2019年2月

目次
国滅ぶとも正義は行わるべし 安倍一強政権の終焉は馬毛島か
香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その190)
海外のメディアと捜査の進出で日本を改革
愛知県の摩訶不思議な正体 弘道会の支援企業とマンション管理組合長
名進研小の「贈収賄」疑惑が浮上?
愛知県の大村知事と贈賄側の清水夫妻を告発
学校法人で私腹肥やす執行部
明浄学院「トンネル会社」の社長交代劇の裏
事件屋に食い潰された郷鉄工(7)
破産手続きで募る債権者の管財人への不信感
李下に冠を正さず
「黒島あきら」県議の公職悪用に警鐘

国滅ぶとも正義は行わるべし 安倍一強政権の終焉は馬毛島か

小泉進次郎衆院議員 小泉純一郎元首相 国民の怒り咆哮

平成最後の本紙1月号が発刊された。その時の〝ショック〟は、大きかった。その動きをいくつか――。

とある陣営。それだけではいかにも不親切であろう。ライオンの陣営と言い換えておく。本紙1月号を見て、関係者がニヤリと笑い、思わずこう言った。

「これで動くね、どちらも。敵も味方も。ハハハハハ…。面白いじゃないか。さあ、来るよ、バッシングが。あいつはそれに耐えきれるかな?
バッシングを笑いに変えなきゃな。川の流れのように、ね」。

意味深の言葉である。

別のところからは、大きすぎる反応が出た。それは、本紙にとっても初めての経験である。忘れがたき経験になった。

安倍晋三首相

時の首相から、『受取拒否』をされたのである。それも、首相の自宅に送らせて頂いた本紙をである。読みたくないのなら、そのままシュレッダーにかけるか、グイッとひねり潰してゴミ箱にでも放り込んでしまえばいいのに、わざわざご丁寧に『受取拒否』の手続きまでして頂いて、その貴重な本紙は、きちんと当事務所に送り返されてきた。いやはや、こういう経験は、本紙創刊27年になるが初めてのことである。光栄といえばいいのか、なんとも対応に苦慮するところではあるが…。

本紙平成最後の1月号のなにが時の首相の〝琴線〟にふれたのであろうか?なにか、気に障ることでも書いたか?

ある陣営の関係者はこういう。

「オレだって、時の首相なら、送り返すよ」。

本紙を改めて見てみる。そうか、なるほど、と膝のひとつもうってみたくなる。本紙1月号では、小泉進次郎氏のオピニオンをそっくり掲載した。そして本紙は、この人物を次世代のリーダーとして感心しながら、これからも強く応援していくことを明確にした。これが、どうやら、時に首相をむくれさせたようだ。そして、煩雑な手続きを敢えてして頂いて、『受取拒否』とあいなった。むずがゆい思いとしかいいようがない。

安倍晋三首様からの「受取拒否」

冒頭の予感は見事に的中している。さすがに百戦錬磨というべきか、海千山千の陣営というべきであろう。

さらに言うならば、〝これで解禁だ!〟の調子に合わせるように、小泉進次郎氏のアクションは、これまでの、〝一時、沈黙〟という状況をまさに打破するかのように、激しくなった。

まずは、これ。言わずもがなであるが、今、一番騒ぎになっている、「毎月勤労統計調査」のことである。小泉進次郎氏は、自身のブログでもこれを大きく取り上げているが、この問題は、小泉氏ご本人が火をつけて、社会問題になったものである。

 

国会は来週28日から開会ですが、それに先がけ今日は、衆参の厚生労働委員会が開催され、「毎月勤労統計調査」について質疑が行われました。

昨日は自民党で厚労部会を開催し、厚労省に対してさらなる究明を求めるとともに、「現在、雇用保険の給付を受けている方々には年度内に追加給付を開始すること」「過去に給付を受けていた方々には給付開始の目処がわかる工程表を作成し公表すること」を私からは要請しました。

その結果、今日の委員会で根本厚労大臣から、雇用保険・労災保険・船員保険の給付について、現在受給している方々には3月~6月までに支給開始することが発表されました。

まだ質疑に対する厚労省の対応には不十分さを感じますが、個々人に対する追加給付額の計算、システム改修や住所情報の確認・データ化などの体制整備も含めて、引き続きこの問題に対応していきます。(小泉進次郎氏ブログ「進めよう」より引用抜粋)

 

これは大変な功績である。今年最初の国会も、まさにこのテーマが中心になって動いている。

もうひとつ、取り上げておきたい、本紙平成最後の1月号発刊後からの、小泉進次郎氏の目立った動きがある。

去る1月27日に行われた、山梨知事選である。この知事選に同氏は、山梨入りして堂々、素晴らしい応援演説を行っている。

まずは、その時の演説を読んでみて欲しい。この演説は、正直、後世に残るほどの名演説っぷりである。長いと思われる向きもあるやもしれないが、全文読んで欲しい。それは演説者のたっての希望でもあろう。このライブ感覚というか、字面にしても、そのテンポの良さはひしひしと伝わってくる。並々ならぬ才能の持ち主といわざるを得ないのだ。

 

《山梨のみなさん、ありがとうございます。

真っ正面に高校生?中学生?本当?もう学校帰り?ありがとうね、みんな来てくれて。有権者じゃないのに、来てくれましたよ。山梨県のこれからの行く末、知事選挙。長崎幸太郎さんの次には、小泉進次郎が応援を。幸太郎、進次郎でどっかで聞いた兄弟の名前みたいだけど。(爆笑)

今日は長崎幸太郎という名前をみなさんに覚えてもらって、私から皆さんに伝えなきゃいけないのは、今回の選挙で何人も候補者が出てます。だけど、長崎幸太郎さんを知事にするためには、長崎さんしか出来ないことを、皆さんに知って貰わなければ、応援の輪って広がりませんよね。(そうだー)そうですよね。他の人が言えること、他の人がやれること、それを訴えたって意味がない。

長崎さんがどんなリーダーで、山梨の知事に向いているか、それは今、この街頭演説をしている車の上の景色があらわしています。長崎幸太郎さんと堀内さん、この二人が一緒にこの車の上に乗っている。まさにこれが山梨県を一つにする、いろんな対立とかがあったとしても、それを乗り越えて、対立を協調に、対立を融和に、みんなを一つにつなげていける、人と人をつなぐことができる力、それがこれからのリーダーに必要だと思いませんか。(拍手)

あそこに銅像があります。北口は武田信虎、南は武田信玄公。この武田信玄公は「甲斐のトラ」と言われました。一方同じトラでも、アメリカのトラなんとか大統領は(笑)リーダーはリーダーでもまたちょっと変わったタイプですね。対立をより大きく、壁を作る、そして周りの人が辞めて行く。(笑)そのトラなんとかさんとは違い、長崎幸太郎さんはまさに「甲斐のトラ」です。(そうだ)あの武田信玄公が言った「人は石垣、人は城」。

これからのリーダー、いろんなタイプがあると思います。例えば自分が旗を持って、俺について来いというタイプもいるでしょう。しかし、また新しいタイプのリーダーは、俺について来いというよりも、仲間が支えながら、足りないところは補いながら、この人のためには頑張ろうと思わせる、それが人と人をつなげることが出来る新たなタイプのリーダーシップなんです。(そうだー、そうだ、そうだ)それが長崎幸太郎さんには出来るということが証明されているのは、この選挙に立候補出来たということで、そのことをあらわしているんです。(拍手)

今日は、中学生のみんなもいるから、特に若い人に向けて、長崎さんがこれからどんなことをやりたいかを、私からも伝えたいと思います。長崎さんは、若い世代に大胆な投資をしたいと思っているんです。それは他の候補や他の全国の多くの人たちが言うこととは違うんです。今、みんな東京に行っちゃう。若い人が出ていっちゃう。そういう事を防ぐために、どうにか山梨にとどまってくれるように、山梨で生まれ、山梨で育ち、山梨で学び、山梨で働き、山梨で死ぬ。(歓声)山梨だけに、うちの地元だけにずっと居てくれ、そういう風に言う町、多いですよね。私はそれは間違っていると思う。中学生のみんな、山梨から出て、大きな世界を見た方がいい。山梨だけだったら、山梨のことは分からない。外を知るから、山梨の魅力、山梨のいいところ、それがわかるんです。だから中学生のみんな、これから山梨だけ見ないでね。行きたいところに行きな。(笑)

長崎幸太郎さんが知事になってやるべき事は、出て行った若者が戻りたい町を作ることなんです。(そうだー、拍手)それが町づくりじゃないんですか?若い人を町にとどめる、全然違いますよ、出てけ、出てけと言ってあげてください。そして残った者のやるべきこと、我々大人のやるべきこと、それは出て行った若者がもう一回ふるさとの為に頑張りたい、もう一回戻りたい。そういう町づくりが出来れば、これは山梨にとって、素晴らしいことではないでしょうか。(拍手)

長崎さんが知事になったら、もう嘆いたって仕方がないことを嘆くのはやめましょう。私は全国どこに行っても、いろんなところでこう言われます。人口が減る、若い人が町を出る、高齢化が進む、商店街が儲からない。しかし、人口が減るのは日本全国そうなんです。そして、高齢化が進むのも、全国どこだってそうなんです。若い人が東京に行くのも、山梨だけの問題じゃないんです。そして儲からなかったら、儲かることを考えましょうよ。(そうだ)

だからもう、人口が減ることをクヨクヨしない、減るものは減る。そうなんです。もう日本は減ること決まっているんですから。毎年人口減る減るってニュースをメディアの皆さんが流すのは、メディアの方の自由です。それに一喜一憂するのも一人一人の自由です。

だけど、嘆いてグチ言って、変わるものだったら、十分嘆けばいいけれども、嘆いたって変わらないんだったら、減る中でどうやって豊かさと活力を保って発展できるかを考えることの方が、よっぽどいいと思いません?(そうだー)

そういうことに目を向けて、長崎さんは若い人向けのビラも作って、若いみんながこの町に戻ってきたい、Uターンがしやすい県、そして山梨の外から、山梨に来たいと思うアイターンをもっともっと進める政策。今日も赤ちゃんを連れて、この街頭演説に来てくれている方がいるように、その皆さんが、子育てしながら働いたり、子どもを育てるなら山梨だと思ってもらえるような、そんなことをやりたいと思っている、長崎幸太郎さん。そういう長崎さんだからこそ、色々な対立があってもそれを乗り越えていける。そうすれば山梨県、国と県と市町村、そして県民の皆さん一つになって、今までにない県づくりが出来るような気がしませんか?(拍手、ありがとうー)

あと残り、もう10日もありません。この知事選挙で私は色々お話ししましたが、この選挙の勝敗を決めるのは、応援演説の弁士ではなくて、県民の皆さんですから。皆さんはこの町をどうしたいんですか?皆さんは山梨県をどうしたいですか?皆さんが決めてください。

私は今まで山梨県に何回も来ています。農林部会長になってすぐ、最初に選んだ視察先は山梨県のブドウ農家の方でした。山梨といえば農業の世界で、フルーツ、お肉、野菜、ワイン、海外からの引き合いがものすごく強い。山梨っていいところです。今日電車に乗って来たけれども、私は車窓から富士山を見るのが好きですけど、この山梨に来る時の富士山は一味違う。山脈を向こう側に越えてあの富士山が見える景色、これを当たり前に思っている皆さんもいるかもしれないけど、山梨県の魅力、当たり前じゃないですよ。この皆さんの地元が持っている魅力を、どうやって当たり前と思わずに、他の地域、他の県が、真似できないようなことをやっていけるか。当たり前を見直すことが出来れば、私は山梨県はもっともっとその良さを引き出すことが出来ると思います。

