2019年8月
- 目次
- 国滅ぶとも正義は行わるべし 新レジームのトップに小泉進次郎!
- 失業保険の詐欺告発で真相解明
- 郷鉄工所破産の陰で暗躍する事件師の姿
- 香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その196)
- 捜査権力の「在るべき姿」は社会正義の実現
- 若狭勝弁護士を懲戒請求 三竦みの蛇と蛙と蛞蝓の癒着が国滅ぼす
- チサンマンション栄・理事長の虚構
- 伊藤六栄氏の正体は暴力団への資金提供支援者か
- 明浄学院の「反社」大橋・大塚氏は解任決定!
- 1億円に続き21億円が行方不明、「岡山方面に流れる?」の衝撃
- 「死刑弁護人」安田弁護士に「闇」の解明期待!
- 寿和工業・名進研・としわ会、清水氏一族の「行状」を”ブツ”で研究(その4)
- 県滅ぶとも正義は行わるべし 香川県の現状は暴力団山口組支援県
- 特別委員会設置の目的
- 大山議長の県立体育館への執念
- 狙った獲物は逃がさない
- 大山議長が行政視察で設計業者のアラ探し
- 連載のバックナンバー
- 現状把握して香川県の改革を
- 朝堂院大覚こと松浦良佑氏の正体
- 競売妨害紛い行為で失敗し、逆恨みして記事削除の恫喝
国滅ぶとも正義は行わるべし 新レジームのトップに小泉進次郎!
先だって行われた参院選について、本紙は一般的な見方をしているわけではない。むしろ今回の結果は次のレジームに向けて大いなる橋頭堡となったことを信じて疑わない。
次のレジーム。そしてその時のトップは誰か? 言うまでもない。
まずは、新しいレジームにおいて、一番最初に切り崩していかねばならない厚労省へのアプローチ。これは、旧弊を打破するためにも実に大事な対応である。
今週からオンラインによる厚労省のレクチャー(略して、レク)を本格的に始めました。
6月にテスト導入した際には、様々なメディアで報道されましたが、厚労省の働き方改革の一つとして、オンラインによるレク(政策や法律など省庁からの説明)を開始しました。
今週火曜日の7月24日には、東京五輪・パラリンピックの開会式を一年後に控え、総務省が推進するテレワーク・デイの呼びかけも昨年に続き行われています。オンラインレクにより、官僚の移動時間をセーブすることができますし、議員側でも、事務所スタッフの応対時間が削減されるなど、双方にメリットがあります。
それに、対面より効率的でストレスが軽くなると感じました。忙しい時やお天気が悪い時など、わざわざ来てもらって申し訳ないという思いを持つこともあります。
これからは対面レクが基本ではなく、オンラインレクが基本でやってみたいと思います。皆さんの会社や組織でも、テレワーク、オンラインによる会議など、検討してみてはいかがでしょうか?(オフィシャルブログより抜粋引用)。
厚労省改革。迅速な着手を願うばかりである。
さて、いよいよ参院選時の小泉進次郎氏の動きである。これは新しいレジームへの取り組みととらえなければならない。実に大事な二週間だったのである。この大事な二週間を丹念に追ってみよう。
明日から第25回参議院選挙が始まります。みなさん、どのくらい関心がありますか。
いま日本には様々な課題がありますが、それらは政治の力だけでは解決しません。国の未来を変えるには、国民の力が必要です。
これまで、私は農業改革、社会保障改革、国会改革など様々な「改革」に取り組んできました。
また、人生100年時代になることを見据え、世界に先駆けて人生100年の国づくりにも取り組んできました。
それらはすべて、国民の可能性を信じ、国民の力を引き出すため。そのために時代に合わせて、法律や制度を変えてきたのです。
人口が減るのを嘆くよりも、人口減少を強みに変える。画一的なレールに押し込めるのではなく、一人ひとりの違いや個性を強みにしていく。
そうやって政治の側から発想を変えていくことで、一人ひとりがもっと前向きに自分らしく生きられる社会をつくっていく。それが政治家の役割だと信じています。
「日本は変われる」
漠然とした将来不安がある今だからこそ、その不安と向き合い、「日本は変われる」という私の思いを、全国各地で伝えていきたいと思います。(小泉進次郎オフィシャルブログより抜粋引用)
参議院選挙2日目、今日は岩手県内を回って街頭演説をしました。
朝は、西和賀町(にしわがまち)から演説スタートして、奥州市でお蕎麦を食べた後に演説。その後、釜石市の復興フォーラムで講演。夕方は遠野市、最後は盛岡駅前で本日最後の演説でした。
写真は、最後の盛岡駅前に向かうために、新花巻駅で新幹線を待っている時のもの。
初日の滋賀・秋田に続き、一日予定に追われ続けた中で、誰もいない駅のホームで少しだけほっとした、静かな時間でした。
明日からは参院選期間中初めての週末を迎えます。三重県と地元の神奈川県で、街頭演説を行いますので、ぜひ皆さん来てくださいね。
7月6日(土)
三重県:11:30開会 津お城西公園(市役所北側、三重県津市西丸之内23)
吉川ゆうみ候補 街頭演説会
神奈川県:16:45開会 桜木町駅前広場(神奈川県横浜市中区桜木町1丁目)
島村大候補 街頭演説会(同 抜粋引用)
初日からかなり精力的に全国を走り回っている。
参議院選挙4日目、大分と佐賀県。
今日は朝から大分で二ヶ所、佐賀で三ヶ所の演説をしました。
動画は佐賀県内を移動中に立ち寄った、佐賀県多久市の休憩所。
佐賀らしいものをと探していたら、宮原真一佐賀県議が勧めてくれたのは、「ファイブミニ」。佐賀で開発されたそうです。(同)
参議院選挙、7/8(月)佐賀県嬉野市でのこと。
昨日(7/8)の朝、街頭演説の会場に向かう前に嬉野市にある「大茶樹」(だいちゃじゅ)に立ち寄りました。
「大茶樹」は、樹の高さ4.6m、枝のはりが約80㎡もある巨大なお茶の木です。
15世紀ほど前、中国大陸から伝わってきたといわれる嬉野茶ですが、今も見渡すかぎり茶畑がひろがっています。「大茶樹」は1600年代に嬉野茶の茶祖といわれる吉村新兵衛がこの一帯に茶の栽培を奨励した当時の1本が残り、樹齢は350年を経ているそうです。
江戸時代、嬉野は長崎街道の宿場町として多くの人が訪れる場所でした。一杯のおいしい嬉野茶は旅人の疲れを癒したのかもしれませんね。
私も演説の前に嬉野茶でホッと一息、力をもらいました。
選挙遊説は、全国での人との出会いや、その土地ならではの貴重なものに触れ、学ぶ機会でもあります。
ここで得たことを、今後の政策に活かしていけたらと思っています。
まだまだ遊説は続きますが、新たな気づきや出会いも楽しみながら、ハードスケジュールの遊説を頑張ります。(同)
参議院選挙8日目、茨城県、福島県、宮城県。
7月11日のこの日は、東北を中心に5ヶ所で演説をしました。これからも、東日本大震災のことを忘れずに、東北の復興を応援し続けます。
今日は北海道に来ています。旭川と北見で演説ですが、雨が降らないといいなぁ。
非常にタイトなスケジュールの中、次のレジーム構築のために走り回っている。まさしく次のリーダーに相応しい。
岩本つよひと候補の応援で、旭川市と北見市で街頭演説をしました。
京都のにしんそば、伊勢の赤福餅、博多の明太子、北海道産の原料がなければできません。北海道の食の力は国内だけでなく、世界に向けても広がる可能性を改めて感じました。
農林部会長の時から農林水産物・食品輸出を推進してきました。これからも日本の持つ世界一の「食」を、日本の魅力や文化と繋げ、更に大きく後押ししていきます。(同)
7月15日、山形県の霞城公園(かじょうこうえん)での街頭演説は、これまで見たことがない風景でした。
山形城跡の中にある公園で、円形にセッティングした会場の真ん中に立ち、第11代城主最上義光公(もがみよしあきこう)の騎馬像を背景にした演説は、後にも先にも初めての経験で、大沼みずほ候補の応援にも力がこもりました。
演説会の前に立ち寄った、山形県の県花の紅花畑も素晴らしい景色でした。
紅花摘みにもチャレンジしましたが、これがけっこう痛い(棘がすごいので…)!
