国滅ぶとも正義は行おべし リオン小泉の咆哮が日本を覚醒!
『敵は官邸にあり!』
ライオンが、吼えた。そう、この闘いは今や天下分け目となった!
『これからの我が人生、その最後までをサムライと歩んでいくことを決意している!』、そして、
『今こそ敵は最大の危機感に苛まれている!今だ!今こそ、ジッと時機を見て、いざ、討ち入りじゃ!』。
ライオンの咆吼は、遠く未来にまで発せられた!
今、サムライは静かな気持ちで周辺の騒動をじっと見つめている。
周辺が騒げば騒ぐほど、サムライの行動はまるでこれから冬眠に入る動物のように静観の構えを見せ始めるのだ。
「それこそ真の武士の行動である。周りが騒ぐ、というのは、それすなわち事態に慌てている、ということに他ならない。そんなとき、実は自ら弱点を見せてしまっていることに気がつかない。慌ててばかりいるから、そんな大事なことにだって気づかないでいるのだ。
そんな人間の心理状態をサムライはすべて心得ている。だからこそ、サムライは今、まるで石像のようにじっと動かないでいるのだ。そのことを一番知っているのは、間違いなく、この私である!
だから今がチャンスぞ!今を逃したら、もう大きなチャンスは見えてこない。私は立ち上げる。私の生涯すべてを賭けた、ある最強の組織を!これからその全貌を徐々にではあるが開示していくことになろう。私はこの人生の最後までを、サムライとともに歩む決心をしている。
サムライとともに!
私は、この国を土俵際から土俵中心に戻していくことを決意している。
だからこそ、私はこの生の言葉を、我が国最後の正義貫徹の媒体である四国タイムズ≠セけに絞り込んでいるのだ。
今、私たちを取り囲んでいる敵≠ヘ、間違いなく最大の危機を迎えている。その焦り方が尋常ではないのだ」。
こういうのは、もう今さら説明の要はないであろう、そう、ライオンその人である。
ライオンにおけるサムライ川上に対するエピソードについては、先月もこんなことがあった。
緊急ニューストピック!
反原発コンサートで、本紙あてに、雄叫び!
小泉純一郎元首相は9月29日夜、音楽家の坂本龍一氏が呼びかけた脱原発コンサートに参加した。細川護熙元首相とともに集まった若者らに「原発ゼロの国をつくらないといけない」と呼びかけた。(朝日新聞9月30日付朝刊記事より抜粋引用)
ここまでが、いわゆる一般のニュース。
本紙においてはここからが、いわば、本論=Bこの後、ライオンは、会場を去るときに、頼むぞ!サムライ!≠ニ雄叫びをあげた。
本紙だけが判る、意味濃厚な雄叫び!
さあ、今から改革が地響きをたてて動き出す!
さらにライオンは、こうも言っている。
『サムライ川上は、そのことをよく知っている。だからこそ、今、サムライは、静観の構えを見せているのだ。焦ったとき初めてその本性が出る。本性をここで押さえれば、この勝負は間違いなく勝つ。そのことをサムライは知っている。
そして私も、今は、その動静を、無≠ノするのだ』。
ライオンはこの大変重要な言葉を後にして、いわゆる、昼行灯(ひるあんどん)に徹することとした。いうまでもなく、その行動は、サムライ川上に寄り添ったからである。すでにその敵は、自ら馬脚を現すような態勢になっている。哀れ、慌てふたむけばふためくほど、その浅はかな本性はサムライやライオンに見抜かれていく。
「そういうことです。私たちは、そのことを客観的に見ていますからね。一歩離れてみていますからね。一番よく分かるんです。手に取るように判るんですよ」。
こういうのはこちらも本紙においては常連、お馴染みの警察庁最高幹部である。そう、オリーブ・オペレーションの総司令官である。
そうなのだ、この最高幹部にしても、ライオンと同じく、本紙にしかその生の声を聞かせない。
「当然でしょう、それは(笑)。我がオリーブ・オペレーションはサムライ川上に対する不当極まる未解決事件をこの世に問い直すために発足されたものです。そんじょそこらの去勢されたようなマスコミ上にコメントするほどヤワ≠カゃない(笑)。
なにをさておき、サムライの静観、ライオンの昼行灯、これはまさしく敵≠ェ今や背水の陣にあることを見抜いた上でのいわば、上位の構え≠ネんです。
はっきり言いましょう!その敵≠ニは、官邸、そのものなんです!」。
このような衝撃的ニュースを、警察庁の最高幹部は今ここにはっきりと口にした!
『敵は官邸にあり!』。
「我が四国タイムズは、安倍首相が、サムライがその首を斬り飛ばした前検事総長に導かれて逃げ込んできた、讃岐の前そして現首長を自分の地元の最高級料亭の東京支店に匿いました。そして、そのことを洗いざらいタイムズに書いた。その後も、東京四国タイムズに、ズバリ隠し子≠フことを書いている。これはまさしく安倍首相にとって大ダメージになった。完全にグロッキーの状態になったと言っても過言ではないのです。
なんて言っても安倍首相は、首相官邸記者クラブに属するすべてのマスコミにこう言ったのですから。
『四国タイムズについて一言でも触れたメディアは、永遠に官邸出入り禁止とする!』。
四国タイムズの記事に安倍首相がノックアウトされたことを証明する発言ですよね。
元々安倍首相は、元首相の中曽根氏から直の命令でサムライとライオンの抹殺に手を染めることとなりました。その理由は、四国タイムズでもしばしば触れていることから、いまここで詳らかにお話しすることは必要ないと思いますが、そんな経緯から首を突っ込まざるを得なくなったが、結局、サムライから返り討ちに遭った形になったのです。
そこで、いまや、首相という立場を利用して徹底的にサムライとライオンの撲滅に狂奔しています。それでも、サムライは、まったく微動だにしない。流石ですね」。
オペレーションは、この首相の狂奔の一部始終をじっと見ている。
なんと首相は、官房長官に命じて、サムライ潰しを謀ってきているという。
「ある金融機関に直接的にとんでもない圧力≠加えたのは、官房長官ですからね。そう、先の第一次安倍内閣の時も官房長官を務めた、菅(義偉)氏です。菅氏は、首相の前にたちはだかる大きな敵(つまり、サムライであり、ライオンのこと)に対して、力を尽くして攻撃を加えてきています。
それが、今の、慌てふためいて、結局、馬脚を現している、状態なのです」。
なるほど!
