2024年10月
- 目次
- 国滅ぶとも正義は行わるべし 平和ボケ日本の覚醒は検察の宝刀で
- 5回目告発の票買収事件 安倍元総理の死を無駄にするな!
- 捜査の行方に注目!
- 兵庫県斎藤知事を大阪地検特捜部に告発
- 反社が支配の虎ノ門産業ビル⑩
- 虎ノ門産業ビルを地面師ら売却準備完了
- 海外からの投資にコンプラ警鐘⑨
- SK白河発電所のコンプライアンス疑惑
- 六本木心臓血管研究所での医療過誤③
- 医療法人の施術疑惑に厚労省は注力を!
- 香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その256)
- 先陣切る日本タイムズ既報から真相に迫る
- 本紙川上は犯罪被害者 香川県警の捜査放棄と冤罪捜査の解明を
- 遺族・岡村勲弁護士の執念②
- 本紙川上は犯罪被害者庁設立のパブコメ
- 任侠道ヤクザと盛力健児
- 三代目山口組田岡一雄組長の命日
- 徳島県阿南市長選挙から何を学ぶか③
- 誹謗中傷・捏造と票買収の選挙戦は公選法違反
- 市長選・票買収の公選法違反 阿南市財政調整基金から25億円を悪用
- 福岡県川崎町「官製談合疑惑」その3
- 武田良太氏支援・原口町長側近「地方自治法違反」か?
国滅ぶとも正義は行わるべし 平和ボケ日本の覚醒は検察の宝刀で
令和6年9月27日に自民党は石破茂氏を総裁に選出した。
世論の反応は、
《毎日新聞は28、29の両日、全国世論調査を実施した。自民党派閥の裏金事件について、27日の党総裁選で選出された石破茂総裁が実態解明に取り組むべきか尋ねたところ、「実態解明に取り組むべきだ」は77%を占め、「実態解明に取り組む必要はない」(15%)を大きく上回った。…自民党は裏金事件を巡り、旧安倍派の幹部議員ら39人を処分したが、裏金作りの経緯や実態は明らかになっていない。》
なるほど、国民はバカじゃない。しっかりと現状の日本の姿を、(与党と野党との関係を)観ているではないか。
世界情勢は有事の危機を感じる今、裏金作りやら旧統一教会問題を抱え込んでいる自民党に不信感を持っているからこそ、実態解明を望んでいるはずだ。
5回目告発の票買収事件 安倍元総理の死を無駄にするな!
さらに、9月30日付毎日新聞の記事も押えよう。
安倍派裏金づくり、核心部分は不明のまま会計責任者に有罪判決
《自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)に問われた清和政策研究会(安倍派)事務局長兼会計責任者の松本淳一郎被告(77)に対し、東京地裁は30日、禁錮3年、執行猶予5年(求刑・禁錮3年)の有罪判決を言い渡した。》
この事件の源流の一滴は、何を隠そう本紙川上の河井克行法務大臣の検事総長への告発(公選法違反)から始まった。その後、2019年の第25回参議院議員通常選挙における河井案里の公職選挙法違反事件へと事態は進む。
複合する事件を理解するのは、そもそも『事件の動機』が安倍晋三総理であったからだ。安倍総理が総理大臣を辞めることになった原因も本紙川上の告発からで、東京地検特捜部は安倍晋三総理の逮捕に取り組む姿勢を強めていた。
本紙川上の検事総長への告発は4回とも告発状が本紙川上に返戻されたが、5回目の告発状は受理され不起訴処分の通知。不起訴処分の理由を問うと『嫌疑不十分』だったので検察審査会へと手続き。
安倍元総理は逮捕を恐れたのか、2022年4月にキックバック裏金作りの中止を指示。2022年7月8日に暗殺され死亡した。その後、2022年8月に安倍派実質会長の森喜朗元総理の意向了承で裏金作りキックバックは復活した。
要するに、本紙川上の告発で東京地検特捜部が安倍晋三総理を逮捕しておれば死なずに済んで、広島地裁の裁判で選挙法違反・票買収事件の真相が解明され、国民が正しい判断ができる情報を提供できたはずだ。
そう考えると、選挙戦でウグイス嬢への報酬が制限を超える金額だった事実から、公選法違反容疑で広島地検に告発状を提出したのは非常に意義があったはずだ。
さらに、引用を続ける。
《清和政策研究会(安倍派)の裏金づくりはいつ始まり、どう続いてきたのか。事件のキーパーソンとされた松本被告は法廷で事実の一端を明らかにしたものの、核心部分では口を閉ざした。
安倍派では、2022年4月に、長年続いてきた還流の中止が安倍晋三元首相の指示で一度は決まったが、22年7月に安倍氏が銃撃事件で死去した後に、継続することになったとされてきた。
何をきっかけに、還流継続が議論されることになったのか、その経緯ははっきりと分かっていなかった。
松本被告は被告人質問で、安倍氏の死亡後に「ある幹部議員から『ある議員が還付(還流)の復活を求めている』と言われた」と説明。》
捜査の行方に注目!
兵庫県斎藤知事を大阪地検特捜部に告発
元局長からの内部告発で大揺れの兵庫県の斎藤元彦知事。
兵庫県議会は、内部告発の内容に「ウソ八百はない」として不信任決議を可決。
それを受けて、斎藤知事は9月26日に記者会見し、失職し、出直し選挙に無所属で出馬する意向を表明した。
内部告発は7つの項目が並んでいる。本紙・川上は内部告発の報道があった時から最も注目していたのが、阪神とオリックスの優勝パレードへの不当な税金の支出だった。内部告発には以下のようにある。
《⑥優勝パレードの陰で令和5年11月月23日実施のプロ野球阪神・オリックスの優勝パレードは県費をかけないという方針の下で実施することとなり、必要経費についてクラウドファンディングや企業から寄附を募ったが、結果は必要額を大きく下回った。
そこで、信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った。幹事社は但陽信用金庫。具体の司令塔は片山副知事、実行者は産業労働部地域経済課。その他、神姫バスなどからも便宜供与の見返りとしての寄附集めをした。パレードを担当した課長はこの一連の不正行為と大阪府との難しい調整に精神が持たず、うつ病を発症し、現在、病気休暇中。しかし、上司の井ノ本は何処吹く風のマイペースで知事の機嫌取りに勤しんでいる。
○公金横領、公費の違法支出》
県の金融機関向けの「中小企業経営改善・成長力強化支援事業」による補助金を増額。その一方で、寄付が思うように集まっていなかった優勝パレードへの寄付としてキックバックさせるというもの。
斎藤知事が増額した補助金は3億円に対しキックバックされた寄付は2250万円。
差額2億7750万円の税金が無駄となった。
9月2日付で、本紙・川上は斎藤知事と片山安孝前副知事を大阪地検特捜部に背任容疑で刑事告発した。キックバックに応じた13の金融機関は「共犯」として捜査を依頼した。最近になって、斎藤知事、片山前副知事の「圧力」で金融機関は税金で賄われる補助金目当てに、キックバックに応じていた詳細を掴むことができた。
近く、追加で金融機関も被告発人に加えたいと考えている。
斎藤知事は失職したが、県議会の百条委員会などには出席すると会見で語っていた。
百条委員会では、片山前副知事が「金融機関への依頼」までは認めている。
出直し選挙で使われる税金は18億円とも報じられる。
優勝パレードとあわせると、20億円以上の税金が消えていくという大きな問題。斎藤知事の責任はあまりに大きい。
大阪地検特捜部の捜査のメスを入れることこそが、自ら命を絶った元局長への「追悼」となるのではないかと、本紙・川上は期待している。
反社が支配の虎ノ門産業ビル⑩
虎ノ門産業ビルを地面師ら売却準備完了
令和6年8月28日付「忠告書」を鈴木淳二弁護士から頂きました。
私と鈴木淳二弁護士が虎ノ門産業ビルの売買の件で令和5年5月17日にお会いしましたが、この時に会ったのは売買の件で話し合いをした事であり、名刺を貰うために会ったのではありません。
私どもの香健振グループは、「日本タイムズ」、「郷水工業」、「協同組合香川県健全企業振興会」の3社からなる企業であり、虎ノ門産業ビルの売買については不動産のお仕事として鈴木弁護士とお会いしたのです。
また、鈴木弁護士からお手紙でご指摘があった「弁護士暗躍」が間違った使い方であるとのご指摘ですが、鈴木弁護士、安田弁護士が法廷で事件屋等と戦い勝訴してきた事は周知の事実であります。
ただ、私が言っている「暗躍」とは実際には磯会長の指示で㈱虎ノ門産業ビルの社長になり、上田浩司氏、一夫氏の代理人になっている事は「人に知られる事なく、密かに活動する」事に該当するのではと考えています。
新橋法律事務所の事務局長が西川給氏で有ることも、磯会長の指示である裏付けになります。
浩司氏が菊間氏の指示で富田宅に幽閉されていた事実は認めますが、なかば強引に数人で車に乗せ一夫氏と共に連れ去ったのも事実であります。
浩司氏が幽閉されていた現状から逃れる為に自らの意思で富田宅を出たのであれば、このような強引なやり方はせず、鈴木弁護士が菊間氏や平野氏と話し合いをして迎えに行けば良かったはずです。
私の取材によれば、平野氏は上田一夫氏と男女の仲に有り、菊間氏と結託して上田浩司氏の財産を乗っ取ろうと画策していました。
荒木氏に対し菊間氏、平野氏が㈱虎ノ門産業ビルの代表印等を渡した事や、その後荒木氏と上田一夫氏が仲たがいした事等を鑑みると、一夫氏が上田浩司氏の財産を搾取しようとした張本人であり、一夫氏のトラブルに浩司氏が巻き込まれこのような状況になってしまいました。
鈴木弁護士は「浩司氏を幽閉先から救った」との大義名分を掲げ、赤坂の浩司氏の物件を令和4年7月15日付1億3千万円で売却しました。
鈴木弁護士の説明によれば、「売却した代金は浩司氏の今後の生活資金として確保され、他の人は一切売却資金を使う事は無い」と断言していますが、赤坂の物件には株式会社信嘉の2億円の根抵当権が設定されていたので、抵当権者に売却金額が渡り、浩司氏には何も残らないはずです。
また、現在の㈱虎ノ門産業ビルに付いている7億円の抵当権設定時に借りた7億円はどのように使われたのでしょうか?