紅花農家の皆さん、ありがとうございました。
明日は長野県で小松ゆたか候補の応援です。
どうぞ皆さんも街頭演説会に来てください!(同)
昨日は小松ゆたか候補の応援で、長野県の4ヶ所で街頭演説をしました。
小松候補の明るさで、街頭は大いに盛り上がりました。暑い中、聞いてくださった皆さん、本当にありがとうございました。
選挙戦もあと3日間。「起こせ大逆転」、「ひょっとしたら、ひょっとする」。
最後まで応援よろしくお願いします!
今日は朝から山形です。山形唯一の離島、飛島(とびしま)にも6年ぶりに行って来ました。
島で生活している人は100人ということで、ほぼ全ての島民のみなさんに集まって頂くことができました。
飛島のみなさん、ありがとうございました!(同)
18日は大沼みずほ候補の応援で、山形県の3ヶ所で街頭演説をしました。
この日は、遊佐町吹浦(ゆざまち・ふくら)の港、そこから6年前の参議院選挙で初日に行った人口約200人の飛島(とびしま)、最後は村山市の三ヶ所に行きました。
山形の皆さんの温かく、元気な声に励まされ、応援弁士の私まで応援してもらっているような気持ちになりました。
山形県の皆さん、本当にありがとうございました!
最後まで大沼みずほ候補の応援、よろしくお願いします。
今日は朝から秋田県で演説をして、先ほど東京に戻りました。
明日はいよいよ今回の参議院選挙の最終日。
この選挙の第一声の場所、滋賀県内4ヶ所を回り、にのゆ武史候補の最後の街頭演説で締めくくります。(同)
ついに選挙戦は、最終日に入っていく。
参議院選挙の最終日は、滋賀県内4ヶ所で、にのゆ武史候補と一緒に街頭演説をしました。
写真は、南草津駅に来てくれた小学生の女の子から演説後にサインを求められた場面です。政治参加とはどういうことか、選挙とは何か。この一枚の写真が物語っているような気がします。改めて写真でみると、今回の選挙でもっとも印象的な一枚かもしれません。
夏休み初日に街頭演説に来てくれてありがとう!
7月4日の滋賀県草津市に始まり、全国17都道府県、合計62ヶ所で応援演説をしました。
最後まで皆さんのあたたかい応援をいただき、私も17日間走り続けることができました。
全国各地で出会った皆さんからの応援や、SNSやブログへの応援コメント、心より感謝、感謝です。
明日は投票日。
選挙は、私たち国民が政治に参加し、意見や想いを政治に反映させることのできる最も重要で、基本的な機会です。
「政治には無関心でいられても、政治に無関係ではいられない」。
国民の暮らしに大きく影響する政治について、その政治を実行する政治家を選ぶ「選挙」について、ぜひ皆さんも関心を持ち、その一票を無駄にすることなく、選挙に行って欲しいと思います。
最後まで応援よろしくお願いします!(同)
どうであろう。この二週間の小泉進次郎氏の動き。新しいレジームへの着実なる布石を打ったことを以上のドキュメントで感じて戴けたと思う。本紙はすでに次のレジームへと向けてその立場を明確化している。次のレジームとはこの小泉進次郎氏と共に、である。
小泉進次郎氏は次のような提言もしている。その一部を垣間見てみよう。
▽鴨下 働ける限り。まあ、70を超えると常に自分の体力や気力を見ながらですし、やっぱり、30代、40代とはちょっと違うから。役割の質が変わりながら、やっていくことはやっていくのだと思う。
――ご自身は「支えられる側」に入っている、という意識はありますか?
▽鴨下 支えられる側と思う人たちもいるでしょうし、私に限ってではなく、社会を牽引(けんいん)している自負心を持つ方たちもたくさんいます。こうした方々も、あえて「支えられる側です」とレッテルをはる考えがいままでだったのでしょう。
でも、このビジョンを中心になってまとめてくれた小泉さんを含めた現役世代が、元気な高齢者、少し経済的に余裕のある高齢者、それなりにストック(資産)をもっている高齢者に「自分たちと一緒に支え手側に回ってください」と呼びかけたわけですから。私のように70歳を超えた人たち、65歳以上の人たちも含めて、気持ちをエンカレッジした(勇気づけた)というのでしょうか。「もう一度踏ん張れるな」という気分を促すようなメッセージ性があった、と感じています。
▽小泉 日本は人生100年という、経験のない未体験ゾーンに行くのだから、いままでの経験に基づかないところでの発想が必要というのが、僕の立ち位置です。最近の若い人たちの中に増えている、「社会のために何ができるのか」という思い、リバランスの発想はこれともぴったりはまります。
――「リバランス」が、ビジョンのキーワードのようですね。
▽鴨下 これまでは、負担を増やす、給付を減らすという、国民の皆さまの権利や義務をある意味縛っていく方向の政策を法律に書き込むのが、社会保障の施策でした。負担する人と、負担しなくても受益を得られる人とが生まれますから、合意形成がひじょうに難しい。現役世代の人たちだって、いずれは支えられる側に回ります。しかし、今回のビジョンは、これまでの発想とは違う。自発的に社会保障を支えてくださる方、支えてもらう側の人もお互いに理解したうえで、社会保障制度を持続可能なものにしていく。これが基本の理念に貫かれています。
――リバランスは「第3の道」と書かれています。給付削減という第1の道、負担の拡大という第2の道より、この先は優先していく発想ですか。
▽鴨下 「負担を上げさせてください」という話が簡単にできればいいのでしょうが、消費税を上げるとなれば、経済が腰折れしないか、消費マインドは冷え込まないかも考えなければならない。必ずしも取り得る選択肢になりません。給付を制限すれば、年金生活の方々は直接打撃を受けます。いまの民主主義はリアルタイム。問題意識をSNSで共有する時代ですから、画一的に進める手法そのものがオールドファッションですよ。
国民みなが情報を共有して、自分たちの価値観で社会保障を選び、トータルで全体の適正化につなげていく。
▽小泉 ビジョンへの批判として受ける典型が、「第1の道、第2の道から逃げるな」です。しかし、まったく正反対で、「第1、第2の道だけに逃げるな」と言いたい。
経済社会の構造自体が変わっているのだから、経済社会全体の構造改革に挑まないと、いままでのかたちのまま、給付の削減と負担の拡大を進めても、明るい未来は描けない。鴨下さんは、民主主義のなかで、社会保障改革が極めて高度な運びを強いられる政治の難しさの話をされましたが、なぜ、いまリバランスかといえば、ヨーロッパやアメリカのように国民を分断させないためですよ。分断させない政治が、これから大事になります。
――でも、「支える側」と「支えられる側」を強調しすぎれば、かえって分断を生みかねません。
▽鴨下 現役世代のなかにも、障害を持っている方、残念ながら働けない方は社会が支えなければなりません。一方で、元気で、それなりに経済力のある高齢者は、支え手側にまわっていただく。画一的に、65歳過ぎたら年金世代、その下は現役世代といったように、二つに分けることがナンセンスです。支えられる側にいた障害のある方にも働く環境をつくることは必要で、タックスペイヤー(納税者)になられるかもしれない。