それで、サムライやライオンの周辺がバタバタと慌ただしくなってきたという形になってきたのだ。官房長官の登場が慌ただしくなったその理由なのである。しかし、それは、イコール馬脚を現すことにもなったのだ。
これこそまさに人間の性(さが)。その性を見抜いたサムライやライオンは、見事しかいいようがない。
それにしても、一国の首相とその女房役の官房長官ともあろう立場にある者が、自らにおいて不都合だからと言って、力任せに潰しにかけてくる、というのは、常軌を逸した振る舞いとしか言いようがない。
「サムライ川上に味方する金融機関に恫喝を加え、また、今度は、地元香川にいる地元における大物弁護士Wを通じて、訳のわからない攪乱作戦を講じてみたりしているのです。官房長官はそういう意味では策謀好きで、時の権力を背景にやりたい放題ですよ」。
最高幹部は怒りをぶちまける。
「そのうえ、取るに足らないチンピラのような者まで引きずり出してサムライ川上の足を引っ張るようなことまで依頼しているのです。え?そのチンピラですか?Kというはんちくな輩ですが、叩けばいくらでもホコリが出る男です。地元の警察で時機に逮捕します(笑)。しかしそのような輩まで引きずり出すところに今の政権のあくどさがある。赦せません」。
声は怒りに震えている。
「しかしですね、これはライオンからもしっかり檄を飛ばされました。
私たちは、まずは一番のターゲットである、前そして現首長の即時検挙をしていくだけです!
見ていてください!」。
この11月号が出るときには大きく情勢が変っていることは十分考えられそうだ。
未解決事件を検察独自でやる!川上事件の掘り出しもこの方式でやる!
次の記事をとくと読んで欲しい。
県警未解決のひき逃げ、地検が独自捜査し起訴
茨城県警が容疑者を特定できず未解決事件として時効送致したひき逃げ事件について、水戸地検が独自の捜査で容疑者を自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)で逮捕し、公訴時効成立前日、水戸地裁に起訴したことがわかった。
逮捕したのは、同県東茨城郡の農業の男(57)で、起訴状によると、2009年9月19日夜、同県笠間市内の交差点で、赤信号を無視して車を直進。当時18歳の女性の車に衝突し、約2週間のけがを負わせ、そのまま逃げたとされる。
県警は女性が記憶していたナンバーの一部をもとに男を割り出した。男は任意の調べで関与を否定し、「前日に車を盗まれた」と話した。目撃者などもなく車も見つからなかったため、県警は自動車運転過失傷害などの時効が成立する約1か月前の今年8月20日、容疑者の特定には至らなかったとして時効送致した。
地検は、男の供述やアリバイに不審な点があるとして県警に補充捜査を要請。同時に検察官は男や関係者を再聴取し、9月3日に男を逮捕して時効成立前日の同18日に起訴した。地検幹部は「複数の関係者の証言が得られ、状況証拠の積み重ねで、罪に問える内容がそろった」としている。
時効送致は、警察が立件を断念した場合に行われ、大半は不起訴となる。
(10月23日付読売新聞記事より抜粋引用)
「これはこれから手がけるある重大なる未解決事件について行うためのいわば予行演習です。公訴時効後の検察独自の起訴、というのはこれまでの歴史の中でも初めてのことです。今度はそれを高松で行う。それも3件そっくり行う。まあ、世の中ひっくり返るようなことをします。
え?その対象者は誰かって?四国タイムズの読者ならばもうおわかりでしょう?例の川上事件ですよ。銃撃二回、鉄パイプ襲撃一回、都合三回です。
おっと、今はこれ以上語れません。とにかく、この茨城の一件はいわば予行演習で実験です。楽しみにしていてください」。
こう語るのは、検察の大幹部である。(川上さんはもうおわかりですよね!)
「これから私たちは、間違いなく川上事件の全部の洗い出しと起訴を行います。
その際、リーダーになって事件の采配を振う人も決めています。
詳しくはいえませんが、たとえば今、一時的に弁護士になっている人という異色の方もいますよ」。
ああ、ついに、ついにあの川上事件はこの世に新しく登場するのだ!
まさしく乞うご期待、というところである。
「サムライよ、共に、悔いを残さず、この国を変えていこう!」。
最後は、やはり、ライオンの尭に吠える、で締めよう!
歴史的捜査はゴール寸前!
オリーブ・オペレーション今昔物語
オリーブ・オペレーション、人は決まった!仕上げに向かって、ラストスパート!
「ターゲットはもう決まっている。それらも、これまで多くを仕留めてきた。しかし、これは改革だ。改革は止まらない。中途半端で終わるようなことはしない。最終の仕上げに向けて、最高の布陣も配置された。あとは、…やるだけ」。
警察庁の幹部の間に、こんな合い言葉が示し合わされたのは、その年の夏である。
「刺激になったことは確か。平行して、私たちが進行させているオペレーションもまずまず順調に推移していますからね。紆余曲折は当然ありましたが、それも織り込み済み、でね。ようやくこの時期を迎えた、といったところでしょうか。『あとはやるだけ』、という合い言葉もここで出ましたよ」。
こう語るのは、警察庁の幹部氏である。
悪弊を形成してきた五つの要素
我が讃岐を取り巻く悪弊について、それを発信源として、警察庁主導による、オリーブ・オペレーションが密かに発動、稼働されたことは周知の通り。このオペレーションは、密かに、また静かに進行してきた。その間、いくつかの悪弊が剔抉されてきている。
その進行状況は、まるで、隠密の所業のようである。それほど鮮やかで、音もなく行われている。それは、かつての人気番組、『必殺仕事人』さながらである。悪を謳歌し、我が世の春とばかりに公道を闊歩していた、極悪人たち≠ヘ、ある日突然、姿を消してしまう。要するに、オペレーションが行われたのだ。このようなオペレートを繰り返して、今、その作業は最後の仕上げの段階に取りかかっている。
「そう、最後の段階に突入しているわけです。長いか短いかは、それぞれの立場の人たちが、それぞれ考えることでしょう」(同)。
オペレーションの対象は、多岐に分かれている。それはこれまでにも本紙で何回も叙してきた通りである。
大別すると、次のようになる。
@香川県警(OB含む)
A若林組
B香川県乃至高松市(行政)
C香川銀行
Dその他、@からCに関わる企業や業者
以上の五要素である。この五つの要素は、相互に関係しながら、あるいは相互に利用し利用されながら、我が世の春を謳歌していたわけである。
「それに敢然と立ち向かっていったのが、…もう言わずもがな、でしょう(微笑)」(同)。
確かに言わずもがな、といったところだろう。本紙川上社主、その人であることは、それこそ衆目の一致することなのである。
