2021年4月
- 目次
- 国滅ぶとも正義は行わるべし 安倍前総理の逮捕求め5回目告発
- ホップ・ステップ・ジャンプ 安倍前総理の「起訴相当」に挑戦
- 明浄学院事件から何を学ぶかⅧ
- 藍野グループと文科省の癒着はあるのか?ないのか?
- 名古屋市子どもの権利相談室「なごもっか」が反社会的勢力を「擁護」?
- 寿和工業・名進研・としわ会、清水一族の「行状」を“ブツ”で研究(その21)
- 日本の総理は原発ゼロに舵を切れ
- 瀬戸内海の直島・寺島から次世代を眺める
- チサンマンション栄事件の行方を憂う
- 裁判所を欺く偽造の横行が通用なら国亡ぼす
- 香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その214)
- 森裕之の単独実行犯扱いは典型的な捜査放棄
- コロナ禍に遭遇で覚醒を 香川県警腐敗警官らを逮捕一掃せよ
- 和歌山カレー「冤罪事件」
- 元大阪高裁判事・生田暉雄弁護士から投稿④
- 明浄学院事件で一部上場プレサンス関連の元社長も有罪
- 支援の藍野大学は校地売却の過去で危惧される一等地
- 木村義雄元代議士の新年賀詞交換会
- 田原総一朗氏の講演会場に本紙川上駆け付ける
- みんな知ってる日本一有名な「サウナ市長」
- 本紙川上が大阪府池田市の冨田市長を大阪地検に告発
- 新興宗教法人・北斗会の巨額詐欺・恐喝事件(その2)
- 日本の司法システムを悪用する事件師の正体
国滅ぶとも正義は行わるべし 安倍前総理の逮捕求め5回目告発
衆院は1日の本会議で、令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公職選挙法違反(買収、事前運動)の罪に問われた元法相の衆院議員、河井克行被告(58)の議員辞職願を許可した。
なるほど、安倍晋三総理大臣当時に法務大臣就任を果たした河井克行氏も、やっと衆議院議員を辞職したのか。
この河井克行夫妻の公選法違反買収事件は、本紙川上の広島地検への告発から捜査が始まったのだ。
となれば、そもそもなぜこの事件が起きたのか、事件の動機を明確にしなければならない。コロナ禍を迎えた今、従来型の日本運営を続けるのではなく、来るべき時代が迎え入れてくれる新しい運営型政治が必要なのだ。それには政治家だけではなく国民共々に覚醒しなければならないのである。
事件の動機、それは安倍晋三前総理大臣の個人的な私憤だ。すなわち安倍晋三総理に批判的な、参議院広島選挙区の溝手顕正議員の落選を狙って、河井克行法務大臣の妻である河井案里氏を強引に出馬させた。であるからこの事件の検察捜査は道半ばなのだ。
ここで、本紙の2月号「安倍晋三前総理の逮捕で日本を再生」から引用する。
《森友・加計・桜を見る会・溝手議員の落選工作(成功)、黒川弘務検事総長誕生工作(失敗)。これらの問題の元凶は、すべて安倍晋三前総理ではないか。
本紙川上は永田町のキャピトルホテル東急で昨年、菅義偉官房長官に言った。
「コロナ禍の襲来で何を学ぶかです。コロナなくして有事になれば、今の(安倍)政権で日本は持ちません」。
趣旨は、安倍晋三前総理のような口八丁手八丁のパフォーマンス上手だけでは、日本の背骨を維持できない。いずれ起こるであろう戦争にも対処できる体制、すなわち健全な捜査権力の実現が必要。それには今、安倍晋三前総理の逮捕が必要だと申し伝えたのだ。総理大臣の逮捕には大きな超メガトン級の影響力がある。要するに、日本人は目を覚ます必要があるということ。》
ホップ・ステップ・ジャンプ 安倍前総理の「起訴相当」に挑戦
まず、田原総一朗の「河井夫妻の買収事件 検察は大本の党幹部を追及せよ」〈週刊朝日〉を押さえる。
《元法相で衆院議員の河井克行被告が買収を認め、議員辞職の意向を示した。検察の捜査について、ジャーナリストの田原総一朗氏は、自民党幹部まで及ぶべきだと指摘する。
2019年7月の参院選広島選挙区をめぐる大規模買収事件で、公職選挙法違反に問われた元法相で衆院議員の河井克行被告が、これまでの無罪主張を一転させた。
3月23日、東京地裁で始まった被告人質問で「全般的に選挙買収を争うことはしない」と述べ、起訴内容の大半を認めたのである。議員辞職の意向も表明した。
河井氏はこれまで、現金を渡したのは、妻の案里元参院議員(有罪判決が確定、失職)の票のとりまとめを依頼する目的であったとする起訴内容を否定してきた。
ところが、「あからさまな投票依頼をしたことはない」としながらも、「妻の当選を得たい気持ちがまったくなかったと否定することはできない」と語り、さらに国政への不信を与えたとして謝罪したのだ。》
なるほど、田原総一朗氏も河井克行夫妻の買収事件の真相解明を求めているのが、ハッキリ分かる。ということは、この事件の捜査はまだ終わってないということだ。
というのは、田原総一朗氏が司会の3月21日18時BS朝日『激論!クロスファイア』【深まる疑惑を徹底討論!】を視聴したからだ。
出演の郷原信郎弁護士が討論で指摘したのは、検察から返戻された本紙の告発が半年ほど後に菅原一秀前経産大臣を検察審査会が「起訴相当」とした決議だ。田原氏も郷原氏も徹底討論で激論し、政治の影響力を受けない一般民間の素朴な疑念感覚(検察審査員)に期待しようとまとまったようだ。(郷原弁護士は本紙川上の代理人として菅原前経産大臣を検察審査会に)
そうかそうなのか。
田原総一朗氏が、〈元法相で衆院議員の河井克行被告が買収を認め、議員辞職の意向を示した。検察の捜査について、自民党幹部まで及ぶべきだと指摘する〉のであれば、本紙川上の出番だ。
だってそうでしょう。
菅原一秀経産大臣、河井克行法務大臣の告発も、自民党幹部・安倍晋三総理大臣の告発もすでに4回検事総長宛てに提出。次は検察審査会だ。
明浄学院事件から何を学ぶかⅧ
藍野グループと文科省の癒着はあるのか?ないのか?