ビル売却の為の準備資金に全て使われたとは到底思えません。
上田浩司氏、一夫氏が鈴木弁護士に依頼し㈱虎ノ門産業ビルの社長に就任させたり、西川氏を新橋法律事務所の事務局長にしたり出来ますか。
第三者である磯会長の指示で行ったとみるのが自然です。
上田浩司氏からすれば磯会長は幽閉されていた場所から救った良い人であり、恩人であります。
その後の船橋の邸宅に匿って居たことも幽閉されていた時と変わらず軟禁状態であつたと思われます。
ただ、以前との違いは病院に入院させ治療をしたり、温泉に連れて行ったりして健康状態を保っている事です。
これは、浩司氏に病気で死なれたらビルの売却もままならない為、病気の治療を行っているのです。
鈴木弁護士は上田浩司氏、一夫の代理人であるなら浩司氏の近況を公の場で報告されるべきであり、隠す事になれば色々憶測を呼び、あらぬ疑いをかけられるのです。
鈴木弁護士の主張される本紙既報の「反社と結託する悪徳弁護士」という評価は検討違いのものであり、上田家の代々の財産である虎ノ門産業ビルの土地、建物を守り所有者の上田浩司氏、一夫氏の立場と権利を擁護していくとの言葉を信じたいと思い、また今後も虎ノ門産業ビルの監視を怠る事無く不正摘発に精進します。
(文責:筆者・伊藤洋)
海外からの投資にコンプラ警鐘⑨
SK白河発電所のコンプライアンス疑惑
オブトンジャパン合同会社に土地を侵害されている地権者は、合同会社Mパワー101であり、代表者は山田氏であります。
元々がSK白河ゴルフ倶楽部の土地でしたが、SK白河ゴルフ倶楽部がゴルフ場のメンテナンス業者に代金の支払いを滞った事から、この業者が競売を行い手に入れた土地を合同会社Mパワー101が買い取った経緯が有ります。
この為、太陽光発電所の申請場所に2事業体が有ることになり、1事業体での申請自体が虚偽の申請になってしまいました。
合同会社Mパワー101の山田社長は何度も星野氏、大山氏と話し合いをしましたが、2人代表の一人でもある椿社長が反対し売買まで漕ぎつけずそのままの状態で発電所の操業が始まっていたのです。
実際には発電所側は山側を造成し道路を作りましたが、台風の影響で道路が破壊され合同会社Mパワー101の土地を通らなければメンテナンスが出来ない事態になりましたが、その当時は、大規模なメンテナンスの必要が無く困ることも無かったが、現在は大規模なメンテナンスの時期に差し掛かり合同会社Mパワー101の土地を通らなければ大規模メンテナンスは出来ない状況で困っているはずなのですが、オブトンジャパン合同会社からはそのような声は全く聞こえてきませんでした。
昨年、本紙が現場を確認すると合同会社Mパワー101の土地とSシステムの土地の境界線に鉄柵を設置し施錠もしていましたが、鉄柵の一部が壊されて鍵も交換されている事が発覚しました。
その為、オブトンジャパン合同会社は何も言わなかったのだなと思いました。
鉄柵の一部を破壊し、新たに施錠した人物が誰かは判りません。
考えられるのは、地権者であるSシステムの坂本氏か、メンテナンスを行っている事業者しかいないのです。
新たに設置された鍵を壊すことも出来ず、誰が壊して新たな鍵を付けたのかも判らず犯人探しを行っている現状です。
オブトンジャパン合同会社のような世界的大企業がこのような暴挙を見逃すはずが無く、全く知らない所で行われている気がします。
地権者が元反社であったり、申請者が地元でトラブルを起こしたりと何かと問題の有る太陽光発電事業ですが、その闇の深さを改めて思い知っています。
(文責:筆者・伊藤洋)
六本木心臓血管研究所での医療過誤③
医療法人の施術疑惑に厚労省は注力を!
