『へらこい県民性会議』
浜田恵造会長に香川県知事をやめてもらいましょう
小川和彦氏に県人事委員をやめてもらいましょう
水本勝規氏に県会議員をやめてもらいましょう
西川昭吾氏に県会議員をやめてもらいましょう
内濠を埋めた捜査 暴排条例のキッカケは本紙
陣容は固まった!任意での証拠調べ、関係者の呼び出し、条例への足掛かり…。
やはり、オリーブ・オペレーションは、地道に積み重ねてきていた!
来たる日を目指して、本紙社主と共に走り続けていたオペレーション!
「サムライ川上(道大・本紙社主)氏の背中から視線を外すな!いやいや、これが私たちの合い言葉ですから。まずは、この合い言葉をちょっと読者の方にも知っておいて欲しいのです」。
まず、こう語るのは、警察首脳である。むろん、オリーブ・オペレーションの担い手である。
オペレーションには、まず第一にゴール≠ノついての現状を聞かせてもらわなければなるまい。
――なかなか目に見えて進捗しないようですが、本音を言えば、多少、苛立ちが出ています。
「なるほどね、イヤ、そのように、本音で尋ねてもらった方が、こちらも応えやすい。まず、言っておかなければなりません。勘違いしてもらっては困ります(微笑)。われわれ(オリーブ)オペレーションが、ゴールの時期について、言を左右にしているって、そんな批判が沸き上がっている?
なるほど、そう言うことを指摘する向きだってありましょう。しかし、私たちだってれっきとした捜査機関です。なにもかも正直に宣言することのデメリットは知っているつもりなんですよ。だから、その時期は、有言不実行になることがある。それを判っていてあえて、する時もある、ということです。それが、却って苛立ちを覚えさせていることは、承知しています。ここは正直に申し上げているんです」。
淡々と語るなかに、首脳の目には情念が浮かび上がっていた。それとハッキリ判るほど、その目はギラギラと輝いている。迫真の取材である。
――(オペレーションの)取り組みを具体的に教えてくれませんか?
「相手がある捜査情報は、やはり簡単にお伝えできない。そこは逆に承知しておいてください。
しかしですね、冒頭私は言いましたね?私たちの合い言葉というのを。
そう、『サムライの背中から視線を外すな!』とね。これが万事を語っているのですよ、実は。
たとえば、です。前首長へのアプローチですが、これはかなりのところまで進んでいます。すでに終わったことだけならば、特別にお話ししますがね(苦笑)、事情聴取ならば、あくまで任意という側面で、済ませている。
場所?高松市のはずれにある、あるホテルのラウンジ。傍から見たらそれはただの商談としか思えなかったでしょう。ああ、それと三多摩(都下西部地域のこと。八王子市や立川市、国分寺市などが含まれる)のこれも、とあるホテルの昼間のバー。あくまで昼間ですよ(笑)、むろんアルコールなど以ての外、です(爆笑)。あんまり言わせないでください。
さて、捜査の極意は、いかに周辺の濠を埋めるか、です。その意味では、このアプローチはほぼ完了していると言っても差し支えない。ターゲットの周辺に掘られた濠、というのは、前首長の場合、当然現役の時代において側で業務をしていた者、ということになってきますね。
それはたとえば秘書、たとえば部下、たとえば、他の機関の交渉人、そんなところになってきます。そのうち、部下などという存在は、実に多くのことを知っています。
本人の意を受けて敢えて危なっかしい行動を取ることだってある。そういう意味で、私たちは実に有意義な濠を埋めさせてもらっています。いわば内堀です。外堀という遠い存在ではない。その人はすでに前職を退いているのか、あるいは、まだ現役のままなのか、そこはやっぱり、言えません。言えないからって、また、苛立ちを募らせるようなことはなさらないでくださいよ(笑)。
