即・真鍋武紀氏に香川県知事をやめてもらいましょう
真鍋武紀氏に暴力追放センター会長をやめてもらいましょう
木村義雄氏は衆議院議員を落選しました
小川和彦氏に県人事委員をやめてもらいましょう
水本勝規氏に県会議員をやめてもらいましょう
石原収氏に三木町長をやめてもらいましょう
小沢疑獄のルーツは暴力団 東京地検とオペレーションが連動
知事引退の引導は渡した。
アンカー、オリーブ・オペレーションの本領が発揮される!
小沢事案≠ニ川上事案≠ニの共通項の重要性
〜東京地検特捜部とオペレーションの連動〜
昨年十二月十五日に突然発表した、真鍋武紀香川県知事による突然でしかも異例の早期の引退表名の興奮が今年に入ってもいまだ続いているが、さらに大きな動きが中央から起きてきている。
どういうことか?
これまで本紙が追及してきた、一連の暴力団絡みの事件、事案の数々。それがここに来て、すべて明るみに出そうな雰囲気となってきた。
「かねてより、われわれ(オリーブ)オペレーションの一歩も二歩も先を行っていると感心して見つめてきたわけですが…」。
こう言うのは、警察当局首脳である。首脳はなにを言わんとしているのか。
「言うまでもない、四国タイムズと同紙社主の川上(道大)氏のことですよ。何についてわれわれの先を行っているのか、と言いますと、今話題の事件、事案から言えば、ズバリ、暴力団なんですね。これは、われわれが手掛けているオペレーションの中心事案のひとつでもあるのですが、繰り返し言うように、川上氏とタイムズは、その先を見据えた形で報道しているのです。これを感心せずに何を感心すればいいのか、といったところです。
私が何故そこまでいうのか、不思議ですか?そうかもしれませんね。しかし、それは今においては当然のことなんです。それは何故か判りますか?」。
ここで、首脳は一呼吸おく。緊張が走る。
「それはですね、目下、最大の話題となっている民主党幹事長、小沢(一郎)案件にズバリ突き刺さっているからなのですよ、ええ、川上氏率いるタイムズの従前からの記事とそれに伴う斬り込みが、という意味です。これを聞かされたら、やはり驚かざるを得ないでしょう?」(※本稿執筆中は、先月23日、東京地検による小沢氏への任意の取り調べの真っ最中である。従って、その後、本紙発行日までの動きが盛り込むことが出来ないことをここにお断りしておく。大きな動きについてはできる限り、掲載していくつもりではあるが、間に合わない場合は、ご容赦下さい。筆者注)
確かに、このことを聞かされて驚かない方が不思議である。オペレーションは、いわゆる川上事案≠ノついてを存分に掘り起こしているわけであるが、一方で、国政や中央財界に関わる事案、事件についても常に連動しているのである。
「それはそうなんです。しかし、今回の小沢幹事長の事件については、われわれは深くコミットせざるをえなくなりました。それは、ズバリ、川上事案≠ェ、殊の外、一連の小沢事案≠フそのルーツとなり関わりがあるからなんです。これには、小沢事案≠直接手掛けている、東京地検特捜部も改めて驚きましてね。彼らをして、川上事案≠フ再度の洗い出しを始め、さらには、川上氏とタイムズに対する畏敬の念が深まったのですね。私たちにとっては、何を今さらと言うところもあるのですが(苦笑)。まあ、そのため私たちはオペレーションの最後の仕上げを急ぐと同時に、小沢事案≠ヨの積極的なサポートも実は行っているのです。そして改めて私たちも川上氏とタイムズの先行性に喫驚させられているのです。これも、なにをいまさら、の誹りは免れませんがね(高笑)」。
このサポートの内容とはいったい何か。実に興味深いところである。
「驚くほど、密接なんですね。まあ、ここであまり具体的な固有名詞を挙げるというのは具合が悪いのですが…」。
また、ここで一呼吸が置かれる。再度の緊張が走る。取材でこれだけのスリリングな展開というのは、極めて珍しい。が、首脳は、
「タイムズの場合、いつもスリリングな展開ばかりではありませんか?」などと切り替えされた。
「そうそう、本題ですが、そうですね、例えば、淡路島であるとか、徳島あたりの暴力団と、今、小沢事案≠ナ取り沙汰されているゼネコンや中堅の建設会社ですね」。
悪側のトライアングル構造 いち早く察知した本紙、そしてオペレーション
こうポツリと言った。ポツリと言った割には、その内容は非常に重大である。淡路島や徳島あたりの暴力団という言い方に、本紙読者ならばピンと来る者はないであろうか。