令和6年9月3日、練馬にある平木整形外科にてセカンドオピニオンの診察をした結果、新たな事実が判明しました。
今までは、止血が遅れ後腹膜の背面部に血種が出来た為、これが神経を圧迫し右足が麻痺し歩けなくなってしまったと思っていましたが、原因は手術後に右足の膝の外側を長い事圧迫して寝ていた事による「右腓骨神経麻痺」である。
この症状は、「腱移行」という手術で良くなるそうです。
六本木心臓血管研究所は医療過誤では無いとの見解を示していますが、結局は病院側が手術後に右膝の外側が圧迫しないようにクッションを置くなどしていれば、このような事にならずに済んでいたのに病院側の配慮の無さに呆然としました。
六本木心臓血管研究所のような大病院でもこのようなミスが有るのだと思い知らされたのと同時に家族がしっかりと見ておかなければならないと改めて認識させられました。
済生会病院やその他数件の病院で診断して貰いましたが、はっきりとした診断は有りませんでした。
ただ、リハビリをすれば大丈夫だと言われてきましたが、「右腓骨神経麻痺」との診断で「腱移行」の手術で良くなる事が判り、今までの診断は何だったのかと思い知らされました。
改めて、病院は選ばなければならない事、病院の大きさでは無く医師の経験値が物を言う事が判りました。
平木医師に東大病院を紹介して貰い、治るという希望が見えた今、患者さんの気持ちも少しは楽になると思いました。
この診断により、これは手術ミスでは無く、医療従事者が止血手術後に右膝の外側が圧迫されないようにクッション等を入れていれば起きなかった事であり明らかな医療過誤です。
患者A氏は10月1日の東大病院での診察及び「腱移行」の手術に向けかなり前向きになりました。
本紙はこの件につき病院で起きた事の詳細を細かく調べ「医療過誤」の実態と大病院による隠蔽の実態に迫ります。
(文責:筆者・伊藤洋)
香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その256)
先陣切る日本タイムズ既報から真相に迫る
『袴田さん再審無罪』
強盗殺人罪などで死刑が確定した袴田巌さん(88)の裁判をやり直す再審公判で、静岡地裁(国井恒志裁判長)は26日、無罪(求刑死刑)を言い渡した。
日本の国が変わり始めた事を実感できる一瞬だ。
【国井恒志裁判長】
《再審で無罪判決を言い渡した国井恒志(こうし)裁判長は、事件が起きた1966年生まれの58歳。94年に任官し、東京高裁判事や横浜地裁判事などを歴任した。過去には交通事故や詐欺事件でも無罪判決を出している。
今回の再審公判では、審理に先立って浜松市内で袴田巌さんと面会し、出廷免除を認めた。》
本紙連載、捜査放棄と冤罪捜査256回の冤罪捜査だ。
本紙川上は犯罪被害者 香川県警の捜査放棄と冤罪捜査の解明を
さらに引用を続ける。
《静岡地裁では、2022年に静岡県牧之原市で起きた園児の通園バス置き去り死事件で、業務上過失致死罪に問われた前理事長に実刑判決を言い渡し、「(被害女児は)教訓になるために生まれてきたわけではない。子どもの命の大切さを自覚しないといけない」と説諭した。》
(被害女子は)教訓になるために生まれてきたのではない。子供の命の大切さを自覚しないといけない。」
と説諭して、業務上過失致死罪に問われた前理事長に実刑判決を言い渡した。犯罪被害者の本紙川上家族からすれば、国井恒志裁判長は裁判官の鑑だ。
加害者と検察、被害者と弁護士との関係に拘ることなく事実を基に判断する裁判官。
本紙川上からも国井恒志裁判官の判決に感謝してお礼が言いたい気持ちでいっぱいだ。
さて、256回を数える本紙連載の本題に移る。
【香川県警の捜査放棄と冤罪捜査】の連載を始めたのは平成15年暮れから。本紙川上が連載を始める動機は、五代目山口組直参初代若林組近藤秀三郎副組長(藤正会会長)が香川県警長尾警察署の津島利夫幹部次長に冤罪捜査で逮捕された事からだった。
屋島カントリー敷地隣接の本紙川上自宅に、香川県警腐敗警官から提供された拳銃トカレフで若林組の川原豪組員が銃撃した。2発は子供部屋に向け、移動して3発を家族団欒の居間に向け撃った。ただ、5発目で拳銃が暴発して川原豪の腕は損傷した。
香川県警腐敗警官は、この事件を隠蔽するためか誤魔化すためか、すぐ後に長尾警察署管内の土木会社冨田組社長の乗用車が拳銃で撃たれた事件で、津島利夫次長は近藤秀三郎氏を逮捕した。部下の新名刑事課長は無理だと止めたが津島利夫次長の主導で不当に逮捕した。それがバレるのを恐れて、逮捕容疑を土木会社冨田組やM組らの談合介入に切り替えた。
この8社の談合事件は高松地検が捜査に着手し、本紙川上は真相解明に協力態勢で臨んだので事件の舞台裏を全て知ることになった。ちなみに、当時の主任検事は、現在の大阪地検・小弓場文雄検事正だった。
今となっては懐かしいし、本紙川上家族が巻き込まれた命に関わる三つの未解決事件の真相解明にも力を貸してもらいたいものだ。
本紙川上が具体的に経験して抱えた捜査権力の実態は、日本の歴史の表舞台、裏舞台との絡み方をも含め、貴重な経験をさせてもらったので是非、この経験を次世代に引き継いでもらえるような日本に活かしたいものだ。
要するに、日本の背骨は捜査権力。「伝家の宝刀」を扱える検察の役割がいかに重要であるか。令和6年10月に誕生した石破政権も、三権分立を理解して伝家の宝刀には触れない方が賢明だ。キックバック裏金疑惑や統一教会などの問題は、捜査権力におまかせというスタンスで臨むべきだ。
本紙川上が若かりし30歳の頃、後藤田正晴先生から「君ね、警察には、駐車違反とか…、何かを頼む事があっても、検察に何かを頼めば、なを(捜査が)来るよ」と、聞かされた事を思い出す。
今の世界情勢からすれば、政権維持のための貸し借りを重んじる閣僚人事よりも、『村上誠一郎』総務大臣のような安倍晋三総理を「国賊」と言い切るような政治家が求められる時代に遭遇したということだ。
そう考えると、歴史的な女性検事総長誕生である畝本直美氏には、世界情勢を想定した検察の「在るべき姿」を発揮してもらいたいものだ。
石破茂氏は5回目・自民党総裁選挑戦で「石破政権」。
本物の証は、諦めないだ。
遺族・岡村勲弁護士の執念②
本紙川上は犯罪被害者庁設立のパブコメ
安倍一強政権が8年近くも続く平和ボケ日本の時代は、ロシアからのウクライナ侵攻から始まり、イスラエル軍がイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者ナスララ師を殺害した世界情勢からして、従来型日本の統治では混乱を招く。健全な捜査権力の在るべき姿が求められるのだ。
先(9)月号で本紙は、
〈遺族・岡村勲弁護士の執念
犯罪被害者支援庁の創設に期待〉
とのタイトルで記事を掲載した。「日本タイムズ」ウエブで確認してもらいたい。
要するに《岡村勲弁護士は(妻が身代わりになって)殺された罪悪感にさいなまれて「全国犯罪被害者の会」を昨年再結成し、遺族や被害者への経済的支援の拡充に向けて力を振り絞る》とある。
岡村勲弁護士は94歳、本紙川上は77歳。本紙川上の犯罪被害体験は、歴史的にも珍しい香川県警腐敗警官と暴力団六代目山口組との共謀共同正犯による殺害計画が実行された事件。それも繰り返され、家族が巻き込まれた鉄パイプ襲撃や銃撃事件だ。平成9年の銃撃・12年の鉄パイプ襲撃は実行犯・川原豪組員だが未だに捜査放棄。18年の銃撃は偽装破門して単独犯を装っての銃撃犯は、仙台刑務所で15年の服役を終え、今は二代目若林組の本部長森裕之だ。
これら貴重な体験をした本紙川上は、岡村勲弁護士が再結成した「全国犯罪被害者の会(あすの会)」に参加したい。現在、本紙川上は香川県警腐敗警官を東京地裁に国賠訴訟を起こし、11月1日には5回目の公判前整理手続きがon-line会議で行われるので、公判期日が決まれば公表する。
任侠道ヤクザと盛力健児
三代目山口組田岡一雄組長の命日
【山口組の綱領】
山口組は侠道精神に則り国家社会の興隆に貢献せんことを期す。
一、内を固むるに和親合一を最も尊ぶ。
一、外は接するに愛念を持し、信義を重んず。
一、長幼の序を弁え礼に依って終始す。
一、世に処するに己の節を守り譏を招かず。
一、先人の経験を聞き人格の向上をはかる。
この綱領は三代目山口組・田岡一雄組長時代に作られた。
本紙川上はヤクザではないが非常に共鳴する。
自然界で生きるには、草食動物も肉食動物も雑食動物も生き方の分野はそれぞれだ。植物が茂り過ぎると草食動物、草食動物が増え過ぎると肉食動物、そこに雑食動物の生き方も自然界の一環と捉えれば分かりやすい。
要するに、与えられた命は、どの分野で生きていくのか。家庭環境や性格やらの条件下でヤクザになるか、検事になるか警察官になるか商売人になるか政治家になるかは、人それぞれのドラマがある。
そういうドラマを、本紙川上なりに歳を重ね体験して「山口組は侠道精神に則り国家社会の興隆に貢献せんことを期す」に、共鳴した。
そう、それぞれ生き方の分野で、国家社会の興隆に貢献すればいいのだ。ヤクザは暴力団ヤクザではなく、任侠精神を持ち合せた任侠ヤクザで。
「菱の代紋」をフランチャイズの金儲けの看板とするだけの似非ヤクザは、本紙川上が生みの親でもある「暴力団排除条例」で仕分けしなければならない時代を迎えたのだ。
