2016年04月号
- 目次
- 国滅ぶとも正義は行わるべし 原発ゼロへの針路は強制起訴から
- 国土最優先で経済優先は2番 原発再稼働は日本を放射能汚染の危機に
- ショー・コスギから励ましの挨拶
- ハリウッドから永田町の日本タイムズへ
- 6対2で八角理事長が続投
- 日本相撲協会理事長選の闇 政治屋・上場企業・反社など暗躍
- 芦屋学園の巨額使途不明金の深層
- 大八木理事長の脅迫容疑は起訴相当で解明か
- 香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その156)
- 本紙川上の家族巻き込む殺人未遂事件の全容解明を
- 香川県警の捜査放棄の被害者 六代目司組長の殺人教唆は不起訴
- 四国タイムズ名誉毀損の判決
- 懲役1年6カ月、執行猶予5年
- 学園の改革は理事総退陣から
- 藤井学園・児童ポルノ製造の背景
- 藤井学園寒川の児童ポルノ製造事件
- 百十四銀行の執行役員が隠蔽工作に加担か
国滅ぶとも正義は行わるべし 原発ゼロへの針路は強制起訴から
年度は変わった! 今月から平成28年4月だ。
四国タイムズも題号を日本タイムズと改め、四国の香川から東京の永田町に進出だ。
地震、津波、原発事故、テロ、北朝鮮の核問題、中国の南沙諸島埋め立て問題など、世界情勢は確かに潮目を迎えている。
平成4年1月に創刊した四国タイムズも、平成9年11月29日の暴力団山口組若林組から拳銃を家族団欒の居間に発射されたのを始め、鉄パイプ襲撃、至近距離から拳銃を発射されるなどの妨害が幾度となくあった。
それも、香川県警の腐敗警官と結託した六代目山口組司忍組長が本紙川上の殺害を教唆した発砲事件もあったのだ。
もちろん本紙川上は神戸地裁で使用者責任を提訴したが一審で敗訴。
その直後の発砲事件も含めて、命拾いした本紙川上が六代目司忍組長らを提訴した使用者責任裁判も最高裁まで上告したが敗訴に終わった。
平成12年には香川銀行頭取の名誉毀損で懲役10カ月執行猶予3年。
昨年6月2日には高松地検からガサ入れされた名誉毀損事件では、先月31日に高松地裁で判決があり、本紙川上には懲役1年6カ月執行猶予5年の刑が下った。
ネバー・ギブアップ!
諦めてはならない、日本の背骨である公務員が腐れば日本の将来はない。
香川県警の腐敗警官と暴力団若林組が決託した犯罪行為は、「日本タイムズ」としては許すわけにはいかないではないか。
そうだ、この4月からは新年度、「日本タイムズ」になったのだ。
国土最優先で経済優先は2番 原発再稼働は日本を放射能汚染の危機に
なぜここまで、日本タイムズという媒体を発行する本紙川上を異常にも封じ込めようとするのか。
それは、権力の癒着構造を体験的に見抜いて記事化する本紙川上が、目の上のタンコブとなって邪魔になってしかたがないのであろう。
特に本紙川上が思い当たるのは、原発再稼働を進めている権力と深く結びついた経済(お金)最優先の関係者ということになる。
「古武士・兼元徳二からの遺言 直島には核燃料廃棄物はいらない」と、平成16年8月号から掲載し始めたキャンペーンが、安倍政権の麻生太郎副総理には目障りになっているのであろうか。
経済最優先(アベノミクス政策)を選挙用に謳い文句にしているが、日本の国土を放射能汚染してまで経済最優先はなりたたないはずだ。
金は大事だが命はもつと大事。経済も大事だが日本の国土はもっと大事だ。
さて、先(3)月1日付産経新聞から、時代の要請を嗅ぎ取ってみよう。
【福島第1原発事故】
元会長ら3人以外の刑事責任追及も保安院幹部らの不起訴審査検察審査会
《福島第1原発事故をめぐる刑事責任を問われるのは、強制起訴された東京電力旧経営陣3人にとどまらない可能性がある。不起訴処分となった旧原子力安全・保安院元幹部らついても、東京第1検察審査会が審査を進めている。
「福島原発告訴団」が昨年1月、東電旧経営陣らに続き、国の原子力安全規制を担っていた旧保安院の元幹部や、東電の津波対策担当者ら計9人を東京地検に追加で告訴・告発した。
地検は約3カ月後に不起訴にしたが、告訴団が元幹部ら5人に絞って東京第1検審に審査を申し立てた。「起訴相当」が議決されると、強制起訴の可能性が出てくる。
さらに告訴団は、放射性物質に汚染された地下水を海に流出させたとして、公害犯罪処罰法違反容疑でも、法人としての東電と新旧役員を福島県警に告発。県警は昨年10月、同容疑で書類送検した。福島地検が刑事処分を検討している。》
