四国タイムズ  
『へらこい県民性会議』
浜田恵造会長に香川県知事をやめてもらいましょう
小川和彦氏に県人事委員をやめてもらいましょう
水本勝規氏に県会議員をやめてもらいましょう
西川昭吾氏に県会議員をやめてもらいましょう
財団法人 日本武道振興会
青少年育成活動・更生保護事業・難民救済活動
もう一度その芽をのばすやさしい目
ふれあいと対話が築く明るい社会
協同組合香川県健全企業振興会
株式会社 郷水工業
もうひとつふるさと見つけた森と湖
地球環境の保全をみんなで考えよう

背信の浜田嘘八百知事 真鍋前知事と一蓮托生の逮捕劇か

三千万円の寄付、いや、まさしくおねだり!
恐るべき、前、並びに現首長らの隠れた大スキャンダル!
命運つきた!潔く首長を去るべし!

本紙前号前々号の二回に渡って、思う存分明るみにした、前首長、現首長と新興宗教、宇宙真理学会との暗い蜜月関係。それが、今、大きな話題を攫うこととなっている。

浜田恵造現知事 浜田候補と真鍋知事 真鍋武紀前知事香川県の前並びに現首長側が地元の宗教法人から政治献金として計6千万円の資金提供を受けながら、自身らの政治資金収支報告書に寄付の事実を記載していなかったことがわかった。

警察庁もこの資金提供の事実を確認している。首長側はいずれも受け取りを否定しているが、宗教法人側は本紙の取材に対し「政治献金だった」と認めた。献金を隠した二人の首長側には政治資金規正法違反の疑いがある。

資金提供を認めたのは、香川県多度津町に本部を置く宗教法人「宇宙真理学会」。

宗教法人の宇宙真理学会を脱法に悪用したラブホテル同会の説明によると、09年8月4日と11年9月6日にそれぞれ3千万円を渡した。同会は、両首長への寄付として会計処理したという。1回目の献金の約3カ月後、2回目の献金の5日後には集会などもあったりした。

警察庁は三木町の町有地売却をめぐる汚職事件の関係先として、宇宙真理学会を昨年10月に密かに家宅捜索した。その際に、前首長の関係団体名で発行された3千万円分の領収書を見つけ、同学会から任意提出を受けた。

捜査関係者によると、09年分は献金翌日の8月5日に、三木町内の地銀支店に開設された前首長の親睦団体名義の口座に3千万円の入金記録があった。11年分は献金約2カ月後の11月1日に、同町の同地銀支店にある同親睦団体の口座に3千万円が入金されていたという。

香川県庁親睦団体の当時の代表は、前首長の親族のひとり長男(40)で、親睦団体の代表は前首長が務めていた。前首長並びに現首長側は2回とも額面3千万円の小切手で同会から献金を受けており、警察庁が銀行に保管されている2通の小切手を確認したところ、いずれも前首長が換金したことを裏付ける裏書があったという。

本紙では同親睦会をはじめ、前そして現首長の関連政治団体の09、11年の政治資金収支報告書を調べたが、これらの献金に当たる寄付の記載はなかった。

特に前首長は03年から05年まで宇宙真理学会の関連財団「宇宙真理財団」の理事を務め、登場する親族の長男は同財団から11年まで十数年にわたって給与を受け取っていたという。

一方、宇宙真理学会の広報担当者は「6千万円はいずれも前首長の親睦団体の政治献金として支払い、適正に処理している。収支報告書に記載がないとすれば、前首長側の問題だ」と話している。

政治資金規正法は、政治団体が同一の者から年間5万円を超える寄付を受けた場合は、寄付者の氏名や日付などを収支報告書に記載し、都道府県選管か総務省に毎年報告するよう義務づけている。違反すれば5年以下の禁固または100万円以下の罰金と定めており、公民権も停止される。

香川銀行三木支店この事件は、本紙連載後、日を追う毎に、二転三転して、結局、捜査関係者に前や現首長などは、前言を翻すこと数度、今になっても何が真相やら判らない始末となっているのである。

本紙の連載をもう一度紐解いて戴ければ、明らかであるが、前並びに現首長は、この第一報の取材に対し、驚くべきことに、宇宙真理学会からの献金や寄付など全くない、
「全くのウソ(嘘八百)」、などと言っているが、それこそ全くのウソである。

