2021年3月

目次
国滅ぶとも正義は行わるべし 安倍前総理の逮捕求め告発4度目
検事総長へ4度目の告発状 河井夫妻買収事件の動機は安倍晋三前総理
明浄学院事件から何を学ぶかⅦ
中井康之管財人の再建計画は破綻か?
義務教育の名進研小学校で「退学」強要は憲法違反? 告発要望書入手
寿和工業・名進研・としわ会、清水一族の「行状」を“ブツ”で研究(その20)
捜査対象の反省なき鹿島の今
復興予算は大手ゼネコンらの分捕り合戦場
名ばかり法治国家では国滅ぶ
犯罪集団が法に守られ正義が法に封じられる
香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その213)
刑期15年の直前に破門状の偽装が発覚
高松地検のXファイル 香川県警腐敗警官と暴力団の共謀殺害未遂事件
和歌山カレー「冤罪事件」
元大阪高裁判事・生田暉雄弁護士から投稿③
浅草一等地の老舗ビルに反社会的勢力の影
「反社」敬天新聞と「印鑑偽造・半沢」をつなぐ謎めく男の肉声
滋賀県・紙面外記事のご案内
滋賀食肉公社と宗教法人北斗会の事件記事はウエヴで!
大手ゼネコンも発注!京都は無法地帯か?
会津小鉄会の組事務所を担保に巨額融資の驚き
近江牛が盗られる(その2)
宗教法人・北斗会の巨額詐欺・恐喝事件(その1)
滋賀県警までもか?洗脳の手口と完全犯罪の真相に迫る

国滅ぶとも正義は行わるべし 安倍前総理の逮捕求め告発4度目

国民の怒り咆哮 溝手顕正前参院議員 田中角栄元総理

本紙川上は、先(2)月24日付で林真琴・検事総長宛てに安倍晋三前総理大臣の告発状を配達証明付き速達で提出した。

林真琴検事総長への告発状は、昨年から数えれば令和2年5月12日、10月30日、11月12日となり、今回で4度目だ。

そう、本紙川上は本気なのである。飛行機が飛び、インターネットが普及し、AI時代に突入する今、従来型(日本は島国)の政治手法で政権を運営・維持するのはもはや無理。この無理を打破するには、捜査権力である検察が国民のお手本を示すべき安倍晋三前総理大臣の事実案件を法に照らして逮捕するしかない。

そう、コロナ禍を迎えた今、日本が来るべき時代に迎えられるには安倍晋三前総理の逮捕しかない。政治家を含めて日本国民が目を覚ますのには、最も分かりやすい、最も目を覚ましやすい見せ場ではないか。なぜなら、不法行為をすれば総理大臣の経験者でも逮捕されるという事実を国民に浸透させる必要があるからだ。

 

恣意的な法律悪用違反は捜査権力が許さない、たとえ総理大臣でも「まかり通さない」という事実をこの際、本紙川上の告発から検察は示して欲しいものだ。

検事総長へ4度目の告発状 河井夫妻買収事件の動機は安倍晋三前総理

河井案里被告 河井克行被告 安倍前総理大臣

【第1 告発の趣旨】

被告発人の以下の犯罪事実に記載した行為は,共謀(刑法60条)による公職選挙法221条1号~3号の買収罪に,刑法233条の偽計業務妨害罪に,刑法253条の業務上横領罪に各該当する。

【第2 犯罪事実】

(中略)なぜ,このような「国会議員自身が」「現金を」配布する大胆不敵で露骨な行為に及んだのか,そこには,この案里氏の出馬をめぐる安倍元首相の超個人的な私怨という「特殊な状況」があったのである。

この「特殊な状況」を法的に解明すると,被告発人の単なる超私怨に止まらず,被告発人の重大犯罪が解明されるのである。

かつて首相の重大犯罪としては,外国から5億円を引っ張った件で,重大犯罪とされた首相が存在した。

しかし,今回の被告発人の犯罪は,国内犯罪であり,超私怨による党費1億5,000万円の横領罪及びそれを使っての共謀罪による買収罪の公選法違反並びに,自民党県連の反対を押し切って二人の立候補を立て党費を買収罪に使うという偽計による自民党の業務妨害罪という破廉恥極まりない重大犯罪を犯したのである。被告発人の元首相の犯罪を適正に裁くことは,今日の日本国を国民主権の民主主義国家,法治国家として正すために是非とも必要不可欠の事態である。(後略)

【第5 告発の背景】

告発人は,被告発人の本件犯行に対し,これまで3度に渡って,同様の告発をくり返して来た。今回が4度目である。事の重要性から,決して軽視できない犯罪行為であるからである。

河井克行,案里の公選法違反罪は明白である。

しかし,本件,国法上違反罪の本質は,本件被告発人の偽計業務妨害罪,業務上横領罪,公職選挙法違反罪にある。
河井夫婦の犯罪の追求のみに終始し,本件被告発人の重大犯罪を不問に付する行為が,仮にも生じたとするならば,国民は今後,日本の検察,裁判に対して一切の信用,信頼をしなくなると思われる。

なぜなら、被告発人の私怨を抜きに、案里が参議院議員に立候補し、克行がそれを応援する動機がないからである。
動機は、被告発人の溝手顕正に対する「積年の恨み」という私怨である。

本件、案里、克行の各犯行は、被告発人の依頼ないし命令を受けての犯罪で、被告発人の行為を抜きにしては成り立たない犯行である。

それを本来の根本原因を不問にして、いわば手先として使われた、案里、克行の処分だけで全てを終わらすことであっては、国民主権の民主主義国家の名折れである。

2月3日付四国新聞

その意味において,本件告発事件は,日本国家の現在,及び将来において,この上なく重大な事件である。事は,総理大臣の国内法の極めて恣意的な犯罪である。これまで,日本国において,ここまで総理大臣の恣意的な犯罪がなされた例は前代未聞である。

それだけに,国法の遵守を願う国民は一致団結して,本件告発事件の遂行を実現しなければならない。法の実現を任務とする諸氏,諸機関は,国民に失望感を与え,国法を軽視する風潮の原因を,決して作ってはならない。

なお、不法に流用された自民党本部から被告発人か案里、克行に入金した1億5,000万円は税金が元手の政党交付金である。国民はこの点からも被告発人の本件犯行を注視しなければならない。

本件は,一個人の一犯罪の域をはるかに越えた日本国始まって以来の重大犯罪である。

 

明浄学院事件から何を学ぶかⅦ

中井康之管財人の再建計画は破綻か?