本紙川上の武道経験は、神道自然流良武会の小西康裕宗家に師事。三代目山口組田岡一雄組長の長男である田岡満氏は慶応大在学中に空手道では神道自然流の同門だ。
また、武道では嵩山少林寺グループの盛力健児会長とは、武道を通じた同郷(香川県)の信頼関係で五代目山口組渡辺芳則組長の提訴だけを取り下げた事があった。
六代目山口組の司忍組長とは機会があれば、お互いに割り勘で昔話を語りながら一献やりたいものだ。
徳島県阿南市長選挙から何を学ぶか③
誹謗中傷・捏造と票買収の選挙戦は公選法違反
本紙川上は25日11時からの徳島市議会を傍聴した後、徳島新聞の朝刊を購入。見出しに、阿南市議会水谷市議の問責可決10万円給付市長を提訴「市政停滞させた」を見つけた。
この10万円給付の票買収は、本紙の6月号で扱った記事ではないか。続けてみよう。
解説〈市長派・反市長派対立深く〉
《…首長に対する訴訟を起こしただけで問責決議がなされるのは珍しい。訴訟提起が市政を停滞させるなどとする今回の決議案の提案理由は説得力に乏しく、反市長派が「筋違いだ」「民主主義に反する」と反発するのも当然だ。
反市長派の不満は大きく、対立はより深まった。
今後、意趣返しのような動きが出てくることも考えられる。議会が混乱すると、しわ寄せは市民が被ることになる。その点を各議員は肝に銘じるべきだろう。》
もっともだ。本紙も同調。
市長選・票買収の公選法違反 阿南市財政調整基金から25億円を悪用
【水谷あゆみ議員に対する問責決議案】《去る9月5日、岩佐市長に25億円の賠償を求める住民訴訟が起こされ、その原告の中に阿南市議会議員である水谷、下川両氏の名も含まれている。(中略)全く理解できないのは水谷氏が、昨年11月の阿南市長選において、岩佐市長と同じく、全市民に現金給付の公約を掲げて立候補した候補者(当時の現職)を応援していたにも関わらず、同様の公約を掲げた岩佐市長についてだけ批判を重ね、ついにはこのように訴訟を起こした点である。》
>岩佐義弘候補は10万円の現金給付を約束(公約)して当選し、市長に就任し後に阿南市財政調整基金から10万円を全戸に給付した。これ「票の買収」疑惑ではないのか。
一方の(当時の現職)表原たつま候補は、金額も入れずに阿南市民に現金給付の公約を掲げて選挙に臨んだ。当時のコロナ対策など市民の状況下からすれば当然の公約だ。
さて、ここまで阿南市議の対立の混乱構造が市民にしわ寄せ悪影響を及ぼすのであれば、法の裁き捜査が必要になるはずだ。
ならば、本紙の6月号から現状をおさらいしてみよう。
〈正々堂々と政策本位の選挙を平和ボケ時の戦い手口は終わった〉
《昨年の令和5年11月19日に行われた市長選挙前に、本紙川上は徳島地検検事正宛に阿南市会議員が画策している余りにも悪質な相手候補者を貶める選挙妨害ネット内容拡散したW(注・渡辺ともこ)市議を徳島地検の西村朗太検事正に告発状を提出した経緯がある。
そのW市議を操る大物県議(注・仁木啓人)の姿も透けて見える状況下、阿南市長選挙対抗馬の候補者までもが票買収工作ともとれる手口で「現金給付の公約」を巧妙に仕掛けた。
これら選挙戦の手口は民主主義国家を揺るがすような悪辣な許し難い戦いではないか。
すでに令和6年2月2日に阿南市の喜多啓吉市議が徳島県阿南警察署に告発状を提出していた。本紙川上はその告発事実を確認し、趣旨にも共鳴するので参戦して告発状を検事総長に提出することにした。なぜなら、これらの手法でこれから日本全国に選挙戦が繰り返されることになれば、日本の劣化が益々深まり、取り返しがつかなくなると懸念を感じるからだ。》
この喜多啓吉市議の徳島県阿南警察署への告発は、渡辺ともこ市議や仁木啓人県議らの供述聴取を終え徳島地検に送致されているとも聞くので期待したい。
なお、本紙川上の告発状からも目を離せない。なにしろ徳島地検検事正に村中孝一氏、警察庁捜査二課長の堺瑞崇氏が徳島県警本部長に就任したのだから。
〈徳島県阿南市・岩佐義弘市長を検事総長に告発〉
【告発状】
最高検察庁検事総長殿
告発人日本タイムズ社
代表取締役川上道大
被告発人岩佐義弘
被告発人は、後記のとおり、
公職選挙法違反(同法第221条1項1号違反)の罪を犯した者なので、捜査の上厳重に処罰願いたく告発します。
【告発事実】
被告発人は、令和5年11月19日行われた阿南市長選挙に立候補して当選したものであるが、
1)令和5年11月12日ころ、選挙公約として「7万市民全員に“現金給付”(おもいやり給付)を断行します。」と記載した選挙ビラを、不特定多数の有権者に対して配布し、
2)令和5年11月14日ころ、阿南市選挙管理委員会作成の阿南市長選挙の選挙公報に「全市民を対象に全世帯に10万円を一律“現金給付”」…
(中略)もって、自らの当選を得る目的をもって、選挙人ら(不特定多数)に対し、財産上の利益の供与の申し込みをしたものである。》
この悪質な巧妙さを放置すれば、日本全国に波及する。
最高検察庁は日本の国益を考えるなら厳正に対処すべきだ。
福岡県川崎町「官製談合疑惑」その3
武田良太氏支援・原口町長側近「地方自治法違反」か?
9月11日、東京都内のホテルの宴会場は朝から大勢の人が詰めかけていた。多くの人が
《武田良太政経セミナー第25回「朝食会」》
という政治資金パーティーを朝から開催していたのだ。実は武田氏、6月にパーティーを予定していた。
しかし、「ネットニュース、AERAdot.の記事で『裏金問題で処分の武田良太元総務相の新たな政治資金パーティー計画を入手』とすっぱ抜かれ、延期に追い込まれた。今回は開催数日前に連絡して、なんとかできました。総裁選スタート前日というタイミングですが、解散総選挙も近くカネがかかる。やるしかなかったという感じです。
当日はすっぱ抜いた記者が、会場に来ていないか冷や冷やでした」
と武田氏の事務所関係者はそう耳打ちしてくれた。
総裁選では、小泉進次郎元環境相を支援していた武田氏。元二階派の事務総長で1926万円の裏金が発覚。自民党から役職停止1年の処分を受けた。
「小泉氏は裏金議員について『反省と説明責任』と総裁選出馬にあたって話している。他にも裏金議員の対応次第では非公認という総裁候補もいる。武田氏のパーティー開催は何ら反省がない証拠」
と自民党の幹部は不満そうに語る。
武田氏は、福岡11区選出だが、おひざ元でも不満が渦巻いていることは日本タイムズでも報じている通り。川崎町の原口正弘町長が公金でパーティー券を買ったことで激しい非難を浴びている。
「武田氏を支援している原口町長とその取り巻きで、また新しい疑惑が浮上しています」
と話すのは、繁永英樹町議。
川崎町議会で問題になったのは、松田孝行町議が実質的にオーナーの松田工業が、億単位で町の発注する公共事業を請け負っているというものだ。
直近では、2023年2月に電気関連工事を落札。
地方自治法には、議員の兼職禁止条項が定められている。
議員が特定の会社の大株主で、公共事業を落札した場合、地方自治法違反に問われた例もある。
川崎町議会では、政治倫理審査会を設置し、松田町議が松田工業から年間で880万円、関連会社の水電舎から420万円の給与を得ていたこと。
松田町議が資本金など3分の1以上を出資していたことが判明し、川崎町政治倫理条例の規定に違反する点があると結論が出されている。
繫永町議によれば、
「松田町議は松田工業の100%株主で、今年4月に親族に譲渡したと聞いている。長く違法状態が続いていた」
と話す。
繫永町議も自身の親族が経営する会社が、町発注の事業を12年間で1億円あまりを受注し、議員辞職勧告決議案を出され、可決された。法的拘束力がないため、現在も町議を辞めていない。政時喜久美町議はこう背景を語る。
「川崎町の公開資料をチェックすると松田工業は、この10年近くで3億円近くの公共事業を落札している。松田町議の場合は、地方自治法違反にもつながりかねない。だが、原口町長のフィクサー、指南役ともされる松田町議。当然、バックには武田氏が見え隠れする。それに恐れをなして、何もいえないのが川崎町の現状だ」
早急な正常化が求められるのだ。
2024年9月
- 目次
- 国滅ぶとも正義は行わるべし 日本の歪んだ背骨を伝家の宝刀で是正
- 日本の背骨は捜査権力 露木長官の告発で国民からの信頼回復を
- 遺族・岡村勲弁護士の執念
- 犯罪被害者支援庁の創設に期待
- 反社が支配の虎ノ門産業ビル⑨
- 虎ノ門産業ビルを地面師らが売却準備中
- 海外からの投資にコンプラ警鐘⑧
- SK白河発電所のコンプライアンス疑惑
- 六本木心臓血管研究所での医療過誤②
- 判断ミスを担当医師が認めても院長ら否定
- 香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その255)
- 30年余りの日本タイムズ既報から真相に迫る
- 警察改革は今がチャンス 六代目山口組は特定危険指定暴力団
- 本紙川上の殺害未遂事件
- 香川県警腐敗警官と若林組の共謀共同正犯
- 本紙川上はマスコミの一般人
- 六代目山口組は特定抗争から特定危険指定に
- 徳島市の新町西地区再開発④
- 株木建設の名義貸しは官製談合疑惑
- 血税使途への住民意識高めよ 「特定JV」代表が株木建設から美土利建設に
- 福岡県川崎町で勃発する「官製談合」その2
- 福岡県警が作成した「上申書」を「無効」とは?