同じように、いわゆる年金世代でも支え手側に回って、年金保険料を払う人が増えれば、全体がまわり始めます。弾力的に、自分のライフスタイルに応じて選択できる制度を示すのが政治の仕事です。ビジョンの行間には、決めるのは国民ひとりひとり、こういうことが書かれています。
▽小泉 こう言うと叩かれるかもしれませんが、いつの時代も不安がゼロになることはない、と思います。リスクをゼロにする社会もできません。だけど、変化する時代のなかで、国民一人ひとりが生きたいと思った選択が可能となる環境をつくることは、政治にしかできない。人生100年も生きられるようになったことはすばらしいことですから、後は長生きをリスクにしないようにする。
――ビジョンには、小泉さん世代の議員が、2016年にまとめた「レールからの解放」「人生100年時代の社会保障へ」から主張してきた人生100年型年金などが盛り込まれていますね。
▽小泉 党の了承をとり、3年前とは違い、若手だけでなく全世代の政策になりました。昨年は、「勤労者皆社会保険」の考え方が、政府の骨太の方針にも入りました。
――知名度のある小泉さんの発信力頼み、ですか。
▽鴨下 属人的ですが、発信力のある人が熱心に取り組むことは欠かせません。だけど、それだけではできない。多少経験のある人間、老年、壮年、青年の老壮青それぞれの政治家の考え方をそろえ、賛同していくことが重要です。
――しかし、自民党の中で、考え方は本当にそろっているのでしょうか。
▽鴨下 そろっています。少なくとも、社会保障にかかわってきた人たちの中では。まあ、いろいろな古典的な保守的なお考えの人たちも、いますけれど。
――安倍政権には伝わっている考え方ですか。
▽鴨下 安倍政権は、具体的な方策はまだ十分ではないけれども、本来的にはビジョンのような方法で社会保障を進めたいという気持ちは、漠然とは持っていたと思いますね。それを提示した意味があります。
▽小泉 党の政務調査会として発展させた提言を、岸田文雄政調会長と一緒に5月下旬に総理に手渡しました。総理はかなり時間をとってくれて、中でちょっと、議論したんですよ。「リバランスは、支え手を増やすことです」と説明すると、うんうん、リバランスね、とおっしゃっていました。
(後略 以上、RONZAより抜粋引用)
この対談の主張は実に明確である。
参院選も終わり、いよいよ次の新しいレジーム構築に向けて時代は走り出している。
その先陣を切るのは誰か! もうここで繰り返す必要はない。
失業保険の詐欺告発で真相解明
郷鉄工所破産の陰で暗躍する事件師の姿
岐阜地検検事正に着任した原島肇氏(58)が29日、記者会見を開いた。「やるべき事件はきっちりやっていかないと国民の安全を守ることができない。犯罪を取り締まることが国民の検察への期待だと思うので、やるべき事件は厳正にやっていきたい」と抱負を述べた。これ、平成30年6月30日付毎日。
本紙川上は、この原島肇検事正の「犯罪を取り締まることが国民の検察への期待…やるべき事件は厳正にやりたい」を確認したので、平成31年3月25日付で告発状を最高検察庁検事総長に送った。告発状は担当所轄の岐阜地検に回送されるはずだからだ。
【告発の趣旨】被告発人らの下記所為は、刑法246条(詐欺罪)に該当するので、被告発人らの厳重な処罰を求めるため、告発する。
【告発事実】被告発人、石毛は岐阜県不破郡垂井町に所在、郷鉄工所の債権者・二孝建設(本社東京都練馬区西大泉4丁目9・2)に在籍するものであり、石毛をのぞく、15名は郷鉄工所の従業員であった。2017年に郷鉄工所は倒産し、全従業員が解雇された。2017年10月20日、郷鉄工所は岐阜地方裁判所に破産を申請した。その際、石毛は郷鉄工所の一部を使用し、新会社を設立し、新規事業を計画。それに必要な人材を確保するため、15名の郷鉄工所の従業員に対して、「新会社発足まで、失業保険(雇用保険)を受給せよ」「郷鉄工所時代との給料の差額は、石毛が負担する」と倒産直後に申し向け、15名の元従業員がそれぞれ管轄のハローワークで失業保険の申請を行った。
要するに石毛は、人を欺いて財物を交付させたり、財産上不法の利益を得たりする行為の刑法246条・詐欺罪を犯していた。公訴時効は7年。
さて、石毛が詐欺を企てた舞台の平成29年9月に経営破綻した東証2部上場企業・㈱郷鉄工所の話に移ろう。
第3回債権者集会が、先(7)月23日に開催された。
本紙の関係者でもある元郷鉄工所に勤めていた窪田氏も、この第3回債権者集会に出席した。管財人から債権者への説明も不十分で、事実関係の調査に協力したい人たちからも不満の声が続出した。大口債権者の二孝建設に所属する石毛に対する不満やら、破産申請代理人の佐久間信司弁護士(名古屋第一法律事務所)に対する不満で、3,40人ほど出席者の中からの質問で集会は紛糾した。
そう、常識的な債権者は、管財人に対して疑惑の目で不信感を募らせていたのだ。
その疑惑とは、平成28年12月末時点での負債総額が55億円だったものが、岐阜地裁に報告した負債額は24億円(日本経済新聞17年10月23日)へと31億円も減額されたことだ。
この問題は破産前、当初から元役員や元社員からも本紙に情報が寄せられていた。
ことの発端は、55億という負債額の算定についてだが、当時の経理担当者は、40数億にするか、いや、10億を上乗せでいこうか、などとドンブリ勘定で決めていた。
二孝建設が雇った石毛の口車に管財人が乗った結果、袋小路に迷い込んだのが現状。
もはや捜査の手にゆだねるしか解決方法はない。
香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その196)
捜査権力の「在るべき姿」は社会正義の実現
本紙川上は先(7)月12日付で、日産の西川廣人社長を特別背任罪で最高検察庁検事総長と東京地方検察庁特別捜査部(森本宏部長)に告発し、東京地裁の司法記者クラブで生田暉雄弁護士と同席で記者会見をした。
その後、最高検察庁から告発状は7月17日付で東京地方検察庁に回送したとの書面が届いた。
そして7月25日付で、東京地方検察庁特別捜査部から「告発事実の特定について御検討いただくため、貴殿から提出された前記書面は返戻いたします」との添え書きされた書面と共に告発状は送り返された。告発してから、わずか13日間で送り返されたことになる。
この西川社長告発は2度目。先の告発は嫌疑不十分で不起訴だったので、郷原弁護士が検察審査会に申立てをした。
《日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(65)の報酬過少記載事件で、東京地検が日産の西川広人社長兼最高経営責任者を金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑について不起訴処分としたことを不服として、東京都内の70代の男性が4日、検察審査会に審査を申し立てた。
代理人の郷原信郎弁護士によると、男性は1月に西川社長も事件に関わったなどとして告発した。地検は4月26日、嫌疑不十分で不起訴処分とした。郷原弁護士は4日、都内で記者会見し「自らの名義で有価証券報告書を提出した西川社長が不起訴なのは理解できない」と批判した。》
(日本経済新聞より引用)
平成から令和になった今、捜査権力である検察の役割は日本の将来を占うほど重要。
「在るべき姿」に戻ろう。