今日、吹いている寒い風をこれから一人一人に、暖かい春風に変えていくことが出来るかどうか、この山梨の知事選挙にかかっています。どうか長崎幸太郎さんの「幸」の字、幸せという字で溢れているように、一人一人が幸せを感じて、この山梨で生まれてよかった、育ってよかった、そして若い中学生たちが出ていっても、山梨県がこんなにいいところだと気づいて、そしてもう一回戻りたいと思う。そんな幸せな県を作るために、今まで対立をして来たことを乗り越えて、堀内さんと長崎さんが一緒になって最後まで走りきることを、私も皆さんと共にお約束したいと思います。どうか最後まで皆さん一緒に頑張りましょう。(拍手)

最後に、毎日が投票日、期日前投票は毎日出来ます。南口の本庁舎の4階ですか。そうですね。本庁舎4階で期日前投票が出来ます。是非皆さんには、長崎幸太郎、長崎幸太郎を。是非、対立を超えて融和の町づくり、県づくり。一人一人をつなぎ、対立を超えた市町村と国と県の関係を作れる長崎幸太郎知事の誕生を目指して、皆さん最後まで一緒に頑張ってくれますか?(拍手、歓声)是非、長崎さんをよろしくお願いします。ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございました。(拍手、拍手、歓声)》

 

どうですか、この人を引きつける魅力というか、才能は。本紙もこれまでにはあまたの政治家に対峙してきたが、こんな政治家には遭遇したことがない。

それにしても、昨年末まではどちらかというと控えめというか、できるだけ目だったアクションは起こさないようにしてきた様に見えた同氏だが、まるで舞台がくるりと変わってしまったように目だった、それも、派手にも見える動きを始めたのは、これ、どういうわけか?

その変化に僭越ながら本紙平成最後の1月号があるとすれば、それは、先の時の最高権力者、いや、首相からの『受取拒否』同様に、光栄の至り、といわねばなるまい。

 

さて、冒頭掲げた〝読み〟のうち、もうひとつの〝バッシング〟はどうか?

次のテキストは、2019年に入ってからの小泉進次郎氏バッシングの根幹になっているようだ。バッシングはどれもこれも、このテキストがらの応用のようである。

 

なぜ「小泉改革」は進まないのか

 

自民党の小泉進次郎厚労部会長は、永田町で最も注目を集める政治家の1人であることに誰も異論はないだろう。
彼が今取り組んでいるのは国会改革。中心的な存在として立ち上げた超党派の「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」が7月に提言をまとめ、それを自民党内でフォローアップするためにつくった「衆議院改革実現のためのプロジェクトチーム」でも事務局長を務める。

しかし、今月10日に閉会した臨時国会では、小泉氏らの意見は取り入れられず、国会改革をしようという機運は皆無に近かった。なぜ「小泉改革」は進まないのか。

 

臨時国会が「成果ゼロ」に終わった背景

 

超党派の「平成のうちに」は、言葉通り、来春元号が変わる前に国会改革を実現しようという掛け声のもとに発足。100人以上の与野党国会議員が参加し、7月20日には衆院議長に提言を提出している。提言内容は、

(1)党首討論の定例化・夜間開催の実現

(2)衆議院のIT化(タブレット端末の導入など)

(3)女性議員の妊娠・出産時等への対応(代理投票の検討)

――など。小泉氏の持論である、スキャンダルなどを追及する特別調査会の新設は提言に入っていない。与野党で合意を得やすい「比較的簡単な」テーマを取り上げて提言したのだ。それでも、臨時国会で実現に向かったものはひとつもない。

会期48日の間に開かれた党首討論はゼロ。タブレットの導入はおろかペーパーレス化も進まず、妊娠議員の代理投票は実現のめどが立っていない。「成果ゼロ」だった。

来年通常国会は1月に召集されるが、前半は補正予算や2019年度予算案の審議に費やされる。国会改革の議論が本格化するのは、早くとも春以降とみられる。4月30日までの「平成」に実現する改革も「ゼロ」となる可能性が高い。

なぜ、小泉改革は進まないのか。まず国会改革は、与野党の合意が難しいテーマであるということだ。

 

「無駄」に守られる野党は大反対

 

国会改革は、突き詰めていえば、無駄の解消。空洞化している国会の慣習を見直して効率化させようという発想だ。総論では皆賛成だろう。ただし国会の場合「無駄とみえるところに民主主義が宿っていることがある」(立憲民主党幹部)という見方もあることを忘れてはならない。

国会は、最終的に多数決で結論を出す場だが、それだけでは数で優位に立つ与党の意見が常に採用され、少数意見は封殺されてしまう。少数意見が多数派に抵抗する策として、野党は投票の際の牛歩戦術や、演説を延々と続けるフィリバスターと呼ばれる戦術を使う。効率という観点でみると完全な「無駄」だが、これは野党に与えられた数少ない合法的な抵抗手段なのだ。「衆議院のIT化」といえば聞こえはいいが、IT化によって「無駄」がなくなれば野党はますます弱体化しかねない。

特に今は、「安倍1強」のもとで自民党の強引な国会運営が問題視されている。その時期の国会改革に、野党側は慎重にならざるを得ない。

 

「妊娠議員の代理投票」は憲法違反の疑いもある

 

憲法・法律上の問題もある。妊娠中の女性議員の代理投票を例にとってみよう。これも総論では賛成する人が多いだろうが、憲法問題が待ち構える。国会の定足数、採決を定めた憲法56条は両議院の、各々その総議員の三分の一以上の出席がなければ、議事を開き議決することができない。

両議院の議事は、この憲法に特別の定のある場合を除いては、出席議員の過半数でこれを決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。
とされている。同条では採決は「出席議員の過半数でこれを決し」とある。条文を厳格に読めば「出席議員」しか投票できず、代理投票は認められないとなる。

この条文は妊娠議員の代理投票を想定していないだけで、全否定しているものではないだろう。憲法が制定されて70年以上たち、電子投票やテレビ会議も常識となった今、何らかの方法を整備して憲法問題をクリアする道は残されている。

ただ、憲法問題をクリアしても、今度は「なぜ妊娠女性だけ許されるのか」という議論も起きてくる。国会議員には病気で入院中の議員もいる。国際会議出席中で本会議に加われない閣僚もいる。彼らにまで門戸を広げてしまうと、それこそ憲法56条は形骸化してしまう。簡単そうにみえるが、平成のうちに結論が出せる問題ではない。

 

小泉人気便乗で「自爆」した高市早苗氏

 

「小泉国会改革」が進まない最大の理由は、小泉氏本人の存在かもしれない。小泉氏は常に注目を集める存在だ。移動する時も常に「番記者」に囲まれている。彼が取り組んでいるからこそ国会改革が注目されているといえる。その功績は大きいが、それ故、便乗しようという勢力もあり、嫉妬も渦巻く。

臨時国会冒頭、10月25日、衆院議院運営委員長の高市早苗氏は小泉氏の表敬を受けた際、(1)ペーパーレス化の一層の促進、(2)法案審議の方法を改善、(3)衆院本会議場への「押しボタン方式」の導入――を検討する考えを示した。

小泉人気に便乗して目立とうとした高市氏のスタンドプレーと受け止められ、野党だけでなく与党からも批判が出た。このあたりの経緯は「国会大混乱の自爆テロ『高市私案』の中身」を参照されたい。

ちなみに高市氏は、「ペーパーレス化」を最優先に考えていて、妊娠女性議員の代理投票問題はあまり強いこだわりを持っていない。改革を進めようとしている議員の中でも優先順位の違いがあるのも議論が集約されない一因となっている。

 

野党と共闘する姿が面白くない議員も多い

 

小泉氏が超党派で活動しているのもハレーションを起こしている。小泉氏と行動をともにする野党議員は、選挙区で自民党議員と闘っている。野党議員が地元で小泉氏とのパイプをアピールする姿を見れば、対立候補の自民党議員は面白くない。そういう自民党議員は、「国会改革に反対」という立場に動いていってしまう。だから自民党内が一枚岩にならない。

小泉氏は、会合の冒頭の写真撮影では、できるだけ野党議員と一緒に写らないよう心掛けているという。自民党の不利にならないよう配慮しているのだが、党内に怨嗟(えんさ)の声が広がっていることを自覚しているのだろう。

人気があるから注目される。それゆえハレーションも起きる。有名税と言ってしまえばそれまでだが、小泉国会改革は「小泉氏がどこまで目立つか」という壁に直面している。

小泉氏は14日、日本記者クラブで行った記者会見では「来年の通常国会がラストチャンス」と気炎を上げた。引き続き議論をリードしつづける考えで、一歩引き下がる気はないようだ。それが吉と出るか凶と出るか。(プレジデントオンライン2018年12月18日付記事「小泉国会改革が進まない理由は小泉進次郎「超党派」を問題視する党内の怨嗟」より引用抜粋)。

賛同、あるいは、バッシング、どちらにしても、注目度が高まるのは実に好ましいことである。本紙平成最後の1月号がその一助を担ったとすれば、まさに望外の喜びである。

 

オリーブ・オペレーションと歩調を合わせている本紙は、現政権に直接突き刺さる、驚くべき情報を入手した。

「馬毛島買収」である。

 

馬毛島買収で政府と土地所有者が確認文書 菅義偉官房長官

 

菅義偉官房長官は11日午前の記者会見で、政府が米軍空母艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転候補地とする馬毛島(鹿児島県西之表市)の買収をめぐり「土地所有者との間で現時点までに合意した内容を確認する文書を取り交わした」と明らかにした。

政府は今年度中にも地権者側と売買契約を結ぶ方向で最終調整に入っており、買収価格は160億円程度を検討している。菅氏は「正式な売買契約には至っておらず、引き続き交渉する」と話した。(産経新聞 2019年1月11日付記事より引用抜粋)

 

上記記事のことである。この馬毛島買収を当局は内偵しているという。いうまでもないが事件化を視野に、である。現政権が決めたばかりのことを直ちに事件化することを視野に内偵とは、大変なことといわざるを得ない。

 

馬毛島買収を巡り西之表市長と会談 防衛副大臣

 

原田憲治防衛副大臣は二十一日、米軍空母艦載機による陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転候補地とする鹿児島県西之表市・馬毛島(まげしま)の買収を巡り、市役所で八板俊輔市長と会談した。移転後の施設整備や米側との具体的な協議のため、今月下旬以降に現地調査を実施する意向を伝えた。二十一日午後には三反園訓(みたぞのさとし)県知事とも会談。

馬毛島

八板市長は二〇一七年、FCLP受け入れに反対を表明して初当選した。現在も移転には慎重姿勢だ。会談で原田氏は「安全保障上重要」と移転の必要性を強調し、早期の受け入れに向けた市側の協力を求めた。
八板市長は買収交渉が継続中で、契約がまだ成立していないことを確認。受け入れの賛否についての考えは明らかにしなかった。
岩屋毅防衛相は馬毛島の買収交渉について、土地所有者との間で大筋合意に至ったとの認識を示している。一八年度内にも売買契約が成立する見通しだ。(2019年1月19日付東京新聞より抜粋)

 