私はもうすでにヒントは言っているつもりです。ほら、私たちの合い言葉をいつも思い出して下さい。
そう、実は、私たちのアプローチは、サムライ川上氏のこれまでの動向をいつも大いに、大いに参考にさせてもらっているのです。すると、私たちの任意の事情聴取やあるいは、周辺の取り込み、というのは、そこ(川上社主のこれまでの動向)にルーツがあるのです。
(四国)タイムズの読者ならば、ここまで言えば大いに忖度してくれると思います」。
確かに、前首長へのアプローチは、本紙社主が先駆けとなっている。そしてそこには、側近と呼ばれる者や県の職員なども含まれている。すべてが一致しているかどうかは定かではないが、それでも多くの共通項はあろう。
「確かに多いと思います。それだけは、言っておきます」。
淡々とした口調は崩さないが、もうそこにあるゴールテープを見つめながら、さりげなくもうひとつのヒントとなる資料を机の上に置く。そのうちの象徴的な部分だけを、次に紹介しておこう。この紹介が、この後すぐにでも起きる展開へのある意味でのガイドになるはずだからである。
「公共事業は70%(1996年度1812億円→2010年度485億円)、県職員は24%(1996年度3674人→2010年度2779人)削減した。給与も国家公務員に比べた『ラスパイレス指標』は全国ベスト10に入っていたが、ワースト10以内までに下げた。職員には大変申し訳なかったが、人を減らし給与カットをしていったなかで、効率的で透明で責任感のある行政組織になったと思います。高松の大的場のプール施設や津田病院と保育専門学院の廃止、また利用者減で行き詰まっていた民間の栗林動物園も、閉鎖してもらいました」。
「反対が多くて恨まれ、けなされたが、財政難の中で県全体のためには、不要な財産処分や必要性の少ないものを廃止せざるを得なかった。苦しい選択でした。評論家は評論していればいい、マスコミは伝えていればいい、利害関係者は自分の意見を言えばいい。しかし、行政には公平公正と責任がある。問題点をとらえ関係者の意見を聞き、政治状況を考えて、できることとできないことを仕分けして、実行の手順を決めるのが知事の仕事です」。
「業界の利害関係で難しかったのが、海砂利の採集禁止です。香川県がトップを切って禁止して、いま全面的に瀬戸内海で禁止という状況ができましたが、これは段階的に削減して実現できたことです。いろんなものを廃止するのは、必ず反対する人がいます。その時々の状況でどこまで対策ができるか、またどこまで説得ができるかを判断してやってきました」。(いずれも※ビジネス香川より引用抜粋。すべて前知事真鍋武紀氏のインタビュー。知事引退後のインタビュー記事である)。
この発言は、やはり、現知事にも当てはまってくることだけに、相当に意味深いものがある。
「インタビューの内容を鵜呑みにしろ、というのではなく、そのむしろ反対で、このインタビューの内容をみなさんがまずは、咀嚼しながら、その上でわれわれ捜査機関の動きをいろいろ推理して下さい。きっとわれわれの方向性が見えてくると思いますよ。その意味では、現体制だって決して例外ではないのです(!)」。
暴排条例のキッカケ 本紙川上への言われなき暴力!
「もう一点、これは非常に重要なことです。
警察庁挙げて、ついに、暴排条例(暴力団排除条例)が、全国に浸透しました。そして急速に定着しつつあります。
これは、戦後成立した条例はそれこそ星の数ほどありますが、これほどの規模を見たのは恐らく初めてのケースかと思われます。
この奇跡的な全国的動きのキッカケは、なんだったか?