若狭勝弁護士を懲戒請求 三竦みの蛇と蛙と蛞蝓の癒着が国滅ぼす
蛇と蛙と蛞蝓の三竦(すく)みと表現すれば、読者が具体的なイメージを描きやすいので失礼ながらそうさせてもらった(※三すくみとは、3つの物が、互いに得意な相手と苦手な相手を1つずつ持ち、それで三者とも身動きが取れなくなるような状態のこと)。
登場人物を紹介する。
捜査権力の東京地検特捜部の元副部長だった若狭勝弁護士が蛇、東証一部上場企業の㈱ナック創業者・名誉会長(経団連幹事)である西山由之氏が蛙、反社会的勢力の下地常雄氏が蛞蝓の役回りというところだ。
下地常雄氏は、雑誌・新政界往来や日本経営者同友会の会長として世渡り。昔は、作家・大下英治の『最期の黒幕 朝堂院大覚 昭和、平成事件簿』の主人公である朝堂院大覚(松浦良右)氏の秘書兼運転手だったともいう。
事の始まりは、こうである。
㈱ナックの西山名誉会長が日本経営者同友会の下地常雄会長から5000万円もの金を詐欺されたという。
事情は創業者である西山氏が、㈱ナックの実質的経営から外されているので、㈱ナックの経営に復帰させる。その請負いを成功させる方法として、寺岡豊彦会長の女性従業員の強姦事件を雑誌に掲載する。それが成功して復帰させた際には、成功報酬として5000万円。なんとも信じ難い話であるが、下地常雄会長に5000万円を預けていたというのである。
下地会長の請負い話は遅々として進まず、西山会長側のS氏から本紙川上に下地会長への取材の依頼があった。
5月20日13時30分、本紙川上は神田警察署横のビルにある日本経営者同友会に下地常雄会長を訪ねた。事前に連絡していたので気持ちよく下地会長は本紙川上を迎えてくれた。要約するとこんなイメージの会話だ。
川上「民主主義国家としての三権分立、それに報道を入れての四権分立。下地会長も新政界往来、私は日本タイムズ、お互いに頑張って世の中を良くして行きましょう。ところでナックの西山会長から5000万円を預っている…」
下地「5000万円? 預ってない。もらってない。」
川上「それなら西山会長が嘘言っとんでしょうか?」
下地「兎に角もらってない」
穏やかに会話は弾んだが、下地会長の人物・正体が見えた感じだ。受け取った5000万円は、西山氏が㈱ナック経営に復帰できないのなら西山氏に返せば済む話ではないのか。
本紙川上が下地会長の事務所を出た後、下地会長は西山会長の携帯にメッセージを送っている。そのメッセージ内容を見て驚いた。「依頼を受けましたがこの件は反故にしましょう」とある。この件は反故にするとは、預っている5000万円は西山氏に返還すると申し出たのと同じことではないのか。
ここで、東京地検特捜部元副部長の若狭勝弁護士が登場。
《5月31日。西山氏と下地氏の件 突然のメール、甚だ失礼致します。私は弁護士若狭勝です。川上様が問題にしております件につきましては、私が代理人になった旨のご連絡を西山様宛てにさせていただいております。そのため、川上様からの下地氏へのご連絡は今後控えていただきたくお願い申し上げます。
取り急ぎ、メールにてこのお知らせまでに、失礼致しました。若狭》
なんだこれは。本紙川上の取材活動を妨害するというのか。この若狭弁護士の弁護士活動は社会正義に反する。
だってそうでしょう。
5000万円を西山会長から預ってないと言っていた下地会長が、なぜ3500万円を若狭弁護士が代理人になったからといって円満解決の「合意書」が作成できたのか。
残りの1500万円が若狭弁護士の弁護士報酬なら、弁護士法違反ではないのか。
東京地検特捜部の元特捜副部長だった若狭弁護士が、本紙川上を「非弁活動」という冤罪捜査を画策して陥れようとした痕跡は、若狭弁護士と西山会長のメールからも確認できた。看過できない。
令和元年7月19日、本紙の川上道大は若狭勝弁護士を第二東京弁護士会に懲戒請求書を提出した。
チサンマンション栄・理事長の虚構
伊藤六栄氏の正体は暴力団への資金提供支援者か
名古屋市中区にあるチサンマンション栄管理組合法人は、約20年前に建設直後から管理していた管理会社を追い出し、自主管理を開始したが、160名程のマンション所有者の2/3の同意も説明も無しに、僅か数名で勝手に管理組合法人を立ち上げ、マンションの財産管理を開始した。
そう、乗っ取りである。
当時立ち上げたメンバーは現在も理事を勤め今も占拠状態は継続中で、そのリーダーが現在の理事長である伊藤六榮である。
何故彼らがここまで独占してこられたかと言うと、役員選挙を偽装してきた手法にある。役員の立候補者は本来ならマンションの区分所有者であれば誰でもマンション住民の為に働こうと思うものであれば誰でも立候補できるものである。しかし、このマンションの立候補要項はかなり特殊である。
役員の資格・条件として、「組合が認めない人は除く」
とある。この組合が認めないとは、組合(理事達)の個人的な理由を全面に出した資格・条件である事は言うまでもない。
しかも夜中に募集の張り紙をして、募集をしていたとする写真撮影をしてから剥がすなど、誰も知らないうちに選挙を行い、理事長の認めるものだけで、約20年以上を占拠してきたのである。このような法律を無視して独自の論理で牛耳られた組合運営は疑問だらけの運営となり、毎年支払われる管理費・修繕積立金合計約2500万円がどのように消費されているか、明確な報告は一切存在しない、これらに関する情報開示も一切応じようとしないなどの疑惑の多い管理組合である。
そして、この地方では大手で有名な東邦ガス株式会社とのこのマンションの合同工事で、不明確な資金の流用があり、この理事長を経由して、もしくはこの理事長を隠れ蓑にして反社会勢力に資金移動がなされた可能性を本紙で紹介した。するとこの理事長から「名誉毀損」の民事訴訟がなされ、現在係争中である。
この訴訟にも不思議な事が多く存在した。それは、資金移動の証拠にこの東邦ガス株式会社が今まで証言して来た事と異なる、理事長に有利になる証言を突然証言し、その証言によれば、このマンションのガス給湯器使用において重大な危険がある事を承知で行った事になり、そのため法律で決められた法定点検を行わなければならず、しかし、この法定点検は一度も実施された事はないのに、これら点検の報告義務がある経済産業省に、点検を実施したとする虚偽報告を行うなど、信じられない行為が次々と明らかになった。
さらにこの裁判では係争開始から一年近く経過して終盤になって、裁判所の指摘もあるが、初めて訴訟の趣旨を明らかにするなど、おかしな裁判が行われてきた。
通常では訴えるならその趣旨があるのだが、単純に、これ以上騒ぐな!
訴えるぞ! として訴えたとしか思えないのである。
そう、脅迫である。
そういえば、この様な名誉毀損の訴えには、多くの反社会勢力関係者が相手を黙らせる為に行う脅迫にも似た常套手段である事もあえてここで指摘する。
名古屋市は現在の日本を代表するヤクザの出身の地であり、長い歴史の中に企業・警察などの役所・自治体とも深い関係を築きながら現在の名古屋を作ったと言っても過言ではない。この地方では、役人と企業とヤクザが共存して来ている実情すら、当たり前と思われている慣習があるのも納得できる。本紙は、この理事長の所業を元にこれらが解明され、事実が明るみに出る為の役割を本紙ができればと考えている。
明浄学院の「反社」大橋・大塚氏は解任決定!
