔽・偽装工作に加担か」「香川県ため池保全条例違反

真鍋知事の『目こぼし』責任を問う」を発行した後、不動産業や建設業の経営者、それに香川県庁職員からも激励の言葉をもらった。

「川上さん、真鍋知事が後3年も知事の座にいたら、香川県は取り返しがつきませんよ。はやくなんとか真鍋知事を辞めさせてください…」

本紙川上も、期待に応えて精一杯の努力をしてみようではないか。

さて、本紙が6年前から報道してきた香川県の「豚の汚物、隠しパイプで放流するのか」と、東京、千葉、神奈川、埼玉、茨城の1都4県にまたがる自治体や県警の取り組みの違いに注目して次の記事を見て欲しい。

《首都圏の豆腐製造業者から集めたおから約1万8千立方メートルを千葉県大網白里町で不法投棄したとして、千葉県警は15日、同町南横川の肥料生産会社「大門産業」社長大門正章容疑者(69)ら4人を廃棄物処理法違反(不法投棄など)の疑いで逮捕した。処分を委託した豆腐製造業者も同法違反容疑で立件するとしており、投棄された量は計5万立方メートルを上回るとみて調べている。(07年11月15日付朝日新聞)》

香川県では「豚の糞尿」垂れ流しは目こぼし、他県では「おから」の投棄でも逮捕。

この違いは一体何なんだ。

不法投棄した「大門産業」も処分を委託した豆腐製造業者も産廃物処理法違反で立件するとなれば、香川県の「濁り池」に40年間に及んで豚の糞尿を不法投棄していた「大林農場」に目こぼしするなどは許されないではないか。

真鍋知事が、豊島産廃不法投棄問題で住民に謝罪した時に流した涙は、いったい何だったのかと本紙は問いたい。

「豚の糞尿放流」は目こぼし うどんの「ゆで汁排水」には規制

畜産業会からのカネを報じた本紙先月、讃岐うどん店の排水規制を香川県が検討しているというNHKの特集を見た。
NHKが特集を組むほどのうどん「ゆで汁排水」と、本紙が6年前から追及している「豚の糞尿放流」を、香川県がどう扱っているかの違いに注目して次の記事に目を通して欲しい。

客観性を確保するため「ゆで汁排水」は四国新聞、「豚の糞尿放流」は四国タイムズから抜粋する。

まず、四国新聞の追跡シリーズ・うどん屋の排水対策から。

平成13年 隠しパイプを報じた本紙《【零細が大半】うどんの製造工程で出る排水は高濃度のでんぷんを含み、垂れ流しによって河川やため池の水質を悪化させる要因になっている。…ただし、大半のうどん店、製麺所が排水を垂れ流しても法的には問題がない。一日の最大排水量が50トン未満の小規模事業場なら、水質汚濁防止法の規制を受けないためだ。

【シンボルに】…排水対策を考える上で、規制の網に掛らない小規模事業場、未規制事業場が実は軽んじられない。「ちりも積もれば…」で、COD(化学的酸素要求量)でみた汚濁負荷量が県全体の23%を占める。その代表格がうどん店、製麺所。県環境管理課は「小規模事業場の汚濁負荷量を低減すれば、対策はある程度めどが立つ」と強調する。》

そして、本年10月号の四国タイムズ。《「豚の糞尿をため池に放流 真鍋知事が隠蔽・偽装工作に加担か」

「濁り池」底の隠しパイプ 糞尿を投棄するバキュームカー【豚の糞尿・隠しパイプが発覚 ため池保全条例違反に目こぼし工作】 …6年前、本紙は「濁り池の隠しパイプ」について執拗に追及を繰り返したことがあった。なぜなら、濁り池の上部に位置する養豚業を営む大林農場から、豚の糞尿を下の濁り池に放流しているという情報を得ていたからである。その池の水は、公共用水として水田や水道水に使われる。しかしその当時は、香川県の西部家畜保健衛生所や畜産課の職員が、本紙に調査結果と指導内容を示しただけで隠しパイプの発見までには至らなかった。

