『へらこい県民性会議』
浜田恵造会長に香川県知事をやめてもらいましょう
小川和彦氏に県人事委員をやめてもらいましょう
水本勝規氏に県会議員をやめてもらいましょう
西川昭吾氏に県会議員をやめてもらいましょう
腐敗の連鎖にメス 際立つオペレーションの姿勢
本紙追及の若林組、後なし!
追い詰めるオペレーション、完全壊滅へ。
「初めて具体的に対象者を名指しします。ええ、(四国)タイムズの読者ならばもう、周知のことですが、われわれの立場でその名を明らかにするということは、これは初めてのことですからね。
ええ、その名は若林組です、正確にいえば二代目若林組、ということですか、同組にはわれわれの方から引導を渡そうと思っています」。
こうハッキリと言ってのけるのは、いうまでもない、警察首脳である。
しかしながら、このような具体的名称が同氏から語られるのは初めてのことである。それはあながち本紙向け、ということだけでもないようである。
「ある意味、タイムズ読者においては判りきったことですからね、それでもこれまでは敢えてこの具体的名称は口にしてこなかった。これはわれわれのような立場における禁忌でもあるのです。だからタイムズに対してもその禁忌は遵守してきたのです。
しかしですね、その状況はすでに大きく変わってきているのです、特に二つの面でね…」。
ここで挙げている二つのうちのひとつとは、本紙でも毎回指摘している首長≠サれも、前職も現職も、また元職も含む、その点であろう。
「そうですね…」。
含み笑いをたたえながら首脳はこれを肯定する。
するともうひとつ、というのは、どういうことになるのか。
「いうまでもなく、目下、警察庁が全力を挙げて取り組んでいる暴力団対策なのです」。
と、こういう展開となったのだ。そこで今度こそハッキリと出てきた、オペレーションの対象者。この具体的名称の開陳の意味は大きい。
「さて、次の私たちの動きをご覧になって下さい」。
そこでいつものようにいくつかの報道記事が開示された。
いずれもいわば直近に起きている事態である。ここに披露しよう。
《遺言書偽造容疑で元組員ら逮捕85歳女性の土地取得
85歳で死亡した東京・浅草の身寄りのない女性の遺言書を偽造した疑いが強まったとして、警視庁は1日、埼玉県八潮市、指定暴力団山口組系の元組員北村信(51)、東京都国立市、無職岡宗晶子(75)の両容疑者ら4人を有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕した。女性が所有していた土地は遺言書通り岡宗容疑者に遺贈されたあと、別の暴力団組長が代表者だった宗教法人を経て売却されていた。1億円以上の預貯金なども遺贈された疑いがあるという。
警視庁は、グループが女性の財産を不正に取得した疑いが強く、利益の一部は暴力団に流れた可能性もあるとみて捜査。暴力団が、身寄りのないまま亡くなっていく高齢者の資産に狙いをつけ始めたとみている。遺言書偽造の摘発自体、極めて異例という。
捜査関係者などによると、女性は東京都台東区浅草3丁目の一軒家で一人暮らしを続け、2007年2月に病死した。北村容疑者らは共謀し、08年6〜9月ごろ、すべての遺産を岡宗容疑者に渡すとの内容の女性名の虚偽の遺言書を作成し、東京家裁に提出した疑いが持たれている。
関係者によると、偽の遺言書はA4判ほどの紙に女性の筆跡をまねて書かれ、女性の署名と押印があったという。〜中略〜また、捜査関係者によると、宗教法人の代表者には04年から08年まで山口組弘道会系組長が就いていた。警視庁は税制上の優遇措置がある宗教法人をグループが利用した疑いもあるとみて、経緯を調べる》(平成23年2月1日付朝日新聞)
「この事件は異色です、目下、われわれが本気で取り組んでいる、暴力団壊滅の一環であることも確かです。しかし、この事件は何を隠そう、われわれオペレーションが秘かに、秘かに潜行して続けていた若林組取潰作戦の発露のひとつなのです。
(この事件の)登場人物との(若林組壊滅作戦)繋がり?