答えを言う、その前にもう一度、私たちオペレーションの合い言葉を思い出して下さい。イヤ、恐らくわたしたちのように、タイムズ読者の方々においては、思い出すのではなくいつも頭にありますから、それをちょっとだけ引き出して下さればいいのです。
サムライの背中を見て、やはりこの全国的な動きは行動となって、やがて今のように浸透していったのです。理不尽な暴力に満身創痍となりながら、それでも立ち上がって、今日のために力を振り絞ってきた、サムライ川上氏の行動が、暴排条例の定着のキッカケになったことを認識して欲しいのです。
かつて、川上氏は、盛んに前首長に対して、『暴力追放センター会長をやめてもらいましょう!』、と言ってきました。これは、ミイラ取りがミイラになってまで、形式上の要職を続けていたら、やがては故郷そのものが崩壊してしまう、それをいち早く感じた川上氏が、繰り返し言ってきたわけです。
確かにそうなんですね。この主張は、暴力を受けた川上氏故に声高に言うことが出来たのです。
それがこの度の暴排条例の全国的定着についに昇華した、ということなんです。
今洗ってみると以前の讃岐のように、暴追センターの長に、おかしな人物が就いているケースが少なからずあった。まるで暴力団の手先のような人物が、追放センターの理事長を務めているなどという本末転倒と言うべきか、ナンセンスな事例がいくつかあったのです。そういう意味でも、サムライ川上氏の言い分は、一歩先を行っていたのですね。ええ、背中を見せながらですね。
これからもサムライ川上氏は、暴力に対して、毅然と立ち向かっていくでしょうが、いわば、これがわれわれとサムライとの暗黙の了解なのです。
この暗黙の了解こそが、これからすぐに起きるわれわれの動きに繋がって来ることをこの際、タイムズ読者の方には充分に了解してもらいたかったのです。
だから決して言い訳なんかじゃなく、また、弁明でもない。捜査はキッチリ進んでいます。合い言葉をいつも胸にしながら。
私たちの方向性もここでほとんどご理解して戴けると思っています。
付け加えるならば、われわれ捜査機関の人事にも、注目して戴けると、理解というものに厚みが出ると思います」。
キッパリと語った、その目は最後まで鋭い光を失わなかった。
この決意が読者の元に届けられる時は、もしかすると一本のゴールは切られてしまったあとかもしれない。しかし、讃岐の改革という点から見ればそのようなことは、まったくの枝葉末節と言うべきことだ。
それでも本紙は、これまで通り、淡々と我が道を行く。暗黙の了解を取りあいながら。
大阪地検特捜部の迷走からの脱却
真相解明なくして検察の信頼回復なし
《自民党との腐れ縁絡み、関西検察の人事権絡み、検察の口封じ逮捕工作絡み、暴力団の執行停止工作絡み…、これらが複雑に絡み合って今の状況に陥っている。実に情けない、恥ずかしい姿。日本人が大切にしていた「武士の恥」は、どこにいったのか、とつい言いたくもなる》
これは、9ヵ月前の本紙2月号で喘ぐ検察についての記事。続けてこうある。
《冤罪捜査で逮捕された村木さんが、検察の改革に「検証を厳しく、温かく見守る…」と言ったのは、検察が同じような失敗を繰り返さない組織的な改革に期待したいという気持ちからであったはずだ》
大見出しにはこうある。
「検察・起訴権独占の議論が必要」「特捜部の編成は検察と警察の混合で」
村木さんの郵便不正事件が引き金となって、検察の歪みが表に出た。問題が表に出るということは民度の熟成過程で歓迎すべきで、肝心なのはそれを今後にどう生かすかだ。
東京地検特捜部は、政界汚職などを手がける独自捜査部門を半分に減らし、国税局などから告発を受けて捜査する「財政経済班」、証券取引等監視委員会・公正取引委員会からの告発や警視庁から汚職事件などの送致を受ける「経済班」、それに脱税事件だけを専門に扱う「財政班」とに分けて先月、新体制をスタートさせた。
本紙の「特捜部の編成は検察と警察の混合で」は、まんざら的を外してはいなかったようだ。
「宮本は…海に沈められた」 木村・塩田・上村ルートの再検証