「川上氏に対しての連綿たる暴挙は、まさしく民主主義に対する挑戦です。繰り返しますが、ここまで一人に対しての蛮行が繰り返された例は、戦前、戦後通じても見出すことは出来ません。軍部が政権を掌握したときにでもこういう暴挙はありませんでした。
だからこそ、我々はこの讃岐での事態を重く見て、その上で起ち上がった。私たち司直に対する見方が、つい十年前に比べても格段に堕ちているときだからこそ、ここで私たちは起ち上がらなければならなかったのです。川上氏が一人で懸命に支えようとしてた讃岐の民主主義に対して、我々はどういうことがあっても、援助の手を伸ばさなければならなかったのです」(同)。
川上社主を支えろ!合い言葉を胸に。
小さな投稿が、目を引いた。『四国タイムズが無くなれば、讃岐の民主主義はなくなる!』
警察に対する不信は、ここで警察庁の幹部があえて指摘しなくとも、今や国民全体が体感していることに違いない。そのような時期だからこそ、ここで警察庁は大きな奮起を見せなければならなかったのだ。その威信を、実は本紙川上社主が一人踏ん張って、支えようとしていたわけである。
「その意味でも、私たちはその川上氏の意志を支えていかなければならないわけです。もうメンツであるとか見栄などといっている場合ではない。深刻なのは、この民主主義への挑戦という由々しき事態に、私たちの仲間が入っていることです。それも中心的な位置にあった。これは、どういうことがあっても看過すべきことではない。
この不埒な勢力によって川上氏は、一時、非常に不利な地点にまで追い込まれることとなりました。これは私たちにとって、もはや永代でお返ししていかなければいけない借りです。オペレーションは、こうした全くのマイナス部分から発して、今その最後の段階に入ってきているのです」(同)。
あるネット上の巨大掲示板には次のような投稿がある。
『四国タイムズって、今までよく知らなかったけど、無くなれば四国新聞が情報操作をしたって全く気付かなくなるんだよね。
香川以上に地元紙(徳島新聞)購読率が高い徳島ではこの手の反主流系新聞はあるのだろうか??』(※引用においては、投稿者や掲示板に対する権利関係が微妙なところもあるので原文を多少は修正しました。特に投稿者は匿名であるため、原文修正で特定を避ける配慮を致しました。掲示板の種類もここでは記しませんでした。ご了承下さい。筆者注)
この投稿は、二年近く前のものだそうである。この投稿については先の幹部氏が示してきたものである。
「今、ネット上の数々の投稿は我々にとっても見過ごすことの出来ないアイテムなんです。確かにそのほとんどは、匿名の無責任なものですが、なかにはそうでないものもある。投稿者の本音というか、実際の部分を肌で感じる投稿、というのがあるのです。そういうのを我々も見逃すことは出来ません。たかがネット、などと鼻で笑っていては、我々はますます取り残されてしまいます。
それで、ここで示したこの投稿です。この投稿は、その内容は実に簡単です。しかし、讃岐の本質をきちんと描いています。これは二年前の投稿です。お気づきになりましたか?そうです。オペレーションの発足が現実になり、号砲が鳴らされたときです。
よく読んでみてください。
ここには、(四国タイムズが)無くなれば四国新聞が情報操作をしたって全く気付かなくなるんだよね、と書かれています。これこそ、民主主義の崩壊を地でいったものではありませんか?かつての大本営発表と同じことです。タイムズがなければ、讃岐の人たちは、我が世の春を謳歌していた極悪人≠スちの跳梁を見抜くことさえ出来なかった、ということです。それを見抜き、阻止しようとした川上氏の存在は、それは邪魔に違いなかったでしょう。だから、実力行使に訴えたわけです」(同)。
こういうネット上の投稿が、ある意味、本質を突いていることがあるのだ。確かに、本紙の追及がなければ、讃岐内の横暴はそのまま暴走を続けていたであろう。そのことを、わずかな文字数の投稿で記されていた、ということなのである。
「さらに、この投稿はいいます。徳島ではこの手の反主流系新聞はあるのだろうか?と。実際、徳島にはありません。しかし、まずは、これもタイムズの実質面をきちんと捉えていると思いませんか?
我々のオペレーションは、讃岐だけでなく徳島、愛媛まで連動していっています。このつながりは一連、といって差し支えないのです」(同)。
近く、前並びに現首長はこのオペレーションによって検挙される。そうなればすべては変っていくのだ!
香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その139)
司法の腐敗は弁護士と反社の結託から
連載、139回。
振り返ってみれば、12年近くも同じテーマのリングで司法界と闘ってきたような思いだ。それも、司法界で正邪を仕分けするならば、本紙が闘ってきた相手は邪の司法関係者と言えるではないか。
「捜査放棄と冤罪捜査」へと的を絞って、本紙は拳を打ち続けた。
当初、香川県警の腐敗組と暴力団若林組を相手に闘っていたのであるが、回を重ねるうちに香川県弁護士会の邪の弁護士やら六代目山口組の直参組長も参戦した。拳銃発砲やら鉄パイプ襲撃やらの参戦であるから本紙川上も途中でリングを降りるわけにはいかないではないか。
司法界の邪の関係者や暴力団が参戦したおかげで、とうとう「日本の背骨の歪み」が見えた。
解り易く言えば「ヘビ」と「カエル」と「ナメクジ」とが、仲良く同居していたということだ。
本来なら手を結ぶはずのない者同士が、個々の利益のために堅く結束して本紙川上を襲撃し、その事実を隠すために「捜査放棄」。また、事実を隠すために大阪高検の公安部長であった三井環氏をでっちあげで「冤罪捜査」。
抵抗すればするほど本紙の連載は、司法界のボディーに深く食い込んだ。とうとう邪の検事総長や裁判官にも、安倍政権にもだ。
そうか本紙の役割は「正と邪の仕分け人」か。「在るべき姿」を求めて邪を叩くだ。
ボディーブロー効いてきた。
本紙前号・最高裁上告の続き
社会正義の実現を阻害する四国時報
【本紙前号】=(…この時の五代目の裁判取下げの交渉役であったのが当時の五代目山口組直参盛力会の盛力健児会長だったのです。)
ですから、四国時報の木下俊明編集発行人はこの当時、盛力健児会長の子分というか企業舎弟というか、地元観音寺では盛力健児会長の側近中の側近として世間から意識して見られるように振る舞っていたのは間違いありません。