筆者は、この首長らのコメントを読んだ時には腰を抜かさんばかりに驚いたものである。

献金や寄付は全くない、どころか、首長どもは、同宗教団体に、それらを、ねだって≠「たのである。

ここにもう一度、そのときに首長らが、同教団に差し出した、おねだり文≠烽ニい、要請文をここに披露しておこう。
平成21年9月5日
宇宙真理学会御中会長
香川県
親睦団体への寄付へのお願い

これがその要請文のタイトルである。全くのウソ、どころか、ちゃんと、寄付のお願い、と書かれているではないか。

疑惑の真鍋前知事の新自宅謹啓〜時候の挨拶故、中略〜

さて、このたび、図らずも首長職を拝命致しました。農林水産業に携わる方々が安心して仕事をして戴くための環境を整備していくと共に、首長として少子高齢化に伴う国政の改革を着実に進め、次の世代が安心して働き暮らしていける新しい日本を一刻も早く構築して参るつもりでございます。

〜中略〜

つきましては出費ご多端の折、誠に恐縮ではございますが、何卒ご理解戴き、我が親睦団体にお力添え賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

皆様からご納金頂きました浄財は、法律に従い適正に使わせて頂くことはもちろんのこと、大切にそしてオープンにして参りたいと思っております。〜後略〜

この上で、振込先(香川銀行、口座名義、親睦団体名)が書き込まれているのだ。

この件の当事者、教団側のさる関係者が言う。

「まったく不意の首長就任でしたよね、あのときは。今回(四国タイムズ紙上で)新聞沙汰になっている件も、まさしくあのときのものですよね。(四国)タイムズは確かにこの件を先取りしていましたね、私たち教団でも大きな話題になりました。

浜田恵造後援会事務所それにしてももらった寄付をまったくもらっていないなどとは、噴飯ものですね。あのときは一応言われている六千万円の寄付ということで実際にカネも支払われ、二人の首長の方は受け取っています。なんで今になって、そういうことを、全くのウソ、などと平気でいうことができるのか、その神経を疑いますね。

もっとも、あのときに(※本紙。四国タイムズでは)指摘されていましたが、政治資金報告書には、案の定、記載されていなかったんですね。私たちには、文面にあるように、公明正大にしておくと言っていたのですがね、結局、欲がそれをさせなかったんでしょう」。

こうなるとどのように転んでも、前も現も首長の立場は悪くなる。悪くなるどころか、もはやこれは自身の政治生命を奪う事態にまで発展している。

ところが、首長らと同教団とのカネのやりとりは、実は言われている六千万円だけではなかったことが判った。

「こうなると皆(全部)言ってしまいますが、実は、教団からは、六千万円ではなく、約四億円が、そのとき二人の首長側に渡っているのです。これは兄弟内の内部分裂に関して首長が自ら乗り込んできて丸く収めると言うこと、つまり事態の収拾に対する謝礼も含めたところで、支払われているのです。これは関係者以外誰も知るところではありません」。

この問題はさらなる闇を孕んでいたんである。こうなると早急なる解明が必要になってくるであろう。

いつまで経っても政治家とカネの問題は尽きない。

本紙は、ただ粛々とこの不正追及を進めていく。

「賽銭泥棒」呼ばわりに激怒

浜田知事が議会開始直前に「ご乱心」

平成22年8月29日投票の香川県知事選挙は、真鍋武紀知事の後継者である浜田恵造氏が初当選を果たした。

真鍋知事は9月3日、当選者の浜田氏に引き継ぎし退官した。浜田恵造知事の初登庁は9月6日の月曜日からである。ちなみにこの日は仏滅。

本来であれば、香川県民の本紙川上も素直に新知事誕生を祝福して迎えるべきであるが、そうもいかない事情があるのである。

その事情とは、浜田恵造知事候補者と観音寺のグランドホテルで初めて会った知事選挙前の6月13日に遡る。

10年余りも真鍋武紀知事の不正を追及してきた本紙の情報を、説明していたところ、浜田恵造知事候補は本紙川上にこう言うのだ。
「友人には検察や警察、国税局の同僚がいますから、あなたからの情報はいりません。情報は同僚からとります」

なおも本紙川上が、真鍋前知事を不出馬に追い込んだ本紙数カ月分を手渡そうとしたところ、当時の浜田知事候補は「真鍋知事を御尊敬申し上げております」と、右手を顔の前で左右に振りながら言ったのである。