国滅ぶとも正義は行わるべし 日本の歪んだ背骨を伝家の宝刀で是正
強烈な台風10号は日本列島を一撫ぜするように縦断した。
平和ボケした日本に、目を覚ませ、目を覚ませ、と呼びかけるようにゆっくりと北東に進んで行く。
本紙川上からすれば、長年に亘って平和ボケした日本の腐敗構造を洗い流そうとしている天からのメッセージのように感じてならない。
問題が表に出ないのが問題。日本は今、問題がドンドンと表に噴出している。本紙川上も、報道者として日本タイムズという媒体と合法的な告発制度をセットで活用している真っ最中だ。
平成4年1月に「四国タイムズ」の題号で創刊した時の御旗は『郷土香川を愛するが故にあえて苦言を呈す』だった。創刊から30年余りを経た今では、名称変更した「日本タイムズ」で、『祖国日本を愛するが故にあえて苦言を呈す』と、宗像紀夫元検事長の『国滅ぶとも正義は行わるべし』を御旗に掲げている。
国政の目付け役との気概で「我がペンは、ひるまず、おくせず、まっすぐに」だ。
日本の背骨は捜査権力 露木長官の告発で国民からの信頼回復を
日本は民主主義国家を標榜している。まだ未成熟ではあるものの一応、民主主義国家なのである。三権分立が機能するためには報道の役割が大事。要するに、国民が判断するための材料である情報を報道が提供して初めて民主主義国家は成り立つはずだ。
それが現状の日本は、三すくみの例で説明すれば、「蛇と蛙と蛞蝓(なめくじ)」が同居しているのではないか。
本紙川上の体験からすれば、平成9年の家族団欒居間への銃撃、平成12年の家族同乗車輌への鉄パイプ襲撃、平成18年の本紙川上帰宅直後の銃撃などで説明すれば国民も理解しやすいはずだ。
とこが、香川県警腐敗警官と暴力団山口組若林組が癒着して、共謀共同正犯として事件を起こしている事実、それに加えて高松地検の捜査関係者も行政も弁護士も裁判所も構造的な関係立ち位置で事実関係を裁けない状況が、今までだったということだ。
幸いにも本紙川上は、天の助けか殺害されずに未遂で終わった。この貴重な体験は、次世代に健全(民主主義)な日本を引き継いでもらうために役立ててもらうしかないではないか。
本紙川上の出番を促す具体的な事態が訪れた。
それは岸田文雄総理の側近中の側近、元官房副長官・木原誠二妻の前夫安田種雄さん殺害事件だ。この未解決事件と本紙川上の未解決事件とを関連的に紐解いていけば、現状の日本の姿が見えてくる。
安田種雄さん殺害事件と、本紙川上殺害未遂事件は同根なのである。
さて、この二つの事件を本紙川上が扱うことで日本の変革の一石としたい。
本紙で繰り返し掲載したが露木康浩警察庁長官を検事総長に6回目の告発が、8月19日付で東京地検特別捜査部直告班から返戻されたので紹介する。
《貴殿から最高検察庁宛に提出された「告発状」と題する書面(令和6年7月10日付け)及び添付資料については、拝見して検討しました。
告発は、刑罰法規に該当する犯罪事実を捜査機関に申告して犯人の処罰を求めるものですから、犯罪構成要件に該当する具体的な事実を相応の根拠に基づいて特定していただく必要があります。
前記「告発状」と題する書面は、令和6年1月24日付け東地特捜第2063号及び同6月17日付東地特捜2512号により返戻させていただいた書面と同趣旨のものと思われますが、それらの返戻時にお伝えした通り、被告発人とされる露木康浩氏による各行為が国家公務員法100条違反の罪、刑法103条の犯人隠避罪、同法193条の公務員職権乱用罪の各構成要件に該当することを基礎付ける具体的事実が相応の根拠に基づいて記載されているとはいえません。
また、告発状の作成には、刑罰法規について一定程度の理解が必要ですので、弁護士等の法律実務家に相談されることも併せて御検討願います。
以上の点を御検討いただくため、貴殿から提出された前記書面等は返戻いたします。》
ネバーギブアップ、7回目の告発にチャレンジだ。
遺族・岡村勲弁護士の執念
犯罪被害者支援庁の創設に期待
〈妻を殺害された94歳弁護士の執念「生きているうちにやらねば」…〉
《殺害された妻について語る岡村勲さん、
「生きているうちにやらねばならない」。妻を殺害された弁護士の岡村勲さん(94)は、いったん解散した「全国犯罪被害者の会」を昨年再結成し、遺族や被害者への経済的支援の拡充に向けて力を振り絞る。自民党のプロジェクトチーム(PT)が先月、支援策の強化を政府に提言するなど、執念の活動が再び実を結びつつある。(奥村圭吾)
1997年10月、旧山一証券の代理人だった岡村さんは、株の運用に失敗した顧客の男に逆恨みされ、東京都内の自宅で妻の真苗さん=当時(63)=を刺殺された。「妻は私の身代わりになった」と罪悪感にさいなまれた。
当時、被害者側は起訴状や判決文を提供してもらえず、裁判で発言の機会もなかった。「蚊帳の外」で同様に苦しむ遺族らとともに、2000年に「全国犯罪被害者の会(あすの会)」を設立。被害者の権利を明記した犯罪被害者等基本法の創設や、刑事裁判での被害者参加制度の導入などに道筋を付けた。》
本紙川上は、この記事を見つけて日本タイムズの今後の取り組みに執念とも言える気持ちが湧きおこってきた。
だってそうでしょう。
岡村勲弁護士が94歳で犯罪被害者への執念で「生きているうちにやらねば」…と語るのであれば、77歳の本紙川上
でも貴重な経験を活かして次世代の日本のためにお役に立てるはずではないか。
なぜなら、岡村勲弁護士は妻が被害者の遺族の立場、一方の本紙川上は家族共々に暴力団からの襲撃を幾度も受けたが殺害を免れた犯罪被害者としての立場だからだ。
さらに、この記事も加える。
《生命・身体に関わる犯罪の被害者らからなる「新全国犯被害者の会(新あすの会)」は7月21日、東京都内で第2回大会・シンポジウムを開催し、犯罪被害者庁の設立など、被害者支援制度の拡充を訴えた。シンポジウムには小泉進次郎元環境相ら衆院議員も登壇。犯罪被害者庁設立への道のりについて、セッションが行われた。(中略)政府の犯罪被害者等施策推進会議などでの議論を経て、今年6月には犯罪被害者遺族への給付金の最低額が320万円から1060万円に引き上げられるなど、犯罪被害者支援の改善が進められてきた。
しかし、『犯罪被害者庁の設立』や『損害賠償権の買い取り』といった7項目は実現されていない。「犯罪被害者庁」設立等求める遺族らのシンポジウム小泉進次郎氏は「担当大臣」設立を提言》。
被害者の本紙川上は小泉進次郎氏に期待したい。
反社が支配の虎ノ門産業ビル⑨
虎ノ門産業ビルを地面師らが売却準備中
本紙が虎ノ門産業ビルの件で磯会長率いる株式会社信嘉が虎ノ門産業ビルの売却に向けて売却先を模索しているという情報が入りました。
仮に売買契約を行っても手付金は受領できますが、残代金決済は難しいのを承知で動いているようです。
まるで、今話題のドラマ「地面師たち」を彷彿させるメンバー構成です。
磯会長を中心に株式会社信嘉の元専務西川氏が交渉役、売却までのスキーム作成を鈴木弁護士に依頼し、虎ノ門産業ビルの代表取締役に就任させ、ビルオーナーの代理人とし、鈴木弁護士の監視兼弁護士事務所の事務局長として西川氏を配置し、ビルの管理から家賃収納迄を行っていました。
ビルを乗っ取ろうと画策していた荒木氏、稲田氏やニンベン師の石井(山森)氏等は安田弁護士に排除させ虎ノ門産業ビルを手中に治めました。
ドラマ「地面師たち」との違いはビルオーナーに弁護士を選任させる事によるなりすましが要らない事、ビルオーナーを篭絡する事で弁護士に全てを任せてしまう事等、かなり手の込んだスキームですが、これらは磯会長及び西川氏が作り上げて来たスキームです。
