2021年10月

目次
国滅ぶとも正義は行わるべし 自民党新総裁は河井陣営資金の解明を
総理経験者の逮捕で覚醒 派閥で総裁、総理なら豹変の政治力を
明浄学院事件から何を学ぶか⑭
新内閣の基、法改正なるか
小川淳也議員の「やらせ」疑惑が発覚
公選法の選挙運動違反に抵触かドキュメント映画
高松駅・徳島文理大学校舎の新築
香川県・小豆島出身の村崎理事長は法令遵守を
村崎理事長の自宅建築に疑義 過ちを改めざるこれを過ちという
香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その220)
国家社会の興隆に貢献するための告訴状
嘘の報告で司忍組長が誤判断 任侠道と武士道の違いを示す告訴状
和歌山カレー「冤罪事件」
元大阪高裁判事・生田暉雄弁護士から投稿⑩
愛知県リコール署名偽造事件の初公判
赤裸々になった裏工作とカネ、 本当に田中被告ひとりの仕業なのか?
名進研小学校が、名古屋市・一等地を売却の謎
寿和工業・名進研・としわ会、清水一族の「行状」を“ブツ”で研究(その24)
新興宗教法人・北斗会の巨額詐欺・恐喝事件(その8)
滋賀県警までも洗脳か!? 洗脳の手口と完全犯罪の全容を暴く!

国滅ぶとも正義は行わるべし 自民党新総裁は河井陣営資金の解明を

河井克之被告 安倍晋三元総理

《〈彼を返して〉

彼女の頭の中では、80年代にヒットした杏里の名曲「悲しみがとまらない」でも流れているのだろうか……。そう思わずにはいられない寂しげな光景だった。

高いフェンス沿いの殺風景な歩道をサンダル姿で独り歩いていたのは、元参議院議員の河井案里氏(47)。ピンクのロングスカートがやけに目立っていた。》

これ『フライデー』の10月1日号。この記事を読んで本紙川上は、河井克行氏はともかく河井案里氏は安倍晋三元総理の犠牲者ではないかとさえ思えてくる。河井克行法務大臣夫妻の逮捕は、安倍元総理に批判的な広島選挙区の溝手顕正参院議員を落選させるため発生した事件。要するに、事件の動機は安倍晋三元総理であることだけは間違いない。

さらに続ける。

《…慣れた道なのだろう。脇目も振らずに10分弱歩いて、建物に入っていった。東京拘置所の面会所だ。

岸田文雄新総理 林真琴検事総長

「夫である元法相・河井克行被告(58)がそこに拘留されているんですよ。」…

河井案里さんの為にも、広島県民の為にも、自民党の為にも、日本の次世代の為にも、検察の信頼の為にも、自民党本部が河井克行夫妻に1憶5000万円を提供した安倍晋三元総理の動機から、林真琴検事総長は捜査に威信をかけて着手すべきである。

岸田新総裁は、自民党改革のために腹を括るべきだ。

 

総理経験者の逮捕で覚醒く 派閥で総裁、総理なら豹変の政治力を

「フライデー」の10月1日号

「これで幕引き許されぬ」

《党本部が提供した資金が、買収に使われてはいなかったか。この重大な疑念を晴らし、国民の政治への信頼を取り戻したいと本気で考えているのなら、こんな一遍の簡単な説明で済ますことなどできまい。新総裁の誕生を前に幕引きを急ぐ姿勢は許されるものではない。》

その通り。本紙川上も共鳴する。これ9月27日付朝日新聞の社説。続ける。

《…有罪判決が確定し、参院議員を失職した河井安里側に渡した1億5千万円について、自民党が先週、買収には使われなかったと発表した。うち税金が原資となる政党交付金は1憶2千万円で、その使途の内訳は、機関紙の発行など広報に1憶900万円、人件費に1070万円などとした。

しかし、これらは案里氏と夫の克行元法相から連名で提出された報告内容を、そのまま紹介したものだ。》

こりゃダメだ。ここまで国民をナメた、いや日本の検察をナメたまねをされて放置すると、1992年の元自民党副総裁(金丸信)のヤミ献金事件の処理への抗議で検察庁の石看板にペンキを投げつけられたように、同じ状況が起こりかねない事態ではないのか。さらに続ける。

《驚くのは、党本部が何ら主体的な調査や確認をすることなく、夫妻の報告を即日、右から左へ受け流すように公表したことだ。記者会見した柴山昌彦幹事長代理は、すべて領収書があり、監査人のチェックを受けているので、その必要はないとの考えを示したが、公党としての責任感が欠如していると言わざるを得ない。》

なんだこれは。本紙川上も柴山幹事長代理の記者会見を総裁選投票前にテレビで観たが、安倍晋三元総理への捜査を阻止するために自民党の安倍グループが総裁選を利用して検察に圧力をかけているとしか見えなかった。

ハッキリ言う。今は黒川弘務氏が検事総長ではないのだ。 

安倍晋三元総理に忖度しない良識派の検事、林真琴検事総長なのだ。捜査の流れは、事実を法に照らして判断し真相に迫る。そもそも事件がなぜ起きたか、事件が起きる動機は何だったのかに迫れば、おのずと事件は解決する。