そう、その点は最も重要なところですね。この土地詐取事件を構成している人物はこれまでまったく登場してこなかった人物ですね。ただそれは水面上に浮上してこなかった、というだけなのです。ここに逮捕した連中とそのウラにいるいわば本尊ですが、これが、極心連合なのです。ここに出てくる宗教法人は弘道会という殻をかぶっていますが、実際のご本尊は極心連合なのですね。
もうおわかりでしょう、ここで若林組との関係が出てきます。驚いたことに、この手口はここ讃岐でもしばしば使っていたのです。詳しいことはご本尊の逮捕並びにこれから完全にやり遂げる若林組の壊滅オペを完了させた上で全部お話ししますが、高松市のみならず周辺の市町村で同じような手口で土地を詐取している例があるのです。
それともうひとつ、これは目下世間を大きく騒がせている事件があります、これも実は先の事件と同様、極心連合、そして若林組の壊滅に繋がる一端を担う事件のひとつなのです。それはこれです…」。
そして、首脳はもうひとつの報道資料を見せた。
若林組の壊滅頂上作戦 警察浄化へのワンステップ
《岡本ホテル:元オーナー側暴力団側に数億円を振り込む
老舗温泉旅館「岡本ホテル」(静岡県熱海市)などの温泉ホテルグループを舞台にした巨額詐欺事件で、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)容疑で逮捕されたグループの元オーナー、大東(おおひがし)正博容疑者(59)側から指定暴力団山口組の3次団体に数億円が振り込まれていたことが、捜査関係者への取材で分かった。警視庁と静岡県警などの合同捜査本部は8日、会員制温泉クラブ「岡本倶楽部(くらぶ)」の営業担当者ら7人も逮捕し、逮捕者は計10人になった。捜査本部は、大東容疑者らが元本を保証するなどと偽り、約8000人から預託金二百数十億円を集め、一部が暴力団の資金源になったとみている。
捜査関係者によると、暴力団側への振り込み名目は「会員権募集のコミッション(手数料)」。大東容疑者は元山口組系組員で、複数の有力組長と親交があったという。
一方、岡本倶楽部が09年9月時点で約150億円の債務超過だったことも判明。グループの会員権販売・管理会社「オー・エム・シー」(破産手続き中)が集めた預託金約190億円に対し、同社の資産評価額は約45億円に過ぎなかったという。捜査本部によると、被害者は関東地方を中心に28都道府県にまたがり、50〜70代の中高年者が大半を占めているという》(平成23年2月8日付毎日新聞)
この事件についてはここで多くを語る必要はないであろう。先月より巷間を騒がせている大きな事件≠ナある。
この報道を見て、高齢者の中心とした多くの人らは、『他人事とは思えない』と感じたに相違ない。それだけに事件に対する関心度も注目度も高いのである。
オペレーション究極の目的『警察浄化、行政浄化』この原点が今、すべて明らかに!
「結局、われわれオペレーションは、究極の目標として、若林組の壊滅だけではないのです。もうおわかりになっていらっしゃるはずですが、そこから先は、オペレーションの原点、すなわち、警察の改革なのです。警察の改革、それすなわち、悪徳警察官の駆逐、香川県あるいは高松市行政との腐敗の連鎖、暴力団の用心棒と化している警察官の一斉駆逐、それこそがオペレーションの原点であるわけです。
結果的にはそれ以上の広がりを見せてきたわけですが、この原点が今、完了します。まずは若林組の壊滅、そして、香川県警の大掃除、さらには香川における行政の浄化、こういう段階です。
段階といってもこれらはもう一斉に開始されます。今議会においては大きな山場が重なってくることだけはここにお伝えしておきましょう。
首長らに対する捜査は、明確に、また、ほぼ予定のスケジュールに則って進行しています。今の時代に、もう、意外、という文字はありません。いつでもどこでも、どんなことでも起こり得る時代です。これまでの陰鬱な柵(しがらみ)は、全て一掃させる。タイムズひとりで頑張ってきたこの作業を、われわれがお手伝いする以上、生半可な結果は残せないのです」。