山内俊夫元文科副大臣

まず、先(2)月号に解明質問をいただきました、コロナ感染者が大学の生徒の中から出たとの話ですが、本紙も現在では調査中です。山内さん側もやはり調査中とのことですが概要はどういうことですか。

【山内】感染者は昨年にも出たようで、保健所に届け出て校内消毒は済ませたようですが、本年、1月にも再度感染者が出た折、来年度の入試が近づいていたこともあり、「濃厚接触者もいなかった」と独自(大学側)判断があって、悪意なくスルーしたように思える。

ただ、悪意なくても基本ルールは速、届けて、指示を受けるのが本来のスタイルだと思われますが、大学関係者としては、こうした基本すら行動できないでいる様では経営者失格と言わざるを得ない。

 

▽さて、本来のハイエナ集団とハイエナ集団を誘導している再建者の弁護団の動きに変化はありましたか。

【山内】まず、観光大学を任された麦島一派の中で工作資金手数料の支払いなどから、内紛が生じ、訴訟問題に発展しているようです。貴紙の1月号にも掲載された、反社組織への5憶円供与契約書が警察関係者の目にとまり、大いなる関心が寄せられているそうですね。

次に藍野グループの高校問題ですが、中井再建案の中では藍野支援グループは明浄学院の建物に対し、「耐震改造をする」か「建て替えをする」かが支援(高校の再建)条件なのですが、いまだに設計に着手したのか、どうするのか、具体的計画が発表されてすらいない現状です。

彼ら(ハイエナ集団)は最終的に土地狙いでしょうから、学生は藍野学園が引き取り、卒業させれば良いぐらいでお茶をにごす方針?でしょうか。ですから数十億円も現状の学校(文の里)に投入することは考えていないのではないか。
今までの藍野グループのスキームには、多大なる支援投資の事実はありません。

 

▽よくわかりました。彼らの再建計画案には教学的概念がないのは明白ですね。山内グループの高校・大学の未来ビジョンはどのように考えておられるのですか。

【山内】私たちは、観光大学と明浄高校の間に教育的一体感が無く、全く別々の学校として見ていたので、一つの学校法人であるからカリキュラム内容は高・大、一本化を柱に、全国、又は地球規模を視野に生徒を募集していきたいと考えています。高・大7年間でもって社会に寄与(即戦力として)できる人材を育成したいと考えています。

又、歴史ある明浄学院(女子高)の伝統も考え、看護学も大切なので観光学、国際学と同様に7年間のカリキュラム構成も組み込んで国際貢献できる素晴らしい人材を育てたいと考えています。(すでに医療系法人とも協議の場を持っています)

夢は、まだまだ一杯ありますが、当面するハイエナ集団の排除に専念する(今から法的、ならびに教育界に対する協議提案)ことを中心に活動していこうと思っていますので、日本タイムズさんだけでなく、大手マスコミ(TV,新聞、週刊誌)等々と打合せ中なので、世論喚起に力を注ぐ覚悟で取組んでいきます。

今まで同様に、ご指導をいただければと思います。

 

我が社も山内グループの活動に対し最大限、支援を約束いたします。「正義は勝つ」。

 

義務教育の名進研小学校で「退学」強要は憲法違反? 告発要望書入手

寿和工業・名進研・としわ会、清水一族の「行状」を“ブツ”で研究(その20)

清水利康氏 大村秀章知事

「決死の覚悟です」

 

と口元を震わせる告発者が記した書面を本紙・川上は受け取った。

これまで、本紙・川上が指摘してきた、学校法人名進研学園、医療法人としわ会の元理事長、産廃処理会社寿和工業(現フィルテック)元社長、清水利康氏やその一族と、反社会的勢力、岐阜県御嵩町の柳川町長襲撃事件との関連性。
前述の告発者は、まさに清水氏が名進研学園の理事長時代からの問題を訴えているのだ。

 

〈要望書〉

 

名進研での大村知事の挨拶

と記された書面。

清水氏が理事長となって以降の名進研学園、名進研小学校の実情が記されていた。

〈2017年に「登校禁止」を申し渡され、その後「停学」、最後は「退学」を余儀なくされた〉

2名の児童については、

〈「義務教育で登校させないのはおかしいじゃないか」と保護者や生徒さんと口論になり、学校から嫌なら辞めろとといわれ、辞めざるを得なかった〉

名進研小学校は私立である。だが小学校は義務教育であり、憲法26条で保障されたもの。小学校を退学させるとは、いったいどういうことなのか?

「名進研小学校では、清水氏が理事長になって以降、恐怖政治が教職員だけでなく、児童にまで及んでいます。

先生の意に沿わない児童は登校禁止させます。現在、名進研小学校6年生の児童、昨年4月に3名が退学処分に追い込まれたとの情報がある。6月ころにも、2名が退学とも聞いた。退学の前には登校禁止、停学処分が科せられていたそうです」

と話すのだ。

名進研小学校

義務教育の場で退学に追い込むというのは、憲法違反ではないか。

清水氏は、名進研学園と進学塾の名進研の経営権を30億円で手中にしたとされる。書面にはこんな記述もみられる。

〈清水利康氏が恐ろしくて、何も言えないと言っています。森田圭介校長に改善を求めた先生に対して「清水氏は愛知県の大村知事のスポンサーでもある。学内で少々の問題があっても、問題にならない。停学、退学の何が悪いんだ。そんなことを言う前に身の危険を考えろ」と脅しています〉

清水氏の恐ろしさを教職員が感じ取り、恐怖の体制が敷かれていると指摘するのだ。

清水氏と大村知事の関係はこれまでも、本紙・川上が書いてきた。告発者の書面にも、名前があがる大村知事。森田氏が、清水氏と大村知事の関係を公言して、圧力をかけているというのだ。これが教育の場なのか?