明浄学院問題について、新年度に向けた学校サイドの動き及び裁判上での動きなどいかがでしょうか?
【山内】新型コロナ旋風が、鎮静化の様相が見えない中、学園生活も通常通りの授業がなされていない大学(観光大学)は麦島グループの内紛が勃発した様ですね。貴紙新年号(1月5日発行)で取り上げた「麦島と前場の契約書」記事が切っ掛けの様です。東京地裁ならびに地検も動き出すようです。
▽早晩、大学問題は解決するのではないかと思われる。専門家(弁護士)の意見では、すでに工作資金として振り込まれた3億円の内容把握がされれば、立件できるのではないかと思われる。これらに関与した赤木、絵面、黒田、湊、等々も逃げ隠れる訳にはいかないかなと思われるが。
【山内】川上さんがおっしゃる通りかと思われますが、私は観光大学よりも高校を支援する藍野グループの方がもっと悪質ではないかと思っている。
なぜなら、大阪地裁より指名を受けた堂島事務所の中井弁護士(再建の中心者)は、かって藍野グループの顧問弁護士をしていたのだが、藍野グループの支援スキームの流れの中で、顧問を同事務所の福田弁護士に変更し、「利益相反」を回避したり、藍野グループの中心人物の前理事長小山昭夫を令和2年7月末に「破産宣告」をさせて息子の小山英夫(現理事長)を前面に立てて、同年8月20日に明浄学院支援に関する支援契約を発表した。
中井氏の手口は、最初から藍野グループを支援者としてスケジュールに組み込んでいたとしか思われない工程です。
▽たしか、中井弁護士は最初高大一体として発表していたが、途中から観光大学と高校を分離し、大学を麦島グループ、高校を藍野グループに振り分けたのも、中井氏の計画通りなのですかね?
【山内】川上さんのおっしゃる通りだと思います。その結果、麦島グループも思惑が外れたと思います。彼らの目的は、文の里の明浄高校敷地なのですから。藍野グループも同じだと思います。
そこで、藍野グループの過去の流れを検証してみると、文科省との癒着が垣間見られる。あってはならないと思うが!! 貴紙9・10月合併号(令和2年)にも取り上げて頂いた東北TV社西島記者(藍野グループ特番記者)の放映特集番組をもう一度ご覧いただければ(ユーチューブで視聴可能)と思います。私も近々、仙台市で西島記者と会って取材の一部始終をお教えいただき今後の戦いの材料としたいと考えています。
▽ところで山内さん、中井氏を中心とした今回の再建案は、当タイムズの先月号で指摘した破綻か?と言った関係者たちのその後のリアクションはどんなものがありますか?
【山内】貴紙を誉めるつもりではないが、明浄事件の取り扱いは、事実に基づき大変精度の高い内容であるとの電話で数名の人達からお褒めの言葉を頂きました。私の友人(国会議員)からも、又大手マスコミ(週刊誌にコラムを出して頂いた記者)からも、今後の展開に注目しているとの励ましの言葉があった。
私もこの事件にたずさわる様になってから一貫して訴えてきている高大一体的再建は国民の支持を頂けるものとして、力強く戦っていくつもりであります。
日本タイムズも貴男達の戦い(法律改正)に向かっていく事に対し、全面的支援をお約束いたします。
名古屋市子どもの権利相談室「なごもっか」が反社会的勢力を「擁護」?
寿和工業・名進研・としわ会、清水一族の「行状」を“ブツ”で研究(その21)
本紙・川上が問題視する学校法人名進研学園、医療法人としわ会の元理事長、産廃処理会社寿和工業(現フィルテック)元社長、清水利康氏やその一族と、反社会的勢力、岐阜県御嵩町の柳川町長襲撃事件との関連性。
清水氏が名進研学園の理事長時代からの問題を〈要望書〉として名古屋市や法務省などに訴えていることを前号でお伝えした。
名進研小学校が義務教育の小学生に「登校禁止」などとして、学校に来てはいけないと命じている驚きの内容だ。
要望書として「告発」を出したAさん。その宛先の一つが、名古屋市の子どもの権利相談室「なごもっか」であった。
「日本タイムズの記事など、愛知県の大村秀章知事と清水利康氏が親しいと聞いている。私も事実、名進研で仕事をしていた時、同様の情報を聞いた。そこで名進研小学校の子供さんや保護者に背中を押されて、愛知県ではなく名古屋市に要望した」
と話す。
だが、「なごもっか」から返ってきた答えは信じ難いものだった。
「(被害を受けたという)お子さんと話がしたい。できないと話は進みません。お母さんの話だけでは子どもと違う事、母親は強く訴えても子供はさほど思っていないこともあります」
と「なごもっか」の副委員長、間宮静香弁護士は話したという。
いったい何を考えているのだろうか?