オペレーションの姿勢がここに来て際立ってきた。
タイムズとの共同歩調という観点からすれば、こちらにして同様である。
「〈検察改革〉特捜部存続論強まる在り方検討会議」
《存廃を巡っては「権力犯罪捜査への国民の期待は依然高い」などと存続を求める声が多数出た一方、捜査のチェック機能強化を求める意見も相次いだ。
但木敬一・元検事総長は「捜査のアンテナの一部を廃棄してしまえば、その部分の権力犯罪を摘発できなくなる。それを国民が願っているとは思わない」と存続論を展開。一方で「捜査する者がそのまま起訴すれば公訴官としての視点が甘くなる。公判部など機能の違う所が(起訴を)チェックすべきだ」と注文を付けた。
佐藤英彦・元警察庁長官は「特捜部は存続すべきだが、東京、大阪、名古屋にある特捜部を整理再編して東京と大阪に集約する」と提案。名称も「特別な捜査部に所属している錯覚が生まれる。捜査部に改める」と提案した》(2月10日付毎日新聞)
この記事における佐藤英彦元警察庁長官の発言に注目して欲しい。短い言葉の中にタイムズとの阿吽の呼吸を感じるはずである。ちなみに佐藤元長官は、警察庁入庁(1968年)同期に、兼元俊徳氏(内閣情報調査室長)がいる。タイムズの素晴らしき理解者で支援者であった古武士・故兼元徳二翁のご子息である。
長かった捜査の軌跡にようやく句読点が書き加えられようとしている。本紙はそれでも前に向かって歩んでいく。
真鍋県政の後継知事に疑念
中国買春県議の事務所開きに浜田知事
47都道府県中、日本で一番面積の小さい県は香川県。
この小さい県から、弘法大師、大平総理、大蔵大臣の数5人などが香川県から輩出されたのは、県民が日本に誇れることだ。栗林公園、屋島、金毘羅さんや、讃岐うどんなど恵まれた観光資源もいっぱいある。
ただ、他県に比べ恵まれすぎているのか、他力本願のぶら下がり人生の人が多いのも事実で、「へらこい」県民性は、多分にこれらから派生したのではあるまいか。
平成22年12月13日付四国新聞に、的を射た記事を見つけたので目を通してみよう。
《「へらこい」とされる香川の県民性が、交通事故の多発にどう影響しているか探ろうと、県交通安全県民会議(会長・浜田知事)は来年1月、県や県警などでつくる交通事故多発要因調査委員会を立ち上げる。県民意識と事故の関係を本格的に調査するのは初めて。アンケートなどで運転者や歩行者の行動を分析し、県民性を踏まえた安全対策を検討。人口当たりの事故件数で全国ワーストが続く汚名の返上を目指す。》
「へらこい県民性会議」会長が浜田恵造知事となれば、ドンピシャリ。なぜなら、本紙川上がお膳立てした知事ポストを挨拶ぬきでパクつく性格は、「へらこい県民性会議」の会長に最も相応しいからだ。
不純な動機で香川県知事が誕生 県副知事は中央人事で独裁県政か
本紙の追及で退陣した真鍋県政の後を継いだ浜田知事が、またもや中央コントロール型県政を敷こうと企んでいるようだ。
香川の現状を知るため要点を簡単に整理してみよう。
平成10年夏に誕生した真鍋知事は、当初、本多出納長を副知事にと画策したが本紙の追及で断念し、川北環境部長を副知事に選んだ。その後、3期目の真鍋知事は延命工作のために川北副知事を切って、泉出納長を副知事にと再び画策したが、やはり本紙の執拗な追及で断念し高木議会事務局長が副知事として誕生した。
そして、本紙の平成21年12月号で真鍋知事が出馬そのものを断念し、真鍋県政は幕を閉じることとなった。
やっと、香川県政にも夜明けが訪れるのかと県民が期待していた矢先、香川の事情を全く知らない無職の浜田恵造氏が、再々就職のために知事選に出馬。
そして今。どうも浜田知事が、またもや、高木副知事を切って中央から官僚を担ぎ出すのではないかという気配を本紙川上は感じてならない。
なぜなら、典型的な官僚タイプの浜田知事が独裁県政を敷くため、県民からでは手が届かない中央官僚を副知事に迎え、議会対策を観音寺一高卒の議員を側近に据えて体制を固めようとしているからだ。