例えば、平成十六年、本紙が独占スクープを放った徳島の焼却炉の事件があった。
主役は、焼却炉というプラントについては、JFEエンジニアリング、そして、その建設には、西松建設と東亜建設工業というマリコンが一社ついていた。その経緯については、当時、本紙が最も詳しく報じている。それ故にここにはあえて記さないが、この事件は、やがて当のJFEエンジニアリング社の脱税にまで発展した。
「この事件の時に暗躍した暴力団がやがては、今騒がれている小沢事案≠フ中心的立場となって登場してくるのですね。ほら、この焼却炉事件でも、かの西松建設は一方の主役を演じているではないですか。言わずとしれていますが、小沢事案≠ナも、最初からこの西松建設は登場していますよね。
これですよ、このいわく事件を構成する一方の勢力、判りやすく言ってしまえば、悪の側には、いつもどこでも、このトライアングル構造が浮かび上がってくるのです。特定のゼネコン(※西松建設〜地場の有力建設会社〜スーパーゼネコンという径路)、特定の暴力団(※淡路島〜徳島〜高松に到る線上)、そして有力政治家(※小沢幹事長然り、某知事然り。いずれも※は筆者からの注釈)というトライアングルですね。
実は、このトライアングルの構図を数年以上も前から解き曝いていたのが、川上氏とタイムズだったわけです。だから今、東京地検特捜部の面々を中心にして、タイムズの読者が増えているのです。今回の小沢事案≠解くすべてのヒントと答えが、すでに過去掲載されているのですから。私は、むろんとっくに気付いていましたが(笑)。私と言うよりもオペレーションの方向性という意味でも、川上氏とタイムズの矛先が私たちの進むべき向きを示していましたからね。結局帰結するところは、決まっているのです」。
讃岐の侍、我が国最強の捜査機関も呼応してきた!『侍の太刀を錆びさせるな!』
この首脳曰く、川上事案≠ニ小沢事案≠ニの相似性から、かの東京地検特捜部にしても、川上本紙社主のこれまでの経緯を振り返り、思わず、『讃岐に侍あり!』と叫ぶ場面があったという。捜査の方向性、ヒントをもたらせたのだから、そういう発言が出るのも無理からぬところだが、それ以降、同部では、『侍の太刀を錆びさせるな』、というのが合い言葉のようになっていったのだという。奇しくも、それは、川上社主と本紙が追及の手を緩めず、ついには現香川県知事から、異例の引退表明をさせた時期に重なっているのだ。
「その異例の事態を見習え、そして自分達も追いつき、追い越せといって、今回の小沢事案≠サれこそ異例の捜査展開が繰り広げられたわけです。あれよあれよという間に、小沢氏への任意の取り調べとなったわけですが、その背景には、われわれオペレーションとは切っても切れない関係にある、川上氏率いるタイムズへの畏敬の念が伏在していたのですね。
これはむろんのことですが私たちにとっても実に誇りなのです」(首脳)。
確かに、先に述べた、いわゆる悪のトライアングル構造≠ノついては本紙はかねてより指摘してきたことだった。本紙は、どのような場合でもこんなトライアングル構造があることを指摘してきた。
「今回、小沢事案≠ナまたまた登場してきた水谷建設などは、中堅ゼネコンといわれながら政治家がからんだ場面では必ず登場し、トライアングルのいわば三つの頂点のうちのひとつに居座る。この必然性に気付くか気付かないかが、やはり悪の構図を曝くキーとなるのでしょうね。これは重要なことです。
この点に気付かせてくれた川上氏は、やはり、堂々たる侍¢シならないのです。東京地検特捜部といういわゆる現代の侍集団≠ェひとりの侍≠ノシンパシーを寄せた、というのもなんとなく判る話ではありませんか?」。
確かにこの指摘は充分に首肯できるところではある。
ここに登場してきた水谷建設に関しては、先に登場した淡路島関係の暴力団やそのうえのゼネコンなどとの関係も小沢事案≠ノおいても、次々に出てきているのである。
「右翼を装った街宣活動や、現場における暴力団による仕切りなどといったいまだに隠されている事象は、これからも徐々に明るみになっていくでしょう。この段階を踏まえた捜査の進捗は、まるでわれわれと同じ歩みです。