なるほど、「公害犯罪処罰法違反容疑」か。
瀬戸内海に浮かぶ香川県の豊島や直島には、この公害犯罪処罰法違反罪の法律がよく似合う。
だってそうでしょう。
豊島と言えば50万トンからの大量の産廃が不法投棄されたことで世界から注目された瀬戸内海の島だ。香川県が過って許可したこの事件、摘発したのは香川県警ではなく兵庫県警だった。業者は摘発されたものの大量の不法投棄された産廃は島に残り、一旦、公害調停で島の住民とで不法投棄された産廃は島内で処分すると合意の調印が行われた。
ところが、平成12年の知事選挙で初当選した真鍋武紀知事が住民側代理人の中坊公平弁護士と出来レース的に豊島の産廃を直島の三菱マテリアルで処理すると方針を変更してしまった。
ここに注目すべき重大な仕掛けがある。
実は、豊島の不法投棄を豊島から直島に移した裏に隠された国策の核燃料廃棄物最終処分場の問題が潜んでいるのだ。
表面上は豊島の不法投棄された大量の産廃処理であるが、この裏には「エコタウン事業」という県外からも持ち込まれる産廃から有価物を取り出せる事業が同時並行していたのだ。
要するに「直島のエコタウン事業」は、豊島の不法投棄処分の裏で、なんと原発から排出される「高レベル放射性廃棄物の最終処分場」の国の認可であったと推測できる。推測とは、まだ国が科学的有望地を発表していないからだ。
兎に角、安倍政権は本紙の先回り掲載記事に業を煮やしているはず。その表れが本紙川上の封殺を捜査権力で試みているのではないかと本紙川上は、つい想像してしまう。
ここで本紙川上の推測があっているのかどうか、先月7日付高知新聞で確認してみる。
《3号機の再稼働手続きが大詰めを迎えている四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)で、施設内の使用済み核燃料の中間貯蔵プールの7割近くが埋まり、仮に3基とも動かせば8~9年で満杯になる見通しとなっている。これについて四国電力は「切羽詰まっていない」としているが、使用済み核燃料の「最終的な行き先」という大きな課題は解決への道筋が見通せないままだ。》
どうであろう。四国電力は伊方原発1号機を断念したが、再稼働を目指している3号機でも使用済み核燃料の最終的な行き先は見通せないままではないか。
ショー・コスギから励ましの挨拶
ハリウッドから永田町の日本タイムズへ
「日本タイムズ」へと改題創刊、おめでとうございます
四国・高松から情報を発信するローカル紙「四国タイムズ」が、日本政治の中心・永田町で、日本を変える、日本のご意見番「日本タイムズ」へと展開していこうとは夢にも思っていませんでした。
思えば「光陰矢の如し」、36年前高松で、川上社主に私やアメリカ人の空手生徒達十数名が、同門のよしみで大変お世話になった恩を決して忘れるものでは御座いません。
私は19歳で単身渡米し、失敗や絶望を何度も何度も繰り返してきましたが、如何にか今日まで頑張る事が出来ました。
又、社主の想像を超えたご苦労やご災難は遠いアメリカの地で毎月「四国タイムズ」を通し熟知しておりました。社主も私も各々全く違う道を邁進しておりますが、神道自然流(しんどうじねんりゅう)空手道宗家故小西良助先生の教訓と厳しい稽古で培った強い信念が、流派を離れた今でさえ、私達の心の奥底に脈々と流れている事実は決して否めません。
文末に成りましたが、私から「再出発のお祝いの言葉」を送らせて頂きます。
どんなに偉く、名声を得ようと自分を驕ることなく、又どんな逆境にも逃げる事なく真っ向から真剣勝負で立ち向かって行く空手の精神を決して忘れないで下さい。
ハリウッドから応援しております。
「空手とは、人に打たれず、人打たず、ことの無きを基とするなり!」
ショー・コスギ
ハリウッド俳優、プロデューサー
6対2で八角理事長が続投
日本相撲協会理事長選の闇 政治屋・上場企業・反社など暗躍
日本相撲協会は3月28日、東京・両国国技館で理事会を開き、八角親方(元横綱・北勝海)の理事長再選が決まった。
その4日前、貴乃花親方(理事。元横綱)は正式に理事長選立候補を表明。八角親方との一騎打ちになったが、6対2で八角親方に軍配が上がった。
理事長は理事(10名)の互選で決まる。今回、八角・貴乃花両親方を除いた8名が投票した。
当初、日本相撲協会の改革を掲げる若手の貴乃花親方が優位との見方もあった。しかし蓋を開けてみると、貴乃花親方に票を入れたのは貴乃花親方支持を早くから明言していた山響親方(元幕内・厳雄)と伊勢ヶ浜親方(元横綱・旭富士)だけ。