自民党の新総裁は岸田文雄氏。総裁に決まるまでの過程はともかくとして、岸田文雄新総裁は自民党の信頼回復のために、政治家として豹変すべきだ。自民党の為にも検察の捜査の進行に邪魔するべきではない。朝日新聞の社説。

《総裁選では、広島県選出の岸田文雄政調会長が、党改革の柱に「政治とカネ」の問題をあげ、国民への丁寧な説明と透明性の確保を掲げるなど、各候補が政治不信の払拭を訴えている。誰が新総裁になっても、河井事件への責任はまだ果たされていないと知るべきだ。》

そうだ。河井事件への責任を果たすには、本紙川上の安倍晋三元総理の5回目告発を活かしてもらいたいものだ。

 

明浄学院事件から何を学ぶか⑭

新内閣の基、法改正なるか

山内俊夫元文科副大臣

いよいよ10月に入ってきました。

自民党総裁選挙も、岸田総裁に決定したようです。明浄学院事件を裁く裁量権(大学再開学)に向けて、新文科大臣が確定するのも、もう少しですが、山内さんのご意見はいかがですか?

【山内】今回の総裁選挙は新しい時代のリーダーを決める重要な選挙だと私は思っています。コロナの終焉も近づいて来ましたし、コロナ明けの国の行方を左右するものと位置づけ感じさせられているので注目しているところです。

特に新文科大臣が誰になるのか、この1年半にわたる特集記事の根幹をなす、麦島建設のような「ハイエナ」達が入り込めない為の法律作りにどう取り組むことのできる考えを持った大臣なのか気になるところです。

10月1日現在の人事発表によると、自民党幹事長に内定した甘利氏は、山崎拓近未来研究会所属時代、同じ釜の飯を食った仲間で、いろんな政策研究をいっしょに作った事を思い出しています。又、内閣官房長官には、私と同じ麻生政権で文科副大臣を務めた松野博一氏なので官邸にも党本部にも自由に?出入りできそうなので、心強いかぎりです。

 

▽それならばなおさら一連の懸念されている事の解決に、拍車がかかるではないですか。

【山内】そうなることを願って行動を起こしていくつもりです。

 

毒島善光氏

▽先週、熱海の盛り土崩落事故(人災)の中心人物である麦島氏は、被災者70人、ならびに遺族らから集団提訴され、32憶円の損害賠償請求されたようですが。

【山内】この土石流事案は以前から私は人災そのものであると主張しているが、この度の提訴により、明確な審理がなされるものと期待され、その裁判結果が法改正のきっかけになるものと思われます。

日本中の土石流危機の見直しとなる動きが始まっていることは大変うれしく思いながらも、学校法人の改正が新大臣のもとに始まることを今一度改めて期待するものです。

 

9月29日付四国新聞

▽我が社も他の記事(連載中)と同じように明浄事件は常に「神や仏」が推進の後押しをしていただいているのではないかと思って、又、読者の方々から激励なども、うれしく感じながら使命感を全うする覚悟です。

ところで藍野グループも「反社」との関係については一部、情報が入ってきますが、エビデンス確認には至っていませんので今しばらくお待ちください。

【山内】川上さんありがとうございます。私の所にも、記事を読まれた香川県内の友人からも協力したいといった申し出もあり、京都の「反社組織」に精通している友人から情報提供が近くありそうですので、日本タイムズさん側も今一度ご支援くださるよう!

なお、日本タイムズ社が麦島建設PCB不法隠蔽ならびに、不法投棄案件にからみ、一部マスコミが熱海へ不法投棄したのではないかと言っているが、もう一度、当時の埼玉(蕨警察署)にどこへ持って行ったのか確認されたらと思います。

 

小川淳也議員の「やらせ」疑惑が発覚

公選法の選挙運動違反に抵触かドキュメント映画

フェリーでの小川淳也議員

立憲民主党の小川淳也衆議院議員(四国比例)が、ドキュメンタリー映画で「やらせ」に関与している疑惑が明らかになった。ドキュメンタリーとは事実の記録に基づき、虚構を加えずに構成された映画・放送番組の意味。やらせが事実なら完全にアウトではないか。

新型コロナウイルスの感染者は今も高い水準にあり、国民は精神的に疲弊し、飲食店や観光業は廃業の危機に瀕している。にもかかわらず、小川議員は、政府のコロナ対策を批判する一方で、自分自身はのぼりを立てた自転車で坂道を登るなどのPR映画撮影にうつつを抜かしていたのだ。「何をやっているんだ。やるべきことが違う」「有権者をバカにしていないか」と怒りの声が寄せられている。

小川議員が出演しているのは、大島新監督のドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」。そして、今はその続編「香川1区」の撮影を続けているようだ。小川議員らは、間近に迫った総選挙を意識してか、SNSなどを使って番組宣伝を流し続けている。

