2019年8月 特報

目次
明浄学院 西理事長解任劇のウラに大橋前理事長暗躍か?
学校法人をネタに「詐欺」疑惑も浮上 ただの「おばさん」の嘘八百にご注意を!

明浄学院 西理事長解任劇のウラに大橋前理事長暗躍か?

学校法人をネタに「詐欺」疑惑も浮上 ただの「おばさん」の嘘八百にご注意を!

大橋美枝子前理事長

本紙・川上が2年以上に渡って追及している、大阪の学校法人、明浄学院と反社会的勢力との関係、そして不透明なカネの流れ。
7月に入って急展開した。
時系列でおっていくと、マイクロソフトの元副社長で、兵庫県の進学校、須磨学園を経営する西和彦氏が理事長Aに就任。
「反社」とのかかわりが疑われる、大橋美枝子前理事長と大塚哲也前理事が解任。

「反社」との決別で明浄学院がよい方向に進んでゆくと期待していた。
その過程で、毎日新聞のスクープ記事で大橋氏が学校からカネを持ち出し仮想通貨に1億円を投資。

 

だが相場の下落で、現在は、20万円ほどしか価値がない「紙くず」同然になっていると報道。

第1号議案 経営改善計画について

それは、本紙7月号にも詳しい。そして、8月24日には、毎日新聞が土地の手付金、中間金合計21億円を預けている大阪府吹田市の業者が別のコンサルタント会社に金を送金。最後には大橋氏が関与する会社に流れていると報じた。
もう21億円は明浄学院の手元にないのである。

 
西氏は1億円と21億円の問題を解決せねばと乗り込んできた。
そこは、本紙8月号でも詳報している。

 

西氏は、1億円と21億円の疑惑をおおむね認めて、8月17日の記者会見で、大橋氏と大塚氏を刑事告訴する方向性を示した。
どんな進学校を目指すかという、明浄学院も未来プランも語っていた。
だが、8月24日、西氏が理事会で突然、解任され、赤木攻氏が新理事長になったという。
またも迷走をはじめた、明浄学院。

 

そこに、明浄学院の内部から「私がしゃべっているとバレるとクビでしょう。
岡山方面の影もあり、それ以上の仕打ちがあるかもしれません。しかし、高校の生徒、大学の学生のため見過ごすことはできません」と決死の告発があった。
その詳細な内容を聞き、急がねばならないことがわかったため、「特報号」としてお届けすることとした。

 

告発者のA氏は信じられない話からはじめた。
「西氏のクーデターを決行させる絵を描いたのは大橋です。
解任された大橋が今も、理事たちを操っています。首謀者、影の理事長は大橋や」吐き捨てるように語るのだ。
なぜ、解任され学内への出入禁止の大橋氏が、理事たちを操れるのか? 西氏解任のクーデターを、裏で主導できるのか?
「大半の理事はみんな大橋に弱みを握られているようです。特に、高校の校長の絵面功二と大橋の番頭役、理事の小林孝広は、一体で動いています。
当初、8月22日に理事会を招集して、西氏解任クーデターを計画していた。
だが理事たちに予定があり集まれず、24日となった」とA氏は打ち明けた。

 

この話を裏付けるものがある。実は本紙・川上にも21日夜に、22日に理事会という情報が入っていた。
通常、土曜日午後からはじまる理事会。24日にも理事会が開催予定となっていたのに、なぜかと訝った。そして、22日の理事会が流れたあと、
24日の理事会は、午後の予定が午前10時半に変更となったと知った。
おかしいと思っていたら、クーデター。
「主導したのは絵面だそうです。西氏の解任動議に反対したのは、新しく理事になったばかりで、西氏を明浄学院に呼んできた松川哲夫だけでした」とA氏打ち明けた。

 

1億円仮想通貨がバレて7月に理事長を退任させられた、大橋氏。
6月22日、明浄学院理事会の議事録にはこうある。
<大塚理事から19日常任理事会の後の理事懇談会において学校法人と株式会社明浄との間で1億円の資金の流れについて不正の疑義が出されこれによって大橋理事長と小林孝広から22日付け辞任届が提出>とある。
辞任届を出すということは、学校のカネを「裏金化」、流用した「疑惑」を認めたことになる。
西氏は、7月2日の記者会見で2人に対して「大橋さんは学校の建て替え工事を担当していた。
大橋さんしかわからないことがあり、顧問として残ってもらう。小林に関しては、1億円の電子マネー(仮想通貨)の回収をするために理事に残した」という内容を語った。
だが、この「温情」が最後はクーデターの発火点となったようだ。

事実、顧問となった大橋氏は、「理事長をやめさせようというメールを理事に送信したり、電話をしている」と西氏は7月20日の記者会見で述べ、「とんでもない」と顧問を解任したと発表した。