そのような体制の中で、告発者は教育を受けるという、基本的事件を侵害されている、児童や保護者に代わって、人権救済を求めて、〈要望書〉を法務局や名古屋市に送付したという。

襲撃された柳川町長

「私学学校の所管は愛知県。しかし、大村知事の愛知県が清水氏らに対して、公平に調査などするわけがない。そこで、名進研小学校のある名古屋市にも送付しました。河村市長なら期待できると思ったのです」

と先の告発者は話しながらも落ち着かない。本当なら、児童や保護者が人権救済を申立てるべき。法務局からの返信にも、児童や保護者も申立るようにと記されている。その一方で、こうもある。

〈相手方からの報復の可能性がないとは申し上げられません〉

とある。法務局までもが「万が一」の警告を発するのだ。

「清水氏やその周辺は柳川町長襲撃事件、関連する盗聴事件でわかるように、恐ろしい。法務局もいう、万が一のことを考えると児童や保護者は申立は無理。私も恐ろしいが、誰かが勇気を振り絞ってやらねばいけないので児童や保護者に促され立ち上がった。報復は覚悟している」

と告発者は話す。

法務局や名古屋市にその声は届くのだろうか?

 

捜査対象の反省なき鹿島の今

復興予算は大手ゼネコンらの分捕り合戦場

3月1日付読売新聞

まず、3月1日付読売新聞のトップ1面の記事。

福島復興下請けから金銭

鹿島元幹部「発注見返り2憶円」

《福島県内で東日本大震災の復興予算を担う共同企業体(JV)の所長を務めていた大手ゼネコン「鹿島」の元東北支店幹部が、複数の下請け業者から多額の金銭を受け取っていたことが関係者の話でわかった。所得税法違反(脱税)の疑いで仙台国税局が査察(強制調査)に入り、同容疑での告発を視野に仙台地検と連携して調査を進めている。業者側は地検の任意聴取に「工事発注の見返りとして約2憶円を渡した」と説明しているという。》

「四国タイムズ(現日本タイムズ)さんの記事は、4、5年先になって事件になる」

平成4年に創刊した本紙は、捜査関係者からよくこう言われていた。実に残念なのは、本紙から記事化された側が問題点に気付き、方針を修正して改善に取り組んだりせず、記事化した本紙川上を名誉棄損で訴えたりする。

平成28年1月頃から、この福島の復興予算を、大手ゼネコンの鹿島建設、大成建設、清水建設らが政治関係者や反社会的勢力やら投資家などを巻き込んで喰い散らかしていたのを本紙は記事にした。

ところが、大手ゼネコンの下請けをしていた豊田建設から本紙川上は名誉棄損で高松地裁に訴えられた。この訴訟では、訴えた本人が取下げした後に焼身自殺、証人の現場責任者2人も同じ日に自殺(偽装殺害か?)した。

 

名ばかり法治国家では国滅ぶ

犯罪集団が法に守られ正義が法に封じられる

伊藤六栄氏

令和2年11月号でも記載したが、名古屋市中区の刑事が嘆く「法により手が出せない犯罪者」を紹介した事は記憶に新しい。これは特に「法人」によく見られる不正行為である、わかり易い不正行為として「横領」があるこれは「背任」とも言われる不正行為であるが、これを告訴できるのは部外者ではダメなのである。

つまり、この法人の役員・理事等が訴えなければ告訴の法的効力が無く、部外者ではダメなのである。この制度はおかしくないか?運営側が自分達の勝手な利益を求め、被害に遭う一般社員や組合員は蚊帳の外なのでは、本来の公共の利益は何処に行ったのだ?

唯一マンションなどの管理組合法人の不正に対し一組合員が理事長を解任請求できるという法律が存在するが、これは「区分所有者法第25条第2項」であるが、この法律によると解任請求出来る対象者は「理事長」とされている。

これは、先に述べた横領や背任を刑事告訴できるのは、その運営者・経営者側に限られ、一般のものは蚊帳の外である事と類似していないか?

つまり、この法律を悪用するならば、「トカゲの尻尾切り」よろしく責任を取らされる者を予め決めていれば、「本当の犯罪者には手が出せない。」という事ではないか?

これは、「法は平等」とした基本原則を見せかけにするための、「見せかけの法制度」ではないか?

これは、刑事捜査において捜査開始から捜査終了まで担当者が変わらない制度を我が国が頑なに守り、冤罪を生むだけではなく、真の犯罪者を守っている制度ではないか?このような「見せかけの法制度」は我が国を滅ぼしてしまうのではないかと筆者は強く懸念しているのである。

現にこのような「見せかけの法制度」を悪用して、事実を伝えようとすれば「名誉毀損だ」と力付くで騙させようとし、では、事実を明らかにしろ!とすれば「個人情報だ」と犯罪者は情報に蓋をできる制度も一例に過ぎないのではないか?