無礼千万、このうえない。

本紙川上は、グッと堪えてこう言った。
「今日、私が言った話を忘れないでください。先で、こと(真鍋前知事の逮捕)が起きれば、今日の話を思い出して下さい」

その場に立ち会った観音寺市の白川市長も、戸惑いの様子を隠せなかった。
「官僚の姿や…」

さて1面に続き、これらの話を押さえて次の場面に目を通して欲しい。

先(11)月22日午前10時に召集された、11月県議会定例会が始まる直前の9時半ごろの話(ハプニング)である。

本紙川上は、議会棟の4階から3階に下りようとする知事とバッタリ出くわした。

知事を確認したので、「賽銭泥棒の知事に、香川を任すわけにはいかん」と後ろ姿に声を掛けた。

しばらくして(9時35分)本紙川上が、自民党県議の控室に入っていくと、丁度、部屋から出て行こうとしていた知事とまた出くわした。

すかさず、「知事は、謙虚に人の話を聞くべし…」などと本紙川上が繰り返した。

すると、自民党から隣の社民党に移動していた知事が、「嘘八百書いて、家族のことを書いて、よく調べてから書け、女房とは一緒に住んでいる、コンフォート高松には住んでいない。身体障害の女房のことを書いて、関係ないやろう」とわめき立てた。

本紙川上、「女房と一緒に住んだのは本紙が書いたからでしょう。地震が起きれば、24時間、県民のために飛び出すのが知事の役でしょう…」。

いやはや、困った事態だ。

ゼネコン鹿島の暴対法違反

住吉会会長が使用者責任で3百万円

去る十月十一日、東京地裁民事第三十二部において、なんとも興味深い和解が成立している。

この事件の原告は、横浜弁護士会に所属する村田恒夫氏、一方の被告は、広域指定暴力団住吉会のトップである福田晴瞭氏と同会幹部の大竹新次氏である。つまり、弁護士が有力暴力団の組長を訴えた民事裁判なのである。

和解は、秘密条項の形式を採っているが、原告側の実質的勝訴、金員三百万円を被告である福田氏が、原告に支払う、という内容である。弁護士が暴力団組長に損害賠償を勝ち取ったわけだ。もっとも、提訴した損害賠償の金額は一千万円であるから、三分の一を勝ち取ったというのが正確なところである。それでも実質的勝利といいかたは、こと民事裁判という土俵上では成立しよう。

11月5日付産経新聞さて、村田なる弁護士が、何故に有力暴力団の組長を訴えるに至ったのか、まずは、それをかいつまんで記さねばなるまい。

ことは三年前、平成二十一年四月にさかのぼる。

その頃、東京湾羽田沖では、東京国際空港(羽田空港)の第四滑走路、通称D滑走路の建設が急ピッチで進行していた。その年の十月には竣工、開港を目指していたからその半年前だけに、工事が最後の詰めに勤しんでいたときである。一口に工事≠ネどと言っても、それは総予算二兆円をゆうに超える国家事業なのである。

その、もう現実は、突貫工事に近いような有様だった現場のほんの至近距離において、次のような面談≠ェ行われていた。結局は、和解に至ったくだんの民事裁判におけるいわばクライマックスというべきか、損害賠償として提起された、現場≠サのものである。

場所は、お台場、すなわち、その先すぐにでもできあがるはずの、羽田空港第四滑走路の眼前である。そこは、お台場といっても、日々集う華やかな連中が足を踏み入れないような、殺伐とした工事現場そのもののような場所である。いや、そこは当時、工事現場そのものであったといっても差し支えない。なぜならば、そこに、鹿島の滑走路建設に関わる工事事務所があったのである。つまり、そこは飯場であって、その国家事業は、鹿島が元請けで担っていたのである。
要するに、この事件の一方の主役は、鹿島なのである。鹿島は、実は、この和解内容には穏やかならざるところがあるという。

鹿島のお台場にあった(むろん、工事の完工とともにその事務所はなくなっている)現場事務所において、その時、問題の民事裁判に関わる事態が起きている。つきつめていくと、この現場だけで、原告はこのたびの和解を得た、ということとなる。