さて、村木さんの「検証を厳しく、温かく見守る…」に応えて、本紙も検察の信頼回復に精一杯の努力をしてみようではないか。
まず、平成23年8月31日付産経新聞。
《郵便不正事件で有印公文書偽造・同行使罪に問われた厚生労働省元係長、上村勉被告(42)の公判が31日、大阪地裁(中川博之裁判長)で開かれた。上村被告は「偽の証明書発行は単独で行った」と主張した上で、「元局長の村木厚子さんは逮捕のための道具として使われた」と述べた。
公判は大阪地検特捜部による押収資料改竄事件の影響で中断していたが、ほぼ1年ぶりに再開。上村被告は同省元局長、村木厚子さん(55)の共犯として虚偽有印公文書作成・同行使罪で起訴されたが、村木さんの無罪確定を受けて訴因変更された》
「元局長の村木厚子さんは逮捕のための道具として使われた」との上村勉被告の主張は、検察への挑戦である。この上村被告の検察への挑戦、本紙川上が受けて立とうではないか。「偽の証明書発行は単独で行った」とは、検察をなめ切った言いぐさで看過できない。
ところで先月、匿名の男性から電話が入った。
「逃亡していた高松市議の宮本が、海にコンクリートで沈められたという話を…」
「えっ、…」。本紙川上は一瞬、絶句した。逃亡中の宮本和人の生存確認は大阪生野でと本紙に既報していたからだ。
逃亡当時の平成17年10月号本紙「宮本市議、逃亡の深層 木村義雄代議士の収賄を隠蔽か」。
《…ところで、木村義雄代議士が喰った、「高松さんさん荘」の収賄疑惑の捜査はどうなったのだろう。
この衆議院選挙中、逃亡している宮本和人市議が、木村代議士の選挙を電話で応援していたという情報も本紙に入っている。
また、宮本市議の親分筋になる高松市会議員の携帯電話に、逃亡しているはずの宮本市議から電話があったとも聞く。一体どうなっているのだろう。
この選挙中、四国タイムズの記事に話題が移ったとき、
「あれは、香東園の石川憲さんが一番知っとる。石川さんが言うには『宮本が出てきて一番困るのは、木村義雄、秘書の西村良一や。西村なんかカネ取っとるから、首、洗ろうて待っとかないかん』…」
ここで登場した石川憲さんとは、社会福祉法人の理事長で、老人福祉施設の運営では香川県の第一人者。県内の福祉施設の動きに精通していることは間違いない》
この6年ほど前の「さんさん荘事件」を精査すれば、郵便不正事件の真相解明の糸口が掴めるのではなかろうか。なにしろ、木村義雄元副大臣と塩田幸雄元部長(現小豆島町の町長)は、常習的な口利きコンビの仲なのだから。
次に、平成22年10月号本紙。
「郵便不正の実態は贈収賄」
「木村元副大臣と塩田元部長の逮捕は不可欠」
《…地に墜ちた信頼を取り戻すには、データー改竄の経緯や組織としての対応の是非を総括し、国民にすべてを説明することが必要だ。
その上で、かつて東京地検特捜部長を務め、政界汚職事件を手掛けた宗像紀夫弁護士は、検察の再生に向けてこう提言した。
「社会が納得する事件を暴き出す本来の職責を果たすことで、信頼回復に努めるしか残された道はない」》
とにかく、国民から検察の信頼を取り戻すには、象徴的な事件、すなわち郵便不正事件の真相解明が一番だ。上村被告が「偽の証明書発行は単独で行った」と言うなら、倉沢→木村→塩田→(村木厚子氏を飛び越えて)上村の指示ラインが明らかではないか。
不透明な浜田恵造後援会
前職場の社員脱税の責任はないのか
浜田恵造後援会の総会が、10月10日午後4時から全日空クレメントホテルで開催された。5時からは同じ階の飛翔の間で親睦会も行われた。
もちろん、本紙川上も総会への参加は断わられたが飛翔の間の前に立った。参加者の表情から浜田恵造知事を本気で支持しているかどうかを見届けるためである。
浜田知事の朋子夫人の右手には杖、左腕には付き添えの女性に支えられた後ろ姿を見ていると、香川県民として情けなくなる光景だ。
何度も言う。「朋子夫人は浜田知事と同居して、香川に移り住むべきである」。
「浜田知事の後援会は、どうなってるの。城東町の事務所に電話しても誰もでない…」
本紙川上にこんな問い合わせが最近多い。