このように日を追って、馬毛島の政府による買収は進捗していっている。誰がどう見てももう止めようがないところまで来ている。そうまで急ぐ背景にはむろん、トランプアメリカ大統領の強い視線があることは言わずもがな、ではある。しかし、余りに拙速で、そこが当局の耳目を集めることとなった。
当局はこの取引のどこに目をつけたのか。そのヒントをひとつ書き出しておこう。

 

オスプレイ訓練候補地の地権者が「元暴力団組長」で政府困惑

 

~前略~ 鹿児島・種子島の西に位置する馬毛島(面積8.2平方キロ)。1980年代に無人化したため、最大の問題となる基地周辺住民との折衝が不要であることに加え、同島には有人島時代に整備された滑走路もあるため、オスプレイの訓練地としての活用が見込まれているのだ。
すでに島の地権者で土地開発会社代表の立石勲氏と日本政府の間で売買交渉が進められ、11月には「契約の目処が立った」とも報じられた。当事者の立石氏も本誌取材に、「当方と政府がそれぞれ土地の鑑定を進めている段階。(2017年)3月にはお互いに鑑定額を出し合う予定です」と答えており、オスプレイ問題の“解決”に大きな前進が期待できそうな気配だ。
ところが、防衛省関係者からは「立石氏との金額交渉が折り合えば済む問題ではなくなっている。一筋縄では行かない」との声が出ているのだ。
土地登記を確認すると、2016年1月に島の土地を担保として5億円の根抵当権が仮登記されている。その権利者A氏は広域暴力団の元組長だった人物なのだ。A氏は2009年に組織を破門されたものの、その後も配下を別の組に所属させてみかじめ料を徴収していたほか、2011年には銃刀法違反で逮捕されたこともある。
「立石氏は借金返済が遅れた時に馬毛島の登記申請書類をA氏に預けていた。それでも返済が滞ったのに業を煮やしたA氏が、根抵当権を仮登記したという経緯のようだ」(同前)
これに対して立石氏は、「根抵当権設定に承諾しておらず、仮登記の(立石氏の)印章は偽造の可能性がある」として根抵当権の抹消手続きを求めて、去る10月にA氏を訴えたばかりだ。~後略~(NEWS ポストセブン 2016.12.23 付け記事より抜粋)

 

「つまりは、上記記事でも説明しているように、反社会的勢力が食い込んでいる島なのです。そういうことは、大臣就任の時の身体検査と同じように、莫大な国費を投じるわけですから、当然しなければならないことで、すればたちまち判るわけです。当然、政府側は判っている。にもかかわらず、今回、160億円もの金を国費から出すという。これは、明らかな、利益供与です。たちの悪い便宜供与他ならない。この問題は、事件化すれば現政権そのものを突き刺します。前代未聞の政権による利益供与が構成させる可能性が出てきている、ということです」(オペレーション)。
これを聞くと、まさしく、大きな事件になることは必至であろうことは、誰しも想像がつく。
新しいリーダーの出現、具体化、そして、現政権に突き刺さる大型事件の予感。
大きな動きが出てくるプレリュードのようである。

 

香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その190)

海外のメディアと捜査の進出で日本を改革

《フランスの司法当局が、日本オリンピック委員会の竹田恒和会長を東京2020オリンピック・パラリンピック招致に絡む贈賄容疑で訴追に向けての予審手続を開始したと、仏紙ルモンドなどフランスメディアが報じている。

カルロス・ゴーン氏 西川廣人社長 竹田恒和会長

カルロス・ゴーン氏が特別背任等で追起訴された直後であり、この時期のフランス当局の動きがゴーン氏に対する捜査・起訴への報復との見方も出ている。》(郷原信郎氏のブログから)
なるほど、捜査権力の展開は日本だけでなくフランスにも、いや世界の国々にもあったのだ。本紙川上も不勉強で無知を恥じるが、日本の安倍晋三首相にも民主主義国家とか、三権分立と報道の在り方などを勉強してもらいたいものだ。特に、内閣人事局の在り方については重要だ。
なぜなら本紙川上は、その権力運用の「捜査放棄と冤罪捜査」の犠牲者だからだ。
香川県警の腐敗警官が、五代目山口組若林組と結託して本紙川上の自宅を拳銃で襲撃したのは平成9年。家族同乗車を鉄パイプで襲撃したのは平成12年。それに六代目山口組司忍組長が収監中に本紙川上殺害未遂事件を起こしたのは平成18年。これらの事件はすべてが真相解明どころか未解決だ。愚痴りは止める。

六代目山口組司忍組長 大村秀章知事

さて本紙は、昨年の12月23日付でカルロス・ゴーン氏絡みで日産の西川廣人社長を東京地検特捜部に、また愛知県の大村秀章知事を最高検検事総長に告発状を送付した。
これら告発状の送付は、遅々として進まない安倍1強モンスターの打倒を目指した日本の改革を促す目的で放った矢である。
兎に角、平成から新元号へと移る前に、司法改革を果たして新しい日本の元号を迎えたいものだ。

愛知県の摩訶不思議な正体 弘道会の支援企業とマンション管理組合長

東邦ガス株式会社の不自然な行動は、犯罪組織に会社ぐるみでの関与か?
9年前にチサンマンション栄で東邦ガスが、何故か全額費用を肩代わりして行ったガス給湯器工事があった。これは当時強制排気型給湯器の不完全燃焼に関する安全装置が不完全で家庭内事故が多発していたからであるが、自然排気型給湯器を使っていたこのマンションでは、そもそも安全な設計が当初からされているマンションであった。
しかし無理やりこの強制排気型給湯器を東邦ガスが管理組合の協力のもと、無理な設置を強行した。それによりマンションの全戸の2/3がこの工事をされてしまった。
その工事は、メーカーがやってはならないと指定している工事であったり、新築では認可されない工事と、いずれもガス工事の管理者であれば行わないのが常識である工事を行い、現在もその危険な状態でこの管理組合が危険性を告知しないために、住民は何も知らずに生活している。
そこでこの危険性を、管理組合の悪意ある妨害の中でも「危険な工事ですので点検を」と、注意喚起を行う「管理組合を正常化する会」の代表に対して、極めて組織的で陰湿な嫌がらせと妨害行為がされている。
過去この代表はこのマンションの管理人に突き倒され 怪我を負う事件に巻き込まれたことがある。この時の監視カメラ映像を管理組合が隠蔽したために、警察も手を出せないほどの悪質な行為が続いている。

伊藤六栄理事長 東邦ガス冨成社長

そこで、東邦ガス株式会社が主導して行った危険な工事が極めて危険で早急な対応が必要であると、この正常化する会の活動が本格化するのに合わせ、あろう事かこの東邦ガス株式会社本社がこの代表 に不当行為を開始した。
それは、この危険な工事を拒み安全設計の基に正当な給湯器を使っている代表に対して、「あなたの使っている給湯器の排気の素材に問題があります」と、直接攻撃をしてきたのである。
もちろん全て対策済みで、給湯器に関係する排気筒など特別注文で安全確保されている物に対して、この東邦ガス株式会社本社保安部は言いがかりをつけてきたのである。
もちろん東邦ガス株式会社本社は、この代表がどんな工事をして現在の状態にあるか知っておらず、しかも如何なる検査も一度もしていない。
つまり何も根拠の無い言いがかりをつけるといった反社会勢力ばりの強迫行為に及んできたのである。安全の事実をこの東邦ガス株式会社本社本部に告げると、慌てて共用排気筒の素材に問題があるかもと言い直した、共用部分は個人が勝手に修繕できない決まりがあることを知っていながら、言いがかりを更に強めるといった呆れた手段に移行したのだ。
これは、明らかに管理組合と共謀していることを示す行為であることは明確である。
「東邦ガス株式会社本社が行った工事そのものの方が遥かに危険では無いでしょうか?」と、直接質問した筆者に対して、自らの工事の危険性をあくまで認めようとしない態度に固執している。
この現状こそ摩訶不思議な愛知県の正体。三権分立の確保、分かりやすく言えば「蛇と蛙と蛞蝓」(行政、企業、ヤクザ)は分離しなければならないということだ。

名進研小の「贈収賄」疑惑が浮上?

愛知県の大村知事と贈賄側の清水夫妻を告発

大きな反響を得ている、愛知県名古屋市の名進研小学校と反社会的勢力の「関係」。本紙川上は1月23日、決断をした。
愛知県の大村秀章知事を収賄、名進研小学校の母体、学校法人名進研学園の元理事長、寿和工業元取締役、清水利康氏とその妻で医療法人としわ会理事、清水沙由里氏を贈賄の容疑で最高検察庁に刑事告発した。

 

大村秀章知事 清水利康元理事長

本紙の前号で報じたように、大村知事の政治資金管理団体「秀成会」は清水沙由里氏から、2015年8月26日に150万円、寄付を受領している。
清水利康氏は、2015年7月30日に名進研学園の理事長に就任して「反社会的勢力との断絶」と記者会見したのは、8月27日のことだった。
名進研小学校は、創立者の豊川正弘氏が山口組弘道会と親密な関係にある男に金を融資するなどしていたことが、朝日新聞などで報道され、問題になっていた。

愛知県大村知事の告発状

愛知県の私立の学校法人については、愛知県の学事振興課が所管で許認可などの権限を握っている。そのトップはもちろん、大村知事である。

 

「ヤクザの関係で、もう名進研小学校が存続できないのではというほどの危機感でいっぱいでした。それが、理事長が豊川氏の娘から清水利康氏にかわり、状況が一変しました」と、名進研小学校に勤務していた関係者は言う。
清水利康氏は愛知県の知事公邸に大村知事を頻繁に訪ねるほど、親しい関係にあったという。2人は夜、会食することもあった。
「記者会見直前でした。『新理事長の清水利康氏が、大村知事と話をつけてきた、大丈夫』と話が流れてきました」(前出・関係者)
問題の150万円は清水利康氏の妻、清水沙由里氏から大村知事に政治資金として、記者会見前日に寄付されているのだ。名進研小学校存続のために、政治資金に仮装した賄賂ではないのか。
本紙は、さらに清水利康氏がなぜ、個人献金の上限、最高額を政治資金として大村知事に提供したのか、その理由を聞いたという人物からも情報を得ている。だが、刑事告発との関係から今回は、割愛する。
清水沙由里氏から、大村知事への政治資金は、2016年8月8日にも150万円が提供されている。この当時、名進研小学校では保護者たちが、清水利康氏が理事長就任後に授業料の値上げ、校訓や教育方針の変更などで、不満の声をあげ「名進研小学校保護者の会」というグループを作り、学校との話し合いの場を求めていた。
「学校の教職員も、みんな清水利康氏はお医者さんと思っていた。それが、反社会的勢力じゃないかと噂になり、本当だった。東海地方でも知らない人がいない大事件に、関与していた疑いがあることバレた」(前出・関係者)
それが、1996年10月、岐阜県御嵩町の柳川喜郎町長(当時)が暴漢に襲撃され、瀕死の重傷を負った事件だ。後に柳川氏の自宅を盗聴、尾行していた2つの犯行グループが逮捕された。そこに資金提供していたのが、御嵩町に東洋一の産廃処理場を計画していた、寿和工業だ。
清水利康氏らの、寿和工業が反社会的勢力をカネの力で、上から目線で使っていたことは、裁判で明らかにされた。それが、名進研小学校騒動で判明してしまった。豊川氏を反社会的勢力とつながりあると追い出した清水利康氏。実は自身こそ、反社会的勢力以上の立場であったのだ。
学校法人の理事長として、許されることではない。愛知県も学校法人の理事長に就任することを認めたことは、監督責任を問われかねない。本紙が得た情報によれば、それが2度目の150万円の政治献金につながっていると、複数の人物が指摘しているのだ。
清水利康氏は大村知事と、ある人物を通じて、2013年ごろから付き合いがあったとみられる。だが、2015年と2016年、2度しか、妻の清水沙由里氏を通じて、政治献金しているだけ。
清水利康氏が理事長だった、としわ会が愛知県の県有地を落札したことがあった。だがそれは2014年のこと。その後、としわ会は落札辞退している。県有地より、名進研小学校の「口利き」謝礼が政治献金の趣旨ではなかったのか。
政治献金に仮装した賄賂は、元衆院議員の鈴木宗男氏が、立件されている。
2014年3月、大村知事は記者会見で、名進研小学校と反社会的勢力の関係を問われ、
「弘道会、それからこういった広域暴力団ですね、反社会的勢力に対して、そういった教育の関係の事業をやっておられる方が深いつき合いがあるということは、私は、これは許されないことだと思います」。
「教育の関係の事業に携わっておられる方が、そういった反社会的勢力と深いつき合いがあるというのは、これは許されることではない」と述べている。大村知事が非難の対象としていたのは、豊川氏らだったのだろう。
だが、大村知事自身が、山口組弘道会を使う立場、反社会的勢力の上に立つ、寿和工業、清水利康氏を知事公邸に招き入れ、会談をする。
贈収賄も問題だが、こちらも道義的には許せない。
大村知事にはまだ他にも「疑惑」があると聞く。検察庁の捜査に期待したい。