しかし、名古屋地方裁判所民事6部はこの区分所有者法第25条第2項の解任請求できる対象者を「理事長」からこれ等管理組合を運営する「理事会」に相当するのではないか、いわゆる連座制が適応できるのではないか。との判断がされ、正義の裁判が令和3年2月1日から開始したのである。

これは名古屋市にあるチサンマンション栄の管理組合そのものであり、この管理組合の理事は約20年間もこれ等の理事・監査役等によって独占されてきたこれら不正の見本とも言える法人である事は、今まで伝えてきたので読者の皆さんはすでにご存知の不正の疑いの強い前理事長伊藤六榮率いる管理組合である。

理事候補の選挙と言い立候補者を理事会で予め選定し理事を決める事により長期独裁を許してきたこの制度は「不正である」と名古屋地方裁判所が関心をもった歴史的裁判が開始されたのではないかと筆者は大きく期待する。

この判断が我が国の歪んだ法制度を改革するきっかけとなればと強い関心を持つ理由や、その経緯を連載できれば、その報道が正義弱者の利益になればと強く考えるのである。

 

香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その213)

刑期15年の直前に破門状の偽装が発覚

津島利夫元警視 黒川俊夫元刑事部長 寺岡修侠友会会長 二代目若林組篠原組長 六代目山口組高山若頭 六代目山口組司忍組長

六代目山口組の司忍組長が使用者責任を問われない刑務所収監中の本紙川上殺害計画は、ヒットマン森の「俺は六代目山口組若林組の組員、親分を裏切らない」で破綻した。

まず令和3年1月15日付四国新聞から。

市民襲撃4事件 工藤会トップに死刑求刑 検察「類例見ぬ悪質さ」

《特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)が関わったとされる一般市民襲撃4事件で、殺人と組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)などの罪に問われた会トップの総裁野村悟被告(74)らの公判が14日、福岡地裁であり、検察側は「組織犯罪として類例を見ない悪質さだ」として、野村被告に死刑を求刑した。ナンバー2の会長田上不美夫被告(64)には、無期懲役と罰金2千万円を求刑した。》

令和3年1月15日付四国新聞

なるほど、組織的な殺人未遂の場合には無期懲役なのか。ならばヒットマン森の高松地検の懲役20年求刑は、量刑不足だ。

 

高松地検のXファイル 香川県警腐敗警官と暴力団の共謀殺害未遂事件

実行犯の森裕之

平成15年2月、当時の宗像紀夫高松高検検事長が名古屋高検検事長に異動する際、後任の斉田国太郎検事長に本紙川上の襲撃未解決事件を再捜査するよう申し送りをした。

それも香川県警抜きで高松地検(徳久正特別刑事部長・恒川由里子検事・曽根英雄検事)の独自捜査でだ。

だってそうでしょう。香川県警腐敗警官と山口組直参の若林組篠原重則組長らの共犯の未解決襲撃事件が連続(平成9年、10年、11年、12年)して起きていたのだもの。

さて、本紙川上も愚痴るのは止めよう。日本国民の一人として、日本の将来に貴重な経験の被害者として、捜査権力の良識派にエールを送り続けながら,報道の務めを果たして行こうではないか。

ここにきて、本紙川上にも援軍が登場した。20年近く疎遠になっていた行政書士のS先生だ。親密な付き合いをしていた当時、S先生の縁戚でもある有馬頼底(相国寺・金閣寺・銀閣寺)の住職から貴重な揮毫を頂いた。

実行犯森裕之の偽装破門状

『不迷』

咄嗟に差し出した本紙川上の当時使用していた名刺に、一瞥しただけで『不迷』を選んで下さったのだ。

その『不迷』は本紙川上が肌身離さず常に身に付け行動の指針にしている。「天の配剤」としか言いようのないような危機をも乗り越えて来たのは『不迷』でないかと。

そう、本紙川上への天命は,日本タイムズを媒体として、三権分立の良識派にメッセージを送る役割ではないかとさえ思えるのだ。

さて、行政書士S先生から本紙川上の現況を好転するようにとの思いから、今後の取り組みに参考になればと言葉を添えて原稿を頂いた。

紙面にて紹介する。

《再審申立に及ぶ理由
当該裁判は、森裕之・単独犯としての求刑及び裁判であるが、明白な暴力団山口組系若林組の組織的犯罪である。

にも拘わらず、捜査、起訴内容及び求刑に至る一連の検察側の主張は、森裕之の単独犯として裁判が進められ、結審したものであり、事件の見立てから誤認で、事実と相違する裁判であった。

下記に詳述する令和2年12月22日の宮城刑務所での森裕之が弁護士生田暉雄に対してした証言は、現在も組織暴力団六代目山口組系若林組の組員であると自認した上に、山口組組長や若林組組長の親分を裏切れないとまで、犯行時から15年経った今も証言している。それも宮城刑務所刑務官の立ち合いの下での証言である。信用に足りる森裕之の本心であり、刑務官らの立ち合い接見の場での新証拠でもある。

以上のとおり、当時も今も組織暴力団組員で森裕之はあり続けている。当時、破門状なる偽装工作をして単独犯を装ったが、令和2年12月22日の宮城刑務所に於いて証拠になる状況下で自供したのであるから、単独犯でなく、組織暴力団組員として犯行に至ったという新証拠が発見されたことは明白である。

従って、当時の裁判は誤っており、且つ、新証拠により組織的犯行として量刑不当を理由としての再審を要求するものである。》

なおもS先生の原稿はこう続く。

《【最近の暴力団犯罪への量刑請求について】

…量刑判断で「暴力団同士の抗争と異なり、社会への脅威は極めて大きい。市民を強い恐怖に陥れた」として、極刑を求刑したものである。

このように、2010年の死刑の時効廃止や人命軽視の暴力団の組織的犯罪への非難の姿勢は最近特に顕著である。

当事件は市民、ミニコミ紙(報道機関)の代表者を執拗に狙った犯罪であり、再審開始し、現代の法治国家として適切に、市民の納得のいく量刑求刑により、正しい裁判を求めるものである。》

捜査未了は看過できない。

 

和歌山カレー「冤罪事件」

元大阪高裁判事・生田暉雄弁護士から投稿③

林眞須美氏

和歌山カレー事件の判決を含めて書類を検討していて大変な事を発見しました。

驚くべきことに判決に死因の証拠がないのです。

 