浜田知事就任から1年余りが経って、やっとこさ後援会の総会とは聞いたことがない。それも、大西大介会長以外は、副会長の30名もなり手がなくて苦労したとも聞くので何をか況やだ。
気になる記事を先月29日付四国新聞「中日本高速社員
脱税事件現金提供ほぼ5億円巨額補償費の明細票提示」に見つけた。
《新東名高速道路の用地買収に絡む脱税事件で、逮捕された中日本高速道路社員山田真己容疑者(42)の交渉先だった採石会社(愛知県豊川市)は28日、「測量費」名目で2006年から昨年にかけて山田容疑者に支払った現金の総額が4億9600万円に上ることを明らかにした》
中日本高速道路は、日本高速道路保有・債務返済機構の関連会社。浜田恵造知事が、平成20年7月から21年12月まで日本高速道路・機構に理事として勤めていたともなれば責任の一端は担わなければならないのではあるまいか。
香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その103)
警察改革の起爆剤は香川県警腐敗組
平成9年11月29日の殺人未遂事件は、今月29日で14年目を迎える。時効まで後1年。
香川県警の改革には、本紙川上の解決済みで処理された未解決事件を真に解決することが絶対的に必要であるはず。
来年1月、平成24年1月で四国タイムズも満20歳になる。なんとしても香川県警から腐敗警官を排除し、県民から信頼される逞しい香川県警を取り戻して欲しいものである。
先(10)月19日付朝日新聞に、17日付で第23代警察庁長官に片桐裕氏(60)が就任という「ひと」を見つけた。
《周囲の評は「妥協しない人」。警察不祥事が相次いだ1999〜00年、総務課長として警察改革を担い、内部の監査を強める法改正を手がけた。当時の部下は「上司やOBの反対も強かったが、決して譲らなかった」と振り返る…》
なんとも頼もしいではないか。警察庁長官が警察改革に本腰を入れて取り組んでいることだけは間違いない。
25日付で、大阪府警本部長に警察庁長官官房総括審議官の坂口正芳氏(54)が就任。
28日付で香川県警本部長に警察庁生活安全局地域課長の藤本隆史氏(46)が就任。
これはただ事ではない、何かが起きる雲行きだ。
反社会的勢力との決別を 懲戒免職増の現象は健全化の証
先月28日午後1時から高松商工会議所の2階で、香川県弁護士会、県暴力追放運動推進センター、県警が「暴力団被害・暴排条例出張相談」を行うというので本紙川上も足を運んだ。
47都道府県で今月、暴力団排除条例施行の足並みがそろったのに伴い、民事介入暴力排除の機運が全国的に高まっており、県警組織犯罪対策課が「困っている人は相談してほしい」と呼びかけていたからだ。
2階の201号室に向かうと、入り口の左に受付の机が置かれ、二人の男性が女性の対応にあたっていた。右のソファーには、本紙が追及している土草県警本部組織暴力対策課の係長が座っているのが見えた。
本紙川上は、報道のためここで一枚デジカメのシャッターを切り、中に入ろうとしたが受付の男性に呼び止められ立ち止まった。
「報道です」「川上です」
何しに来たかといわんばかりに高圧的な物言いをするその男性に本紙川上は名前を聞いた。
男性「警察官や」
川上「いや、お名前は?」
男性「栗田や」
なるほど、この人が栗田か。
いま、暴追センターの事務局長をしている横田武に、高松北署の臼杵刑事2課長、県警本部組織犯罪対策課の岩崎課長補佐、土草係長らが本紙川上への襲撃事件を潰したことは本紙の既報通りである。
本紙川上は、香川県警本部組織犯罪対策課に電話を入れた。もちろん栗田氏についてである。
「栗田はウチの係長です。栗田が川上先生の顔を知らんことはないでしょう」という返事が返ってきた。
有難いことに、こういう出来事を通して腐敗警官と健全警官の色分けができる。とにかく、香川県警から暴力団若林組と癒着した腐敗警官を排除するのが急務であることだけは間違いない。
さて、先月28日付の産経新聞「巡査部長を懲戒免職暴力団関係者から現金」に目を通して欲しい。