エジプト、リビアなどの独裁政治が崩壊するこの時期、あえて時代に逆行しようとする浜田県政を本紙川上は看過できないではないか。
さて本紙川上は、先(2)月14日朝10時に高城宗幸県議の事務所開きに顔を出した。
浜田知事、白川観音寺市長の観音寺一高卒の2人がこんな挨拶をした。
「香川県知事、観音寺市の市長は観音寺一高卒。県会に高城先生を最高得票で当選させ、観音寺一高卒が香川県を牛耳ろう!」
要約すれば2人ともこう言って挨拶を終え、次の篠原県議の事務所開きに飛び出ていった。結局この日は、観音寺選挙区の佐伯県議、高城県議、篠原県会議長の3人の事務所開きに選挙の応援に駆け付けたということか。
これって、選挙運動ではないの?常識で考えれば、香川県知事が、特定の県会議員の応援にいくのは如何なものかということだ。
本紙川上は、ここでハタと高城県議、白川市長、浜田知事の共通の奇妙な一致に気がついた。それは女だ。
まず、平成22年11月12日号の週刊ポスト。
《尖閣諸島問題で日中が緊迫関係にある最中、中国で日本人を巡る重大事件が起きていた。舞台となったのは、北京、上海に次いで中国第三の都市といわれる広東省の省都・広州。貿易港として古くから栄えた歴史を持ち、現在も経済が活発で、日系企業が数多く進出している。
事件は、10月中旬の日の深夜に起こった。商業区域に立つ大型ホテルで、日本の有名企業の社員が7人も逮捕されたというのだ。
現地在住3年目になる商社マンは逮捕の話を耳にしたとき、まず企業名に驚いたという。
「世界的に名の通った会社で、広州にも関連企業が複数あります。事件の翌日頃から『日本から来ていた出張グループが夜の街に繰り出し、集団で買春したところを一網打尽にされた』と駐在員の間で話題になり始めた」
彼らが向かったのは、日本人向けカラオケスナックだった。といっても中国の場合は、実態は売春斡旋所に近い。カラオケを楽しんだ後、気に入った子がいれば連れ出すことができるシステムだ。広州では、日本語ができるホステスも多く、総額で2万円前後かかるものの出張族には人気。
もっとも、中国国内で買春は「治安管理処罰法」で罰せられる違法行為。違反すると15日以下の拘留に加え、5000元以下の罰金、場合によっては国外退去を命じられることもある。…》
1年ほど前、本紙川上は高城宗幸県議に中国での買春を取材したことがある。
「ずいぶん前の話で、自分が観音寺市の市会議員の時…、
加ト吉の視察旅行で…」
要は、カネで中国人の女性を買ったと認めたのだ。
また、白川晴司観音寺市長も百十四銀行の女性行員と不倫中。浜田知事も単身赴任の一人身なので香川県民としては不倫騒動が心配だ。
中国上海線の格安料金に疑念
浜田知事の不純な動機ならば許されず
真鍋知事の正式な退任は、昨年の9月3日、浜田知事の初登庁は9月6日だ。
中国で日本人を巡る重大事件が起きていたのは、10月中旬の日の深夜、浜田知事が春秋航空に高松〜上海線就航のトップ交渉を開始する時期に符合する。日本の有名企業の社員が7人も逮捕されたというのだから、浜田知事もニュースを知らないわけではなかろう。
週刊ポストの続き。
《「彼らがカラオケから小姐(ホステス)を宿泊中のホテルに連れ込んで、服を脱ぎ、まさにことを行なおうとした瞬間に、公安員が雪崩れ込むように部屋に突入して現場を押さえたと聞きました。あまりにタイミングが良すぎる。カラオケの時点から狙われていたのでしょうね」(前出の商社マン)
逮捕現場とされるホテルを実際に取材した。車寄せ近くには〈公安〉と書かれた車両が待機し、物々しい空気。夜になると、ホテルの職員が館内を出入りする女性にルームキーの提示を求める姿も頻繁に目撃された。
現地で水商売を営む日本人女性がいう。「尖閣問題が起きてから、公安が日本人への対応を厳しくしている。家族で食事しているところを職務質問され、その場でパスポートを提示できなかったために罰金を科された日本人の話を最近よく聞きます。行政自体が不審な外国人を見つけたら通報するよう奨励し、場所によっては密告で報奨金まで出すのですから……」