死亡した会長、副会長、小学生、女子高生の4人は救急車等で救急搬送され、病院で医師が診療中に医師の面前で死亡し、即日解剖され、解剖結果、医師の死亡診断書、死体検案書もあります。これらの書類はこれ以上死因について優良な証拠はあり得ないと言っても良い優良な証拠です。

 

ところがこの解剖結果、死亡診断書、死体検案書が裁判に死因の証拠として提出されて無いのです。ヒ素による殺人の死因の証拠としては役立たないからと思われます。おそらく解剖結果、死亡診断書、死体検案書の死因は青酸化合物による死因になっていると思われます。だからこそ死亡直後のマスコミの報道、警察の報道が青酸化合物による殺人と大々的に報道されたのです。解剖結果、死亡診断書、死体検案書の死因を変更することはできます。当該医師が変更、修正、訂正の手続きを取れば良いのです。

しかし、医師が手続きを取る必要は無いとして取らない場合は変更等をすることは出来ません。その場合でも、医師が診療した診療録、カルテ等を総合して死因を鑑定して、新たな死因に変更することが出来ます。しかし鑑定しても死因が変更しない場合があります。「和歌山カレー事件」の死亡した4人の死因について、検察官は死因の変更や鑑定の手続きを取っても、ヒ素を死因とする解剖結果、死亡診断書、死体検案書を手に入れることはできず、裁判に提出出来なかったのでしょう。

そこで検察官が採った奥の手は何だったと思われますか。林被告人を起訴するのが12月29日ですが、起訴直前の12月24日から29日にかけて死亡した4人を診察した4人の医師の検察官に対する供述調書を取ったのです。それも「砒素含有量」と題する書面を見せて、それなら4人の死亡はヒ素でしょうという供述調書です。問題はこの「砒素含有量」と題する書面です。だれが、いつ、どのような目的で、だれから何を採集して、死亡した4人のヒ素含有量を明らかにしたのか全く分かりません。「砒素含有量」と題する書面の信用性、証拠能力、証明力が全く有りません。そのような書面を見せられて供述した供述調書も証拠能力、証明力がありません。なによりも、「砒素含有量」と題する書面に信用力があるものなら、なぜそれを解剖結果、死亡診断書、死亡検案書の死因の作成に役立てられなかったのか、少なくともそれらの書面の変更、修正、訂正に役立てられなかったのか、鑑定書の作成に役立てられなかったのか疑問が多くあり過ぎます。

それだけでなく、4人の死亡から2ヶ月以上経た10月7日付で一人医師によるヒ素を死因とする死体検案書が新たに作成されています。これは死亡から2ヶ月以上経ており、医師法違反にならないか問題があります。その上4人の死亡直後に書いた死体検案書との関係がどうなるのかも問題で、これも証拠能力、証明力がありません。

 

いずれにしても死亡した4人の死因について裁判上証拠となっているのは、右に述べた4人の医師の証拠能力、証明力の無い供述調書4通と、4人に対する新たな死体検案書だけです。判決においても、それらの証拠を証拠の標目という蘭に他の証拠と一緒に羅列されて記載された3行があるだけで、特に死因を検討もしていません。これでは何のために裁判の結果を判決書に書く意義が全く無いといわなければなりません。今回は判決に死因の記載が合理的な疑いを超えて証明すべき要件を充たしていない驚くべき事実について述べました。

 

浅草一等地の老舗ビルに反社会的勢力の影

「反社」敬天新聞と「印鑑偽造・半沢」をつなぐ謎めく男の肉声

白倉康夫氏

東京・浅草の一等地に位置する「浅草プラザビル」と反社会的勢力の疑惑。

反社会的勢力と関係が深い、敬天新聞社の白倉康夫氏が、浅草プラザビルの永田敏夫氏について、

〈お客様の命を軽視する拝金主義(株)浅草プラザビル陰のオーナー〉

と十分な取材、裏付けがないにもかかわらず、紙面で糾弾。

2019年9月、永田氏は白倉氏、敬天新聞社に対して、記事の削除を求めて、仮処分を申立。それが認められたことは本紙2020年12月号で報じた。

浅草プラザビルの所有権などで永田氏と争っていた、半沢製作所の半沢秀彦氏。仮処分申請の中で、半沢氏が白倉氏に依頼、真偽不明の情報を流して「書かせた」のではないかと思われる資料があった。

なぜ、栃木県の工場経営者にすぎない、半沢氏が白倉氏と結びついたのか。

そこに関与が疑われるのが、会社社社長の岡俊一氏という人物だ。

永田氏の代理人のよれば、

「岡氏を脅迫などで刑事告訴できないか、検討していた」

と話す。2014年7月9日15時28分、SMSで永田氏の携帯電話に、

〈国税庁と保健所と消防署に告発準備完了。半沢氏と連帯も確認完了〉
と送信。

浅草プラザビル

同年7月16日14時26分には、
〈近々敬天新聞、朝日新聞、読売新聞が取材に行くから宜しく〉。

同日19時20分には
〈無窓営業、先日の火災、補助金の不正、脱税、書類の偽造他〉
とメッセージを送った。

敬天新聞の記事は、永田氏や浅草プラザビルの税務や経営するホテルの設備などを糾弾したもの。岡氏のSMSと内容が一致。敬天新聞が取材に行くことまで、通告しているのだ。

本紙・川上は、岡氏が浅草プラザビルについて語った記録を入手。

岡氏は浅草プラザビルで仕事をしていた、U氏を、
〈白倉が(私の)八重洲の事務所にきたときに、U氏に聞けと言って取材はさせた〉
と敬天新聞の記事のネタ元は、自身が用意し説明してこう続けた。
〈半沢が(敬天新聞の記事は)全部岡に頼みましたと浅草警察で言っているそうだ〉
〈私は白倉にお金は払ってないし、私はハンザワからお金ももらってません。(敬天新聞の記事は)白倉と私の人間関係〉
と岡氏は、敬天新聞の記事にかかわったことを認め、カネは払っていない、もらっていないから問題ないとの主張である。

しかし、敬天新聞の記事は前述のように、仮処分申請で削除が認められた。信用性があれば、客観的な証拠があれば、申立は却下されるはず。反社会的勢力の敬天新聞や白倉氏、半沢氏とともに、岡氏も永田氏を「名誉棄損」した共犯者という可能性も十分、考えられる。

岡氏の証言からも、半沢氏が反社会的勢力の白倉氏との関係性がさらに疑いが濃くなってきた。

そんな中、本紙・川上に寄せられた情報では、半沢氏がアミューズメント関連のV社と、26億円で浅草プラザビルを売却するという内容だ。永田氏と半沢氏との民事訴訟で問題になった「覚書」に反するとみられる売買契約。浅草の一等地を巡る問題はさらに混迷を深めてしまうのか?