フェリー内の選挙運動場面

やらせ疑惑の映像は、「香川1区」の番組宣伝で、時間は2分半ほど。まずは、小豆島と高松を結ぶフェリーの中、別々に離れて座った乗船者8人ほどが相手候補の平井デジタル大臣を批判するコピーを眺めている場面。それを見た小川議員が「みんな広げてるねえ」などと満面の笑み、してやったりの笑顔で話している。

コロナ禍の今、フェリーの中には、雑誌は置かれていない。もちろん雑誌のコピーもない。わざわざ映画のために、相手候補を批判する記事のコピーを乗船者に配布したことは一目瞭然だ。さらに、コピーを見ている乗船者に、ペットボトルのお茶を次々に配る男性まで映っている。自身の支援者にエキストラ出演をお願いしているのに違いない。

もう一つは、小川議員が小豆島内の坂道をのぼりを立てて自転車で登りながら、支援を求める場面。対向する軽自動車の中から運転手が手を振り、それに応える小川議員が映っている。しかし、周りに民家はなく、撮影しているカメラも先回りした場所に固定されている。いつもは自転車と一緒にいるはずの街宣車も撮影の邪魔になるのか、音声のみで映像には入っていない。

ドキュメントの自転車坂道の小川議員

「この坂道を自転車で通るのは近くにある高校に通う生徒ぐらい」と近所の人は話す。そんな坂道をわざわざ選んで、そこを一生懸命登る姿を撮影してもらう「一昔前の演出」で、自身の懸命さを訴えたかったのだろうか。新人議員ならいざ知らず、5期を重ねた中堅議員がやるのがわざとらしい。軽乗用車のナンバーも映っており、軽乗用車の持ち主にとってはいい迷惑ではないか。

小豆島は二十四の瞳のロケ地で有名だが、小川議員らがなぜやらせ映画のロケ地に選んだのか、島の住民は迷惑だ。ただでさえ、旧民主党政権が地域の声を聞かずに内海ダムのほか、椛川ダム(高松市)や高速道路などの建設見直しを表明していたことを香川県民は忘れていない。しかし、今は自分の手柄のように竣工式のテープカットに参加するなどしている厚顔さ。今回のやらせに、小豆島の有権者は「島には何しに来たんや」「コロナで大変な時に撮影とは」と、あきれている。

大島監督の妻が、小川議員夫妻の同級生という、監督と議員の親しい関係が分かった。ネット上でも、「大島監督は小川議員の最大の応援団長である」と言われている。こう見ると、一連の映像はドキュメンタリーではなく、やらせと言われても仕方あるまい。いっそのこと、小川議員の選挙応援映画と名乗ったらどうだろう。最近、小川議員を褒め称える本の中では清貧議員や修行僧などと呼ばれているようだが、本当の姿は全く異なるのではないか。

だってそうでしょう。

映画の中で、平気で相手候補の中傷するビラを配って演出するような卑怯な手段を使うのは国会議員として品格のかけらもない。こんな政治家は過去に見たこともない。小川議員の周辺から親しい人間や支援者が離れているようだが、それも当然なのだろう。

そういえば、去年十一月、小川議員がコロナに感染し、医療従事者に対して涙ながらに感謝の言葉を並べていたのも白々しい。

また、小川議員はこれまでの選挙で、50歳過ぎたら政治家を辞めると支持を訴えてきたのに、いざ50歳になったら、「落選したら引退する」と変節した。選挙区で負けても比例があるので、自分の当選は固いと分かった上での発言だろう。

最初の映画「なぜ君…」でも、小川議員の自宅アパートで家賃4万7千円という場面がある。質素な生活、庶民派をアピールしたいのだろうが、少し前までは2階建ての一軒家に住んでいた。そもそも国会議員の年収は文書通信交通滞在費や立法事務費などを合わせると、4千万円程度と言われている。大学名は控えるが、娘さん2人は有名私立大学に入ったと言われており、その学費を十分に払える身分なのだ。庶民派とはほど遠い。

現在の新聞やテレビもだらしない。ドキュメンタリーとは名ばかりで、「やらせの応援映画」と知りながら、何の問題提起もない。映画の広告でも期待しているのか。あるテレビ局は、演出された映画の一部をそのままニュース番組で使っている。小川議員の盟友、杉尾秀哉参議院議員(立憲民主党)は元TBSキャスターで、現在の松原耕二キャスターとは先輩後輩の関係。大島監督は2人がかかわっていた「サンデーモーニング」に出演していたことも判明した。

目の肥えた賢明な国民を、こうした演出でだまそうと思っても、そうはいかない。

映画のやらせ疑惑については、既にネット上でも取り上げられている。

小川議員。ここは素直にやらせを認めてはどうか。そうでないと言うなら、記者会見できちんと説明するべきだ。

 


 