1億円に続き21億円が行方不明、「岡山方面に流れる?」の衝撃
本紙が追及してきた、大阪の学校法人、明浄学院と反社会的勢力との関係。前号でお届けした通り、大きな展開を見せた。理事長、大橋美枝子氏と常務理事だった、大塚哲也氏が学校を去り、西和彦氏が新たに理事長となった。
そのきっかけになったのが、本紙でも報じた、2018年4月に大橋氏が学校法人の資金を流用し、仮想通貨に1億円を投資した「不法行為」だ。
そこへ、今度は本紙がかねてから指摘してきた、明浄学院高校の校地を売却した手付金と中間金、あわせて21億円が「預け金」とされている問題。
7月20日、西理事長は記者会見して、21億円が入金された翌日に別の会社に送金され、その行方は銀行の残高証明書などで確認できない状況だと認めたのだ。
明浄学院は、校地の約半分を32億円で売却。それで得た資金などで新校舎を建設する予定だった。現在は古い校舎の取壊し工事中。
土地は明浄学院の元理事、山下隆志氏の会社が取得。明浄学院に21億円が入金された翌日、大阪府吹田市の不動産会社「サン企画」に送金されたという。
そこで、明浄学院はサン企画に銀行の残高証明書などできちんと21億円の資金の所在を証明するように求めた。だが、
「サン企画からは、今は21億円がないと言われ、待ってほしいと求められた。次の8月に理事会までに残高証明書を出すようにとお願いしている」
と西氏はいう。
つまり、21億円が行方不明になっているということになる。本来、21億円は明浄学院が建設資金として自らが管理しなければならない。それを、
「学校に置いておくと使っちゃうからという不思議な理由で、送金された」
と西氏は明浄学院の職員に対して、明かしたという。
そして、もう一つ、新たな事実が判明した。1億円仮想通貨投資問題では、大塚氏が大阪地検特捜部に大橋氏を刑事告発していることがわかった。本紙は事情に詳しい学校関係者が大阪地検に「上申書」を提出したことをキャッチし、入手した。
〈大橋美枝子の要求に応じ株式会社明浄から1億円を引出して(理事の)小林孝広に預けてしまったことを猛省しております〉
という書き出しではじまる上申書。1億円は大橋氏が学校法人明浄学院の幹部に指示して、株式会社明浄に振り込ませたそうで、
〈大橋より来月末(平成30年5月31日)までにお金は戻ると聞かされていた〉
〈大橋より事前に投資の手数料として1500万円が貰えると聞かされていた〉
などと経緯を記している。
本紙が各方面に取材したところ、大橋氏は学校法人の事務方に「見せ金に使う」と言って株式会社明浄に1億円を入金。それを株式会社明浄の銀行口座から現金で引き出して、小林氏がキャリーバックに詰めて、新幹線で東京に持って行ったとみられる。
そして、さらに取材を進めると、1億円の管理は、小林氏の知人だという、大阪のG
社というアパレル関連会社。1億円を投資した仮想通貨をもし売却するなどの手続きを進めようにも、G社に依頼せねばならないという。
1億円仮想通貨投資に続き、21億円が行方不明という明浄学院。
大橋氏は、一度は学校法人の「顧問」という形で残った。だが、7月22日、富永法人本部長名で解任されたことが、教員や職員に通知された。
「大橋氏は、理事や評議員に電話やメールで、私を解任しようと画策。背信行為だ」
と西氏は説明したという。
明浄学院に相次ぐカネの問題。ある学校関係者は、
「山下氏の会社に土地が売却され手付金などが払われたのは、2017年6月に明野元理事長が退任し大橋氏が理事長になって間もないころ。大橋氏はかなりカネに困窮していたのは事実。学校内では、21億円も別の会社に移され、そこから岡山方面に流れたともウワサになっている」
大橋氏は岡山県和気町の自宅や岡山市に所有する不動産が、競売になるほど困窮していた。この証言にある「岡山方面」とは何を指すのか?
これまで本紙が指摘してきた、神戸山口組の池田組の企業舎弟とされる、大山武夫氏のことなのか。
西氏はつい最近、大学の職員たちにこう漏らしたという。大阪市内のホテルに西氏が立ち寄ろうとした時のことという。
「後ろから車が付いてくる。そこでぐるっと周囲を回って降りようとしたら、まだその車がついてくる。おかしいと再度、3回も周囲を回ってみたら、まだついてくる。
私は何も悪いことしていないのですがね」
明浄学院の周辺にはあまりに深い「闇」が渦巻いている。大人たちの都合に振り回されるのは生徒や学生。ただ、無事を祈るしかない。
「死刑弁護人」安田弁護士に「闇」の解明期待!
寿和工業・名進研・としわ会、清水氏一族の「行状」を”ブツ”で研究(その4)
本紙4月号でもお届けした、名進研小学校側と創立家、豊川氏側民事訴訟。その控訴審は本紙8月号が並ぶ時にはスタートしているはずだ。
1審では、名進研側の勝訴となり、豊川氏側が控訴。控訴審には「死刑弁護人」として知られる、安田好弘弁護士らが選任された。
1審の法廷を傍聴していると、名進研側の弁護士が法廷で、声高に主張を訴え、どこか豊川氏側の弁護士は頼りなさげに見えた。
刑事弁護では、抜群の手腕を発揮する安田氏。民事訴訟、しかも1審で敗訴した、控訴審という展開でどう戦うのか。
本紙がリポートしているように、清水利康氏を筆頭にした、一族と寿和工業、御嵩町長だった、柳川氏襲撃事件の「闇」にも切り込んでほしいものである。
そんな中、名進研小学校の保護者によれば、
「1審判決後、普段はマレーシアなのかスイスなのかよく知らないが、海外にいると裁判で主張していた清水氏が日本に帰国。名進研の関係者と裁判に勝ったと祝杯をあげたとウワサになっている。やっぱり今も、名進研の影のオーナーなのか? いやな感じ」
との情報が寄せられた。
豊川氏側との法廷で、清水氏は証人出廷が求められていた。だが、弁護士を通して、法廷に来ることができないと主張。保護者の話が事実なら、あまりに身勝手ではないか。豊川氏側と名進研側の紛争は、清水氏が在任したところが発端となっているのだ。
そこで、今回の「ブツ」は清水氏の署名が入った書面から、お届けする。
〈保護者各位〉
という書き出しではじまる。この書面は、2016年3月10日、清水氏が名進研小学校の理事長を退任するにあたって、保護者に配布したものだ。内容を精査すると、清水氏が名進研小学校の理事長となったのは、
〈理事長に就任した最大の目的は、「名進研グループイコール暴力団の密接交際企業」との世間の印象を払拭し、反社会的勢力やその関係者との断絶を確実なものとするためでした〉
これは、創立者の豊川正弘氏が暴力団の企業舎弟とされる人物との関係を指す。これは過去の報道などを見ても、明らかに間違いだ。豊川氏が暴力団と直接、親しい関係と報じたものはない。付き合いがあったのは、企業舎弟である。
暴力団と親しいのは、清水氏一族ら、寿和工業であることは、柳川氏の襲撃事件関連の裁判でもはっきりしている。
〈警察に相談にいくと、当該課以外にも必ず暴力団対策課が同席〉
と清水氏は書き、書面の最後に手書きで「清水利康」とサインしている。
いかにも、豊川氏側が暴力団と密接な関係だと思わせる“印象操作”のような文章。愛知県警の現職刑事に書面を読んでもらうと、
「豊川氏が暴力団とダイレクトに関係がないことはわかっている。こちらが、弘道会の資金源となっている企業舎弟を立件したかった。企業舎弟と仲の良かった豊川氏も巻き込まれただけ。豊川氏は逮捕されたことはないし、暴力団や企業舎弟絡みで、立件もない。なぜ、暴力団の担当者が同席したかって? 清水氏がいるからだと思うよ。なぜって? そんなこと説明しなくてもわかるでしょう。あの寿和工業だよ、元はさ」
この書面には、名進研小学校の新聞広告や銀行の新規取引を拒否されたとあるが、それは本当に豊川氏に関連したものだろうか?