…その後、5年の時が流れて本紙の指摘してきた豚の糞尿放流隠しパイプが姿を現したではないか。それも平成18年の夏に県が発注した「濁り池改修工事」でため池の水を干上がらせた時、40年前に不法に埋め込まれたであろう隠し土管が姿を現したのだ。》

うどんの「ゆで汁排水」と豚の「糞尿排水」について、明らかに香川県の扱い方が違っているではないか。

真鍋知事は、「うどん」に規制を掛ける前に豚の糞尿排水に手を付けるべきである。

隠蔽工作は被害を拡大さす

香川銀行のエイズ問題、いま何処

遠山香川銀行頭取今年も12月1日、世界エイズデーを迎えた。

香川銀行善通寺支店に勤める女性行員からHIV陽性反応(エイズウイルス)が出たと本紙が報じて、早くも2年が経った。その後、本紙の情報が適正に活かされたのかどうか、ことの重大性に照らして何度も警鐘を鳴らしてみようではないか。香川銀行の遠山頭取が、「四国タイムズの記事は事実無根」と株主総会で隠蔽偽装を言い放ったのでなおさらだ。

さて先月こんな記事を見つけた。

厚生労働省のエイズ動向委員会(委員長・岩本愛吉東京大教授)によると、今年7〜9月の3ヵ月間に国内で新たに報告されたエイズウイルス(HIV)感染者は2百74人で、四半期ベースで前期に続き過去最多を更新したという。

そして、感染者が過去最多だったことについては「感染の増加に歯止めがかかっていないことに尽きる。性的接触による感染が多く、感染予防が普及していない」。

この記事を読んだ本紙川上は、エイズ感染の主管課である香川県薬務感染対策課に足を運び、「香川銀行女性行員のエイズ問題はどうなっているのですか」と坪井課長に訊ねた。課長は、
「エイズ感染は、女性というより男性同士の性交渉の方が多い…」

呆れてものが言えないとはこのことだろう。この2年間、香川県の対応は課長というより真鍋知事の責任であることはほぼ間違いなかろう。

さて、平成18年7月号の本紙から。…香川銀行善通寺支店の女性行員は、自身のHIV感染を認識したあげく自暴自棄に陥り、香川銀行の多くの男性行員と売春という性交渉を重ね、今では顧客にまでその対象者が広まっている…

冗談ではない。問題を放置する香川県と香川銀行の責任は、共に重大ではないのか。

香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その56)

殺人未遂罪の時効は15年であった!

「川上さん、川原豪の発砲を、今月29日で時効10年と書いてたけど、10年は発射罪で、殺人未遂罪は15年、時効まであと5年あるよ…」

先月号を読んだという香川県警の幹部から電話があった。

川元・元刑事部長 暴追センター真鍋会長現役の幹部からである。
こんなことは初めてで、香川県警の組織の体質がまるっきり変わってきたように感じるではないか。時効の壁で事件を潰そうとしていた時期から、明らかに事件を解決しようと勢い付いている鼓動を感じる組織に生まれ変わろうとしていることだけは間違いなかろう。複雑な事件の態様もほぼ整理でき、いよいよ核心に迫る布陣が整ったのではないかと被害者である本紙川上も心から感じてしかたがない。ありがたいことである。

さて、高松地裁に六代目山口組司忍組長、それに二代目若林組篠原組長ら10人を使用者責任で提訴していた裁判も、今年1年掛けて計5回の公判準備を終えた。いよいよ平成20年は、事件の真相解明が一気に進むことだけは間違いなかろう。

それにしても、六代目山口組の直参である二代目若林組篠原組長が、親である司忍組長にこれほどまでに迷惑を掛けるとは夢にも思わなかった。当時の岸本総本部長に、直参の人選を誤れば本家にも使用者責任の追及が及びますよと、本紙川上の肉声テープを送っていただけに残念でならない。

煮詰まった陳述書 襲撃の役割分担が明らかに

さて、高松地裁での公判準備も進んできたので、原告である本紙川上の陳述書Kを掲載してみよう。

平成9年11月の事件は、あと4ヵ月余りの平成19年11月29日で、10年が経ちます。間もなく、時効の10年です。私・川上としては、絶対にそれを許すわけにはいきません。