高松駅・徳島文理大学校舎の新築

香川県・小豆島出身の村崎理事長は法令遵守を

本紙連載の追及記事は、学校法人の不正金絡みの運用を扱った内容が多い。

大阪の学校法人明浄学院では、大橋美枝子理事長と反社会的勢力絡みの記事が、大阪地裁(民事)と阿倍野警察署(刑事)に提訴された。

ところが後に、提訴したはずの原告が逮捕された。

また、名古屋では、学校法人名進研学園の清水利康氏からも名古屋地裁に提訴された。

先では、学校法人日本大学の田中理事長と六代目山口組司忍組長との癒着関係を顔写真入りで記事化した。

学校法人には国民の額に汗した税金の交付金が注入されている。(私学)助成金を受けて学校法人を運営するには、報道からの指摘記事にも謙虚に受け止めて、改善に努力するべきではないのか。

 

村崎理事長の自宅建築に疑義 過ちを改めざるこれを過ちという

村崎正人理事長

四国電力の徳島・阿南火力発電所の解体工事に絡む疑惑を掴んだ本紙川上は、西松建設の田中支店長に取材を申し込んだ。四国支店に何度も足を運び、匿名情報の事実関係を確認するため直接に田中支店長から説明を受けたかったのだ。

ところが、受付嬢に支店長との取材申し込みを繰り返したが無視され続けた。仕方なく徳島県出身の元香川県会議員だった行政書士の白井知之先生に事情を話して助けを求めた。そこで紹介されたのが、なんと西松建設OBの最高幹部だ。

徳島文理大学の看板

OB氏に本紙川上が、取材申し込みの過程を話すと、西松建設や徳島文理大学・村崎理事長の現状を心配されて、過去の経緯を体験的に説明してくれた。本紙川上とすればOB氏の配慮に応えつつも、事実は事実として報道の務めは果たして行かなくてはならないではないか。

西松建設四国支店

時代が移り変わる今、法令順守に逆らえばどうなるのかを知るため、先(9)月26日付NHKウエヴを紹介する。

《日本大学の付属病院の建て替え工事をめぐって、大学の理事がおよそ2億円を外部に流出させた疑いが持たれている事件で、この理事が、業務を受注した設計事務所に対し、大阪の医療法人が関係する都内の会社におよそ2億円を送金するよう…(中略)

日本大学医学部附属板橋病院の建て替え工事をめぐっては、大学の子会社「日本大学事業部」の役員も務める理事が、大学側からおよそ2億円を不正に流出させた背任の疑いがあるとして、東京地検特捜部は今月8日、大学の本部や田中英壽理事長(74)の自宅などを関係先として捜索しました。…》

そうか、やはりそうなのか。

高松駅の徳島文理大学予定地

本紙川上は先に、日本大学の田中英壽理事長に取材を申し込むために本部を訪ねたことがあった。しかし、ガードが固く会う事さえもできなかった。

本紙の経験から、取材申し込みに過剰な反応を示す対応には疑惑の匂いがプンプンだ。

日本大学医学部附属板橋病院の建て替え工事と、香川県志度町の徳島文理大学新築工事の請負が、西松建設だったのが気になるところだ。

 

香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その220)

国家社会の興隆に貢献するための告訴状

三代目山口組田岡一雄組長

「山口組は侠道精神に則り国家社会の興隆に貢献せんことを期す」

この山口組の綱領は三代目山口組田岡一雄組長時代に制定されたもので、定例会などの行事の際に直系組長一同で唱和されていた。

本紙川上もユーチューブで、井上邦雄組長が綱領を読み上げ羽織袴姿の山口組直系組長一同が、唱和する光景を観たことがある。

現状の山口組分裂状態を、泉下の田岡一雄組長が知ったらどう思うであろう。

本紙川上は、五代目山口組若林組の川原豪組員から拳銃で平成9年に、広沢津一幹部からは代紋入り名刺を示し平成11年に、山中敏勝組員からも鉄パイプで平成12年に、襲撃された。

平成16年には、若林組の二代目を継いだ篠原重則組長を直参にすれば、先で山口組の本家の首が締まりますよと、盛力健児会長を通じて五代目渡辺芳則組長に繰り返し伝えていた。

その後、山口組が司忍六代目組長体制になって直ぐの平成18年3月7日夜、二代目若林組森裕之幹部が本紙川上の殺害計画を実行した。

本紙川上の予想通り、殺害は未遂に終り、事態を重く理解したオリーブオペレーションの警察庁関係者が、暴力団排除の条例を施行することになった。六代目山口組分裂の現状事態の原因を突き詰めると、二代目若林組篠原重則組長に行き着くのである。

実行犯の森裕之 二代目若林組篠原組長 寺岡侠友会会長 六代目山口組高山若頭 六代目山口組司忍組長

 

嘘の報告で司忍組長が誤判断 任侠道と武士道の違いを示す告訴状

実行犯森裕之の偽装破門状 犯行使用の回転式拳銃

いかなる組織でもトップへの情報は事実を報告しなければならない。判断をトップが誤るような情報を報告されたら、山口組だけの問題では済まされず、住吉会や稲川会にもヤクザ業界全般に及ぶ(暴力団排除条例)ことになった。

本紙川上を襲撃するのに、なにも香川県警腐敗警官から拳銃を提供されることはないでしょう。まして本紙川上を敵に回して香川県警を引っ張り込んで殺害計画を実行することもないでしょう。