 

これまでの本紙の報道を読んでいただくとわかるが、2017年6月に明野理事長が退任し、大橋氏が理事長に就任。
その直後から
大橋氏の学校法人「私物化」「現金化」が顕著に加速した。
明浄学院高校の校地が、山下隆志元理事のピアグレースに売却されたのは2017年7月。
手付金21億円は、それからほどなくして、学校法人に送付。

土地売買契約書

それがサン企画などを経由して最後は大橋氏に入っているという。
2018年4月20日には、学校法人から株式会社明浄に1億円を送金。
仮想通貨に投資している。その際、大橋氏は「学校に必要な運転資金から、1億円を出させるのに、富永法人本部長に『見せ金が必要。すぐに戻す』と言って、株式会社明浄にカネを送金。

それを、仮想通貨に投資した。富永氏はカネがなかなか戻らず、真っ青でした」と株式会社明浄の関係者は話す。

こういう経緯は、大橋氏の下にいた、絵面氏、小林氏、富永氏らはある程度、把握していたという。にもかかわらず、大橋氏を好き勝手にさせていたのだ。
これは理事や校長としての「背信」ではないのか。
西氏は、理事会のメンバーの過半数をすぐに取り替えるべきだった。
そこを見誤ったのではないのか。

ここまでは、西氏解任の背景だ。だが、大橋氏の一派はすでに先手を次々と打っている。それは「詐欺」とも思われる内容だ。

 
先のA氏はこう続けた。
「大橋は、今も問題になっている明浄学院高校の土地売却にかかわっている。
業者と交渉するなど、裏で動いている。表では、絵面と小林がやっています」といい、スマートフォンの画面を本紙・川上に差し出した。
ホテルのような場所で、絵面と小林が並び年配の男性たちと話している鮮明な写真だ。
場所は大阪市天王寺区のホテルだという。
それも写真は複数枚ある。
また、別の喫茶店でも大橋氏と見られる女性がホテルの場面とは別のと男性と話し込んでいるような動画もある。
「最初に見せたのは、絵面と小林が、大橋に命じられて、業者と会っている時の様子です。
明浄学院内部の者が、覚悟を決めて撮影したものです」とA氏は話す。

 

そこで、撮影日時をチェックすると、写真、動画いずれも8月お盆明けだと確認できた。
「今、大橋は、絵面、小林、と一緒に、空手部顧問でAM社という不動産関連会社の人と動いている。
聞いている、構図はA社が大手不動産会社に明浄学院高校の土地半分を売却する。大手不動産会社の買付証明書があるので、それを元にAM社は金融機関から融資を受ける。

現在はピアグレースが手付金を払って所有する土地は、違約金を払って契約を取り消す。大橋氏は坪単価210万円から220万円で売る段取りで、絵面と小林を動かしている。ピアグレースに売った時は坪単価150万円だったので、安すぎると文句を契約しているにもかかわらず、怒っているそうです」と先のA氏は話すのだ。

本紙・川上の手元には、2017年7月6日に学校法人明浄学院が売主、買い主がピアグレース、立会人が21億円を「預かり金」の送金先となっている大阪府吹田市のサン企画の印鑑が押印されている売買契約書がある。
本紙・川上の会社は宅建免許を所有し、自身で不動産の仕事も手がけている。
大橋氏は、ピアグレースとの契約を解除するというが、それには現在支払われている手付金21億円の2倍、42億円が必要だ。西氏が記者会見で「20%を支払えば解約できる」という趣旨の話をしたようだが、それは素人発言。

 

契約書の読み込むと、今回の契約解除は学校法人側の勝手な解釈だと見られる。

反社会的勢力の排除が記載された契約書

それに、契約書16条には<反社会的勢力の排除>の項目がある。

反社会的勢力の関与がある場合、契約解除が可能と記されている。
西氏は本紙が繰り返し報じているように、大橋氏に逮捕歴があること、大塚氏が反社会的勢力と関係があることを、ハッキリと記者会見で認めている。
反対にピアグレース側は、この発言で契約解除ができる。20%どころではない多額の違約金が発生する可能性があるのだ。
それに、大橋氏が描く、AM社を介在しての売却というのも実におかしい。
明浄学院が直接、売買すれば何の問題もないのだ。
なぜ、AM社がわざわざ、金融機関からカネを借りて間に入るのか。

 