 

最後に、本紙川上の刑事告発した時期は、2月3日投開票の愛知県知事選挙中。だが、まったく政治的な意図はなく、疑惑を発見したことで、早急な捜査をと思い告発したことを、付記しておく。

学校法人で私腹肥やす執行部

明浄学院「トンネル会社」の社長交代劇の裏

大橋美枝子理事長

「川上さん大丈夫か」
そんな声が年明け早々、寄せられた。その理由を「明浄学院のホームページ、ご覧になられました」というのである。
本紙では、これまで大阪の学校法人、明浄学院と反社会的勢力、暴力団との関係を告発してきた。そこで、明浄学院のホームページをチェックすると、大阪府警阿倍野署から、本紙・川上を検察庁に書類送検したと、連絡があったと、自慢気に記されていた。

明浄学院の「お知らせ」

明浄学院は本紙川上を刑事告訴して、2年近くになる。阿倍野署の捜査には、川上も協力した。その結果を検察庁に送っただけ。どんな事件であっても、裁判で確定するまでは「推定無罪」。これは司法の根幹だ。本紙・川上は逮捕、起訴されたことはない。まだ検察庁からの取調べもない。
これからも、逮捕起訴などされないと断言しておく。形式的な刑事手続きを、さも印象操作で川上を“悪人”のように仕立てようとする明浄学院。系列の大阪観光大学では「政治学と法」という分野も教えているという。明浄学院は司法の根幹すら理解してないようだ。
明浄学院の記事が「1回休み」となるたびに、「日本タイムズは、明浄学院をもう記事にしないのか」と問い合わせがある。読者の皆様には申し訳ないが、紙面の関係で「1回休み」となっているだけである。
そんな中、本紙でこれまで報じてきた、学校法人明浄学院の「トンネル会社」と噂になっていた株式会社明浄。その代表取締役が牧野洋稔氏から、学校法人明浄学院の理事でもある、小林孝広氏に変更になった。
本紙川上は2017年、株式会社明浄が設立され、学校法人明浄学院へ請求書が送付された時から、学校法人の執行部と発注先の株式会社の取締役が重なることは「利益相反」になりかねないと指摘している。
にもかかわらず、理事の小林氏が社長になっているのだ。大橋美枝子理事長は、今も取締役に居座っている。学校法人明浄学院から、仕事が発注される。その利益が小林氏、大橋氏に還流されるのだ。

「小林氏は大橋氏と同郷なのか、岡山に縁があるらしい。それで重用されている」と学内ではそういう情報が流れているそうだ。
本紙で既報した、大橋氏が学内で教員に恫喝まがいに詰め寄る、録音データ。2017年9月に労働組合担当のH氏に特定の人物の名前をあげ
「反社会的勢力だ」という趣旨の話をしている時に、一緒になって「完全に反社会」と一心同体とも思える声で応じるのが、小林氏。
録音データを聞いていると、大橋氏は、H氏との会話で自身が反社会的勢力と関係があることを、半ば認めている。それに同調している小林氏も、反社会的勢力と関係があると公言しているように聞こえる。
財務状況が切迫する明浄学院。だが、小林氏のSNSを見ていると新幹線はグリーン車で東京から大阪の明浄学院に出張。家族との休日には、
〈映画館貸し切ってみた〉と豪勢な様子が綴られている。
「学校に金がないと嘆くのに、株式会社明浄に発注して利益を落とし、大橋や小林を設けさせる。小林は贅沢な日々をSNSで自慢。許せない」。明浄学院高校の保護者は怒りを隠さない。
その一方で、明浄学院ホームページで「新校舎プロジェクト」として一部土地を売却、現在の校舎を取り壊し、新校舎を建設と告知されている。だが内部では、「本当に新校舎が建つのか。校内では、大阪市内の小学校跡地に移転、今の校地はすべて売るとも聞こえてきます。他に移るといっても、日本タイムズで暴力団との関係を暴かれ、そう簡単にいかないと思いますがね」(明浄学院関係者)
明浄学院経営陣は、教育よりカネを追い求める姿勢が見え隠れするのだ。

 

事件屋に食い潰された郷鉄工(7)

破産手続きで募る債権者の管財人への不信感

岐阜県の上場会社だった郷鉄工所が破たんした問題。前号では、郷鉄工所の債権者の一人、株式会社充雲の朝倉応水氏が「敬天新聞社」のインターネットの記事について、名誉毀損だと削除申立の仮処分申請をしていることをお伝えした。
問題の記事は、2018年10月24日と11月26日の2本。それが今年1月になって削除された。
「1月18日付で大津地裁が仮処分を認めて削除命令を出した。敬天新聞社はまともに反論できなかったためと弁護士から聞いている。だがインターネット上には、まだコピーが残っており、被害は残ったままです」(朝倉氏)

 

そして、郷鉄工所の破産手続きは現在も進行している。その中で驚くべき情報が飛び込んできた。昨年12月に岐阜地裁で開かれた債権者集会。
郷鉄工所には「郷亭」と呼ばれる創業者の邸宅があった。千坪を超す敷地に、約200坪の2階建て。吹上御所をイメージし、日本庭園に茶室も備えられた数寄屋風建築。
岐阜県の政界関係者によると、「創業者は、大野伴睦元自民党副総裁の側近といわれ、岐阜の政財界に影響力がある人物だった。郷亭が夜の社交場、密談の場でした」
創業者一族が撤退した後、郷鉄工所の別法人が、レストランとして営業していた「郷亭」。だが郷鉄工所の破産で、破産管財人の管理下に入った。そして、昨年11月22日に郷鉄工所の債権者、二孝建設に売却された。
先の債権者集会では、
「管財人から、郷亭が任意売却の対象となっているとの話があった。進捗状況はどうなっているのか」
と質問が出た。
破産管財人の小森正吾弁護士は、

小森正悟管財人

「裁判所の許可を得て、11月22日に売却した。今、登記手続き中」と説明した。
だが「郷亭」の不動産登記を確認すると、11月22日に所有権が二孝建設に移転して、登記完了しているのだ。参加していた債権者の一人はこう話す。
「事前に登記で見ていたので、小森弁護士は登記が終わっているのに、変だなと思った。管財人なのに、嘘つきとまでは言わないが、登記の確認もおざなりで、頼りがないなと不安に感じた」
そして「郷亭」をめぐり、売却価格も小森弁護士への不信感を募らせている。売却価格はなぜか、債権者には公開されていない。だが、先の債権者によれば1億6千万円程度で二孝建設に売却されたとの情報があるという。
2004年に郷鉄工所が「郷亭」の建物と土地を担保に金融機関から3億円の融資を受けている。「郷亭」は昨年の郷鉄工所の破産直前まで営業されていたので、建物のメンテナンスも万全だ。
「1億6千万円で売却が事実ならおかしい。少なくとも2億円以上で売れるはず。小森弁護士は『売却して破産財団に1500万円ほど入った』としか説明しないのはおかしい」
と前出の債権者はいう。そう不信感を募らせている債権者は、複数いるという。

 

高く売れるほど、債権者への配当が多くなるのは当然だ。小森弁護士は「郷亭」の任意売却の情報を債権者に公開すべきではないか。また、管財人を監督する立場の岐阜地裁の対応も、不満の声があがっている。

李下に冠を正さず

「黒島あきら」県議の公職悪用に警鐘

黒島あきら県議

平成4年に香川県で創刊された四国タイムズは、平成28年から題号を日本タイムズと改称し、本店を東京に移して活動してきた。
そう、本紙は香川県を留守にしていたのだ。では留守中の香川県の現状を探ってみようではないか。
まず毎日新聞が情報公開請求で入手した、「17年度の知事公用車の使用記録」の記事に目を通そう。
《香川県の浜田恵造知事(66)が2017年度、衆院選での候補者の応援や地方議員との新年会に運転手付き公用車を使っていたことが11日、毎日新聞の取材で分かった。県は公用車の使用を認めた上で「公務後に県内の政治活動や私用の場に送るのは社会通念上、問題ない」と主張。一方で専門家は「公私混同だ」と指摘している》
なるほど、県の見解は「問題ない」か。次に12月5日付の記事。
《浜田恵造香川県知事の公用車の運転手が2017年度、年間約1200時間の時間外労働をしていたことが同県への取材で分かった。「過労死ライン」とされる月80時間を10カ月で上回っていた》
浜田知事の公用車使用は問題なし、公用車の運転手からすれば「過労死ライン」で問題あり。どうなっているのか。
ここで佐高信さんの著書。
『鯛は頭から腐る―日本の社会に蔓延する無恥、無能、無責任』
そうか、組織は頭から腐る、上層部から腐っていくのか。
このことわざ、香川県(安倍政権も)にもピッタリだ。
その具体例を示そう。小豆島町選挙区の「黒島あきら」県議会議員だ。なんと小豆島から船で高松港に着いた後、県の公用車を20年もタクシー替わりに使用していたというではないか。浜田恵造香川県知事は問題ないから、県会議長経験者の黒島あきら県議も問題ないというのか。
さらに黒島県議の具体例。

 

香川県小豆総合事務所が現在進めている事業の中に、小豆島町「坂手港線拡幅工事」が計画されている。
内容は、現道の幅員7㍍前後を全幅約10㍍、計画延長は約140㍍にして、交差点付近は右折帯を取るため約13㍍に拡幅する。18年度は測量設計を高松市内にある設計コンサルタントに委託し、19年度から用地交渉に入り、まとまり次第順次工事に入る。(18年9月28日付建通新聞)
この計画は、黒島県議の自宅付近で小豆警察署の対面道路の拡幅工事。黒島県議は自分の県会議員としての地位を利用し、県から情報を入手、交差点付近の計画予定地に狙いを定めた疑いがある。