相手は清水氏がオーナーとされる名進研小学校だ。清水氏が経営していた、寿和工業は巨額脱税で立件された。御嵩町の柳川町長襲撃事件関連の裁判では、6代目山口組弘道会の元組長などに数千万円のカネを渡していたことが明らかになっている。山口組は現在、特定抗争指定暴力団に指定されている。反社会的勢力の根幹とみなされても仕方ない相手にカネを渡していた清水氏一族。告発者は子供たちや保護者から依頼を受け、勇気を振り絞って要望書を出した。
「どんな危険な目にあうかわかっているのかと、間宮弁護士にもいいました。私も危険覚悟で訴えている。それでも『私たちは条例で仕事を行います』と繰り返すばかりでした」
と告発者は話す。
そこで、なごもっかの条例「名古屋市子どもの権利擁護委員条例」を調べると、
〈何人も、権利が侵害されていると思われる子ども又は子どもの権利を侵害していると思われる者を発見した場合は、速やかに、委員に相談又は申立てを行わなければならない〉
〈何人も、全ての子どもの権利侵害に関する事項について、委員に対し、相談及び申立てを行うことができる〉
と記されている。
「何人」とはいかなる人でもと解するのが一般的。つまり、誰でも申立てを行うことができるのだ。どこが「条例通り」の仕事なのかとAさんは愕然とした。
名古屋市の河村たかし市長も、大村知事同様、清水氏と特別な関係があるのかと疑っている。
そこで市長選を間近に控えた、河村市長を直撃すると、
「清水氏なんてのは知りゃあせん。柳川町長襲撃事件の寿和工業の関連だって。そりゃ、驚きだ。(申立と回答内容を見て)何人ともと条例には書いてあるはず。子供たちが直接訴えるのも、そう簡単じゃないわね。なぜ調査しないのか、ちょっとワシも聞いてみる」
と話した。
河村市長が清水氏と関係はないと明言してくれ、安心した。
清水氏は本紙・川上らを民事提訴して、名古屋地裁で審理中。係争案件なので深くは触れないが、清水氏から届いた重要な回答を指摘しておく。
清水氏は、大村氏と会って話をしたことがあるという内容だ。大村氏側が清水氏側から政治献金300万円を受領したこと、刑事告発では「嫌疑不十分」だったことを過去に報じた。
本紙・川上は「真っ白な」河村市長に期待する。
日本の総理は原発ゼロに舵を切れ
瀬戸内海の直島・寺島から次世代を眺める
本紙川上が原発に関心を持ち関わるようになったのは、
平成16年8月号〈原子力発電の高レベル放射性廃棄物の最終処分場が直島の「寺島」に決まる〉からだ。
小泉純一郎元総理の内閣情報官だった兼元俊徳氏の父親、徳二翁から遺言として託されたのだ。要するに、瀬戸内海の直島・寺島に核燃料廃棄物最終処分場が決まっている国策の阻止を、本紙川上が頼まれたのだ。
三菱マテリアル・直島精錬所の継続運営を、原発の核燃料廃棄物最終処分場にと、経済産業省は国策として政権に食い込んでいた。
令和2年度末3月から令和3年度の4月に、新しい風が吹き始めたのは事実だろう。
3月19日付朝日新聞を引用する。
《日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)の運転差し止めを命じた18日の水戸地裁判決。地裁前では弁護士らが「勝訴」「首都圏も守られた」などと書かれた垂れ幕を掲げ、集まった原告からは「やった」と大きな歓声が上がった。
「東海第2発電所の原子炉を運転してはならない」。
裁判長が主文を読み上げると、法廷内に「よしっ」と声が響いた。(中略)
河合弘之弁護団長は判決後の記者会見で「今までの原発訴訟の判決と全く違う」と強調。「避難ができないという点だけで原発を止めた史上初の歴史的判決で、社会的なインパクトは大きい」と意義を訴え、会場からは大きな拍手が上がった。》
本紙川上は、小泉純一郎元総理の「原発ゼロ」講演で、河合弘之映画監督(さくら法律事務所代表)が、前段スピーチを務めた記憶がある。
チサンマンション栄事件の行方を憂う
裁判所を欺く偽造の横行が通用なら国亡ぼす
役所の書類に、近年目立つのが「通称」を記載する書類が増えてきた。自治体によりこの「通称」を使用する事が認められているからだ。
2005年4月に施行されたこの法律は、個人情報の漏洩を予防するための法律。この法律に違反した場合、最も重い刑罰が「懲役6ヶ月」。
この懲罰は個人情報を漏洩した者に対してであり、この法律を「悪用」した者への賞罰ではない。2020年この個人情報保護法が改正されたが、仮称・通称に対して触れることが無く、同様に「悪用」には触れていない。
読者は聞いた事が無いだろうか?「個人情報保護法で守られているのは、犯罪者だけだ!」と。
ここで実例を紹介しよう。
名古屋栄にあるチサンマンション栄の管理組合はかねてから住民が積み立てた「修繕積立金」を勝手に消費してしまうなど、問題の多い管理組合である事は伝えて来たが、法的責任や刑事責任の追求が色濃くなる前に前理事長の伊藤六榮は突如、別の理事を理事長に登記したのである。
これは多くの法律では組合という法人が犯した罪は、理事長が負うものとされ、更にその犯罪行為の証拠はその法人が所有し、告発権もその法人にあるという不適切な法律が存在するので、この伊藤六榮は捜査対象から逃げるために先手を打ったわけである。
新たに身代わり役となる新理事長の生田智宣は、この氏名を智規とか智則を自在に使い分ける人物であり、マンションの登記簿には智宣が使われているが、智規でも智則でも無い。
これは当初「智宣」は父親だからいいだろうと本人が言っていた事であるが、区分所有者法では、同マンションに居住し同居する家族であれば許される事ではあるが、マンションに居住していないのであれば、あくまで智宣だけが区分所有者であり組合員であるが、智規や智則は区分所有者では無く理事にはなれ無い。