その場において、どのような会話が当事者間で交わされたか、以下は、訴状、関係者らの証言に即して記してみよう。

平成二十一年四月二十二日、原告である弁護士が、本裁判の利害関係人となっている佐藤信氏と共にお台場にある鹿島の建設事務所を訪れた。原告の村田弁護士は、利害関係人である佐藤氏が依頼していたのである。つまり、訴外ではあるが、利害関係人という佐藤氏が鹿島との直接の交渉者というわけなのだ。その交渉の内容は簡単に後述するが、その際、鹿島側からは、M(※峰尾隆二)執行役員(当時)、A(※阿部洋)管理部長(同)、それに、和解が成立した訴訟事件の被告となっている住吉会の幹部、大竹新次氏が出てきていた。

村田弁護士は、むろん、大竹氏とは初対面であり、言うまでもないことだが、その素性も知るところではなかった。
鹿島の建設事務所において、このメンバーで交渉が始まったが、結果的に、村田弁護士は、一方的に交渉を断念させられている。その理由が、「交渉の場に、どういうわけか居続けていた大竹氏が、かなり乱暴な口調と態度で高圧的に話を進めた」(当事者の一人(※佐藤氏です))から,というのだ。
一言でいってしまえば、大竹氏はかなり暴力的な威圧を村田弁護士にかけた、ということである。村田氏の依頼者、つまり佐藤氏は、どういうわけかその場にいることを一方的に鹿島側から拒否されている。交渉は約五十分を要した。
結局、この交渉は何一つ実を結ばなかった。
ただ、大竹氏もそこは慎重を期したのか、村田弁護士には、自らの名を名乗りもせず、また、名刺一枚も出していない。ただ、交渉に入る前、佐藤氏には、大竹氏が自ら住吉会の代紋入りの名刺をつきだしている。
村田弁護士は、交渉を一方的に決裂させられたあと、佐藤氏がもらったというその当人の名刺を見、相手が有力暴力団幹部ということを知って納得したという。いってみれば、暴力団幹部らしい、交渉の仕方を実演して見せたのであろう。
「よもや鹿島の事務所で、暴力団幹部が、(鹿島の)幹部と共に交渉の現場に出張ってきて、その上、脅かしにも近い、圧力をかけてくるとは思ってもみなかった、と村田弁護士は言っていましたね」(前述・当事者の一人)。それはそうであろう。自ら名乗ることもなく、ただ、一方的に代理人(弁護士)からの要求は一切のめない、と言い張る、身体の大きな、目つきの鋭い男が、その交渉の場の中心にいることだけで、異様である。異様だけならまだいいが、身の危険すら感じさせられているというのである。
具体的にはこれで、佐藤氏が鹿島に要求していた八千八十五万円はたちどころにフイにさせられた、原告弁護士は主張していた。
精神的、且つ、経済的な損失がここに生じ、ついには民事提訴に至った、ということなのである。この提訴の結果は、繰り返すが、和解ではあるものの、原告の実質的勝利、事実、もう一人の被告、福田氏は、三百万円の支払いをしている。福田氏は鹿島の建設事務所の交渉には顔どころか名前すらも言葉の上で登場していないが、裁判上では、大竹氏に対する使用者責任を問われたのである。暴力団の世界においても、このように使用者責任が問われるようなこととなったわかりやすい事例(判例)という見方ができるであろう。
この裁判、そして和解内容に、どうして鹿島が密かに畏怖しているのか。その答えは、明白である。
村田弁護士を通じて、佐藤氏が鹿島に交渉を求めていたのは、工事代金の支払いに関してなのである。そのとき建設の真っ最中だった第四滑走路の工事に関わる代金のことを指している。佐藤氏は、自ら所有している建設組合で、同滑走路の埋め立て工事に参画していた。雇用者はむろん鹿島である。工事の過程が修了しているにも拘わらず(埋め立ては工事のもっとも初期に行われる。ちなみにこの埋め立て工事をめぐって、同年、鹿島に家宅捜査が入っている。大きな事件として報じられてもいる)その代金が、支払われていない、ということで、村田弁護士を代理人に立て、直接鹿島と交渉を持ったのだ。そのお台場での件の交渉がすなわち、それなのである。
その交渉時において、鹿島は当たり前のごとく、住吉会幹部の大竹氏をあたかも交渉の当事者のように立て、村田弁護士と対峙させた。そのとき、鹿島は、執行役員と部長が同席している。これはつまり、鹿島が暴力団幹部をいわば用心棒のごとく使っていると見なされても仕方がないことであろう。
この点をもって鹿島が、穏やかならざる思いをしているのである。
今のご時世、いわゆる反社≠ニ呼ばれる勢力との関係はあらゆる人にとってタブーとなっている。この判決については、一方の主役である鹿島の名は出ないところで一部新聞が話題にしている。それは暴力団における使用者責任を認めるという、いかにも珍しい和解例についてである。
確かにこの点は興味深い。
ただ、この和解内容には、もう一つ、鹿島というゼネコントップ企業と暴力団との見えざる接点も静かに浮き彫りにしているのである。