疑惑の土地

この元㈱テルキ所有だった土地・建物(小豆島町苗羽甲1360-1、同1360-10)が不動産競売物件であるのを知った上で、平成29年4月に(司法書士名義)で購入し、その僅か4か月後の同年8月22日に千葉県浦安市に在住する黒島県議の娘夫婦の三澤省一・経子に所有権を移転している。
この手元資料や情報からすれば、県との用地買収交渉時に県会議員の地位を悪用して補償費などを名目に吹っ掛ける疑いもあるのではないか。
公職である県議会議員の地位悪用が疑われる利得行為は厳に慎むべき。
「李下に冠を正さず」だ。


2019年1月

目次
国滅ぶとも正義は行わるべし 安倍一強政権の終焉で日本改変を
香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その189)
捜査権力の恣意的悪用から脱却で司法改革を
安倍官邸からの呪縛を断切れ 「Xファイル」の活用で検察の信頼回復を
日本の法律は生贄が必要か?
古い日本から脱却の時期が来た
ヤクザより怖い?名進研小・清水元理事長
愛知県大村知事と「密会」300万円提供
阿波踊り悪のトライアングルか
「徳島の恥」後藤田議員を中心に時期知事選でも「結託」
事件屋に食い潰された郷鉄工(6)
虚偽情報を掲載の敬天新聞が窮地に向かう

国滅ぶとも正義は行わるべし 安倍一強政権の終焉で日本改変を

小泉進次郎衆院議員 小泉純一郎元首相

今号で、本紙は創刊27年を数える。文字通り、平成ピリオドと共に時代を歩んできた。

本紙が標榜するのは、先陣を切る~Spearhead~、である。時代でもいい、国家の行方でも、あるいは、政権でもいい。本紙は、一歩一歩、歩んでいく中でも、常に、この先陣を切る、を心懸けてきた。これは、この27年の間に培い、育んできたものである。本紙の本紙たる所以、それが、Spearheadであることは、本紙の自負そのものである。

 

1.政権への本紙のSpearhead

 

本紙は、すでに10年近く、政権を担う人物を名指ししてきた。にわか仕立てで、それは為されてきてはいない。誰もが何も言っていないときから、この人物は本紙では一貫している。

名指しする人物の赤裸々な思いが綴られたものをここに紹介する。極めて長いがここは省略しないで紹介する。それは、本紙もまったく同じ思いであることへの敬意でもある。

 

こんにちは。小泉進次郎です。

先日、「平成のうちにやるべきこと」と題して、“人生100年時代の社会保障”と“国会改革”について講演し、その書き起こしをブログに公開しました。
長文ではありますが、私がいま政治家として考えていること、今後取り組んでいくことがまとまっていますので、ぜひご一読ください。

国民の怒り咆哮

 

「人生百年時代」の到来

 

「人生百年」と言う言葉が定着しつつあり、最近の企業広告にも「人生百年」を使ったものが増えている。

例えば、ダスキンの広告には、「人生百年時代に、百番、百番。」というコピーとともに、「きんさん・ぎんさん」で知られる蟹江ぎんさんの娘さん二人、千多代さんと美根代さんが出演している。千多代さんは百歳、美根代さんは九十四歳。この広告の写真を撮った篠山紀信さんは、七十七歳だ。まさに、「人生百年時代」を表現した広告だ。

一方、富士フイルムの広告には、「楽しい百歳。」というコピーが、りそな銀行の広告には、「人生百年時代、到来! 長生きに、そなえよう。」というコピーが使われている。

実は、この「人生百年時代」という言葉は、我々自民党若手議員が中心になって組織した「二〇二〇年以降の経済財政構想小委員会」で生まれた言葉だ。この委員会が、今から二年半前に「レールからの解放」と題した提言を発表した。これは政治の場で初めて「人生百年時代」という言葉を使った提言だろう。

 

二十二世紀を見据えた新しい社会モデル

 

「レールからの解放」は、以下のような内容だ。

 

「レールからの解放」

─二十二世紀へ。人口減少を強みに変える、

新たな社会モデルを目指して─

〈二〇二〇年以降を「日本の第二創業期」と捉え、戦後続いてきたこの国のかたちを創りなおす。それは「人口減少」という確実な未来の中でも、日本が成長していくために、必要不可欠な変化である。

これまで日本社会は、一本道の「レール」を走り抜くような生き方を求めてきた。受験に始まり、新卒での就職、毎日休みなく働き続け、結婚して子どもを持ち、定年後は余暇を過ごす―「二十年学び、四十年働き、二十年休む」という人生こそが普通で幸せな生き方だ、と。それに基づき、終身雇用慣行や国民皆保険・皆年金などが生まれ、これまでは実際によく機能してきた。戦後日本が一丸となって努力し、ゼロから奇跡的な飛躍を遂げ、今日のような豊かさを持てたのは、そのような日本型経済モデルの賜物である。
しかし、人口減少による少子高齢化、さらに「人生百年」生きていくことが当たり前になる未来に、もはや戦後のやり方は通用しない。レールによる保障は財政的に維持できないばかりでなく、私たちが望む生き方とズレが生じてきているのではないか。
「一度レールから外れてしまうとやり直しがきかない」そんな恐れから小さなチャレンジにも踏み出せない。価値観が多様化しているにも関わらず、人生の横並びばかりを意識し、自分らしい選択ができない。かつて幸せになるために作られたレールが今、この国の閉塞感につながっている。
政治が、その「レール」をぶっ壊していく。もっと自由に生きていける日本を創るために。
新卒や定年なんて関係ない。「六十五歳からは高齢者」なんてもうやめよう。現役世代の定義そのものから変えていく。
百年を生きる時代だ。いろんな生き方、いろんな選択肢がある。十代のうちから仕事や起業という道もあれば、大学卒業後すぐに就職しないという選択もある。転職を重ねるのも、学び直しをするのも当たり前。いつだって子育てや家族のケアを最優先できる。何かに失敗したとしても、何度でもチャレンジできる。
学びも仕事も余暇も、年齢で決められるのではなく、それぞれが自分の価値観とタイミングで選べる未来へ。政治が用意した一つの生き方に個人が合わせるのでなく、個人それぞれの生き方に政治が合わせていく。そうすればきっと、百年の人生も幸せに生きていける。
それは同時に、働き方・生き方・教育の位置づけ、そして社会保障を見直すことにつながる。真に困った人を助ける全世代に対する安心の基盤の再構築は、小さなチャレンジや新しい人生の選択の支えになる。子育て世代の負担を減らし、現役世代を増やしていくことで、日本社会全体の生産性を高め、人口減少しても持続可能な社会保障になる。
簡単なことではない。しかし、終戦直後、敷かれたレールも無い中で、一人ひとりが挑戦を続け、世界に誇る唯一無二の社会モデルを確立したのが日本という国である。むしろ先人たちが遺した豊富な資産と、日々進化する新しい技術がある今、できないことは何もない。人口減少さえも強みに変える、二十二世紀を見据えた新しい社会モデルを、私たちの世代で創っていきたい。〉

 

副題にある「二十二世紀」という言葉を使ったのも、政治提言としては、「レールからの解放」が初めてだろう。
なぜ、二十一世紀の前半に、二十二世紀のことを語るのかというと、実は、今の子どもたちは、二十二世紀を見ることになるからだ。九歳以下の日本人の五〇%は平均寿命が百七歳なので、彼らが普通に平均寿命を全うすれば、二十二世紀まで生きることになる。

 

労働人口の割合はそれほど減らない

 

現在の生産年齢の定義は十五歳~六十四歳とされており、その人口の割合が今後減少する。しかし、十五歳から働いている人がどれほどいるだろうか。
現在の社会の在り方を考えれば、生産年齢人口は十五歳~六十四歳ではなく、十八歳~七十四歳とする方が実情に合致しているのではないだろうか。
実は、生産年齢の定義を十八歳~七十四歳に変えれば、それほど労働人口の割合は減らないのだ。十五歳~六十四歳の人口の割合は、二〇四五年に五二%(推計)まで減少するが、十八歳~七十四歳では六六%(推計)にとどまる。
つまり、労働人口の定義を十八歳~七十四歳に変えることによって、悲観されているほど、労働力の減少は深刻ではなくなるということだ。

 

時代は「第一創業期」から「第二創業期」へ

 

「レールからの解放」から、次々と政府の政策が生まれつつある。我々は「レールからの解放」発表後、「人生百年時代」の社会保障として、次の三つの政策を掲げた。

 

(一)第二創業期のセーフティネット~勤労者皆社会保険制度の創設~
(二)人生百年型年金~年金受給開始年齢の柔軟化~
(三)健康ゴールド免許~自助を促す自己負担割合の設定~

 

「第二創業期」は、我々若手の議論の中から生まれた考え方だ。日本という国を企業のようにとらえ、戦後(一九四五年~)を「第一創業期」とすれば、二〇二〇年以降は、新たな「第二創業期」と位置づけられるのではないかと我々は考えた。
第一創業期の出発点は、まさにレールも何もない、敗戦による焼け野原だった。経済は、主に製造業によるキャッチアップ型だった。平均寿命(一九四七年)は、男性五十歳、女性五十四歳で、今よりも三十年も短かった。
人口構造は、「人口ボーナス」と呼ばれるように、毎年必ず増えていた。人生設計は、一直線のレール型であり、多くの方々が同じようなモデルの人生を生きた。雇用は、基本的に終身雇用。社会保障は、世代間の助け合いで、高齢者への給付が中心だった。
教育は、平均的に質の高い人材を新卒一括採用という形で供給するというモデルだった。地方の在り方は、田中角栄総理が目指した「国土の均衡ある発展」に象徴されるように、国土の画一的な発展を重視していた。これらが、第一創業期の在り方だったのではないか。
一方で、我々が見据えている二〇二〇年以降の第二創業期は、全く背景が変わる。出発点は、先人の皆さんが築いてくれた豊富なストックと、人工知能に代表されるような高度な技術や産業基盤がある状況だ。先人の方々に感謝しなければならない。
経済は、技術革命の時代だ。製造業中心の在り方ではなく、最近のソフトバンクとトヨタの提携に代表されるように、従来の業界の垣根がなくなりつつある。

 

平均寿命(二〇二〇年、推定)は、男性八十一歳、女性八十八歳となり、七十年前より寿命が三十年伸び、今後は「人生百年」が当たり前の時代となる。現在、日本の百歳以上の人口は、六万九千人に上る。私の地元の三浦市の人口(四万三千人)以上だ。
人口構造は、人口ボーナスと逆に「人口オーナス」と呼ばれるように、毎年人口が減っていく。そして、人生設計は、一直線のレール型ではなく、網状のネット型になる。

 

七十三歳で大学に入学した萩本欽一さん

 