木下氏の自宅兼用のビル事務所には、盛力健児会長の写真を正面に構えて大阪の盛力会本部を真似て木下氏の事務所を開設・利用していた。盛力会長が地元に戻った時には、盛力会の地元責任者のように振る舞って世間には盛力会長の一の子分のように錯覚するよう振る舞っていた。それは、地元暴力団(曽根組や親和会、若林組系ら)に、木下氏の後ろ盾には盛力会長がいるので手出しできないとの錯覚をさせるためである。
要するに、白川工務店の工事代金未払い踏み倒しも、ネズミ講などの悪徳商法に伴うトラブルの対策にも暴力団山口組盛力会の威光を利用していたということです。
盛力健児会長が高松地裁観音寺支部の証人出廷できなかった理由は、盛力氏が宝島社から「鎮魂さらば愛しの山口組」を出版し、六代目山口組高山若頭から殺害命令が出されていた時期と重なっていたからです。山口組からの襲撃に備えて、平川徳盛(盛力健児)氏は大阪府警、私川上は香川県警から警護対象の指定がなされていたのです。
【平川氏(当時は盛力)が高松地裁観音寺支部に出廷して証言するはずだった内容】
@、盛力健児会長は平成21年2月3日に六代目山口組から除籍を言い渡されたが、木下氏は除籍前から盛力会の副会長だった飯田倫功と結託していたという事実。
A、木下氏の次男は飯田倫功会長の若衆で、背中に入れ墨を入れさせていたという事実。
【飯田倫功会長の元運転手だった岡田氏から取材した内容】
B、木下氏から山口組倭和会のカレンダーを入手(事務所に飾り暴力団の威光を利用)して欲しいと依頼された事実。
C、木下氏が自宅事務所に倭和会飯田会長や舎弟の馬場組組長を招き入れ写真撮影をしていた事実。
【三豊市仁尾町T氏から取材した内容】
D、白川工務店の社長から自殺する直前にT氏が聞かされた話は、「木下から工事代の入金がないので下請けに支払いができない、手形を落とせない」。
E、24時間風呂の販売は、観音寺グランドホテルの会場にて千円程の弁当付きで人集めをして、契約が成立すれば紹介者に礼金を支払う、ローンを組ませるので絶対に損はしない。ウチにも紹介者の女性と押しかけられて、脅され買わされた。木下は、24時間風呂だけでなく、ベルギーダイヤモンドや豊田商事の金も扱っていた。
【観音寺の元曽根組幹部井上氏から取材した内容】
F、「倒産させた白川工務店の下請けへの工事代は、弁護士の仕事で、社長が自殺した生命保険金から債務処理した。生命保険も大きいのを掛けとったから、弁護士が入って下請けの債務も50パーセントぐらい払ったんとちゃうか。
木下からの未回収のカネも弁護士のことやから、法的に処理しとると思うで」
四国タイムズの記事は、全て裏付けの取れる事実です。
【観音寺大野原の女性から取材した内容】
G、「円天の研修会で講師を務めた人が、テレビのニュースに逮捕されて映っていたのでびっくりした」。なぜか円天の商売は、木下氏ではなく奥さんと長男が担当していた。
【会場施設である観音寺グランドホテル関係者から取材した内容】
H、会場の申し込みは全て木下さんでした。会場には盆栽やら植木、鍋なども持ち込んでました。
平成26年9月19日
高松市の不正開票の本質
最高裁長官の辞任は香川県選管委員長が背景
昨年7月の参院選を巡る高松市選管の票不正操作事件で、27日に地裁で開かれた公判。検察側は3被告の論告で「厳重に保管されるべき投票に改ざんを行った前代未聞の犯行で、悪質さが際立つ」と主張した。これは、先(10)月28日付の読売。
この事件は、本紙川上が昨年9月末に検事総長宛てに告発した事件。ということは、告発しなかったら事件になっていなかったということだ。こうなったら、貴重な生きた事実教材として歪んだ司法界の刷新に大いに役立てよう。
本紙平成22年12月号の見出しには「最高裁長官の兄のポストは誤解を招く」、とある。
続けて平成26年3月号。
《最高裁は26日、竹崎博允長官(69)が今年7月の70歳での定年退官を待たずに、任期途中の3月31日で辞任すると明らかにした。「健康上の理由から」としている。竹崎氏は裁判員制度が2009年5月に施行される前の08年11月、第17代長官に就任。(中略)
裁判員制度導入にあたって強いリーダーシップを発揮し、14段跳びを実現して最高裁長官に登り詰めたとなれば、検察の協力、弁護士会の協力も並々ならぬ努力をしながら裁判員制度を導入したということである。ここに、貸し借りという落とし穴がある。
裁判員制度導入を実現させるのに、香川県弁護士会の協力を仰ぐ過程で香川県弁護士会の渡辺光夫弁護士との癒着に似た関係が深まったのではないかと本紙川上は推測せざるを得ない。
なぜなら、竹崎博允長官の兄・竹ア克彦氏は香川県選挙管理委員長であったが、その委員長職務代理は、なんと渡辺光夫弁護士だったのである。
渡辺光夫弁護士を告発
「教唆と隠蔽」で司法を歪めた男の正体
聖域なき改革は讃岐(香川県)から。讃岐が日本の改革を進める起爆剤になろうとは本紙川上からすれば喜んでいいのか悲しんでいいのか、現状はなんとも考えさせられる事態である。まず、本紙の平成25年6月号から。
「甘え許されず香川の国保連
同僚突き落とし事件の真相解明を」との見出しで、本紙は先(5)月号に掲載した。
この同僚突き落とし事件は、平成20年6月25日午前11時ごろ香川県国保連合会が入居するビルの西側5階避難用階段で発生した。
事件直後に掲載した、5年前の平成20年7月号本紙に目を通してみよう。
「国保連の改革放置が事件に発展『死ね!』階段から同僚を突き落とす」
《(前略)それは本紙が国保連の執行部に何度も職場改革を促したにも関わらず、執行部が改革を放置した末に起きた。(後略)》
これら他一連の記事を掲載した本紙は、加害者岡谷一子の代理人である渡辺光夫弁護士から名誉棄損で訴えられ現在は被告の身である。損害賠償額は1200万円で提訴され、1審800万、2審で600万の判決。只今、双方とも最高裁に上告中である。
被告本紙川上の代理人は生田暉雄弁護士。加害者原告の代理人は、渡辺光夫弁護士・佐々木寿徳弁護士・大谷有紀弁護士・島村研策弁護士らである。
弁護士の使命は、人権擁護と社会正義の実現。
ここを押さえて、本紙川上が気になる「弁護士の教唆・犯人隠避容疑」の記事を、今(6)月1日付毎日新聞で熟読・精査してみよう。
《◇山口組弘道会の資金源
指定暴力団山口組弘道会(本部・名古屋市)の資金源とされる風俗店グループ「ブルーグループ」への捜査は、長野県警の警察官や調査業者などが次々と逮捕された一連の個人情報漏えい事件、愛知県警警部に対する脅迫事件の立件を経て、弁護士による犯人隠避事件へと発展した(中略)
県警は情報漏えい事件の捜査で積み上がった証拠を元に今年1月、佐藤容疑者を脅迫容疑で逮捕。また事件を捜査する過程で、佐藤容疑者の顧問弁護士の城容疑者の犯人隠避容疑が浮かび上がった。》
渡辺弁護士も犯人隠避なの。