よりによって、そんな状況下で違法行為に及ぶとは…》
どうであろう。本紙があえてこれらの記事を掲載する訳は、浜田知事が単身赴任の身であるということ。
側近のブレーンに、中国で買春の実績がある高城宗幸県議や、不倫中の白川晴司観音寺市長を据えているとなればなおさらだ。
高松〜上海間の定期チャーター便で県が23年度には2億9千万の予算を、一往復で最大約70万円も支給するとなれば他人ごとではないはずだ。
香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その95)
二代目若林組はミネラルウオーターで溺死
来(4)月、まさに桜の花咲くころ、六代目山口組司忍組長が長期収監を終えて出所する。昨年暮れには、若頭の高山清司弘道会会長が逮捕起訴されたので、丁度、交替のような格好だ。
いまは、オリーブ・オペレーションの作戦が佳境を迎えているようだ。本紙川上も耳にしたのであるが、最近、山口組の直参組長が2人も自殺、下部組織ではクーデターまでも起きているという。まるで、エジプトやリビアの独裁国家の様相を想像させる。
こんな話も聞いた。
「篠原は若頭の機嫌取りでミネラルウオーターをバカ買いしよる。あんな買うたら、風呂にでも使わなさばけんがな。そのうち、若頭がやっとる葬式会館まで使うようになるんと違うか」
「そらそうよ。篠原は若頭の機嫌とらな、この世界でおれんがな…」
これは、関西の裏社会の人たちの仲間内の会話である。
篠原とは二代目若林組の篠原重則組長、若頭とは、六代目山口組若頭の高山清司弘道会会長のこと。ミネラルウオーター(アトレジャパン)と葬祭会館(エタナール)とは、高山若頭の実質会社といわれ、高橋辰博社長が経営にあたっている会社だ。
日本士道会のミネラルを洗え 除籍の川原豪と松下浩文会長の仲
「山口組、弘道会を壊滅させる」
警察庁安藤隆春長官のこの言葉の重みが、今まさに感じてくる今日この頃だ。
さて話を、わが香川の若林組に戻そう。
要は、平成18年3月7日、本紙川上の殺害に失敗した篠原重則組長は、山口組でヤクザを続けていくためには高山若頭の機嫌を損ねることはできないということで、機嫌取りのために大量のミネラルを購入しているということだ。
ここで、2月19日付愛媛新聞に目を通して欲しい。
《神戸の仕入れ先捜索木村会、特商法違反容疑
指定暴力団山口組系木村会による特定商取引法違反容疑事件で、県警組織犯罪対策課などの合同捜査本部は18日までに、同会が販売したミネラルウオーターの仕入れ先などとして関連が浮上した神戸市兵庫区の飲料水などの販売会社を同法違反容疑で家宅捜索した。捜査関係者によると、捜査本部は捜索で伝票やパソコンなど300点以上を押収しており、木村会との取引の状況などを分析し、全容解明に努める。…》
続けて25日付。
《指定暴力団山口組系木村会による特定商取引法違反容疑事件で、県警組織犯罪対策課などの合同捜査本部は25日、同容疑で神戸市灘区の山口組総本部を家宅捜索した。県警が山口組総本部に家宅捜索に入るのは初めてという。
同課によると、家宅捜索は機動隊を含め100人態勢で実施。25日午前11時40分、盾を持った県警機動隊員が警戒する中、腕章をした合同捜査本部の捜査員が次々と山口組総本部に入った。同容疑事件の裏付け捜査のためとしている。》
どうであろう。愛媛県警が神戸の山口組総本部に県警としては一番槍を突き付けた。
豊島産廃の不法投棄では香川県警ではなく兵庫県警が、山口組直参組長の暴力団事件では香川県警ではなく愛媛県警が捜査に着手したのだ。
本紙川上が、香川県警頑張れと、香川県警の足を引っ張る腐敗警官を徹底して追及するのも無理ないではないか。
さて、愚痴はこれぐらいにして本題に入ろう。
山口組直参の中で、高山若頭のミネラルウオーターを一番大量に買うのは、何を隠そう、二代目若林組篠原重則組長なのだ。ミネラルの仕入責任者は、若林組舎弟頭補佐の松下浩文・日本士道会会長で、担当事業部長は三野副会長というところか。