《大阪府警西淀川署の男性巡査部長(40)が暴力団関係者の元社長(41)に内部情報を漏洩(ろうえい)する一方で金品を受け取ったとされる疑惑で、府警は27日、地方公務員法(信用失墜行為の禁止)違反にあたるとして、巡査部長を懲戒免職とした。府警は、巡査部長を同法(守秘義務)違反容疑で捜査しており、懲戒処分を先行させるのは異例。事案の重大性や捜査の長期化などを考慮したという》
府警が巡査部長を懲戒免職にしたのが27日。大阪府警に
坂口正芳氏が本部長として就任したのが25日であるから、わずか2日後の英断だ。
さらに産経新聞「反社会的勢力との決別に水」を追うと、
《全国47都道府県すべてで暴力団排除条例が施行されるなど暴力団追放の機運が高まるなかで明らかになった現職警察官と暴力団関係者の癒着は、反社会的勢力との決別進める活動にも水を差すことになる。いかに綱紀粛正を図るか、大阪府警の姿勢が問われている。
ジャーナリストの大谷昭宏氏は、「大阪府警は、市民に暴力団排除を訴える当事者として猛省すべきだ」と指摘。そのうえで、今回の事案を「警察官個人の問題として片付けず、組織全体のあり方としてとらえる必要がある。府警は、取り締まる側が取り込まれてしまったという実態に目を向けて、再発防止を徹底しなければならない」と…》。
産経新聞と本紙の論調は真反対である。
今この時期、腐敗警官を徹底的に排除する取り組みは、警察が国民の負託に応えようとする努力の成果であると解釈すべきだ。蜜柑箱から腐った蜜柑を除かなければ美味しい蜜柑まで腐るではないか。
川原豪の若林組除籍は偽装
会社移転、車は黒レクサスから白プリウスに
「商売困難?山口組を除籍
条例影響か露天商運営の暴力団」
これは先(10)月16日の産経新聞である。
《…全国で暴力団排除条例が施行され、暴力団の資金源根絶への機運が高まるなか、暴力団の看板を掲げたまま商売を続けていくのが難しくなったことが原因とみられる…》
「なるほど、そういうことだったのか」
二代目若林組の資金管理を担当していた川原豪本部長補佐が、昨年11月、突然に組から除籍されたのは城東町の風俗店グループ経営やグローバルメディアの商売が暴排条例の影響で困難になることを見越して先手を打ったということだったのか。おそらく、香川県警腐敗警官からの指南があったのではなかろうか。
さて、本紙も実態調査に乗り出そう。なにしろ平成9年11月、本紙川上宅の家族に向け拳銃トカレフを5発も発射した実行犯が川原豪となれば看過できないではないか。
まずは川原の乗用車から迫ってみよう。
トヨタの黒レクサス(ナンバー・29-51)が、今年5月から、トヨタの白プリウス「香川300は28‐51」に乗り換えられた。
所有者は、川原豪が除籍直後の12月に代表取締役に就任した(株)グローバルメディア。本店も高松市上福岡町721-2から「高松市塩上町2丁目3-1」に変更。使用者はもちろん、高松市寺井町66-●の川原豪。(要は自首の勧告)
漁業制度を歪めた組織暴力グループ
内水面漁場の適正化で香川の改革を
複雑に絡まった香川行政の改革を進めるには、まず昭和50年あたりから香川の歴史を紐解かねばなるまい。
昭和49年に誕生した前川忠夫革新知事を起点にスポットを当てながら時系列で追えば、歪な現状を紐解く糸口が見えてくるはずである。
要するに、前川忠夫氏を担いだ少数の与党(社会党系)と多数の野党(自民党系)が、都合よくお互いに利用しながら香川県政を運営し、理事者側と議会側が結託したということである。
端的にいえば、大型プロジェクトの利権に表社会も裏社会も群がった。そこに起きた軋轢を、当時の本多英信土木監理課長兼次長が蜜月関係者に応えて(あえて)漁業法を歪めて解釈するうちに現状に至ったということである。
社会党の藤井賢県議が採捕権を餌に誕生させた実態なき淡水漁民や、暴力団若林組若林ワ組長の舎弟である自民党の池田長義県議らの利権に配慮している間に、行政が不介入であるはずの民事問題にも深入りしすぎたというのが実情ではなかろうか。
国や1市6町が助けを求め、それに命をかけて応えた坂出綾歌淡水漁業協同組合の西岡健明組合長を、見捨てるとは以ての外だ。
漁業法という法律を無視してまでも利権に群がる組織暴力関係者に便宜を図るとは、本多英信次長の罪は大きい。