どうであろう。この本紙既報が今、現実になろうとしているのだ。本紙川上は、渡辺光夫弁護士を「弁護士の教唆・犯人隠避罪」で、検事総長宛てに告発する。国保連の岡谷、四国時報・木下の裁判から司法界を改革だ。
鹿島の現状が白日の下に
本紙川上が求めた中曽根元首相の裏ガネ是正
まず昨年の、本紙平成25年9月号から。
《(前略)2階の応接会議室に通された本紙川上には、岩本豊広報室長と原田健担当部長の2人が応対した。
本紙川上はまず、午前中に行った国交省での情報公開の動きをそのまま伝え、この場に、正しい判断が下せる警察や検察のOBの方も同席してもらえるようにお願いをした。
岩本豊広報室長はこう言うのだ。
「四国タイムズほどの新聞が(佐藤を)扱う内容ではない。
鹿島の下請けが、玉砂利の置き場を提供しただけの問題で、鹿島は暴力団や佐藤などは一切知らない。しかも、それは、警察が1カ月ほど調べて問題ないということで、すでに終わった話です」
さらに岩本豊室長は、
「神戸の土地云々(中曽根氏の新幹線疑獄)となれば、強要罪で…」
鹿島には反省の色なし。
権力を笠に着て本紙川上を脅そうとは以ての外だ。》
本紙川上は、中曽根大勲位が晩節を汚さないよう配慮して鹿島の本店に出向いたのである。
法令順守の阻害は似非警察管 フライデーから鹿島の将来を占う
なんとも危なかっしい、鹿島の経営トラブル処理対策。現執行役員は危機管理がまったくないと断言できる。
本紙川上は、鹿島本店の応接室で岩本豊広報室長と原田健担当部長の2人に言った。
「あなたたちは、鹿島から給料をもらっているのでしょ。それなら、鹿島のためになるように情報を収集して、鹿島のために判断するべきではないのですか」と。
そして、こうも言った。
「あなたたちで判断できないのであれば、鹿島のために判断できる人を同席してもらってください」と。
その後、鹿島の対応は現職警察幹部(M警視長)らを登場させて本紙の関係者を、脅し(ロボトミー手術をするぞと)、さらに暴力団住吉会の関係者を使って拉致や暴行を繰り返したではないか。
鹿島の中村満義社長に本紙川上が言いたいのは「時代遅れの経営を一掃するため、創業時の鹿島一族に大政奉還すべき時期ではないのか」、である。
兎に角、今の鹿島は暴力団の危機管理にも劣るのは間違いない。ここで、本紙の平成25年8月号を確認する。
「蜜月終えた忠告は他人事」
「鹿島の危機管理はヤクザに劣る」
《業界最大手といっても所詮、土建屋。スーパーゼネコンなどとオブラートを掛けてみても、その実態は百数十年も前からやっていることとなにも変わってはいないのだ。
つい一ヶ月前にヤクザの世界から足を洗った大竹次郎は、足掛け二十年余りの間やってきた鹿島との関係をここで清算しなければならないことを承知していた。それはある意味自らの活路を断つことでもあったが、仕方ない判断だった。
大竹次郎は、この事件が明るみに出る前に、金子(宏・鹿島副社長)にハッキリ言ったのだ。
『金子さん、長年のなかだからこの際、遠慮なく、老婆心ながら言わせてもらうが、羽田≠フ件は、この先大きくならないうちに納めておかなければ、大変なことになるよ。今起きていることを甘く見てはいけないな』
これに金子は、大して反応を見せなかった。大竹はそんな金子が歯痒かった。この件は拗れたら大きくなるに違いない。それこそ一定期間の指名停止や業務停止などのようなところで納まる話ではない、大竹次郎はそのことを心配していた。
大竹にとって見れば、自分の食い扶持がなくなるようなものである。食い扶持の元になにかあるということを回避しなければならないのは、大竹にとって至上である。しかしながら当人達はいずれも太平楽を決め込んでいる。
『危機管理というものがまったくできていないようですね。そうそういつもセーフ、なんていうことはありはしないのですよ』。大竹次郎は、鹿島の首脳が時折見せる他人事のような脳天気な表情に少々うんざりしながら口を酸っぱくしてこう言ってきた。
どうであろう。この記事は1年3カ月前の本紙である。
大竹氏の鹿島への忠告は、的を射た発言ではないか。
さてここで、先月の平成26年11月7日号のフライデーに目を通そう。
羽田空港の工事トラブル裁判で発覚。代紋入りの名刺を出した男はドスの利いた声で…
東京五輪で潤う鹿島建設が「ヤクザ同席で下請け脅かし」
(前略)羽田空港の工事に関連して起こった金銭トラブルを解決するために、鹿島建設が暴力団に仲介を依頼した疑いがあるのだ。
「日本を代表する建設会社が、まさかそんなことをするとは思いませんでした」
本誌にこう語るのは、神奈川県の資材関連会社「信企画」の佐藤信社長だ。約30年にわたって鹿島の仕事を請け負ってきた佐藤氏は、「鹿島に裏切られた」と言う。いったい何があったのか。
なにやら、大竹氏の忠告が現実のものになってきたようだ。
本紙川上が心配していた中曽根康大勲位の三代目後継者である孫を巡る政治への影響にだ。
ジャーナリスト・Tの告白
本紙に繰返す暴力は時代への反逆
10月9日木曜日、その日は朝から妙な気分だったため、午前中で仕事を切り上げるつもりだった。東京四国タイムズのオフィスを出て、西郊にある総合病院に向かう。
その途中に、見知らぬ番号から電話を受けた。
「もしもし、Tですが…」
―「初めてお電話します。私は、鹿島の関係者で、シオザワ(塩沢?)と申します。ちょっとばかりお耳に入れたいことが…。どこかでお会いできませんか?」。
「今から、病院に行くつもりですが、その後ならば。ただ場所を三多磨方面にしてもらえませんか?」。
―「結構です、それでは夜7時に××(西郊の主要駅)はどうでしょうか」。
「いいでしょう。では午後7時に」。
こんな会話から、その事件は始まった。
そして、××駅改札、午後7時。
―「やあ、Tさんですね、シオザワです。鹿島のことを内部告発したいのです」。
薄笑いを浮かべた中年男性。マスクをしていて顔がよくわからない。
―「その先に私の知っている家がありまして。人払いをしているので、ゆっくり話ができますよ」。
しばらく歩いて、やがて、あるしもた屋に到着した。無人の家だった。
―「少しばかりここで待っていてください。この家の鍵を持ってきますから」。
誰もいない。空き地の中にぽつんとそのしもた屋は建っている。人の気配はなくなった。
その時。
左目が飛び出すかと思われるような衝撃が加えられた。頭が真っ白になって、倒れ込んでしまった。
見下ろす男がいた。先ほどまで一緒にいたシオザワではない。声も膝から下の服装も明らかに違う。倒れ込んだ視線ではその男の膝から下しか見えないのだ。
―「これ以上迫るな!いいな、お前の左目は当分見えなくなる。右目が見えなくなりたくなかったらもう迫るのはやめろ!鹿島のことにふれるな!大勲位のことにふれるな!そして、今の首相のことをつつくな!