実際に赤坂の上田浩司氏の物件でリハーサルを行い、問題無い事の確認をした上での犯罪行為なので慎重に計画を練り実行して来たのではないでしょうか。
磯会長率いる株式会社信嘉及び鈴木淳二弁護士、事務局長西川氏は過去に上田浩司氏のビルを売却した事に味をしめて、今回も警察には逮捕されない、又は違法性が無いとうそぶいています。
磯会長は株式会社ライブライブと株式会社瑞鳳に年内中に10億円を返済しなければならないため、必死になって売却先を探していますが、売却先が契約時に全額決済出来ない限り逃げ切る事は不可能でしょう。
又は、磯会長の手付金詐欺の手法で企業から手付金を騙し取ろうとしているのか判りませんが、過去にも行っている手口です。
実際に株式会社信嘉の磯会長が暗躍しているビルに買い手が付くのでしょうか。
まともな企業では手が出せない物件で、このままでは物件が塩漬けになります。
株式会社信嘉は虎ノ門産業ビルのオーナーである上田浩司氏、一夫氏に主導権を戻し、株式会社信嘉は関係なくオーナーが委任した弁護士に売買をさせるべきであるが、「地面師」や「事件屋」とも言われて来た磯会長のプライドがそうさせないのか不明ですが、ドラマ「地面師たち」を地で行くクライムストーリーです。
また、磯会長が住吉会花田会と関係が深いとも聞いています。このような事になり、花田会にも飛び火しないのでしょうか。昨今、警察の暴力団に対する、捜査厳しい中このような事件で花田会の関与が疑われる事はないのでしょうか。
磯会長は一切関係無いと答えるでしょうが、株式会社信嘉の代表取締役が山城氏で有る以上関係性を疑われても仕方が無い状況です。
磯会長は虎ノ門産業ビルが売れたら、上田浩司氏、一夫氏に20億円を支払い残金は信嘉グループが取る算段をしているとも言われています。
琉球キャピタルの新井社長に20億円の売買契約を行った事を理由にこのような計画を練っていたのです。
上田浩司氏の面倒を下谷のビルで見ていた富田氏はさぞ無念な思いをしているのでしょう。
上田浩司氏、一夫氏から見たら会社を乗っ取ろうとした連中から守ってくれて「地面師」「事件屋」を弁護士に排除させた磯会長は感謝出来る存在だと誤信してもしょうが無い存在なのでしょう。
肝心の磯会長がビル乗っ取りの主犯である事にも気付かず、感謝をしている上田浩司氏、一夫氏が哀れです。
(文責:筆者・伊藤洋)
海外からの投資にコンプラ警鐘⑧
SK白河発電所のコンプライアンス疑惑
オブトンジャパン合同会社に土地を貸している地権者は、元々は株式会社SK白河ゴルフ倶楽部が、平成26年5月9日にESNPV1合同会社と地上権設定契約書を締結し、発電所の申請を行いました。
ところが、発電所開業直前で株式会社SK白河発電所代表取締役田中成三氏から株式会社Sシステムの坂本政治氏に契約当事者が変更になっているにも関わらず、以前の契約書のままで行われたのではないかと推測されます。
田中成三氏と坂本政治氏は親戚で有ります。
以前にも本紙上で書いた通り、坂本政治氏は元反社会勢力に所属していた人物であり、金融取引上はオブトンジャパン合同会社が取引出来ない会社なのであります。
以前のオーナーである、ESNPV1合同会社からオブトンジャパン合同会社が譲渡された際にコンプライアンスチェックに漏れたか、ESNPV1合同会社が説明をしていなかった可能性が有ります。
許可を申請する際の数々のトラブルを発電所のオペレーション会社であるNC電源株式会社の大山氏、星野氏、ESNPV1合同会社の粟国氏からオブトンジャパン合同会社は正確な報告を受けてないのではないかと云う疑念が湧いて来ます。
何故なら、オブトンジャパン合同会社のような世界的大企業がそれもファンドを利用し、SK白河発電所を購入しているので、全てを正確に報告されていれば購入する事も無く、元反社会勢力の所属する人物が代表取締役をしている会社に毎年1,400万円もの地代を支払う事も有りません。
なぜなら、金融取引上はコンプライアンスに抵触するからです。
また、SK白河発電所は、元々発電所のメンテナンス作業を行うための道路が設置されていたが、台風の影響でこの道路が崩れ使用出来なくなりました。
そうなると、SK白河発電所のメンテナンス作業をする為には、M・パワー101合同会社の土地を通らないと車による移動が出来ない為、メンテナンス業務に支障が出るのです。
以前から本紙上で書いてある通り、M・パワー101合同会社の土地に無断で入れないように鉄柵と施錠をしていましたが、これが何者かに壊され新たに別の鍵で施錠されているのです。
現在、SK白河発電所のメンテナンスは誰がどうような形で行っているのでしょうか。
(文責:筆者・伊藤洋)
六本木心臓血管研究所での医療過誤②
判断ミスを担当医師が認めても院長ら否定
今回の医療過誤は動脈を誤って穿刺した事に加え、病院側のアフターフォロー体制が整っていない事で、健康で五体満足な患者の右足を麻痺させてしまった。
出血後のCT検査も遅れ、止血も圧迫止血という的外れの方法ですぐに出血を止められず、MRI設備が無い為、すぐに止血ポイントの特定が出来なかった。
顔面蒼白、意識朦朧、血圧70台、無呼吸も発生していた。
妻と娘が懇願しても、血液検査をすることも無く、ICUに移して貰えず一晩中放置された。
コイルによる止血は翌朝9時半に行われ、動脈穿刺から25時間も過ぎていた。
その結果1㍑以上の大量出血が起こり、2日から3日は多臓器不全に陥った。
直径12㎝以上の巨大血種が後腹膜にでき、骨盤や右足神経を圧迫して右足神経麻痺及び右足首を動かす事が出来ず、歩行にはL字型装具が必要になる。
右足はピリピリ痺れて痛くプレガバリン等の痺れ止め、痛み止めを服用し続けている。
前日、16時にCTスキャンで出血確認された時に、このコイルによる止血をしていたら、1㍑にも及ぶ出血も無かったし、右足の麻痺も無く歩行困難にもならなかった。
この件で担当医師のB氏は、医療ミスを認めたが、病院長が医療ミスでは無いとの見解を家族に伝えるが、内出血を軽く見た為の処置の遅れが原因で大きな血種が出来、神経を圧迫した事から右足麻痺に至る。
今回は、血管を傷付け内出血を確認していたにも関わらず、すぐに止血をせずにいた為に、一時多臓器不全になり治療をして頂きましたが、後遺症で胆嚢炎や肝臓に影響が出ています。
(文責:筆者・伊藤洋)
香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その255)
30年余りの日本タイムズ既報から真相に迫る
令和(2024)6年9月を迎えた。日本タイムズの連載記事は確実に日本の熟成を促している。香川県の渡辺光夫弁護士から本紙川上は名誉棄損で高松地検に刑事告訴され、高松地裁で懲役1年6ヶ月執行猶予5年の刑を言い渡されたことがあった。
その法廷で本紙川上は、「日本を変えるために先陣を切る」と証言し、裁判記録は63頁にも及んだ。
その時の証言は、今も変わることなく本気なのである。
幸い、本紙川上の取り組んできた痕跡は32年余りにもなるので日本タイムズ(四国タイムズ)のバックナンバーから確認してもらいたいものだ。
今(9)月20日には国と香川県を東京地裁に訴えた国賠訴訟の4回目公判前整理手続きがある。これが終われば、いよいよ法廷での公判が始まるのではないかと楽しみにしている。なにしろ、本紙川上が高松地裁で証言した「日本を変えるために先陣を切る」が具体的な場面に移行するからだ。それには、公証役場で確定日付を打った意味を持つ本紙既報を押さえてみよう。