というのは、私が発行している四国タイムズは平成4年1月に創刊して15年半も経ち、その年月を掛けた過程で、事件の背景、香川県の腐敗構造や、結びつくはずのない立場が、信じられない状況下の中で、癒着、共謀していた実態が分かってきたからです。

その関係は、香川県行政、香川県財界、香川県警察、香川県議会議員、香川銀行、山口組直参若林組などに及び、香川県弁護士も含まれている実態に驚くばかりです。

しかし、私・川上は、これでも報道陣の端くれにいる者として、驚いてばかりいるわけにはいきません。私の家族が何度も命の危機に巻き込まれたという事実を踏まえ、報道者という立場からすれば、ある意味、被害者である私・川上にしかできないことを「やってやろうじゃないか」という気持ちにさせられました。

「悪いことはできないものだ」とはよく言ったもので、時間さえかけて真相を求めれば、事実は、必ずどこかから分かってくるものです。というのは、癒着や腐敗者は、その組織の一部の者たちだからです。

「日本は大丈夫」です。

それぞれの組織の健全な関係者が、腐敗者が行っていた私ら家族への襲撃の事実を、年月掛けた四国タイムズの記事から理解し始めてくれ出したからです。

4,5年前から、中央の捜査機関も香川県で起きていた実態を知りかけ、裏づけ調査や捜査も開始し、今ではほぼ全容を知る状況になっているはずです。

しかし、私は日本国を大事にしたい報道者と自負していますから、健全な公的立場の関係者の足を引っ張ることや、腐敗していない任侠道ヤクザの関係者の邪魔をすることはできません。ですから、裁判所に提出する資料にも、心ならずも限界がありますが、悪を眠らせないためにも、罪を犯したものにペナルティを科すためにも、被害者である国民の義務としても、事実が裁判で正しく反映されるために陳述します。

平成9年11月29日夜、高松町の自宅に拳銃を発射したのは、若林組の川原豪です。当時、川原豪は、若林ワ若林組長夫人の専従運転手をしていましたが、この発砲事件の功績で、二代目若林組の本部長補佐に昇格しました。

兄貴分の山中敏勝が平成13年10月に起こした拳銃暴発事件で服役したため、弟分の川原豪が一気に本部長補佐に昇格したということです。

ちなみに、平成12年1月19日夜、高松町の自宅に帰る途中、私が運転する家族同乗の車を鉄パイプで襲撃したのは、川原豪の兄貴分の山中敏勝であったのです。山中敏勝が想定外の拳銃暴発事件を起こし、死亡者まで出し服役したため、急遽、山中敏勝の弟分である川原豪が二代目若林組本部長補佐に昇格しました。山中も川原も、共に川井則之の弟分であったので、発砲、鉄パイプ襲撃という功績からみれば順当な昇格ということになります。

若林ワ組長、篠原重則若頭、森隆本部長、という当時の執行部態勢で、広沢津一という組長秘書が、広沢の実質支配下の森隆本部長の若い衆であった川井則之を見届け人として、山中敏勝、川原豪らに指示して襲撃をさせた。

平成9年11月29日夜の発砲は川原豪、平成12年1月19日夜の鉄パイプ襲撃事件は山中敏勝ということです。

私が、この事件を絶対に諦めずに執拗に追い続けるには訳があります。

それは、日本の骨格をなす中央の捜査機関が、この香川県で起きた事件に関心を抱き、事実に基づいた捜査の洗い直しを続行しているからです。被害者である国民の義務として、また報道者の一人として、郷土を愛するが故に敢えて苦言を呈する、という信念に基づいて私は裁判に臨みます。