一方、八角親方を以前からニ所ノ関一門の尾車親方(元大関・琴風)、二所ノ関親方(元大関・若嶋津)が支持していると見られていた。相撲の世界は、かつての政界以上に“一門”という相撲部屋の“派閥”が幅をきかせている。貴乃花親方はその二所ノ関一門を飛び出て貴乃花派という無派閥集団を結成したことから反目しているためだ。
したがって北の湖前理事長が所属していた最大派閥・出羽海一門の山響親方(北の湖部屋後継者)以外の3人の新理事の票の行方が理事長選を左右すると見られていた。
もっとも、この3人は若手故、貴乃花親方の掲げる改革に賛同していると見られていたが、繰り返すが、票を開けてみれば八角親方側に投票。
ところが、大手マスコミは結果だけで、なぜ引っくり返ったのかまったく報じない。
ある協会関係者はこう見る。
「最後は八角側の原ナマがものをいったとしか思えない。むろん、そうしたことは当事者だけが裏でやることだから証拠といわれても出せない。
しかし、それ以外に土壇場に来て引っくり返る理由が見当たらない」
振り返れば、確かに貴乃花親方優位の情勢だった。
周知のように、北の湖前理事長が昨年11月20日にがんのため62歳で急逝。その北の湖氏は自分同様、現役時代に有数の実績を上げ、相撲道を真摯に歩み、相撲協会の将来ビジョンを持つ貴乃花親方を高く買っていたが、如何せん、まだ貴乃花親方は若い(43)ことから、№2だった八角親方(52)が暫定的に1ないし2期(1期は2年)勤める方向で引き継いだ。いきなり北の湖より20歳も若い貴乃花がトップに立てば、年長の親方の立場を危うくし、摩擦を生むから妥当な線だった。
ところが昨年12月18日開催の理事会で、八角親方が強行して理事長“代行”から理事長になったことから確執が。「北の湖の任期残りの4カ月余りで今回の理事長選が決まっていた。だから、八角は理事長“代行”のままでいいとの意見が少なくなかった。それは賛成6、反対5と僅差だった結果が物語っている。
それにも拘わらず、しかも事前通告の正式な手続きを踏まず抜き打ち的に強行し正式理事長に就いたのは、トップに立ってみるとその利権などに目覚め、長期政権を目指すためには“代行”より正式に理事長に就いていた方が有利との判断からだったんです」(関係者)
しかも、外部理事3名中2名が“代行”のままでいいと見るや、外部理事を外して評決を取ろうという姑息な工作を画策していたことも判明。
そして、それに現場で異議を唱えたのが他ならぬ貴乃花親方だった。
「まだあります。人望の無さから、北の湖は協会のためにならないと九重親方(元横綱・千代の富士)を冷遇していたんですが、あろうことから、八角親方はその九重親方と手を結んだことが判明。これは北の湖の遺志に反すると、貴乃花との確執は決定的になって行くのです」(同)
さらに今年1月21日の評議員会で、池坊保子議長(元文部科学副大臣)が八角理事長と同じ高砂一門の元親方を新評議員にすることを提案。
「議題を提案するには、事前に理事会の承認が必要。しかも力士出身者が評議員になる場合、“年寄会”の事前承認も必要だが、その手続きも踏んでなかった。この時もその場にいた貴乃花親方が抗議。結局、この元親方の就任議題自体、撤回されました。
評議員は相撲協会の最高意志決定機関。理事や理事長の正式就任の認可、解任する権限も持っており、評議員の過半数を八角支持派が占めれば盤石の体制になります」(同)
別の事情通が、この池坊氏の異常とも思える八角氏へのテコ入れにつき解説する。
「元々池坊氏は北の湖派でした。それを思えば、北の湖の意志に反した八角に付かないのが筋。しかし、八角自身といい、その豹変ぶりの背後には甘言を呈したり、悪知恵を授け、しかも資金力がある取り巻きあってのこと。それは具体的にいえば鈴木宗男元代議士と『ハンナン』、それに、そもそも北の湖の後援会長を務めながら彼が急逝するや即、八角に寝返った『アサガミ』の木村知躬会長です」
大手食肉企業「ハンナン」(大阪市)の浅田満元会長はBSE対策事業を巡り国から牛肉補助金15億以上を騙し取った詐欺罪で現在服役中(懲役6年8月)。また、山口組と懇意。そんな同社をスポンサーに持つ鈴木元代議士が、収賄罪などに問われた前科(懲役2年、追徴金1100万円)があるのはご存知の通り(17年4月まで選挙に立候補できない)。