 

滋賀県・紙面外記事のご案内

滋賀食肉公社と宗教法人北斗会の事件記事はWEBで!

西嶋食肉公社理事長

先(2)月号の本紙WEBで連載『近江牛が盗られる』を紙面外で掲載した。滋賀県の近江牛と言えば高級牛肉のブランドとして定着している。

ところが、歴史的に近江牛の解体作業に携わってきた人達が、死活問題に巻き込まれるかもしれない事態が発生しているようだ。

本紙川上にも、根深い真相が横たわっているような情報が少しずつ入り始めた。

いま国会では、河井克行前法務大臣や吉川貴盛前農林水産大臣が絡まる、鶏卵業者のアキタフーズにまつわる汚職事件の質疑が与野党間で白熱の真っ最中だ(因みに河井克行夫妻の公選法買収事件の告発は本紙川上)。

テレビ・新聞などで日々取り上げられ、世論の高まりから捜査権力の関心度も深まるばかりだ。

要するに、公的立場(官僚や警察の地位や捜査権力)を悪用して金儲けを企む県会議員の実像を炙り出す必要が滋賀県にはあるようだ。

だってそうでしょう。

滋賀県の公的施設(滋賀食肉公社)の使用権を、最終的に手中に収めようと長年に亘って工作してきた痕跡が浮かび始めたからだ。

さらに同じ滋賀県では、宗教法人北斗会を舞台に手の込んだ詐欺事件が発生したとの情報も本紙に届いた。

『日本タイムズ』WEBで確認してもらいたい。

 

大手ゼネコンも発注!京都は無法地帯か?

会津小鉄会の組事務所を担保に巨額融資の驚き

京都・警備会社員

京都府内のある住宅街の一角。

地上4階建て、周囲には防犯カメラが張り巡らされた、異様な建物がある。指定暴力団、会津小鉄会の最高幹部、A組の事務所だ。

会津小鉄会は、京都の暴力団組織としての歴史は古く、江戸時代に侠客と名をはせた「会津小鉄」こと上坂仙吉が起源とされている。

だが2017年、六代目山口組と神戸山口組の分裂騒動に端を発して、会津小鉄会も六代目派と神戸派に割れた。今年2月になって、ようやく金子利典会長の元で、一本化した。

A組は、会津小鉄会の中でも古くからの老舗。現在も最高幹部の一員として名を連ねる。

「A組の組事務所並びに、元組長の自宅がおかしい」

と本紙・川上の元に情報が寄せられたのは昨年末。調べてみると信じがたいことに、京都府宇治市の金融機関のXが、組事務所の土地や建物などに抵当権設定。1億5千万円もの融資を、建設会社のZに対し、実行していたのだ。

不動産登記によれば、205㎡の土地に、建物の面積は合計で約410㎡。融資を受ける際に、なぜか組事務所の近隣の不動産も抵当権設定されていた。

その不動産登記を再度、取得すると、Zやその関連会社、警備業のYはA組のB組長と姻戚関係にあることがわかってきた。

融資が実行されたのは、1993年5月。その後、Xは、経営破綻。債権は整理回収機構(RCC)に譲渡され、2001年にA組の関係者が再度、競売で落札している。現在も、A組の関係者の所有となっている。

経営破綻後に、Xの元経営陣は健康食品販売会社に対して、違法な迂回融資を実行し、損害を与えたとして、当時の経営陣がRCCに民事提訴された。京都地裁は3億円の賠償を命じている。だが、組事務所への融資には責任追及はなかった模様だ。

さらに、A組の事務所と共同担保設定されていた、ZやYが大手ゼネコンのHと懇意で、仕事を請け負っているとの情報が入ってきた。

京都府の南部、京都市と宇治市にまたがる、ショッピングモールの跡地に、600戸を超す分譲マンションの建設が進んでいる。施工はH。本紙・川上が入手した写真によれば、Yが警備会社として、仕事をしている様子が写っている。また、ショッピングモール解体時はZが工事に関わっていたとの情報もある。

京都・マンション工事現場

また、Hが関わる、京都市内の別のマンション建設でも、Yが警備として周辺の交通整理にあたっていた。

京都の事情に詳しい不動産業者はこう話す。

「ZやYが、A組の傘下、企業舎弟のような存在であるのは、知られるところです。六代目山口組の攻勢、会津小鉄会の衰退と暴力団事情も変わりつつありますが、京都ではまだまだ大きな看板。無視できません」

 

会津小鉄会の勢力は健在という。だが、日本建設業団体連合会のホームページをみると、

〈「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」および「公共工事等からの暴力団排除の取組について」等を踏まえ、反社会的勢力の排除に向けた取り組みを推進しております〉

と暴力団排除の方針を打ち出している。Hはなぜ、解体をZに、警備をYにゆだねるのだろうか。

前述の大規模マンションの販売会社には、日本を代表する企業が並ぶ。暴力団排除は社会的な責務である。ましてや、Hは上場企業でもある。会津小鉄会の分裂騒動では、大きな抗争があったのは記憶に新しい。

コンプライアンスの遵守を徹底して「暴力団支援企業」にならないように願うばかりだ。

 