【漁業権の制限または条件について】《…将来行われる河川工事を予測して、実害発生の際も補償要求してはならない旨の制限又は条件を付すことは違法であり、…付したとしてもそれは当然無効》(漁業制度重要例規集)
採捕許可を持つ淡水漁業者が漁業補償を求めることはできないとする香川県の統一見解は完全に法の逸脱である。
ところで、香川県の内水面漁場管理委員の名簿に目を通してみよう。歪な姿がここでも確認できるはずだ。
会長は弁護士の松本タミ氏。
漁業者代表4名の組合は、
@香川県淡水漁業・竹内茂組合長、A中讃淡水漁業・石田幸男組合長、B三豊淡水漁業・佐野徹理事、C川魚料理店経営・池内美代。
注目してほしい。香川県の正式な淡水漁業の組合は4つで、@香川県淡水漁業、A坂出綾歌淡水漁業、B三豊淡水漁業、C中讃淡水漁業。
なんと、香川県内水面漁場管理委員会の名簿には、A坂出綾歌淡水漁業の名が見当たらない。これでは、内水面漁場管理の調整など出きる筈がないではないか。
マルナカの中山社長の退任
浜田知事の総会出席が運の尽き
来年1月で四国タイムズも満20歳を迎える今日この頃、電話やメールの内容、それに役所の職員の対応までもが変わってきた。
「四国タイムズさんがマルナカの社長を退任させましたね」「香川トヨタの灘波社長の話、あれ的を射てますよ」「浜田知事は何とかならないのですか」などなど。
有難い話ではないか。本紙が世直しに少しでもお役に立っているとなれば嬉しい限りだ。
さてマルナカの話に戻ろう。
そもそも、暴力団若林組の日本士道会がマルナカに街宣活動を始める切っ掛けになったのは、マルナカがわがもの顔で田町商店街、それに宮脇店、広場店の歩道を自転車などで不法に占拠していたからである。過去にも摘発を受けたが行政との癒着が深いのか元の木阿弥だ。
こんな話もある。マルナカは、正社員はもちろん、アルバイトやパートのおばさんまでもに商品を半強制的に買わすという。年末には通販の電気製品までも強要するとか。
放射能セシウム汚染が引き金 知事のマルナカとの飲食は不適切
ここで、本紙がなぜマルナカの中山芳彦社長を本腰入れて追及し始めたのか検証してみよう。その答えは浜田恵造知事にあることは明らかだ。
風が吹けば桶屋がもうかるという話もあるが、浜田知事のマルナカ総会での飲み食いがイオンのマルナカ買収につながろうとは浜田知事も厄病神と言われても仕方がない。
さて、問題の発端である本紙8月号「観一卒・堺冨義常務の仲が疑惑を招く」から。
《浜田知事誕生以来、四国新聞の首相動静に並ぶ「知事動静」がにぎやかだ。午前の部も、午後の部もである。
余りにも浜田知事がはりきりすぎて、県庁職員は午後8時過ぎの夜の部まで付き合わされては堪ったものではない。
特に目につくのは、民間企業の親睦会と称する飲み食いの会。いくら真鍋前知事より酒は強いと言っても、ビール、日本酒、洋酒なんでもござれの自慢では、知事としてお粗末なのではあるまいか。
本紙川上は言いたい。なにも真鍋前知事の「へんど酒」まで見習うことはないでしょうが、と…》
続けて本紙9月号
「マルナカは暴力団支援企業 中山芳彦会長が若林組に盆暮れ2千万 暴力団排除と支援の関係マルナカは県の『目こぼし』を期待」
《観音寺一高卒の浜田恵造氏は、香川県の知事であり暴力団追放センターの会長でもある。要するに、県民の安全・安心を確保するために不正や不法を取り締まる側の立場であるということだ。
ここをまず押さえて欲しい。
さて、大西秀人高松市長は、民間企業からの案内には慎重に対応していると聞く。業界としての誘いは受けるが、個々の業者からの誘いは辞退するという方針らしい。
一方、浜田恵造香川県知事は、まるでダボハゼのようにどこからの誘いからでも跳びつくようだ。ビール、日本酒、洋酒なんでもござれで、あの酒癖の悪い真鍋武紀知事より酒は強いと聞くので香川県民とすれば気が気でない。それにオンナにも強いと聞けばなおさらだ。
今回、本紙が問題にしたいのは、何かと問題を抱えるマルナカ会の招待に浜田知事が出席したということ。イオンや夢タウンではなく、観一卒のマルナカ堺冨義常務の顔を立ててということらしい。