一方、倉庫と印刷業のアサガミ(東京都千代田区)は東証2部上場。木村氏は創業者にして代表取締役会長。アサガミの監査役には元警察庁長官の金澤昭雄氏、元国税庁長官の濱本英輔氏が就いているのに、ダーティーな鈴木氏らと組んだわけだ。
「筋の悪さからいえば、北の湖理事長時代、顧問を務め(今年1月末に解雇)、今回、貴乃花側の参謀を勤めた小林慶彦氏(元兵庫県警OB)など可愛いもの。しかし、貴乃花は改革派、そしてクリーンイメージを謳っていただけにそれを突かれたダメージは少なくなかった」(前出・関係者)
とはいえ、さらに理事長選が迫った3月10日に発売された『週刊新潮』に前出・宗像外部理事が登場。2月8日、貴乃花派と見られる徳川康久外部理事(靖国神社宮司)のところに「俺は右翼だ。自分は八角理事長に賭けているんだ。貴乃花親方を応援したら殺すぞ!」との脅迫電話(録音テープあり)があったこと、すでに警察に被害届を出しているのを明らかにした。
こうした経緯を見ると、小林氏に関してが唯一の失点といえ、直前に出羽海一門の3人が八角氏側に引っくり返るこれという原因は見当たらないのだ。
「引っくり返されたとの情報を得て、実は貴乃花側は出羽海一門の3人に対し、貴乃花が理事長になれば高い地位、ないしは向こう側以上のカネを保証するからとして、証言を取り、一般選挙でいうところの公職選挙法(贈賄)違反で告発すべく必死で説得したんです。しかし結局、説得できませんでした」(前出・事情通)
同じく、池坊評議員らが八角親方に付くように親方を説得している会話テープの存在も明らかに。しかし、これまた最終的に説得は不調に終わったとも。
それにしても、いまさらながらだが、彼らが八角氏を理事長にする旨みとは?
「それは親方の退職金を積み立てた約125億円。その運用益を高めるといえば聞こえはいいがその実、私的に流用し私服を肥やそうとしている疑惑があります」(同)
実際、その資金の一部を北海道の老人施設建設に充てようとしているとの情報もある。
3月29日には理事会と評議員会が開かれ、新たな外部理事3名を選出。前出の貴乃花派の宗像氏、徳川氏など再任されなかった。
「貴乃花はまた理事長選に出ればいい!? 八角理事長は徹底して貴乃花を干すでしょう。貴乃花が今回出馬に当たり、“最初で最後”と語っていたのはその辺の事情が分かっているから。再出馬は厳しい」(相撲担当記者)
この間、内規が改正され、外部理事は理事長推薦に。しかし、そもそも外部理事は07年6月に起きた力士暴行事件を契機に、角界の閉鎖性が指摘され文科省主導で08年9月末に設けられた。さらに14年1月、公益財団法人になったことを思えば、なおさら外部の識者の意見を取り入れるべきところ、理事長の推薦!?
このように改革派の貴乃花が落選、そして改革に逆行する内規が設けられる相撲協会に未来はあるのか?
芦屋学園の巨額使途不明金の深層
大八木理事長の脅迫容疑は起訴相当で解明か
平成28年3月31日、神戸地検尼崎支部は、かねて同学園中学・高等学校の元教頭(事件当時は教頭)が、同学園理事長大八木淳史を脅迫罪で告訴していた事件につき、同人を不起訴にしたと発表した。
同時に、大八木が同元教頭を虚偽告訴罪及び名誉棄損罪で告訴していた件についても、不起訴として発表した。
同元教頭が同地検支部の担当検事から受けた説明によると、大八木については、「起訴猶予」であるとのことである。起訴猶予とは、読んで字の如く、起訴を猶予するものである。
つまり、嫌疑のかかっている犯罪事実をしたことを認められる(これが本件ではもっとも重要なことであるが)ものの、検察官が諸般の事情を勘案して、あえて起訴(裁判所に対する処罰請求)まではしなかったということである(刑事訴訟法248条には、「犯人の性格、年齢及び境遇、犯罪の軽重及び情状並びに犯罪後の状況により訴追を必要としないときは、公訴を提起しないことができる」と規定されている。)
しかし、本件は、ラグビーで名を馳せ、芦屋学園の理事長までしており、同理事長職を全うしていたかどうかは知らないが、本件が明るみになるまではテレビにも出ていた著名人であるあの大八木淳史が犯した犯罪である。
大八木は、この事件を起こしたことにつき、公には被害者の元教頭に対し一言の謝罪もしていないし(もちろん、元教頭に対して個人的も一切何らの謝罪もしていない)、依然として芦屋学園の理事長として君臨しており、同学園ではかえって元教頭が虚偽告訴をしていたとの広報を行い元教頭を非難するなど、大八木には反省の気持ちなど片鱗も伺えないように感じるのは当紙だけではないように思う。