近江牛が盗られる(その2)

既報のとおり、今、滋賀県食肉公社(以下、「公社」と言う。)は、滋賀県副生物協同組合(以下、「副生物組合」と言う。)との契約を突如として更新拒絶し、滋賀県ではなく兵庫県に本社のある株式会社エスフーズ(以下、「エスフーズ」と言う。)と契約を締結し、4月から同社に内臓の洗いを担当させようと画策している。

 

このエスフーズの選定に当たっては、公募型プロポーザルの形を取りながら、実は選考委員となっていた畜産環境整備機構副理事長原田英夫氏が予めエスフーズを誘致していたことが判明した。

大野和三郎県会議員、村上慎之介社長、西嶋栄治副知事

発言力の強大な選考委員が誘致した会社がそのまま選定されたというのは何とも腑に落ちない話である。

 

副生物組合は、公社による契約更新拒絶が違法であるとして、令和3年2月に民事裁判を提起した(大津地方裁判所彦根支部)。
このように公社による契約更新拒絶の有効性が裁判で争われており、その裁判がまだ始まってもいないにも関わらず、公社は無理矢理にでも内臓の洗いをエスフーズにさせようということで、現施設内に費用を掛けてまでして別の洗い場を設置し、と畜場から内臓を一輪車で運び出してこの新洗い場に運ぶことを計画しているらしいが、こんなことをしたら、切り分けた枝肉に内臓の菌が付着する恐れが高まり、不衛生極まりないことからこ高級ブランド牛である近江牛の名に傷をつけることにもなりかねない。

 

そもそも公社は、近江牛については、その名を守りよりブランド力を高めていこうということで、と畜も内臓の洗いも地元近江(滋賀県)の業者において行うことを前提に現在の施設を設立したのではないのか。

このような事情があるにも関わらず、滋賀県外の業者であるエスフーズを誘致、選定した上で、拙速にも強引にこの4月から内臓の洗いをさせることで副生物協同組合を排除しようとする背景には、その裏で黒い大きな不正な力(政治力)が働いているとの噂が地元滋賀県でも囁かれている。

 

宗教法人・北斗会の巨額詐欺・恐喝事件(その1)

滋賀県警までもか?洗脳の手口と完全犯罪の真相に迫る

山田富雄教祖

本紙川上は耳を疑う情報をつかんだ。滋賀県・長浜市を拠点とする新興宗教法人・北斗会を隠れ蓑にした、洗脳・詐欺師グループによる巨額の連続詐欺・連続恐喝事件だ。

この洗脳・詐欺師グループは、カネの為には手段を選ばない、洗脳してカネを払わせ「殺す」と脅すことは悪くない、と公言しており、警察や弁護士会をも騙して完全犯罪を繰り返している。

登場人物を紹介しよう。

北斗会の【教祖・山田富雄】は、自分を「尊師」と呼び、あからさまに麻原彰晃の似顔絵から着想を得たであろう似顔絵を使ったイメージ戦略を採用し、あたかも霊能力があるかのように装いながら、そのエセ霊能力によって信者を獲得し、北斗会の関係会社を複数作って信者たちを無償で働かせ、相手が誰であろうと邪魔者は「殺せ!」と指示するエセ霊媒師である。オウム真理教を堂々と模倣しているのは、意図的なものか無意識によるものか、いずれにせよ、驚くべきことに北斗会は宗教法人として認可された団体なのである。

 

前田訓宏氏

【詐欺師・前田訓宏】は、山田に洗脳された北斗会の幹部であり、海外を股にかけた実業家と称しているが、その実は、自他共に認める【一流の詐欺師】であるから,捜査機関を煙に巻いて【持ち逃げ役】を担当するのにうってつけである。

億単位の金を次々に騙し取っては蒸発することを繰り返してきたが、現在は北斗会に匿われている。

 

【洗脳のプロ・上野雅子】は、世界的洗脳理論の大家から直々に洗脳手法を学んだ洗脳のプロであり、カネのために他人を洗脳してコントロールすることを奨励するセミナーを主催する。役者でもあり女性でもあるので、かわいそうな【被害者役(偽被害者)】を演じ切るのにこれ以上の適役はいない。

そして、今回、この3人の餌食(【ターゲット】)となったのは将来有望な若い国際弁護士だった。

完全犯罪を遂げるため、この3人が結託してターゲットを罠にはめる。

 

『罠』の概要はこうだ。
▼【洗脳のプロ・上野雅子】が、【ターゲット】に指示して、【前田】に2億円を送金させる。
▼【前田】は、【上野雅子】との事前の打ち合わせどおり、2億円を持ち逃げする。
▼【上野雅子】は、「送金指示などしていない」、「【ターゲット】を悪徳弁護士だ」などと嘘を言って弁護士会に訴える。このとき、【上野雅子】は、被害者を演じて、なんと!5億円以上を請求した。
▼騙された弁護士会は、まんまと【ターゲット】を懲戒処分にする。

 

つまり、2億円が【上野雅子】から【ターゲット】を経由して【前田】に振り込まれたことが、今回の3人が仕掛けた『罠』だったのだ。

なんと、【ターゲット】に2億円を一旦持たせた後に、わざわざ【ターゲット】を経由して仲間に送金させることで、実際には被害がないのに、【洗脳のプロ・上野雅子】が被害者役(偽被害者)を演じることができ、【ターゲット】を詐欺師に仕立て上げることができる、という実に巧妙なカラクリ(罠)だ。

 

上野雅子氏

そして、【上野雅子】は、計画どおり、2億円を騙し取られたと弁護士会に対して【ターゲット】を訴え、ねつ造した証拠やウソの証言に基づいて5億6千万円もの過大なカネを請求したのだ。3人は、弁護士会への懲戒請求が弁護士に対する効果的な脅迫になることに目を付けたのだった。