私たちの方は、もちろん東京地検特捜部への協力や提案は行っていきますが、それはあくまでかたわら、です。本筋は、これまで通り、驀進していきます。知事の異例の引退表明、その後、というところにもう焦点は定められています。讃岐の侍≠烽アれまで通り、飄々と自然体で、これからも立ち向かっていくことでしょう。小沢事案♂]々とはまた全然別なところでね。
さて、私の方もボンヤリしてられませんね。この本筋、川上事案≠フ作戦会議に出向く時間です。失敬…」。
実際、この首脳は、大きな風呂敷包み(※法曹関係者は、いまだに風呂敷を使う人が多い。この首脳は、いわば典型的な捜査関係者の姿なのである。筆者注)を抱え、部外者立ち入り禁止の大きめの会議室に入っていった。霞ヶ関のさる近代的ビルの十階である。
数度の緊張、そして、興奮。これだから、オペレーションとの無言の連動は、やめられないのである。
侍集団≠ゥら思わずいわれた、讃岐の侍≠フ評価の重みを背負い、これからも本紙は、オペレーションと共に、正義の貫徹を目指して邁進していく。あくまで自然体で。
民主党・小沢幹事長の虚偽記載
日本皇民党の「竹下ホメ殺し」を想起か
先月24日の〈「サンデープロジェクト」小沢幹事長を検察聴取激突!〉を、本紙川上は見た。司会進行役は、あの田原総一郎さん。
政治資金規正法で最も重い不実記載した小沢幹事長を擁護すら側に民主党の細野氏と元検事の郷原氏、そして捜査を進める検察に理解を示す立場で自民党の町村氏と元特捜部長の宗像氏が激論を交わすという場面である。
収支報告書の「虚偽記載」。
いろいろと、それぞれの立場で激論を交わしてはいるものの、「なぜ、小沢幹事長を支える会計責任者が虚偽記載をしなければならなかったのか?」という、なぜ、という動機の解明には至らなかったようだ。
本紙川上には、小沢幹事長
が虚偽記載をする気持ちも察することができる。
それはそうであろう。
右翼である日本皇民党や暴力団が介在した水谷建設に下請け受注を鹿島に了解し、おまけに謝礼1億円まで受け取ったことが世間に露呈すれば大変なことになるではないか。
小沢幹事長の脳裏には、竹下総裁誕生前の日本皇民党ホメ殺しの光景が生々しく想い起こされたのは、ほぼ間違いあるまい。日本皇民党を、敵ではなく味方にすれば、こんな心強いことはないはずだ。
ゼネコンへの天の声の変遷 自民党三塚博から民主党小沢一郎へ
日本は、いよいよ二大政党時代の幕開けを迎えるのではないか。党名はともかく、再編を繰り返してでも自民党と民主党を核にした時代が到来するのでないかということだ。
ただ、健全な二大政党時代には、民主党から小沢幹事長がこの際いなくなることが前提で、小沢幹事長を頼らない民主党議員の活躍を期待するということだ。
とにかく、自民党も民主党もお互いハンディーを背負って国民のために頑張ってもらいたいということ。
それにしても、日本の国にとって小沢幹事長の役割は大きかった。なにしろ反省なき自民党を野党のどん底まで落しめ、経験不足の民主党を与党の座にすわらせたのだから。
自民も民主も、与党や野党の経験を共にしたのであるから、これからは検察に頼らず自浄努力で、国民のために真剣に政治に打ち込んでもらいたいものだ。
それでは、まず先月19日付産経新聞を引用させてもらう。
《「自民党衆議院議員の○○が業者と癒着している!」
平成15年、民主党幹事長、小沢一郎(67)の地元、岩手県奥州市で基礎工事が始まった胆沢ダム周辺で、こうがなり立てていたのは右翼の街宣車だった。
右翼に街宣行動を依頼したのは重機土木大手「水谷建設」(三重県)の関係者だったという。水谷の別の関係者は「東北地方選出の自民党議員が、水谷と対立する業者を推していて、胆沢ダム工事の受注を目指していた水谷の邪魔になったからだ」と証言。
業界では有名な胆沢ダムも世間一般に知名度が低かったが、昨年3月に小沢の公設第1秘書、大久保隆規(48)=公判中=逮捕、起訴された準大手ゼネコン「西松建設」(東京都)をめぐる違法献金事件で一躍注目を集めた。
街宣攻撃は「なりふり構わぬ」水谷の営業スタイルの一例に過ぎない。水谷関係者は「水谷の手口は議員秘書を接待漬けにして実弾(裏金)攻撃することだ」と明かす。…》
この右翼の街宣車ががなり立てた「自民党衆議院議員の○○」とは、宮城県選出の三塚博自民党元蔵相のことで、平成15年当時には、三塚博代議士が鹿島などゼネコンに「天の声」を聞かせていたということだ。
これを境に、平成15年10月に三塚氏は政界を引退し、「天の声」は三塚氏から小沢幹事長に移り変わった。