そこで、このマンション管理組合の理事長の登記はできないだろう?と思うだろうが、前に述べたようにこの制度には杜撰な制度が存在する。
理事長の登記をするのに必要な書類は、「承諾書」「総会議事録」「理事会議事録」だけの三っで良いのだ。
そう、本人確認の書類は必要ではなく誰が誰か分からなくても構わないわけだ。更にこれら「議事録」は、この管理組合が勝手に作成した偽造文書であっても、これを証明する制度そのものが無い。
何故なら、理事会には組合員の立ち入りを拒否し、密室での会議であるからだ。
つまり、「成りすまし」であっても、これを証明するのは、個人情報保護法が邪魔して、本人以外では証明が出来ない。さらに、このような重要な犯罪行為を罰する罪状すら存在しないので、警察の捜査すら介入出来ないようになっているのだ。
このまま放置すれば、法の不備を悪用する事件師たちが、堂々と跋扈するのを許す国になってしまうのではないかと、筆者は強い懸念を持っているのである。
香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その214)
森裕之の単独実行犯扱いは典型的な捜査放棄
日本列島の地震の多発や、コロナ禍を迎えた今、我々は危機管理意識を一層求められる時代が来た。そうなれば、本紙の標語「国滅ぶとも正義は行わるべし」が以前にも増して意義を持つのである。
さて、この4月から令和3年度を迎えた。本紙川上の懲役1年半・執行猶予5年も終わる。さらに昨年12月22日には、本紙川上の殺害計画を実行した二代目若林組の森裕之が宮城刑務所の面会室で、
「俺は六代目山口組若林組の組員、親分を裏切らない」と、生田暉雄弁護士に息巻いた。刑務官が立ち合いの下でだ。
平成18年3月7日夜、本紙川上が帰宅した時に至近距離(1,2発は5㍍右横、3発目は背後2㍍)から回転式拳銃を発射した。本紙川上の「てぇやー」の気合で森の拳銃が下がり右足踵を損傷して命は天の御加護か助かった。
この15年前の事件は森裕之の単独犯として高松地検が処理、懲役15年の判決は高松地裁から下された。
すなわち、本紙川上を単独犯だと偽装していた森裕之が、15年の刑を終えた今、実は六代目山口組二代目若林組の組員だと白状して間もなく6月には出所するのだ。
コロナ禍に遭遇で覚醒を 香川県警腐敗警官らを逮捕一掃せよ
先月号に〈六代目山口組の司忍組長が使用者責任を問われない刑務所収監中の本紙川上殺害計画は、ヒットマン森ので破綻した〉と掲載した。
平成9年の川原豪が犯人の本紙川上家族団欒の自宅居間に向けての発砲、平成10年の事件(逮捕)、平成11年の広沢こと黄津一の事件(逮捕)、
平成12年の山中敏勝が犯人の本紙川上が運転の家族同乗車の鉄パイプ襲撃事件、これらは五代目山口組渡辺組長当時の事件。
その後、平成17年夏に山口組は六代目司忍組長にクーデターで代替わりした。
本紙川上は、五代目当時から一貫して山口組にメッセージを送り続けていたはずだ。
三代目山口組田岡一雄組長が掲げた「国家社会に貢献する」という山口組綱領を、ヤクザでない本紙川上も男の生き方として身に付けようと噛みしめていた。
メッセージはこうだ。
「菱の代紋は、フランチャイズであるまいし、香川県警の腐敗警官から提供された拳銃トカレフで本紙川上宅の家族団欒の居間に発砲(実行犯・川原豪)させてもいいのですか」
「ヤクザはアウトローの看板を掲げた業種(生き方)を選んだが、警察官は日本の背骨である公務員を仕事に選んだのではないのか。その公務員の香川県警腐敗警官から拳銃を提供されて、一般人(まして報道者)の本紙川上を襲撃させるとは本物のヤクザではないでしょう。その二代目若林組篠原重則組長を山口組直参にすると、先で山口組本家の首が締まりますよ」
「本紙川上は、生きる世界が違うヤクザを相手に歯向かっているのではなく、日本の背骨である公務員の香川県警腐敗警官を放置できないのです。
事務局長の篠原組長に、腐敗警官を抱いて自首させるようお願いする」
要するに、香川県警腐敗警官らを、不法な事実(本紙川上殺害計画)を法に基づき処罰してもらいたいだけだ。
さいわい平成15年には、宗像紀夫高松高検検事長が香川県の捜査機関の異常さを見抜き、鉄パイプ襲撃の再捜査を、後任の斉田国太郎検事長に申し送りをした。
香川県警抜きの再捜査が、高松地検特別刑事部の徳久正部長検事、恒川由里子検事、曽根英雄検事の態勢で行われたのである。
要するに、香川県の腐敗構造から発生した全ての事実は、平成15年に発足したオリーブオペレーションによって掌握されてしまったということ、いらぬ抵抗は止めましょうということだ。
さて、六代目山口組の現状を知る努力をしてみよう。
まず令和3年1月15日付四国新聞から。
市民襲撃4事件 工藤会トップに死刑求刑 検察「類例見ぬ悪質さ」
《特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)が関わったとされる一般市民襲撃4事件で、殺人と組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)などの罪に問われた会トップの総裁野村悟被告(74)らの公判が14日、福岡地裁であり、検察側は「組織犯罪として類例を見ない悪質さだ」として、野村被告に死刑を求刑した。》
続けて、4月8日特大号のアサヒ芸能から。
六代目山口組司組長を守れ!高山若頭の㊙情報作戦
《ヤクザ社会の逆境が「冬の時代」に例えられるようになって久しい。その始まりは暴対法だろう。現在まで5回の改正を経て、組織トップへの責任追及を可能にしてきた。それを武器に迫り来る当局に対し、六代目山口組は新たな作戦を展開。分裂抗争で対峙する「神戸」よりも厄介な敵との闘いが始まろうとしている。》
なるほど、厄介な敵とは本紙川上なの? 若林組と共犯の腐敗警官が本当の敵だ!