ちなみに、あまり知られていないが、弁護士会の懲戒審理は、通常の裁判とは異なって『密室の魔女狩り裁判』になっている。本紙川上も、親しい弁護士たちの経験から、弁護士会の闇を感じているところだ。

 

ここから【前田】が2億円を持ち逃げする動きを見せていく。

この前田の動きに気づいた【ターゲット】は、他ならぬ【上野雅子】のために【前田】から2億円を取り返そうとするが、【前田】が2億円を返すはずもない。3人は当初からグルなのだから。

ここで【教祖・山田】が登場し、完全犯罪を確実なものにする。

3人が寄ってたかって恐喝しつつ、【ターゲット】を詐欺師に仕立て上げるのだ。

【教祖・山田】は、宗教法人の教祖であるという立場をフルに活用し、オウム真理教による坂本弁護士一家殺害事件を想起させて脅し、【ターゲット】の動きを封じ込める。弁護士に対する脅迫としてこれ以上有効な脅迫はないであろう。その上で、【教祖・山田】は、前田が2億円を持ち逃げすれば、懲戒では済まない、つまり、詐欺の責任は【ターゲット】が負うことになり、【ターゲット】の弁護士人生が破滅すると『予言』する。

すると、上野雅子が、【教祖・山田】の『予言』を次々と成就させるべく、【ターゲット】への攻撃(誹謗中傷の拡散、弁護士会の懲戒請求、破産申立て、民事訴訟)を次々と加え、【ターゲット】を悪徳弁護士・詐欺師に仕立て上げて行く。

 

【洗脳のプロ・上野雅子】は、悪徳弁護士に騙されたかわいそうな被害者役を演じ、ねつ造証拠とプロの洗脳技術を駆使して弁護士会を騙し、その結果、【ターゲット】に懲戒処分を負わせ、【ターゲット】は、文字通り、弁護士人生を破滅に追いやられた。

この若い弁護士が自らの潔白を訴えても、弁護士会は、【上野雅子】に『洗脳』されたのか、海外で活躍する若い弁護士に対する『嫉妬』なのか、懲戒処分を断行した。本紙川上が見てもすぐにおかしいと分かる話を、弁護士会は何を調査したのか。

 

こうして、【洗脳のプロ・上野雅子】、【教祖・山田】、【一流詐欺師・前田】、この3人の連携プレーで【教祖・山田】の『予言』を成就させ、【ターゲット】にまんまと濡れ衣を着せることに成功した。

【ターゲット】に濡れ衣着せて詐欺師に仕立て上げることで、それを脅迫材料としてカネを要求することができ、かつ、3人は自分たちの罪を免れることができる、という恐ろしい連携プレーだ。

 

その後も、【ターゲット】からカネをせしめるために脅迫を続けるが、しかし、この若い弁護士は、このような汚いやり方での脅しに屈することはなかった。

懲戒処分を受けて司法に裏切られ、名誉を汚され、絶望の淵に追いやられても、この若い弁護士は、目の光を失っていなかった。

 

6年もかけて十分な証拠を集めて立ち上がり、【教祖・山田】と前田を滋賀県警に刑事告訴したのだ。ところが、【洗脳のプロ・上野雅子】、【教祖・山田】、【一流詐欺師・前田】らは、とうとう滋賀県警をも洗脳して騙し切った。滋賀県警は、証拠が揃っているにもかかわらず、6年もかけて集めた重要証拠を揉み消した上で、【教祖・山田】と【一流詐欺師・前田】を逮捕するどころか、野に放ったのである。

まるでオウム真理教を彷彿とさせる新興宗教団体の存続を許し、詐欺師たちを野放しにしているのである。このままでは、新たな犠牲者が生まれるのは時間の問題だろう。

 

この事件と並行して、【教祖・山田】【一流詐欺師・前田】は、別のターゲットである金融コンサルタント(H氏)に目をつけて、更に2億円以上を騙し取ったことも判明している。

2人は、巧妙な役割分担により、ターゲット(H氏)を通じて投資家(I氏)のカネを前田に送金させた後に、詐欺師の本性を現し、それに気づいたターゲット(H氏)が前田の責任を追及するや、【教祖・山田】が「お前の心臓を止める」「お前が逮捕される絵が見える」などと言って脅して奉納金を脅し取った一方で、投資家(I氏)にターゲットを刑事告訴するよう勧め、自分の予言を成就させようとしていたのだ。

 

この件で上野雅子は表には出ていないようだが、手口は同じだ。

【教祖・山田】と【前田】は、神様からのお告げだと言って
▼スイスを舞台にしたマネーロンダリングに精を出し
▼ペットボトルに入った「ただの水」を2万円で売りつけたり
▼正式な販売許可も得ずに「痛みがとれるシール」を売りつけたり
▼正体不明の仮装通貨を、「確実に値上りする」と言って信者らから多額のカネを巻き上げたり

宗教法人を隠れ蓑にして、やりたい放題だ。

このような事件師たちを野放しにしては、次から次へと被害者が生まれてしまうのは目に見えている。

 

本紙川上は、北斗会関連事件の闇にメスを入れ、宗教法人を悪用し、洗脳を使って他人を罪に陥れる事件師たちを徹底的に追及する。

事実を連続して記事化することによって真相が可視化できるようになる。ここで捜査権力の出番。燻し出した事実を捜査権力にバトンタッチするのが報道の務めと本紙川上は理解している。

ところが、本紙川上の調査によると、北斗会関連事件だけでなく、滋賀食肉公社をめぐる問題など、滋賀県警が事件師たちに利用される事件が相次いでいることが既に判明している。捜査権力が事件師を捕まえず、かえって事件師たちに利用・悪用されているとは何事か。事件師は滋賀県に住むべしと言わんばかりでないか。

捜査放棄と冤罪捜査は許されない。様々な事件で事件師たちがどのように暗躍し、滋賀県警がどのように悪用されたかを含めて、これから本紙が徹底的に暴いて真相解明していく。