「学校法人の幹部から聞いた、大橋のシナリオです。ピアグレースとの契約解除して次にAM社経由で大手不動産業者に土地を売る。
AM社は当然、いくばくかの儲けがある。それで、大橋は校舎解体で未払いのカネを支払うつもりだそうです。けどサン企画に21億円があればそこから支払えばいい。日本タイムズが書いたように岡山方面に流れているからじゃないのか。ウラでは、AM社で抜いたカネを仮想通貨投資の損失を返済、埋め合わせて、刑事告訴を逃れようという魂胆だとウワサになっています。それに大橋は、当面の学校運営に資金がないのであちこちカネを借りに歩いている。
どうも明浄学院出身者がかかわる会社、2、3社アテがあるらし、8月末までに2億円を学校法人に寄付してくれと誘っているそうです。無理なら貸付してほしいと。
けど、大橋は学校法人から解任されただのおばさん。2億円を寄付させて、また懐に入れようという考えではと危惧する声が出ている」と前出のA氏は話す。

 

確かに、大橋氏は学校法人明浄学院の何の「肩書」もない。ということは校地売却、寄付などにもかかわれない。それどころか、1億円と21億円の問題で「被疑者」となっていることも想定される人物だ。
事実、西氏は大橋氏を刑事告訴すると、記者会見で明言している。
学校法人を舞台にした「詐欺」ではないかと、先のA氏はさらなる問題に発展することを危惧するのだ。

そして、A氏の次の言葉はまさに衝撃的だった。先に見せてくれたスマートフォンの画面を再度、出しながら「この写真の業者かどうであるか、ハッキリしません。
しかし、今、大橋や絵面、小林が高校の土地売却や資金調達で交渉している複数の業者の中に、あの大山武夫とつながっている、岡山方面の人物がいます。Kという人物が見え隠れするのです」

 

A氏が名前を出したK氏とは何者か。本紙・川上は2年以上に渡る取材の中、ピンときた。明浄学院告発の記事を書き始めた頃だった。ある教職員が明浄学院が迷走をはじめた経緯を記した書面にこういうくだりがある。

 

<9/2 (火)Mより、大山氏が明日理事長室を使用させて欲しいとの電話連絡あり>

<9/3(水)14:30 大山・M・その他数名来校>

これは、2015年から2016年にかけ、大山氏が明浄学院校地売却の前面に出てきていた当時の記録だ。
不動産業者を引き連れて、理事長室で商談したという。
大山氏の横にピタリと引っ付いていた人物、M氏。だが、当時の学校関係者はこう説明した。
「最初Mさんと名刺にありそう呼んでいました。それが急にKという名前に変わったのです」

その証言をもとにたどっていくと、A氏があげたKという名前は、まさに大山氏が暗躍していたときと同じ、人物であることが確認できた。

毎日新聞のスクープで、21億円はサン企画などを経由して、大橋氏の支配下となっている模様だ。
本紙・川上には、21億円は「岡山方面に現金で流れている」という話が複数から情報が届いている。
大山氏が反社会的勢力とどうつながるのか、それは過去の日本タイムズをご覧いただければ十分わかるはず。神戸山口組最高幹部、池田組や六代目山口組、大石組と昵懇の関係にあることは、1993年、大山氏が組長らと一緒に岡山県警に立件されたことで、明白だ。

A氏の告発、最後の言葉に本紙・川上は怒りに打ち震えた。
「大橋は学校の運転資金名目で寄付、融資を誘っている。融資の条件として大学それに高校の校地を担保にしてもOKというのです。それどころか、返済ができない時は、大学や高校の授業料が入金される銀行口座を教えるので抑えてくれていいとまで言っているらしい。
もし2億円借りても西さんがいなくなった現状では返せません。もし融資が実現、返済不能になり銀行口座を貸主に保全されたら、大学、高校は終わります」

 

つまり、大橋氏は自己保身、利益のため、またもや生徒、学生を犠牲にしようとしているのだ。
A氏が語るように、大橋氏は明浄学院を解任されたただのおばさん。
ここまで生徒、学生、保護者を不安に陥れているにもかかわらず、なおも学校法人をダシにカネ儲けに走るのか? いい加減にしたらどうなのか?

なぜ、絵面氏、小林氏をはじめ、学校法人の幹部は大橋氏の言いなりになるのか。
西氏解任という「暴挙」に及ぶのか? どこまで、生徒、学生、保護者、教職員を犠牲にするのか?

 

明浄新校舎の外観イメージ

そして、大橋氏が校地売却を持ちかけている業者の方、寄付や融資を打診している方にお願いする。

ただのおばさん、大橋氏の話は「詐欺」である可能性が高い。
絶対に乗らないでほしい。

 

そして、解任された西氏。登記上はまだ学校法人の理事長のはずだ。

大橋氏が暗躍した「解任」は法的にも問題ではないのか?
今一度、立ち上がってほしいと
本紙・川上は願ってやまない。