これらを押さえて水谷建設と小沢幹事長側(逮捕された大久保秘書、石川代議士ら)の異常な癒着ぶりを紐解けば、すべての謎は解けてくる。
まして、日本皇民党も水谷建設も六代目山口組二代目弘道会の息が掛かっているとなればなおさらだ。
小沢幹事長側と水谷建設とのただならぬ仲を示す事実にはこんなこともあった。
業界の常識では、元請けのゼネコン(鹿島)が天の声の政治家に裏金を提供する場合、下請け業者に裏金を捻出させても、元請けを飛び越えて下請けが直接に政治家へ裏金を提供することはないはずだ。
ところが、水谷建設の場合には例外で、元請けの鹿島や大成を通じずに下請けの水谷建設元会長が直接に小沢幹事長側に裏金を提供していたということらしい。
「飴とムチ」ではないけれど、日本皇民党の街宣攻撃を見せ付けられて、両秘書の接待漬けと裏献金を絡まさせられれば、いかに小沢幹事長といえども秘書の大久保氏や石川氏を見捨てるわけには行かないはずだ。いやはや、これが先で命取りになろうとは、小沢幹事長、一生の不覚ということか。
今回、東京地検特捜部が集中して関心を示しているのは、平成16年10月15日の午後に、水谷建設元会長が全日空ホテルで石川代議士(当時陸山会会計担当秘書)に手渡した現金の5千万円。このカネの授受を特捜部が立証できれば小沢幹事長はアウト、逮捕ということになるはずだ。
さて次に、四国地方の【平成16年前後のゼネコン工事受注合戦の状況】を、本紙の平成21年4月号から引用する。
「西松建設」の献金疑惑
東北と四国の裏ガネ工作は同根
《西松建設の政治家への巨額裏金献金は、東京地検特捜部によって小沢一郎・民主党代表の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法の違反事件として表に噴き出した。
(中略)さて、東北で展開していた西松建設の裏金ばら撒きの構図は、何を隠そう、ここ四国がルーツなのだ。それも、香川県高松市が。
今回逮捕された西松建設の国沢幹雄前社長を挟んで、金山良治元社長も、そして、現在の石橋直社長も四国支店長の地位にあったのだ。
すなわち、今回の事件を深く読み解くためには、西松建設の営業戦略の本流である、金山・元支店長、石橋・前支店長の営業路線を解明しなければならないのである。
ここで、本紙の四国タイムズでなければ知りえない、西松建設の闇の営業戦略にも触れてみよう。
それは一口に言えば、指定広域暴力団・山口組の闇勢力を営業戦略に取り込む、ということ。山口組若頭補佐の寺岡修・侠友会会長が、西松建設の梅枝世司氏の身内ということになれば、それは頷ける。
東北でも四国でも、他に裏社会に絡まる地域があれば、梅枝氏が西松建設の各支店次長の名刺を使えば済む話だ。要するに、西松建設は、自民党も民主党もヤクザも利用していたということだ。…》
事件後、梅枝(ウメガイ)氏は、なぜか西松建設の四国支店長に就任した。
小沢幹事長版『われ万死に値す』
竹下登元総理の轍を踏む
「歴史は繰り返される」
まさに小沢幹事長には、今の検察の捜査状況からすればこの言葉がピッタリだ。
時の権力者、田中角栄、竹下登、金丸信を親父としたいながら自民党の中枢で金脈を手中に掴み、親父を喰って自民党を足蹴にして民主党の幹事長に立った。そして今。
さてそれでは、失敗を繰り返さないためにも当時の状況を想い起してみよう。
『われ万死に値すドキュメント竹下登』(新潮社・岩瀬達哉著)を引用させてもらう。
《…昭和62年1月末頃から、四国高松に本部を置く「政治結社日本皇民党」の執拗な攻撃を受けることになる。いわゆる“ほめ殺し”と呼ばれるもので、これによって竹下は円形脱毛症ができるほど精神的に追い詰められていく。
総裁レースは、途中、三候補の話し合いによって、公選ではなく中曽根元首相が後継者を指名するという“禅譲方式”が取られることになった。指名に先立って、中曽根元首相は、「右翼の動きも止められないようでは、後継総裁として指名できない」と語ってもいた。そのため、竹下サイドとしては、どうしても“ホメ殺し”を中止させる必要に迫られることになり、広域暴力団稲川会を使って皇民党に話をつけた。その結果、昭和六十二年十月三十一日、竹下は中曽根元首相の指名を受け、晴れて後継総裁に選ばれたというものだ。
つまり、竹下が指名を受けた背景には、稲川会の尽力があったのではないかというのが、暴力団関与疑惑である。この疑惑は、“ホメ殺し”から五年後の平成四年に発覚する。…》