どちらにしても、今、裁判官が理解できない部分については、中央の捜査機関が近々解決してくれると信じています。

それにしても、佐長彰一弁護士・川元純一元刑事部長・真鍋武紀知事らが、香川県暴力追放センターを隠れ蓑にしていたとは恐れ入る。

司法に「封じ手」はないのかC

古市弁護士が弁護士法の使命を逸脱

古市修平弁護士司法の改革がこれほどまでに求められた時代はない。法律や制度の本来の趣旨が、活かされるべき人に反して歪められ、加害者、被害者、儲け一本(利益)の人たちに広義、狭義に解釈、悪用されていることはまことに憂慮すべき事態であると言わざるを得ない。

さて、話を安西氏が香川県弁護士会に懲戒請求(除名)している古市修平弁護士に戻そう。

要は、安西氏が「さくら不動産」を高松地裁に提訴した時、「さくら不動産」の代理人になっていた古市弁護士が直接訴訟には関係ない話を執拗に安西氏に質問し、おまけに家族の話題にも質問を絡め発展させていったことである。裁判官の心証を得るため安西氏のイメージ(右翼、暴力団)ダウンを狙った悪質な「封じ手」を絡ませたといわざるを得ない。

というのは本紙川上も、まったく同じ古市弁護士の戦法に絡められ、苦い経験をしたことがあるから安西氏の苦しみが理解できるのである。その時は、本紙・四国タイムズを右翼新聞であると決めつけ、被害者である本紙川上が加害者、加害者である長尾町の町会議員が被害者であると裁判官に錯覚させるイメージ戦略、いわゆる「封じ手」を法廷で展開したのである。

【弁護士法】第一章 弁護士の使命及び職務
(弁護士の使命)第一条

弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。

この弁護士法に照らせば、明らかに古市弁護士は「弁護士の使命」を逸脱した悪徳弁護士と言わざるを得ない。

香川県弁護士会には、法に照らした正しき裁定を望む。

日本士道会・覆面男3人組

「同志よ!」伸治と守に自首を求む

高畠守氏 高原伸治氏「安西さんの襲撃で、家族が自宅から飛び出してすぐに、シンジ、マモルと名指ししたと載せてるけど、あれ推測で書いとんのか。覆面しとるからわからんやろ」

先月、本紙の9月号「日本士道会・覆面男3人組 松下会長が前会長の襲撃を指示」
を読んだという男性から電話があった。

なるほど、読者から指摘されればそうとれる。

それでは、もう一度襲撃現場を1時間繰り上げて再現してみよう。

【補足部分】

3人組に襲撃される1時間ほど前の安西氏の自宅。
娘:「ママ、あそこに(覆面被った)変な人がおるわ。ゴミ置き場の…」
夫人:「アッ、伸治や、あんなとこでなんしょん…。守も一緒に…」

覆面を鼻上までたぐし上げた伸治と守を確認した夫人は、
まさかとは思いながらも安西氏に電話を掛けていた。
高松市郊外にいた安西氏は、夫人の電話に一旦出たものの打ち合わせ中であったので内容を聞かずに電話を切った。

そして打ち合わせ後、夫人に連絡をすることなく帰路についたのである。

【既報部分】

《平成15年6月4日の夜9時過ぎ、日本士道会・前会長の安西氏が二代目若林組関係者に鉄パイプで襲撃された。

それでは、当時の現場状況を再現してみよう。

その夜、安西氏は一人で運転をしていた。自宅前の駐車場に到着し、車から降りようとした直後、背後から右腕を捕まれ引き倒され、いきなり鉄パイプを振り下ろされたのである。左足、右足、頭部を目掛けてくるのを右腕で受け止め、さらに左腕。安西氏は、右手首に付けていた頑丈な腕時計で骨折を免れたその右腕で、三野英司が振り下ろしてくる鉄パイプを掴んで叫んだ。

「まだ、くるんかぁ!」
覆面男3人組は、執拗に鉄パイプを振り下ろしてきた。鉄パイプが倒れていた安西氏に時には当たらず、駐車場の路面に、カン、カンという音を静かな住宅に響かせた。