このように、元教頭の告訴事実、つまり元教頭が教頭職にあったときに、大八木から脅迫を受けた事実は間違いと(解釈)認められたことから、大八木が元教頭を虚偽告訴と名誉毀損で訴えていたことに対しては、虚偽告訴は「嫌疑なし」、名誉毀損は「嫌疑不十分」として、いずれもそのような事実は認められなかったと、この点は検察は賢明な判断をくだした。
となれば、大八木は「不起訴」との一律表現で検察が処分したことを逆手にとって、検察が認定した脅迫の事実を誤魔化す道具として悪用したことになる。国から助成金を受ける学校法人の理事長として大八木は不適格といわざるを得ない。
香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その156)
本紙川上の家族巻き込む殺人未遂事件の全容解明を
昨年6月2日朝、高松地検から家宅捜索を受け起訴された名誉棄損事件は、先(3)月31日午後2時30分、高松地方裁判所刑事部・棚村治邦裁判官から、本紙川上が被告の名誉棄損事件の判決が下った。
「懲役1年6カ月、執行猶予5年」
本紙川上も法治国家の日本国民の1人であるから、裁判所から下された判決には不本意でも従いたいが執行猶予5年には納得できない。
だってそうでしょう。
ジャーナリスト齋藤から送られてきた原稿は、齋藤自身が生活に困って本紙川上から金を騙し取るために作成した虚偽の原稿だった。その内容は香川県知事とW弁護士が名古屋の六代目山口組司忍組長に本紙川上を殺害依頼する内容の原稿だった。
本紙川上が素直になれないのは、ここ。なぜ素直になれないかを裁判官にも判ってもらいたい。
本紙川上の家族は、平成9年11月29日夜には五代目山口組若林組の川原豪組員から拳銃発砲、平成12年1月19日夜には同組の山中敏勝幹部から鉄パイプ襲撃、そして平成18年3月7日夜には六代目山口組二代目若林組の森裕之幹部から拳銃発砲され負傷した。
いずれも真相解明どころか香川県警黒川元刑事部長ら腐敗警官と暴力団山口組若林組が結託して歪めた捜査で終結。
香川県警の捜査放棄の被害者 六代目司組長の殺人教唆は不起訴
兎に角、家族が巻き込まれた命に関わる三つの未解決事件を解決してもらいたい。
本紙川上は、澁谷亮検事も棚村治邦裁判官も信頼するが、良識ある捜査機関がこの三つの未解決事件を解決しなければ司法関係者が正しい判断を下せない、というジレンマを本紙川上は抱えているのだ。
ここで本紙川上が名誉棄損で起訴された公判の最終陳述書を掲載する。
【被告川上道大の最終陳述書】
前回の公判で、棚村裁判長が、被告川上の証言を途中で遮らずに喋らせて頂いたことに、深く感謝申し上げます。「ありがとうございました」
被告川上の話を公判で2時間30分も喋らせてくれたのは異例ですよと、捜査機関や司法関係の人、それにマスコミ関係者から後で教えられ、私に与えられた報道者としての役割を、より一層、自覚しなければならないと心を新たにしました。
今回の事件で、私が四国タイムズに掲載した記事により、渡辺弁護士の名誉棄損については、心よりお詫び致します。
このような事態を招いたのは、私が絶大な信頼を置いていたジャーナリストの齋藤を信じていたからです。まさか記事原稿が虚偽だとは夢にも思っていませんでした。むしろ、その内容から、真実に間違いないと確信したのです。
ですので、渡辺弁護士を虚偽のニセ記事で陥れようなどとは全く考えていませんでした。この点だけは、裁判長に信じてもらいたいところです。
ただ、私の人を見抜く目がなくて、齋藤を使っていたことについては深く反省いたします。
前回の公判でも述べましたが、私の役割は、世間に起きている具体的な案件を選び、その案件から何を改革するのかとテーマを絞り込み、連載することで真相を炙り出し、世の中を良くしていくために日本の現状打破の先陣を切ることだと考えています。
この考え方で、24年余り四国タイムズを発行し続け、昨年の6月2日に名誉棄損で高松地検から家宅捜索を受け、起訴されました。
冷静になってこの高松地検・澁谷検事からの起訴を考えますと、私の人生にとって無駄なものではなかったのではないかという思いが、最近、湧き上がっています。
というのは、山口組の抗争に対する警察庁の取り組み方や、高浜原発3、4号機の原発停止の仮処分を下した裁判所の判断が、私の目指す日本の国の将来に明るい兆しとして、新聞紙上やテレビでも見え、感じるようになってきたからです。