この疑惑が世間に露呈したのは、東京地検特捜部が東京佐川急便の渡辺廣康社長を逮捕したのが切っ掛け。
つまり皇民党問題は、竹下氏と姻戚関係の金丸信自民党副総裁が東京佐川急便の渡辺社長に依頼、そして稲川会の石井進会長に尽力してもらって日本皇民党の街宣攻撃“ホメ殺し”が止まった。紆余曲折、水面下ではいろいろあったがそういうことだ。
当時の小沢幹事長は、金丸副総理の側で交渉に立ち会ったので日本皇民党の政治影響力は強烈に脳裏に刷り込まれたはずだ。
ちなみに本紙川上には、稲本虎翁総裁が「誠嵐新聞」を創刊した時にいくらか手伝った経緯がある。
香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その82)
使用者責任を解決せぬ山口組の事情
「パン、パン…パン、パン、バァン」
平成9年11月29日夜10時半、家族団欒の居間に向け4発の銃弾が撃ち込まれた。最後の一発は拳銃トカレフが暴発。
五代目山口組若林組の拳銃発砲や鉄パイプ襲撃からもすでに10年余も経った。また、六代目山口組二代目若林組の拳銃襲撃事件からでも来月で4年を迎えることになる。
事件の真相はすでに分かりつつも、まだ本紙川上との使用者責任の解決には到っていない。来年4月の桜の咲くころには、刑期を終えた六代目山口組司忍組長も出所するというのにである。
三代目山口組田岡一雄組長の任侠道は、いったいどこにいったのだろう。司忍組長が入所前に掲げた「ヤクザの原点回帰」をもう一度想い起こす必要があるのではなかろうか。
さて、小沢一郎幹事長の収支報告書虚偽記載から、本紙川上の平成18年3月7日に発生した拳銃襲撃事件解決のヒントがあるかも。
というのは、水谷建設元会長が小沢幹事長の石川知裕秘書に現金5千万円を渡した平成16年10月15日という日は、五代目山口組の盛力健児会長(当時)が五代目渡辺組長の使用者責任の取り下げ交渉を始めようとした日なのである。
また平成16年は、東北地方の鹿島建設では弘道会と日本皇民党、一方、四国地方の西松建設では侠友会と日本士道会(若林組)がゼネコン裏金疑惑で暗躍していた時期でもあるのだ。
まさかの殺害の失敗 長引く裁判は若林組の擁護から
さて、本題の「捜査放棄と冤罪捜査」に話をもどそう。
今月号の2面にも掲載したが、小沢幹事長はなぜ収支報告書に虚偽記載をしなければならなかったのか?を考えるとき、六代目山口組高山若頭(実質トップ)は、なぜ本紙川上の使用者責任を解決できないのか?と疑問を持たざるをえない。
ヤクザは、そもそもアウトローに生きる人たちの集まりであるなら、本紙川上の使用者責任の裁判も司法にゆだねることなく山口組の内部で仕舞いするのが筋ではないのか。
本紙川上は平成16年10月21日の盛力健児会長(当時)との席でこう言った。
「私は山口組に歯向かうつもりはまったくありません。
日本の背骨である公務員が腐れば日本の国はダメになります。その公務員の警察官が若林組と手を結んで私を殺しに来たり、ヤクザの近藤秀三郎さんを冤罪で逮捕したりすることを許せないのです。
ですから、若林組の実行犯らに腐敗警察官を抱いて自首させてください」
後日これらの内容は、五代目山口組執行部の岸本総本部長に本紙川上の肉声テープとして届けられ、真相が浮かび上がる裁判中は本紙川上に危害を加えないという男の約束で五代目組長の使用者責任を取り下げたのである。
これらの経過からすれば、いまだに二代目若林組篠原組長を擁護する高山若頭は、ひょっとすると平成18年3月7日の拳銃発砲事件には関与していたのかなぁーという素朴な疑念が頭をもたげてくるではないか。
まして平成16年ごろから、二代目弘道会の高山会長は、小沢幹事長の民主党を支持する方向に傾いていったのではという情報が入ってきたからなおさらだ。
山口組の使用者責任を問う高松高裁の裁判も、2月1日で結審。判決前に平成19年2月号本紙で殺害指示の動機に迫ってみよう。
《ズバリ、本紙川上の殺害の意思を固めたのは、平成17年12月23日、神戸地裁で法廷に立った二代目若林組の川井本部長の証言であろう。
証人・川井の証言内容によって、事態は腐敗警官にまで迫ってくる危機を察知したのではないだろうか。
以下、司直や裏社会に詳しい人たちの話をまとめてみるとこうなる。