異常を知った家族が自宅から飛び出してきた。

娘:「アンタら、なんしょんな、警察よぶで」

夫人:「シンジ! なにしょんな」

鉄パイプで襲撃していた高原伸治が手を止め、押し殺した声でこう言った。
「マモル!」(高畠守、俺らバレとるぞ、逃げろ!)》

この本紙9月を読んだ安西氏がこう言った。

「川上さん、襲撃を迫られた伸治と守については、なんか、可哀想な気もするんや…」

本紙川上は自首を求める。

「あかね荘」疑惑の偽装

増田前市長が虚偽申請を不正に認可

岡内・高松市副市長 増田・前高松市長今月に入ってこんな記事を見つけた。

訪問介護大手コムスンによる不正問題を受け、厚生労働省は、国や自治体が介護業者の本社に立ち入り調査し、是正勧告・命令ができるようにするなど規制を強化する方針を固めた。「処分逃れ」のための事業所廃止を防ぐ方法も導入する。(2日付朝日)

また、こんな記事も。

守屋武昌容疑者(63)とともに、収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕された妻の幸子容疑者(56)。公務員の妻に同容疑の「身分なき共犯」を適用することは異例で、法曹界でも注目を集めている。(中略)

平成8年に収賄容疑で逮捕された岡光序治・元厚生事務次官=実刑確定=の事件でも、妻が業者にマンション改修費を出させるなど「おねだり」が問題視されたが、任意の事情聴取を受けただけで立件はしなかった。(3日付産経)

これらを読んで、本紙が追及している増田昌三・高松市前市長の「あかね荘」不正認可汚職疑惑が頭に浮かんだ。

厚生労働省が、過去の不正問題で本社に立ち入り調査するなど規制を強化する方針を固めたとなれば、高松市の「あかね荘」を調査しなおす必要があるではないか。

守屋武昌容疑者と妻、それに増田昌三前高松市長と妻の関係を対比させて俯瞰すれば、不正の構図が同じに見えてくるはずだ。本質は同じ。

さらに、木村義雄代議士の「口利き収賄」疑惑もあるではないか。

「あかね荘」の申請は虚偽 セレブの飲食接待で市長を攻略

不正認可の「あかね荘」事件の本質を理解しやすくするための解説を試みてみよう。

守屋武昌容疑者の役は、もちろん増田昌三前市長。妻の幸子容疑者の役は、増田昌三前市長の妻。防衛専門商社「山田洋行」元専務の宮崎元伸被告の役は、「あかね荘」の吉岡和子施設長ということになるのだろうか。

東京地検特捜部は、「ゴルフ接待は防衛省発注の防衛装備品の受注で有利な取り計らいを受けるためだった」などと、わいろの趣旨を認める供述をすでに得ているという。

さて、「あかね荘」疑惑。

橋本米店平成15年、吉岡和子氏は「あかね荘」の認可前、リーガーホテルに増田市長夫妻を招いて接待攻勢にでた。同席したのは高松商工会議所婦人部仲間のセレブ、中條比紗美氏や真鍋洋子氏らである。

中條氏は香川証券社長の妻、真鍋氏は、香川日産や琴電社長の妻。香川の財界を背負う錚々たるメンバーではないか。

増田市長の妻もこの接待に同席したので、さぞかし女性の和やかな雰囲気のなかで増田市長も「あかね荘」の認可を胸の内で決めたのではなかろうか。

先月号の本紙。

《ここに高松市の職員が作成した平成17年度国庫補助申請事業者のヒアリング項目表があるので引用する。

「資金計画について」

(質問)事業費の約3分の2相当額に借入金を充当しているが、償還計画は適切か?
[吉岡施設長]介護報酬、ホテルコストなどからの贈与を予定している。

(質問)借入償還寄附法人の償還贈与の意思は確実か?
[吉岡施設長]経営する店で、米の卸店・小売をしているので償還贈与の意思は確実である。

高潮水害の現場虚偽だ! 倒産寸前の吉岡和子氏に、補助金交付を申請する資格はないと本紙は決め付けたい。なぜなら吉岡氏はリーガホテルにセレブ仲間を集め、一口1千万円で高配当を約束した出資金の勧誘を画策していたではないか。増田市長もこの飲食の席に出席していたとなれば、認可申請者と認可権者の便宜供与と取られても仕方がない。(後略)