和歌山カレー「冤罪事件」
元大阪高裁判事・生田暉雄弁護士から投稿④
「和歌山カレー事件」被告人林眞須美が無罪である決定的証拠が裁判記録の中から見つかった。それも3箇所からである。
平成10年10月27日付で県警捜査一課の警部から上司である和歌山東警察署長に対する捜査報告書である。警部はカレーを食取した被害者の血液、胃内容物、嘔吐した吐物等を、和歌山県警科捜研、東京科警研、兵庫科捜研、
大阪市大医学部にヒ素等の薬物鑑定を依頼した結果10月26日現在の報告書である。
死亡者4人を含む被害者67名の全員からヒ素とシアンの鑑定が得られた。
捜査、訴追機関は、被告人がカレーにヒ素を投入した殺人罪、殺人未遂罪で、起訴した。被告人は全面的に否認した。
ヒ素の外にシアン(青酸化合物)が使用されているとすると、起訴状からも被告人が犯人ではない決定的証拠となる。このような決定的証拠は他にも存在するのか?優に存在すると思われる。
捜査機関は被害者の血液、嘔吐物等を上記の科捜研以外にも多数に依頼している。和歌山県警察本部が編集、発行した「和歌山市園部におけるカレー毒物混入事件捜査概要」と題する141頁の出版物がある。問題の83頁から10頁余りが抜き取られて市中に出回っているが、当該部分の目次では次のようになっている。
第10ヒ素鑑定。1科学捜査研究所、2科学警察研究所、3他府県警察への鑑定依頼、4九州大学医学部への鑑定依頼、5聖マリアン医科大学、6東京理科大学、7最新機械による鑑定、などとある。
要するに6~7箇所にヒ素の鑑定を依頼しているが、それらの全てが裁判に提出されてはいないのである。その一部が本件警部の捜査報告書である。従って鑑定依頼をした残りの各所の結果を、是非裁判に提出すべきである。そうすれば驚くべき真相が必ず明らかとなる。そもそも、「和歌山カレー事件」の発端は、カレーを食べた被害者の中、4人が7月26日に死亡、自治会長は26日、その他の3人は27日解剖された。解剖結果、県警の発表で27日からの全マスコミ等は青酸化合物による殺人罪で報道が沸き立った。
8月9日の毎日新聞27面でも「ヒ素検出なぜ遅れた」という見出しの下、和歌山科捜研の鑑定、捜査として死亡した4名の青酸とヒ素の鑑定、捜査状況の一覧表が出されている。このように死因については事件発生の当初から問題があったのが「和歌山カレー事件」である。ところが訴追側は最も信用性が高く、証拠力も高い(「死体からのメッセージ」万代宝書房23頁)解剖結果すら裁判には提出しない。
全面的に争う被告人の弁護人であれば自治会長ら4人の解剖結果は元より、ヒ素等の鑑定依頼の7箇所の結果の裁判提出を当然すべきであるのに全くしない。訴追協力弁護団といわれる所以である。裁判所も職権で取調べができるのにこれを全くしない。
まして本件の警部の捜査報告書は、膨大な証拠資料である段ボール箱24箱に入った調査書類1760綴りの中にある。弁護団も裁判所も正面に証拠書類を精査していないので見つかる分けが無いのである。誠に悲しむべき裁判が「和歌山カレー事件」である。ここで問題の捜査報告書を添付しておく。
明浄学院事件で一部上場プレサンス関連の元社長も有罪
支援の藍野大学は校地売却の過去で危惧される一等地
本紙・川上が大阪の明浄学院と反社会的勢力、内紛の疑惑について最初に報じたのは2017年2月号。それから4年。2019年12月に元理事長、大橋美枝子被告らが21億円横領の容疑で逮捕され、校地が反社会的勢力に渡る危機から免れた。
大阪地裁での裁判をまとめると、大橋被告は、本紙既報の通り、懲役5年6か月の実刑判決、現在は控訴中。その共犯者、サン企画の池上邦夫被告は懲役1年4か月の実刑判決。東証一部上場、プレサンスコーポレーション(以下P社)の子会社社長だった、小林佳樹被告は3月25日に懲役2年、執行猶予4年の判決が言い渡された。
小谷隆被告は3月30日の判決日に弁論再開、被害弁償を申し出、期日が延期。山下隆志被告は証拠調べがほぼ終結。P社社長で大橋被告に18億円を貸し付けた山岸忍被告は、まだ公判期日が決まっていない。
本紙・川上がこれまで大橋被告らの「反社会的勢力」との関係と「カネ」について何度も危険性を指摘してきた。大橋被告の公判でも、明浄学院の移転先として土地売却を考えていた、大阪府吹田市は本紙報道で、見送ったこともわかっている。
大橋被告や小林被告の判決で、
「被害金額21億円は、業務上横領で最も高額な部類」
と厳しく非難され、銀行の残高証明書まで偽造して、罪に罪を塗り重ねた犯行。
その動機の重要なポイントが大阪市阿倍野区の明浄学院高校の校地だ。JR,近鉄、地下鉄の4駅から徒歩圏内という絶好の立地は、支援者となった学校法人藍野大学にとって大きな魅力だったのだろう。
藍野大学が明浄学院高校の新スポンサーなる問題点は本紙・川上も報じてきた。藍野大学の創立者、小山昭夫氏は、大阪府茨木市の藍野大学にほど近い「迎賓館」とされた豪邸に住み、破産申立をされている。
藍野大学のトップ、理事長小山英夫氏は、昭夫氏の長男だ。父親が破産手続中なのに、支援せず明浄学院高校のスポンサーとなる不可解さ。
藍野グループは、かつて山梨県の健康福祉大学や宮城県の東北文化学園大学の支援者となり、一度は理事長の座も、小山氏一族で占めた。
だが、2つの学校法人に今は、小山氏一族の名前はない。理由は不明瞭なカネの流れと文部科学省への虚偽申請などによって、手を引かざるを得なかった。
そして、大阪府東大阪市のアナン学園(旧樟蔭東学園)も昭夫氏らが背任容疑で逮捕され、経営権を手放した。藍野大学の滋賀県の関連先にも、かつて大阪府幹部で逮捕された人物がいたとも情報がある。
小山氏一族の行く先々では刑事事件になりかねない問題が勃発している。
大橋被告により権利関係がめちゃくちゃにされた、明浄学院高校の校地。現在は、山岸被告の弁済で、所有権は学校法人側に戻った。
大橋被告の一連の裁判でも明浄学院高校の校地は、P社にとって「過去最大の利益」が上げられると位置付けられていた。
大橋被告が理事長時代の際にも、当時の絵面功二校長はこう自慢げに語っている録音が残っている。
「有名な会社から次々にいろんなオファーがあって大変だ」
昭夫氏は、過去に樟蔭東学園の校地、グランドの一部を約22億円で売り飛ばした「実績」は知られるところだ。
「藍野大学が支援者として適切」
と語っている、管財人の中井康之弁護士。
それが本当なのか?