ここでお前の脊髄にカテーテルを差し込んでもいいのだが、今日のところはこれで終わりにする。
自分をもっと大切にしなさい。私を追いかけても無駄だ。さようなら」。
すぐに大型バイクの激しいエンジン音がしたかと思うと、限定解除と思われる大型二輪車が遠ざかっていった。ナンバーを読み取ることは目をやられていてできなかった。
この襲撃について、警察は一切取り上げようとはしなかった。
あなたの狂言につきあっている暇はない――。これが警察の言い分だった。
すべては謀られたのだ。
シオザワの電話番号も、しもた屋もいまだに誰のものかわからない。
性懲りもなく、またやった。
鹿島系の警察関係者や住吉会が、本紙関係者を脅し襲撃を繰り返す。その度に鹿島が苦境に立たされるのが判らないのだろうか。
本紙川上は、鹿島の裏処理を長年請負っていた大竹氏のCDから音声だけを3枚ダビングし、捜査機関の主要な人物に注釈を加えて手渡すつもりである。ユーチューブで世界に映像を流すのは鹿島への影響が大き過ぎるので今回は踏み止まる。中村社長や金子副社長は、真剣に大竹氏の助言を正しく理解するべきだ。
許すまじ!菅官房長官が疑惑のW弁護士と東京新宿で川上つぶし≠フ密談
W弁護士は、香川県内の土建屋、広島県内の土建屋、そして、横浜市内にある港湾事業の顔役企業というルートを通じ、現官房長官である菅義偉氏との接見を果たし、そこで、サムライ排撃の相談をしている。
10月上旬のある日、W弁護士は密かに上京し、そのまま、羽田空港から新宿に向かっている。新宿靖国通り沿いの『玄海』という水炊きに入った。その一番奥の個室に弁護士は入る。そこで、まんじりともせずに、たっぷり2時間待っていた。
ようやく現れたのは、2人の男。ひとりは、誰もが知っている菅官房長官。そしてもうひとりは、でっぷりと太った貫禄ある男だった。この男は、菅氏のスポンサーである藤木企業(横浜市)の会長である。
そこから約3時間、三人の密談は続いた。
この密談の議題は、『サムライ川上を抹殺せよ!東京四国タイムズを直ちにつぶせ!』
密談が終わった後、後から来た2人は、横付けされた黒塗りのハイヤーで去って行った。
W弁護士は、慣れない新宿の街をフラフラと歌舞伎町方面に1人で歩いて行った。そして何度か携帯電話をかけながら、ある人物と路上で落ち合った。その男が、Kである。この男も香川の人間だがこの日に合わせてW弁護士とは別に上京していた。
KとW弁護士にもう1人中年男が合流し、3人は歌舞伎町のキャバクラ『ニュージャパン』に入っていった。
そこで3人は、密談、先の水炊き屋での密談と同じ内容のことを話し合った。Kはいわば実行犯として、川上抹殺の指令をそこで受けるのだった。
なにもかも知られているとも知らずに、彼らは、サムライ川上打倒のために密談をしていたのである!
その首謀者がW弁護士だけでなく、時の官房長官であることはまさしく前代未聞の事態である。
東北復興の除染事業に巣喰う不正会社は、悪徳弁護士と官房長官を繋ぐパイプ役だった!
東北には放射性物質汚染対処特別措置法に基づき指定されている地域、という長たらしい形容を伴う一帯がある。簡単に言えば、国によって除染が必要な地域と決められた地域、ということになる。
福島第一原発から北北西に約五〇キロの地点が飯舘村である。同村は、前述した除染を必要とする、と決められた地域で、同時に居住制限区域の指定ともなっている。
この村に、D君という平成生まれの青年が放り込まれたのは、今年6月中旬のことである。
D君はまさに、この村に放り込まれてしまった、と言っていい。
いうまでもないが、それまで除染作業などという仕事は一度もしたことがないし、自らしようなどと思ったことはなかった。話題になった、原発作業員の実態を体験記で綴った「いちえふ」という漫画を読んだりしたことはあったが、その感想だって、『命に関わるような現場に行くようなことは絶対にごめんだね。冗談じゃねえ』、と実にわかりやすいものだった。確かに二十代前半の成人男子が、世のため人のためにあえて命を削るような現場にすき好んでいくとも思えないが、D君はそんな世代の典型的な考えの持ち主なのだ。
そんなD君が、どうしたわけで除染が必要な地域にその身を投じたのか。
「東京じゃなにをするわけでもなく暮らしていましたが、結局、食うに困ってしまいましたし、ぼくは福岡出身なんですが、同郷の先輩が、そんなにカネに困っとっとなら、(除染の仕事に)来てみんね≠ニ誘ってくれたんです。いくら先輩でも、除染作業なんてなんだか危なっかしいし、最初は断ったんだけど、首根っこ捕まれるようにして、ほぼ強制的に(飯舘村に)来させられたんです。先輩は、ええカネになるんじゃ。少しくらい我慢して働け。もうお前も頭数に入れてしもうたから、行かんといかんぞ≠ネんて脅すようにいうものだから、しょうがないですよ、(飯舘村に)突っ込まれたわけです」(D君)。
ちなみにこの除染作業に関わる予算は、一年間で約5000億円が計上されている。驚くべき金額といって差し支えない。昨年には、NHKが、『実は(除染作業には)5兆円が使われている』などと報道している。この報道は巷間にショックを与えた。除染作業の予算は環境省の管轄だが、それにしても莫大で、その分、いつだって汚職や不正のにおいがつきまとっているのは否めない。
そんな除染の渦中に、D君はいきなり放り込まれたわけだがそこで待っていたのは、目を剥くような莫大な予算なんて目じゃないほどの信じがたい実態だった。