香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その116)

厄病神の篠原を抱く六代目山口組の悪夢

今年も残すところ後3週間ほどになった。世界も日本も激動の年で、いよいよ最後まで競り合いながら我々は除夜の鐘を聴きそうだ。

もちろん六代目山口組も例外ではない。本紙川上の警鐘の乱打を無視して、二代目若林組の篠原重則組長を優遇し、山口組の慶弔委員に再任させる危機管理意識のなさが、山口組全体の問題に波及させるということを六代目司忍組長は分からないのだろうか。

五代目山口組渡辺組長 二代目若林組篠原組長 六代目山口組司忍組長平成16年晩夏、本紙川上が五代目渡辺組長の使用者責任を取り下げたことに対して、当時の司忍組長は直参の篠原組長を擁護して五代目を批判したようだ。想像するにこんな感じだろう。
「盃を交わした親(五代目)が、子(篠原組長)を庇わなくてどうする。我がの裁判だけを取り下げて、我がの保身だけしか考えんようではヤクザではない…」

このような五代目批判から始まり、平成17年夏には組織内の問題(宅見若頭殺し)絡みでクーデター的経緯の後、六代目司忍組長が誕生した。

これらの経緯を冷静に分析すれば、平成18年3月7日の本紙川上殺害計画は、すべて解明できる。要するに、六代目誕生後の本紙川上殺害計画は、司忍組長自身も謀議に加わっていたということだ。

原点回帰は国家社会に貢献 警察に敵対は山口組を滅ぼす

本紙川上は、どう考えても六代目司忍組長の警察敵対方針が理解できない。

原点回帰が六代目の方針なら、直参の篠原組長に指示して本紙川上への平成9年の発砲事件も、平成12年の鉄パイプ事件も解決させるべきであったはずだ。
「川原と山中に出頭させろ。香川県警の腐敗警官も一緒にだぞ!」

時系列この指示を直参の篠原組長に与えてこそ、三代目田岡組長の原点とも言うべき山口組綱領の「国家社会の興隆に貢献す」であるはずだ。

それができないということは、要するに、六代目山口組司忍組長は、本紙川上殺害計画を二代目若林組篠原重則組長らに実行させるべく方針を暗黙の了承という暴力団特有の指示系統を通じて実行したということになるではないか。

となれば、厄病神の篠原組長をいつまでも抱いて慶弔委員として優遇していることが、山口組全体の危機を招いたと言えなくもないのである。

具体的な事案を最近の新聞から拾ってみよう。

まず、今月1日の新聞。
《暴力団組員であることを隠してゴルフをしたとして、大阪府警捜査4課は30日、詐欺の疑いで、指定暴力団山口組幹部で極心連合会会長の姜弘文容疑者(65)や元プロボクシング世界王者で山口組極心連合会幹部、渡辺二郎容疑者(57)ら3人を逮捕した…》

さらに翌2日の新聞。
《指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の渡辺芳則5代目組長が死亡したことが、捜査当局への取材で分かった…》

ここまでくれば、本紙が二代目若林組篠原組長のことを「厄病神」と決めつけても山口組の関係者は理解、納得できるはずだ。

さらに掘り下げて、具体的な事案を加えるならばこれもある。
《京都市の土木建設業者からみかじめ料4000万円を脅し取ったとして恐喝罪で公判中の、指定暴力団山口組ナンバー2の若頭で弘道会会長、高山清司被告(65)に対する論告求刑公判が12日、京都地裁(小倉哲浩裁判長)であった。検察は「組織を挙げて実行した計画的犯行。被告の役割は重要」として懲役10年を求めた。…》