最近、私の地元横須賀で開催した演説会に、コント55号で有名な萩本欽一さんを講師としてお招きし、私と萩本さんが「人生百年時代」をテーマに対談した。
実は、現在七十七歳の萩本さんは、駒澤大学仏教学部四年生なのだ。萩本さんは七十三歳の時に、駒沢大学に入学、それがニュースにもなった。そして、彼は『ばんざいまたね』という本を書いた。
私は同書を読み、目からウロコが落ちた。「こういう発想があるのか」と思うことが数多くあった。そして、萩本さんにお会いし、「なぜ大学に行くことにしたんですか?」と尋ねると、萩本さんは次のように語ってくれた。
「小泉さんの歳だと分からないと思うけど、七十歳を超えると、どんどん物忘れがひどくなるんだ。忘れないようにしなければと思っても、どんどん抜けていく。それで、ある時、思いついたんだ。もう仕方がない。どんどん出ていくんだったら、出ていく分だけ入れればいいと思った。そこで、大学に行こうと思ったんだよ」
そして萩本さんは、「大学に入学し、四年生になった今、一番頭が回る。だから、これからは、認知症を予防するために、病院に行くより『大学に行け』だよ」と語ってくれた。
このような話を聞き、私は素晴らしいと思った。そこで、私が話すよりも、萩本さん自身に話してもらった方がいいと思い、講演会にお招きしたわけだ。

 

多様な生き方に対応した柔軟な社会保障制度が不可欠

 

実は、大学生の年齢が十八歳~二十二歳だと思っているのは、日本人ぐらいのものだ。本来は、学びたい時が学ぶ時であり、世界的に見れば、七十七歳の大学四年生も、それほど珍しいことではない。
私も、コロンビア大学大学院に行っていたが、日本のように、二十代の学生が圧倒的に多い訳ではない。こうした一直線のレールにとらわれない生き方が、日本でもっと増えて然るべきだ。すでに、こうした網状のネット型の人生設計を始める人も出てきている。
最近、八十一歳でゲームアプリを開発した若宮正子さんが、多くのメディアから「世界最高齢のプログラマー」と紹介された。ひとり一人が、多様な生き方をする時代なのだ。安室奈美恵さんが四十歳で引退し、巨人の髙橋芳伸監督も今年で辞められるということだが、人は何歳からでも再出発できる。
また、雇用においても、終身雇用ではなく、多様な働き方が広がってくる。
こうしたひとり一人の多様な生き方を支えられるような、柔軟な社会保障の制度や政策が今後重要になる。

本来、自らの力で生きられる人には、自助によって頑張っていただくことも必要だろう。財政の問題が深刻になる中で、支えを必要としている人に、いかに必要な資源を振り向けていくかを考えた時、我々が見据えなければいけないのは、真に困っている人であれば、高齢者の人であろうと、若い人であろうと、年齢にかかわらず支えていく社会保障を作っていかなければいけないということだ。
教育も、多様性に寛容な人材を育て、いつでも学び直しができるようにしなければならない。地方も、それぞれの独自性を活かした、多様で、自立した、彩りある地方を創っていくことが重要だ。

 

非正規労働者にも厚生年金を

 

このように、第一創業期と第二創業期を比較すると、それぞれの前提条件が全く異なるということがよく理解できるだろう。
だからこそ、第二創業期のセーフティネットとして、我々が掲げた政策の一番目の「勤労者皆社会保険制度」の創設が必要となる。
勤労者皆社会保険制度は、ひと言で言えば、厚生年金の適用拡大だ。働いている方には、正規と非正規がいるが、非正規の方々でも、社会保険が適用されるようにする必要がある。
国民年金だけではなく、厚生年金も給付されるようにすべきだ。そのために、厚生年金の適用を劇的に拡大させる方向で、社会設計をすべきだというのが、勤労者皆社会保険制度の主眼だ。
勤労者皆社会保険制度では、文字通り、勤労者は皆、社会保険に入ることになる。そうなると、当然、中小企業を含め、企業側からの反発があるだろう。企業は、働いている方の社会保険を折半しなければならないからだ。
しかし、日本の状況は人口オーナスだ。人口が減り、労働力の確保が難しくなる中で、今後は会社が人を選ぶのではなくて、働く人が会社を選ぶ時代になる。その際、どのような社会保険が適用されるかというのが、働く側の企業選択の判断材料の一つになるだろう。
また、働く側が、働き方改革に積極的で、労働環境が充実している企業を選ぶ時代になる。
企業が社会保険や労働環境を整えることは、人材への投資だということだ。人材への投資を躊躇するような企業には、いい人材は集まらない。そういう時代になっていくと思うし、なっていくべきだと思う。
すでに厚生年金の適用拡大は進み始めているが、企業の理解を得ながら、さらに適用を拡大していくべきだと考えている。

 

柔軟化すべき年金受給開始年齢

 

二番目の「人生百年型年金」については、九月の自民党総裁選で、安倍総理も唱えていたが、その起源は、我々若手の勉強会の提言にある。
現在、年金を六十歳~七十歳のうち、何歳から受給されるかは、ひとり一人が選択できる。
しかし、年金をもらい始める年齢を、七十一歳以降にすることはできない。七十歳以降も働いている方がいるにもかかわらず、七十一歳以降を選べないのはおかしい。したがって、年金受給開始年齢を柔軟化する必要があるということだ。
また、年金をもらいながら働いていて、ある程度の所得がある方は、年金額をカットされる。これは、在職老齢年金制度と呼ばれる。
これに対して、我々若手の勉強会では、働くことが不利益にならない社会を創るべきだと考えている。年金をもらいながら働いている方も、年金額をカットされない制度設計をすべきだ。
この在職老齢年金制度の見直しと、年金受給開始年齢の柔軟化が「人生百年型年金」の基本的な考え方だ。
よく誤解されるのだが、受給開始年齢と支給開始年齢は意味が異なる。受給開始年齢はひとり一人が何歳からもらい始めるかであり、支給開始年齢は一律何歳からしか支給しないという年齢を指す。現在、我々が議論をしているのは受給開始年齢の方だ。
我々は、受給開始年齢は八十歳でもいいのではないかと考えている。六十歳~八十歳までの間であれば、受給開始年齢は自分たちで決められるという考え方である。
現在は、六十歳~七十歳の十年間の幅をもって、ひとり一人が何歳から年金を受給するかを決めることができるが、頑張って七十歳まで延ばした時には、年金額は四割上がる。一方で、六十歳で受給するという選択をすると、減額をされたまま、薄く長く支給されることになる。
今後の制度設計において、受給開始年齢をさらに後ろに延ばした場合に、年金額をどの程度上げるかなどを検討しなければならない。
新たな制度設計をすることは、国民の皆さんが、年金の在り方について、改めて考えることにつながると思う。
自分が蓄えたものを取り崩しながら、年金を受給せず、できるだけ長く頑張り、「そろそろきついな」という状況になってから、年金をもらい始める。受給開始年齢を後ろに倒せば倒すほど年金額は増える。この「人生百年型年金」を目指して政府も本格的に動き出している。

 

自ら健康管理に努めることがプラスになる

 

三番目の「健康ゴールド免許~自助を促す自己負担割合の設定~」は、国民が自ら健康管理をするインセンティブを高め、そうすることがプラスになるという発想に基づくものだ。
制度として、健康管理のために、ひとり一人の行動変化を促すことを支援することができないかを検討している。
最近になって、かなり民間にも動きが出始めている。アメリカでは、すでに数年前から、「一日何歩以上歩く」など、健康管理に努め、その結果が出れば、保険料率が下がるというような保険商品が販売されている。日本でも、様々なところで、健康管理に努めることがプラスになるという取り組みが始まっている。
以上のように、「人生百年時代」の社会保障は、政治がひとり一人の多様な生き方に向き合い、新しい安心と社会の強さを両立するチャレンジでもある。

 

内外ともに大きく変化しつつある従来の秩序

 

現在、社会の変化は、様々な面に表れ始めている。
一つは、経団連の中西宏明会長が二〇二一年卒から就活ルールを廃止することを示唆したことだ。もう一つは、臨時国会で議論される予定の外国人材の受け入れだ。
私は、今、日本社会の持続可能性が問われ始め、それがこうした動きとして表れたのだと感じた。従来の固定化された社会の在り方を、多様な生き方を求める国民のニーズにどう合わせていくかが問われているのだ。
一方、海外を見れば、米中の貿易戦争を始めとして、今まで我々が当たり前に思っていた国際秩序が大きく変化し、新たな秩序の形成に向かい始めている。
国内、国外ともに、従来の枠組み、構造の調整期が訪れているのではないか。

 

突出して多い日本の首相・大臣の議会出席日数

 

こうした状況の中で、国のルールを決める機関である国会をどう改革すべきなのか。
先進国の首相の議会出席日数を比較すると、日本は年間百十三日出席しているのに対して、同じ議員内閣制のイギリスではわずか三十八日だ。フランスは九十一日。フランスでは、首相ではなく大統領が基本的に国家の多くの責任を持っているが、大統領は一年に一度も議会には出席していない。しかも、解散も、総選挙もない。次の選挙までは、基本的にはリコールもない。ドイツは六日だ。
大臣の議会出席日数はどうか。日本では、財務大臣が百五十一日、外務大臣が百七十日だ。この出席日数は突出して多い。イギリスは、それぞれ、わずか六日と七日だ。
この首相、大臣出席日数の異常な多さが、私が、国会改革の旗を必死に振る理由だ。
また、衆議院議員選挙後に、最初の本会議で行われる三つの選挙のやり方にも疑問を感じる。内閣総理大臣を指名する首班指名選挙、議長を選ぶ議長選挙、副議長を選ぶ副議長選挙だ。
首班指名選挙だけではなく、議長選挙も副議長選挙も、登壇して木札を入れて投票する。
しかし、議長は与党第一党から出すことが慣例で決まっている。一方、副議長は野党第一党から選出されることが慣例で決まっている。つまり、投票しなくても結果は決まっているのだ。にもかかわらず、議長選挙も副議長選挙も、わざわざ登壇して木札を入れて投票する。この三つの投票のために、今回も一時間五十分の時間が費やされた。
国権の最高機関としての儀式的な重要性は分かる。そうした儀礼によってもたらされる権威の力を、私も過小評価はしない。しかし、このような合理性のない時間を浪費していていいのだろうか。
現在の国会には、維持すべき点と改革すべき点とがあるのではないか。

 

外交に支障をきたしている外相の国会出席

 

我々は、平成のうちに、国会改革を何とか一つでも前に進めたいという思いから、国会改革を進める超党派の議連として、「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」を結成した。
初会合には、河野太郎外務大臣も参加し、印象的なエピソードを紹介してくれた。
「外務大臣に就いて、改めて分かったことがある。諸外国から外務省に対して、次に日本を訪問したいという要請が来て、『外務大臣と会いたい』と言われた時に、国会出席がその障害になっているということだ。
『国会開会中なので、野党からの質問で呼ばれれば行かなければならない。突然キャンセルせざるを得なくなるかもしれない。もしくは、時間も短縮しなければ対応できなくなるかもしれない。それでもよければ、是非来てください』と答えざるを得ない状況だ。そのように返答すると、『それでは結構です』ということになり、日本ではなく、別の国に行くことが選ばれてしまう」
こうした現状を放置しておいていいのだろうか。河野大臣は、さらにもう一つのエピソードを披露してくれた。
「東南アジアの国に行く予定になっていたが、国会に呼ばれたため、行けなくなった。そこで、『申し訳ありません。電話会談でやりましょう』と提案し、電話会談を行った。その際、先方の外務大臣から捨て台詞で言われたことが、『電話一本で外交のカタがつくと思わないでほしい』だった」
日本の外務大臣が、外国の外務大臣からこのようなことを言われているのだ。
外交に支障が出るほど、総理と外務大臣は国会に張りつかなければいけない状況は、変える必要がある。
一方で、総理や外務大臣を国会に呼びたいという野党の立場も分かる。我々も野党時代には、そうした思いがあった。しかし、行政を監視するという国会の機能は、総理や外務大臣を、国会に留めておくことだけではなく、ほかの方法で果たすことができるはずだ。