D君は、飯舘村のほぼ中心地である伊丹沢地区というところを担当させられた。担当といってもむろん一人でやるわけではなく、その地区だけで数十人はいた。あらゆるところから集められた、文字通り寄せ集め集団だった。お互いのコミュニケートなど図りようもなく、同じ職場にいるというのに、話しかけられたり、友達になろうとされることを全身で拒んでいるような連中ばかりだったという。
「ぼくたち作業員は、現場からちょっとばかり離れた寮にいるのですが、そこでもお互い干渉せずって感じで。なれればその方が楽でいいですけどね」(D君)。
もちろんだが、驚きの事実とはこんな作業員たちの人付き合いの悪さなどではない。
D君は、元請けが、大成建設、熊谷組、東急建設、りんかい日産建設そして村本建設の5社JVの現場に入っている。この現場の三次下請けの所属として飯舘村にやってきた。
正確を期すと、二次下請けが、山正という京都の土建業者、もうひとつが青木建設(※かつての上場企業のそれとは違う)となっており、その下に、ヒロ工業という広島県の土建屋が連なるのだが、D君は、ここの社員となって現場の作業に従事することとなったのだ。
「先輩にコネがあったのか、どういう関係でこのヒロ工業という会社の社員になったのかぼくにはよくわからないのですが、とにかくヒロ工業社員として毎日つまらない作業をやらされました」(D君)。
作業は、
「地面の土の表面をほがして(はがして=九州の言葉らしいです)そいつを大きな袋に入れるのです。もうひとつの重要な仕事は草刈りや伐採なんです。そして他には洗浄ってやつです。家の壁や道路を水で洗うのです。ホースで水ぶっかけて。スピナーと呼ばれる器具で水を強く吹き付けたり、デッキブラシでゴシゴシこすったりする作業です。え?使った水ですか?専用の処理機にドドッと入れこんじゃうんです。後は知らん。いやはや、こんな仕事、2日もあればもう飽きてくるんですよね。そう思いません?おまけに夏の暑い盛りですからね、身体がもちませんでしたよ」(D君)。
作業の単純性をいくらいわれても、それはどうにも詮ないことだが、問題はその作業に入る前のところで発生していた。
いくら単純作業でも、放射能と戦いながらの作業ともなると、そこにはやっぱり特殊な資格や技術がいるはずだ。実際、その通りで、そうした特殊なノウハウを体得してからでないと現場には出られない。このことはほとんど知られていないことだが、極めて重要な事項なのだ。現場の作業に携わるための義務そのものなのである。
ここに、二枚の修了証≠ェある。
ひとつは、『除染等業務特別教育特別教育修了証』、もうひとつが、『刈払機取扱者に対する安全衛生正行く修了証』というものだ。キャッシュカードと同じ大きさのカードである。
二枚のカードの名義人はいずれもD君となっている。もちろん、修了証というからには、ここに掲げられた教育≠きちんと受けていなければならないはずだ。
ところが、
「そんな教育なんか一切受けちゃいませんよ、だってあそこ(飯舘村)に行った日に、このカード二枚を渡されたんですから。ええ、わたしの名前はその時からきちんと入っていました。生年月日も。間違いなくすべてのぼくと同じような作業員は全員、教育など受けていませんよ」(D君)。
信じがたいことだが、重要なはずの教育などまったく行われていないのだ。
この教育は、元請けがしなければいけないこととなっている。D君の場合は、大成建設に義務づけられている。ところがそんな教育はD君がいた現場では誰もが受けていないという。しかし現実はしっかり教育を受けて現場に臨んでいる、ということになっているのだ。
問題はそればかりではない。
「これはですね、あとから聞いたことなんですが、実はぼくたち現場の者は、朝と晩一日二回、WBC(ホールボディカウンタ)とかいう、内部被曝検査を受けなきゃいけなかったみたいなんです。それ、全然受けていない(!)」(D君)。
このWBCというのは、D君が言っているとおり内部被曝検査であるが、これを義務づけているのは厚生労働省である。特に、除染など爆発事故の現場近くで作業している人は、強制的に毎日受けなくてはいけない、ということになっているのである。
それをD君の証言によれば、ほとんど受けた記憶がない=Aというのである。本人が言っているのだからその信憑性は高い。
「冗談じゃないですよね、これじゃ毎日作業から返ってきても、検査もしていないのだから、被爆しているかどうか判らないじゃないですか。このWBCとかいう検査を怠っていたばかりに、実は被爆していました=Aなんていわれたら、それこそシャレになんないっスよ」(D)君。
同情を通り越して気の毒にすらなってくる。
さらにもう一点、重大極まる問題がこの現場で発生していた。
「実はこれがぼくにとって一番問題なんですがね、ぼくがこの現場に入り込んだ6月はそうじゃなかったんですが、その後3ヶ月(7月から9月)、給料が出ていないんです(!)。頭痛いっすよ。それで、ぼく、福島の労働基準局に行く、と仄めかしたんです、ええ、一応社員となっているから、雇い主のヒロ工業にですね。そうしたら、怖そうな兄さんが出てきて、行くな!≠ニ恫喝するんです。そういえばヒロ工業って、広島の暴力団がしっかりバックについていると聞かされましたよ。おお、コワ!
しかしですね、ぼくは三ヶ月ただ働きに近いんですよ。何とかならんのですかね?」(D)君)。
ここに出てくるヒロ工業こそ、悪名高きW弁護士を、菅官房長官、そして、安倍首相に仲介した会社だったのだ。山口組山健組系の会社である。
これこそ知られざる除染の現場実態なのである。
この事業に数兆円の国家予算が付いている。なにがそうさせているのか、これを機に徹底的に探るべきではないか?