これでは若林組の組員もたまったものではない。
篠原組長の面子で、強制的に組員にミネラルを割り当てられるとは、まさか夢にも思っていなかったのではあるまいか。本紙川上はこの際、素直に同情する。
機は熟した。ここは香川県警の出番だ。
愛媛県警に先を越されたのを取り返すには、この時期をおいて他にない。組の運営に嫌気がさしている若い衆を、そっと呼び出してミネラルウオーターの件を聴き取りすれば必ずや真相を話してくれるはずだ。
それに二代目若林組の川原豪本部長補佐が、去年の11月に組から除籍されているのもチャンス。
というのも、松下会長と川原豪は、昔、スナックで組抜けの相談をしていたことがあった。4年前の本紙を記す。
川原「おじき、もうウチの組、もてまへんで、ワシらどうなりますんや」
松下「このまま行ったら、組はもう終わりや。お前も先のこと考えないかんで。ワシは、もう考えてるわ」
川原「えっ、それどういう事でっか」
松下「ワシは、よその組に兄弟分がおるから、ちゃんとレース組んでるわ」
川原「おじき、ワシも頼んまっさ」
香川県警の若林組への目こぼし
篠原重則・山口組直参が無免許運転
去年の夏、レインボー通りを南に向かっていた本紙川上は驚いた。丁度、信号待ちをしていた二代目若林組の篠原重則組長が運転する車を見つけたからだ。
トヨタ・白のアルファードで南から北に向けられ、同乗者の姿は見当たらない。山口組直参組長が、昼過ぎに若い衆の護衛もなく組長自身が運転するとは危機管理意識がないと山口組本部から注意を受けてもしかたあるまい。
待てよ。確か篠原組長は無免許のはずだ。親和会への報復拳銃発砲で懲役を務めた時に更新はできてないはず。
さて、山口組であれば無免許運転は許されるのかどうか、2月7日付産経に目を通してみよう。
《居住実体がないのに指定暴力団山口組系暴力団弘道会の事務所を現住所として運転免許証を更新したとして、警視庁浅草署は免状不実記載容疑で、東京都中野区の職業不詳の男(46)を逮捕した。男は容疑を認め、同組関係者を自称しているという。同署は処分保留で釈放している。》
続けて、2月25日付四国新聞。
《高松北署は24日、道交法違反(無免許運転)の疑いで、高松市福岡町1丁目、無職片山佑実容疑者(21)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は24日午前11時15分ごろ、同市西内町の県道で、無免許で乗用車を運転した疑い。》
二代目若林組本部事務所の駐車場は、「オークラホテル高松(北角幸弘社長)」の土地で、実質の所有者は上場企業の「オークラ工業」。条例施行前の善処に期待する。
暴力団排除推進条例の違反
生コン受注に浅田社長が暴力団を利用
昨年6月定例県議会の本会議で、有福哲二県議の一般質問に小島県警本部長がこう答えた。
「社会が一体となった暴力団排除活動の推進を目指し、実効性のある条例にしたい」
着々と暴力団を社会から排除しようとする動きが具体化してきた。香川県もこの2月定例議会で「香川県暴力団排除推進条例」が可決されるようだ。
さてここで、可決前の条例案で、事業者がしてはならない要点を抜粋する。
【利益の供与の禁止】
●暴力団の威力を利用する目的又は威力を利用したことの見返りに、暴力団員等に対して金品を渡すなどの利益の供与をしてはならない。
【威力の利用の禁止】
●利益の供与を行わなくても、暴力団の威力を利用してはならない。
どうであろう。これらは施行後、行政上の措置として取り扱われ、逮捕を伴う罰則もある。
ところで最近、日本士道会の街宣車が丸亀町G街区の工事現場や、市役所、県庁前などで街宣活動を繰り返している。内容はこうだ。
「この浅沼組が受注しているG街区工事には、地元対策費として巨額の血税が補助金として投入されている。…」
要は、大型工事(丸亀町G街区、県立中央病院)に絡んで、日本士道会が一役買っているということだ。