清水氏は退任にあたって、
〈私の役目は完了したと判断〉
つまり、反社会的勢力と断絶ができたと主張している。しかし、清水氏の息がかりの石岡崇氏が理事長となり、現在は森田圭介氏。理事には清水氏側と懇意とみられる人物もいるようで、反社会的勢力と関係を疑われる人物もいるという。
そして、清水氏は寿和工業の名前で5000万円を名進研小学校に寄付している。今も返還されたとの話は聞かない。
これまでも書いてきたように、寿和工業は暴力団に資金提供するなどして、巨万の富を築いてきた側面は否定できない。5000万円は「ブラックマネー」の可能性もある清水氏。反社会的勢力との関係は深く潜行しているのではないか?
県滅ぶとも正義は行わるべし 香川県の改革は*****の一掃
令和元年8月15日号の週刊実話・夏本番スーパー特大号に注目してみよう。
日本の、いや世界から恐れられている広域暴力団組織の六代目山口組、二代目若林組篠原重則組長の記事が載っているではないか。日本タイムズには繰返し載せているが、全国版の週刊誌に掲載されるとは二代目若林組篠原重則組長も大した者ではないか。
まず、その記事。
山口組・田岡一雄三代目・命日法要・晴天に誓う団結
《晴天に恵まれた7月23日、六代目山口組総本部は早朝から慌ただしい雰囲気に包まれていた。この日は「山口組中輿の祖」である田岡一雄三代目の祥月命日で、法要が執り行われるためだった。駐車場の一画に設けられた歴代組長の慰霊碑を中心とした組碑には、花などが供えられ、篠原重則慶弔委員長兼事務局長(二代目若林組組長=香川)らが準備に汗を流していたのだ。
午前11時半ごろ、総本部から直系組長らが続々と姿を現した。橋本弘文統括委員長(極心連合会会長=東大阪)ら最高幹部と直参が、テント前に整列して出迎える中、高級ミニバンから司忍六代目が降り立った。》
どうであろう。
香川県の二代目若林組篠原重則組長は六代目山口組の中でも偉いのである。二代目若林組の組員は10人もいないような小組織であるが、山口組の総本部に行けば、司忍六代目組長を真下から支える慶弔委員長と事務局長の二つもの重要役職を務めている。
香川県は全国47都道府県の中でも面積は一番小さく、10人もいない小さな組織ではあるが、日本で一番大きな暴力団山口組の慶弔委員長と事務局長の二つの役職を二代目若林組の篠原重則組長は務めているのだ。
なぜなのか?
その質問に、本紙川上が答えよう。
それは、司忍組長が一番安心して上納金を扱えるのは二代目若林組の篠原重則組長から流れてくるカネだからだ。
だってそうでしょう。
香川県の県会議員、今では県会議長の****************であれば、事件にもならず安心できるではないか。要するに、~記事削除~さえすれば逮捕できないという希望的観測を抱いているはずだ。
さて、その合法的なシステムを構築するためには、恐怖、すなわち暴力団山口組の威力を最大限に活用する必要がある。~記事削除~もある。
また、~記事削除~のである。
その街宣行動をさせるネタ作りも巧妙に仕掛けた。
そう、平成29年7月21日にフジテレビが放映した坂上忍氏が司会の番組、『実録!金の事件簿2~こんな奴らは許さない~』。香川県会議員の自民党議員会を陥れるための仕掛けとして、海外視察を悪用した企画をフジテレビに請け負わせたようだ。正確にはフジテレビの下請け。
その悪質な仕掛けにも触れてみよう。
自民党議員会の一行は平成29年6月1日から9日までの日程で、ドイツ・スイス・イタリアへと高松空港から出発した。大山一郎県議グループの自民党県政会の一行は翌日、スペイン・ポルトガル・フランスへと羽田空港から出発した。出発前、グループ県議に「海外では、昼食時などでは飲酒しないように」と、大山県議が注意したとも聞く。
まず、ここを押さえて、自民党県議会の視察旅行中の奇妙な体験談・出来事に触れる。
視察旅行では、イタリア・パルマ市の市役所を訪ねた。
香川県は国際交流協定(姉妹縁組)をイタリアのパルマ市と結んでいる。
パルマ市はイタリアでも90%を占めるほどにパスタの生産地として有名で、うどん県の香川県とは「パスタと、うどん」の縁で交流協定を結んだ経緯がある。また、パルマ市には、大作曲家のプッチーニが卒業したパルマ音楽学院があり、坂出高校の音楽部の生徒が短期留学でホームステイしてお世話になっているので、お礼も兼ねて香川県からの記念品も市長に手渡した。
会談の後、市長が選挙の真っ最中であったので、副市長が晩餐会を用意してくれた会食を通して有意義な親睦交流が行われた。
自民党議員会としての視察の目的は、りっぱに果たしているのではあるまいか。
さて、本紙川上が気に留めるのは、大山一郎県議が牛耳る自民党県政会が仕掛けた、自民党議員会・陥れの仕掛け構図だ。
フジテレビは産経新聞と同グループ。フジテレビの下請け会社に請け負わせた自民党議員会陥れの構図は、本紙川上からすれば透けて見え、香川県の将来を見据えると看過できない。その構図の先には、香川県の公共工事から流れる暴力団山口組への資金提供が待ち受けているからだ。
話を自民党議員会側の帰国一日前に戻す。
明日に帰国を控えた自民党議員会グループが食事のためにレストランに向かおうとホテルを出ようとした時、突然、フジテレビの腕章を付けた二人がインタビューに表れた。
インタビューの質問は、
「何日の何時には、どこにいましたか?」
「そこで何を見たのか?」
「何のために見たのか?」
「それ香川県と、どんな関係があるのか?」
「こんな出張は何の意味があるの?」
などと挑発的に浴びせかけ、突然の質問に困惑・戸惑う光景を待ってましたと録画した。
翌日、ミラノ空港でも執拗に、フジテレビの腕章を付けた二人組はインタビューを繰返した。搭乗口を入った場所でもあるのにマナー違反も無視してインタビューを繰返した。空港の職員がみかねて注意をしたが無視。治安のためか職員が強制的な行動に出ようとして、やっと「インタビュー攻撃」は止まった。異常な事態である。
これら、フジテレビ下請けの盗撮の映像が、平成29年7月21日に放映された。ここまでくれば、フジテレビを巻き込んだ、香川県の自民党県議の分断を謀った乗っ取り事件の構図だ。自民党という政党を悪用して香川県の利権を貪る、大山一郎県会議長の正体が丸見えではないか。
その後のダメ押しがある。
そう、二代目若林組の舎弟頭だった松下宏文が会長の日本士道会は、自民党議員会の平木享県議や松本公継県議の仏生山町や一宮町周辺を重点的に街宣車で攻めまくったのである。もちろん、香川県庁の周辺をフジテレビで放映された問題を取り上げて合法的に脅していたのである。
これらの~記事削除~
ところで、本紙の大山一郎県議の追及連載が始まり、少し変化が見えた。6月末には二代目若林組の松下宏文舎弟頭が除籍されたというのである。もちろん、右翼団体・日本士道会の会長としての活動もできないはずだ。
ひょっとして、香川県警の良識派が立ち上がり、本紙川上の未解決事件三つを解決してくれるのかな。
▼一つ、平成9年の川原豪が実行犯の家族団欒居間への拳銃発砲事件。
▼二つ、平成12年の山中敏勝が実行犯の家族同乗への鉄パイプ襲撃事件。