早稲田大学OBデイトレーダー逮捕でわかった、川上潰し≠フキーマン
事の起こりは、次の事件である。
早大OBを刑事告発証券監視委、相場操縦の疑い
早稲田大OBのデイトレーダーによる相場操縦疑惑で、証券取引等監視委員会は7日、2013年2〜8月に意図的に株価をつり上げたとして、いずれも東京都内の男性2人を金融商品取引法違反(相場操縦)容疑で東京地検に刑事告発した。複数の証券口座で取引を繰り返しており、同地検特捜部は発覚を免れる狙いだったとみて調べている。
告発されたのは有江正宏元大学生(35)、布浦隆司会社役員(32)の両早大OB。
監視委の告発内容によると、2人は13年2〜8月に東証1部上場4銘柄の株価を意図的につり上げた疑い。告発対象の取引で得た利益は五百数十万円とみられる。相場操縦に使われていたのは、東証1部上場の「神戸製鋼所」や「オリエントコーポレーション」など4銘柄。
〜以下、後略〜(一〇月七日付日本経済新聞より抜粋引用)。
まるでバブル華やかなりし時節に起きたかのような派手な経済事犯だけに、遠き昔を懐かしむあまり、思わず心ときめかしてしまった人も少なくなかろうということは容易に想像である。
早稲田大学OBのデイトレーダー、株価操縦、濡れ手に粟で儲けた泡銭の総額三億数千万円(告発対象外の利益を全部加える)、鉄砲≠るいは、ドテン≠ネんていう、プロ専科のいかさま取引を彷彿とさせる、『見せ玉』という手口―。
ここの挙げたひとつひとつの要素、どれもこれも往年の仕手筋たちが華やかに跳梁していた時代を体現したような舞台道具ばかりとしかいいようがない。その頃、この事件の被告発者などは小学校低学年だったはずだ。
証券取引等監視委員会が東京地検に告発したのが、先月(一〇月)七日、すでに一ヶ月近くが経過しているが、その後この事件に対する報道は一切なくなってしまった。胸をときめかせるほどではなくとも、また、いくら在宅起訴だったといえども、巷間の耳目を集めるには申し分ない内容の事件だけに、その後の継続的な報道がない、というのはいかにも訝しい。
しかし、この事件の影から、にわかには信じられないようなおぞましい話が聞こえてきた。まるで怪奇映画の前振りのような言い回しではある。しかしながら、事後の報道がない、ということを考え合わせると、そのおぞましき話、というところに信憑性がもたらされてくるのだ。
「非常にややこしい話なんですが、この事件が告発されてから、対象となった銘柄について改めて精密な解析をしました。そうしたら、予想もしなかったような極めて異常な動きが見られたのです」。
こう語るのは、金融庁関係者。同庁としても、告発に踏み切ったからには、対象銘柄のさらなる精査は、その責任上からも必要不可欠だった。もちろん、告発対象の期間をできるだけ長くする必要もあった。これまで手にしたもうけと、告発対象になった金額にはあまりに開きがある。それ故、でもある。
「ややこしいというのは、告発した二人のデイトレーダーが手掛けたとは到底思えない、また別の勢力による動きが、四銘柄すべてに共通してみられたのです」。
それは一体どういうことか?
要するに、二人のデイトレーダーは、告発を受ける直前まで、彼ら得意の株価操縦≠ヘ続けていた。
一方の告発者である証券取引等監視委員会は、そんな彼らに目をつけ、ある程度の期間、泳がせていたわけである。
その期間に前出の金融庁関係者が指摘する異常な動き≠ェ発見されている。
「二人のデイトレーダーが告発されることを知っていた、としか思えないような意図的な動きが見つかったのです。足りの被告発人は、逆に自分たちが告発されることはその時になるまで知りようがない。ということは、それまでの彼らの手口を淡々と続けていたわけです。その手口はやっぱり違法性が高いわけだけれど、すっかり安定しているのです。違法、合法は別にして安定はしていた。
ところが見いだされた異常な動きは、突然現れ、告発が発表されたと同時に、あっという間に売り抜けられて収束していた。これが告発後の再生差で見つけられたときには、さすがに我々の間に緊張が走りました。すこぶるイヤな緊張としかいいようがない」(同)。
かつて、こんな事件があった。
NHK、記者ら3人を懲戒免職インサイダー問題
NHKは、放送前の特ダネ原稿で得た情報をもとに株のインサイダー取引をした記者らを懲戒免職とすることを決めた。
処分を受けるのは、30代の報道局テレビニュース部制作記者と、同じく30代の岐阜放送局記者、40代の水戸放送局ディレクターの3人。 〜以下後略〜(2008年4月3日付朝日新聞記事より引用抜粋)
この事件が起きたのは、上記記事の1年前、2007年3月に起きている。
「似ていますね、発表直前(※このときは回転寿司屋と牛丼屋の業務提携の発表)の動きとしては。似ているというより、ほぼ同じですね。発表直前に(株を)仕込み、(発表)直後に売り抜ける、これはまったく同じですね」(同)。
すると、今回の場合、どういうことになるのか?
二人のデイトレーダーが告発されることを、事前に知った者が、彼らが扱っていた銘柄を(告発)直前に仕込む。そして、告発発表直後に売り抜ける、ということになる。
2007年のNHK職員によるインサイダーは、『(売り抜け)一回に付き、約40万円の儲けがあった』と等の職員は供述していた。
今回の場合は、四銘柄だから単純にNHK事件の時よりも四倍のチャンスがあったということになる。
「(銘柄の中で)一番、目立ったのは、神戸製鋼でした。これは、デイトレーダーらが一番力を入れて(株価操縦を)していた銘柄でもあるのです。
しかし、これはなんということか…」(同)。
この事態を掴んだ金融庁は、震撼した。
従前、おぞましい、というのは、この異常事態の主≠ェ見えてきたからである。それは、報道関係者もなく、また、告発されたデイトレーダーの身近にいる人たちでもなかった。
ズバリ、それは告発した側にいたのだ。その中心となっているのは、証券取引等監視委員会事務局特別調査管理官、関善貴という人物である。この人は事もあろうに、現職の検事でもある。
「この関検事を中心とした検事グループが、(デイトレーダーに対する告発を知って)銘柄を動かしていました。精査の結果だから間違いようはないのです」(同)。
にわかには信じがたいが、告発を知っての動きともなれば、これはもう関検事のような立場の者しかこういう取引はできるわけがないのである。
さらにショッキングなのは、こんな検事による株の投資グループが厳然とある、ということである。
「ないとはいえない。それしかいえない」。
ある現役検事は、かろうじてそれだけを口にした。確かにおぞましいこととしかいいようがない。
さて、今回の主役である関という人物は、どういう人物か。
確かに今年の4月1日で、東京地検検事から証券取引等監視委員会事務局特別調査管理官となっている。以前は、高松地検などにもいたようだ。2010年7月に青林書院という版元から発刊された、大コンメンタール刑事訴訟法【第二版】 第3巻(第128条〜第188条の7)という書籍の執筆者のひとりにもなっている。ここに、関検事が記した意見書≠ェある。平成17年に記したものだが、このとき関検事は千葉地検検事だった。(※この意見書の内容は、本件とは関係ない。ただ、意見書を見る限り、厳しい検事という印象はある)
本紙にとって大変重要なことがこの関検事にはある。
いわゆる川上事件を陰で潰しにかけてきたのは、この関検事にほかならない。そして、川上事件に最も積極的だった検事(※Sさんのことです。川上さんならばすぐにピンときましたね)を、放逐する道筋をつけたのもこの関検事だった。
もっといけないのは、関検事は高松地検検事だったとき、あの悪名高いW弁護士(※むろんあの渡辺です)と常にウラで共謀して、川上社主の動きを封殺してきたということだ。
もうこの辺でその悪行は終わりにしてもらおう。
この事態は、インサイダーと共に今後大きな波紋となって広がることは必至である。