今の香川県警は過去の不祥事から抜け出すための努力を精一杯にやっている。本紙川上も、その警察関係者の支えで、勇気を維持でき腐敗構造に立ち向かっていけるのだ。

「国家社会の興隆に貢献せんことを期す」と三代目山口組田岡一雄組長の任侠道にはあるが、本紙川上も報道を担って「国家社会の興隆に貢献する」と武士道を求めているつもりである。

与えられた命をいかに使い切るか、74歳を迎えた本紙川上は今、考えた。

それは、三権分立の民主主義の健全性を保つために報道としての役割を果たす。日本タイムズの役割分担は合法的な告発という手法を活用して世の中を良くしていきたい。

さて、今月に入って、こんな情報が本紙川上に聞こえてきた。

「六代目組長と高山若頭の間に亀裂が入ったとか、神戸山口組から山建組を脱退させて六代目山口組に引き入れる工作を高山若頭がしたとか、高山若頭は末期がんだとか」

それぞれの人生、本紙川上の命も、六代目の司忍組長も高山若頭の命も一度限りだ。

さて、平成18年3月7日夜に本紙川上の殺害計画を実行した二代目若林君の森裕之。殺害に失敗した後、単独犯を装って15年の刑を終え宮城刑務所を6月25日に出所した。

本紙川上は殺害計画を実行され、天の助けか命を拾った当事者からすれば、このまま放置する訳にはいかない。

なにしろ報道者としての務めがあるではないか。

平成18年3月の事件は、いまだに事実に基づく捜査が終わってないということだ。

捜査未了!

本紙川上は、10月5日付で高松地方検察庁検事正宛に告訴状を提出した。単独犯で処理したはずの森裕之が15年の時を経た今、堂々と二代目若林組の本部長に。これ、典型的な偽装破門状だったということではないのか。

検察の再捜査に期待する。

 

和歌山カレー「冤罪事件」

元大阪高裁判事・生田暉雄弁護士から投稿⑩

林眞須美氏 男性2人ヒ素中毒症状

林眞須美の保険金詐欺について検討します。

原判決893頁において「この金銭目的での4回の砒素使用や、その他の2件の睡眠薬使用という事実は、人の命を奪ってはならないという規範意識や、人に対して砒素を使うことへの抵抗感がかなり薄らいでいたことの表れととらえることができる。このような多くの間接事案を総合すると、被告人は、東カレー鍋の中に亜砒酸を混入したものであるということが極めて高い蓋然性をもって推認することができる」と判示する。

同893頁では「本件では……被告人がカレー毒物混入事件を起こす動機については解明することができなかった」と明言する。このような中で、眞須美による保険金取得目的での砒素殺人未遂事件の有無が、「和歌山カレー事件」の犯行が眞須美による犯行か否かにとって重要な問題であることが理解できる。

さて、まず最初に注意すべきは、この保険金目的の砒素殺人未遂事件が極めて出鱈目な信じられないような起訴の一環であるということである。日本の検察は起訴事実の100パーセント有罪をモットーとする。ところが、本件では砒素使用殺人未遂事案11件起訴中も4件しか有罪ではない。睡眠薬使用案件12件起訴中有罪はたった2件で(原判決868頁)合計有罪率はたったの26パーセントという乱暴な起訴によるものです。

その上、死亡した4人の解剖結果を証拠として提出しないという超異常構造から、検察は元々「和歌山カレー事件」は無罪になっても止むを得ないと考えていたと推察されます。

当時の7月27日付毎日新聞

保険金詐欺について最大のエポックメーキングは、眞須美は捜査段階で、谷本、坂本二名の警察官から完全黙秘を勧められて完黙します。黙秘が被告人の権利であると凝り固まっている法律家は、捜査官が被告人に完黙を勧めるという事実が存在するということを理解できない人も居ます。

これは、家電量販店の赤字販売にも似たものです。例えば高いテレビを千円で販売する赤字販売をしても、宣伝になることやメーカーから仕入れ値引き、各種協替金、補助金から十分に採算は取れます「一円家電のカラクリ」「牛丼一杯の儲けは9円」(いずれも幻冬舎新書)「激安なのに丸儲けできる価格のカラクリ」(徳間書店)。被疑者、被告人の捜査官の勧めによる完黙にも、赤字販売にも似た恐ろしい補填の裏捜査があります。

本件で捜査官はそれを実行し、裁判官はその通り事実認定をして、被告人を有罪としました。被告人の完黙を補填する裏捜査とは、被告人が完黙で反論しないようにして、被告人に砒素を食べさせられた被害者であると称する泉克典ただ一人の供述だけで、保険金詐欺目的の砒素による殺人未遂、睡眠薬事案の全てを認定するという恐ろしい裁判の構造です。泉克典には捜査官の誘導に簡単に応じる特殊事情が多々あるのです。

それではまず、原判決の諸点の検討から入ります。

結論を先に言っておけば、原判決は、必要な諸点について、一応は触れていますが最後の詰めが非常に甘いのが欠点です。まず被告人の黙秘について、原判決902頁~906頁で、一般論及び黙秘している被告人に被告人質問を実施した理由について判示。