私は法治国家の一員である国民ですから、私の犯した事実関係に基づく過ちを、裁判所が総合的に判断されて下された判決には従います。捜査権のない私が、向こう傷を恐れず、世の中のお役に立ちたいとはそういうことです。
ただ、家族が巻き込まれた命に関わる三つの未解決事件だけは、厳正公平に事実に基づいて解決してさえもらえれば、素直な気持ちで、裁判所から下された刑事罰であれば受け入れさせて頂くつもりです。
兎に角、私とすれば、この4月から、四国タイムズを日本タイムズにと題号も改め、日本の次世代のために取り組みたい気持ちでいっぱいですので、日本タイムズを続けていける発行可能な御判断を、裁判長が下して頂けますよう、伏してお願いいたします。
渡辺弁護士が、法律家として社会正義の実現に向けて誠実に活動されておられることは、今回の事件を通して改めて確認することができました。この点については、敬意を表すことをおしみません。
他方、私はこれからも、ペンを通して巨悪を退治すべく、命を賭して戦うことにより、社会正義の実現に取り組み頑張るつもりです。
今回は、歯車のかけ違いで、渡辺弁護士には御迷惑をおかけしました。
今後は、お互いに、それぞれの立場から社会正義の実現に向けて協力していければと思っているしだいです。
平成28年3月14日
どうであろう。
日本の捜査機関が、本紙川上の家族に向けられた拳銃発砲事件や鉄パイプ襲撃事件、それに六代目山口組司忍組長から教唆された本紙川上殺害計画の暗黙指示を解決さえしてくれていれば、齋藤の虚偽の原稿も作成されなかったし、たとえその原稿が本紙川上の手元に送られてきたとしても四国タイムズの紙面には掲載しなかった。いや、掲載する必要もなかったのである。
だってそうでしょう。
齋藤から送られてきた六代目司忍組長への殺害依頼は、本紙川上からすれば荒唐無稽な話ではなく、暴力団山口組から何度も繰り返された襲撃の現実に遭遇した延長線上にある原稿だったではないか。
要するに、家族が巻き込まれた命に関わる未解決事件を三つも抱えた本紙川上は、事件を解決したいがために、良識派(オリーブ・オペレーション)の捜査機関が解決する糸口となる原稿だと信じて期待を込めて掲載したのだ。
そう考えれば、本紙川上も香川県警の捜査放棄の被害者とも言えるのではあるまいか。
【高松地裁・高松地検】
▼3月14日、高松地裁で結審。
▼3月17日、六代目司忍組長の告訴(殺人教唆)を澁谷検事が本紙川上の意思確認。
▼3月25日、六代目司忍組長を澁谷検事が不起訴。
▼3月31日、高松地裁で本紙川上に懲役1年6カ月、執行猶予5年の判決。
四国タイムズ名誉毀損の判決
懲役1年6カ月、執行猶予5年
昨年の6月2日、高松地検に家宅捜索された名誉毀損事件の判決から「本紙の主張と裁判所の判断」を掲載する。
【1、当事者の主張】
被告人は、当時、本件記事の内容が真実であると供述し、弁護人は、被告人は本件記事の内容が真実であると信じ、かつ、そう信じるにつき相応の理由が認められるので無罪であると主張する。
【2、当裁判所の判断】
被告人は、齋藤から本件記事の提供を受け、それを四国タイムズの紙面等に掲載しているところ、齋藤は、捜査段階において、被告人の渡辺弁護士を強く批判していることに話を合わせて、菅官房長官と渡辺弁護士が被告人を排除する謀議をしているとの架空の話を被告人にしたところ、被告人は、これを信じ切っている様子であった、平成26年10月下旬、被告人から菅官房長官と渡辺弁護士の話を記事にしないのかとメールで尋ねられ、被告人から原稿料を値上げしてもらったばかりであったこともあり、被告人の満足する記事を提供してあげたいという気持ちから、架空の内容であることを被告人に隠したまま、本件記事を被告人にメールで送信したなどと供述している。
齋藤は、被告人の共犯者として起訴されている者であり、本件記事の内容を被告人が真実であると信じていたなどというのは、齋藤にとって不利益な事実であり、捜査段階において、あえて、このような自己に不利益な虚偽供述をする動機は乏しいものといえる。加えて、齋藤は、被告人に嘘をついて金を騙し取っていたとも供述しているところ、そのような齋藤が自己への被告人の信頼を奇貨として、原稿料欲しさに架空の話であるということを伏せて本件記事を提供したというのは不自然とはいえず、齋藤の上記供述は、基本的に信用することができる。