▼三つ、平成18年の森裕之が実行犯の拳銃発砲・殺害未遂事件。
香川県が特殊な県なのは、ここ。これら全てに香川県警の腐敗警官が共犯として存在しているのだから、日本を変えるためには香川県警の腐敗警官の一掃逮捕に着手するのが一番無駄のない捜査ではなかろうか。
良識派の捜査権力が活躍する事を心から祈るばかりだ。
特別委員会設置の目的
大山議長の県立体育館への執念
兎に角、大山一郎氏は昔から粘(ねば)いし熱心さでは大したものだ。本紙川上が若かりし大山一郎氏に期待したのは、政治家を志した諦めない下向きな姿であった。******************政治屋に成長するとは、実にもったいない男だ。
昔は手に負えない少年だったので、観音寺の和泉組の親分が「岡山の大石組に預けるのをお世話した」との話もまんざら作り話でもなさそうだ。
1回目の県議選は父親の地盤であった津田から出馬して落選。2回目は国会議員の選挙区では香川二区になる妻の実家である国分寺から出馬。衆議院議員の月原氏との付合いがある高松予備校の村上氏を後援会長として選挙に臨んだが落選。
大山一郎氏は2度の落選にも諦めず、3度目の県議選には選挙地盤を高松市香西に移して挑戦した。香西を地盤にしていた東(あずま)県会議員の後を押さえて、初代若林組若林暉組長が自宅を構える香西本町に住所を移しての選挙戦である。
この香西本町なら、西から下笠井・鬼無・高松市の東へと、北が瀬戸内海であるだけに扇状に選挙戦を進めることができる。若き大山一郎氏にとって地政学上からしても地の利を得たというところだ。
その上、~記事削除~
具体的な戦力としは、右翼団体「日本士道会」の街宣行動で、対象者は原内保・現職の県会議員候補に向けられた。
3度目の香川県・県会議員選挙に挑戦した大山一郎氏は見事に県会議員に初当選した。これほどまでに戦略を練り、諦めずに政治の世界に邁進するバイタリティというかしたたかさは、他の議員にも見習わしたい熱心な真剣勝負だ。
ただし、~記事削除~とかは、以ての外と言わざるを得ない。
狙った獲物は逃がさない
大山議長が行政視察で設計業者のアラ探し
本紙の先月号でも記したが、****************の、いや失礼、県会議長の「一度狙った獲物は逃がさない」精神は凄いと感心せざるを得ない。
まず、6月5日付四国新聞から。
《好きな言葉は「一念不動」。「物事を表面的ではなく、より深く捉えること」を信条とし、そのための努力は惜しまない。「議会は行政の追認機関ではない。『車の両輪』として本来の役割を果たしたい。新県立体育館の設備事業などでは先を見通す視点と長期な戦略を大切に、県民にとって最善となるよう議論を尽くす考えだ。」
いいこと言うね、大山一郎県会議長。ただし、****************でなければね。
兎に角、凄いと本紙川上も感心する。「一念不動」は本紙川上も好きな言葉に加えたい。
さて、警察権力も手が着けられないのは、大山一郎氏の香川県会議長と*****************の裏腹の二面性であろう。立派な話をするが、その裏に潜んでいる*********の魂胆が本紙川上には透けて見える。
要するに、度が過ぎるということだ。このまま~記事削除~ではないか。香川県警も、ここらで腹を決めて若林組と癒着していた腐敗警官を逮捕してもらいたい。なにも難しい捜査ではない。本紙川上の家族が巻き込まれた、命に関わる三つの未解決事件を解決すればいいだけの話だ
それが、令和の時代に相応しい日本を取り戻す最善の方法である。
大山一郎議長の巧妙な悪知恵を紹介する。
それは昨年、大山一郎議員が初代の会長になった「県立体育館整備等に関わる特別委員会の存在である。
この特別委員会の役割は、すでに決まった新県立体育館の[設計業者SANAA]への揺さぶり、圧力である。
今月の8月19日から21日にかけて、山形県では「鶴岡市文化会館」、愛知県では「愛知県体育館」、滋賀県では「滋賀県立近代美術館」を視察する。
8月19日の高松空港7時35分発のANA532便で羽田空港に向かい、羽田から11時10分発ANA395便で庄内空港に。そして、12時30分から13時30分まで昼食。
視察団の県会議員の皆さん、今回は大山議長の企画ですから「フジテレビによる海外視察の様なチクリはありませんから、盗撮もありません。食事では、安心してビールや煙草も、OKです」と、本紙川上は視察団の一行に紙面を通じてメッセージを送りたい。
兎に角、行政視察では、香川県のためになるよう、前向きな気持ちで、新県立体育館が県民から祝福されて完成を祝えるような眼で、視察して欲しいものだ。
連載のバックナンバー
現状把握して香川県の改革を
【平成31年4月号の紙面外インターネット記事】
~記事削除~その2)
香川県歳の今は自民党と**********の二大看板
先月号で、
「~記事削除~」
と、インターネットに掲載したところ、香川県内では大反響だった。
本紙川上も仰天するほど、大山一郎県議の影響力は、香川県政に蔓延していることが確認できた。さすがは大山一郎県議と、驚くほどに香川県一円に腐敗構造を築きあげていたのだ。
本紙が安倍一強モンスターと安倍政権を揶揄してきたが、香川県においては、大山一強モンスターと太鼓判を押したくなるほどだ。
どうやって、これほどまでの腐敗構造を築くことができたのか。その手法というか手口に迫ってみよう。
安倍政権は、民主主義の三権分立を巧妙に官僚から忖度させるという手法(手口)で国政を運営した。
一方の香川県においては、大山一郎県議が政治を舞台に自民党という政党の影響力と、***************を巧妙に使い分けしながら香川県政に腐敗構造を築いていた。
要するに、安倍政権は自民党という政党を選挙で足固めし、内閣府に官僚上層部の人事を選任できる内閣人事局を設置して、官僚から忖度させる地位と検事総長の捜査権力を悪用していた。
大山一郎県議は、自民党という組織に党員を増やす役回りで食い込み、捜査権力の代用に、*************************************、香川県政に腐敗構造を築いた。
これって、凄いじゃないか。
香川県の自民党は今、香川県自民党県議会と香川県自民党県政会の二つある。大山一郎県議は香川県自民党県政会の幹事長。幹事長と言えば自民党本部の幹事長は和歌山選出の二階俊博衆議院議員。
大山県議の凄いのはここ、国の自民党幹事長と香川県の自民党支部の自民党県政会の幹事長が、香川県の行政関係者や県議仲間に勘違いさせるというか錯覚させるために、二階俊博幹事長にすり寄っている。そうか、二階幹事長とは親しいのだと、地元で印象付けるには効果がある。
すり寄る口実は、自民党の党員を増やす「入党リスト」を持参して、直接に二階幹事長に手渡し大山一郎自身を売り込んだ。
なるほど、自民党本部の幹事長としての二階氏からすれば自民党の党員を増やす「入党リスト」持参すれば喜んで会わざるを得ないという立場だ。
本紙川上は、二階俊博幹事長の次男・直也氏に電話を入れた。
「(直也さん)久しぶりです。