▼平成17年暮れの二代目若林組川井本部長の証言以来、香川県警の刑事部長を経験した大成建設の黒川部長、全日空クレメントの川元部長が、愛媛の山口組直参Y組を訪ねた。
▼平成18年1月、二代目若林組篠原組長が淡路の侠友会寺岡会長を2、3度訪ねた。
▽平成18年1月30日、本紙川上が神戸地裁で腐敗警官と広沢こと黄津一の癒着などを証言して結審。
▼平成18年2月6日、本紙川上の殺害を命じられた二代目若林組・森裕之組長秘書に使用者責任を免れるための偽装破門状が出された。
▼平成18年3月7日19時20分、本紙川上の帰宅時、二代目若林組の指示を受けた森裕之組長秘書が殺害を目的に拳銃3発を至近距離から発射。危機一髪、3発のうちの1発が右足の踵に損傷を与えて死に至る難を逃れた。
これまでをまとめるとこうなる。
腐敗警官である元刑事部長の黒川、川元らが、山口組の方針(五代目山口組と本紙川上との約束)を覆させるために愛媛のY組に根回しをした。
その後、二代目若林組篠原組長が、六代目山口組の中四国ブロック長であった淡路の侠友会寺岡会長と本紙川上の殺害を打ち合わせた。
これらの動きを可能にした背景にも触れてみよう。
まず、大成建設と西松建設は談合のコンビで、常々、談合を追及していた四国タイムズに対して歯痒さを持っていた。そして注目しなければならないのは、大成建設の黒川部長と、西松建設の梅枝(うめがい)副支店長の存在。
なぜなら、西松建設の梅枝副支店長は、六代目山口組中四国ブロック長であった寺岡会長とは切っても切れない仲だから。となれば平成18年3月7日に発生した二代目若林組の森組員による発砲事件は、腐敗警官に迫る捜査を、本紙川上の殺害で回避しょうとした大成建設・西松建設の裏JVとも考えられる。死人に口なしとは、このことなのか》
来年春の六代目組長出所までにはスッキリしたいものだ。
六代目山口組司忍組長へ
許されますか報道人への銃撃
銃撃後の本紙から。
「頑張れ香川県警、腐敗警官に負けるな」
六代目山口組司忍組長にお願いがあります。
国の根本的な危機に面した時は、敵も味方もないはずです。日本の背骨である公務員が腐れば国はなくなります。
テロや戦争がないからヤクザ稼業も成り立つのではないでしょうか。
戦後の混乱期、三代目山口組田岡一雄組長は、神戸の水上警察署の一日署長を務めて治安維持で警察に協力したと聞いたことがあります。
ここ一番という時には、警察もヤクザも協力して国を守らなければならない、ということではないでしょうか。
本紙川上は、今、命を落とすわけにはいきません。お察し頂ければ幸いです。
一面識もない者の、身勝手なお願いをお許しください。
六代目山口組
司忍組長様
平成18年6月4日
四国タイムズ川上道大
新井哲二・丸亀市長の暴走K
大成から清水建設で小早川部長が暗躍
鳩山総理の偽装献金、小沢幹事長の収支報告書の虚偽記載で東京地検特捜部は大忙しである。日々、新聞やテレビで報道されない日はない。抵抗する小沢幹事長を、所得税法違反容疑で立件する動きもあるので期待したい。
いや待てよ。本紙川上が丸亀市の新井哲二市長を捜査機関に告発したのは、5ヵ月余り前の昨年の8月24日だったはずだ。
【告発の趣旨】
《被告発人とその関係者の所為は、政治資金規正法9条、12条、第22条の3(寄付の質的制限)に違反し、また、贈収賄、ならびに斡旋利得等の疑いがあると考えられるので、捜査の上、被告発人とその関係者の厳重な処罰を求めるため告発いたします。》
鳩山総理と小沢幹事長の容疑内容を新聞紙上で見ていると、新井市長の疑惑事実はそれらの比でなく悪質であるといわざるをえない。まして新井市長の場合は、秘書を介在さすことなく自身でカネの振込みを強要し、収支報告書には不記載などの虚偽記載であるから捜査もやりやすいのではあるまいか。
さて、本題に戻ろう。
平成21年11月号本紙の、
「新井哲二・丸亀市長の暴走
落札業者の設計業務は一括丸投げか!」が波紋を呼び、業界の熾烈な営業が水面下で繰り広げられているという。
まず、大成建設四国支店の小橋副支店長が逃げ出し辞めた。その間隙を縫って、清水建設の宮本社長が丸亀市に入り、丸亀商工会議所の橘会頭と昼食しながらの作戦会議。
もちろん、清水建設の小早川営業部長を新井市長に後押しするためだ。
さて、清水建設の小早川芳信営業部長が、疑惑渦巻く丸亀市の公共工事に携わるに相応しいかどうかを調べてみる。
それにしても、どこに行けば小早川部長に会えるのか?