さらに、被告人は、四国タイムズ平成27年2月号において、本件記事の内容を再掲しているが、それは、中東で発生したジャーナリスト拘束事件に関する安倍政権の対応を批判する記事の中で、同事件への対応に努力すべき重要な時期である平成26年10月初旬に菅官房長官が被告人殺害の謀議をしていたということを引き合いに出してのことであり、被告人が本件記事の内容が虚偽であると分かっていたのであれば、およそ不合理な掲載の仕方といえる。
以上からすれば、当時、被告人は本件記事の内容が真実であると信じていたものと認められる。
しかし、被告人及び齋藤の供述によれば、被告人は、本件記事の提供を齋藤から受けた前後において、齋藤に対し、取材状況や取材先を全く確認しておらず、自ら具体的な裏付け作業を全くしないまま齋藤の記事を掲載したものと認められ、被告人が本件記事の内容が真実であると誤信したことについて、相当の根拠に基づくものといえないことは明らかであり、判示の事実を認めることができる。
学園の改革は理事総退陣から
藤井学園・児童ポルノ製造の背景
《本紙は、今年1月号に「藤井学園寒川高校の隠蔽体質宮武学・野球部監督の強要疑惑を糺す」、2月号に「教育香川の原点を取り戻そう高校野球に巣喰う宮武学監督の正体」との見出しで、私立高校の在り方としての問題点を提起し改善を促してきた。》
これは、5年前の平成23年10月号「四国タイムズ」から引用した記事である。さらに続けてみよう。
《さて、本紙が取り上げた【野球部員複数名による、組織的集団犯罪・盗撮】【野球部指導者の不祥事】【野球部監督・宮武学の金銭要求、受け取り問題】【野球特待生制度の違反に関する問題】
などの本紙記事を、藤井学園寒川高校は改善の取り組みに役立ててくれたのだろうか。
検証すると、否と言わざるを得ない。
今度は、野球部ではなくソフトテニス部の暴力事件。それも、7月中旬から寒川高校2年生(OA)ら4名により1年生5名を毎日のように、腹や顔を殴る蹴るといった暴力行為が行われていたようだ。
9月12日には、被害生徒が診断書を添えてさぬき署に告訴し受理されたので本紙川上も深く関わり解決を促したい。
さぬき署の赤崎署長。
「事実の裏付けに努力し、それが事実なら厳しく対処します」
どうも、本紙記事は藤井学園には活かされていないようだ。創設者藤井和市翁の「学校は真の人間教育をするところ」の建学精神は何処へ行ったのかと本紙川上は言いたい。》
どうであろう。報道の役割は隠蔽された事実を記事化して改善を促すことである。ところが、5年前の本紙の記事は活かされず、さらに悪質な児童ポルノ製造事件へと事態は深刻化したようだ。
本紙の役割は何か。それは将来の日本を担う青少年の健全育成に携わることである。
そこで今回は、藤井学園の体質そのものを理解するため、学園の経営陣と労働組合員の背景にスポットを当ててみる。
学校法人藤井学園寒川校・児童淫行ポルノ製造事件の実行当事者であった新谷清人元教員が、藤井学園の労働組合諜報員であった事からして、藤井学園の改革・再生を求めて一歩踏み込んで記事化する。
藤井学園労働組合員といえば以前より本紙川上が注視している野球部不祥事の宮武、石村、筒井の所属していた集まりではないか。
宮武元監督は今、ビッグワン(スポーツ店)に移っているが、また、この紙面で掲載することになろうとは、本紙の追跡は間違っていなかったようだ。
「野球部保護者に対して石村氏が金銭授受に関する証拠を処分するように通達した」
「寒川高等学校の近隣にある喫茶店スカイラークでの領収詐欺等もあるかと思いますが何故石村氏が懲戒解雇扱いにならないのか?」
「野球部保護者が石村氏の指示に従い金銭を渡したという事実を証明する書類を野球部保護者から入手したにもかかわらず処罰しない理事長」
「藤井学園の指示でおおとよ荘にて研修を行っていた石村にビッグワンが接触したのは何故か?」
さらに、もっと踏み込んだ情報をも公開する。
既に学校法人藤井学園から離れた西本氏や関係者は、過去の事実をこの本紙記事によって知る事となるであろう。
関係者においては今更と思うことや、心苦しさはあるかと思うが、学校法人藤井学園の実態を知らずして改革は図れないので教育業界刷新のためにも了承いただきたい。
なぜ、寒川高校の西本先生が辞めることになったのか、ここに記す。
教員だった西本氏は藤井学園寒川高校内でソフトテニス部、よさこい活動で非常に優秀な実績をあげ発言力を増していた。
ただし、その発言は、語気が強く寒川高校の川田千秋校長(当時)から恨みを買っている状況であり、他の教員からも、特に野球部の宮武、石村、筒井からは同様に妬み恨まれていた。