しかし肝腎の①だれの勧めで黙秘したのか②黙秘による利益を得た者はだれか③黙秘したことによる事実認定上の注意点はなにか、ということについては一切判示されていない。

泉克典の捜査官、裁判官の誘導に応じる問題点について、①泉は平成8年2月から同10年3月まで2年強の間被告人宅に住込んで居ます(原判決415頁)。ところが、原判決はその理由を認定していません。理由は、泉はギャンブル好きで働かず、借金を重ね、ヤクザからの取立てを避けて被告人宅に逃げ込んでいたのです。当時の泉の供金は、原判決714頁によると約120万円で、80~90万円が消費者金融からです。原判決は泉が被告人方に逃げ込んだ理由を認定していませんが、それは泉の父が警察官、妹夫婦も警察官でヤクザの取立ては困るからです。

泉が捜査官の誘導を簡単に容認する理由は、原判決750頁~753頁によると『泉は平成10年8月31日から12月29日まで警察の保護を受け、警察の宿舎に寝泊まりしていた』。弁護人の指摘を受けて原判決は、マスコミからの取材攻勢を避けるため緊急避難的措置としてやむを得なかった(同753頁)と判示する。

しかし、保護の必要性は、緊急避難的措置であるとしても、警察宿舎に保護する保護の態様の相当性は無い。このような泉克典は、捜査官の誘導を受けて被告人から3度も砒素の入った牛丼、うどん、麻婆豆腐を食べさせられたとする供述や、否認している健治が被告人に砒素入りのくず湯を飲まされた点も泉克典の供述だけで認定している。

誘導を禁じるためには、泉克典の供述は一問一答方式でなければ措信出来ないとする必要がある。

 

愛知県リコール署名偽造事件の初公判

赤裸々になった裏工作とカネ、 本当に田中被告ひとりの仕業なのか?

清水利康氏 田中孝博容疑者 大村秀章知事

愛知県の大村秀章知事のリコール活動で発覚した、署名偽造事件。

地方自治法違反(署名偽造)で愛知県警に逮捕された「100万人リコールの会」事務局長、田中孝博被告らの初公判が9月24日名古屋地裁で開かれた。

田中被告は、公訴事実について問われると認否を留保した。

冒頭陳述では、田中被告らの「悪のたくらみ」が検察から明かされた。

2020年7月からはじまった署名活動。9月30日時点で6073筆しか収集できず、リコールに必要な署名数、86万筆には遠く及んでいなかった。

河村たかし市長 高須克弥氏

田中被告はスマートフォンで名簿業者を検索。あえて愛知県から離れた場所の業者を探し出し、80万人分を533万円で購入した。

その後、田中被告の共犯として起訴されている広告会社G社の山口彬被告に、

「大村知事に対する解職請求をするため署名の代筆をする人集めをお願いしたい」
と依頼。

しかし、山口被告は、
「署名代筆ってダメですよ」
と断った。

すると田中被告は、
「しょせん、署名なんていちいち本人に確認しない。こんなこと普通にやっている」
などとバレないと山口被告を説得。

一方で、署名偽造で雇うアルバイトに対して「秘密保持確認書」を作成、買った名簿に記された生年月日が西暦だったので、署名活動のスタッフを使って、和暦に書き換えるなど着々と工作を続けた。

そして、山口被告も田中被告から費用を受け取り、アルバイト集めを承諾。佐賀県でアルバイトに署名を代筆させた。

しかし、不正分を含めて43万人筆の署名しか集まらず、リコールは成立しなかった。愛知県選挙管理委員会が調査したところ、43万筆中、83%の36万筆が無効とされた。

田中被告は、山口被告らから「署名偽造はダメ」と指摘されながら敢行した際には、

「リコールが成立しなければ署名簿は戻ってくる。すぐに破棄すればバレない」
などとうそぶいていた。

大村知事リコールの高須氏と河村市長

佐賀県での署名偽造後、関連書類は名古屋市の業者に偽名で破砕処理させ、隠滅工作を図っていたことも冒頭陳述で明らかになっている。

事件には「100万人リコールの会」の会長、高須クリニックの高須克弥氏や名古屋市の河村たかし市長の関与も疑われた。

「高須氏の秘書とされ、事務局に入っていたS氏の供述調書はいくつも裁判の証拠となっている。S氏は署名用紙に拇印を押していると認めている。だが逮捕するまでに至っていない。また河村氏の関与を示す証拠はまったくない」(捜査関係者)

田中被告ひとりで署名偽造工作を描くことができたのか。本紙・川上は不思議でならない。背後に指南役がいたのではないか。田中被告が2011年に愛知県の大村秀章知事が率いた地域政党「日本一愛知の会」から愛知県議選に出馬、落選。

愛知県庁本庁舎

2015年、田中容疑者が理事を務める一般社団法人報恩会は愛知県が所有の南知多老人福祉館(ビラ・マリーン南知多)を4億円で入札。

しかし、融資が受けられず愛知県から約8000万円の損害賠償金を請求されているという。落札をアドバイスしたのは、大村氏の側近A氏だと本紙6月号で、書いた。

リコールが成立すると一番困るのは大村氏であることはいうまでもない。本紙でたびたび報じているように、大村氏は学校法人名進研学園、医療法人としわ会、産業廃棄物処理会社寿和工業(現フィルテック)のトップだった、清水利康氏夫妻からブラックマネーの可能性もある、300万円もの寄附を受領している。

 

裁判で、田中被告は指南役について語るのだろうか?