南古馬場、フエリー通り西入る北二つ目ビル3Fママゴルフ。
夜の7時から8時にかけて行けば、店のカウンターに座っている小早川部長に必ず会えるという。しかし、清水建設の下請け業者と裏金の密談をしている時や、ママとゴルフの話をしている時には、そばに行かないようにと念押しされた。
瀬戸内学院の迷走I
北井校長が公益通報者探しで調査会
瀬戸内学院がある三豊市、そこの市長選挙は先月17日が告示。朝の8時半から横山忠始・市長候補が第一声を上げるというので、本紙川上も選挙事務所に顔を出した。
集まった報道陣の中から産経支局長が「三豊市で何か(不正)あったのですか?」
と、本紙川上に問いかけたので、「いや、真鍋知事の首を取ったのですから、この機会に全県下の首長選挙には顔を出そうと思いましてね」と答えておいた。
要するに、真鍋知事が引退して次の知事に替われば、この機会に香川県の全市町も古い従来の体質から脱皮をしなければならない、ということを言いたかったのだ。悪い虫がつかないように目を光らす必要があるではないか。
信任無投票で選ばれた横山市長も、真鍋知事から押し付けられた清水前副市長から佐子副市長に補佐役も替わったので、市民に応えられる政治を行えるのではなかろうか。
また、こんなこともあった。
出陣式で挨拶した横山市長候補の後援会会長は、なんと、本紙川上高校時代の校長であった松繁先生である。候補者が出発した後、松繁先生は、「君の新聞に、自分のことを鬼の川上と書いているけど、僕からみれば君は仏の川上だよ…」とおっしゃった。
本紙川上からすれば、恥ずかしいやら嬉しいやらで複雑な気持ち。鬼を辞めて早く本当の川上になりたいものだ。
さて、鬼の川上をここで辞めるのはまだ早い。なにしろ三豊市の香川西高校の偽装問題がまだ解決できていないではないか。
サッカーを喰い物にするのか 大浦監督の不透明な資金の流れ
横山市長が、清水副市長を佐子副市長へと交替させた三豊市は、今回の市長再選で大きな変革期を迎えたようだ。「10ヶ条マニフェスト」も市民と約束し、やる気満々であるから頼もしい。
そのマニフェストの一つにこうある。
「情報公開をさらに一歩進め、市政報告を市民に直接、定期的に行います」
要するに、市民から情報公開を請求される前に、三豊市の方から積極的に情報を公開提供するということだ。
本紙川上は、瀬戸内学院・香川西高校の北井校長に言いたい。
「県や三豊市から血税の補助金を投入されている香川西高の校長が、本紙への内部情報者探しを企てるとは何事か。
学校内に調査会まで設けて、情報提供者を探し出そうとする北井校長は、校長の資格はない」と。
横山市長にもお願いしたい。
香川西高は、三豊市に習って金銭的不正撲滅のために情報公開を一歩前進させること。
もう一つ、三豊市職員の質の向上を図るのであれば、香川西高の北井校長と大浦監督の質の向上をも図ってほしい。それも、その公開する情報は虚偽記載ではなく事実の情報に限定するという条件付で。
さてここで、内部告発と公益通報者保護法について触れてみよう。
《公益通報者保護法は、内部告発のうち法が規定する要件をクリアーしたものに限り、「公益通報」という新たなプラスイメージをもつ概念を与え、通報された側からの報復として行われる解雇や不利益な取り扱いを法律で禁止することとし、内部告発の「密告」にも通じるイメージを変化させるという役割を果たした》(内部告発と公益通報者保護法、法律文化社)
本紙が連載で扱っている瀬戸内学院・香川西高校の金銭的不正や、国民の生命に関わる新型インフルエンザ偽装情報は、間違いなく公益通報者保護法で守られているはずだ。
それでは、前号に続けて大浦監督の不正について。
《NPO法人オリーブは、大浦監督が運営するサッカーに関係する非営利目的の法人である。
NPO法人という性質上、会計報告等が義務づけられており、その報告はなされている。その報告の内容についてやや疑問を感じる部分もあるものの、それ自体から大きな問題として本紙が取り上げようとしているのではない。