 

外交力を発揮できない状況に危機感

 

先述した通り、現在、国際秩序の調整期に入ってきている。
金正恩、周近平、プーチン、トランプなど、パワーポリティックスに基づいた外交がダイナミックに展開されている。私は、こうした中で、日本が外交力を発揮するために必要なインフラが整っていないのではないかと危機感を抱いている。それが、私を国会改革に向かわせている。

 

国会改革は簡単なことではない。かつて、与野党で合意をしながら、全く動かなかった。だからこそ、どんな小さなことでもいいので、平成のうちに、一つでも動かしたい。
そのためには、国会についての国民の関心が高まらなければならない。「国会を変えなければいけない」という声が、国会の外からも挙がってくるように活動したいと思っている。
幸い、国会のペーパーレス化の議論が進み始めている。また、女性議員の出産時における電子投票、党首討論の夜間開催など、様々な論点が出ている。
現在、民間の側は、働き方改革をはじめ、苦労しながら改革に取り組んでいる。だから、民間の側から、「まず、政治が率先して改革に取り組め」と言っていただきたい。そうしたいい意味の外圧があれば、国会も変わっていくのではないか。
本日(十月十五日)の自民党総務会で通れば、私は厚生労働部会長に就くことになるが、国会改革とともに、「人生百年」と経済社会の構造変化を見据えた、安心と社会の強さを両立できる社会保障改革に全力を尽くしたい。(小泉進次郎氏オフィシャルブログより引用抜粋)

 

本紙のこの人物に賭ける思いは、これまで通りである。この見事なまでの主張は、きっと新政権における〝礎〟になるであろう。
本紙は誠実に、この人物を名指ししていく。

 

香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その189)

捜査権力の恣意的悪用から脱却で司法改革を

〈政調会長の立場から新しい年を考えるときに、やはり政治の安定、あるいは信頼回復という観点から、いわゆる「1強状態」からの脱却を考えていかなければならないのではないかと思っている。
世の中で言われている1強と言われる状況は、官邸の立場に立っても、党の立場に立っても、決して好ましい状況とは受け止められていない。党としてしっかり存在感を示すことによって、状況を改善していく努力が大事なのではないか。〉これは今月4日、岸田文雄・自民党政調会長の発言。安倍首相からポスト安倍を禅譲と世間で言われていた岸田文雄氏の発言だ。
ゴーン氏の逮捕で日本の捜査権力の現状が露呈された。
そう、安倍官邸1強の捜査権力の恣意的悪用が、白日の下に晒される状況がやってきた。森友・加計、山口敬之の準強姦事件などは恣意的捜査権力の悪用であり未解決だ。

安倍官邸からの呪縛を断切れ 「Xファイル」の活用で検察の信頼回復を

六代目司忍組長と篠原重則事務局長

国の捜査放棄と冤罪捜査は、安倍一強モンスター政権を維持する極めて都合のいい捜査権力の恣意的悪用手段だった。検事総長などの選任人事権を官邸内に設けたことが、それを可能にした。
一方、本紙川上が体験してきた香川県警の捜査放棄と冤罪捜査は、香川県警の刑事部長に腐敗構造を築く人物を送り込む人事で、それを可能にした。

黒川俊雄刑事部長

その被害者である本紙川上は、命に関わる家族が巻き込まれた三つの襲撃事件を、未解決のまま抱えた状態なのだ。
それは、平成9年の山口組若林組川原豪による拳銃発砲、平成12年の同組山中敏勝による鉄パイプ襲撃、そして同組森裕之による拳銃襲撃殺害未遂事件。これら全て、山口組若林組が香川県警腐敗警官と結託して襲撃した事件なのである。刑法からすれば香川県警腐敗警官は襲撃実行犯の若林組関係者と共謀共同正犯だということだ。
本紙川上が絶対に未解決事件をあきらめない理由はここにある。アウトロー掲げて暴力団として生きる山口組若林組関係者を本紙川上は相手にしているのではなく、国民からの信頼を担う公務員の警察官が拳銃などを提供して綿密に打ち合わせしながらの襲撃を、許せないのである。
日本の背骨は公務員、この背骨が歪み腐れば日本の将来はないではないか。
昨年11月のゴーン逮捕で、従来型の捜査権力の恣意的悪用は通用しなくなってきた。安倍一強モンスター政権が憲法改正に力を入れているが、その前にすることがある。それは刑事訴訟法の「犯罪捜査規範」の見直しだ。
だって、そうでしょう。
平成15年2月、宗像紀夫高松高検検事長が名古屋高検検事長として異動する際、後任の斉田国太郎検事長に鉄パイプ襲撃事件の再捜査を依頼した。それを受けて高松地検・徳久正特別刑事部長、恒川由里子検事、曽根英雄検事が香川県警抜きで再捜査を実行した。本紙川上、襲撃時に助手席にいた妻、その後部座席にいた息子の調書も取り、香川県警抜きの再捜査は粛々と進められた。別件の拳銃暴発事件で熊本刑務所に服役していた山中敏勝の取り調べも徳久部長検事と曽根検事は熊本刑務所まで出向いて行っていた。
この時の調書が「Xファイル」。この平成15年に作成された「Xファイル」が存在しながら、本紙川上の命に関わる家族が巻き込まれた襲撃事件は三つとも未解決なのだ。
ゴーン逮捕で日本の捜査の在り方が世界中から注目され問われる今、戦後施行された刑事訴訟法「犯罪捜査規範」にある検察担当とか警察担当とかの捜査の壁が支障にならないよう見直して、本紙川上の三つの未解決事件を解決してもらいたいものだ。
要するに、検察と警察が協力して、六代目山口組二代目若林組関係者が香川県警腐敗警官と結託していた未解決事件を解決して欲しいということだ。
さて、「Xファイル」の鉄パイプ襲撃事件は平成12年1月29日夜に発生した。平成31年1月号の日本タイムズは、創刊時の四国タイムズから丁度27年。この鉄パイプ襲撃事件からすれば、なんと19年が経過したことになる。
事件解決の糸口になるよう、この鉄パイプ襲撃に関与した
当時の腐敗警官らを紹介する。

臼杵純一の虚偽供述調書

香川県警本部刑事部長だった黒川俊雄、それに同本部捜査二課次長の津島利夫の関与は許し難い。それに、実行犯の山中敏勝から捜査を歪めるために三人の替え玉を実行犯に仕立てて供述調書を作成した、臼杵、土草、栗田ら。

虚偽調書作成の盗難襲撃車

襲撃直後の同本部篠原政純が作成した本紙川上の調書を基に、腐敗警官が作成の偽装供述調書と「Xファイル」を比較精査すれば真相は明らかになるはずだ。
ただ山中敏勝は、口封じのため出所後、拳銃自殺に見せかけ殺された可能性が高い。
この連載「香川県警の捜査放棄と冤罪捜査」が、「犯罪捜査規範の見直し」に繋がることに期待したい。

日本の法律は生贄が必要か?

古い日本から脱却の時期が来た

東邦ガス冨成義郎社長

9年前に、名古屋市の東邦ガスと同じ区にある158戸が入居するチサンマンション栄の管理組合との間で取り交わされた給湯器工事において、不可解な金の動きがあった。
調べてみると、当時古いガス給湯器が原因で一酸化炭素中毒事件が多発していた事実を巧みに利用した工事と必要以上に複雑な取引方法が明らかになった。当時はこの大手ガス事業者は、この地域一帯でのガス工事に関する監督者であり、凡そ不正を働くとは誰も思っていなかったので、この複雑な取引に疑問を持たなかった事が盲点の一つで、これは反社会的勢力(六代目山口組弘道会)が当時使われた裏金作りの手法である。
方法は、マンション管理組合がこのガス事業者に対して給湯器交換の補助金事業に申し込むのであるが、これら個人の所有する給湯器に対する補助金事業は存在していない。
そして、マンションで申込まれた個人所有の各戸工事代金として一戸あたり補助金上限とされた25万円、102戸分の約2,500万円を一時立替としてマンションの共有資金をネットバンクに移動し、そこからこの事業者の子会社の当座預金に振込み、その後、
このガス事業者本社から、補填金という名目で払出証書としてこのマンション管理組合に払出したと、このガス事業者は証言しているが、ここで問題がある。

不法な排気筒横走状況

それは、この払出証書は当時裏金作りに利用されていた事から、郵便局窓口で現金化するために払出名義の団体との関連証明と個人証明が必要と警視庁が義務付けられていたが、このマンションの公的証明書を持つ者は重病の入院中で、勿論当時の副理事長は
この証明書は持っていないので、窓口での現金への換金は出来ないのだが、何故か、このマンションの共有郵便預金に現金で入金し、通帳には手書きで補助金と記されている。
ここで疑問は、ガス事業者が支払ったとされる郵貯の払出証書は現金出しが出来ないが、わざわざ現金化して郵貯銀行の共有預金に入金されており、この払出証書は何者かが換金しており、郵貯には何時誰が窓口で換金したかの記録が無い。
この流れでは現金化しやすいのは、子会社に支払った当座預金から小切手などで戻せば現金化が容易で、通帳には小切手換金の記録が残らない。
では、ガス事業者が支払ったとされる払出証書の約2500万円は誰の手に渡ったのか?である。
この事実を解明する為筆者は当時から、このマンション管理組合やこのガス事業者に情報の開示を迫ったが、開示拒否や虚偽説明でなかなか解明させようとはしてこなかったが、これ等の工事そのものも一酸化炭素中毒事故が極めて発生しやすい危険な工事である事も判明し、現在何も知らないマンション住民の生命と不明になった金の行方が、これら不正を疑われる管理組合とガス事業者の手中にあるといった極めて容認できない状況下にあるのだ。しかし、警察も裁判所もこの事実の証拠を持っていても現行法では、強制捜査できないと現場担当官らが嘆いている。政府はこれら同様の事件が蔓延する現在、法改革など手を打とうとしない理由が反社会的団体との裏取引があると言われても仕方ないのではないか。