さらにこれも。
《…最終意見陳述が19日、京都地裁であった。弁護側は「恐喝の共謀を示す証拠はなく、被告は無罪」と改めて主張。高山被告は「弁護人が言った以上のことはない」と述べ結審した。判決は来年3月22日》厄病神付判決に注目だ。

さて、平成9年11月29日から15年が経った川原豪が実行犯の発砲事件。高松地検の木村健太検事から平成24日11月29日付で「不起訴」の処分通知書が本紙川上に届いた。

ところが、「時効の撤廃」扱いはこれからなのだ。

六代目山口組倭和会が後ろ盾

四国時報・木下の巧妙な脅しの手口

先月26日昼過ぎ、本紙の読者から電話があった。
「木下から四国時報の号外などが宅急便で送られてきた。

木下俊明企業舎弟 飯田倫功会長…どうしょう。四国タイムズの号外がパート10まで入って、中に、あんたと喫茶店に行ったことが(木下に)知られてるようなメモまである。……どうしょう」

思い当たるのは、観音寺市の読者と一緒に喫茶店でコーヒーを飲んだ時、店のマスターに本紙10月号を渡したことが木下に知られたようだ。しかし困った。本紙の読者には迷惑を掛けられないではないか。

早速、木下から送られた中身に目を通した。メモにはこうある。
封筒とメモ《●●●●殿お元気ですか。貴殿と川上氏との接触(10/
25喫茶リバプール)他は承知しております。ご参考迄に小生の反論をお届けします》

これって脅しではないか。

と言うのは、本紙読者が過去に木下のシノギの誘いに乗らなかった事に因縁をつけられたトラブルがあり、さらに、あるカラオケ店では木下がヤクザの「仁義を切る」というパフォーマンスまで経験しているからだ。六代目山口組直参倭和会の飯田倫功会長が後ろ盾なのでなおさらだ。

「阪大微研の寄生虫」の余波

礒野副本部長の暴挙が開発中止の原因か

本紙の11月号「阪大微研の寄生虫礒野英親副本部長の暴挙は許されず」は、先月7日に発送した。高松市内には翌8日に読者の下に届いているはずだ。

東理事長 高見沢本部長 礒野副本部長本紙川上が驚いたのは、2週間ほど経った23日、この記事を目にしたからだ。

「ワクチンの開発阪大微研が撤退
国の新インフル対策」

《ワクチンメーカーの阪大微生物病研究会(大阪府吹田市)は22日、国の新型インフルエンザワクチン開発事業から撤退することを決めた。半年で2500万人分を作る体制の整備を求められていたが、ワクチンの効果が十分でないことが判明した。国の助成金240億円は全額返す。

同日、厚生労働省に報告した。…》(23日付朝日新聞)

厚生労働省プレリリース 11月号の本紙当初、大阪府吹田市の阪大微生物病研究会の出来事かと調べてみると、なんと本紙が連載で追及している香川県観音寺市の「阪大微研瀬戸センター」のことではないか。

阪大微研がワクチン開発事業から撤退して、国からの助成金240億円を全額返すと簡単に言っても、建設工事は大林組で着々と進んでいるので撤退はかなり難しいはずだ。

建設の概要を平成23年8月25日付建設通信から引用する。
《阪大微生物病研究会(大阪府吹田市)は、香川県観音寺市にワクチン製造施設「観音寺研究所瀬戸センター」建設工事の第2期を計画しており、大林組が設計を担当している。事務所棟や研究所棟などの1期工事は同社の設計施工でほぼ終えており、年内の供用を目指している。続いて、2期工事を2011年度内に着手し、13年度内の完成を目指す。2期工事の施工者も同社が担当する予定だ》

2期は、規模が1期よりも大きくなり、厚生労働省の「新型インフルエンザワクチン開発・生産体制整備臨時交付金」の第2交付事業に採択されたのであるから、よっぽどのことがなければ事業を中止して全額返還とはいかない。

それにしても、東理事長、高見沢本部長、礒野副本部長の責任は免れるはずがない。

女癖の悪さで被害女性二人が告発

香川2区・瀬戸隆一氏が略歴詐称か

先月18日夕方5時、高松市の国際ホテルで石破茂自民党幹事長を迎えて政経パーティがあった。石破幹事長の衆議院選挙に掛ける自民党の意気込みが、分かりやすく力強く語られた。