裏社会で取材してみると、東部生コン協同組合理事長の浅田稔五色台生コン社長が、生コンの受注を巡って日本士道会に依頼したようだ。生コン業界では、浅田社長が暴力団を利用して営業展開することは周知の事実。県立中央病院の建設工事に、暴力団を利用して五色台生コンが受注しようとは以ての外だ。
ちなみに浅田社長は、日本士道会松下浩文会長が、六代目山口組二代目若林組舎弟頭補佐であることを御存じか。
いやはや・・・。
検察の捜査回避で院政を決断
東かがわ藤井市長は中條前市長のダミー
平成4年1月号の四国タイムズを創刊してから19年余りが経った。本紙のデビュー戦は香川の東讃地区で、白鳥町、引田町、大内町である。今はこの三町が合併して東かがわ市となっている。
さて、今は時の人、三井環氏が登場する本紙の平成5年9月号を見てみよう。
「談合容疑の土建業者九名逮捕事件は告発から始まった」 「政治改革の口火となるか 本紙の追及が実る」
《八月十九日、高松地検は、白鳥町の公共工事について談合の容疑で土建業者七社の経営者や幹部の九名を逮捕し、三井次席検事と福嶋刑事部長が記者会見を行った。…》
どうであろう。平成5年4月に高松地検に着任した三井環次席が、本紙川上の告発を受理して、県警抜きの検察史上初めてである中小検察の独自捜査を成功させたのである。
懲りない面々は晩節を汚す 東かがわ市は中小検察の独自捜査1号
三井次席が陣頭指揮する高松地検は、この時、白鳥町の松村秀樹建設主任ら職員2名をも入札情報の漏えいで逮捕した。今の東かがわ市、松村秀樹総務部長がその人だ。
高松地検の捜査はこれだけに止まらず、庵治町の平井町長の逮捕、香川医大の贈収賄事件にも発展。三井次席の高松地検在籍中3年間に、独自捜査で47名を逮捕し160カ所を捜索、中小検察では類を見ない実績を残した。
その後、検察は地方の中小検察に特別刑事部を設置。これがいわゆる「中小検察の独自捜査」の元になったのだ。
そういう意味からすれば、三井環氏は「中小検察の独自捜査」の生みの親ともいえる。
さてここで、本紙川上は残念でならない事がある。それは、白鳥町の田中町長、引田町の三谷町長、それに大内町の町長であった東かがわ市の中條市長も本紙の追及で引退させたことは周知の事実であるが、活かされていないということだ。
要するに、前回の市長選挙で引退したはずの中條市長が、藤井秀城市長を誕生させて、利権がらみの院政裏市長として君臨しているということだ。
行政執行部には、東かがわ市の市長に藤井秀城氏、副市長に上村求氏、総務部長に松村秀樹氏。最高顧問的役には厚労省副大臣を務めた木村義雄氏、市議会議長には大山圓賀氏を配置したということになる。義弟の石川憲老人福祉施設協会会長は、また別格だ。
まぁー、見事といえばこれほど見事な腐敗権力構造の組み立てはなかろう。
さて先月末、本紙川上は旧白鳥町の町長であった久野氏に電話した。最近の東かがわ市の情勢を知るためである。
「…今、藤井後援会の会長をしているんです。前回、選挙の1ヵ月半余り前、会長を引き受けてほしいと7、8回も自宅に頼みに来たんです。何度も断わってたら、夜の12時ごろまで押し掛けてきて…。地縁のこともあって、しかたなく引き受けました。
今回も断わってはいるけど、そのままのメンバーで…」
本紙川上は久野氏にこう言った。
「行きがかり上、後援会会長はいいんじゃないですか。しかし、藤井市長の裏には、木村義雄や中條前市長が院政を敷いているということだけは知っておいてください」
さて、東かがわ市合併前の大内町の中條町長疑惑に戻ろう。要するに中條前市長の手口は、民間の開発事業に行政権力や予算を絡ませながら利益を貪る、ということだ。
平成5年に本紙が追及した大内町北山地区のリゾート開発や、義弟が経営する絹島荘に絡めて周辺の整備など、すべて民間の事業を核にして、行政機能をフル回転させるという老獪さだ。
また、三本松港に絡む香川県環境保全公社の産廃埋め立て、潟^ダノへの土地売却、東讃漁協への補償疑惑など、たえず疑惑が付きまとっているのが気になるではないか。
東かがわ市民は、覚醒を!