まず、平成18年6月号の、
〈香川県警の捜査放棄と冤罪捜査(その38)「共謀罪」の早期成立で香川県警の刷新を〉から。六代目山口組が平成18年3月7日に本紙川上を銃撃した日から3ヵ月後の記事を引用する。
警察改革は今がチャンス 六代目山口組は特定危険指定暴力団
《時代は確実に移り変わってきている。
新たな法律誕生の切っ掛け事件にもいろいろあるが、本紙川上が関わった事件ほど分かりやすく適用に値するものはない。
その法律の名は「共謀罪」。
山口組二代目若林組の組員が、本紙川上のような報道に携わる一般人を、無軌道に襲撃すればするほどより一層厳しい法律が誕生する機運が盛り上がるのである。
子分が親分の首を絞めるという構図が明確に浮かび上がるではないか。
山口組二代目若林組から襲撃された本紙の記事が、客観性を欠かないために6月5日号の週刊大衆を引用する。
…この共謀罪の内容については、司忍六代目と桑田兼吉・元三代目山健組組長に対する銃刀法違反事件の裁判で、最高裁の「黙示の共謀」による「共謀共同正犯」の認定という形で、先行されている。
直接に指示や命令がなくとも、目配せでも共謀罪は成立すると解釈されているのだ。
…いずれにせよ、山口組に対する当局の締め付けは、ますます厳しくなっている。もし、共謀罪が成立すれば、山口組にとっては、まさに、〝暗黒の時代〟となりそうだ。
これらの記事から分析すれば、山口組の代紋を悪用するだけで、任侠道ヤクザから大きく逸脱した若林組広沢らのような似非ヤクザが、結局、任侠道ヤクザを目指す山口組の最高幹部の首を絞めていることになりはしないだろうか。
これからは、公務員だろうが、どんな業種であろうが、もちろんヤクザ社会であっても「数より質」の時代に移行すべきである。》
これ、18年前の記事だ。
『本紙川上のような報道に携わる一般人を、無軌道に襲撃すればするほどより一層厳しい法律が誕生する』と18年前に掲載しているではないか。
兎に角、六代目山口組には危機管理意識がない。
だってそうでしょう。
六代目山口組は今、暴力団同士の抗争では「特定抗争指定暴力団だが、本紙川上は暴力団ではない一般人で、おまけがついて報道に携わる一般人だ。その本紙川上を香川県警腐敗警官と共謀共同正犯関係の六代目山口組事務局長の組員森裕之が殺害するために帰宅直後に銃撃するとは、任侠道ヤクザではないではないか。
平成16年には本紙川上が二代目若林組篠原組長らと共に五代目山口組渡辺義則組長を神戸地裁に使用者責任を問う裁判を起こした時に、盛力健児会長との交渉で五代目渡辺組長だけの提訴を取り下げた。
その取り下げ条件は、若林組と香川県警腐敗警官との共謀での襲撃事実を明らかにする裁判中は「本紙川上には危害を加えない」という約束だった。その山口組との約束を六代目山口組が破って本紙川上の殺害計画を実行に移した。
六代目山口組の決定的な判断ミスは、盛力健児会長の六代目山口組の除籍であることは間違いない。
六代目山口組は、
『特定危険指定暴力団』の認定を受けるべきだ。
本紙川上の殺害未遂事件
香川県警腐敗警官と若林組の共謀共同正犯
ここ、香川県警の篠原邦雄と六代目山口組篠原重則事務局長とが共謀共同正犯で本紙川上の殺害計画を森裕之に実行させた決定的な記事箇所だ。
18年前の本紙(平成18年6月号)記事を、ジックリと確認してほしい。
腐敗警官が地団駄を踏んだ
「なぜ川上を抱いて撃たなかったのか」
この4月から、さぬき署・暴力担当主任に就任した篠原邦雄巡査部長の情報である。
それによると、
「二代目も大きな下手を打ったもんや、犯人森裕之も最初から殺る気がなかったんや、しかたなくやったんやろ。あんな至近距離で命を取ることができなかったのは完全に腰が引けてる証拠や。ほんとに殺る気があるのなら、あの時、あたりは暗かったのだから、道を聞く振りをして、相手の体を抱いて、腹に2、3発ぶち込んで殺ってしまっていたら死人に口なしでワシらも助かったんや…」「これで二代目も終わりやろう、取り返しの付かない大きな下手を打ってしもうたからな。どんなケジメをつけても通るもんではないやろ」と、現職警官の篠原が酒に酔って喋ったそうな。
本紙川上はマスコミの一般人
六代目山口組は特定抗争から特定危険指定に
当時の本紙バックナンバーを読み返すが、未解決の真相解明を願って記事化したのを懐かしく思い出した。
今となっては、国賠訴訟を東京地裁に提訴しているので当時の記事を再掲載して裁判官や捜査関係者に未解決事件を解決してもらいたいものだ。
平成18年6月号本紙を引用。
《六代目山口組司忍組長にお願いがあります。
国の根本的な危機に面した時は、敵も味方もないはずです。日本の背骨である公務員が腐れば国はなくなります。
テロや戦争がないからヤクザ稼業も成り立つのではないでしょうか。
戦後の混乱期、三代目山口組田岡一雄組長は、神戸の水上警察署の一日署長を務めて治安維持で警察に協力したと聞いたことがあります。
ここ一番という時には、警察もヤクザも協力して国を守らなければならない、ということではないでしょうか。
本紙川上は、今、命を落とすわけにはいきません。お察し頂ければ幸いです。
一面識もない者の、身勝手なお願いをお許しください。
六代目山口組
司忍組長様
平成18年6月4日
四国タイムズ川上道大
殺害して刑5年の怪
平成9年11月29日の自宅への発砲、平成12年1月19日の家族同乗車への鉄パイプ襲撃、これらの事件はすべて未解決である。
この未解決事件の真相が、使用者責任を問うという本紙川上の提訴で明らかになろうとした矢先、今回の六代目山口組二代目若林組組長の秘書兼ボディガード森裕之によって、本紙川上殺害の計画が実行に移されたのである。
実行犯の森裕之は、二代目若林組のナンバー2である森隆若頭が運営する空手道場の師範役でもあり、篠原重則組長の側近中の側近でもある。
なぜ、本紙川上殺害の実行犯に、この32歳の森裕之が選ばれたのか、西春日に妻子までを残して。
それは、行き詰まった腐敗OB警官(愛媛の組)に二代目若林組が迫られ、森裕之にお鉢が廻ってきたのではないだろうか。実行犯・森はババを引いたということなのか。
腐敗警官が描いた「筋書き」はこうだ。
実行犯の森は、川上が拳銃を撃とうとしたので、もみ合いになり、その川上の拳銃をもぎ取って撃って殺した。
すなわち実行犯の森は、正当防衛なので刑5年で済ます。
ところが、この殺害の失敗が、腐敗警官の予定した歯車を大きく狂わせたのである。
それは、犯行後、本来出頭すべき高松北署を避け、打ち合わせ通り腐敗警官が待機していた「さぬき署」管轄の庵治交番に出頭した。ところが、それは、予定通り殺害を遂行した場合の行動で、未遂の想定ではなかったのである。》
徳島市の新町西地区再開発④
株木建設の名義貸しは官製談合疑惑
本紙川上は、徳島県阿南市の渡辺とも子市議のネット悪用「誹謗中傷の捏造」公選法違反容疑を徳島地検検事正に告発し「現金給付の票買収」も紙面化、それに徳島市の新町西地区再開発の公的資金投入の疑惑についても真相解明を求めて連載してきた。
その影響が出始めたのか、
内藤佐和子市長が1期だけの市長職を任期満了に伴って4月17日に退任した。この二期目の市長選不出馬は何を意味するのか?謎ではないか。
また、財務省主計局調査課財政調査官の渡辺毅氏が令和5年7月3日に徳島市の財政部長に就任し、1年余りの令和6年8月24日付で徳島市財政部長を退職して財務省主計局に復帰した。
徳島市の新町西地区再開発には市の予算が20憶、国からは40億ほど公的資金60億が投入されていたのだ。