 

名進研小学校が、名古屋市・一等地を売却の謎

寿和工業・名進研・としわ会、清水一族の「行状」を“ブツ”で研究(その24)

森田圭介氏 下島一峰氏

名古屋市昭和区藤成通、名古屋市立病院から徒歩数分の閑静な住宅地。すべり台に鉄棒などの遊具が並び、2階建ての校舎がある。キッズランド幼稚園の名称でかつて運営されていた幼稚園だ。

本紙・川上のもとに、
「幼稚園が売られたのでは」
との情報が入ってきた。

なぜ、それに着目したのかといえば、日本タイムズで数年来、追及を続けてる学校法人名進研学園が所有していたのだ。名進研小学校開校後、幼稚園は休園していた。

そこで、不動産登記簿などで調べると、2020年10月に名古屋市に本社がある、上場企業のO社に売却されていた。

名進研学園、進学塾の名進研ホールディングス、医療法人としわ会、寿和工業を率いてきた、清水利康氏とその一族が、反社会的勢力にどうかかわってきたか、これまで何度も指摘してきた。

学校法人が所有する不動産を売却する際には、当然、理事会の承認が必要だ。本紙・川上が追い込んだ大阪の学校法人明浄学院事件の例を見れば一目瞭然だ。

キッズランド幼稚園

キッズランド幼稚園の土地は約700㎡。周囲は有名な私立高校、中学校もあり、名古屋市では人気の文教地区。名進研小学校が開校後は、アフタースクール、進学塾などに転用できないか模索されていたという。

だが、2015年に清水氏が突然、理事長に就任して以降は何ら利用されることはなく「塩漬け」状態だった。

前号では、進学塾の名進研ホールディングスの経営危機について報じた。清水氏の右腕、石岡崇社長「無能経営」で生徒が激減、塾の先生たちに満足なボーナスも支払えない、悲惨な状況を報じた。

そして、名進研学園では「弘道会の幹部養成学校」などと民事裁判で陳述し、破産の過去がある下島一峰氏が理事長に就任したことを本紙7月号で書いている。

不動産の取引では、契約書に必ず「暴力団等反社会的勢力排除条項」が盛り込まれることになっている。

大阪の明浄学院事件でも、大阪市阿倍野区の校地が、反社会的勢力の手に渡る危険性があったことが裁判でもわかっている。事実、反社会的勢力とみられる、大山武夫氏らに、10億円が渡っていた。

清水氏が社長だった、寿和工業は指定暴力団六代目山口組、司忍組長を輩出している、弘道会の元組員や関係する右翼団体に、億単位でカネを出していたことが裁判ではっきりとしている。実に恐ろしいことだ。

 

民事裁判で、下島氏や森田圭介校長は、名進研学園や名進研ホールディングスは清水氏が実質的にカネを出していた「オーナー」であることを認めている。本紙・川上は名進研関連に清水氏が出したカネがブラックマネーである可能性があるのではないかと、過去にも記した。

名進研学園とO社の不動産取引は「暴力団等反社会的勢力排除条項」に該当しないのだろうか? 私立学校法などに抵触することはなかったのか?

さらに追及していく。

 

新興宗教法人・北斗会の巨額詐欺・恐喝事件(その8)

滋賀県警までも洗脳か!? 洗脳の手口と完全犯罪の全容を暴く!

上野雅子氏

本号では、【洗脳のプロ・上野雅子】が信奉して実践していた苫米地英人の洗脳理論を詳しく見ていく。

 

⑴ まずは「叶いそうもない夢をゴールとして設定する」ことが重要
苫米地式洗脳理論によれば、叶いそうもない夢をゴールに設定すれば、ゴールを達成するための方法が自動的に見えてきて努力なしにゴールが達成できるとされている。

すなわち、「まずはゴールの設定が非常に大事」であり、そのためには「まずは大きな夢をもってください。」「無意識は勝手に、ゴールを達成する方法を教えてくれるのです。」とされている。
エゴや欲望を無制限に暴走させることは良いことなのだそうだ。

【洗脳のプロ・上野雅子】が懲戒請求を手段として、無理矢理な理屈をこねて5億円以上を要求したのも「叶いそうもない夢をゴールとして設定する」「ゴールを達成する方法はあとから見えてくる」という苫米地式洗脳理論の実践というわけだ。

 