香川選挙区候補者は、1区の平井卓也、2区が瀬戸隆一、3区は大野敬太郎である。

本紙川上からすれば、長年に亘って追及してきた木村義雄元厚労省副大臣の地盤である2区が気になるところだ。

翌19日の朝一番で、中野町にある自民党県連を訪ねた。もちろん、2区の瀬戸氏の人物像を知るためである。対応してくれたのは県連の湯浅満さんで、本紙川上は瀬戸氏の家族構成を問うた。

瀬戸隆一氏3カ月ほど前に結婚した新婚さんとだけは情報を得ているが、いつ結婚したのか、妻が何県の出身かも県連事務局は把握していないようだ。

瀬戸氏の家族構成が分かれば、連絡してくれるようにと頼んで事務局を出た。

30日現在、まだ連絡はない。

さて、本紙・東京から原稿が来たので、早速に目を通してみよう。

年の瀬直前の選挙となった。今や、列島各地で選挙戦がたけなわであるが、ある自民党有力候補に対してなんとも信じがたい告発≠ェ飛び出した。

総務省不意の告発≠ノ見舞われたのは、香川2区で公募によって、自民党香川県連の公認を獲得した、瀬戸隆一氏(47)である。この人、若いがその経歴はなかなかである。香川県出身(同県坂出市)で、地元の高校から大阪府立大学に進み、同学卒業後、東京工業大学大学院を修了し、郵政省(現総務省)に入省する。キャリア官僚として、その後、同省のみならず、いくつかの役所で主要ポストを歴任する。

入省後一三年目の平成十六年には、総務省大臣官房総務課の課長補佐に就いている。いうまでもなくこのポストは主要で、ここまではキャリアのなかでも早い出世≠遂げている。

岩手県警察本部その後、平成一八年には、岩手県警察本部警務部長に出向している。総務省のキャリア官僚が、地方の警察本部の重要ポストに就くことは珍しくないが、警務部長というのは、あまりいないようである。警務部長といえばその組織における公安警察のトップだけになかなかよそ者≠竅A腰掛け≠ノは就かせないのが、警察では不文律になっているくらいだ。それを覆すように、本人にとっては、ほとんど敷鑑≠ェない岩手県でそのポストに就いているのは、やはり、同省において目立つ存在だったに違いない。
その後、総務省に戻り、推進官や調査官を務め、平成二十三年には、インテルに現役キャリア官僚として出向(?)し、同社の事業開発部長を務めているのだ。この民間有力企業への移動にしても、あまり類例がない。本籍を霞ヶ関の本省に置いているキャリア官僚が、民間企業の事業本部長を務めるというのは、いささか奇妙に見えなくもないが、いわば研修という意味合いのようである。

ただ、そこには結局、一年もおらず、今年八月には、先に記したように自民党公認で衆院選に出馬するため、役所を辞めている。

このようになかなか面白くもある経歴の元キャリア官僚、瀬戸氏だが、衆院選に出馬を公表したとたん、二人の女性から、同時に、深刻なる告発≠フ洗礼を受けることとなった。

一人は、瀬戸氏が総務省の課長補佐時代の部下だった女性である。そして、もう一人は、岩手県警本部警務部長時代のこれまた部下に当たる女性である。二人の女性に連動はない。偶然、ほぼ同時に告発≠決している。

一人目の女性は、瀬戸氏から、『結婚』をほのめかされ、さんざん翻弄されたあげく、結局、それまで交わしていた約束をことごとく反故にされたところで別離を強要されたという。

「ひどいものです。その女性は、総務省の臨時職員でした。瀬戸氏は、どうにも女癖が悪く、キャリアという立場をひけらかし、次々と臨時女性職員などを言葉は悪いですが、手込め≠ノしていたようです。なかでも、この臨時女性職員には、ここでいうのもはばかられるようなアブノーマルな性癖を遠慮なく発揮し、強要していたそうです。

そのうち、その女性に結婚をささやくようになった。女性は、結婚を信じ、かなりの金員を瀬戸氏に貸す、あるいは貢いでいったのです。その金員も底をつく頃、いきなり瀬戸氏から、曰く言いがたいひどい言葉と共に離別を迫られた。瀬戸氏は、『オレが言う性の不一致を申し立てられて傷つくのはおまえの方だぞ!』、と開き直ったのです。