内藤佐和子徳島市長時代、財務省主計局から渡辺毅財政部長を迎え、解体工事などを茨城県の株木建設に元請負いを随意契約させるとは余りにも平和ボケした大胆不敵過ぎるのではないか。
ここは徳島県民のためにも捜査権力活躍が出番だ。
血税使途への住民意識高めよ 「特定JV」代表が株木建設から美土利建設に
新町西地区市街地再開発組合に徳島市や国の公的資金を投入さえれば、公共事業の扱いではなく、民間事業の扱いとして(裏金作り)一部関係者の懐に入りやすい。
なるほど、行政の手が届かない仕組みを整えてから巧妙にカネを握る。このスキームを考え出せるのは、徳島市政を牛耳るだけの影響力を持ち合せてなければ描けないはずだ。
本紙川上の30年余りの経験則からすれば、徳島市の重鎮・岡孝治市議しか該当者は見当たらない。
本紙川上は元請け業者の株木建設に照準を合わせて、東京のJR目白駅近くの株木建設東京本社の鈴木社長に何度も取材を申し込むが名刺交換さえできなかった。本紙のバックナンバーから確認してもらいたいが、鈴木氏は茨城の株木建設オーナーが社長の水戸に引き戻されたようだ。
ならば仕方がない、株木建設のオーナー・株木康吉社長に取材対象を移す。
本紙の先(8)月号には、株木康吉社長の2023年8月29日付の挨拶文を掲載した。
〈……社会や技術の急速な変化を恐れることなくそれぞれの時代に即して変化を楽しみ、安全第一を旨としてワイワイガヤガヤと風通しをよくして『日本一の現場力』を探求し、全社一丸となって企業価値の更なる向上を目指してまいります。〉
本紙川上が気になるのは、
①令和5年7月3日付で財務省主計局から渡辺毅財政調査官が徳島市の財政部長のポストで出向(※国から40億円ほどが徳島市に投入)。
②令和5年8月29日付の株木康吉社長の挨拶文。
③令和6年3月8日に株木建設が新町西地区再開発のA工区で随意契約締結。
④令和6年4月7日投開票の徳島市長選挙に現職の内藤佐和子市長は不出馬。
⑤令和6年8月24日付で①の渡辺毅財務部長が徳島市を退職して財務省の主計局に復帰した。
本紙川上からすれば、国の財務省の主計局に籍を置く渡辺毅氏が、徳島市の財政部長になぜ出向しなければならないのか?との疑念が湧く。国から40億円ほどの公的資金が徳島市に投入された理由を知りたくなるのは必然だ。
さて、その素朴な疑念に応えてくれそうな記事を令和6年8月29日付徳島新聞に見つけた。引用して紹介する。
〈新町西再開発住宅商業棟再入札へ資材高騰で契約交渉不調〉
《徳島市の新町西地区再開発事業を行う新町西地区市街地再開発組合が、住宅商業棟を中心とする区域の工事について特定建設工事共同企業体(特定JV)と進めていた随意契約の交渉がまとまらなかった。再開発組合は事業計画を変更して入札をやり直す。28日開かれた市議会まちづくり対策特別委員会で市が明らかにした。》これ、リード文。
さらに続ける。
〈業者選定巡り疑問の声〉
《…ホテル棟や「川の駅」を整備する「A工区」の工事は、美土利建設工業などで構成する特定JVが入札したが、川の駅の関連工事を含めておらず成立しなかった。》
あれ、「特定JV」は株木建設が代表の美土利建設工業枠ではなかったのか?
解体工事では元請代表が株木建設、ホテル棟建設では美土利建設工業が元請代表とは、株木建設が捜査を恐れて逃げたとしか推測できない。
こりゃダメだは、捜査権力が徳島県を改革するしかない。
福岡県川崎町で勃発する「官製談合」その2
福岡県警が作成した「上申書」を「無効」とは?
日本タイムズ8月号で、詳報した、福岡県川崎町の「官製談合」疑惑。
地元のH社が、原口正弘町長と“結託”して3400万円あまりの工事を談合の末、落札したという内容だ。
それについて町議会で質問をした政時喜久美町議に対して、原口町長は「名誉棄損」だとして、川崎町として刑事告発する予算、80万円を8月の町議会で議決した。
日本タイムズで報じているように、政時町議の質問は、
H社の実質的経営者、元町議のH氏が、《原口正弘町長と、町長室にて官製談合を行い、私と町長の希望する業者を選び(中略)町長と私の実子が実質的に経営するH社が高額談合にて落札》と書いた「上申書」をもとに、6月の町議会で質問しているものだ。
「証拠に基づいた質問で、刑事告発を川崎町としてやるのは憲法に規定された言論、政治的な自由に反するもの。特定の議員に圧力をかけ、口封じして反対意見を抹殺するものだ。また、川崎町が弁護士費用80万円を出すというのも税金の無駄です」
と政時町議は憤慨する。
これまで本紙・川上は山のように刑事告発をしてきた。安倍晋三元首相の疑惑を追及するため、森友学園事件について刑事告発。結果として、籠池泰典氏と諄子氏の詐欺容疑が実刑判決となった。
本紙・川上は弁護士を入れずに刑事告発し、立件されているのだ。
政時町議の名誉棄損という容疑は町議会での発言であり、告発状の作成にはさほど専門性は必要がないと本紙・川上は考える。
反対に、政時町議の発言があった6月の町議会で、樋口秀隆町議はそれまで匿名となっていたH氏ついて、
「(上申書)これは以前に出したこの原さんが出したもの、
2月6日以降に本人、原節雄さんが」と実名をあげているのだ。これこそが名誉棄損ではないのか?
そして、論議された上申書、政時町議は今年2月6日付のものを町議会に示した。
樋口町議はH氏が2月14日に原口町長へ「官製談合はない」という上申書を出したので2月6日付は「無効」になったと主張したのだ。
その考えでいけば、2月6日付上申書は2月14日までは「有効な」もとなる。
官製談合という、H氏自身も罪に問われかねない重いもの。上申書で自白するというのは、よほどの決意があったものと思慮される。
H氏は「官製談合」を自白し、1週間以上もそれを維持していたことになる。この間に福岡県警が捜査に着手していれば、原口町長も重大局面を迎えることになったはずだ。
官製談合の追求を続けている繁永英樹町議は,
「2月6日、H氏から連絡があり、自宅に行きました。その場でH氏は上申書にサインをしています。実は昨年10月に福岡県捜査2課の班長がH氏に事情を聞いて、下書きを作った。そこにH氏が追記してサインをしたのです。
H氏はサインする前に、政時町議に依頼して紹介してもらった、M弁護士に何度も相談して、納得をしていた。昨年10月、今年2月とH氏が上申書について私や政時町議に相談後、原口町長と会談していたことを確認しています。
それからほどなく、H氏と関係が深い会社が公共工事を落札していることに私は変だなと思っています」
と話し、2月6日付上申書は高度な信用性があったという。福岡県警が「下書き」した上申書を「無効」と川崎町は主張するのだ。
原口町長の遵法精神に欠けることは、本紙・川上が8月号で書いたように川崎町を地盤とする、衆院福岡11区選出、武田良太元総務相の政治資金パーティー出席のため、公費支出していたことでもはっきりしている。
政時町議に追及されると原口町長は「事実です」と認め
「いろんな法令、裁判経過を見てこれを出したことは、法令に違反することではない」
と答弁している。しかし、国会議員のパーティー券を公費で購入することは、大阪高裁で行政の中立性を阻害するとして「違法」とされた判例がある。
そして、武田氏は二階派に所属し事務総長として「裏金」づくりに手腕を発揮したことで、1年間、自民党の役職停止の処分となっている。処分後、開催を予定していた政治資金パーティーは中止に追い込まれた。裏金を主導した人物のパーティー券を公費で買っている原口町長こそ、問題ではないのかと本紙・川上は考えるのだ。
(以下・次号)