野球部が恨む理由は語気が強い西本氏の発言に対しての恨みよりは、野球部の不正、さらに藤井学園寒川高校の不正を公表できる証拠資料が西本氏の手元にあることが恐怖であった。
そもそも野球部の不正を見抜いたのは、藤井学園寒川高校に所属する野球部の会計に携わっていた司書が見つけたものである。
藤井学園寒川高校は、なんと、不祥事の事実を隠蔽するために、その司書に対し生徒とのスキャンダルを画策し寒川高校を辞めざるをえない状況を作った。
これは、学校ぐるみの寒川高校野球部における会計不正隠蔽の実態である。西本教員も、この不祥事を知っていた。
さらに続ける。
寒川高校の西本教員は当時、岡山へのソフトテニスの遠征中に藤井学園寒川高校の川田校長から携帯電話で自分に対する人事異動を知らされた。要するに、川田校長から西本教員は丸亀藤井学園への異動が決定したと伝えられたのだ。
岡山への遠征中の西本教員は、憤慨し岡山から寒川高校に帰る予定を変更し、人事異動を承認した藤井睦子理事長を糾弾するために、丸亀の藤井学園に向かった。そこで、西本教員は不祥事隠蔽の証拠資料を暴露するとちらつかせた。それにより、当時の井沢常務理事と藤井高校千葉校長が藤井睦子理事長と相談し、西本教員の人事異動を撤回した。
ところが、厄介払いできたと考えていた藤井学園寒川高校の川田校長は、藤井学園経営陣が西本教員への人事異動を撤回したことを良しとせず、とんでもない対応策を考えだした。川田千秋校長以下、寒川野球部の宮武、石村、筒井を含む寒川高校の職員が人事異動を撤回した藤井学園経営陣を糾弾するような事態となったのだ。
ここで、今回の児童淫行・ポルノ製造の教員であり藤井学園労働組合諜報員でもあった新谷清人氏の出番である。
この新谷教員が、西本教員の元生徒との不純な関係を盗撮した画像使用のビラを作成し寒川高校内に拡散した。
西本教員は、藤井学園寒川高校の謀略と経営陣である藤井睦子理事長、井沢常務理事、藤井高校千葉校長の謀略に陥り辞職することとなる。
実は前評判の悪かった宮武監督を藤井学園寒川野球部に連れてきたのは、井沢常務理事と藤井高校千葉校長の人脈。
西本教員が寒川高校野球部の不正を叩こうとしている状況は、井沢常務理事と藤井高校千葉校長からすれば仲介した関係から宮武監督が叩かれる状況は捨ててはおけなかったようだ。
かくして、藤井学園寒川高校を西本教員自身が辞めることとなったのだ。
藤井学園の改革は理事総退陣からの出直しだ。
藤井学園寒川の児童ポルノ製造事件
百十四銀行の執行役員が隠蔽工作に加担か
実は、情報提供者が藤井睦子理事長から預かったICレコーダーには理事会の録音以外の音声が録音されていた。
藤井睦子理事長と百十四銀行善勝光一丸亀支店長とが電話の中で、当時の藤井学園副理事長だった矢野洋氏を強制解任させようとするシナリオの打ち合わせ録音である。
内容としては、藤井理事長自身が善勝光一支店長との会話をICレコーダーに録音しており、強制解任のシナリオを善勝支店長が藤井理事長に確認する「(藤井睦子理事長から)以前より矢野洋が藤井学園で不祥事を起こしており、その相談を受けていたという流れで百十四銀行人事部に対し言っておきます」、という趣旨の会話が録音されていたのだ。
要は、百十四銀行善勝光一丸亀支店長が百十四銀行本店人事部に報告しなかった場合の保険として、藤井睦子理事長がICレコーダーに録音したという流れである。
この録音内容からすると、全て藤井理事長が立案していることを示唆している。藤井睦子理事長の案に対し、善勝光一支店長がさらに入れ知恵し、最終的に百十四銀行本店の人事部に善勝光一氏が丸亀支店長(兼執行役員)の立場でなく、百十四銀行本店執行役員の立場で矢野氏の悪評を報告する。そのことにより藤井学園への矢野氏の出向取り消しを狙ったという完全な身内殺しの内容だ。
百十四銀行が事実関係(矢野氏への聴聞)の調査もなく身内を評価するような銀行でないことを本紙川上は願う。
百十四銀行の4月1日人事異動では善勝光一氏は本店の金融業務執行役員に就任する。
百十四銀行も、地方銀行再編という時代を迎える時に、客先の不祥事に加担してしまう行員(善勝光一)を金融業務の重役に入れるとは、ましてコンプライアンスが最も求められる法律を遵守させる側の責任者とは、笑って済ませる問題ではない。
金融庁は、しっかりと学校法人藤井学園の不祥事隠蔽工作事件に注目して調査・指導をすべきである。人様のお金を扱う銀行となればコンプライアンス遵守が至上命令であるはずだ。