その後、東日本大震災が発生し、壊れた東電の原子力発電所から放射能のセシウム汚染牛肉の問題に発展した。このセシウム汚染牛がマルナカで県内販売されていたのは、堺冨義常務と久保英一朗県生活衛生課長の記者会見で明らかである。
県の久保課長も、マルナカの堺常務が浜田知事と同じ観一卒であるので、さぞかし気兼ねをしたのでは…》
監督指導する立場の久保県課長のマルナカ堺常務への気遣いは、香川県民の安全安心を脅かすタネではないのか
香川トヨタ・偽装の厚生年金
若林組広沢の加入は暴排条例違反
「実に残念でならない」
と言うのは、本紙川上は未だに香川トヨタの灘波社長らに会えていないのだ。
いや、会う必要もないが、「若林組元幹部の厚生年金は詐欺、香川トヨタの暴力団雇用は虚偽申請」を改める気配もないからなのである。
論語にこうある。
「過ちをしても改めない、これを本当の過ちという」
さて、時代は確実に変わってきた。
先(10)月17日に就任した片桐裕・警察庁長官(60)が「正しく、強く、国民の立場に立った警察を目指す」と記者会見の席で抱負を語った。
暴力団対策については「これからが正念場。手を緩めず推進する」。規制強化を盛り込む暴力団対策法改正についても「なるべく早く成就するよう全力を尽くす」と述べた。
本紙川上も、広沢の厚生年金不法受給を捜査関係者に尋ねたことがある。答えはこうだ。
「香川トヨタの偽装申請が時効であっても、現に厚生年金を受給し続けているのであれば時効は継続している」
ここで、先(10)月3日付朝日新聞にも目を通そう。
《代表的な企業年金の厚生年金基金で、支給ミスにつながる加入記録の誤りが16.6万件あるとみられることがわかった。日本年金機構がサンプル調査をもとに推計した。実際に5万件が「支給漏れ」、1.2万件が「払い過ぎ」になっている可能性がある》
広沢こと黄津一の厚生年金は「払い過ぎ」なのかな。
礒野英親副本部長の仮面を剥ぐ
阪大微研の観音寺瀬戸センターに疑惑
3・11東北大震災を引き金に、日本国の財政難が一気に表沙汰になった。甘えは許されないのである。
さて、本紙への投書を紹介しよう。問題が表に出ないのが問題で、問題を表に出そうとする人たちに真摯に応えて行こうではないか。
《前略 阪大微生物研究会・観音寺研究所の卑しき礒野英親(53歳)は、こんな男です。この男の仮面を剥いでください。
阪大微研は毎年倍々の勢いで大きくなり観音寺市瀬戸内町に莫大な敷地を購入して巨大な施設が次々と建設されています。さらに今年から公的資金200数十億円をもらいインフルエンザワクチンの工場建設にとりかかりました。
当然大型施設と建設と工場の立ち上げには人が必要で、人の採用もどんどんしています。
この男の卑しいところは、建設業者との関係と人の採用に絡むものです。この男の役職は管理本部、副本部長という立場を利用して建設大手大林組から中小の資材屋まで裏金要求し、新入社員の採用からパートの採用まで自分に関わりない課にまでづけづけと入り込み権力を誇示しては礼金を要求して巨額の金を着服しています。公的資金の一部がこの男に回っています。
そのほかにパートから正社員への身分が代わる制度がありますが、お気に入りのかわいいパートに正社員に代えることを条件に口説いています。ついこの前も金とからだを要求し、欲望を満たしてくれた●●を正社員にしました。次々とかわいい子がこの男の餌食になっています。助けてください。
甘い汁を知り尽くし、欲望は止まらず、ますます拍車がかかっています。
四国に数台しかないというAMGとかいうベンツをサラリーマンの身分で乗り回してる卑劣な男を糾弾してください》
どうであろう、悲痛な叫びではないか。
職員が職務に専念できる職場環境の改善は、本紙の重要なテーマの一つである。是非、お役に立ちたいものだ。
まして、工場誘致に香川県からも公的資金が拠出されているともなればなおさらだ。
研究会観音寺研究所の奥野良信所長は平成21年6月8日、香川県庁で「世界的大流行にも対応できる施設を完成させ公衆衛生に寄与したい」と抱負を述べた。責任重大ですぞ。