女性はその言葉に凍りつき、直ちに総務省の臨時職員を辞めました。辞めざるを得ないところまで追い詰められたのです。そのような人物が、まかり間違って代議士になってしまうのは耐えられない、と女性は盛んにうったえるのです」。

こう語るのは、総務省の瀬戸氏の同僚職員の一人である。(※実は、その女性の直属の上司だった人で、現役の総務省職員。長田という人です)
この告発≠ヘ、女性問題のなかでも最も品性下劣な部類に属するものと言って差し支えない。救いがないのだ。

もう一人の場合も、同じように聞いていて暗澹とさせられる。その女性は、岩手県警本部に今でも勤務している。

「平成十八年に颯爽とこちらに出向してきた時から、すぐに女性を物色していたような有様でしたね。中央のそれも本省からの出向、いきなり警務部長で、しかも花の独身ときたら、まあ、女性に対して貪欲というか、まさに手当たり次第といった有様でした。それでも、キャリアという立場に声をかけられた女性は皆なびいてしまうのです。本人は、何というか欲望のはけ口を求めているだけなのでしょうが、なかには、(女性が)本気になってしまうような言葉を投げかけるのです。人の心をもてあそぶようなことを日常からしているわけです。

まともじゃない。むろん、多額のカネを使わせる。飽きてしまえば、『オレにいくら言いがかりをつけてもムダ。(女性の)言い分なんか誰も信じない。黙って俺の前から消えろ!』、とまあみんなこんな調子なんです。その最もひどいケースが、その女性で、瀬戸氏から捨てられた≠とは、とうとう精神的に病み、長期の休暇を余儀なくされたのです」。

こう語るのは、岩手県警関係者である。この人も前述の本省臨時女性職員同様、被害¥乱ォの上司にあたる。(※この人は、かなり前に岩手県警の不正を告発した警察航空隊の現役警部補です)

いずれも索漠とした、なんとも力の抜けるような挿話であるが、それにしても、この立て続けの女性からの告発≠ヘ誰が聞いても度しがたい。
さらに瀬戸氏には、もう一つ、奇妙な逸話がある。

「瀬戸氏は、総務省を辞めて衆院選に向けて本格活動している間に、確か結婚しているはずですが、本人の経歴にはそれが記載されないままなんです。独身で通した方がなにかと便利なのか、そこのところの真意は分かりませんが、これはやはり一種の略歴詐称≠ノなるのではないでしょうかね?」(前出・総務省元同僚)。

未婚を強調しておれば確かに詐称≠フ咎は免れ得ぬだろうが、こればかりは微妙なところではあろう。

満を持して自民党の公認を取り付け衆院選に臨む瀬戸氏だが、よしんば晴れて当選などを果たしても、その先に降りかかること必至な自業自得による火の粉≠ナ、火だるまになる可能性は少なくないようである。自民党は今のところ有利などといわれているが、このような形而下の問題を多数抱えている人物を公認すのはやはり人材不足といわれても致し方あるまい。

「同級の梨花」で冠を正さず

浜田恵造知事がマルナカの広告塔に

堺富義マルナカ常務 浜田恵造知事先(11)月7日ごろ、浜田知事への抗議の電話が本紙川上に何件かあった。読者からの言い分はこうだ。
「スーパーマルナカのチラシに浜田知事が、顔写真入りででている。オリーブハマチの売り込みに、知事がマルナカだけに出るのはおかしい。

マルナカに出るなら、マルヨシセンターやキムラにも出ないかん…」

早速、マルナカのチラシに目を通すと、
《3土 PCレインボー店に香川県知事来店!午後2時30分より…》。

マルナカのチラシ要は、11月3・4日にオリーブハマチやザ・プレミアム・モルツで店頭セミナーを実施する。3日には、浜田恵造知事が来店しますよ、ということのようだ。

本紙川上からすれば、香川県知事は安っぽく一民間企業のためだけに動くべきではない、ということだ。マルナカに出るなら、マルヨシセンターやキムラ、イオンにもということになるはずだ。

マルナカといえば、「偽装ウナギ」や中山会長の暴力団若林組絡みで本紙が追及。「セシウム汚染牛肉」がマルナカで県内販売された問題でも、浜田知事と観一卒同級生の堺冨義マルナカ常務との目こぼし的癒着を指摘したはず。

要は特定業者との癒着を疑われる行動は厳に慎むべきだ。






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