明浄学院高校の校地がそれを証明することになろう。
木村義雄元代議士の新年賀詞交換会
田原総一朗氏の講演会場に本紙川上駆け付ける
〈3月21日(日)18:00 BS朝日『激論!クロスファイア』【深まる疑惑を徹底討論!総務省「接待問題」の構図】に出演します。田原総一朗・郷原信郎・青木理〉
郷原信郎弁護士からメールが届いた。
もちろん本紙川上は、田原総一朗氏の日本を憂う思いから発する言葉や、テーマへの切り口に共鳴し、ジャーナリストとしてお手本にしたい人物だったので映像を拝見した。
郷原弁護士からの案内はズバリ、本紙が菅原一秀前経産大臣の公選法違反容疑を東京地検特捜部に提出していた告発状が半年後に返戻され、それを郷原弁護士が検察審査会に審査を申し立てて「起訴相当」を導き出した件だった。
田原総一朗氏と郷原弁護士との徹底討論で、日本を変えるのは検察審査会の審査員のような一般人の常識ではないかとの内容討論だった。
本紙川上とすれば、激論!番組で取り上げて頂いた田原総一朗氏に感謝で一杯だ。
そこへ、田原氏が3月31日14時に高松JRクレメントホテルで講演するとの情報を得た。高松で仕事中だった本紙川上は会場に駆け付け、お礼と今後の取り組みを伝えた。
みんな知ってる日本一有名な「サウナ市長」
本紙川上が大阪府池田市の冨田市長を大阪地検に告発
大阪府池田市の冨田裕樹市長が市役所内に、家庭用サウナやベッド、エアロバイクなど私物を大量に搬入。市役所に住みつく市長という、衝撃の動画や画像が報道されたのは、昨年10月のデイリー新潮のスクープ。
池田市議会は百条委員会で、冨田市長の「庁舎私物化」「パワハラ」「公金不正使用」などで調査にあたっている。
3月29日、池田市議会本会議。冨田市長の不信任決議案が提出された。百条委員会の結果がまだ出ていないとの理由で、否決となった。その際、賛成討論に立った中田正紀市議は、こう冨田市長に辞職を迫った。
「百条委員会の調査報告を待たずとも、不信任案を可決すべき。
定期券問題は深刻、大阪地検に刑事告発されている。公職選挙法違反、背任罪、刑事事件にも発展する」
中田市議の弁は、本紙・川上が3月10日付で、冨田市長を大阪地検特捜部に刑事告発したことを指している。罪名は「公職選挙法違反」と「背任罪」である。
告発事実は、冨田市長は昨年4月に池田市の市長や副市長など特別職に渡される、市役所の駐車場無料、タダで使用できる定期券。それを政治団体「冨田ひろき後援会」の政治資金収支報告書に代表と記されている、田中隆弥氏に渡し、使わせていた。
田中氏は、池田市民であり冨田市長の後援会長でもある。これは特定の市民への寄付行為、買収ではないか。税金で無料になっている定期券を使わせるのは、背任行為の疑いありとも判断して、告発した。
池田市の岡田正文副市長は、
「冨田市長から定期券を田中氏に渡していると聞いた」
と百条委員会で述べている。
田中氏も百条委員会で、冨田市長から定期券を受け取り使用していたことは認めているという。
冨田市長が後援者の田中氏に税金で支出される定期券を渡し、使用されていたことは動かしようがない。百条委員会に池田市が提出した資料によれば、使用期間は昨年4月から11月。回数は46回、金額は約6万9千円と高額だ。百条委員会などでは、昨年4月以前から使用していた可能性もあることが判明。また、百条委員会では、
「冨田市長の後援会秘書という女性も使用していた」
とさらなる広がりを見せている。本紙・川上はその女性が公的な立場にいる名刺を入手した。
〈池田市長 冨田ひろき事務所 秘書 浦本知恵〉
さらに調べると、浦本氏は田中氏が経営する会社の取締役でもあった。
また、告発状には前述の公職選挙法などだけではなく、情報提供として、冨田市長と池田市役所職員から「フィクサー」と呼ばれる田中氏との、背景事情も書いた。
公職選挙法の買収と言えば、本紙・川上が刑事告発した、河井克行・案里夫妻や衆院議員の菅原一秀氏の現金ばらまきと同様だ。東京地検特捜部の捜査に容疑を否認していた克行被告。
しかし、被告人質問の段階で、
「買収罪の事実は争わない」
「民主主義の根幹である選挙の信頼を損なった」
と罪を認め、そう自身を悔いて、謝罪した。
この証言は実に重い。特定の地元支援者へのばらまき、買収。カネで票を買うと疑われても仕方がない行為。民主主義を歪めるもの。ようやく克行被告は反省の態度を見せた。
本紙・川上が刑事告発して、逮捕に至った森友学園事件。手元には「起訴」と記された処分結果通知がある。大阪地検特捜部から届いたものだ。
森友学園の舞台は、豊中市。その隣が池田市とは実に因縁めいたものを感じる。歴史は繰り返すのか?