木村義雄の落選でやけ酒
大山圓賀議長が鳴門のモーテルで腹上死
木村義雄、衆議院選挙と、ネット検索に打ち込んだ。
《平成21年年8月30日に行われた第45回衆議院議員総選挙(香川県第2区)では、公明党の推薦も受けたが、民主党新人の玉木雄一郎に敗れ落選。比例代表での復活当選もならず、23年間守ってきた議席を失った。
平成22年7月11日に行われた第22回参議院議員通常選挙には自由民主党の比例区から出馬するも落選した》
木村義雄氏は、当選7回で閣僚(大臣)になっていない数少ない中の1人である。
厚労省の村木厚子課長(当時)が関わったとされた郵便不正事件は、当時の塩田幸雄部長と木村義雄元副大臣が逮捕されるべき事件である。本紙は自信を持ってそう報道してきた。これを潰したのは、木村が所属していた山崎拓元自民党副総裁筋と本紙川上はみた。
木村義雄元副大臣が逮捕されるべき事件は、本紙が追及していた疑惑でもことごとく潰された。1年半前の衆議院選挙落選時の選挙違反でもだ。
ところが、悪いことはできないもので異変が起こった。
お天道様はみていたのだ。
木村義雄の側近中の側近で、中條前東かがわ市長が当てにしていた大山市議会議長が、木村義雄の衆議院落選に落胆してか、やけ酒を飲んで情交中に腹上死したというのだ。
それも、昼過ぎから高速をとばして徳島鳴門のモーテルとは、何をかいわんやだ。
どちらにしても、時代は確かな手ごたえで移り変わっていることだけは間違いない。
後は、市民個々の常識という判断に期待する。
懲りない面々が利権を貪る
東かがわ中條市長の辞任動機は本紙
まず4年余り前の、平成18年10月号本紙、「東かがわ・中條市長の辞任動機は捜査の追及回避か」を思い出してほしい。懲りない面々が、性懲りもなく新たに利権構造を構築しているからだ。
《増田昌三・高松市長が「次期市長選挙には立候補せず、今の任期限りで市長職を退く」と来年4月に予定されている市長選挙には出馬しないことを先月12日に表明した。
この表明から一週間ほど経った9月20日、中條弘矩・東かがわ市長が、「市の行政組織としての骨格はほぼ出来上がった。区切りとけじめをつけたい」と、来年4月に予定されている市長選に出馬せず、今期限りでの辞任を表明した。
これら、両市長の表明を知った人達から、本紙川上は電話や手紙を受け取った。
県の幹部「川上さん、今年の初めには、増田市長は4期目も出馬すると強気だったんですよ。とうとう追い込んでしまいましたね」
大内町住民「中條市長は、あんたのことをビビり込んでるよ。高松市の老人ホームで、絹島荘の石川や西松建設のことをタイムズに載せるから」
他にもいろいろあるが、要約すれば「東かがわ市」のことをもっとしっかり監視しろというお叱りに近い内容である。
さっそく本紙は、東かがわ市の「議会だより」を取り寄せて見た。
▼新庁舎建設の疑惑
▼給食センターの疑惑
▼ベッセルおおちの疑惑
▼とらまる人形劇ミュージアム建設工事の疑惑
これら「議会だより」を見る限り、本紙が中條・大内町長を追及していた平成5、6年からまったく変わってないではないか。…》
どうであろう。4年前に増田市長と中條市長がそろって市長職を辞任したのは捜査の手を恐れたからだ。増田市長の命取りになった「あかね荘」疑惑は、東かがわ市出身の吉岡和子氏(高松商工会議所女性部長)が中心人物。
要するに、利権を貪るメンバーが、増田市長や中條市長とともに腐敗構造を構築していたということ。