一方で大浦監督は少年サッカーに関する香川西少年サッカークラブという団体をも運営している。その団体に参加している父兄が、資金の流れに関する不満をしばしば口に出しているようだ。その内容は単純で、NPO法人において計上した費用について、香川西少年サッカークラブでも父兄に費用徴収を行い、二重に集めた資金がその後何に使われたのかわからない状況にあるというものだ。
こちらは、会計報告等が十分になされず曖昧な収支報告に終始しているという。公表の義務がないことを逆手に取った不正ととられてもしかたがない。こうした事案は、香川西高校にも波及させ、二重どころか三重にも費用徴収している疑いもあるようだ。
例えば、夜間のサッカー練習には、グラウンドの照明施設を使わざるを得ない。その照明の電気代は父兄から徴収していながら、徴収された資金は学校に納められた形跡がない。当然、その電気代は学校に対して請求され、学校が支払っている。この点については、学校の事務担当者がその問題を指摘したことがある。
また、少年サッカークラブの移動についても香川西高校所有のバスを使用しているが、その車検代も父兄から徴収したことがあるという。この資金についても学校には納められていないようだ。
このように、複数のサッカー団体の運営をすることによって二重三重にカネの徴収が可能になり、その資金の使途が不明であるとは由々しき問題だ。
まして少年サッカークラブの会計を、大浦監督の妻が一手に処理しているともなればなおさら疑われても仕方がない。なにしろ北井校長や大浦監督は、新型インフルでも自己の目的や保身のために偽装や隠蔽工作した過去がある。
昨年の10月23日問題についても、出勤簿が新型インフル感染で特別休暇になったが、10日間ほど押印の機会がなかったことを悪用し、後日あたかも10月23日午後には出勤したかのように出勤簿に押印したという経緯があるから事態は深刻だ。
事実解明には、他の職員によって記録された「学校日誌」と、偽装された「出勤簿」を照合することで真相が見えてくるはずだ。
三豊市長の判断を仰ぎたい。
真鍋知事の引退はタイムズから(U)
さらに本紙が次期知事候補を占う!
「本紙の前号(1月)は読んだ。タイムズさん、しっかりしてくださいよ。まだほかにも知事候補の名は聞こえてきますよ…」
読者からのお叱りである。
本紙が前回に掲載した巷に聞こえる香川県知事の候補者の名は、すでに立候補表明した渡辺智子氏を除くと、
1)塩田幸雄氏。
2)峰久幸義氏。
3)大西秀人氏。
4)山内俊夫氏。
5)田尾和俊氏。
6)有岡元県総務部長。
7)田中壮一郎氏。
という面々であった。
それでは、公正を期するために、その後、本紙川上の耳に聞こえた知事候補者について記してみる。
8)日本の男性漫才師で「ウッチャンナンチャン」のナンチャンこと南原清隆氏が、真鍋知事の後継者には似合うのではないかという人もいた。理由を訊ねると、現在落ち込んでいる香川県民には、楽しい人がいいのではという返答であった。
9)民主党から高松市議選で当選した岡野朱里子氏。夏の参議院議員にという人もいたが、若くて美人だから香川県知事に立候補すれば当選するかもとの返答があった。
10)現在3期目の自民党県議会議員の都村尚志氏。
平成10年夏の知事選挙では、氏の父親である都村忠弘自民党県議会会長が知事に立候補する予定で現職県議を辞めた。ところが、都村知事が誕生すれば、自民党県議の古株である木村嘉巳氏の悪影響があり過ぎるという理由でこの夢は幻に終わった。本当は自民党県議会の立候補者の決め方に問題があったようだ。
11)「構想日本」代表の加藤秀樹氏。高松高校昭和43年卒で、7)田中氏とは同期。事業仕分けの生みの親で、知事候補というよりは、むしろ自民党の参議院議員で12年間じっくり日本の構想を練ってもらいたい逸材だ。
本紙は公正を期するために、これら11人以外にも、香川県知事候補に相応しい人材を是非紹介してほしいものだ。