⑵ 記憶を書き換えることで現実世界が変わるから、ゴールを達成するためには記憶を書き換えること、そして、都合の悪い過去は「リセット」して「なかったことにする」ことが重要
苫米地英人は、教え子らに対して、自分の記憶の解釈を変えるだけで、自分も変わり、世界(自分を取り巻く現実)も変わり、それゆえにゴールが達成される、と指導し、ゴールを達成するためには、自分の記憶の解釈を変えて(真実を捻じ曲げて)、現実を変える(人を騙す)、ことを推奨しているのである。
また、苫米地式洗脳理論によれば、自分が望むものを選び直す必要があり、そのためには、「過去を『なかったことにする』こと」が必要であり、それができないと思い込んでるのは間違った刷り込みの常識にとらわれているからである、とされている。

苫米地英人氏

それゆえに、苫米地英人は、「真実はいくらあってもいい」と述べたり、「すべての存在は、『ある』と言えば『ある』し、『ない』と言えば『ない』」などとも述べて、結局、記憶や脳内イメージを変えれば、それが現実になり真実であるし、二枚舌によって虚偽を述べてもそれが真実になるのだからよいのだと教えている。
演じ切れば、嘘も真実になるとは、ナチスによるユダヤ人虐殺プロパガンダを彷彿とさせる。

 

【洗脳のプロ・上野雅子】が、都合の悪い契約を「無かった事に」して懲戒請求に及ぶ、という一見あり得ない行為を躊躇なく行うことができたのも、都合の悪い過去は「リセット」して「なかったことにする」という苫米地式洗脳理論の実践だと考えると納得だ。
自分の思い込みで現実が変わるわけがないだろう、というのが普通の感覚だが、それを可能にしてしまう秘訣が次のポイントだ。

 

⑶ 物事に善悪はないし、正義などない。悪徳が栄える。嘘つきが一番お金を稼ぐ。
苫米地式洗脳理論によれば、「そもそも善悪はない」し、このことを証明したのは数学者チャイティンであるとのことである。また、苫米地英人によると、嘘つきが一番お金を稼ぐというのが真実であって、「人間の歴史は支配と搾取であり、悪徳は栄える」と断言している。

それゆえに「過去に与えられた価値観を再吟味して、自分なりに再構築すればいい。それで、自分なりの価値観の世界を作ればいい。」から、「大いなる勘違い」をすれば、なりたい自分に変われる、ということになる。

名刺の裏面

この点、他人を騙す「ハッタリ」は詐欺であって破綻するが、他人だけではなく自分をも騙す「大いなる勘違い」であれば、絶対に破綻しないとされている。
つまり「自分が騙されるくらいに演じることができればいい」ということだ。
なるほど。こうして、他人を洗脳に巻き込んでいくわけである。

【洗脳のプロ・上野雅子】が演劇をやっているのも、洗脳理論の実践のために大いに役立っているというわけだ。
【洗脳のプロ・上野雅子】が実際に使っていた名刺の裏をみると、なんと!、その「特技」の欄には、「勘違い」と記載されている。それほどまでに、苫米地式洗脳理論を深く・日常的に実践していたのだ。

 

⑷ 違法行為を肯定。社会的規範を疑うべきで、社会的規範に従ってはいけない。
苫米地式洗脳理論によれば、「真実とか、当たり前と思えることでも疑って」みるべきで、社会的規範をはじめ「権威などというものこそ疑ってかからなければならない」し、「メディア」も含めて権威を疑うべきであるとされているとされている。
さらに、「『お天道様は見ているよ』的な呪縛」は邪悪な勢力による洗脳であって、その呪縛のせいで、「社会に押し付けられた『奴隷の夢』しか認識できず、いつまで経っても『最高の自分』を発見することができないのです。」と説かれているし、人生を激変させるために「今のあなたに一番必要なモノは、非常識な知識や価値観、そして選択や行動です。」「異常な世界に身を委ねることも大切です。」とも説かれている。

また、善悪(つまり倫理)は存在しない、「“心”はない」と述べ、自己責任であれば「人殺し以外なら何をやってもかまわない」と述べて、サイコパスを肯定し、また、自己責任で社会規範に違反する行為を肯定している。特に、「嘘つきが一番お金を稼ぐという真実」として、嘘つきであればあるほどその人間にお金が集まるし、堀江貴文氏が捕まったのは「単に運が悪かったからに過ぎ」ないと断言する。
さらに、「特権階級に映る弁護士でさえ」「大した収入もない」などと弁護士を金銭収入の多寡を基準に堂々と貶めるなど、権威を信じるのではなくお金を信じろと繰り返し述べているし、公認会計士や弁護士には報酬を払うのだから対等なのであって、「頼る」べきではないと教えている。

 

【洗脳のプロ・上野雅子】が弁護士を陥れるために弁護士会や裁判所に嘘をつくことをいとわずに大胆にやってのけるというとんでもないことができるのも、「人殺し以外なら何をやってもかまわない」という苫米地式洗脳理論の実践だからだ。
日本タイムズ読者の方々には信じられないかもしれないが、全て、苫米地英人が著書に記載していることである。
このような内容の本が堂々と販売され、多くの“信者”を生んでいるのが日本国である。お隣の中国であれば発禁処分ものではないだろうか。

まだまだ続く。