まとめてみよう。

資金計画で、事業費の約3分の2相当額を借入金に充当している申請者は皆無だ。

また、借入の償還計画を、吉岡施設長の実家、橋本米店で償還贈与を当てるとは偽装申請と言わざるを得ない。

さらに、申請用地が高潮水害の問題場所とはもってのほか。当時の増田市長が、認可担当の健康福祉部長に女性の岡内現副市長を選んだのもなにやら意味ありではないか。

形骸化した入札の怪

指名停止ゼネコンの解除待ちか

真鍋知事香川県は、小豆島町・国道436号の橘トンネル工事について一般競争入札の公告を先月2日に出した。入札期間は、平成20年1月7日から1月9日までで、開札は1月10日午前11時とある。

延長654メートル。

予定価格は約16憶円で、入札時に技術提案を受け、価格以外の要素と価格を総合的に評価して落札者を決定するという。

現在、入札参加の該当社は、「りんかい日産」とほか一社のみ。大手ゼネコンは談合や汚職事件で指名停止期間中であるから入札参加の資格はない。

それにしても、平成4年、本紙が白鳥町の談合容疑を高松地検に告発したことが、これほどまで日本中に広まろうとは思いもよらなかった。

今はただ、大手ゼネコンの危機管理意識のなさを目の当たりにした、としか言わざるを得ないではないか。

さて、本紙が追及していた大手ゼネコンの現状を見てみよう。

【香川県の指名停止期間】
▽西松建設=平成20年11月2日。
▽大林組=平成20年9月20日。
▽清水建設=平成20年2月29日。
▽鹿島建設=平成20年2月23日。
▽大成建設=平成19年11月30日。

なるほど、香川県が考えていたことはこういうことか。

小豆島の地元から工事をせかされる、しかし、大手ゼネコンは指名停止。ならば、形式的に入札を行い、入札不調として扱えば大手ゼネコンの指名停止が解除される。時間を稼げ。高いハードルの当該営業所に5人以上の技術者を条件に入れれば、入札不調の言い訳もできるではないか。

真鍋知事の官僚的な小細工はどこまで続く。官製談合の芽はまだ摘み取れてはいないようだ。

三木町は高松市と合併を B

石原町長の夢、幻と消えた泉副知事

泉・元県出納長 真鍋・香川知事「四国タイムズさんが、高木副知事を誕生させたという話、ほんとうなの?」

この質問に答えよう。

正確には、真鍋知事が泉出納長を副知事にしたいとこだわり続けたが、四国タイムズが泉出納長の副知事人事に反対したので自民党議員会が同意せず、泉副知事の実現は幻に終わったということ。

結局、真鍋知事は泉出納長を断念し、高木議会事務局長を副知事に選んだのである。

さてここで、本紙が泉副知事の実現に大反対した理由を述べてみよう。

社会福祉会館それは、三木町の石原収・町長と石井定夫・前町会議長が、裏で泉出納長を香川県の副知事にさせようと真鍋知事に発破をかけていたからである。今後の香川県は、三木町出身の真鍋香川県知事・石原三木町町長・石井三木町議会議長が取り仕切るという愚かな野望を描いていたのだ。それには石原町長の妹婿である泉出納長をなんとしても副知事に就任させ、次期香川県知事には、泉知事を誕生させたいと密かに構想を練っていたからである。

本紙川上は、「ふざけるな! とんでもない、香川県民をなめたらいかんぞ」と思わず叫んでしまった。

石井・三木町元議長 石原・三木町長泉副知事の実現を謀った真鍋知事が、早々に泉出納長を辞任させたのは、それだけ不退転の構えで取り組んだのではないだろうか。

川北副知事を辞任させ、その後釜に泉副知事を据え、そして次期知事選挙には、真鍋知事が泉副知事に知事の座を禅譲する。こんな構想を石原町長は描いていたのだろう。
想定外に職を失った泉氏は真鍋知事から社会福祉協議会会長のポストを禅譲された。






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