大阪地検特捜部には、厳正な捜査をお願いしたい。
新興宗教法人・北斗会の巨額詐欺・恐喝事件(その2)
日本の司法システムを悪用する事件師の正体
■日本の司法システムを逆手にとった犯行手口
明白な犯罪の証拠があるにもかかわらず、なぜ、滋賀県警は北斗会事件に絡む事件師らを逮捕しないのか。このことを理解するためには、日本の司法システムを理解する必要がある。
【北斗会事件師ら】は、弁護士会を騙して自分たちの罪を【ターゲット】に被せ、【ターゲット】を悪徳弁護士に仕立て上げることに成功し、まんまと騙された弁護士会は、【偽被害者・上野雅子】が“本物の被害者”であるという既成事実に権威を与えてしまった。
そして、北斗会事件師らは
①裁判所も警察も弁護士会も、宗教法人の犯罪には簡単に手が出せない
②裁判所も警察も、弁護士会が先に出した結論に遠慮するべき
という司法システムの現実を、確信的に利用したのだ。
それぞれの権威は、それぞれお互いに遠慮するという“暗黙のルール”があり、弁護士会が先に結論を出せば、警察という権威も弁護士会という権威には遠慮してしまうのが現実なのだ。
しかも、弁護士会の懲戒制度はブラックボックスで、弁護士会には捜査権限がないから、実は全員グルだということがバレる心配もないし、反対尋問もないから、嘘つき放題、証拠をねつ造し放題だ。裁判官も警察官も公務員であり、事件処理を職務として行うが、これに対して、弁護士会の委員は懲戒審理を“片手間・無報酬・無責任”で判断するのだから驚きだ。
権威の中でも、一番騙しやすいのは、弁護士会だろう。
弁護士会さえ騙すことができれば、裁判所も警察も、弁護士会の結論には事実上逆らえないから、【偽被害者・上野雅子】はいつまでも被害者扱いされ、【上野雅子】と【北斗会事件師ら】がグルなのだという証拠があっても、見て見ぬふりをするしかない。
もちろん、お互いが遠慮せずにそれぞれの役割を全うするのが、あるべき姿であるのは言うまでもない。
しかし、弁護士会が先に出した『上野雅子が本物の被害者である』という結論がある以上は、『上野雅子はニセ被害者で、北斗会事件師らとグルだった』『ターゲットこそが本物の被害者だった』という結論を下すことができないのだ。
しかし、全ての証拠は、3人がグルになってターゲットを嵌めたことを示しているものだから、滋賀県警は、不正捜査にまで手を染めて北斗会事件師らの犯罪の証拠を隠滅したのだ。
それは、宗教法人の犯罪にはなるべく手を出したくないという思惑にも合致した。ちなみに、警察が宗教法人の犯罪にはなるべく手を出したくないというのは、松本サリン事件や坂本弁護士一家殺害事件などからも明らかであるし、宗教法人には裁判所も警察も手を出せない「水戸黄門の印籠」だと言うことは,後で紹介する上野雅子の師匠である世界的な洗脳理論の大家も著書に書いているほどである。
しかし、本紙・川上の目は誤魔化せない。
弁護士会の結論を尊重するために不正捜査によって有罪を示す証拠を隠滅したということは、【偽被害者・上野雅子】が“ニセの被害者”であり、(【ターゲット】ではなく)【北斗会事件師ら】が詐欺師なのだ、ということを警察自身が認めているようなものだ。
弁護士会を騙すことで、詐欺・恐喝を隠蔽し、完全犯罪を狙った事件師らの計画もここまでだ。事件師らが制度を悪用して、罪を逃れるのを見逃すわけにはいかない。
捜査権限を持つのは警察しかないのだから、本来であれば、警察が弁護士会に遠慮している場合ではないのだ。
本紙が全貌を解明していく。
ところで、東京地検特捜部が裁けなかった不起訴処分の菅原一秀元経産相については、本紙で既報のとおり、本紙川上による告発(返戻)と検察審査会の申立て(郷原信郎弁護士が代理人)によって「起訴相当」の議決がなされた。
つまり、捜査機関が裁けない/裁かない事件について、国民の良心による正義が示されたのだ。
今後、国民によって示される正義の重要性が増していくと思われるが、本来は、捜査機関が正義を実現しなければならない。
公務員は日本の背骨だから、公務員が腐ったら(※本紙川上の関りは香川県警腐敗組)日本の未来はないのだ。
■どうやって弁護士会を騙したのか
なぜ、【教祖・山田】と【持ち逃げ役・前田】が大胆かつ堂々と2億円を持ち逃げし、弁護士会を騙すことができたのか。
そのポイントは2つ。
・【教祖・山田】が、殺人脅迫により一家殺害を予告し
・【洗脳のプロ・上野雅子】と【持ち逃げ役・前田】が連携して、ねつ造した証拠に基づいて徹底的に【被害者役】を演じて【ターゲット】となった弁護士を詐欺師に仕立て上げることに成功した
という2点だ。
弁護士会を騙すために重要な役割を果たした【被害者役・上野雅子】とは何者か。
【洗脳のプロ・上野雅子】は、医師家系に生まれたが医師になれず、多くの霊能師を頼った挙句、国際的に有名であると自称する洗脳学者・苫米地英人氏の愛弟子となり、苫米地氏が、「教え子の中でも秀逸した人材」であると署名付きで絶賛するほどの洗脳コーチとなった。苫米地氏の技術指導を受けるには1千万円を超える受講料を払わなければならないそうだ。
苫米地氏は、オウム真理教信者の脱洗脳に関わり、オウムシスターズの長女と結婚したとされ、カルト教団の手口に詳しい。