ヤクザより怖い?名進研小・清水元理事長

愛知県大村知事と「密会」300万円提供

清水利康元理事長

前号でお伝えした、愛知県名古屋市の名進研小学校と反社会的勢力の「関係」。名進研小学校の運営母体、学校法人名進研学園の元理事長、医療法人としわ会の元理事長、清水利康氏は岐阜県可児市の寿和工業(現フィルテック・本社岐阜県可児市)の創業者一族。
1996年10月に起こった、御嵩町の柳川町長襲撃事件に関与かと、疑惑がささやかれた。
本紙・川上は国の背骨、教育に反社会的勢力、暴力団がかかわるのはもってのほかと何度か、学校法人を追及している。清水氏、反社会的勢力と名進研小学校の関係は見過ごせない。
そんな中、ある資料を入手することに成功した。名進研小学校が設立された時の「寄付者リスト」。6番目に記されているのは、寿和工業。名進研小学校は、5000万円の寄付を受けているのだ。
柳川町長襲撃事件に関連して、2つのグループが柳川喜郎氏の自宅を盗聴していたことが明らかになっている。どちらのグループも六代目山口組弘道会にいた元暴力団員や弘道会と密接な関係にある右翼団体の構成員が犯行に及んでいた。そこに、巨額の資金提供していたのが、寿和工業。清水氏は当時、取締役だった。
反社会的勢力にカネを出して、上位に立ち、意のままに動かす寿和工業、清水一族。これこそ、正真正銘の反社会的勢力ではないのかと、本紙・川上はそう感じるのある。その会社が、名進研小学校設立に5000万円も寄付し、その後の混乱に乗じて、清水氏は理事長にまで就任。5000万円は「ブラックマネー」の可能性がある。即刻、返金すべきではないのか。そして、本紙は名進研小学校自身が、清水氏らを反社会的勢力だと、自覚している重要な資料を入手することができた。
2013年、名進研小学校の創立者、豊川正弘氏の娘で当時、理事長だった、池田実結子氏と渉外部長の小田祐悠氏の会話が収められた録音テープだ。
この録音テープには、反社会的勢力と一部で報じられた、豊川氏一族を追い出し、清水氏が名進研小学校の理事長に就任するため、小田氏は池田氏に辞任を求めている内容が記録されている。その中で、小田氏は、
〈正直、ヤクザより怖いんです〉〈ヤクザより卑劣〉〈例えば親戚や子供にいろいろ攻撃をしてくる〉
と畏怖させて、池田氏に理事長の座を降りるように迫っている。
小田氏は、池田氏の後に名進研小学校の経営に関与しようとする、清水氏らが反社会的勢力と密接な関係があることを認識しているかのように、会話しているのだ。
私立学校の設置や認可は愛知県の私学振興室の管轄だ。前出の録音テープには、
〈僕が清水さんに会いに行ってお話を承りました〉
と小田氏は清水氏と直接、会って話をしたと述べてから
〈(清水氏が)誰かを介して大村(愛知県)知事と懇意になって(名進研小学校の)事情を話したらもう知事が激怒した。そんな法人はほっといてはいかんと〉〈(大村)知事が動き出し、反社会的な人間が学校運営に携わるなんて許せないといい、知事の秘書は「あんなに知事が怒ったのは久しぶりだ」というくらい怒られたと言っていた〉
〈(愛知)県警と(愛知)県庁が結びつき、どうにもならなくなってしまう〉
〈(愛知県の担当部局、私学振興室が)今度は攻めてくる。必ず振興室が出てくる〉

 

愛知県・大村知事

清水氏が愛知県の大村秀章知事と面談して、名進研小学校について相談。池田氏を辞任させて、反社会的勢力を排除せよという趣旨の話をしたという。そして、辞めなければ、愛知県が乗り出すとも言っていたという。
清水氏と親しい人に話を聞くと、
「何度か、大村知事に会うといって、知事公館に行ってきたと聞きました。食事をしてきたともいい、大村知事を支援したいとも話していた」
それを裏付けるように、2016年11月に公表された、大村知事の政治資金管理団体「秀成会」に清水氏は妻の沙由里さん名義で150万円もの寄付をしている。その翌年も150万円の寄付を受けている。
この録音テープは、日本タイムズ2018年12月号で報じた、池田氏と名進研小学校の法廷にも証拠して出されている模様で、一定の信頼性が担保されているもの。
これが、作り話でなければ非常に重要な問題だ。大村知事の発言が事実なら、反社会的勢力とおぼしき清水氏と結びつき、政治資金をもらい、池田氏の理事長解任に加担したのでないか。そして、名進研小学校という教育の場を、清水氏のような人物に支配させることに「お墨付き」を与えたと、とられかねないのだ。
2018年11月、池田氏と名進研小学校の裁判で、清水氏と同様に小田氏は証人出廷が予定されていたが、土壇場でキャンセル。その一方で裁判所に対しては、
「池田氏を脅すようなことは言っていない」
と主張しているという。
だが、法廷に呼ばれても来ない小田氏の主張には説得力がない。清水氏ら、反社会的勢力との関係が露見することを恐れたのか。
名進研小学校の創立者、豊川氏は六代目山口組と密接な関係にあった人物と親しかったという。だが、清水氏の寿和工業は六代目山口組司忍組長の出身、弘道会の関係者にカネを払い「裏仕事」を任せていたことは、すでに刑事、民事裁判で明らかだ。今度は、大村知事にも政治資金として拠出。
清水氏こそ、反社会的ではないのか。清水氏は教育や医療など、公的なものとのかかわりを断つべきだ。

阿波踊り悪のトライアングルか

「徳島の恥」後藤田議員を中心に時期知事選でも「結託」

後藤田正純衆院議員

2018年12月22日、自民党の徳島県連は執行部会を開催。次期徳島県知事選挙の現職の飯泉嘉門氏を推薦することを決めた。その後、常任総務会を開催。その場で、飯泉氏の推薦をと、幹部が述べると、
「5期もやっている知事は他にはいない。自主投票にしろ」
と迫ったのが、後藤田正純衆院議員。
後藤田氏に近い、自民党の岸本泰治県議が次期知事選に出馬の意向を示しており、それゆえの発言だったとみられる。
そこへ別の県議が、
「おまはん、飯泉に推薦が決まっても岸本を応援するのか」
と噛みつくと、幹部が、
「採決をとりますから」
ととりなした。
「42,3人が参加していた。後藤田氏に近い市議、県議もいたが、一人を除いて飯泉推薦で決定。一人って? 後藤田だけが座ったままで反対」(自民党県連幹部)

 

遠藤彰良市長

これまで日本タイムズでは、阿波踊りをめぐって、後藤田氏に徳島市の遠藤彰良市長、徳島新聞の悪のトライアングルを報じてきた。ついに、知事選でもその構図が持ち込まれようとしているのだ。
これまで、飯泉氏は後藤田氏、徳島新聞と対立してきた。
「飯泉氏は官僚時代の豊富な人脈で、後藤田氏を飛び越えて自ら国と折衝する。後藤田氏は『なぜオレに話を通さない』と激怒。徳島新聞も、後藤田氏に習えで飯泉氏を批判してきた」(自民党の地方議員)
後藤田氏は自身のフェイスブックで〈民意を忠実に反映したい。
県民の8割は多選にNo〉などと飯泉氏を批判。岸本氏という「刺客」を送った。当然、遠藤氏も、岸本氏の支援にまわるとみられる。
一般的に5期という長期政権になると、批判はつきもの。当然に飯泉氏にも批判はあがる。だが、
「後藤田への批判の方がはるかに多いのです。それは女性問題。地元の地方議員は『後藤田みたいな女たらしを国会議員にしてなんやねん』と県民からのクレームで頭が痛い」
後藤田氏は2011年6月、フライデーで国会会期中にもかかわらず、女性を議員宿舎に連れ込んだ疑惑が報じられた。
そして、今度は2018年11月、週刊文春で、フェイスブックで知り合った女性と交際。「結婚詐欺」だとして、民事訴訟で訴えられたと報じられる始末。
「後藤田、おまはんが、知事候補を誰がええなんて、言える立場なんか。徳島の恥や」(前出・自民党の地方議員)
後藤田氏は、プライベートだけではない。先の自民党の地方議員はこう続ける。
「徳島県などが事業をしようと国交省に予算を陳情。すると後藤田氏が『補助金出すな』とクレームを言う。地元がよくなる支出をストップさせようとする議員なんて、聞いたことがありません。県のえらいさんも『後藤田は徳島のガン』と言うてます」
そこで、次期衆院選の際には徳島県連として、あまりにデタラメな後藤田氏を差替えるべきだと、自民党党本部に求める動きもあるそうだ。
デタラメぶりは、遠藤氏も同じ。
徳島市が責任を持って開催と、啖呵を切った昨年の阿波踊り。見事にこけた。大赤字の「戦犯」とも言える阿波おどり実行委員会で遠藤氏は昨年、中止して、顰蹙を買った総踊りを、
「2019年は開催する」
と表明したのだ。総踊りから締め出された、阿波踊り振興協会は、
「昨年は踊らせない、今年は踊れと言われてもね… これまで何度も話し合いを求めてきたのに、応じなかった遠藤氏。一方的に上から目線でね。
まずは話し合いでしょうね」
と慎重な姿勢。
総踊りは、
「ぎゅうぎゅう詰めで、手を上げているだけ」
と批判していた、遠藤氏。
それが一転して、
「素晴らしい」
と言い始めた。
一方、昨年は「徳島市営」で実施した阿波踊り。数年後には、民間でともいう。
徳島新聞も遠藤氏に賛同するような、記事を掲載し〈踊りはみんなのもの〉と信じがたい主張。
これまで、阿波踊りで稼ぎを独占し、法に触れかねない「悪事」を働いてきたのは、誰なのか? 怒りを通り越し、あきれるばかりである。
後藤田氏、遠藤氏、徳島新聞の悪のトライアングルに対抗できる、最後の砦が飯泉氏なのか? 今年4月の県知事選が注目される。

事件屋に食い潰された郷鉄工(6)

虚偽情報を掲載の敬天新聞が窮地に向かう

岐阜県の上場会社だった郷鉄工所が破たんした問題。前号では、郷鉄工所の債権者の一人、株式会社充雲の朝倉応水氏が、メディア報道のアクセスジャーナル山岡俊介主幹から「勝訴」判決を勝ち取ったことをお伝えした。

山岡俊介主幹

 

「裁判所で、記事を削除せよと決定が出て、もう終わりだと安心していた。ところが、削除の決定が出た記事とよく似たものが、また掲載されはじめた」
と朝倉氏は暗い表情だ。
記事を掲載しているのは、インターネットメディア「敬天新聞社」(白倉康夫社主)である。問題とされる記事は、2018年10月24日付で「投稿」として〈郷鉄工所(破産)大口債権者・朝倉応水(株式会社充雲)が郷鉄工に送り込んだ2人のブレーン(西浜大二郎・小澤政太郎)と繰り広げた上場企業乗っ取り劇!〉というタイトルが打たれている。

白倉康夫社主

 

記事の内容は、
〈大口債権者である朝倉応水(株式会社充雲)は、自分が郷鉄工に出したカネをいち早く保全するために、郷鉄工社内に息のかかったブレーンを社員やコンサルタントという立場で送り込んでいた〉
と書き、朝倉氏が自己の利益を優先して、郷鉄工所の法的手続きを無視し、不当な回収を図ろうとしているという内容だ。
そして、記事には、
〈経理処理は、取り上げたネットバンキング用PCを小澤に管理させ、小澤は、西浜の決済指示を仰ぎながら、経理処理を行っていたというから、とんでもないことである〉
と郷鉄工所の銀行口座を押さえて、自由自在に使用しているように思える記述もある。
朝倉氏は言う。
「いつ、どこで、私がネットバンキングのパソコンをとりあげたのか、まったく事実にはないことが記されている。法的手続きが進んでいる郷鉄工所、どうやって乗っ取るのでしょうか」
と朝倉氏は言う。すると、2018年11月26日にも後追い記事が、掲載された。
そこで、朝倉氏は2018年12月4日に当該記事の削除仮処分を裁判所に申し立てた。
「記事をよく読むと、私が郷鉄工所の破たんで大儲けしたと書き、削除命令が出されたアクセスジャーナル(山岡俊介主幹)と似た部分があります。ネタ元は、同じ情報提供者ですかね?
伝え聞くところ、カネを払えば記事を削除してもいいとの話もあるそうですが、泣き寝入りはしたくありません。裁判所でしっかり判断してもらいます」
と朝倉氏は話す。
今も、ネットメディアに書かれた記事に端を発して、銀行取引は凍結されたままだという朝倉氏。名誉回復となるのか?