日本の国も世界情勢からしても非常に重要な時期に差し掛かってます。
お父さん(二階幹事長)も日本にとって大事な立場ですから、香川県の大山一郎県議には注意してください。
大山県議の正体は、(***********)************************、表裏一体の仲で香川県行政を歪めてるのですよ。東京で二階幹事長と会って来たと香川県で吹聴して・・・」。
二階直也さんはこう言って父親をかばった。
「(川上さん)それは関係ない。(親父は)自民党幹事長としての立場で仕事をこなしているので、党員を増やす話で面会を求められたら会わないわけにはいかんでしょ」
そらそうだ。自民党本部の幹事長が「入党リスト」を持参して香川から訪ねてきたら、大山議員を粗末に扱う訳にはいかない。本紙川上も直也さんの説明に納得し、これが世の中というものかと妙に感心した。
ここで本紙川上が感心して、大山一郎県議の追及を止めるわけにはいかない。
だってそうでしょう。
香川県の職員やら業者やら、政治に携わる人も、捜査関係者からも、大山県議の香川県政乗っ取りの構図は、度が過ぎているとの指摘まで出てきた。
「川上さん。あんたが香川県を留守にして東京に拠点を移したものだから、大山県議がやりたい放題だよ」。
なんと、本紙の事情で、香川県から東京に拠点を移して活動していた留守に、大山一郎県議が香川県政を牛耳っていたのか。
それも、本紙川上の家族を巻き込んだ命に関わる未解決事件を引き起こした、*********************、香川県政に腐敗構造を築いていたとなれば放置できない。
創刊時の四国タイムズ「郷土香川を愛するが故にあえて苦言を呈す」の旗印を、再び掲げようではないか。
朝堂院大覚こと松浦良佑氏の正体
競売妨害紛い行為で失敗し、逆恨みして記事削除の恫喝
現在、旧ドン・キホーテは東京・渋谷で大型ホテルの建設を進めているが、朝堂院大覚氏(79。本名・松浦良佑)は知り合いと巨額の立ち退き料を狙い競売妨害のようなことをしていた。
その地上げ対象地(道玄坂2・26・18)に朝香ビルがあり、その1階に住吉会系の暴力団事務所があった。朝堂院氏と以前から知り合いの旧安藤組関係者S氏は、同ビルを買い取ることを前提に、その賃借権を買い取った。ところが、前家主がその約束を反故にして旧ドンキに売ってしまった。そして、立ち退きの強制執行を巡り訴訟で争っていたのだが、昨年11月29日に強制執行がなされ、今年2月に同ビルは取り壊された。
一時、和解の動きもあったが、それが反故になったのは裁判所はS氏と共に動き、ビル前の公道を誤って旧ドンキ側に売った渋谷区に押しかけそのミスを責めた朝堂院氏を反社会勢力に通じる占有屋と認めた結果。
しかも、その旧ドンキ側の立証資料のなかに「アクセスジャーナル」の朝堂院氏並びにその息子・松浦大助グループの関連記事があったことから、朝堂院氏はアクセスジャーナルの山岡俊介氏に対し逆恨みし、山岡氏に連絡を取るも連絡がつかないと見るや、今年1月28日、「二代目力道山」を名乗る者を山岡氏宅に訪問させ、やむやく山岡氏が2月6日に出向くと、「ともかくお宅の記事が気に入らないから全部消せ!」といい、理由がないので山岡氏が記事取り消しを拒否すると、「俺にケンカを売っているのか?」などと恫喝している。
朝堂院氏が削除要求した記事の多くは、16年10月に証券取引等監視委員会が警視庁(捜査2課、組織犯罪対策3課)と合同で、「ストリーム」というマザーズ上場企業の相場操縦容疑で、朝堂院氏の息子である松浦大助氏率いるグループの港区内の拠点ビルを強制調査、さらにちょうどその1年後に、大助グループの側近2名らを逮捕している。そして、側近の松浦正親氏は不起訴になったものの、佐戸康高被告は起訴され、この7月から公判が始まっている。
このような事実報道をしている記事を、「警察の嘘」といい、恫喝して消すように要求するなど尋常ではない。しかも、朝堂院氏自身、自らユーチューブで多くの時事問題に関する番組を主宰しているにも拘わらずだ。
しかも、その番組(16年12月2日放送分)のなかで、以前から同氏並びに大助グループに関する報道をしている前出・山岡氏を取り上げ、「外道ジャーナリスト大賞を2年連続で進呈する」、「山岡はアクセスジャーナルで上場企業を叩いて同企業からカネを取り、さらに同社株を空売りして2度儲けている外道」旨、まったくの虚偽を何の根拠も示さず発言。しかも、このユーチューブの録画現場は前述の証券取引等監視委員会らが強制調査に入った松浦大助グループの拠点ビルに同居。しかもその金銭負担は大助グループがしていると見られる。さらにいえば、その息子のグループこそが相場操縦で捜査を受けているわけで、何をかいわんやだ。
一方、相場操縦では不起訴になった朝堂院氏の息子・松浦大助率いるグループ側近・松浦正親容疑者はこの7月、女性スキャンダルをネタにした1000万円の恐喝容疑で警視庁組織犯罪対策3課に逮捕されている。
これに関しては、別件逮捕との見方もある。
というのは、この7月、川崎大資被告が企業主導型保育所設置名目で国の助成金約2億円を騙し取った詐欺容疑で再逮捕されてるが、これは東京地検特捜部が手掛けており、最終ターゲットは多額のパーティー券を買ってもらっており、また保育事業の権限を持つ内閣府副大臣の秋元司代議士と見られる。
そして、松浦大助グループもこの秋元代議士と親しい関係にある。
「東レ」社長に、その秋元代議士が闇金会社の代理で電話した疑惑が『週刊文春』(4月25日号)に載り、警視庁が捜査に乗り出すとの情報が出ているが、その闇金会社の親会社「SDI」(東京都港区)の代表は、前出・大助グループ幹部の佐戸被告。
さらに秋元代議士は、昨年大晦日に行われた「RIZIN」という格闘技団体のメイウェザー戦でリングに上がり挨拶しているが、それはこの団体に朝堂院氏並びに大助グループが関与している関係からと見られている。そこには反社会勢力も関係しているようだ。さらにいえば、反社と交流がある前出・川崎容疑者と大助グループは前から親しいとも。
こうしたことから、正親容疑者逮捕は秋元代議士に関心を持つ別件逮捕説が出ている。
朝堂院氏は確かに昔は実業家として財を築き、後藤田正晴元副総理、石原慎太郎元都知事などに食い込み、政界フィクサーとして知られた。だが、82年、ナミレイ事件で強要罪で逮捕、有罪判決(執行猶予付)になって以降、信用失墜。そして反社会勢力との関係を深めていった。
98年にかのマイケルジャクソンを呼び、わが国でテーマパーク構想をぶち上げ多額の資金を集めるも頓挫。その設立会社役員に大助氏と共に現役の組長が就いていたことなどその典型例だろう。
今回の秋元代議士を大助グループに紹介したのは、昔からの政界人脈で朝堂院氏とも。また、前出・松浦正親容疑者を息子に紹介したことは朝堂院氏自身、認めており、結局、朝堂院氏、松浦大助グループは一体の関係と見られる。
そして、前出『週刊文春』においても、「警察や証券取引等監視委員会は、L社(前出SDIが出資した『リトルリバー』のこと)を含む企業グループを反市場勢力と捉え、動向を注視しています」とのコメントを載せている。