【上野雅子】は、洗脳のことをコーチングと称しているが、彼女が崇拝し実践する洗脳理論を要約すると次のとおりだ。
▼誰でも洗脳できるが、仕掛けられた人は気づかない
▼宗教法人は裁判所も警察も手を出せない最強の印籠
▼洗脳では二枚舌が重要
▼人間の歴史は支配と搾取であり、悪徳は栄える
▼そもそも善悪はないし、正しいも間違ってるもない
▼どんなwant toでも自分でオッケー出せば、どんどん楽になって楽しくなる
▼世界は、なんか悪い事した人が得をする
▼「この世こそが霊界」
▼都合の悪いことは「キャンセル」して「無かった事」にすればいい
とのことである。
要するに、そもそも善悪はないのだから、悪徳は栄えるし、なんか悪いことをして二枚舌を使って洗脳し、人を騙して金を取っても構わないし、宗教法人化して犯罪すれば裁判所も警察も手が出せないから、権威を騙して人を陥れても構わない。都合の悪いことは「無かった事」にできるし、バレることはないから問題ない、ということなのだ。
驚くべきことに、苫米地氏も【被害者役・上野雅子】も、大真面目に、このようなことを堂々と公言している。
【被害者役・上野雅子】は、苫米地式洗脳理論を忠実に実践するべく、もうすぐ45歳になるというのに自らを「ヒメ」と呼んで自己洗脳するとともに、他者にも「ヒメ」と呼ぶことを強要して、どんなわがままも許されるという「前提」を無意識に刷り込んでいく。
【教祖・山田】は、北斗会を宗教法人化し、自分を「尊師」と呼ばせて、「尊師」を疑うな、「尊師」を信じるよう自分を洗脳しろ、などと信者に強要している。
苫米地氏の教えは、それだけではない。カネについても熱心だ。
▼ペンより強いのはカネ
▼すべての戦いの裏にはカネがある
▼世の中、どうせカネ
▼ムダにお金を貯めたりせず、一石四鳥の含み資産を作っていく
▼「お金持ちの自分」をイメージ(瞑想)する
などと徹底的な拝金主義である。
要するに、世の中はカネであり、金持ちになるためには、金持ちになった自分をイメージし、二枚舌を使った洗脳を駆使することが大切だというのだ。
【教祖・山田】も、自身のTwitterで「徹底的に拝金ですよ。」と宣言した上で、この世は霊界だとか祝詞を唱えて神様にお願いすれば金持ちになれるなどと言って、堂々と信者を洗脳している。
【被害者役・上野雅子】と【教祖・山田】の考えは、驚くほど一致しており、カルト教団による洗脳手口そのものだということが浮かび上がってくるのだ。
■洗脳理論を使った犯行計画
【洗脳のプロ・上野雅子】が、【ターゲット】である若い弁護士に指示して【タネ銭・2億円】を【持ち逃げ役・前田】に送金させ、それをネタに“5億円以上を根拠なく請求した”ことは前回書いた。
実は、【タネ銭・2億円】を送金させることに成功した直後、その裏では、【被害者役・上野雅子】が、なんと犯行計画を思わず漏らしていたのである。
さあこれからこの2億円をネタに、3人で連携して洗脳理論を駆使し、【ターゲット】から5億円をゆすり取ってやろうというときに、「宝くじを買わずに5億円を得る方法」は簡単なのだ、それが洗脳理論のポイントなのだ、と自信満々で公言し、自慢していたのだ。
なるほど、「世の中に善悪はない」「どんなwant toでも自分でオッケー出せばいい」とは、こういうことか。宝くじを買わなくても恐喝すれば簡単で「手っ取り早い方法」だと。なんということだ。
犯行計画の成功を確信して小躍りしている様子が目に浮かぶ。よほど嬉しかったのかもしれない。
しかし、懲戒請求を手段にして脅して5億円を請求しても、【ターゲット】である若い弁護士がカネを払わなかったものだから、1年後の投稿では、
「前回は5億円ぐらい下さ~いなんてクレクレタコラしたんだけど、誰からも振込がなく、チーンって不貞腐れてました」
などとほざいている。
『クレクレタコラ』とは、1973年にフジテレビ系列で放映されたテレビ番組だが、ウィキペディアによると、そのストーリーは「不思議な森に住む怪獣・タコラは木の家に住み、その上から望遠鏡を覗いて欲しいものを見つけると、それを何とかして入手しようとする。場合によっては極めて暴力的な手段を用いるが、多くの場合企みは失敗し、手痛い報復を受けて終わる」というものだ。
なんということだろう。【被害者役・上野雅子】は、自分たちが「極めて暴力的な手段を用いて」5億円を脅し取ろうとしたが、その企みが失敗したことを自白しているのだ。
【被害者役・上野】は、自身の洗脳手法に揺らぎない自信を持っていただろうに、【ターゲット】が5億円を上野に振り込まなかったことにさぞガッカリしたのだろう。
カネのためには手段を選ばず、ゲーム感覚で人を陥れるやり口には戦慄を覚えると言わざるを得ない。しかも、それが「楽しい」ことだと言っている。
【被害者役・上野雅子】が権威を嫌い、権威をバカにする理由は、権威を騙すのは簡単だと思っているのだろうし、自分が医者になれなかったことへの恨み節もあるのかもしれない。
【ターゲット】から5億円をゆすり取るという計画は頓挫したが、見事、弁護士会を騙して【ターゲット】に懲戒処分を負わせ、滋賀県警が手を出せない状態を作り出したのだから、その洗脳技術の効果は恐るべしである。
しかし,クレクレタコラよろしく、手痛い報復ならぬ天罰が下ることだろう。